大阪府大阪市港区でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

大阪市港区 てどんなところ？？

大阪府大阪市港区は、大阪市の西端部、南北ではほぼ中央に位置する区です。区域は東西にやや長く、北側の境界が安治川（あじがわ）に、南側の境界が尻無川（しりなしがわ）にあたります。西側は大阪湾に面しており、三十間堀川（さんじっけんほりかわ）や天保山運河（てんぽうざんうんが）などと、埋立地である大阪港（築港）が存在します。
港区の区域は、古くは淀川河口の低湿な三角州で、難波八十島（なにわのやそしま）と形容された無数の小島の一画にあたりました。江戸時代に入ると、商人の河村瑞賢が安治川を開削し、市岡新田をはじめ、大規模な新田開発が進められます。
明治維新以降、1897年（明治30年）の大阪市第一次市域拡張によって、当時の天保町や新田など、現在の区域が大阪市へ編入され、西区に所属します。当時より大阪の海の玄関口としての役割があり、また同年、天保山周辺にて大阪港第一次修築工事で、海に面した新港湾の造成などもはじまります。工事は昭和初期に完成し、港の周辺や、港へ伸びる築港大道路（現在のみなと通）および大阪市電築港線沿線は新興の市街地、工業地帯として栄え、遊園地の市岡パラダイス、大阪市立運動場など多くのレジャー施設も造られています。
現在の港区は、1925年（大正14年）の大阪市第二次市域拡張によって、当時の西区の一部と、北区の安治川以南が分離され、新設されたものです。当時の港区は現在の大正区と、西区の一部も含んでいましたが、1932年（昭和7年）には大正区を分離し、1943年（昭和18年）に西区との区境を境川運河に変更して、今日の区域となりました。ちなみに同じ区名の「港区」は大阪市の他に、東京都および愛知県名古屋市にも存在します。
また港区は新設以来、大阪市でもっとも人口が多い区でしたが、1945年（昭和20年）3月と6月の大阪大空襲によって壊滅的被害を受け、一時は人口が激減しています。その後、1947年（昭和22年）に大阪港修築10ヶ年工事がはじまり、安治川の河口南岸が拡幅され、その土砂で区内全体に盛り土を行うなどして、本格的な復興が進みます。
現在の港区は、大阪港としての中枢機能は、区内の築港から住之江区の南港（咲洲）などに移っていますが、1990年代以降、大阪におけるウォーターフロント開発の先駆けとして、築港に天保山ハーバービレッジがオープン、海沿いのレジャー地域として栄えています、
地名にもなっている天保山（てんぽうざん）は、人工的に土を積み上げて造られた築山で、標高は4.53メートルです。かつては日本一低い山とされていましたが、2014年（平成26年）4月9日の国土地理院の調査により、宮城県仙台市の日和山（ひよりやま）の標高が、震災の影響で6メートルから3メートルに変化したことにより、現在は日本で2番目に低い山となっています。また天保山は、聖天山、御勝山、帝塚山、茶臼山と並ぶ大阪五低山の1座ともされています。
江戸時代の1831年（天保2年）から約2年間、洪水の防止と大型船を乗り入れやすくするために、安治川で「天保の大川浚」と呼ばれる浚渫工事が行われました。工事自体がお祭り騒ぎのようだったと伝えられるこの工事で浚えられた土砂を安治川河口に積み上げ、できた当時は約20メートルの高さだった築山が、現在の天保山です。この山は安治川入港の目印として造られたため、当初は目印山、目標山（めじるしやま）と名づけられましたが、のちに築かれた際の元号から天保山と呼ばれるようになります。
その後、幕末から明治にかけては天保山に砲台や灯台が造られ、土砂を採取したため、7.2メートルの高さになります。さらに昭和の高度経済成長期以降、地下水の汲み上げによって天保山周辺の地盤沈下が起こり、徐々に標高が低下。現在の高さになります。現在、天保山の周辺は天保山公園として整備され、花見の名所としても知られています。
天保山公園のすぐ近くにある総合アミューズメント施設、天保山ハーバービレッジには、高さ112.5メートル、直径は100メートルで、一時は世界最大であった天保山大観覧車。水族館である海遊館。出版社、芳文社の、きらら系漫画作品を集めた「まんがタイムきらら展」や、「ひだまりスケッチ」などの作品で知られる漫画家、蒼木うめさんの展覧会なども行われた大阪文化館・天保山。また天保山マーケットプレースや遊覧船ターミナル、マーメイド広場、大阪港中央突堤臨港緑地や宿泊施設などが集まり、観光地としても人気を集めています。
また築港赤レンガ倉庫は、1923年（大正12年）10月に住友倉庫により建設された倉庫群で、現在は歴史的建造物です。1935年（昭和10年）に造られた天満屋ビルは、当時の築港の面影を現代に伝えるモダンなデザインであり、本来は3階建てながら、建造後、水害対策の盛り土工事によって町全体が2メートルほど高くなったため、現在では一階部分が半地下のように埋まっている状態になっています。
築港から、みなと通りを通って東側に行くと、昔ながらの店舗が並び、大阪下町の雰囲気を漂わせる八幡屋商店街や、大阪プール、大阪市中央体育館などがある八幡屋公園が見られます。他にも区内には入船公園、湊晴東公園、池島公園、三先公園、港南公園、市岡グラウンド、市岡浜公園、市岡中央公園、磯路中央公園、市岡元町公園、南市岡西公園、南市岡公園、境川児童遊園、夕凪公園、東田中公園、石田公園、弁天公園、弁天西公園、弁天東公園、磯路中央公園、市岡元町公園、弁天埠頭緑地、弁天埠頭公園、波除公園、抱月公園、抱月小公園などの公園があります。
区の東部には、区内の中心駅であるJR弁天町駅があり、周辺は商業地、ビジネス街になっています。付近にあるOSAKA BAY TOWER（オオサカベイタワー）は200メートルの高さを持つ高層ビルで、かつてはORC200（オーク200）の名称で親しまれ、定期的に古書市などのイベントも行われていました。他にも周辺には市岡元町商店街、繁栄商店街などの商店街が見られます。

大阪市港区 の場所

大阪府大阪市港区は、大阪市の西端部、南北ではほぼ中央に位置し、大阪湾に面する区です。区域の北側は安治川をへだてて大阪市此花区に、東側を西区に、南側は尻無川をへだてて大正区に接しています。また西部は大阪湾に面している他、海をへだてて住之江区にも面しています。
大阪市港区は、市内でも海に面した区のひとつであり、湾岸部はかつて大阪の中心的な湾港でした。現在でも湾岸部には天保山ハーバービレッジや天保山公園などのレジャー施設が集まっている他、歴史のあるレンガ製の建造物なども見られます。湾岸部から東側は住宅地、商業地などが入り混じり、大阪下町の雰囲気を残す商店街なども見られます。区内の駅前には市街地が形成されている他、海や河川に面している地域や、公園も多い区です。総じて中央区や浪速区など市内の都心部にも近いため利便性も高く、区内の多くは閑静な住宅街ながら、海沿いのレジャー施設も存在することから、環境もよく非常に暮らしやすい区であるといえます。
港区を含む大阪市の市章は、線で描かれた、上を向いた矢印の先端に逆三角形を乗せたような模様のものです。これは水都である大阪らしく、水路の標識である澪標（みおつくし）を表したものです。制定されたのは1894年（明治27年）4月12日ですが、江戸期の天保時代にはすでに使われていた記号になります。
港区の花はヒマワリ（向日葵）とサクラ（桜）です。これら区の花は1988年（昭和63年）10月18日に制定されました。
ヒマワリはキク科の一年草で、俳諧では夏の季語にもなっている、夏を代表する花のひとつです。北アメリカ原産であるヒマワリには、ニチリンソウ（日輪草）、ヒグルマ（日車）、ヒグルマソウ（日車草）、ヒマワリソウ（日回り草）、サンフラワー（英:Sunflower）、フランス語のソレイユなどの別名があり、観賞用だけではなく食用や油の材料としても広く栽培されています。またヒマワリをタイトルにした小説には、道尾秀介さん「向日葵の咲かない夏」や、友井羊さん「向日葵ちゃん追跡する」などがあります。ヒマワリは太陽へまっすぐ伸びる姿が発展する港区のイメージにふさわしいことから、区の花に選ばれました。
サクラはバラ科モモ亜科スモモ属、またはサクラ属の落葉樹の総称です。サクラは有史以前の地質時代、日本列島が形成された時期に、自然に芽生えたものだとされています。その点は化石の発見からも立証されています。古くからサクラは日本を象徴する花とされ、日本最古の歌集「万葉集」にもサクラを詠んだ歌が43首も集録されています。また「古事記」「日本書紀」に登場する木花咲耶姫（このはなさくやひめ）はサクラの化身といわれています。そして現在でも、サクラは春の行事である花見などで、日本人に愛されている花です。またサクラの果実はサクランボ、桜桃、チェリーなどと呼ばれ、食用にされています。日本では塩や梅酢に漬けた花も、桜餅の素材などになっています。サクラは世界的にもなじみの深い日本の代表的な花であることから、区の花に選ばれました。
ちなみに大阪市の木は港区の花と同じサクラ、市の花はパンジーです。これらの市のシンボルは、1987年（昭和62年）に市民からの公募を元にして制定されたものです。
パンジーはスミレ科スミレ属の小型の園芸植物の一種です。スミレ（菫）またはサンシキスミレ（三色菫）から分化したものと考えられていますが、それに似た野生のスミレ属の花や、花の形が似たまったく無関係の植物をパンジーと呼ぶこともあります。また小型のパンジーをビオラとも呼びますが、学名の「ビオラ（ヴィオラ）」はスミレ属のことになります。
パンジーは、わずかに重なった2枚の上側の花弁と、2枚の脇の花弁、下側3枚の花弁が結合するヒゲ、およびわずかな切れ込みを持つ1枚の下側の花弁から成り立っており、さまざまな園芸種があります。花の色も園芸種ごとに黄金、オレンジ、赤、紫、青紫、白青、スミレ色、黒（濃青）、また複数色の混合など、多彩になっています。
パンシーの名前は、花が人間の顔に似ていて、8月には思索に耽るかのように前に傾くところからフランス語の「思想」を意味する「パンセ（pensée）」にちなんで名づけられました。その由来のために、パンジーは長い間、自由思想のシンボルにもなっています。
港区のキャラクターは「みなりん」です。みなりんは2008年（平成20年）に区の花、ヒマワリの制定20周年を記念して、公募によって集まった作品から選ばれたキャラクターです。その後、2013年（平成25年）6月1日に5歳の誕生日を記念して、港区のキャラクターに就任しています。みなりんはヒマワリの花が顔になり、周囲の花びらには「MINATOKU」の文字が入っています。身体と手足は緑色の茎になっています。みなりんの誕生日は、公募作品の中から区民まつりの投票で選ばれた2008年8月2日です。性別は不明で、好きなものはお日様。趣味はひなたぼっこで、特技は子供たちとすぐ仲良しになれること。友達はミツバチさんだそうです。

大阪市港区 の鉄道路線

西日本旅客鉄道（JR西日本）
大阪環状線
・弁天町駅

大阪市高速電気軌道（Osaka Metro）
中央線
・大阪港駅
・朝潮橋駅
・弁天町駅

大阪市港区のバス路線
一般路線バス
・大阪シティバス
・南海バス（堺南港線）
空港リムジンバス
・関西空港交通
・阪神バス
・近鉄バス
・南海バス
高速バス
・日本交通（山陰特急バス）

大阪市港区 の主要道路

都市高速
・阪神高速道路
（4号湾岸線：天保山出入口）
（5号湾岸線：天保山出入口、天保山大橋、港大橋）
（16号大阪港線：波除出入口‐朝潮橋パーキングエリア‐天保山出入口）
（17号西大阪線：弁天町出入口‐弁天町ミニパーキングエリア‐安治川出入口）
元有料道路
・大阪港咲洲トンネル
一般国道
・みなと通（港区役所付近より東を眺める）
・国道43号
・みなと通（国道172号）
主要地方道
・中央大通
一般府道
・海岸通・なみはや大橋（大阪府道5号大阪港八尾線）

大阪市港区の公営渡船
安治川
・天保山渡（港区築港三丁目‐此花区桜島三丁目）
尻無川
・甚兵衛渡（大正区泉尾七丁目‐港区福崎一丁目）

大阪市港区 出身の芸能人

大阪府大阪市港区出身の著名人には、黒澤明監督の「羅生門」や衣笠貞之助監督の「地獄門」など、数多くの映画に出演した昭和の映画女優で、テレビドラマでは、人気時代劇「必殺」シリーズにおいて「必殺仕舞人」の坂東京山や「必殺仕切人」のお国など女元締格の人物を演じた京マチ子さん。出生は高知県高知市で、横山やすしさんとの漫才コンビ「やすしきよし」で一世を風靡したお笑い芸人であり、元参議院議員でもある西川きよし師匠。漫才コンビ「コメディNo.1」の元メンバーで、関西ではそのテーマソングと共に「アホの坂田」の愛称で知られる坂田利夫師匠。90年代に若手漫才コンビ「ベイブルース」として人気を博し、将来を嘱望されるも、病により若くして亡くなったお笑い芸人の河本栄得さん。「無言坂」「酒のやど」などの曲がある演歌歌手の香西かおりさん。音楽バンド「アニメタル」「VOLCANO」「ザ・クロマニヨンズ」などのサポートメンバーを務めるドラマーの桐田勝治（KATSUJI)さん。高名な建築家、一級建築士であり、東京大学特別栄誉教授の安藤忠雄さん。衆議院議員の井上英孝さんなどがいます。
スポーツ界の大阪市港区出身者では、プロ野球界に、近鉄バファローズやロサンゼルス・ドジャースなどで投手を務め、「トルネード投法」で知られた元メジャーリーガーの野茂英雄さん。出生は島根県出雲市で、広島東洋カープに所属する外野手の西川龍馬選手。中日ドラゴンズの投手、育成選手である松木平優太選手。大正から昭和初期の力士であった駒錦信樹関などがいます。
また区は不明ですが大阪市出身の著名人には、映画監督に、映画「ヒポクラテスたち」「ゴジラvsビオランテ」「ゴジラvsキングギドラ」などで知られる大森一樹監督。作家では、弁護士でもあり、テレビドラマ化もされた「赤かぶ検事」シリーズなどの法廷推理小説で知られた和久峻三さん。「何でも見てやろう」などの著作で知られる小田実さん。「天の川の太陽」などの多数の作品があり、社会派推理小説、歴史小説などで知られた黒岩重吾さん。「なごり歌」などの作品があり、ホラージャンルで知られる朱川湊人さん。「力士探偵シャーロック山」などの著作があり、ミステリ、ホラー、SFなどのジャンルで活動する田中啓文さん。テレビ、劇場版でアニメ化された「若おかみは小学生！」シリーズで知られる児童文学作家の令丈ヒロ子さんなどがいます。