埼玉県さいたま市南区でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

さいたま市南区 てどんなところ？？

埼玉県さいたま市南区は、その名の通りさいたま市の南端に位置する区です。さいたま市は、埼玉県の南東よりに位置する県内最大の市です。2001年（平成13年）に、浦和市、大宮市、与野市の3市が合併することで新設され、2003年（平成15年）には政令指定都市になりました。さらに2005年（平成17年）に岩槻市を編入し、現在では西区、北区、大宮区、見沼区、中央区、桜区、浦和区、南区、緑区、岩槻区の十区によって成り立っています。およそ13万人の人口を誇る県庁所在地にして県の中心的な都市であり、また東京都心からは20キロ程度と、県庁所在地の中では東京都心にもっとも近い都市でもあります。
南区は、さいたま市の中では、旧浦和市の一部にあたる地域です。旧浦和市はかつての県庁所在地でもあり、県政の中枢を担う市でもありました。旧浦和市の市域は、さいたま市に編入された際、西部を桜区、旧市の中心的な市街地を含む中央部の北側を浦和区、中央部の南側を南区、東部を緑区と、四つの区に分割されています。
ちなみに「南区」の名を持つ区は、さいたま市以外にも日本全国で、北海道札幌市、神奈川県の横浜市と相模原市、新潟県新潟市、静岡県浜松市、愛知県名古屋市、京都府京都市、大阪府堺市、岡山県岡山市、広島県広島市、福岡県福岡市、熊本県熊本市と、2019年現在で13区あります。またかつては大阪市にも南区が存在しましたが、現在は東区と合併して中央区になっています。
さいたま市南区は区域内のおよそ56パーセントを住宅地が占めており、田畑や山林などの割合は5パーセントに届きません。区内にある武蔵浦和駅と南浦和駅の周辺には市街地が広がっています。特に武蔵浦和駅の周辺はさいたま市の副都心と位置づけられ、近年では再開発によって超高層マンションが林立する光景が見られます。
区のイベントには毎年11月に開催され、熱気球体験やフリーマーケットなどが行われる「南区ふるさとふれあいフェア」があります。
旧浦和市を含むさいたま市南区を主な舞台にしたフィクションには、梶原一騎さん原作、園田光慶さん、深大路昇介さん作画の「赤き血のイレブン」があります。本作は1970年（昭和45年）の作品で、当時、区域内に実在した高校サッカーの強豪校、浦和市立南高等学校（現・さいたま市立浦和南高等学校）をモデルにしたサッカー漫画です。本作は連載中にアニメ化もなされました。
90年代に人気を博した古谷実さんのギャグ漫画「行け！稲中卓球部」は、作者の古谷さんが旧浦和市の出身で、主な舞台となる稲豊中学校は、さいたま市立大谷口中学校がモデルだとされています。作中には南区近隣の地名も登場します。
また厳密には南区ではありませんが、アニメ化もされ70年代に一世を風靡した山本鈴美香さんのテニス漫画「エースをねらえ！」は、作中に登場する県立西高等学校のモデルが実在する埼玉県立浦和西高等学校であるなど、旧浦和市が主な舞台になっています。やはりアニメ化されたひぐちアサさんの漫画「おおきく振りかぶって」は、野球漫画からいわゆる「スポ根」要素をまったく廃して革命を起こしたと評される名作ですが、作中の主人公チームの学校、西浦高等学校も、やはり埼玉県立浦和西高等学校がモデルとなっています。
2015年（平成27年）に放送された5分枠の短編アニメ「浦和の調ちゃん（うらわのうさぎちゃん）」は、さいたま市の旧浦和市にあたる浦和地区を主な舞台に「浦和」の名がつく8つの駅をモチーフにした8人の少女たちの日常を描いた作品です。本作は地域活性化となるビジネスプランを募集し、優秀なプランを「公益財団法人さいたま市産業創造財団」が支援する「さいたま市ニュービジネス大賞2014」でコミュニティビジネス賞を受賞して制作された作品です。
登場する8人の女子キャラクターのうち、大久保瑠美さんが声を演じる武蔵浦和（南区）の模型屋の娘で生徒会会長。そしていわゆる「中二病」の性格である沼影彩湖（ぬまかげ さいこ）の名前は、武蔵浦和駅近くの地名「沼影」と荒川河川敷の貯水池「彩湖」に由来します。また久保田未夢さんが声を演じる生徒会副会長で、中浦和（南区）のうなぎ屋の娘という設定の別所子鹿（べっしょ こじか）も、武蔵浦和駅近くの地名「別所」と駅が所在する地名「鹿手袋」に由来する名前です。渡部恵子さんが声を演じる南浦和駅（南区）のライブハウス経営者の娘で。鉄道部部員の大谷場南（おおやば みなみ）は、駅駅が所在する地名「南浦和」と、近くの地名「大谷場」に由来しています。
ちなみに瀬戸麻沙美さんが声を演じ、タイトルにもなっている中心的キャラクターの高砂調（たかさごうさぎ）は、浦和駅が所在する地名「高砂」と、浦和区にある調神社（つきじんじゃ）が名前の由来で、通称「つきのみや神社」として親しまれる調神社では、ウサギが神の遣いとして崇められていることが読み方の由来になりました。
なお本作の声優は、他にも明坂聡美さん、大地葉さん、東城日沙子さん、田村奈央さんと、全員が埼玉県の出身者でもあります。本作の続編として、さらに新キャラクターを迎えた「むさしの！」が2017年（平成29年）に放送予定でしたが、理由不明ながら放送延期が続き、現在では2019年放送予定になっています。
現在の南区周辺を舞台にした小説では、社会派推理小説の巨匠、松本清張さん晩年の作品ながら、執筆途中で亡くなられたため未完に終わった「神々の乱心」があります。この作品は実在の事件をモデルにした出来事も織り込み、大正末期から昭和初期にかけて、大日本帝国を影から支配することを目論む新興宗教団体の陰謀を描いた壮大なスケールの作品です。作中では事件を追う警部が、当時の浦和町の県警察部に所属しています。
第51回江戸川乱歩賞を受賞した薬丸岳さんのデビュー作「天使のナイフ」は、さいたま市を中心にした埼玉県南部が主な舞台であり、また第3回「このミステリーがすごい！」大賞を受賞した深町秋生さんの「果てしなき渇き」は、さいたま市が舞台になっています。この作品は中島哲也監督により、役所広司さん主演で、劇場版タイトル「渇き。」として映画化されています。

さいたま市南区 の場所

さいたま市南区は、さいたま市の南の端に位置する区です。市の西側から北西にかけてを同じさいたま市の桜区に、北側のやや西よりの一部を中央区に、北側の中央からやや東よりを浦和区に、北側の東よりを緑区に接しています。また東側を川口市に、南側の東よりを蕨市に、西よりの広い側面を戸田市に、荒川と彩湖を隔てた南西の一部を朝霞市に接しています。
南区は、三市合併によりさいたま市が誕生する以前は、旧浦和市の中央部南側にあたる区域でした。区域は関東平野の中に位置し、おおむね標高の低い平地が広がっています。区内のほとんどは宅地と市街地によって占められており、さいたま市の中でも住宅街と呼べる地域にあたります。県の中心部であり、東京都へのアクセスも便利なさいたま市の一角であり、区内駅前には商業施設なども豊富なため、非常に暮らしやすい地域といえます。
南区の花は、まさに「夏」「南」のイメージがあるキク科の一年草、種はヒマワリ油の原料になる他、食用にもされるヒマワリ（向日葵）です。「あこがれ」「情熱」「輝き」などの花言葉をもち、南区の若々しいイメージに合致する花として、区民の投票などを参考にして2010年（平成22年）に制定されました。南区では区の花ロゴデザインを用意する他、区内の子供たちを「南区ヒマワリ大使」に任命する、別所沼公園のヒマワリスポットや区役所周辺の歩行者デッキにヒマワリを植えるなどの活動を行っています。
区の色は、やはり若々しくヒマワリの花の色にも近い「レモン色」です。区のロゴマークは、角に丸みのあるレモン色の正方形の右下が「区」の字になっており、左上には黒で「南 MINAMI」の文字が入っています。

さいたま市南区 の鉄道路線

東日本旅客鉄道（JR東日本）
京浜東北線
・南浦和駅
武蔵野線
・武蔵浦和駅
・南浦和駅
埼京線
・武蔵浦和駅
・中浦和駅

さいたま市南区のバス路線
路線バス
・国際興業バス

さいたま市南区 の主要道路

高速道路
・東京外環自動車道（外環浦和IC）
・首都高速道路埼玉大宮線（浦和南出入口）

一般国道
・国道17号（国道17号新大宮バイパス）
・国道298号

県道
主要地方道
・埼玉県道1号さいたま川口線（第二産業道路）
・埼玉県道34号さいたま草加線
・埼玉県道35号川口上尾線（産業道路）
・埼玉県道40号さいたま東村山線
・埼玉県道79号朝霞蕨線

一般県道
・埼玉県道213号曲本さいたま線
・埼玉県道382号早瀬さいたま線（区内は埼玉県道79号朝霞蕨線と重複）

さいたま市南区 出身の芸能人

さいたま市南区（南区域にあたる旧浦和市含む）出身の著名人には、俳優、歌手の反町隆史さんがいます。反町さんといえばテレビドラマ「ビーチボーイズ」や「GTO」の主演、また楽曲では主演作の主題歌である「POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜」や「Free」など、当たり役や名曲を挙げれば枚挙に暇がありませんが、近年もっとも有名な役どころといえば、やはり国民的人気を誇る刑事ドラマ「相棒」シリーズの四代目相棒、冠城亘（かぶらぎわたる）でしょう。2015年のシーズン14で初登場した際は、法務省のエリート官僚であり、警視庁で出向して特命係に配属されたという設定でしたが、その後、法務省を辞してあらためて警察学校に入り、シーズン15以降はノンキャリア巡査として二人しかいない特命係の一人となります。この冠城亘は、従来の相棒にはいなかったエリート出身で飄々とした性格ながら、その実かなりの切れ者でもあり、真相追求のためには違法捜査すれすれの策略も辞さないという、水谷豊さん演じる警部、杉下右京と同じタイプのようでいて、また一味違う面も持つ人物像です。そのため初期は反町さんだけに、杉下右京とソリが合わない描写もありましたが、シリーズを重ねて徐々に互いを理解するようになり、2019年現在のシーズン18では、同一相棒のまま5シリーズ目に突入し、プレシーズンからシーズン7中盤まで寺脇康文さんが演じた初代相棒、亀山薫に次ぐ歴代2位の長期相棒になっています。
また2019年には、路上で体調不良によりうずくまっていた女性を、たまたま通りかかった反町さんとその知人たちが救助し、名乗らずに立ち去るも、のちに回復した女性当人がSNSで驚きの声を上げたことから発覚するという、反町さんの人柄を示す出来事もありました。
女優の竹内結子さんも南区の出身です。竹内さんといえば、1999年（平成11年）のNHK連続テレビ小説「あすか」の宮本あすか役や、誉田哲也さんの警察小説をドラマ化した「ストロベリーナイト」シリーズの姫川玲子役などの主演作があり、映画では海堂尊さんの医療ミステリ「白鳥＆田口シリーズ」の劇場版「チーム・バチスタの栄光」「ジェネラル・ルージュの凱旋」で主人公コンビの一人、田口公平を女性に置き換えた田口公子役。小野不由美さんのホラー小説を映画化した「残穢 -住んではいけない部屋-」の主人公「私」など、主演から名脇役までさまざまな役柄をこなす実力派女優です。
また横浜ベイスターズに所属した元投手で、現在は野球指導者の木塚敦志さん。元大相撲力士で尾上部屋に所属していた境澤賢一さんなども南区の出身者です。