東京都のローカル局「東京MX」とはどんなテレビ局か?

2022年08月23日

みなさんは2022年(令和4年)現在の地上波デジタル(地デジ)放送で、NHKを別としたいわゆる民間放送局の「広域民放」と「ローカル局」「地方チャンネル」の違いをご存じでしょうか?
広域民放とは、民間放送のテレビ局でも、東京都内に本社を置く5つの主要放送局(在京テレビジョン放送局)「日本テレビ放送網(日テレ、NTV)」「テレビ朝日(テレ朝、EX)」「TBSテレビ(TBS)」「フジテレビジョン(フジテレビ、CX)」の4社。またはそこに「テレビ東京(テレ東、TXN、12チャンネル)」を加えた5社の放送局をキー局(在京キー局)として、日本全国の系列放送局とのネットワーク関係を構築する民間放送局のことです。
これらのキー局は、東北や中京、近畿、中国、四国、九州など、日本の各エリアに存在し、その地域でテレビ放送を行っている自社系列の放送局とのネットワークにより、キー局が制作したテレビ番組を各系列局に販売する、またはキー局が番組製作とスポンサー集めを一括で行い、各系列局に「ネット保証金」を支払ってCMと共に放送する「ネットワークセールス枠」などにより、日本全国で同じテレビ番組を放送しています。これがテレビ番組でよく言われる「全国ネット放送」です。

一方「ローカル局」とは、各都道府県に存在し、キー局とネットワークを結んでいる広域民放の系列テレビ局と、後述する「独立放送局」を含めた、地方テレビ局の総称になります。
広域民放におけるローカル局とは、例えば岩手県の朝日テレビ系列局「岩手朝日テレビ(IAT)」や、福井県のフジテレビ系列局「福井テレビジョン放送(FTB、福井テレビ)」など、国内の各エリアで広域民放を担う系列局になります。
中でも大阪府大阪市に所在する近畿広域放送局のテレビ局で、TBS系列の「毎日放送(MBS)」。テレビ朝日系列の「朝日放送テレビ(ABCテレビ)」。フジテレビ系列の「関西テレビ(カンテレ、KTV)」。日本テレビ系列の「読売テレビ(ytv)」の4局は準キー局と呼ばれ、キー局に次ぐ数のテレビ番組を制作して、全国ネット放送を行っております。
また広義には、大阪府でのテレビ東京系列局「テレビ大阪(TVO)」や、愛知県名古屋市に所在する、フジテレビ系列の「東海テレビ放送」。日本テレビ系列の「中京テレビ放送」。TBS系列の「CBCテレビ」。テレビ朝日系列の「名古屋テレビ放送(メ〜テレ)」。テレビ東京系列の「テレビ愛知」を含む、計10局を準キー局と呼ぶこともあります。公式には大阪の広域テレビ局は「在阪準キー局」。名古屋市の広域テレビ局は「在名広域4局」と呼ばれています。

そして前述した「独立放送局」とは、日本の各都道府県に存在し、広域民放のキー局とネットワーク関係を持たない独立した放送局のことです。一般的には「地方局」「地方チャンネル」とも呼ばれ、例えば千葉県の放送局で、千葉県内とその周辺地域で視聴できる「千葉テレビ(チバテレ、CTC)」。兵庫県の地方局で、兵庫県内や大阪府の多くなど周辺地域で視聴できる「サンテレビジョン(サンテレビ、SUN-TV)」など、各地域に存在します。
地方チャンネルは、主に放送局が存在する都道府県やその周辺地域を放送エリアとし、地元のイベントや行事、地元チームのスポーツ中継、ローカルニュースなど地域密着型の番組を制作、放送する他、古いテレビドラマや海外ドラマ、深夜アニメ、テレビショッピングなども放送しています。
他にも他の地方チャンネルが制作した番組を放送すること。また複数の地方チャンネルがネットワーク関係に似た共同製作機構を構築し、参加する各局でのネットワーク放送や、共同で番組制作を行うといったケースもございます。

そのような地方局の中でも、「東京メトロポリタンテレビジョン」。通称「東京MX」といえば、日本の首都である東京都のローカル局として、日本国内でも、もっとも知名度の高いローカル局(地方局)といえます。
当コラムでは「東京MX」とは一体どのようなテレビ局か。東京MXがご視聴になれるエリアや視聴方法。また放送しているテレビ番組や編成の傾向までを、2022年現在の最新情報を中心に、徹底的に解説いたします。

【東京メトロポリタンテレビジョン(東京MX)とは?】
東京MXとは東京都内での放送を前提とした、東京都の地方チャンネルにあたるテレビ放送局です。主に東京都内と近隣県の多くのエリアで受信でき、現在の地デジ放送に割り当てられたチャンネルは「9ch」になります。
企業としての正式名称は「東京メトロポリタンテレビジョン株式会社」で、現在の主要株主は、エフエム東京を筆頭に、中日新聞社、東京都、鹿島建設、凸版印刷、東京ドーム、東映、日本電気、NTTコミュニケーションズ、KADOKAWAになります。
1953年(昭和28年)に日本でテレビ放送がスタートして以降、長年、東京都には都内を対象とする地方チャンネルが存在しませんでした。そのため神奈川県、千葉県、埼玉県など東京都の近隣県では、広域民放に加え、各県の地方局で計6局の民放が視聴できるのに対し、東京都内では、隣接する県の地方局を受信できるエリアを除いて、受信できる民放局は広域民放の5局のみという状態が続いていました。
そこで東京都と都内の財界、中日新聞社などが協力して、東京都の地方局を設立すべく当時の郵政省に要望。1993年(平成5年)に東京メトロポリタンテレビジョン株式会社が設立され、1995年(平成7年)11月1日に本放送を開始(開局)しました。日本国内では比較的、新しいテレビ局といえます。
開局当初は、主に東京都内のニュース番組を主体とした番組編成が行われ、バラエティ番組が存在しないなど、他民放局との差別化を図った編成を行っていました。しかし開局がバブル崩壊による平成不況と重なった上、当時の地上アナログ放送で、NHK、広域民放の電波であるVHF(超短波)とは別に、地方チャンネル(独立放送局)の電波として使われていたUHF(極超短波)用のテレビアンテナは、東京都内では多くの場合、他県の地方局を受信するため、都内のアナログテレビ放送の一大中継局(電波塔)であった東京タワーの方向を向いておらず、東京MXを受信することが難しくなっていました。
そこに経営体制の不明確さなども重なり、当初は視聴率も低迷しましたが、やがて番組編成が路線転換されたこと。さらに2003年(平成15年)には地デジ放送がスタートし、中継局も東京タワーから東京スカイツリーへと移転。各ご家庭で地デジ放送への転換が進むにつれ、東京都内で東京MXを視聴できる世帯が徐々に増加していったこと。また2006年(平成18年)頃よりアニメ番組や自社制作番組に力を入れはじめるなどの工夫が実を結び、現在では東京都内のテレビ局として安定した人気を確立しています。
局の略称「MXTV」「MXテレビ」は、呼出符号の「JOMX-TV」に由来し、開局時に決められたものです。開局の以前、会社設立当初は、社名「Tokyo Metropolitan Television」の頭文字から「TMT」の略称を用いていました。愛称の「東京MX」は、東京都のテレビ局であることをアピールすべくつけられたものです。
現在の東京MXの本社は、千代田区麹町に位置する半蔵門メディアセンターに位置しています。この場所に本社を移転した2006年7月27日より、現在も使われる「TOKYO MX」の愛称を採用し、同時に局のマスコットキャラクター「ゆめらいおん」も誕生しています。
ゆめらいおんは、顔とたてがみが円形で、顔のまわりのたてがみにあたる円が虹のような7色に等分された、愛らしいライオンのキャラクターです。キャラクターデザインはアーティストの村上隆さんによるもので、東京MXのオープニング、クロージングをはじめ、放送中にもさまざまな場面で登場します。
東京MXのキャッチコピーは、2009年(平成21年)5月より、チャンネルの「9ch」にちなんだ「キュ〜ト!9ch(きゅうちゃん)」というものが使われていました。2019年(平成30年)4月からは「つなげるテレビ。」に変更されています。

【東京MXを視聴できるエリア】
前述のように、東京MXは基本的に東京都内を対象とする地方局(地方チャンネル)です。東京MXの地デジ電波は、NHK、広域民放の電波と同じく、主に東京都墨田区押上に位置する東京スカイツリーから送信されています。ただスカイツリーからの電波は、NHKや広域民放の出力が10kwであるのに対し、地方局である東京MXの出力は3kwです。
そのためスカイツリーからの東京MXの電波が届く範囲は、スカイツリーの周辺で、山地などによって電波が遮断される地域を除く、およそ50キロ四方の範囲になります。
スカイツリーから送信される東京MXの電波は、東京都内では西部の八王子市、福生市、羽村市のあたりまでが、十分に受信可能な電波レベルとなる、いわゆる強電界地域にあたります。それより西側になるとやや電波が弱まり、中電界から弱電界地域になってくる他、奥多摩の山間部が含まれることもあって、受信が難しくなるケースもございます。ただ都内の西端部にも、要所に東京MXの電波を含む中継局が設置されているため、人口の多い市街地、住宅地などでは、安定して東京MXを受信できます。
またスカイツリーから送信される東京MXの電波は、隣接する神奈川県、千葉県、埼玉県のうち、東京都に接している側のエリアでも受信可能です。隣接県で東京MXの強電界地域にあたるエリアは、神奈川県では川崎市と横浜市の北部。千葉県では船橋市や習志野市の西部、また千葉市の美浜区、市原市、袖ケ浦市、木更津市、君津市などの沿岸部。埼玉県ではさいたま市や越谷市、吉川市の南部までが該当します。
各県内でもこの地域よりスカイツリーから離れたエリアでは、中電界地域から弱電界地域になってくるため、受信は不可能ではないこともございますが、確実な受信のために高性能の地デジアンテナが必要となってまいります。
他にもケーブルテレビ(CATV)で東京MXをご視聴になる方法もございます。ケーブルテレビは、ケーブルテレビ会社が設置した大型のアンテナから、各住宅に直接、ケーブルを引いてテレビ電波を送るサービスです。ケーブルテレビは基本的に、各会社や営業所のサービスエリアが、各都道府県内の特定の市町村一帯などに限られる地域密着型のサービスであり、地デジの電波が届きにくい難視聴地域ではほぼ必須のサービスになる他、電話やインターネット、スマートフォン、電気、保険などの各種サービスをセットにする会社もございます。
そして東京都内でも地デジの難視聴地域となる西部の山間部や、東京都に隣接する県のケーブルテレビサービスでは、地デジのNHKや広域民放だけでなく、東京MXを含む近隣エリアの地方局。またBS、CS放送などもご視聴になれるサービスが多くなっております。
さらに東京MXは、地上波のテレビ局では、もっとも早期にインターネットとの連携を行ったテレビ局でもあります。
2001年(平成13年)には、すでに自社制作のニュース番組をインターネットで同時配信していた他、2007年(平成19年)からは一部の番組を「YouTube」などの動画共有サイトで配信しています。
さらに2015年(平成27年)からは、スマートフォンアプリ「エムキャス」により、東京MXで放送される番組のうち、権利が許諾された一部の番組については、東京都とその周辺の受信可能エリア以外でも、インターネットに接続できるエリアであれば、全国各地で視聴できるようになっております。
余談ですが、東京MXは、地デジ化によって可能となった。ひとつのチャンネル(放送局)が同時刻にふたつのテレビ番組を放送する「マルチチャンネル編成」を、都内の民放局ではもっとも早い2006年7月より実施しています。
さらに2014年(平成26年)からは全放送時間帯でマルチチャンネル編成をスタートし、現在では一部の時間や番組を除いて、ハイビジョン放送の「MX1」とSD画質の「MX2」の二種類の放送をほぼ常時、行っております。

【地デジアンテナで東京MXを受信する方法】
2022年現在、東京MXは、東京都を中心とする近隣県の多くのエリアで、東京スカイツリーに向けた地デジアンテナを設置することにより受信できます。基本的に西端部を除く東京都内、および神奈川県、千葉県、埼玉県でも東京都に近接するエリアであれば、通常の地デジアンテナ設置で、東京MXも十分に受信可能です。
また東京都内でも東京スカイツリーからの電波が届きにくい西端部、山間部などには、要所に東京MXを含む地デジ電波を送信する中継局が設置されており、その周辺のエリアで受信できます。
また神奈川県、千葉県、埼玉県のその他エリアでも、中電界から弱電界地域にあたるものの、東京MXの電波を受信できることが多く、屋根の上に設置できる八木式アンテナでも素子数の多い高性能機種など、高感度の地デジアンテナを設置することで多くの場合、受信できます。場合によっては、茨城県、栃木県の一部エリアでの受信も可能です。
ただ地デジアンテナは基本的に電波塔の方向へ向ける必要があるため、東京都と隣接する県において、テレビ神奈川(tvk)、千葉テレビ(チバテレ、CTC)、テレビ埼玉(テレ玉、TVS)など各県内の地方局と、スカイツリーからの東京MXの双方を受信なさりたい場合は、それぞれの中継局の方向に向けた2台の地デジアンテナの設置が必要なケースもございます。現場によっては、高層ビルなどに反射して方向が変わった地デジ電波「反射波」を利用することで、東京MXと他地方局の電波を1台の地デジアンテナで受信できることもございますが、どのような現場でも必ず可能とは限りません。
さらに距離的には東京スカイツリーからさほど離れていないエリアでも、山林や建造物などで電波が遮られ、部分的に地デジの電波状態が悪くなることもございます。その場合は、やはり八木式アンテナを高所に設置する、高性能アンテナやブースターを使用するなど、現場の地デジ環境に適応したアンテナ設置工事が必要となります。

【東京MXで視聴できるテレビ番組】
以下、2022年現在、放送中の番組を中心に、過去の人気番組なども含め、東京MXで放送しているテレビ番組をご紹介します。

(東京都のローカル番組)
東京MXの制作による、東京都内向けの情報番組では、ニュース、天気予報として「MX news FLAG」「TOKYO MX 天気情報」などが放送されています。また東京MXの主要株主のひとつである東京都の番組には、東京23区の各区で製作される「区広報番組」や、都の広報番組である「TOKYOインフォメーション」。東京都知事による「知事定例会見」や「東京都議会中継」。また都議会の提供番組である「トウキョウもっと!2 元気計画研究所」などがございます。

(スポーツ番組)
東京MXのスポーツ番組では、主に都内を本拠とするチームの試合や関連番組。都内のアマチュア大会などを制作、放送しています。
野球では、福岡ソフトバンクホークス戦を中継する「パ・リーグ応援宣言!ホークス中継」や「全国高等学校野球選手権東東京・西東京大会中継」など。サッカーでは都内をホームとするクラブの試合「FC東京戦完全中継」や情報番組「F.C.TOKYO COLORS」。
他にも「東京シティ競馬中継」や、アメリカンフットボールの「Xリーグ中継」「全国高等学校ラグビーフットボール大会東京都予選」。またスポーツ情報番組として「スポペディアTOKYO」「生田衣梨奈のVSスポーツ」などが放送されています。

(東京MXの自社制作番組)
・バラエティ、情報番組
東京MXでは、数多くの情報・バラエティ番組を自社で製作、放送しており、東京都周辺の人気を集めています。中でもタイトル通り、平日午後5時より基本的に生放送される「5時に夢中!」がよく知られています。
この番組は、タレントのマツコ・デラックスさん。大ベテラン歌手、女優の中尾ミエさん。元女子プロレスラーで「鬼嫁」としても知られる北斗晶さん。作家の岩井志麻子さんなど、主に人生経験豊かな女性コメンテーター(男性コメンテーターも登場します)による歯に衣着せぬトークが人気を博し、後述のアニメ番組と共に、東京MXの注目度を高める立役者となった番組です。その人気から日本各地の地方局でも放送されており、東京都周辺に限らず、全国的な知名度も誇っています。
他にも、お笑いコンビ「バイきんぐ」の小峠英二さんをMCにした美術バラエティ番組「小峠英二のなんて美だ!」。政治経済をテーマにした教養バラエティ番組「東京ホンマもん教室」。東京都民向けの情報バラエティ番組「土曜はカラフル!!!」などを制作、放送しています。
また音楽番組でも、「日本一自由な音楽番組」をコンセプトとする「69号室の住人」。MCのクリス松村さんとゲストアーティストとのトーク、そしてライブを届ける「ミュージック・モア」。歌手、タレントの中川翔子さんや女優、タレントの高田夏帆さん。お笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春さんなどがMCを務める音楽バラエティ・トーク番組「音ボケPOPS」など、さまざまな番組を放送しています。

・テレビドラマ、映画
東京MXが制作に関わった、または東京MXを中心に放送したテレビドラマでは、現在放送中の作品に、アキヤマ香さんの漫画をドラマ化した作品のシーズン2「片恋グルメ日記2」があります。
過去の作品では、秋葉原を舞台に、いわゆるオタク文化を取り込んだ「スーパー戦隊シリーズ」のパロディ作品で、人気声優の内田真礼さんなども出演する「非公認戦隊アキバレンジャー」。3匹の柴犬とその飼い主である3人の中年男性を描いたユーモラスな日常ドラマ「柴公園」。寿美菜子さん、高垣彩陽さん、豊崎愛生さん、戸松遥さんの声優ユニット「スフィア」によるオムニバスドラマ「劇団スフィア」など、独立局向けのテレビドラマを多く放送しています。
映画に関しても、最近の放送作品では、原田知世さん主演作の「セーラー服と機関銃」「探偵物語」など。ジャッキーチェンさんの「スネークモンキー蛇拳」などのカンフー映画シリーズ。また松田優作さん主演「蘇る金狼」。菅原文太さん主演「トラック野郎」シリーズ。吉永小百合さん主演「愛と死の記録」。黒澤明監督作品「羅生門」など、邦画や洋画、ヒット作から往年の名作、マニアックな作品まで、テーマや出演者別に、多彩な作品を放送し、映画ファンの期待にも応えています。

(アニメおよびアニメ関連番組)
前述のように、かつては視聴率的に苦戦した東京MXですが、地デジの普及により視聴環境が整ったこと。前述の「5時に夢中!」をはじめとする自社制作番組、そしてアニメ番組の放送に力を入れたことで、視聴率の向上が見られた経緯がございます。
そのため現在でも東京MXでは、いわゆるUHFアニメや旧作の再放送をはじめ、数多くのアニメ作品を放送しています。ちなみに「UHFアニメ」とは広域民放の全国ネットではなく、主に日本各地の地方局で放送されるアニメ作品を指します。これはアナログ放送時代、NHKや広域民放の電波だったVHFに対し、地方局ではUHFの電波を利用していたことに由来する通称が、地デジ化された現在も残っているものです。
2022年8月現在、東京MXで放送中の新作アニメでは、暗殺者である二人の少女の活躍を描いて高い人気を集めるオリジナル作品「リコリス・リコイル」。現在では人気若手俳優として名高い桐山漣さん、菅田将暉さんのW主演。松田優作さん主演の伝説的テレビドラマ「探偵物語」を意識した作風などで、平成仮面ライダーシリーズでも屈指の人気を誇る「仮面ライダーW」の正統続編にあたる漫画作品をアニメ化した「風都探偵」。人気4コマ漫画「きんいろモザイク」で知られる原悠衣さんはじめ、Na-Gaさん、藤ちょこさん、森倉円さん、lackさんなど、錚々たるイラストレーターがキャラクター原案を務めた「プリマドール」。他にも「金装のヴェルメイユ」「異世界おじさん」などの話題作。人気シリーズ「ようこそ実力至上主義の教室へ2nd Season」「オーバーロードIV」「メイドインアビス 烈日の黄金郷」「シャドーハウス 2nd season」「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV」など、計34作品が放送されています。
さらに再放送枠も充実しており、水木しげるさんの国民的妖怪漫画を原作に、1968年(昭和43年)から2020年(令和2年)まで、約半世紀にわたって計6シーズンが放送され、現在も6期を元にした劇場版が予定されている国民的アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の全期傑作選「『ゲゲゲの鬼太郎』歴代セレクション」。人気作「プリキュア」シリーズ再放送枠として、現在は「スイートプリキュア♪」。また「ウザカワ」な女子大生と不器用な先輩男子を描く丈さんの人気漫画をアニメ化した「宇崎ちゃんは遊びたい!」など、近年の作品から昭和、平成の名作まで約30作品の再放送を行っております。
このように東京MXでは、平日夕方枠、ゴールデン枠、深夜枠などにおいて、全国の地方局でも屈指の数となるアニメ作品を放送している他、年末年始などの特別編成では劇場版アニメやテレビアニメ一挙放送などの番組編成も行い、現在でもアニメ作品の充実度が高い地方局として知られています。
このアニメ放送の充実には、前述のように視聴率不振の打開策として「アニメといえば東京MX」というイメージ戦略を選んだことの他に、アニメ制作会社にとっても、東京都および近隣県の多くで視聴できる東京MXでの放送は、一放送局でより多くの視聴者数を望めるというメリットから積極的になっているという側面がございます。
さらにアニメ人気との相乗効果を図るべく、東京MXではアニメ作品だけでなく、人気声優の冠番組やアニメ情報・バラエティ番組など、アニメ関連番組も数多く放送しております。
主な作品には、声優番組として「上坂すみれのヤバい○○」「明坂聡美の『明けテレ』シリーズ」「浪川大輔・吉野裕行のネゴト」。新人声優にスポットを当てる「スパルタンMX」「声龍門」。声優バラエティ「ぷらTWOぅ」。またアニメ関係の情報番組では「アキバ!AKIBA☆あきば」「アニメTV」。アニメソング番組「アニソンCLUB!」「アニソンフィットネス」「あにP」などを放送しています。
また東京MXは、地方局では珍しくアニメ制作にも積極的に関与しており、主な作品には、大のラーメンマニアである謎の美少女女子高生「小泉さん」を描く、鳴見なるさん原作の「ラーメン大好き小泉さん」や、つきやさんの漫画を原作とした、2022年8月現在放送中の「組長娘と世話係」などがございます。東京MX内部では2014年4月に「アニメ事業部」を設置しており、将来的には局主催によるアニメイベントの開催を目指すなど、今後もアニメ事業の拡大を図っているといいます。

(他局制作番組など)
東京MXでは、前述した東京都以外のローカル局による制作番組も数多く放送しています。
地方局制作の番組では、群馬テレビ制作「ダイアンのガチで!ごめんやす」。テレビ埼玉制作「ロンブー亮の釣りならまかせろ!」。とちぎテレビ制作「U字工事の旅!発見」。サンテレビ制作「原田伸郎のめざせパーゴルフⅢ」。KBS京都制作「京都画報」などを放送しています。
また広域民放の系列局が制作し、首都圏ではネットされていないテレビ番組を、東京MXが放送するケースもございます。
主な番組としては、関西の朝日放送テレビ制作で、主に関西のお笑い芸人による「探偵」が、一般視聴者のさまざまな依頼を解決すべく奮闘し、関西では根強い人気を誇る「探偵!ナイトスクープ」。また北海道テレビ制作で、近年ではNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の源頼朝役でも知られる俳優の大泉洋さんと、俳優、タレントの鈴井貴之さんが過酷な旅ロケに挑み、やはり全国的人気を誇る「水曜どうでしょうClassic」や「おにぎりあたためますか」などを放送しています。
また古い作品では、昭和期の仮面ライダーシリーズとして、現在は宮内洋さん主演、毎日放送制作の「仮面ライダーV3」を放送しています。他にも、現在は主な作品を一通り放送し終えたため休止中ですが、ウルトラシリーズを中心に、円谷プロの特撮番組を放送する「円谷劇場」も存在しました。
海外ドラマでは、現在、韓流ドラマの「知ってるワイフ」「太陽の末裔 Love Under The Sun」。タイのドラマ「2gether」。台湾ドラマ「恋の始まり 夢の終わり」などを放送しています。
東京都周辺で、多くの地域のローカル番組、また旧作や海外のドラマなどを多く視聴できるのも、東京MXの魅力のひとつといえます。

【まとめ】
東京ローカル局「東京MX」の概要や放送される番組について、おわかりいただけたでしょうか?
東京MXは、その放送範囲の広さと、自社制作番組「5時に夢中!」や、アニメ作品や関連番組を重視した編成で、首都圏のアニメファンから全国的な注目までも集めているテレビ局です。
他にも東京ローカルの情報番組をはじめ、各地方局独自のローカル番組。独自のチョイスによる映画作品。海外ドラマや古い特撮作品など、首都圏以外の方でも楽しめる、さまざまな番組を放送しています。

前述のように東京MXは、インターネットとの連携や全時間帯でのマルチチャンネル対応など、多くの先進的な取り組みを行っております。地デジアンテナの設置により東京都をはじめ、周辺の県内の多くでも視聴できる他、スマートフォンアプリ「エムキャス」を利用することにより、一部の番組を除けば日本全国で視聴することも可能です。

首都圏以外にお住まいの方で、東京MXが放送する多彩な番組に興味がおありの方は。このようなアプリでご視聴されるのもいいでしょう。
また神奈川県、千葉県、埼玉県など、東京都の周辺にお住まいで、地デジアンテナによって東京MXが視聴できるかご確認なさりたい方は、まずは当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)かメールフォーム、LINEまで、お気軽にお問い合わせください。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。