新築に大人気の地デジアンテナと設置方法|デザインアンテナと屋根裏設置
都営大江戸線延伸計画に伴い、新築中のマンションや戸建住宅が建ち並ぶ地域の工事が増えました(2018年10月現在)。アイボリーにダークブラウンを配したツートンカラーの壁で統一された、スタイリッシュな家々が数軒並んでいました。
街の美観を考えた場合に、お客さまが地デジ用にデザインアンテナを選ばれたのは正解だと思います。デザインアンテナは形状がフラットで目立ちにくく、建物の美観を損ないません。
最近では、電波塔からの電波を受信しやすいように建てられた住宅も多くなってきましたので、ますますデザインアンテナの需要が増えております。あさひアンテナでも、人気ナンバーワンのアイテムとなっております。
デザインアンテナが設置できる場所
デザインアンテナが設置できる場所は、壁面、ベランダ、屋根裏です。そのメリットとして、風雪災害に強いことが挙げられます。屋根のてっぺんに立てないので、強風で倒壊する恐れがありません。
ただ、設置する位置が低くなりますので、屋根よりも若干電波レベルが弱くなります。電波レベルが高い場所を探し、アンテナの向きを適切に調整することが大切となります。
電波状況を調査して、受信レベルが低かったら、ブースターを使用して電波を増幅させます。
外壁にデザインアンテナを取り付ける場合
●外壁に取り付ける場合
壁面に、ビスを打ち込んで金具を取り付けます。ビスを打ち込んだ箇所には、落下防止と防水のためコーキング材を注入して補強します。金具にデザインアンテナをはめ込み、ボルトを締めて完成です。危険作業が伴うものの、施工が比較的簡単で、建物に与えるダメージは最小限ですみます。
ベランダにデザインアンテナを取り付ける場合
●ベランダに設置する場合
ベランダの強度と、電波受信状態を調べながら作業します。アンテナの向きなど、周囲の建物や庭木などの障害物との関係を微妙に調整しながら、アンテナを固定していきます。
アンテナマストにデザインアンテナを設置する場合
●アンテナマストにデザインアンテナを設置する場合
住宅密集地では障害物が多く、取得できる電波が「反射波」だけのこともあります。反射波とは、周囲の建物や障害物に反射して得られる電波のことで、電波塔から直接受信するよりもレベルが落ちてしまいます。
ときには高い電波レベルを得るために、突き出し金具を用いて壁面からアンテナマスト(ポール)を突き出させ、旗のようにデザインアンテナを設置することがあります。電波を反射している建物が取り壊しになった場合でも、アンテナマストを動かせば可動域が360度になるので、自在にアンテナの向きを変えることができるのです。
屋根裏にデザインアンテナを取り付ける場合
●屋根裏に設置する場合
アンテナを屋根裏に設置する際には、屋根裏に上るための点検口が必要になります。物置やクローゼット、お風呂場の天井などにある、四角い孔です。そこから屋根裏に上り、電波の受信状況を調べます。屋根や壁が電波の遮蔽物になりますので、電波が弱い場合にはブースターを使って強くします。屋根が化粧スレート材であれば、電波を通しやすいので、屋根裏への設置が可能になるでしょう。室内に入れてしまえば、建物の外観をまったく損なわずにすみますし、工事も安全に行うことができるので、時間も短縮できます。
ただ、瓦屋根やルーフィングは電波を通しにくいようです。積雪も、屋根を覆い電波を妨害するので、豪雪地帯には向きません。条件さえクリアできれば、屋根裏設置は美観上、とてもオススメです。
デザインアンテナのカラーについて
デザインアンテナのカラーは、オフホワイト、ライトブラウン、スーパーブラック、ブラックブラウンの4色になります。可能な限り全色用意して現場におうかがいするので、取付工事の際にお選びいただけます。
本体サイズは90cm×22cmで、厚みはわずか4.9cmと、コンパクトな作りになっております。ブースターは背面に取り付けられるので、スッキリした外観を保つことができます。
なお、屋根裏に設置できるのは、地デジアンテナのみで、BSアンテナは屋外への設置となりますのでご注意を。
「災害を除いて悪天候でも映る」という基準でどの工事も行っております。
屋内にアンテナを隠す工事は、屋外よりは障害物が増え、絶対的に電波レベルが低下しますが、基準値に達していたら、保証をつけて設置させて頂きます。
BS CSアンテナは、遮蔽物があると受信できない性質の電波になっておりますので、屋内設置はどの業者でも不可となっております。
デザインアンテナが、お宅のステキなアクセントとなりますように!