テレビアンテナ分配器の選び方・接続を完全ガイド:屋内で自分でもできるテレビ増設!通販で購入できる製品の選び方も紹介

2025年06月14日

2025年(令和7年)現在、戸建て住宅やマンションなどにお住まいの方なら、住宅でもテレビを設置する主要なお部屋に、アンテナからのテレビ電波を送るアンテナコンセントが設置されていることはよくご存じでしょう。

一般的なお住まいでは、アンテナコンセントのあるお部屋にテレビを一台設置すれば、テレビのご視聴には特に不自由のないことが多くなります。

ただ、特に長らくお住まいになるマイホームでは、ご家族のライフステージの変化で、お住まいの状況も変わることでしょう。例えば、

「子供の部屋に新しくテレビを置きたい」
「寝室でも、アンテナを気にせず衛星放送を楽しみたい」

など、これまでテレビを置いていなかった部屋に、新しくテレビを増やしたいと思われることもよくあります。
しかし、壁のアンテナ端子は1つしかない…そんなときに活躍するのが「テレビアンテナ分配器」といわれる機器です。

分配器とは、テレビアンテナから一本のケーブルを伝わってくるテレビの電波を、複数のケーブルに分けることができる装置です。

一般の戸建て住宅にもほとんどの場合、この分配器が屋根裏などの目立たない場所に設置されていて、そのおかげで、各1基の地デジアンテナやBS/CSアンテナから送られてくるテレビの電波を、お住まいの中の多くの部屋に送ってテレビ放送を視聴できるのです。

もちろん各お部屋のアンテナコンセントの先に分配器を取り付けて、一箇所のアンテナコンセントから2台のテレビに電波を送ることも可能です。

ただ分配器のご利用には、分配によるテレビ電波レベルの低下や、対応できる周波数帯の種類その他、ご利用になる上での注意点もいくつかあるのです。

そこで今回の記事では、テレビアンテナに関する専門知識がなくても、誰でもテレビの増設ができるように、分配器のすべてを徹底的に解説いたします。

お住まいの環境や設置されているアンテナ、ご視聴になるテレビ放送の種類に応じて、失敗しない製品の選び方から、分かりやすい接続方法や、名称や形状がよく似た機器との違い、そして万が一のトラブル対処法まで、必要な情報をこの記事一本でマスターできます。

アンテナ工事の業者に頼ることなく、低コストで確実に、ご家庭のテレビ環境をアップグレードしていただければ幸いです。

そもそもテレビアンテナの「分配器」とは?役割をわかりやすく解説

テレビアンテナの「分配器《ぶんぱいき》」とは、住宅に設置されたテレビアンテナが受信したテレビの電波を、複数のアンテナケーブルへと均等に分けるための部品です。
ご家庭の壁にあるアンテナ端子が1つだけでも、分配器を使えば2台、3台とテレビを接続し、それぞれで同時に番組を視聴できるようになります。

簡単に言うと、1本の水道管から送られる水を、複数の蛇口に分ける分岐のような役割を果たします。

一般的な戸建て住宅では、ほとんどの場合、お引き渡しの時点で、屋根裏、天井裏やマルチメディアボックスなどの屋内にこの分配器が設置されていて、各お部屋にあるアンテナコンセントまでの配線が完備されています。

通常、戸建て住宅に設置されるアンテナは、基本のアンテナとして地上デジタル放送を受信する地デジアンテナが一基(地方局用アンテナが必要な場合は二基)、そして衛星放送(BS放送、CS放送)をご覧になる場合は、BS/CSアンテナも一基、追加で設置します。

それぞれのアンテナから延びてテレビ電波を送るケーブルは一本で、地デジアンテナのみの場合は、アンテナの付近に屋外用の「ブースター(電波増幅器)」を設置して、その住宅で必要なレベル(強さ)の電波に増幅して、その先に送り出します。

地デジとBS/CSアンテナの両方が設置されている住宅では、多くの場合「混合ブースター(ブースターと混合器の機能を兼ねた機器)」により、やはり電波レベルを増幅した後、地デジと衛星放送の電波を、一本のケーブルにまとめて送り出します。

この一本のケーブルを、分配器に接続することで、住宅内でもアンテナコンセントのあるすべての部屋に、ほぼ等しいレベルで電波を送ることができるのです。

ケーブルテレビ(CATV)や光回線を利用する光テレビでも、必要な工事と機材の設置を行って、それぞれのケーブルや回線から送られてくるテレビ映像信号のケーブルを、分配器に設置することで、各お部屋でテレビが視聴できることになります。

つまり分配器から先の配線は、テレビアンテナだけでなく、ケーブルテレビ、光テレビにも対応できる設備ということになります。

そしてこの分配器を、各お部屋のアンテナコンセントの先に設置することで、さらにテレビ電波を二本のケーブルから、二台のテレビなど受信機器に分けることも可能なのです。

用語 読み 意味
分配器 ぶんぱいき 1基のアンテナ(ケーブル)からのテレビ映像信号を、均等のレベルで複数(2つ、3つなど)に分配する機器。

※以上は分配器の基礎知識になります。

「分波器」「分岐器」との違いは?間違えやすいポイントを整理

分配器は通常、小さな箱状の本体に、電波を送るケーブルを接続する入力端子が一個、そして分配した電波を送り出す出力端子が複数(製品によって異なる)ついた形をしています。

そしてこの分配器とよく似た名前と外観をもつ機器に「分波器《ぶんぱき》」や「分岐器《ぶんきき》」があり、一般の方が分配器を購入される時に間違えやすいことがあります。
しかしこれらの機器は、機能や役割がまったく異なるため、その違いをしっかり理解しておいてください。

簡単にまとめると、信号を「数」で分けるのが分配器、信号の「種類」で分けるのが分波器です。さらに分岐器は、信号を主流と支流で強さに差をつけて分ける機能を持ちます。

一般のご家庭で、アンテナケーブルを分けてテレビを増設する際に必要なのは、ほとんどの場合「分配器」になります。

以下、分配器と分波器、分岐器の役割の違いと、それぞれの主な用途を一覧でご紹介します。

機器の種類 役割 主な使用シーン
分配器 1本のケーブルのテレビ信号を、均等な強さで複数に分ける。
  • リビングのアンテナ端子から、リビングと子供部屋のテレビに繋ぐ。
  • 一基のアンテナで複数のテレビやレコーダーを使いたい時。
分波器 1本のケーブルに混合された2種類の信号(地デジとBS/CS)を分離する
  • 壁のアンテナ端子から地デジとBS/CSが混合で送られており、テレビ側の入力端子が分かれている場合。
分岐器 アンテナ信号の幹線から、一部の信号だけを分岐させる
  • マンションやアパートなどの集合住宅の共聴設備で使われる。
  • 一般家庭での使用は稀。

※上記は各機器の主な違いになります。

分岐器と分配器の違いとしては、分岐器はマンションなどの集合住宅で、屋上にある大型のアンテナから各階にテレビ電波を送る際に、主流となるケーブルから、全体の10パーセントなど、一部の電波レベルを各階に分ける際に使用されます。そのため一般的な戸建て住宅で使用されるケースはほとんどありません。

分波器は分配器とは違い、地デジアンテナとBS/CSアンテナの双方を設置する住宅で、まずアンテナの付近で、それぞれアンテナからのテレビ電波を。「混合ブースター」や「混合器(こんごうき)」で、一本のケーブルにまとめる役割の機器です。これにより以降の配線をシンプルに一本化し、全体的な配線工事のコストやトラブルのリスクを軽減できるのです。

その後、テレビ機器の前に分波器を設置して、地デジと衛星放送の電波をあらためて二本のケーブルに分け、テレビ側の地デジ・BSCSそれぞれのチューナー端子に接続します。また地デジと衛星放送の端子が別々になったアンテナコンセントでは、コンセントのユニットが分波器の機能を兼ねていることもあります。

分波器、分岐器とも、名称の他、箱状の本体に複数の入出力端子があるという形状も、分配器によく似ていますが、もちろんそれぞれの機器は機能が異なり、兼用や代用は出来ないため、お求めの際はくれぐれもご注意ください。

【購入前にチェック】失敗しない分配器の選び方5つのポイント

アンテナからの電波を等分に分ける分配器は上記の通り、非常にシンプルな機能の製品であるため、どの製品を買っても同じかと思われがちですが、実は同じ分配器にも、いくつかの種類や設置の注意点があり、ご家庭の環境に合わせて選ぶことが非常に重要なのです。
購入した分配器を接続したら、テレビがきちんと映らなくなった、という失敗を避けるためにも、以下の5つのポイントを必ずチェックしてください。

このポイントを押さえれば、あなたの家にぴったりの分配器がきっと見つかります。

ポイント1:テレビの台数に合わせる「分配数」

まず基本となるのが、分配器を使って、テレビ電波を何台のテレビに分けたいか、という「分配数」です。
市販される分配器の製品には「2分配器」「3分配器」のように、分けられる数(設置されている出力端子の数)が明記されています。

具体的な分配数は、以下の通りです。

  • 2分配器:一本のケーブルからの映像信号を二つに分ける。
  • 3分配器:一本のケーブルからの映像信号を三つに分ける。
  • 4分配器:一本のケーブルからの映像信号を四つに分ける。

実際には、分配器の分配数は最大で8分配器まで存在します。(7分配の製品はなし)

基本的に、住宅のアンテナから各お部屋のアンテナコンセントまで電波を分配する、基本となる分配器は、分配するお部屋の数に加えて、将来的にさらに増やす可能性を考慮して、予備として1端子多い分配数の製品を選ぶと安心です。

ただし、アンテナコンセントの先で複数のテレビなどに分配する場合には、分配数が増えるほど映像信号が弱くなる(減衰する)ため、あまり分配数の大きいものを選ぶことは避けてください。

アンテナコンセントの先に使用する分配器は、基本的に2分配器か3分配器など、必要最小限の分配数の製品を選ぶことがオススメです。

ポイント2:見たい放送で決める「対応周波数帯(4K8K対応か)」

現在の日本におけるテレビ放送の内、地デジ放送と衛星放送の2K放送(右旋放送)、および2018年(平成30年)にスタートした4K8K衛星放送(左旋放送)では、アンテナからテレビまでケーブル配線を介して送られる電波の周波数帯が異なります。

具体的には、地デジの電波が470MHzから710MHz。右旋円偏波で送られる2K衛星放送が1032MHzから2072MHz、左旋円偏波の4K8K放送が2224MHzから3224MHzになります。

電波は周波数帯が高くなるほど、ケーブルで送られる際の減衰や漏洩、外部からの雑音に当たる電波(ノイズ)の混入が生じやすくなるため、地デジだけでなく2K衛星放送や4K8K衛星放送をご覧になる場合には、分配器を含めて、配線部のケーブル、ブースターなどの機材も、放送ごとにより周波数帯の高い電波に対応できる品質の機器が必要です。

地デジ電波や2K衛星放送(右旋)は、21世紀初頭からと、比較的、長い歴史を持つ放送であるため、現在のアンテナケーブル(同軸ケーブル)や分配器など、配線部の機材はほとんどがその周波数帯に対応できる機器になっています。

ただ、より高画質で周波数帯が高く、放送がスタートしたのも比較的、近年である新4K8K衛星放送を視聴したい場合は、配線部の機材がその周波数帯に対応できるかどうか、注意が必要です。

以下、ご覧になりたいテレビ放送の種類に対応できる、分配器を含めた配線部の機器の選び方について一覧でご紹介いたします。

視聴したい放送 確認するポイント
地上デジタル放送のみ ほとんどの製品で対応していますが、念のため「UHF対応」を確認します。
BS/CS放送(2K) 「BS/CS対応」の表記があるもの。
新4K8K衛星放送 「4K8K対応」または「3224MHz対応」の表記が必須

上記の通り新4K8K衛星放送は、従来のテレビ放送よりも高い周波数帯の電波を使用しています。そのため電波の漏洩や混入もより起こりやすく、分配器もその周波数に対応できる製品でないと、テレビ放送を正常に視聴できないケースも考えられます。

特に4K8K放送では、分配器に使用しない予備の出力端子がある場合、その端子に、電波の漏洩、混入を防ぐ「ダミー抵抗器」という、端子のフタのような機器を設置する必要もあります。

現在は4K8K放送をご覧にならなくとも、将来的に4K、8Kテレビのご購入を検討されている場合なども、あらかじめ「4K8K対応」の分配器(その他、アンテナ配線部の機材)をご利用になることを、強くおすすめいたします。

ポイント3:BS/CS放送を見るなら必須「電流通過のタイプ」

衛星放送では、宇宙空間の静止衛星から地上のBS/CSアンテナまで送られる電波は、12GHz前後と非常に周波数帯が高く、光のような直進性を持つ「12GHz帯」と呼ばれる電波が使用されます。

12GHz帯の電波は長距離を送信することに適した性質を持ちますが、周波数帯が高すぎるため、BS/CSアンテナで受信した後、そのままアンテナケーブルで送ることは難しくなります。

そのためBS/CSアンテナには「コンバーター(変換器)」という装置が付属しており、受信した12GHzの電波(右旋、左旋の電波)を、それぞれ前述した周波数帯に変換した後、ケーブル配線へと送信しています。

そしてBS/CSアンテナのコンバーターは電子機器であるため、作動させるためには電源を供給する必要があります。

このBS/CSアンテナの電源は、アンテナの配線部で、ブースターの電源部から供給されることもありますが、多くはテレビなどの受信機器で「BS電源設定」を行うことにより、BSチューナー端子からアンテナ配線部を通じて、BS/CSアンテナ側へと通電することになります。

当然、分配器も出力端子側から入力端子側へ、つまり電波とは逆の流れで、このBS/CSアンテナ用の電流を通すことになります。

そして分配器には、設置されている入力端子が電気を通すかどうかで異なるタイプがあり、BS/CSアンテナへの給電方法を選ぶ上で、非常に重要な選択ポイントとなります。

通電性能別の分配器の種類は、以下の2種類になります。

タイプ 特徴 こんな方におすすめ
全端子電流通過型 すべての出力端子から入力端子側に通電できる。
  • 複数のテレビからBS/CSアンテナへ電源を供給する可能性がある。
  • テレビの他に複数の衛星放送対応レコーダーを接続する。
一端子電流通過型 特定の1つの出力端子からのみ出力端子に通電できる。
  • 電源を供給するテレビやチューナーが特定の一台に決まっている。
  • 価格が比較的、安いことが多い。

かつてBS/CSアンテナに給電する方法は、特定の1台のテレビ(受信機器)から、一端子電流通過型の分配器を利用して常時給電する方式が主流でした。

しかしこの方法では、衛星放送を見ないときも給電されるため節電の面で問題がある。また電源を供給するテレビなどの主電源がオフになると、他のテレビでも衛星放送を視聴できないという問題もありました。

したがって現在では、全端子電流通過型の分配器を利用して、屋内にあるすべてのテレビやレコーダーなどの受信機器から、衛星放送を視聴するときのみ随時給電するという方法が主流になっています。

一端子電流通過型の分配器は、全端子電流通過型に比べて価格が安く、それ以外の性能に違いはありません。

ただ、どちらを選べば良いか分からない場合は、どのテレビからでもBS/CSアンテナの電源設定ができて、節電にもつながる「全端子電流通過型」を選んでおくと間違いがなくなり、安心といえます。

ポイント4:画質を守る「ノイズに強い構造(シールド性能)」

テレビの映像は、スマートフォンや無線LAN、Wi-Fiルーター、電子レンジなど、家庭内のさまざまな電波や電磁波(ノイズ)の影響を受けて、画面が乱れる、映らなくなるといったことがあります。

特に2K衛星放送や4K8K放送など、電波の周波数帯が高いテレビ放送は、ノイズの影響を受けやすくなります。そのため分配器やアンテナケーブルなども、それぞれの放送の周波数帯に対応できる品質のものが必要になるのは、前述の通りです。

特に分配器などで、外部のノイズから電波(テレビ信号)を守るのが、外部の電波や内部電波の漏洩を防ぐ「シールド性能」です。

分配器はシールド性能の別で、主に以下のような違いがあります。

  • 高シールド構造(おすすめ):
    • 電波を遮る金属製の頑丈なケースで内部が完全に覆われています。
    • 外部からのノイズ混入や、内部からの電波漏洩をしっかり防ぎます。
    • 安定した高画質を求めるなら、こちらを選んでください。
  • 簡易構造:
    • 主にプラスチック製のケースでできています。
    • 安価ですが、ノイズの影響を受けやすく、テレビ映像の画質の乱れの原因になる場合もあります。

分配器(その他の配線部の機器も)をお選びになる際は、パッケージに「高シールド」や、一定以上の性能を示す「SHマーク(スーパーハイビジョン受信マーク)」または「HSマーク(ハイシールドマーク)」が表示されている製品を選ぶと良いでしょう。

なお「SHマーク」「HSマーク」とは、4K8K放送を含む衛星放送の受信に適している機器として、JEITA(電子情報技術産業協会)にて審査された上で、登録された製品に付与されるマークです。

「SHマーク」は、遮蔽性能を含めて4K8K放送の受信に適した機器に付与され、「HSマーク」は、4K8K放送基準の遮蔽性能を持つ機材に付与されます。なお「SHマーク」が付与された機器は「SHマーク」相当の遮蔽性能も備えているため、同じ機器に双方のマークが付与されることはありません。

ポイント5:信頼できるメーカーと性能の目安

現在では分配器は、国内のアンテナ(関連機器)メーカーや電子機器メーカーから、さまざまな製品が販売されています。

これらの会社別の製品は、基本的な性能だけでなく、全体の細かな品質面でもメーカーごとに違いが生じます。
そして品質の安定性や信頼性を考えると、安定した技術力を蓄積している、実績のある国産大手メーカーの製品を選ぶことが安心といえます。

以下、製品の品質や技術力の高さに定評のある、日本三大アンテナメーカーや、その三社に匹敵する大手メーカーを挙げていきます。

  • 主な国内大手アンテナメーカー:
    • マスプロ電工
    • DXアンテナ
    • 日本アンテナ
    • サン電子

これらのメーカーは、長年にわたってアンテナや関連機器を製造しており、高い技術力と品質で知られています。これらのメーカーの製品であれば、分配器でもおすすめと言えます。
家電量販店やホームセンターで分配器選びに迷った際は、これらのメーカー名を目安に、適した製品を探してみてください。

分配器はどこで買う?販売の店舗と価格の目安

いざ分配器を買おうとしても、どこで買えるのかわからず、迷うことはないでしょうか?
この項目では、分配器を購入できる主な場所と、それぞれの特徴、価格の目安などを以下に一覧でまとめました。

購入場所 メリット デメリット 価格の目安(2分配器)
家電量販店
  • 実物を見て選べる
  • 店員に相談できる
  • ネット通販より価格は高め
  • 品揃えは店舗による
1,500円~3,000円
ホームセンター
  • DIY用品と一緒に購入できる
  • 比較的安価
  • 専門的な品揃えは少ない
  • 詳しい店員がいない場合も
1,000円~2,500円
ネット通販
  • 種類が豊富で比較しやすい
  • 価格が安いことが多い
  • 実物を確認できない
  • 届くまでに時間がかかる
800円~2,000円

※以上は一般的な目安になります。

100円ショップの分配器は使える?安さの理由と注意点

ダイソー、セリア、キャンドウなど、現在では日本の各地に、多くの100円ショップの店舗が見られ、さまざまな製品を低価格で購入できます。

最近では100円ショップの品ぞろえも幅広く、分配器をはじめとする、アンテナ関係の機材を見かけることがあります。ただ分配器に関しては、100円ショップの製品を常用することは、あまりおすすめできません。
100円ショップの低価格な製品はお試し感覚で気軽に利用できる点がメリットですが、やはり低価格な製品は、製造コスト削減のため品質面ではさほど高くない製品も多く、長期的な安定視聴を重視して考えると、結果的に「安物買いの銭失い」になる可能性もあります。

  • 100円ショップ製品(分配器など)の主な注意点:
    • ノイズに弱い:コストを抑えるため、ほとんどがプラスチック製の簡易構造の製品になり、画質が不安定になりやすい場合があります。
    • 4K8K放送に非対応:簡易構造で高い周波数帯には対応していないため、4K、8K放送などは見られません。
    • 耐久性が低い:全体の構造の精度が低いため、接続端子なども壊れやすく、接触不良の原因になりがちです。

一時的に使いたい場合などを除いて、分配器を長く安心して使うためには、やはり家電量販店などで、大手専門メーカーの製品を選ぶことがおすすめです。

【写真で解説】テレビアンテナ分配器の接続方法とかんたん4ステップ

分配器を接続すれば、地デジや衛星放送(BS放送、CS放送)、4K8K放送までテレビ電波を分配できますが、基本的に、お部屋のアンテナコンセントからの配線に分配器を接続する作業は、工具も専門知識も不要です。
これからご紹介する4つのステップに沿って作業を進めれば、特に専門知識のない一般の方でも、5分ほどで作業が完了します。

STEP1:準備するものリスト(分配器・アンテナケーブル)

まず、作業を始める前に以下の機材を準備してください。

  • 分配器:上記の選び方のポイントでチェックした、ご自宅の環境に合う製品。
  • アンテナケーブル:分配器から各テレビに接続するためのケーブル。必要な本数(テレビの台数分)と十分な長さ、放送に対応できる品質を確認しておいてください。

ポイント:4K8K放送を視聴する場合は、分配器だけでなくアンテナケーブルも「4K8K対応」の製品を選ぶ必要があります。

STEP2:壁のアンテナ端子のケーブルを外す

最初に、壁のアンテナコンセントの端子に繋がっているケーブルを外します。
通常、ケーブルの端子は、手で回すだけで簡単に緩めることができます。プッシュ端子であれば、ただ引き抜くだけで外すことができます。

STEP3:分配器の入力(IN)と出力(OUT)を正しく接続

ここがもっとも重要なポイントです。
分配器には、映像信号(電波)の入口である入力端子(IN)が一個と、出口である出力端子(OUT)が複数個あります。ここを間違えると電波が伝わらなくなり、テレビ放送も映りません。

  1. 壁のアンテナ端子から来たケーブルを、分配器の「IN」端子に接続します。
  2. 各テレビへ繋ぐ新しいアンテナケーブルを、分配器の「OUT」端子に接続します。

ケーブルの端子は、緩みがないように指でしっかりとねじ込んでください。

STEP4:テレビの電源を入れて映りを確認する

すべてのアンテナケーブルを接続したら、分配したテレビの電源をすべて入れてみましょう。場合によってはアンテナレベル画面を確認するなどして、地デジ、衛星放送、4K8K放送など、各チャンネルが問題なく映るかを確認してください。

これで分配器の接続作業は完了です。
もしこの時点でテレビ映像が正常に映らない場合は、ケーブルの接続が緩んでいないか、INとOUTを間違えていないかなどを、もう一度きちんと確認してみてください。

分配器を使うデメリットは?テレビの映りが悪くなる原因と対策

インターネット上で、分配器についての解説には「分配器を使うと画質が悪くなる」などの記述がある場合もあり、不安に思われる方もいるかもしれませんが、心配はご無用です。

分配器によってテレビ映像が乱れやすくなる原因と対策を正しく理解すれば、画質の劣化を防ぎ、快適な視聴環境を保つことができます。

以下、分配器のデメリットと原因、対策を簡単にまとめました。

デメリット(症状) 原因 対策
全体的に画質が落ちた、ブロックノイズが出る。
アンテナレベルが低下して映らなくなる。
映像信号(電波レベル)の減衰
  • ブースターを設置して電波を強くする
  • 減衰の少ない高品質な分配器やケーブルを使う

原因:分配器で電波の「減衰」は避けられない仕組み

分配器は、アンテナ側から一本のケーブルで送られてくるの電波(映像信号)を複数のケーブルへと等分に分けるため、どうしても分配したケーブル一本あたりの電波レベルは弱くなります。これを「減衰《げんすい》」と呼びます。

大きなケーキも二人で分ければ一人分は半分、三人で分ければ三分の一になるのと同じで、これは分配器の構造上、避けられない現象です。
当然、分配数が増えれば増えるほど、分配された個々の先での電波レベルの減衰量も大きくなります。

テレビ電波のレベルは、㏈(デシベル)の数値で0から100の範囲で表されます。地デジ、衛星放送とも、チューナーに届いた電波レベルが、おおむね34dBから89dBの間であれば安定した視聴が可能になります。

ただ地デジ電波レベルは気候や天候などの影響で変動しやすいため、テレビなど受信機器に届く時点で、81㏈から47㏈(最低ライン40㏈)程度になるよう調整されます。

まだ㏈の数値は常用対数で表されるため、通常の四則演算ではなく、数値が10上がると、電波レベルは元の数値の10倍になる計算(例えば10㏈を元にすると20㏈は10倍のレベル、30㏈は100倍のレベル)になります。

テレビ電波が分配器を通過した際に、個々の分配先のケーブルで、電波レベル(㏈)が低下する目安は以下の通りになります。

分配数 信号損失(減衰)の目安 (dB)
2分配 約3.5~4.5 dB
3分配 約5.5~6.5 dB
4分配 約7.0~8.0 dB

またテレビ電波は、分配器を通過することでも、機器や接続部の抵抗により、多少ながら減衰します。

これらの分配器の特性により、例えばアンテナコンセントから送られる元の電波レベルが低い、分配の数が多すぎるなど問題があると、分配するテレビ電波レベルが低下し、上記した必要な電波レベルの基準を下回ると、画面のブロックノイズやまったく映らないといった症状が発生するのです。

以下、分配器を通して電波レベルが低下する問題への対策をご紹介します。

対策1:電波が弱いときは「ブースター(増幅器)」を設置する

テレビ電波(映像信号)の減衰に対する、もっとも効果的な対策が、分配器に加えて「ブースター(増幅器)」を設置することです。
ブースターは、その名の通り、弱くなったテレビ電波レベルを増幅してくれる頼もしい機器です。

  • ブースターが必要になる主なケース:
    • 分配器の分配数が多い。(4分配以上など)
    • アンテナからテレビまでのケーブルが長い。
    • もともと電波が弱い地域に住んでいる。

一般的には、ブースターは、アンテナの近くに設置され、アンテナで受信した電波をすぐ、大幅に増幅する「屋外用ブースター」が主な機器になります。

ただその他に、各部屋でアンテナ配線が長い、分配器を接続するなどで電波レベルが低下する場合に、室内用のブースターを設置して、電波レベルを増幅することもあります。

室内用ブースターは分配器と同様、一般の方でも設置は簡単です、また室内用の機器として、分配器とブースターが一体化した製品もあり、このような製品であれば配線による電波レベルの減衰やノイズ混入を抑えることもできます。

ただ室内でブースターと分配器を同時に設置する場合は、接続する順番が非常に重要となります。

室内でブースターと分配器を接続する場合は、必ず、

「アンテナ端子 → ブースター → 分配器」

の順で接続してください。
分配器の後にブースターをつなぐと、分配されたうち一本のケーブルでしか電波を増幅できない上、弱くなった電波レベルと同時に、混じっているノイズも増幅してしまうため、ブースターの効果が低くなってしまいます。

対策2:見落としがち!品質の良い「アンテナケーブル」を使う

分配器の性能にこだわっても、テレビと接続するアンテナケーブルの品質が低いと、電波の減衰やノイズ混入が生じやすくなります。
分配器とセットで、使用するケーブルも見直すことをおすすめします。

  • 高品質なケーブルのポイント:
    • 4K8K対応:品質が高く、高周波数帯の電波をはじめ、全体的に減衰などのロスが少なく電波を伝送できます。
    • 太いケーブル:: 芯線(内部導体)の周囲にある絶縁体や外部導体に厚みがあるほど、電波レベルの減衰が少ないです。(例:4Cや5Cのケーブル)
    • 高シールド構造:外部導体が二重、三重シールドなど、品質が高いケーブルであれば、外部からのノイズを防ぐ性能が高くなります。

またケーブルを伝送される電波は、程度の差はあれ、徐々に減衰していくため、高品質なケーブルでも、必要以上に長い場合は、電波レベルの減衰が大きくなります。

分配器の購入と同時に、必要最小限より若干の余裕がある程度の適切な長さで、品質の高いケーブルも準備してください。

分配器なしで複数台のテレビやレコーダーに接続する方法は?

ここまでの記事では、分配器を使って、一ヵ所のアンテナコンセントから複数台のテレビなどに電波を分配する方法をご説明してきました。

ただ分配器を使わずに、アンテナコンセントから複数のテレビ、レコーダーなどに電波を送る方法も、ないわけではございません。それは「送り配線」と呼ばれる方法です。

現在のテレビやレコーダーなど受信機器の多くには、アンテナコンセントからのケーブルを接続してテレビ電波を受け取る「チューナー入力端子」の他に「出力端子」も設置されています。

この出力端子は、入力端子に入力された電波レベルが強い場合に、チューナーでテレビ画面を映し出すのに必要な電波を消費したあと、余剰の電波を送り出す端子です。

したがって、室内に複数台のテレビやレコーダーなどを設置する場合は、まずアンテナコンセントからのケーブルを一台のテレビの入力端子に接続したあと、さらにその出力端子と、レコーダーや他のテレビの入力端子をアンテナケーブルで接続するといった接続方法を、最後の機器まで順繰りに行う方法でも、各テレビやレコーダーに電波を送ることができます。

この方法であれば、分配器を使用せずとも、ケーブル配線だけですべての機器に電波を送ることができます。

ただこの方法のデメリットは、各テレビ、レコーダーのチューナーで一定の電波レベルを消費するほか、ケーブルの接続部やケーブル内での減衰も生じるため、末端の機器に行くほど電波レベルが低下し、テレビ画面が乱れるトラブルが生じやすくなること。また配線の途中でトラブルが生じると、その先のすべての機器に電波が届かなくなる、映像が乱れるなどの問題が生じることです。

分配器を使用した分配と、送り配線方式による分配のどちらが適しているかは、アンテナコンセントから送信される電波レベルの強さや、分配数(接続するテレビなど機器の数)、また配線の費用を抑えたいか、すべての機器で安定した受信を重視するかによっても異なりますので、お客様の環境やご要望に適した方法をお選びください。

【困ったときに】分配器の設置でよくあるトラブルと解決法

室内で分配器を正しく接続したはずなのに、テレビがうまく映らない。
そんなときに考えられる原因と、ご自身でもできる解決法をまとめました。もしものトラブルのときは、あわてずに以下の項目をひとつずつ確認してみてください。

症状 考えられる原因 対処法
特定のテレビだけ映らない、または画質が悪い
  • ケーブルの接続が緩んでいる。
  • 分配器の特定の出力端子が不調。
  • テレビ側と分配器側のケーブルを一度抜き、しっかり挿し直す。
  • 分配器の別の「OUT」端子に繋ぎ変えてみる。
すべてのテレビが映らなくなった
  • 分配器の「IN」側の接続ミス。
  • 分配器本体の不具合、故障。
  • ブースターの電源が入っていない。
  • 壁のアンテナ端子と分配器の「IN」側の接続を確認する。
  • 一度分配器を外し、ケーブルを直接テレビに繋いで映るか確認する。
  • ブースターを使っている場合は、電源部のコンセントを確認する。

※以上は主なトラブルの原因例と対処法になります。

ケース1:特定のテレビだけ映らない・画質が悪い

分配器からのケーブルに接続された複数のテレビのうち、一台だけ映りが悪い場合は、そのテレビにつながるケーブルの系統に問題がある可能性が高くなります。
まずはケーブルの接続部が緩んでいないか、両端の接続部をしっかりと確認してください。
それでも問題が改善しない場合は、分配器の別の「OUT」端子に接続し直してみてください。それで映るようであれば、元の端子に何らかの問題があったと考えられます。

ケース2:すべてのテレビが映らなくなった

分配器を設置してから、すべてのテレビが映らなくなった場合は、分配器より上流、つまり大元のアンテナコンセントからの配線部に原因がある可能性を疑います。
一番に確認すべきは、壁のアンテナ端子から来ているケーブルが、分配器の「IN」端子に正しく、そしてしっかりと接続されているかです。
それでも解決しない場合は、一度分配器をシステムから取り外し、元の状態(壁の端子から1台のテレビへ直接)に戻して映るかどうかを確認する「切り分け」が有効です。

自分で解決しない…そんな時はアンテナ工事のプロに相談しよう

お部屋に分配器を設置した後、テレビ画面にトラブルが発生してしまい、いろいろ対策を試したけれど、どうしても原因がわからない。またはブースターの設置が必要そうだけど、ご自分での作業にご不安がある場合は、無理に作業を続けるのは禁物です。

配線をいじりすぎて状況を悪化させたり、最悪の場合、機器を故障させてしまったりする可能性もあります。
そんな時は、迷わずアンテナ工事の専門業者にご相談くださいませ。

  • プロに任せるメリット:
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    • 最適な機器を選び、丁寧な施工で確実・安全に設置してくれる。
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当あさひアンテナでは、ご相談から電波調査、お見積もりは出張料、キャンセル料など込みで完全無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

まとめ

今回の記事では、お住まいでテレビを増設するときに役立つ「分配器」について、その選び方から接続方法、トラブルシューティングまでを詳しく解説いたしました。
最後に、この記事でご紹介してきた重要なポイントを振り返ります。

  • 役割を理解する:分配器はテレビ電波レベル(映像信号)を「数」で等分に分ける機器です。「分波器」「分岐器」とは役割が違います。
  • 選び方の5ポイント:「分配数」「4K8K対応か」「電流通過タイプ」「シールド構造」「信頼できるメーカー」を必ずチェックしてください。
  • 接続は正しく:接続は「IN(入力)」と「OUT(出力)」を間違えないようにしてください。そしてケーブル接続の緩みがないよう、確実に行ってください。
  • 画質劣化への対策::分配器を経由してテレビに届く電波レベル(映像信号)が弱いと感じたら「ブースター」の設置や「高品質なアンテナケーブル」への交換が有効です。
  • 困ったらプロにご相談を:ご自分でトラブルを解決できない場合は、無理せず専門業者に相談するのがもっとも安全で確実な方法です。

この記事を参考に、ぜひ皆様もテレビ増設にチャレンジしてみてください。
そして、ご家族の皆様がそれぞれの場所でテレビ放送を楽しんでいただける、快適なテレビのご視聴環境を実現してくださいませ。

そしてもし、テレビの増設に関してご不明な点や、増設した結果、トラブルが発生した場合などは、当あさひアンテナのフリーダイヤルへのお電話、また本サイトのメールフォーム、弊社LINEアカウントまでご連絡くださいませ。

現場経験も豊富なオペレーターがまずはお客様の状況をお伺いし、推測される原因と、ご自宅でも可能な対処方法をご案内いたします。お電話口でトラブルが解消された場合は、料金は1円も頂戴いたしませんのでご安心ください。

そしてもしお電話でのご説明で問題が解決できない場合には、ご要望いただければ、弊社スタッフが即座に現場へと駆け付け、早急に原因の特定と、トラブル解決に必要な工事とその費用をご提示いたします。

この際も、お客様が弊社スタッフのご説明と料金にご納得いただいて、正式にご契約されるまで、料金は一円も発生いたしません。どのようなトラブルであっても、まずは当あさひアンテナまで、どうかお気軽にご相談いただければ幸いです。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。