BS放送、CS放送を視聴する衛星放送用テレビアンテナを室内に設置する方法とその条件、おすすめの設置用製品とは?

2023年03月27日

本来は室外設置される衛星放送用のBS/CSアンテナを室内に設置する場合について、部屋の中でも衛星放送を見るために十分な利得や受信性能を確保する方法から、BS/CSアンテナの室内設置に必要となる商品の中でも、人気ランキング上位のおすすめ商品までをご紹介してゆきます。

現在では、ご自宅に地デジ(地上デジタル放送)用の地デジアンテナだけでなく、衛星放送用のBS/CSアンテナを設置される方も多く、その普及率は70パーセントを越えるといわれております。そして地デジアンテナであれば、現場の条件が許せば、デザインアンテナの屋根裏設置、また室内アンテナや屋内屋外兼用アンテナの使用により、アンテナを屋内設置することも可能です。

テレビアンテナの屋内設置には、住宅の外観や外装に影響を与えない。またアンテナ本体も風雨などの影響を受けないため、トラブルが生じにくく長持ちするといったメリットがございます。

そしてBS/CSアンテナも、適切な条件が揃っていれば室内への設置も可能です。ただ屋内への地デジアンテナ設置では、現場が強電界地域であることをはじめ、さまざまな条件が必要となるのと同じく、より高周波数帯の電波を用いる衛星放送用のBS/CSアンテナを室内に設置するためには、独自の条件が生じてまいります。

当コラムでは、BS/CSアンテナの室内設置に関して、可能となる条件をはじめ、実際にBS/CSアンテナアンテナを室内設置する手順。また室内設置のメリット、デメリット。さらには室内設置に適したBS/CSアンテナや必要な機材のおすすめ製品などを、2023年(令和5年)の最新情報に基づき、ご説明してまいります。

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そもそも衛星放送(BS放送、CS放送、新4K8K衛星放送)とは何か?

BS/CSアンテナの室内設置についてご理解いただくため、ここではまず基礎知識として、衛星放送、およびBS/CSアンテナの仕組みについてご説明してまいります。

衛星放送の仕組みとは?

日本における衛星放送とは、地球の上空、約35,786キロの赤道軌道上において、地球の自転と同じ速度、起動で宇宙空間を周回する人工衛星(静止衛星)から、日本国内の全域に、直進的な電波を放射するように送信するテレビ放送です。静止衛星は、地球上から見れば東経110度など、常に天空の一ヵ所に静止して見えることから、そう呼ばれます。

衛星放送の人工衛星から送信される電波は、長距離を送信されるため、高周波数(波長が短い)電波が用いられます。電波は波長が短いほど直進性が強くなるためです。具体的には、1センチから10センチの波長をもつマイクロ波の「SHF(センチメートル波)」の中でも、およそ25ミリ前後の波長となる、12GHz(ギガヘルツ)帯の周波数帯が使用されております。

衛星放送では、このように直進性の強い電波を用いて、宇宙空間の人工衛星から、ちょうど懐中電灯を当てて日本全体を光の輪で照らし出すような形で、日本の全域に電波を送信しているのです。高周波数帯の電波はエネルギーを集中させやすいため、地上で衛星放送を受信するアンテナも小型化できます。

地上波放送である地デジ放送では、地上に数多くの電波塔を設置することで、日本国内の大半のエリアを放送エリアとしてカバーしているものの、国内でも一部で電波が弱い、届かないエリアが生じる他、地上の高層建築物、地形などに影響されやすく、地震や台風などで電波塔にダメージを受ける可能性もあるなどの弱点がございます。

対して人工衛星で地球上へと放送電波を送信している衛星放送のメリットは、地上の地形や建築物、災害などに影響を受けず、常に地球上の広範囲へと、安定して大容量の情報を送信できる点です。

半面、衛星方法の電波は、地デジ放送も用いられる470MHz(メガヘルツ)から710MHzの「UHF波(極超短波)」で、40センチから60センチ程度の波長をもつ電波に比べると、その波長の短さから、電波が障害物にぶつかった場合、ほとんど向こう側に回り込まないため、電波が遮断されてしまい、地上のBS/CSアンテナに届かなくなるという弱点がございます。

またマイクロ波は水分に吸収されやすく、吸収されて熱エネルギーに変換される性質がございます。この性質を利用した製品が、中に入れた食品などにマイクロ波を照射することで、食品に含まれる水分に熱エネルギーを与え、暖める仕組みの「電子レンジ」です。

同じくマイクロ波で地球上まで送られる衛星放送の電波は、地上でその波長の長さと同程度の雨や雪が降った場合、電波が雨粒や雪に吸収されてしまい、乱反射も発生して電波状態が悪化し、BS/CSアンテナで十分に受信できなくなります。この現象を「降雨減衰」「降雪減衰」と呼びます。

他にも人工衛星から日本全体を照射する形で電波を送信しているため、衛星からの距離が離れる国内の北部や南端部、離島部などでは、電波レベルがやや弱くなる性質もございます。

BS/CS放送、および地デジ放送の電波については、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。

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衛星放送「BS放送」「CS放送」「新4K8K衛星放送」の違いと、使用されるアンテナの種類

日本における衛星放送では、一般的に「BS放送」「CS放送」の二種類が知られております。また2018年(平成30年)12月1日には衛星放送の4K8K放送である「新4K8K衛星放送」もスタートしております。

2023年現在、衛星放送はどれもデジタル化されており、それぞれ放送の違いと、受信できるアンテナの種類は以下の通りになります。

BS放送

BS放送とは、放送目的の人工衛星である「Broadcast Satellite(放送衛星)」を用いた衛星放送です。そのため地デジ放送と同じく不特定多数を放送対象にしており、主なチャンネルには、地デジと同じNHK、広域民放を中心とした無料チャンネルと、月額契約で視聴できる「wowow」「j-sports」などの有料チャンネルが存在します。

現在のBS放送は東経110度に位置する放送衛星を用いており、一般的なBS/CSアンテナである「BS/110度CSアンテナ」か、後述する「マルチアンテナ」を設置することにより受信できます。

CS放送

CS放送とは、本来は企業、事業者向けの通信を想定した「Communication Satellite(通信衛星)」による衛星放送です。1989年(平成元年)の放送法改正により、通信衛星でも一般世帯に向けたテレビなどの放送が可能となりました。

現在のCS放送は、東経110度に位置する通信衛星を用いた110度CS放送「スカパー!」と、東経124度、128度の通信衛星を用いた、124度/128度CS放送「スカパー!プレミアムサービス」がございます。

どちらも特定の契約者を対象とした放送で大半が有料チャンネルになり、BS放送を超える多チャンネルが特徴で、さまざまなジャンルに特化、細分化したチャンネルから、月単位で個々とチャンネルと契約してお好みの番組を視聴できます。なお「スカパー!」に対して「スカパー!プレミアムサービス」は、より多チャンネルかつ、全チャンネルがハイビジョン(2K、FHD)放送となっております。

なおCS放送でも、110度CS放送であれば、BS放送と同じ「BS/110度CSアンテナ」か「マルチアンテナ」で受信できますが、124度/128度CS放送の受信には「プレミアムサービス専用アンテナ」。またはBS、110度CS、124度/128度CSのすべてが受信できる「マルチアンテナ」が必要となります。

新4K8K衛星放送

新4K8K衛星放送とは、前述の通り衛星放送の4K8K放送であり、BS放送、CS放送にそれぞれ4K放送、8K放送のチャンネルが追加されたものです。4K、8K放送とは、従来の2Kフルハイビジョン放送に比べて、4Kは4倍、8Kは16倍の高精細画質に加え、色彩や色調、動画、音質などの表現が格段に向上した放送です。従来のフルハイビジョンテレビより大画面を実現した4K、8Kテレビにより、2K放送よりリアルで鮮明な映像、音声を楽しむことができます。

なお新4K8K衛星放送の受信には、一部のチャンネルを除いて、2018年以前の2K対応BS/CSアンテナとは異なる「2K4K8K対応BS/CSアンテナ」に加え、場合によっては4K8K(3442MHz)対応のブースター、分配器などの機器も必要となります。

これは従来の2K衛星放送の電波には、右回りの螺旋を描く「右旋円偏波」が用いられていましたが、新4K8K衛星放送をスタートする際、この右旋の電波では、新しく追加される4K8Kチャンネルに割り当てられる周波数帯が不足しました。

そこで新4K8K衛星放送では、基幹的な放送であるBS放送のNHK、広域民放の4Kチャンネルを除き、新たに右回りの螺旋を描く「左旋円偏波」を導入して、残りの4K8Kチャンネルに割り当てました。

この左旋の電波(およびBS/CSアンテナのコンバーターで変換された電波)で放送される4K8Kチャンネルについては、旧来の2K対応BS/CSアンテナ、および2K対応のブースターや分配器、場合によっては古いアンテナケーブルでも対応できないため、視聴するためにはアンテナ本体や機器の交換が必要になるケースも出てまいります。

 

BS/CSアンテナの仕組みと設置できる位置

ここでは衛星放送用のBS/CSアンテナの仕組みと、設置に適した住宅の位置についてご説明いたします。

なおここでは、現在の主な衛星放送用アンテナである「2K4K8K対応BS/110度CSアンテナ」を前提にご説明しますが、前述した「プレミアムサービス専用アンテナ」「マルチアンテナ」も、それぞれが受信する人工衛星の方向へと正確に向ける必要があるだけで、基本的な事項に大きな違いはございません。

BS/CSアンテナの仕組みとは?

衛星放送の受信に使われるBS/CSアンテナは「パラボラアンテナ」の一種になります。パラボラアンテナの「パラボラ(parabola)」とは、「放物線」の意味で、内側が放物曲面を描く円盤の「反射器(放物面反射器)」を中心とするアンテナです。この反射器は皿のような形状から「ディッシュ(dish:英語で「皿」の意味)」とも呼ばれ「ディッシュアンテナ」の別名もございます。

このディッシュ部の裏側には、アンテナを固定し、角度を調整する設置金具の部分と、その下から金属の支柱である「アーム」が伸び、ディッシュの表側の中心で「コンバーター(変換器)」を固定しています。

BS/CSアンテナは、人工衛星から直進的に送られる高周波数の電波をディッシュで正面から受け止め、反射させた電波を中央部に集中させ、コンバーターの一次放射器に集めます。そしてコンバーター部で高周波数帯のSHF波をテレビ電波に適した周波数へと変換し、コンバーターに接続された同軸ケーブル(アンテナケーブル)で、テレビなど受信機器に送信する仕組みになります。

パラボラアンテナはUHF波よりも周波数の高い、主にSHF波などの電波に適しております。しかしSHF波など高周波数帯の電波は、ケーブルで送信すると減衰量が大きくなるため、コンバーター部で周波数を変換する必要がございます。

ちなみに変換された衛星放送の電波は、従来の2K放送およびBS放送の一部4Kチャンネルである右旋円偏波は「1032MHzから2072MHz」に、新4K8K衛星放送の大半のチャンネルである左旋円偏波は「2224MHzから3224MHz」に変換されます。このため、従来の2K放送の電波に適合したブースターや分配器を使用している場合、3224MHz帯までの電波に対応できる4K8K用の機器に交換する必要が出るのです。

なおBS/CSアンテナのコンバーターは、電子機器により電波の周波数を変換しているため、電源が必要となります。

この電源は、電波を送信する同軸ケーブルから、配線部に設置されているブースターの電源部。またはテレビやレコーダーなどの受信機器側で電源設定を行うことにより、機器のチューナー端子からアンテナ側に給電されます。

BS/CSアンテナ本体や、新4K8K衛星放送に対応できる機器などの詳細は、以下の各コラム記事でご説明しております。

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BS/CSアンテナのバリエーションとは?

現在、BS/CSアンテナはさまざまなメーカーから発売されております。しかし同じパラボラアンテナであるため、基本的な設計はどのメーカーも同じになります。メーカーによってはコンバーターの設計に工夫を凝らすなどして性能を向上させているモデルもございますが、基本的には、BS/CSアンテナは、メーカーやモデルによる極端な性能差はございません。

BS/CSアンテナのモデルによる大きな違いとしては、ディッシュの直径差が挙げられます。BS/CSアンテナには、ディッシュの有効直径をセンチ単位で示す数字で、一般戸建て住宅向けの45型。アパートなど小規模集合住宅向けの共同受信用である50型、60型、75型。マンションなど大型集合住宅向けの90型、120型がございます。

一般の戸建て住宅では、45型でも充分な受信性能を発揮しますが、前述のように人工衛星からの距離によりやや電波レベルが弱まるエリアでは50型、60型、75型などを使用する場合もございます。また大型のBS/CSアンテナは、降雨減衰、降雪減衰の影響を抑える効果もございます、ただアンテナが大型になると、風雨などの影響を受けやすくなり、アンテナ角度のズレなども生じやすいため注意が必要です。

またBS/CSアンテナの本体色は、太陽光の影響を避けやすい白色系が中心です。しかし近年では太陽光や紫外線に影響を受けにくい塗料を用いたブラックなどのカラーバリエーションも存在します。他にもディッシュ部にパンチングホール仕様やメッシュ仕様などを用いて風を通す他、各部の強化により、強風などへの抵抗力を高めた高耐風モデルなども発売されております。

BS/CSアンテナの種類や受信性能については、以下のコラム記事でも詳細を解説しております。

衛星放送用BS/CSアンテナの種類と性能とは? 地デジテレビアンテナとの違い、設置工事の方法から機種の選び方まで解説!

BS/CSアンテナを設置できる位置とは?

前述の通り衛星放送のBS放送、CS放送とも、東経110度に位置する人工衛星から直進的な電波を送信しているため、地上のBS/CSアンテナは、ディッシュを東経110度へと正確に向けて固定する必要がございます。この角度がミリ単位でも狂うと、衛星放送の受信レベルが大きく低下してしまうため、注意が必要となります。

また人工衛星とBS/CSアンテナの間に、高層建築物や山地などをはじめ、樹木や木々の葉、さらには洗濯物などわずかな障害物が発生しただけでも、波長が短い衛星放送の電波は遮断されてしまい、BS/CSアンテナ側で受信できなくなります。そのためアンテナを向ける東経110度の方向に障害物が存在しない、さらには将来にわたって障害物の発生が予想されないことも重要となります。

なおBS/CSアンテナと障害物の高さでは、アンテナの位置を基準とした障害物の高さより、アンテナと障害物と距離が1.5倍以上あれば障害物の影響は生じません。例えばアンテナを向けた方向に、アンテナより5メートル高い建物がある場合、障害物とアンテナの間が7.5メートル以上、離れていれば特に問題はございません。

実際にBS/CSアンテナが設置される場所としては、前述した障害物のない人工衛星の方向を基本に、主に地デジアンテナの近くで、できるだけ風雨などを避けやすい場所に設置されます。具体的には、屋根の上で八木式アンテナ、ユニコーンアンテナと同じマスト(支柱、ポール)の下部、またサイドベースを設置した壁面。ベランダの内外などになります。

BS/CSアンテナの設置位置については、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。

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パラボラアンテナ以外のBS/CSアンテナとは?

基本的にBS/CSアンテナは、大半が住宅に設置するためのパラボラアンテナになります。ただ一部にはアウトドア用としてボックス型のポータブルタイプや、車載用も兼ねたドーム型BS/CSアンテナなどもございます。特に車載用モデルでは地デジも受信可能、人工衛星の自動追尾機能もあるなどのモデルがございます。

ただこのような機種は、ポータブルタイプで50,000円前後、ドーム型では機能にもよりますが100,000円以上など高価になります。また高価格のわりに、受信性能ではパラボラアンテナに及ばない。新4K8K衛星放送に対応していないなどの場合もございます。

こういった商品は、あくまでアウトドア趣味の商品であると考えた方がよろしいでしょう。

 

BS/CSアンテナを室内に設置する方法とは?

以上が衛星放送、およびBS/CSアンテナの基礎知識となります。

ここからは当コラムの本題となる、BS/CSアンテナの室内設置についてご説明してまいります。

BS/CSアンテナを室内に設置できる条件とメリットは?

地デジ放送の場合は、室内アンテナまたは室外室内兼用アンテナを窓際に置く。またはデザインアンテナを屋根裏、天井裏空間に設置するなどの方法で、アンテナの室内設置が可能です。これは地デジ電波のUHF波は、40センチから60センチと比較的、波長が長いため、金属など電波を通しにくい素材でなければ、住宅の屋根や壁などを透過し、ある程度の減衰は生じるものの屋内空間にも届くためです。

そのため地デジの電波状態が非常に良い強電界地域では、壁などを通り抜けた地デジ電波でも充分な電波レベルを保っており、屋内に設置された受信性能の低い地デジアンテナでも、地デジ放送の視聴か可能な強度の電波を受信できるのです。

しかし高周波数で波長が25ミリ程度と短い衛星放送の電波では、住宅の壁や屋根などで完全に遮断され、透過することはできません。

ただ電波は、高周波数帯になるほどその性質が光に近くなります。そもそも電波とは「電磁波」の一種で、日本の電波法による定義では「3,000,000MHz(3THz)以下」と比較的、周波数帯が低い電磁波を指します。電波より周波数帯が高い電磁波は、赤外線、可視光線、紫外線などの光。さらに周波数が高いとX線、ガンマ線などになります。

したがって電波でも電磁波に近い高周波数帯である衛星放送のSHF波は、光のように透明なガラスなどであれば透過しやすくなるのです。

そのため住宅内でも、東経110度に当たる南西方向を向いた窓があり、南西方向に電波を遮断する障害物などがない場合には、窓際にBS/CSアンテナを設置することで、室内でも衛星放送の受信が可能になります。

室内にBS/CSアンテナを設置できる条件としては、まず南西方向を向いた窓の窓ガラスが大きく、窓枠などもなく、通常の透明な板ガラス(フロートガラス)で、ガラスを透過した衛星放送の電波を、BS/CSアンテナの全体で受け止めることができるという点です。

もちろんアンテナを向ける窓の外、東経110度の方向に障害物などがないという点は必須です。そして窓ガラスの種類も、電波を反射、遮断したり、直進方向を曲げたりする凹凸や色、模様、またペアガラス(複層ガラス)や金属素材などが含まれない、シンプルな一枚の透明ガラスである必要がございます。

なお、その窓が東経110度を向いており、その方向に障害物がないかを見分ける方法としては、日中、午後2時から3時の間、より正確には三月の春分の日、九月の秋分の日の午後2時に、その窓から直射日光が室内に差し込むか、という点になります。該当する窓であれば、東経110度の方向を向いており、特に障害物などもないといえます。

そして該当する窓の前に、自立スタンドに立てたBS/CSアンテナを設置できる平面のスペースがあるか、という点も重要なポイントです。

BS/CSアンテナを窓際に設置する場合、必要なスペースは、使用する製品によっても変化しますが、おおよそ高さ1メートル程度、面積が50センチ四方は必要です。

これらの条件を満たした窓のある部屋であれば、BS/CSアンテナの室内設置は可能と考えられます。

なおBS/CSアンテナの設置位置については、以下の各コラム記事でも詳細を解説しております。

BS/CSアンテナ(衛星放送用)を室内に設置する方法

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BS/CSアンテナを室内に設置するメリットは?

BS/CSアンテナを室内に設置するメリットには、まずデザイン性の高い新築住宅などでも、住宅の外壁や外装、外観に影響を与えないという点があります。また賃貸物件などでは契約により無断でアンテナ設置などの工事が行えない場合が多くなりますが、BS/CSアンテナの室内設置であれば、部屋の中にアンテナを置くだけなので問題はございません。

また基本的にはアンテナを室内に「置く」だけになるので、ご自宅でも比較的、設置が簡単です。BS/CSアンテナは、ご自宅に設置作業が安全に行えるベランダなどがあり、その場所で障害物などに影響されずアンテナを東経110度に向けられる条件が整っていれば、専門業者などに依頼せずとも、DIYによる設置も可能です。

特に室内への設置であれば、作業中の事故などのリスクが大きく減る他、正確な角度調整にやや手間がかかることを除けば、アンテナの固定や窓、エアコンダクトの穴などにケーブルを通す作業も必要なく、もっともお手軽な設置方法となります。

さらに室内設置であれば、BS/CSアンテナが風雨などを受けなくなるため、自然環境による経年劣化を軽減できて寿命が延びる上に、角度のズレなどのトラブルも生じにくくなります。

BS/CSアンテナの室内設置に必要な製品

以下、ご自分でBS/CSアンテナの室内設置を行う場合に、必要となる機材を挙げていきます。

2K4K8K対応BS/110度CSアンテナ。(アンテナ本体のみの製品)

衛星放送を受信するBS/CSアンテナ本体です。基本的には45型の2K4K8K対応BS/110度CSアンテナになります。50型なども使用できなくはございませんが、その分、窓の大きさや設置スペースも必要となりますのでご注意ください。

現在、市販されるBS/CSアンテナは大半が4K8K放送に対応しており、45型で7,000円程度からの価格になります、またやや割高の価格で、設置具などがセットになった製品や、高耐風モデルなども存在しますが、室内設置では、屋外用の設置具や高い耐風性能も必要ないため、通常型のアンテナ本体のみの製品を選ぶといいでしょう。

BS/CSアンテナ自立スタンド

台座の上にBS/CSアンテナを立てるマストが直立した室内用スタンドです。高さは60センチ程度で各社からさまざまな製品が出ており、価格は5,000円程度からになります。この先にアンテナ本体を固定して自立させる形になりますが、設置するBS/CSアンテナや室内に対応するマスト径や高さの製品を選ぶ必要がございます。

また自立スタンドにBS/CSアンテナ本体や同軸ケーブルなどがセットになった製品もございますので、設置環境に適していればお選びになるのもよろしいでしょう。

アンテナケーブル。(同軸ケーブル)

BS/CSアンテナとテレビ、レコーダーなど受信機器のBS/CSチューナーを接続するケーブルです。

ケーブルは4K8K(3442MHz)対応型であれば、特に問題はございません。またアンテナ本体に、十分な長さの同軸ケーブルが付属することもございますので、その場合はケーブルを購入する必要はございません。

なおケーブルの長さに関しては、極端に長いケーブルでは送信される電波が減衰してしまうので、アンテナとテレビなどの設置位置を考慮し、後の配置換えなども踏まえて多少の余裕を持ったぐらいの長さがおすすめになります。

各種工具

BS/CSアンテナと自立スタンドや、ケーブルを接続する作業のためには、ドライバーやスパナ、レンチなどの工具も必要です。

これらはご家庭にあれば特に問題はございません。またアンテナ本体など製品のマニュアルには必要な工具が明記されている。または簡易的な工具が付属していることもございます。まずは製品の説明などを確認されておくとよろしいでしょう。

BS放送の方向確認アプリ。(スマートフォンなどにダウンロードする)

インターネット上には、日本の大手アンテナメーカー「日本アンテナ」社が無償で提供するスマートフォンアプリ「BSコンパス」など、BS/CSアンテナを設置する場合に、東経110度に当たる人工衛星の方向を確認できるアプリ、サイトなどがございます。

お手持ちのスマートフォンなどにこれらアプリをダウンロードしておき、確認しながら作業を行うことで、BS/CSアンテナの設置作業が簡単になります。

衛星放送用レベルチェッカー。(必須ではない)

前述したBS/CS放送の方向確認アプリは、大まかな方向を指し示すだけで、実際の設置にはミリ単位の正確な角度調整が必要となります、

この微妙な角度調整は、ご自分でBS/CSアンテナを設置する場合には、主にテレビ側のアンテナレベル画面を確認して行うことになります。ただこの場合、確認に時間がかかる上、お一人では角度調整とテレビ画面の確認が難しい場合もございます。

アンテナとテレビの間のケーブルに接続する形の、簡易的なレベルチェッカー(アンテナチェッカー、インジケーター)を用意すれば、アンテナが受信する電波レベルを手元で素早く確認でき、角度調整の作業が非常に楽となります。

アンテナ設置には必ずしも不可欠な機器ではございませんが、価格は1,000円台程度であり、特に室内にBS/CSアンテナを設置する場合は、角度のズレが生じやすいため、その後の角度の再調整に備えて購入されるのもひとつの選択肢と言えます。

BS/CSアンテナ室内設置の費用とご自分で設置する場合の手順

アンテナ工事の専門業者にBS/CSアンテナの設置を依頼する場合の、一般的な基本工事費用は、BS/CSアンテナ本体やケーブル、設置具などの基本部材込みで15,000円から25,000円程度になります。これは通常、各種地デジアンテナとセットで屋外にBS/CSアンテナを設置する場合の価格ですが、業者によっては室内設置にも対応していることがございます。

BS/CSアンテナの室内設置費用は、通常の設置とさほどの差はございませんが、自立スタンドなどの価格が含まれる場合もございますので、正確な費用については各業者にお問い合わせください。

ご自分で設置される場合の費用は、上記した機材の購入費用のみになりますので、最安で12,000円台程度から可能です。

実際にご自分でBS/CSアンテナの室内設置を進める手順としては、まずあらためて、設置する窓際の方向やガラスの大きさ、素材、障害物が存在しない点など、受信に適した状態か確認してください。また設置位置や配線の形も想定しておくといいでしょう。

また実際の設置を行う日は、降雨、降雪による減衰の影響を受けないよう、晴天の日を選んでください。

実作業では、まず用意したBS/CSアンテナや自立スタンドは、アームやコンバーター、支柱と土台などの組み立てが必要となる品が多いため、付属のマニュアルを参考に組み立て作業を行ってください。

次に自立スタンドを設置する窓際に置き、BS/CSアンテナ本体を仮固定します。固定する方法は商品によっても異なりますが、アンテナを固定するボルトなどをゆるめに締めて、角度を微調整できるようにしてください。

そして、BS/CSアンテナの仰角(上下の角度)を調整します。アンテナを向ける東経110度の方向は、日本国内でも地域によって微妙に異なります。そのため前述の「BSコンパス」などのアプリや各地域の東経110度の角度を記したサイトを参考に、その地域ごとの、東経110度の仰角に合わせてください。

BS/CSアンテナの中には、角度の調整部分に、地域ごとの東経110度を示す目盛りが記されていることもございますので、そのような製品を用意しておくのもいいでしょう。またこの時点でも、角度の固定は、調整しやすい仮固定にとどめておいてください。

おおよその設置位置、角度が決まったら、用意しておいたBS/CSアンテナのケーブルとテレビなど受信機器のBS/CSチューナー端子と接続します。この接続は、アンテナ本体などのマニュアルを参照にしつつ、ケーブルの整理なども考えて行ってください。またレベルチェッカーを用意している場合は、ケーブルの途中、アンテナ付近から確認しやすい位置に接続してください。

接続化完了したらテレビ、レコーダーの電源を入れ、設定画面より「BS/CSアンテナへの電源供給」を「ON」に設定します。これにより機器側からケーブルを通してアンテナのコンバーターに給電されて、衛星放送の電波が受信可能となります。

次にやはり設定画面から、BS/CSの「アンテナレベル」画面を表示します。テレビのメーカー、モデルなどで表示方法は異なりますが、メーターや数字などで、BS/CSアンテナから届いている電波レベルが表示されます。

これら電源設定、アンテナレベル表示の方法や画面の見方は、やはりメーカー、モデルなどで異なりますので、機器本体のマニュアルやメーカーの公式サイトなどを確認して、正しい方法を確認しておいてください。

これらの準備が完了したら、テレビ側のアンテナレベルを確認しながらBS/CSアンテナの方位角(左右の角度)を少しずつ調整して、アンテナレベルがもっとも高くなる角度を見出してください。直進的な電波をディッシュ部で受け止め、反射させてコンバーターへと集中させるため、この角度調整は非常な正確さを要し、ミリ単位の狂いでも、電波がほとんど受信できなくなることもございます。

特にテレビ側のアンテナレベル表示は、BS/CSアンテナの角度を少しずらした後、アンテナレベルに反映されるまで、5秒程度のタイムラグが生じます。したがってアンテナの角度を1ミリ程度、調整するたびに、数秒置いてテレビに表示されたアンテナレベルを確認するという、手間のかかる作業になることをご理解おきください。ただケーブルの途中にレベルチェッカーを接続している場合は、アンテナで受信した電波レベルが素早く反映されるため、角度調整の作業が簡単になります。

アンテナレベルが最大になる方位角を見出せたら、次に再度、仰角を微調整して、やはりアンテナレベルが最大になるようにしてください。これで仰角、方位角で最適な角度に調整できたら、角度調整部分のボルトを完全に締め込んで、アンテナ本体を固定すれば作業は完了です。

なおご自分でBS/CSアンテナを室内設置する場合には、以下の各コラム記事が参考になると思われます。

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BS/CSアンテナを室内に設置する場合の注意点は?

このように比較的、設置作業が簡単となるBS/CSアンテナの室内設置ですが、いくつか注意点やデメリットも存在します。

まず挙げられるのは、やはりアンテナ設置が可能である条件が厳しく、事前確認が難しい点です。

一見、BS/CSアンテナの室内設置が可能に思える環境でも、フロートガラスに見える窓ガラスであっても、素材その他の要因で電波を通しにくいケースもございます。さらにたとえフロートガラスであっても一定の減衰が生じるため、室内設置では屋外よりも衛星放送の電波レベルが低下します。そのため衛星放送を視聴する際には、窓を開けることで受信レベルを確保しなければならない場合もございます。

さらに日本の北部や南端部など、人工衛星との距離のより、元から衛星放送の電波レベルが弱まる地域では、室内設置の条件が整っていても受信が難しくなることもございます。

そしてご自分でBS/CSアンテナを室内に設置して衛星放送が受信できない場合、保障などはございません。アンテナ工事業者に適切な設置を依頼することもできますが、その場合、屋外設置になり自立スタンドが無駄になることや、最初から業者に依頼した場合に比べて、設置費用が割高になることもございます。

また室内設置が上手くいった場合も、基本的には一基のBS/CSアンテナを一台のテレビなど受信機器に接続する、シンプルな配線しかできません。BS/CSアンテナから複数の部屋で衛星放送を視聴できる配線を行う場合には、アンテナの近くにブースターを設置して適切な電波レベルへと増幅し、分配器で複数の部屋へと配線を伸ばす。さらに配線の整理なども必要で、ご自分では難しい作業になります。

さらに室内設置は、窓際にBS/CSアンテナを置くだけになるため、室内空間を圧迫する他、誤ってアンテナに触れるだけで角度が狂いやすく、再調整の手間も必要になってまいります。

もしご自宅でBS/CSアンテナを室内に設置できるか判断が難しい場合や、室内設置に伴う問題点が気になる場合は、は、アンテナ工事の専門業者にご依頼の上、室内の電波状態の確認なども含め、ご自宅で最適となるBS/CSアンテナ設置を任せられるほうがよろしいでしょう。

業者にアンテナ工事の調査や見積もりを依頼する場合の詳細は、以下の各コラム記事でご説明しております。

地デジ放送、衛星放送(BS/CS)テレビアンテナ工事の現場で必要な「電波調査」の方法とは?

地デジや衛星放送のテレビアンテナ工事費用がいくらかわかる「見積もり」とは? 業者、会社ごとの設置費用の相場や選び方を解説

 

BS/CSアンテナ室内設置用のおすすめ商品

前述の通り、室内に設置するBS/CSアンテナのおすすめ商品は、45型サイズの通常モデルになります。受信性能を求める場合には50型を使用する選択肢もございますが、その場合は設置できる窓の大きさや場所の条件も厳しくなりますのでご注意ください。

またBS/CSアンテナは、ディッシュが同サイズであればメーカーやモデルによる大きな受信性能の差はございません。ただ品質面では、やはり国内大手メーカー製のモデルがおすすめと言えます。

特に日本三大アンテナメーカーと呼ばれる「DXアンテナ」「マスプロ電工」「日本アンテナ」や、同じく大手有名メーカーである「サン電子」など各社のBS/CSアンテナであれば、設計や品質面でも信頼がおけるといえます。

例えばDXアンテナ社製の45型モデル「BC45AS」であれば、2K4K8K対応型で十分な性能と品質を持っており、Amazonや楽天市場などでの実売価格も7,000円台と廉価です。さらに設置金具なども付属しないモデルであるため室内設置の場合に無駄がございません。表面処理により対候性も高くなっております。室内設置であれば、例えば同社製の高耐風モデル「BC453SG」のような「耐風速70m/s」などの高い耐風性能は必要ないため、必要十分の性能を備えたモデルだといえます。

自立スタンドには、同じくDXアンテナ社製の「MHF-500」がございます。これは円形の台座の上に65センチのアンテナ設置用のマストが建っているもので、アンテナの展示や室内設置に用いられます。シンプルな黒色で室内にも調和し、重量は2.2キロで適度な安定感をもちつつも取り扱いやすいのが利点です。実売価格は5,000円から6,000円台になります。

なおアンテナ本体や自立スタンドなどについては、同メーカー製でそろえることがおすすめです。これはやはりアンテナ、スタンドとも、同メーカー製の製品との接続を前提に設計されており、もっとも相性が良くなるためです。

また自立スタンドとよく似た製品に、屋外設置用の自立型マストベースがございます。このような製品は、形状は似ているものの、屋外用で頑丈さや耐食性を重視しており、室内設置に使用すると床などを傷つける恐れがございます。購入される際は、室内用の製品であることをしっかりとご確認ください。

 

ポータブルBS/CSアンテナは室内用アンテナにもなる?

前述の通り、BS/CSアンテナには通常のパラボラアンテナの他に、ボックス型のアウトドア用ポータブルモデルも存在します。このようなモデルを住宅用、特に室内用BS/CSアンテナとして使うことも、不可能ではございません。

サイズとしては幅50センチ強、高さ30センチ程度、厚さ12センチ強の本体を、台座に立てて使用する形になります。重量も2.5キロ程度で取り扱いやすく、比較的、場所を取らないのがメリットです。

ただ室内に設置できる条件は、通常のBS/CSアンテナの場合とまったく同じになります。また右旋円偏波しか受信できない機器が多いため新4K8K衛星放送の大半のチャンネルには対応できない他、価格も50,000円程度と高価になります。さらに本来はアウトドア用のモデルであるため、室内に設置しても必ずしも安定して衛星放送を受信できるとは限りません。

総じて、アウトドア用に購入したものを、普段はご自宅でも使用する場合などは別として、室内設置の目的で購入するBS/CSアンテナとしては、安易にはおすすめいたしかねます。

 

まとめ

室内にBS/CSアンテナを設置できる条件、および具体的な設置方法は以上になります。ただBS/CSアンテナの室内設置は、メリット、デメリットともに多くなりますので、設置にはあらかじめ、ご自宅で衛星放送をご視聴になる条件に適しているか、よくご考慮されることおすすめいたします。

なお、BS/CSアンテナの室内設置に関しては、以下の各コラム記事の内容も参考になると存じます。

・地デジ放送、衛星放送用のテレビアンテナ室内設置工事に用いる地デジ、BS/CSアンテナ機種の選び方と、必要な費用とは?

・徹底解説!地デジ放送を受信できる室内アンテナのおすすめ機種、設置する部屋に最適となる室内用地デジアンテナの選び方とは?

・地デジ用室内アンテナの最強モデルとは? おすすめできる高性能機種ランキング5選!

もしご自宅でBS/CSアンテナの室内設置をご希望で、設置が可能かわからないなどの問題によりお困りの際には、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)。またはメールフォームLINEアカウントまで、お気軽にお問い合わせください。

弊社ではご自宅など、テレビアンテナ設置現場に出張しての電波調査、お見積もりも、出張費、キャンセル費を含む完全無料で実施しており、現場の条件が許す限り、お客様のご要望に沿ったアンテナ工事をご提案いたします。

もしBS/CSアンテナの室内設置が難しい場合には、通常モデルの「BC45AS」や高耐風モデル「BC453SG」などの本体価格、および基本設置部材、ケーブル。防水加工などをセットにした、業界最安に挑むアンテナ設置価格でご案内いたします。さらに工事の完了後には、業界最長クラスである、アンテナ施工完了日からの「10年保証」もご用意しております。

BS/CSアンテナの室内設置だけではなく、地デジ、衛星放送など各種テレビアンテナの、さまざまな設置方法をお考えのお客様は、まずは当あさひアンテナにご相談いただければ幸いに存じます。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。