台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?
2022年(令和4年)の現在でも、地上デジタル放送(地デジ)のアンテナといえば、住宅の屋根の上に見られる、魚の骨のようなアンテナを連想される方が多いでしょう。
これは「八木式アンテナ」と呼ばれる機種です。いまからおよそ100年前、大正時代の1920年代に、八木秀次博士と宇田新太郎博士の共同研究によって開発されたアンテナで、八木アンテナ、八木・宇田アンテナとも呼ばれます。
この八木式アンテナは、昭和の中頃、日本でテレビ放送が始まった当初から使われている機種であり、基本設計の完成度が高く、現在でも高い地デジ電波の受信性能を誇ることから、今日でも地デジアンテナとしてはもっとも普及率が高い機種になっています。
ただ一方で、屋外の高所に設置されることから、風雨や雪、また海沿いでは潮風を受ける、鳥が止まる、鳥のフンを受けての腐食など、外部環境の影響を受けやすく、それらの蓄積が老朽化やアンテナのずれ、倒壊などのトラブルの原因になることもございます。
特に毎年のように台風が通る台風銀座と呼ばれる地域や、豪雪地帯にお住まいの方にとっては、八木式アンテナのトラブルは毎年の風物詩のようなものと言われる方もおられます。しかしこのように毎年、アンテナトラブルに見舞われることは、毎年、余計な手間と費用が掛かるということでもあります。
そこで、そのような風物詩を終わらせるために、おすすめできる機種が「デザインアンテナ」です。
デザインアンテナとは、同じ地デジアンテナながら、平面型で壁面などにも設置できるため、八木式アンテナに比べて自然環境などの影響を大きく抑えられる機種です。もちろん台風銀座や豪雪地帯など厳しい自然環境でも、アンテナへのダメージを大きく軽減でき、トラブルを避けることが可能となります。
ここでは、主に台風銀座や豪雪地帯など、アンテナが気候や環境によりダメージを受けやすいエリアを中心に、自然に強いデザインアンテナの設置方法についてご説明いたします。また近年になって登場した、同じく各種の自然環境に強い最新鋭アンテナ「ユニコーンアンテナ」についても解説いたします。
アンテナに対する環境が厳しいエリアにお住いの方には、ぜひお読みいただきたく思います。
【デザインアンテナについて】
デザインアンテナとは、アンテナの本体部分を円形、長方形などのボックス状のケースに収めた軽量薄型の機種で、アナログテレビ放送から地デジ放送への転換期にあたる2009年頃より普及しはじめた、第二世代といえる地デジアンテナです。その形状や特性から、平面アンテナ、壁面アンテナ、ボックスアンテナなどとも呼ばれます。
そのメリットは、前述のように薄型で主に住宅の壁に設置するため、八木式アンテナに比べて風雨などの影響を受けにくく、経年劣化を大きく軽減できる点です。台風が多い地域や豪雪地域でも、風雨や雪に影響されにくいため故障のリスクが大幅に少なくなります。
他にも、スタイリッシュな外観でカラーバリエーションも豊富なため、設置する壁面の色に合わせることで住宅の見た目や景観を乱さない。隣家との越境問題が生じないなどのメリットがあり、現在の地デジアンテナでは一番人気の機種になります。
(デザインアンテナの主な設置位置)
平面軽量のデザインアンテナは、一般の住宅では、主に以下の4か所に設置されます。
デザインアンテナの特性を生かし、地デジ電波が受信しやすい方向でご自宅や自然環境の条件に合わせた、風雨や雪の影響を受けにくく、住宅の外観も損ねない位置を選ぶことができます。
・外壁
デザインアンテナの設置位置として、もっとも多い場所です。
屋根よりも低く、壁に貼り付けるような形になるため、強風の影響を受けにくく、雪が積もることもほとんどございません。また本体色を外壁の色に合わせることで、住宅の一部のようになじませ、外観を損ねない設置も可能となります。
・ベランダ
上階にベランダがあるお住まいであれば、ベランダにも設置できます。
ベランダの壁面などでは作業が安全になるため、ご自身でアンテナを取り付けることも可能となります。壁に取り付けるデザインアンテナであれば、洗濯物を干すなどの家事の邪魔にもなりません。またベランダが屋根の下であれば、風雨などもより避けやすくなります。
・屋根の上
デザインアンテナも八木式アンテナと同じく、屋根の上へ設置することも可能です。
屋根の上は、住宅ではもっとも電波を受信しやすい場所です。屋根の上に垂直になる壁面があればそこに設置できます。またデザインアンテナをポールなどに固定して設置するという方法もございます。
ただ屋根の上では、設置方法によっては、風雨などに強く住宅の見た目を損ねないという、デザインアンテナのメリットがやや低下することもございますのでご注意ください。
・屋根裏、室内
デザインアンテナや八木アンテナをご自宅に屋根裏設置(屋内設置)する工法です。
屋根裏は、屋根とほぼ同じ高さで電波を受信できる上、天候などの影響をもっとも受けにくく、他の工法よりもアンテナの劣化を抑え、高寿命を望める工法になります。ただあらかじめ天井裏の広さや屋根材、断熱材などの素材、地デジ電波状態などを確認して、ご自宅の屋根裏で安定した地デジ受信が可能かどうかを確認する必要もございます。
屋根裏へのデザインアンテナ設置の詳細については、以下のコラムをご確認ください。
徹底解説!屋根裏や天井裏にテレビアンテナは設置できる?
(八木式アンテナの設置場所)
余談になりますが、八木式アンテナも屋根の上の他に、壁面やベランダの内外、さらに屋根裏に設置することも不可能ではございません。
ただ八木式アンテナは、近年の機種は軽量、小型化が進んでいるとはいえ、デザインアンテナに比べれば大型で重量もございます。
そのため壁面などへの設置には壁に設置具を固定する必要がある。ベランダ内部への設置では設置場所をとる。屋根裏への設置もより制約が大きくなるなどの問題点が生じます。
屋根の上以外の場所に設置するアンテナとしては、やはりデザインアンテナか、後述するユニコーンアンテナがおすすめになります。
【デザインアンテナのデメリット】
このようにメリットばかりに見えるデザインアンテナですが、いくつかのデメリットもございます。
ご自宅でデザインアンテナの設置を検討される場合には、まずこれらのメリットとデメリットをよく把握される必要がございます。
・八木式アンテナより受信感度が低くなる。
八木式アンテナは、基本的に屋根の上へと設置される地デジアンテナです。そのため地デジ電波を受信しやすいことに加え、本体も骨組みの左右に電波を受信する素子が並んでいることから、効率的に電波を受信できる構造になっています。
一方、デザインアンテナは、本体の受信性能は八木式アンテナとほぼ同等ではあるものの、主に壁面など、屋根よりはやや低い位置に設置されることが多くなります。そのため八木式アンテナより受信感度は低くなる傾向がございます。
・八木式アンテナよりやや費用がかかる。
アナログテレビ放送の時代から使われている八木式アンテナに比べ、デザインアンテナは、ここ10年ほどの間に普及しはじめた、比較的、新しいテレビアンテナです。そのため八木式アンテナに比べ、本体価格や基本設置工事費用が、やや高額になってまいります。
それぞれのアンテナの本体価格は、性能や品質によっても異なりますが、八木式アンテナが3,000円から10,000円程度。デザインアンテナは5,000円から15,000円程度になります。
・BS/CSなど衛星放送は受信できない。
前述のように、デザインアンテナは地デジアンテナになります。そのためご自宅でBS、CSの衛星放送をご覧になりたい場合は、別途にBS/CSアンテナを設置する必要がございます。BS/CSアンテナも、近年では小型、黒色や高耐風性能を持つ機種もございますが、基本的にパラボラアンテナのため、デザインアンテナのように目立たないといったメリットは得られません。
【デザインアンテナを設置する際の注意点】
ここでは、デザインアンテナの設置を考えられるにあたって、注意すべきポイントを解説いたします。
・設置費用の確認。
アンテナ工事業者に依頼した場合のデザインアンテナの基本設置費用は、おおむね20,000円前後です。対して八木式アンテナの設置費用はおおむね15,000円前後になります。
ただこれは各アンテナを設置する工費のみです。その他の工事、機材の価格体系は業者によっても異なりますが、この基本工事費にアンテナ本体価格や、必要に応じてブースター、分配器などの機器および設置工費が追加されます。
これらの各種機材、工事の費用を含めた、一般的なデザインアンテナの新規設置費用は、業者によっても異なりますが、一般的に40,000円から50,000円程度になります。一方、八木式アンテナでは35,000円から45,000円程度です。
各種アンテナや、オプションの機材、工事などを含めた設置工事費用については、以下のコラムをご参照ください。
業種別・アンテナ設置工事の標準価格と対応できる工事
・地デジ電波の受信状況の確認。
前述のようにデザインアンテナは設置位置が低い分、八木式アンテナに比べて受信感度もやや低くなります。
そのため地デジ電波のレベルが中程度から弱い地域、いわゆる「中電界地域」から「弱電界地域」では、デザインアンテナ設置の位置などに制約が出ること、さらには受信が困難なため使用できないこともございます。
そのため、あらかじめデザインアンテナが設置できる電波レベルであるか、現場の地デジ電波状態を確認しておく必要がございます。
エリアごとの地デジ電波強度と適した地デジアンテナ機種については、以下のコラムをご参照ください。
地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは
・壁面の方角などご希望の位置に設置できないケースもある。
デザインアンテナに限らず、地デジアンテナは現場の周辺で地デジ電波を送信している中継局(電波塔)の方向へ、正確に向ける必要がございます。そのためお客様がご希望される設置位置(壁面の方向や高さなど)が中継局の方向が異なり、十分な地デジ受信ができないなどの場合は、ご希望に添えないケースがございます。
・外壁に取り付ける場合には壁面にビス穴を開ける必要がある。
デザインアンテナを外壁に設置する場合には、ほとんどの場合、まず壁に設置器具を取り付ける必要があり、そのため壁にビス穴を開けなければなりません。壁に穴を開けたくない場合には、その他の設置方法やアンテナ機種を検討する必要がございます。
【デザインアンテナをご自分で設置する方法】
前述のように、ベランダへの設置など安全に設置できる場合は、ご自宅でデザインアンテナを設置することも可能です。
以下、ご自宅でデザインアンテナを設置される場合の手順をご説明いたします。
1:必要な品を揃える。
ご自宅でデザインアンテナを設置する場合、必要となるものは、
・デザインアンテナ本体。
・同軸ケーブル。
・設置金具。
・スパナ、ドライバーなどの工具。
・テレビ本体。
・スマートフォン、タブレットなど。
になります。テレビは、アンテナと接続してアンテナレベルを確認するために必要です。またスマートフォンなどには、周辺の地デジ中継局とその電波の方向を確認するためのアプリをインストールしておいてください。
2:スマートフォンで電波の方向を確認し、設置する場所に専用金具を取り付ける。
スマートフォンのアプリで、設置したい場所とその方向で地デジ電波が受信できるかを確認し、安定して受信できるようであれば、設置したい位置に専用金具をスパナなどで固定します。
3:金具にアンテナ本体を設置し、同軸ケーブルを接続する。
壁面に設置した取付金具にデザインアンテナをはめ込む形で取り付け、仮に固定します。そしてアンテナ本体とテレビを同軸ケーブルで接続します。
4:アンテナの向きを調整する。
前述のように、アンテナ本体の向きを、中継局の方向、地デジ電波を十分に受信できる角度に調整してください。
近所の住宅のアンテナの方向、スマートフォンのアプリなどを参考にする他、テレビの設定画面から「アンテナレベル」確認画面を選んでください。大半のテレビ本体には、アンテナの受信強度を数字で表示する機能が搭載されています。
この機能で確認しながらアンテナの向きを調整して、アンテナレベルがもっとも高くなる角度に調整します。
5:アンテナの固定ボルトを締める。
アンテナの角度が確定したら、その角度から狂わないよう、アンテナの固定ボルトをしっかりと締めて固定します。
(アンテナ設置後にテレビの映りが悪くなった場合の対処法)
ご自分でデザインアンテナを取り付けた場合、設置後にテレビの映りが悪くなることもあります。その場合には、アンテナの高さや向きを再調整する、ブースターを設置するといった対象方法がございます。
ブースターとは、アンテナが受信したテレビ電波を十分なレベルまで増幅する装置です。現場に届く地デジ電波レベルが弱い、またご自宅にて複数のテレビを設置する場合に必要となり、現在ではアンテナ工事にほぼ必須と言える機器になります。
【アンテナ設置は専門のアンテナ工事業者に依頼することがおすすめ】
ご自分でデザインアンテナを取り付けるメリットは、必要となる費用がアンテナ本体や機材の代金のみで、業者に依頼する場合より、工費を軽減できるという点です。しかしその作業には、多くのリスクや手間も伴います。
ご自分でアンテナ設置を行う場合の問題点には、主に以下の点が挙げられます。
・正確なアンテナの位置を決定することが難しい。
自力でアンテナを取り付ける場合は、受信に最適となる位置や、アンテナの向きの確認などが難しくなります。
一方、専門業者の職人は施工経験および現場の電波状態など専門知識が豊富で、電波の強度や方向を確認できるレベルチェッカーなどの機器も用意しているため、ご自宅において最適となるアンテナの設置位置を、即座に確認できます。
・配線や各種機器の設置が難しい。
アンテナを一台のテレビに接続するだけの工事であれば、一般の方でも比較的、簡単な作業となります。
しかし複数台のテレビをアンテナに接続する場合は、電波を増幅するブースターや、同軸ケーブルを通じて電波を分配する分配器。またBS/CSアンテナ設置もする場合は混合器、分波器なども設置することとなり、一般の方には難しい作業になります。
現在の一般のご家庭で、設置される一台のみというケースは少なく、複数の部屋への配線や、BS/CSアンテナも設置する場合などは、まとめて専門業者に依頼する方が確実といえます。
・高所での作業には危険が伴う。
前述のように、地デジアンテナはできるだけ高所に設置する必要がございます。
そのためご自宅のベランダでも脚立などを使った作業が必要となることもございますが、慣れない作業では転倒、落下などのリスクも考えられます。1メートル程度の落下でも、場合によっては大変な事態を招くこともございます。
専門業者としては、一般の方に、わずかでも危険を伴う作業を行うことはできれば控えていただきたく思います。
専門業者であれば、高度な技術や経験はもちろん、法令に則り専用の命綱やヘルメットなどの装備を身に着け、安全対策マニュアルに沿った作業を行うため、高所でも危険を最小限に抑えた作業が可能となります。
・作業のミスがすべて自己責任となる。
ご自分で作業される場合、すべてのミスはご自身で責任を負わなければなりません。
思わぬ事故による負傷から、アンテナ本体などを落としての破損。壁に余計な穴を開けて傷つけてしまう。また結局、アンテナ設置がうまくいかないなど、最初から専門の業者に任せたほうが確実で安上がりだった、ということも珍しくはございません。
【ユニコーンアンテナもおすすめ】
先ほど名前を挙げたユニコーンアンテナも、主に台風、強風など自然環境対策にはうってつけのアンテナ機種です。
ユニコーンアンテナは2010年代後半に登場した、第三世代にあたる地デジアンテナになります。ポールの先に円柱状のアンテナが設置された形状で、ポール型アンテナとも呼ばれる、現在では最新鋭の機種です。
基本的には八木式アンテナと同じく屋根の上などに設置されるため、高い地デジ受信性能を誇る他、屋根の張り出し部(破風)や壁面などにも設置できる。デザイン性の高さから住宅の外観を乱さず、隣家との越境問題も生じにくい。風雨などが通り抜けやすい形状で自然環境の影響を受けにくく、経年劣化を抑えられる。太陽光パネルがある住宅にも設置しやすいなどの点になります。
総じて、八木式アンテナとデザインアンテナのメリットを兼ね備えるアンテナといえます。
デメリットは、最新機種であるため、他の2機種よりも本体価格や設置工費が高くなる点。また八木式アンテナに比べるとやや受信性能が低くなる点がございます。
【地デジアンテナ各機種の特性】
・八木式アンテナ
八木式アンテナはもっとも古い機種ながら、現在でももっとも高い受信性能を誇る地デジアンテナです。
素子数が多い高性能機種なども豊富なため、いわゆる弱電界地域など電波状態が悪く、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナの設置が難しいエリアでも使用できます。
総じて台風や積雪などが少ないエリアで、周辺の地デジ電波レベルが低く、外観より受信性能を重視される方。また設置費用を低く抑えたい方におすすめできる機種になります。
・デザインアンテナ
デザインアンテナの特徴はすでにご説明した通りです。総じて、強電界地域から中電界地域など、電波状態が比較的、良好なエリアで、台風や積雪などが多く、その影響を避けたい。また住宅の外観を重視される方におすすめできる機種です。
・ユニコーンアンテナ
ユニコーンアンテナには、その形状からデザインアンテナよりも風に強いという特性がございます。デザインアンテナは平面型であるため、正面から強風を受けるとアンテナの角度がややずれるケースもありますが、ユニコーンアンテナは風が通り抜ける形状になっているため、そのようなことが起こりにくくなります。またデザインアンテナより高所に設置でき、受信感度が高くなります。
総じて、デザインアンテナではやや受信に難が出るエリアで、風雨や雪などに強く外観性のいいアンテナをお求めの方。特に台風など強風への対策を重視される方におすすめの機種です。
(ユニコーンアンテナの設置場所)
ユニコーンアンテナの設置方法には、主に以下のものがございます。
・屋根の上
八木式アンテナと同じく、屋根の上に設置することで高い受信感度を望めます。またユニコーンアンテナであれば屋根の上に設置してもデザインの一環に見え、太陽光発電システムがあるお宅でも太陽光発電に影を落とさないというメリットもございます。
・スッキリポール
屋根の上やベランダ、庭先などに「スッキリポール」を設置し、そこにユニコーンアンテナを設置する方法もございます。
スッキリポールとは、住宅用引込柱、電柱引込ポールなどとも呼ばれ、ユニコーンアンテナに限らず各種の地デジアンテナおよびBS/CSアンテナを設置でき、それらの配線をすべてすっきりまとめて屋内に引き込むことができるポールです。
・破風板
破風板とは、屋根の妻側の端に設置されている板です。この破風板に穴を開け、ビスで金具を固定し、ユニコーンアンテナを設置します。比較的、高い位置に設置できるため、電波の受信感度も高めになります。
・壁面
デザインアンテナのように、壁面に専用の設置具を取り付け、ユニコーンアンテナを設置することも可能です。
しゃれたランプのような外観になる他、風雨なども比較的、避けやすくなります。
・ユニコーンアンテナは屋根裏に設置できる?
結論から申し上げると、ユニコーンアンテナを屋根裏に設置することは、技術的には十分に可能です。
ただ屋根裏へ設置する場合、デザインアンテナに比べて特に優れたメリットはなく、ただ本体価格の分だけ設置費用の総額が高くなります。そのため通常は、屋根裏への設置にはデザインアンテナが用いられます。
【まとめ】
デザインアンテナ、ユニコーンアンテナのメリットについて、おわかりいただけたでしょうか。
八木式アンテナを含め、地デジアンテナの3機種には、それぞれのメリット、デメリットと、各機種に適した設置条件がございます。
ただ台風が多い、豪雪地帯など、八木式アンテナがダメージを受けやすいエリアにおいては、デザインアンテナやユニコーンアンテナが最適の地デジアンテナであるといえます。
当あさひアンテナでは、デザインアンテナに関しては、日本3大アンテナメーカーの一社「DXアンテナ」社製。受信性能は20素子相当。厚さ4.9センチ、大きさ9センチ×22センチの箱型で業界最小クラスの超薄型モデル「UAH201」をご用意し、アンテナ本体および防水加工、同軸ケーブル、設置器具をセットにしたアンテナ設置を、基本工事価格「20,000円(税込み)」からでお引き受けしております。またアンテナ本体のカラーバリエーションも4色ございますので、どのような色の外壁にも対応できます。
ユニコーンアンテナでは、やはり日本3大アンテナメーカーの一社で、同アンテナを開発した「マスプロアンテナ社」製であり、グッドデザイン賞受賞。有害物質使用規制(RpHS指令)にも適合する環境にやさしい機種「U2CN(ユニコーン)」を、ブラックとホワイト、2色のカラーバリエーションでご用意しております。
台風や豪雪などへの対策としてデザインアンテナ、ユニコーンアンテナの設置をお求めのお客様は、あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)かメールフォーム。またLINEまで、現場の条件に適した機種や設置方法など、まずはお気軽にご相談ください。