テレビ端子(アンテナコンセント)がない部屋でのテレビ番組ご視聴方法

2022年11月01日

現在では地上波デジタル放送(地デジ)や衛星放送(BS/CS放送)の各チャンネルを視聴する方法には、ケーブルテレビ(CATV)、インターネット回線を利用した光テレビなど、さまざまな方法がございます。中でもアンテナコンセント(アンテナ端子)を使用するのは、アンテナとケーブルテレビになります。

現在でも主流のテレビ視聴方法と言えば、やはり住宅に地デジ、BS/CSの各種テレビアンテナを設置して、屋内の各部屋までアンテナケーブルを配線し、ケーブルでアンテナとテレビまでを接続してテレビ放送を視聴する方法になります。

 

テレビアンテナでのテレビ放送の視聴は、いったんテレビアンテナ設置や配線の工事を行えば、各部屋に設置されたアンテナコンセント(アンテナ端子)とテレビなどの機器をケーブルで接続するだけと、非常に手軽なものとなります。またBS、CS放送の有料チャンネルを除いては、基本的に無料でテレビ放送を視聴し続けることができるという大きなメリットもございます。

 

しかし、住宅にテレビアンテナを設置してテレビ放送を視聴する場合には、意外な問題点もございます。

それは「アンテナコンセント(アンテナ端子)がない部屋にはテレビの設置が難しくなる」という点です。アンテナコンセントがない部屋では、テレビを設置しても、アンテナケーブルをどこに接続すればいいのかわからないケースが多くなります。

 

そこで本コラムでは、アンテナ端子(アンテナコンセント)がない部屋にテレビを設置して、テレビ放送を視聴する方法について、2023年(令和5年)度の最新情報を元に解説いたします。お住まいの一室に新しくテレビを設置したいが、アンテナ端子の数が不足しているなどの場合に、当コラムをご参照いただければ、対処の方法が見いだせるかも知れません。

テレビアンテナ修理工事

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まず屋外に設置された地デジ、BS/CSなどのアンテナから、アンテナケーブル(同軸ケーブル)が伸びて、引き込み線によって屋内へと引き込まれます。多くの場合、アンテナケーブルはアンテナの近くに設置された「ブースター(増幅器)」を経由して、電波レベルが増幅される他、地デジ、BS/CS双方のテレビアンテナが設置されている場合は「混合器」という機器で、双方の同軸ケーブルを一本にまとめます。

アンテナケーブルは屋内で「分配器」というタコ足型の機器に接続され、テレビ電波は複数のアンテナケーブルに分配されて、各部屋にあるアンテナコンセント(アンテナ端子)へと接続されます。

またテレビアンテナから届くテレビ電波は分配器を通して分配される際に、分配される数で割られる形になって、分配先の電波レベルが低下します。そのため、あらかじめブースターで大本の電波レベルを増幅しておく必要があるのです。

この各部屋のアンテナコンセントにあるアンテナ端子と、室内のテレビをアンテナケーブルで接続することにより、テレビアンテナとテレビ機器が直結される形になり、各部屋でテレビ電波を受信して、テレビ放送のご視聴が可能となるのです。

そして混合器で地デジ、BS/CS放送の電波を一本のケーブルにまとめている場合は、アンテナコンセントの部分か、テレビ機器の前に、地デジ、BS/CS放送の電波をふたたび分離する「分波器」を設置して、地デジ、BS/CS放送、それぞれのチューナーにアンテナケーブルを接続する必要がございます。

 

テレビアンテナからアンテナ端子にいたるまでの構造は、以上の通りです。

アンテナコンセントとは、正確には住宅の各室内、壁面に設置されている、アンテナケーブルを接続するコンセントの部分全体を指します。そしてアンテナ端子とは、その中でも特にアンテナケーブルを接続する端子部分のことを言い、現在の「F型端子」の他に、時代ごとにいくつかの種類がございます。また英語で差し込み口の意味を持つ「ジャック(jack)」から、「F型ジャック」「プッシュジャック」などと呼ばれることもあります。

またコンセント、ジャックと混同されがちな言葉としては「プラグ」がございますが、これは電源やアンテナなどケーブル(コード)側の先端についた、ジャックに差し込む側の端子のことです。

またアンテナコンセントには、アンテナ端子だけが設置されているもの。電源用のコンセントと一体化しているもの。さらに近年では、電源やアンテナ端子の他、LAN端子、固定電話端子などが一か所に集積されたマルチメディアコンセントなども存在します。

そしてアンテナ端子の形状による種類は、主に以下のものがございます。

新築にアンテナ工事 アンテナ設置

F型端子

F型端子は、現在では主流のアンテナ端子です。そのため比較的、近年に建てられた住宅であれば、アンテナコンセントの部分はほとんどがこの形になっています。テレビやレコーダー側にある、ネジ切りのついた円筒形が突出している形をしたアンテナケーブルの接続端子と同様の形ですが、アンテナコンセント側では壁面に突き出して邪魔にならないよう、一回り大きな円形のくぼみの中に設置されています。そして円筒形の先端部分の中央には、ケーブルの中心線と接続されて映像信号を伝える、小さな穴が開いています。

このF型端子であれば、現在、一般的に市販されているアンテナケーブルをそのまま接続することができます。F型端子に対応するアンテナケーブルの先端にある接続部は「F型プラグ」と呼ばれ、やはり内側にネジ切りがついたねじ込み式か、内側がなめらかでそのまま差し込める形のどちらかになっており、このF型端子であればそのどちらでも接続が可能です。

F型端子の特徴は、ネジ切りがあるため、差し込む際には軽い力が必要ですが、いったん差し込めば抜けにくいという点です。

 

プッシュ端子

これはF型端子とほぼ同様の形になりますが、ネジ切りがなくなめらかな円筒形になったものです。F型端子より少し前に主流だったアンテナ端子で、建築からやや年数が立った住宅でよく見られます。

使い方も市販のアンテナケーブルを差し込むだけと、F型端子とほぼ同じですが、形状がなめらかな分、差し込みやすい半面、ケーブルに人やものが引っかかった際に抜けやすいという欠点もございます。また使用するアンテナケーブルも、ネジ切りがついたものでは接続できないことがあるため、プラグ部にネジ切りのないプッシュ式対応のケーブルが必要となりますのでご注意ください。

 

(アンテナコンセントに2か所のF型端子・プッシュ端子が設置されている場合)

住宅内のアンテナコンセントには、このF型端子やプッシュ端子が、主に上下に2つ並んで設置されている場合があります。これは地デジ放送用の端子とBS/CS放送用の端子が別個に設置されているケースがほとんどであり、それぞれのアンテナ端子から、テレビ側の地デジ端子とBS/CS端子へと各自のアンテナケーブルを接続することで、両方の放送をご視聴になれます。

またF型端子がひとつしかないアンテナコンセントでも、地デジ放送とBS/CS放送の双方が視聴できるケースもございます。これは前述した通り、地デジ、BS/CSアンテナの付近に設置された「混合器」により、双方のケーブルを一本にまとめ、同じアンテナ端子から双方の電波を届けている場合です。

この場合はアンテナ端子とテレビを接続するアンテナケーブルの間に、やはり前述した「分波器」を設置して、地デジ、BS/CSの電波を2本のアンテナケーブルに分離し、テレビ側のそれぞれの端子に接続します。また分波器とアンテナケーブルが一体型になった商品も市販されております。

ご自宅にBS/CSアンテナが設置されていない場合や、ケーブルテレビをご利用でも、BS放送をそのまま受信できる「BSパススルー」の電波が届いていない場合、アンテナコンセントにあるF型端子はひとつだけで、地デジ専用の端子ということになります。

 

直付端子

アンテナケーブルに使われるケーブルは「同軸ケーブル」と呼ばれるものです。この同軸ケーブルは基本的に、4層の円筒状のものを重ねた構造になっております。同軸ケーブルの中心部には電波などを伝える銅製の芯線である内部導体(中心軸)が通っており、その周辺をポリエチレンなどの絶縁体が覆っています。さらにその表面を網状に編まれた細い銅線の束で、電波の漏洩や侵入を防ぐ外部導体が覆っており、表面はPVC(ポリ塩化ビニル)などによる保護皮膜で覆われています。

この同軸ケーブルであるアンテナケーブルは、家電店などで販売されているものは、ほとんどがその先端にF型プラグが装着されたものになっております。ただ、建築された年代の古い住宅では、アンテナコンセントとして、F型プラグを用いず、同軸ケーブルの芯線をむきだしにして直接、接続する直付端子が存在します。

直付端子ではアンテナケーブルの先端から、保護被膜や絶縁体などを切り落とし、中心の芯線だけが露出する形に加工する必要がございます。露出させた芯線を端子側の差し込み口やネジ式の端子に固定する形となります。また芯線を接続する端子のすぐ下には、芯線が外れたりしないよう、ケーブル部分の先端部を通して固定する金具もついております。

直付端子はケーブルの芯線や外部導体が露出したまま、ネジなどで固定する形式になるため、F型端子に比べると芯線などの接続部分が劣化する可能性が高くなる。また電波が漏れやすくなるなどの弱点がございます。さらに近年では芯線が露出するよう加工されたアンテナケーブルがあまり販売されていないため、場合によってはご自宅でケーブルの先端を加工する必要も出てまいります。

 

フィーダー端子

直付端子と同じく、古いタイプの住宅に見られる端子に、フィーダー端子がございます。フィーダー端子は、アンテナ端子の部分に、横にふたつネジが並んでいる形のものです。

フィーダー端子に接続するケーブルは、同軸ケーブルによるアンテナケーブルではなく、それぞれ芯線が通った2本の細いケーブルを並べてつなげた形になる、やや平べったい形の「フィーダー線」になります。

フィーダー線をフィーダー端子に接続する際には、2本並ぶ線の先端をふたつに割き、双方の先端の芯線を露出した状態にする。もしくは芯線の先端に圧着されたU字型の金具を、やはりフィーダー端子側のふたつのネジにそれぞれ固定します。ただフィーダー線は、同軸ケーブルのアンテナケーブルに比べると、電波の漏れや外部からの干渉が多いため、近年ではほとんど使用されなくなりました。

そのためお住まいの壁面のアンテナ端子がフィーダー端子の場合は、同軸ケーブルの先端を、U字型が2本のフィーダー端子用金具に変換する「整合器」が必要です。フィーダー線がお手元にある場合は、先端をやはりF型プラグに変換するコネクターを用いて、現代のテレビに接続することも可能ですが、同軸ケーブルを使用するほうが電波状態は安定します。

 

アンテナケーブル直結

建築年代が昭和期などかなり古い住宅や、アンテナ配線を行った後に、アンテナケーブルを追加で配線した部屋などの場合は、壁面にアンテナコンセントやアンテナ端子がなく、天井などから直接アンテナに接続されたアンテナケーブルが伸びている場合もございます。

このような配線方法は、後になってアンテナケーブルを追加する形で配線したため壁の中を通すことができず、屋根裏や天井裏などを伝って室内へ配線した場合によく見られます。この場合は室内に伸びてきているアンテナケーブルの先端を、そのままテレビ側のアンテナ接続端子に接続することになります。

天井裏などを通して配線されたアンテナケーブルがそのまま室内へと伸びている状態であるため、テレビを設置している場所までケーブルの長さが足りない場合は、延長ケーブルや中継接線などを用いた延長が必要となります。

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アンテナコンセント(アンテナ端子)のない部屋でテレビ放送を視聴する方法

以上のどのタイプであれ、室内にアンテナ端子、またはアンテナに直結するアンテナケーブルがある場合は、対応するアンテナケーブルやプラグなどを用意し、テレビとアンテナ端子を接続することで、テレビ放送をご視聴になれます。

ただ、室内にアンテナ端子がない部屋では、テレビを設置してもアンテナ端子との接続が難しくなることがございます。

アンテナコンセントのない部屋にテレビを設置して、テレビ放送をご視聴になるには、以下のような方法がございます。

 

近くの部屋にあるアンテナ端子からアンテナケーブルを接続する

アンテナ端子がない部屋でも、近くの部屋にアンテナ端子があれば、そこからアンテナケーブルを引くことでテレビ電波を受信できます。この方法では、アンテナ端子との接続になるため受信できる電波は安定しますが、いくつかの注意点もございます。

まず他の部屋のアンテナ端子からでは距離があるため、たとえ隣室からでも使用するアンテナケーブルには一定の長さが必要です。そのため別室のアンテナ端子から、設置するテレビまでの正確な距離を測って、十分な長さのアンテナケーブルを準備する必要がございます。

そしてドアなどを隔てて長いアンテナケーブルを使用するため、その配線にも工夫が必要となります。

別室からアンテナケーブルを伸ばして接続することはさほど難しくなくとも、その間にあるドアなどがケーブルに阻まれて閉まらなくなることもございます。またケーブルもそのままでは、廊下に伸びており、足を引っかける恐れがあるなど、邪魔になることも考えられます。

ドアなどの邪魔にならないためには、ケーブル全体が平坦で薄い形になっており、ドアや窓などの隙間を通すことができるフラットケーブル(隙間ケーブル)と呼ばれるケーブルを使うことで解決できます。またアンテナケーブルが廊下などを通る場合は、床の端や壁、天井などにモールなどで固定する方法がございます。

また他の部屋にアンテナ端子の空きがあるか確認する必要もございます。近くの部屋にアンテナコンセントが設置されていても、その室内にテレビが設置されていて、アンテナ端子と接続されていれば、当然ながらアンテナ端子は使用できなくなります。

この場合には、近い部屋のアンテナ端子に、前述した「分配器」を設置して、アンテナ端子をふたつに増やすという方法がございます。分配器には、壁面のアンテナ端子に差し込んでアンテナケーブルの差し込み口を増やすものや、アンテナ端子と接続したアンテナケーブルの先に接続して、そこから複数のアンテナケーブルに分配するものなどがあり、比較的、簡単にアンテナケーブルの出力口を増やすことができます。

ただ前述のように、分配器を設置すると、大本の電波レベルから、分配される数で割る形で、分配先の電波はそれぞれ何分の一の電波レベルになってしまいます。そのため分配数は2分配型など、必要最小限の分配器を選ぶ必要がございます。また電波レベルによっては2分配でも電波が弱くなり、画面が乱れるなどのケースもございます。その場合には、分配器の前に室内用ブースターを設置するなどの工夫も必要となります。

 

テレビのリンク機能を使う

近年、発達した技術として、テレビの「リンク機能」を使うことで、アンテナ端子がない部屋で、アンテナケーブルと接続していないテレビでも、テレビ放送などを視聴することができます。これはテレビやブルーレイレコーダーなどから、パソコン、スマートフォン、タブレットなど機器やメーカーを問わず、LANを通じてさまざまな情報をやりとりするための「DLNA(Digital Living Network Alliance)」という企画をベースに、各家電メーカーが、それぞれのテレビやレコーダーなどに搭載している機能です。

この機能は、他の部屋にあるブルーレイ・HDDレコーダーに録画した番組を、宅内のLANネットワークを利用して、他の部屋のテレビで視聴するというのが主な使い方です。ただ録画した番組だけでなく、レコーダーに内蔵されているチューナーを利用して、リアルタイムで放送されているテレビ番組も視聴できます。

これはレコーダー内蔵のチューナーで受信している番組を、そのまま宅内LANネットワークによって別のテレビ側に送る形になっており、レコーダーだけでなくリンク機能が搭載されたテレビ機器などであれば、同じく他のテレビに送信することができます。

宅内LANネットワークでは、テレビとレコーダーをそれぞれ同じインターネット回線に接続していればリンク機能を利用できます。必ずしも有線のLANケーブルで接続する必要はなく、ご自宅にWi-Fi環境がなくても、テレビやレコーダーなどを直接、無線で接続できるリンク機能が搭載された機種。テレビの電波を送信するチューナーと受信するモニターがセットになった商品などもございます。

ただ注意点としては、テレビとレコーダーなどを異なるメーカーで組み合わせた場合、リンク機能が使用できるケースもございますが、基本的には同じメーカー同士の機器の組み合わせでなければ、確実なリンク機能の作動は期待できないという点がございます。

他にもブルーレイ・HDDレコーダーから、他のテレビに録画映像やテレビ放送を送信している間は、レコーダー側で番組の録画や再生ができなくなるなど、レコーダーの機能に制限が出てくるケースもございます。これはレコーダー本体の性能にも左右されるため、送信中でも録画は可能など、制限が少ない機種もございます。

 

無線LANで映像信号を送る

またテレビのリンク機能に近い方法として、地デジアンテナで受信した電波からデジタル信号に変換したものを、無線LANで直接、テレビに送信するという方法がございます。地デジ電波を個人がそのまま無線機器などで送信することは「電波法」という法律で規制されていますが、電波から映像信号に変換されたものを無線で送信することは問題ございません。

テレビ映像の信号を無線で送る詳しい方法については、以下のコラムをご参照ください。

徹底解説、テレビアンテナを無線化することは可能なのか?

前述したテレビのリンク機能も、テレビ電波ではなくレコーダーの録画や映像信号を他の部屋のテレビに送信しております。

これと同じ技術により、アンテナ端子に直接、地デジチューナーが内蔵された無線の送信機を接続して、他の部屋へテレビ番組(テレビの映像信号)を送信する方法がございます。これはテレビのリンク機能を使う方法に非常に近いのですが、いくつか違いもあります。

まず送信する無線の機器は「メディアコンセント」などと呼ばれる、無線でテレビ番組(映像信号)を送信することに特化した小型のテレビチューナーのようなものです。この機器は、一般的なチューナーのようにテレビに直接、接続して使用することはできません。屋内で空いたアンテナ端子に接続して使用するため、アンテナ端子の空きがない場合は分配器が必要になることもございます。

またテレビ映像を受信する側の機器も、無線LAN機能がついたテレビで受信できることもございますが、基本的にはスマートフォンやタブレットなどに専用のアプリケーションをダウンロードして使用します。実質的には、アンテナ端子がない部屋にテレビを設置してテレビ放送を視聴する方法というより、アンテナ端子のない部屋でその他の機器を用いてテレビ番組を視聴する方法というものに近いといえます。

またメディアコンセントなどは基本的に地デジ用の機器となり、衛星放送(BS/CS放送)などは送信できません。

 

室内アンテナを利用する

アンテナ端子がない部屋でテレビ電波を受信する方法としては、室内用のテレビアンテナを使う方法がアナログテレビ放送の時代から知られております。室内アンテナには、窓際の棚などに置く卓上型、窓ガラスなどに貼り付けるペーパー型などの種類があり、それら室内に設置した小型のアンテナから、直接アンテナケーブルをテレビのアンテナ端子に接続する、簡易的なテレビアンテナです。

室内アンテナについての詳細は、以下のコラムをご確認ください。

面倒な工事も不要!2,000円で地デジ放送を楽しめる「室内アンテナ」について!

室内アンテナは、安価なものでは1000円台など非常に低価格であり、また本体を室内に設置して、ケーブルでテレビと接続するだけで設置完了と、室外に設置するテレビアンテナのように大掛かりな工事は必要なく、ご自宅で簡単に設置することができます。

一方で室内アンテナは、屋外に設置するテレビアンテナに比べると受信性能が低いため、基本的に強電界地域から中電界地域と、地デジ電波が強いエリアでなければ使用できません。これはアナログ放送の時代と違い、地デジ電波は一定の電波レベルまで受信ができないと、テレビ放送がまったく映らなくなるためです。

また室内アンテナは、室内での設置場所により受信感度が左右されます。基本的にはご自宅の一帯へ地デジ電波を送信する中継局(電波塔)に近い方向で、窓際などに設置すると受信感度が高まりますが、いろいろな場所に設置して受信しやすい場所を探す必要がございます。

また中電界地域など電波レベルがやや低い地域では、地デジ電波を増幅するブースター内蔵型の室内アンテナや、室外・室内兼用のコンパクトなデザインアンテナなどを選ぶほうがいいでしょう。ただブースター内蔵型のアンテナは電源が必要となるため、アンテナ設置位置やコンセントの場所によっては電源コードやアンテナケーブルの延長も必要となります。

また室内アンテナは基本的に地デジ専用となります。アンテナコンセントのない部屋でBS/CSの衛星放送をご視聴になりたい場合は、窓の外、または室内に専用スタンドを置いてBS/CSアンテナを設置するという方法もございますが、室内にBS/CSアンテナを設置できるかについては条件も多くなってまいります。またアウトドア用のポータブルBS/CSアンテナを室内アンテナとして使うことも可能ですが、このようなアンテナは価格が高価という難点もございます。

室内へのBS/CSアンテナ設置に関しては、以下のコラムをご確認ください。

BS/CSアンテナ(衛星放送用)を室内に設置する方法

 

アンテナ専門 テレビアンテナ工事

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アンテナ端子を新しく設置する

アンテナ端子のない部屋に、今後、継続的にテレビを設置したい場合であれば、室内に新しくアンテナ端子(アンテナコンセント)を増設するのもひとつの選択肢です。

アンテナ端子の増設は、アンテナ工事の専門業者などに依頼することも可能ですが、地デジのみかBS/CSも含まれるか、また住宅の構造や建材などによっても難易度は変わってまいります。

一般的にアンテナ端子の増設に必要な工費は10,000円から30,000円程度ですが、工事の難易度によっても変動する他、ブースター分配器の設置、交換が必要な場合は、それらの機材費も必要となります。そのため、アンテナ端子の増設に際しては、現地調査(出張)、見積もりが無料の業者を選んで、まずは現地調査を依頼し、見積もりを出してもらうことをお勧めいたします。

またアンテナ端子の増設工事は、基本的な工事費、機材費の他には、アンテナ端子をいくつ増設しても、増設に必要な機材(ケーブル、アンテナ端子、アンテナコンセントカバー)などの費用が追加されるだけです。複数のアンテナ端子を増設しても、費用が大きく変化することはないため、アンテナ端子の増設工事を行う際には、将来的なライフスタイルの変化も見越して、必要と思われる部屋すべてにアンテナ端子を増設しておくのもいいでしょう。

 

まとめ

アンテナ端子(アンテナコンセント)が設置されていない部屋にテレビを置き、テレビ番組を視聴する方法については、その部屋にテレビを設置するのが一時的なのか継続的なのか。また視聴するテレビ番組が地デジのみか、BS/CS放送も含まれるかなどによって、適した方法も変わってまいります。

 

当あさひアンテナでは、アンテナ端子のない部屋へのテレビ設置に関しても、アンテナコンセントの増設工事や屋内アンテナの設置、別室のアンテナ端子からケーブルを延長するなどの工事をはじめ、お客様のご要望に応じて、工事の有無に関係なく、現場の条件に最適であり、お客様にとってもっともお得となる方法をご提案いたします。

お住まいで必要となるテレビ端子が足りないといった点を含め、各種テレビアンテナに関するお悩み、ご相談については、弊社フリーダイヤル(0120-540-527)。またはメールフォームLINEアカウントまで、どうかお気軽にご連絡ください。

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あさひアンテナ 工事 職人

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アンテナ設置

アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。