国立市青柳|E202(信号が受信できない状態)→落雷により故障したブースター交換工事|白を基調とした清潔感と美しさが際立つステキな戸建て

2026年09月06日

国立市青柳の戸建てにテレビアンテナ工事にお伺いしました。

白を基調とした清潔感と美しさが際立つステキな戸建てにブースター交換工事

白を基調とした清潔感と美しさが際立つステキなお家です

白を基調とした清潔感と美しさが際立つステキなお家です。
ダークブラウンのウッディな玄関ドアが、全体を引き締めるアクセントとなっています。

今回お客さまから「テレビが突然映らなくなった」という視聴不良のご相談をいただきました。
事前に「アンテナ全交換」「ブースター交換」「配線修理」といった複数の可能性をご案内し、現地調査を行ったうえで最適な施工法をご提案する流れとなりました。

状況を確認しますと、家中のすべてのテレビ画面に「E202(信号が受信できない状態)」のエラーコードが表示されており、完全に電波が遮断されている状態でした。

強風などによってアンテナの向きがずれてしまった可能性も考えられましたが、全室一斉に受信不能となっている点から、アンテナ周辺機器、特に電波を増幅・供給するブースターの故障が最も疑われました。

築5年の比較的新しいお宅であり、ブースターを設置してからの年数も浅いため、経年劣化による自然故障とは考えにくい状態です。
時期や状況を総合的に判断し、悪天候による「落雷(誘導雷)」が原因でブースターが破損した可能性が高いと予測を立てました。

さっそく原因を突き止めるため、現地での詳細な調査を開始いたしました。

まずは室内設備を確認するため、ユニットバス(浴室)の天井にある点検口を開け、内部に格納されているブースターの電源部(電源供給器)をチェックしました。

白を基調とした清潔感と美しさが際立つステキな戸建てにブースター交換工事

電源ランプが点灯していないブースター電源

通常であれば通電を示すLEDランプが点灯しているはずですが、完全に消灯した状態でした。

原因をさらに確実なものとするため電源部のカバーを取り外して内部を確認したところ、基板部分に落雷の強烈な過電流が通過したことを示す、はっきりとした黒い焼け焦げ痕が確認できました。

白を基調とした清潔感と美しさが際立つステキな戸建てにブースター交換工事

落雷の通り道となった事を示す焦げ跡

雷によって発生した異常電圧(雷サージ)が配線を通じて侵入し、ブースター内部の精密な電子回路を破壊してしまったことが決定的な故障原因です。

この状態をお客さまへご説明し、損傷したブースター電源を新品へ交換する作業をご提案し、ご承諾をいただきました。

交換工事では、まず故障して機能停止したブースターユニットを安全に取り外し、同等の性能を持つ最新型のブースターへと付け替えを行いました。
配線の接続部を確実に処理し、新しい電源供給器へ通電させたところ、即座にランプが正常点灯し、各部屋のテレビへしっかりと電波が届くようになりました。

幸いにも屋根上のアンテナ本体や壁内のケーブル類には損傷が及んでおらず、ブースターのみの交換で無事に復旧を果たせました。
大掛かりなアンテナ全交換や配線引き直しを回避できたことで、費用面・施工時間ともに最小限に抑えることができ、お客さまも安堵の表情を浮かべていらっしゃいました。

アンテナの材料一通り持参 アンテナ工事

【テレビ視聴を支える重要機器「ブースター」の役割】

ここで、今回交換を行った「ブースター(増幅器)」の役割について詳しく解説いたします。

ブースターとは、テレビアンテナが受信した地上デジタル放送やBS/CS衛星放送の微弱な電波信号を、電気的に強固に増幅(ブースト)させるための装置です。受信した電波のクオリティを保ちながら安定した映像を各部屋に届けるため、現代の戸建て住宅においては、アンテナ本体とセットでの設置がほぼ必須となっています。

現在では、マスプロ電工、DXアンテナ、日本アンテナ、サン電子といった信頼性の高い大手専門メーカーから、多様な設置環境に対応する高性能なモデルが多数ラインナップされています。

地上デジタル放送や衛星放送の電波は、アンテナでキャッチされてからご家庭のテレビ画面に到達するまでの間に、さまざまな外部環境や物理的要因によって徐々に勢いを失い(減衰し)ます。

地デジ電波(UHF帯:470MHz〜710MHz)は、波長が約40cm〜60cmと比較的に長く、障害物を回り込む性質を持ちます。しかし、電波塔からの物理的な距離をはじめ、途中に存在する高層ビルや山林といった障害物、さらには季節による気候変化や大気中の水分量(雨や霧)などによって、アンテナに到達する電波の強さは常に変動しています。

一方、宇宙空間に浮かぶ人工衛星から飛来する衛星放送の電波は、地デジよりも遥かに高い周波数帯を使用しており、波長も約25mmと極めて短いため、直進性が非常に高い反面、小さな障害物にも弱いという特徴を持っています。
そのため、激しい大雨や大雪(降雨減衰・降雪減衰)が発生すると、電波が遮られて一気に受信レベルが低下してしまいます。

地デジの場合、テレビ内部のチューナーに届く時点で「34dB〜89dB」という適切な電波レベルの範囲内に収まっている必要があります。この基準値より電波が弱すぎる場合はもちろん、逆に強すぎる場合であっても信号が歪んでしまい、ブロックノイズが発生したり、今回のように「E202」などのエラーコードが出て映像が途切れる原因となります。

また、ご家庭内で複数の部屋にテレビ端子が設けられている場合、アンテナから入ってきた電波は「分配器」によって部屋数分に枝分かれ(等分)されます。4分配すれば電波の強さは単純計算で4分の1近くまで弱まり、さらに壁の中を通る同軸ケーブルの長さや接栓端子を通過する際にも少しずつ失われていきます。

こうしたさまざまな減衰要因を計算に入れ、どのお部屋のテレビ端子であっても常に最適な電波レベルを維持できるように調整・増幅してくれるのが、ブースターの最も重要な役割なのです。

さらにブースターには、もうひとつ隠れた重要機能があります。それは「落雷時の防波堤」としての役割です。

万が一、近隣への落雷によって高電圧の雷サージがアンテナ線から侵入した際、ブースターがその破壊的なエネルギーを自ら受け止めて過電流を遮断することで、家の中にある高額な液晶テレビや録画レコーダーといった他の精密電子機器へダメージが及ぶのを防ぐシールド(護衛)の役目を果たすことが多々あります。

コンパクトな機器ですが、テレビ設備全体を守る大変頼もしい存在なのです。

【施工完了時の点検とご案内】

工事完了後は、作業を行ったユニットバス周辺や移動経路を細かく点検し、施工に伴うゴミやホコリが残っていないか、配線の留め具や固定状態に不備がないかを念入りにチェックいたしました。

なお、今回のケースではアンテナ本体の位置や視聴環境自体に変更はないため不要でしたが、アンテナの買い替えや引っ越しなどで受信環境が変化した場合は、テレビ側の再設定が必要となります。

その際は、テレビリモコンの「設定メニュー」から「チャンネルスキャン」および「地域設定」を行っていただくことで新しい電波を認識します。
弊社公式ホームページの「エラーコードE201、E202、E203」の解説ページにて、主要テレビメーカーごとの具体的な初期設定手順をわかりやすくまとめておりますので、必要な際はぜひご参照ください。

最後に、各お部屋に設置されている実際のテレビ画面にて、すべてのチャンネルがノイズなく鮮明に映ることを確認いたしました。お客さまにも映像をご確認いただき、最終的な完了のご了承を頂戴して、すべての工事を無事に終了いたしました。

工事にはご旦那さまがお立ち合いくださり、お忙しい時間帯にもかかわらず終始ご丁寧にご対応いただきましたことを、心より感謝申し上げます。

火災保険(風災・水災・落雷補償等)の適用申請をご検討される際には、今回撮影いたしました「施工前の状態」「故障したブースターの内部画像」「落雷による焦げ跡の接写」といった写真を証拠資料としてご提供させていただきます。

保険適用の可否につきましては、最終的にご契約中の保険会社様の審査判断となりますが、申請がスムーズに進むようご協力させていただきました。

きれいな映像が戻ったテレビで、これからも快適で楽しいひとときをお過ごしくださいませ!

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