屋根の形状、素材に適したテレビアンテナの種類(後編・アンテナ編)

2022年12月02日

本コラムは、戸建住宅の屋根の形状や、使われている屋根材と、それぞれの屋根に適した地上デジタル放送(地デジ)、BS/CS放送用のテレビアンテナの種類、アンテナ設置の工法について解説するコラムの後編にあたります。

コラム前編では、現在、戸建住宅で見られる主な屋根の形状や、屋根材の種類について解説いたしました。

詳しくは実際にコラム前編をご確認ください。

屋根の形状、素材に適したテレビアンテナの種類(前編・屋根編)

 

後編にあたる当コラムでは、屋根の形状や屋根材の種類を前提として、2023年(令和5年)現在の最新情報に基づき、各種テレビアンテナを中心に、それぞれの屋根に適した機種や設置工法についてご説明してゆきます。

現在、ご自宅において新規テレビアンテナ設置や、BS/CSアンテナの追加設置。また新しいテレビアンテナへとから交換するアンテナ工事をお考えの方の参考となれば幸いです。

 

【テレビアンテナとそれ以外のテレビ放送(地デジ、BS/CS)視聴方法】

現在では戸建住宅などの建物内で、地デジ、BS/CS放送のチャンネルを視聴する方法にも、各種テレビアンテナ設置の他、ケーブルテレビ(CATV)や光テレビを契約するといった方法がございます。

ケーブルテレビや光テレビを契約してテレビ放送をご視聴になる場合は、アンテナ工事に比べて複雑な工事が必要ないため、初期費用が抑えられる。同じ契約で地デジ放送とBS/CS放送、双方の多くのチャンネルを視聴できる。現場の地デジ、BS/CS放送の電波状態に影響されないため、安定した視聴が可能になるといったメリットがございます。

一方で、契約するサービスによってはBS/CS放送などで、視聴できないチャンネルがある場合もある。そして毎月の月額料金が必要となってくる、といったデメリットもございます。

 

それに対して、テレビアンテナ工事により、各種アンテナを設置してテレビ放送をご視聴になる場合は、一定の初期費用が必要となってまいります。初期費用は設置する地デジアンテナの機種(八木式アンテナデザインアンテナ、ユニコーンアンテナ)と、BS/CSアンテナも設置するか。また設置位置や、室内でアンテナコンセントが設置されている部屋の数などによって変わってまいります。

基本的にアンテナ工事の費用は、地デジ、BSCSのアンテナ本体代金。ブースター、分配器その他の機材代金と、工事費用になり、一般的には地デジアンテナのみで35,000円程度から、地デジとBS/CSアンテナをセットにしたアンテナ設置で80,000円程度になります。

テレビアンテナ設置に関して、依頼できる業種別のアンテナ工事料金の詳細については、以下のコラムをご参照ください。

業種別・アンテナ設置工事の標準価格と対応できる工事

 

テレビアンテナ設置により地デジ、BS/CS放送をご視聴になる最大のメリットは、アンテナ工事に一定の初期費用がかかる以降は、アンテナのメンテナンス費用やBS/CSの有料チャンネルを除いて、基本的に無料で各チャンネルを視聴し続けることができるという点です。

そのためアンテナ設置によるテレビ番組のご視聴は、長期的に見ればコストパフォーマンスに優れた方法といえます。

 

ただ、特に地デジ放送の場合は、その現場に地デジ電波を送る中継局(電波塔)までの距離や、現場周辺の障害物などの条件により、「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」や難視聴地域など、アンテナ設置現場で受信できる地デジ電波の強度が変わってまいります。

各電界地域についての詳しいご説明は、以下のコラムをご参照ください。

地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

 

強電界、中電界地域とは文字通り、中継局からの距離が近いなどの要因で、地デジ電波が強いエリアから中程度のエリアを指します。このようなエリアであれば、地デジアンテナに関しては、高所に設置できる八木式アンテナはもちろん、壁面に設置するデザインアンテナや、ユニコーンアンテナなども使用可能です。したがって現場の住宅がどのような屋根の形、素材であっても、テレビアンテナ設置はおおむね可能になるといえます。

しかし弱電界地域など地デジ電波が弱いエリアでは、デザインアンテナやユニコーンアンテナが使用できず、屋根の上に、八木式アンテナの高性能機種を設置する地デジアンテナ工事しか選択肢がないケースもございます。このような現場で、住宅の屋根が片流れ屋根、段違い屋根などであるため屋根の上へのアンテナ設置が難しい場合は、安定した地デジ受信のために、敷地内に建てた高いポールの先にアンテナを設置するなど特殊なアンテナ設置の工法が必要となり、アンテナ工事の費用がかさむケースも考えられます。

また周辺の自然環境などによっては、それでも受信環境が安定しないケースや、風雨や雪などの影響により、アンテナ設置後のメンテナンスや修理費用がかさんでしまうといったケースも考えられます。

 

そのように屋根の形状を含め、テレビアンテナ設置によるテレビ視聴ではさまざまな問題が発生すると考えらえる現場では、総合的なコストパフォーマンスから、インターネット回線や格安スマートフォン、その他の各種サービスとセットで契約できるケーブルテレビ、光テレビなどをお選びになるのも選択肢といえます。

なお、各種の自然災害で考えられるアンテナトラブルに関しては、以下のゴラムで詳しく解説しております。

台風や大雪、地震により起こりえるテレビアンテナのトラブルとその対策

雷で起こりえるテレビアンテナのトラブルとその対策

 

【さまざまな屋根の種類に適したテレビアンテナの種類】

前編の前書きでも少し記しましたが、現在のテレビアンテナは、地デジ放送を受信するための「地デジアンテナ」と、衛星放送(BS/CS放送)を視聴するための「BS/CSアンテナ」に大別されます。

そして地デジアンテナの主要機種は、古い順より「八木式アンテナ」「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」の3種類になります。BS/CSアンテナは基本的にパラボラアンテナの1種類のみですが、大きさや本体色、耐風仕様などのバリエーションがございます。

以下、それぞれのアンテナについての基本データと、主なアンテナ設置位置。適した屋根や屋根材の種類についてご説明してゆきます。

 

《地デジアンテナ》

八木式アンテナ

八木式アンテナは、八木アンテナ、八木・宇田アンテナとも呼ばれ、主に住宅の屋根の上に見られる、魚の骨のような形をした古典的なテレビアンテナです。

アナログテレビ放送の時代から使われているテレビアンテナで、21世紀、令和の現在でも、地デジアンテナとしてだけでなく、アマチュア無線やFMラジオの電波を受信するアンテナとしても利用されております。

八木式アンテナでも、魚の骨の横棒にあたる部分は「素子」と呼ばれ、この素子数の増減により、受信性能を調整することができます。そのため素子数によって、強電界地域向けから弱電界地域向けの高性能機種まで、性能のバリエーションが豊富です。後述するデザインアンテナ、ユニコーンアンテナも、受信性能は八木式アンテナに準拠して「〇素子相当」という形で表示されます。

また八木式アンテナには、一部の素子が「Ⅹ」字型をした「バラスタックアンテナ」という機種もございます。これはアンテナの指向性(特定の方向のみで受信感度が高まる性質)が高い半面、非常に高い受信感度を誇る機種であり、弱電界地域でも電波レベルが極端に低いエリアなどで使用されます。

八木式アンテナのメリットは、基本的に屋根の上などの高所に設置されること、素子数によって受信感度を調整しやすいことから、他の地デジアンテナ機種に比べても、もっとも高い受信感度を誇るという点が挙げられます。そのため強電界地域から弱電界地域まで、幅広いエリアで設置することが可能です。

また古典的で構造もシンプルなアンテナであり、製造技術、アンテナ設置技術とも完成されているため、他の地デジアンテナに比べて、アンテナ設置の工事費用が低価格であるのもメリットといえます。

デメリットとしては、主に屋根上に設置されるという特性から、風雨などの天候、自然環境の影響を受けやすいという点が挙げられます。

台風が多い、豪雪地域、また潮風を受ける海沿いなどの条件では、風雨や雪などの影響でアンテナ角度のズレ、倒壊などのトラブルが起こりえる他、老朽化も進みやすく、老朽化によりさらにトラブルが生じやすくなることがございます。

八木式アンテナの寿命はおよそ10年、近年のモデルではそれよりやや長いとされていますが、このように環境の厳しいエリアでは、アンテナの寿命が10年以下になってしまう。また修理やメンテナンス費用がかさんでしまうというケースも考えられます。

他にも、古典的なアンテナであるため、デザイン性の高い住宅に設置した場合、住宅の外観性を乱してしまうという面がございます。そのため「景観地域」などでは、条例などにより八木式アンテナの設置が規制されているケースもございます。またアンテナに鳥が留まり、フンなどで腐食が生じる「鳥害」。アンテナの一部が隣家の敷地にはみだしてしまう「越境問題」が発生することもございます。

その他、八木式アンテナの詳細については、以下のコラムをご参照ください。

地デジテレビアンテナの長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?

 

(戸建住宅で八木式アンテナを設置できる場所)

八木式アンテナは、基本的に屋根の上へと設置される地デジアンテナです。設置できる屋根の形としては、前編でご紹介した中でも「切妻屋根」や「寄棟屋根」などの「棟」がついた屋根。または全体的に平坦な「陸屋根」などに設置できます。

設置方法も前編で記した通り、屋根の上の棟部分などに、四本の脚がついて、マスト(支柱)を固定する「屋根馬」という器具を配置し、ポールの先端に八木式アンテナをセットします。そして四方からステンレス製の支線(ワイヤー)で、屋根馬やポールなどを固定し、アンテナを頑丈に設置します。陸屋根ではさらにシンプルな方法で屋根馬やポールを固定しての設置も可能となります。ただしこの工法では、安定した棟を持たない片流れ屋根、段違い屋根などには設置できなくなります。

屋根の形状などから、屋根の上には設置できない住宅で八木式アンテナを使用する場合には、専用の設置具を用いて、住宅の壁面やベランダ内外などに設置する。また前述のように、庭先に屋根に近い高さのポールを立て、その先にアンテナを設置するなどの工法がございます。

ただ壁面やベランダなどへの設置では、設置位置の低さから受信感度もやや低下してしまう他、中継局が位置する方向の壁面などに設置する必要がございます。

 

デザインアンテナ

デザインアンテナは、アンテナ素子を薄い箱状のケースに収めた、薄型平面のアンテナです。主に住宅の壁面やベランダなどに設置される地デジアンテナで、形状や設置位置から、壁面アンテナ、平面アンテナ、フラットアンテナ、ボックスアンテナなどとも呼ばれます。

デザインアンテナは2009年(平成21年)頃に普及しはじめた、地デジアンテナの第2世代ともいえる機種です。

スタイリッシュな外観とカラーバリエーションの豊富さで、設置しても住宅の外観を乱さない。さらに壁面に設置されることから、風雨などに影響されにくく、経年劣化を軽減できて、寿命が長くトラブルのリスクを避けられる。ベランダなどご自宅でも手が届きやすい場所に設置される場合は、ご自宅でのメンテナンスも簡単になるなど、従来の八木式アンテナに比べて非常にメリットが多く、現在では人気ナンバーワンの地デジアンテナになっております。

一方、デザインアンテナのデメリットは、八木式アンテナに比べるとやや設置工費が割高になること。設置位置の低さから八木式アンテナよりはやや受信感度が低くなり、住宅密集地や弱電界地域などでは十分な地デジ電波が受信できず、使用できないケースもあることです。

デザインアンテナ、および最小型デザインアンテナについて、詳しくは以下のコラムをご参照ください。

台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

この最小デザインアンテナがすごい!スカイウォーリーミニ(マスプロ電工)

 

(戸建住宅でデザインアンテナを設置できる場所)

デザインアンテナは基本的に、住宅の外壁にビスで設置具を取り付け、そこに装着する、またベランダなどの手すり部に装着するといったアンテナ設置方法が主流になります。また小型デザインアンテナには、室内アンテナとして使える機種もございます。

そのためデザインアンテナに関しては、住宅の屋根の形や素材に関係なく、安定した地デジ受信が可能な環境であれば、どのようなお住まいにも設置が可能となります。また八木式アンテナと同じように高度を出すため、屋根の上に屋根馬とマストを設置し、その先端にデザインアンテナを設置するという施工も可能ですが、この場合は八木式アンテナと同じく設置できる屋根の形が限られます。

またデザインアンテナでは、現場の電波状態によっては、屋内の屋根裏、天井裏空間に設置できることもございます。

屋根裏空間へのデザインアンテナ設置は、住宅の外観に影響を与えず、気候などの影響もほとんど受けなくなるなど、非常にメリットの高いアンテナ設置工法になります。ただしこの工法は、周辺の電波状態だけでなく、屋根裏空間の形状や、屋根材や断熱材の素材によっても、地デジ電波が遮断されてしまい。設置不可能になる場合もございます。

屋根裏空間へのデザインアンテナができなくなる主な屋根材は、電波を遮断する金属製の屋根材であるガルバリウム鋼板、ステンレス材などになります。他にも屋根の上にソーラーパネルが設置されている、冬場に雪が積もりやすいなどの条件では、電波が遮断されてしまうため、屋根裏空間へのアンテナ設置は困難になります。

屋根裏、天井裏へのデザインアンテナ設置に関して、詳しくは以下のコラムをご確認ください。

徹底解説!屋根裏や天井裏にテレビアンテナは設置できる?

 

ユニコーンアンテナ

ユニコーンアンテナとは、2017年(平成29年)に誕生した、地デジアンテナの第3世代ともいえる次世代型の機種です。

その特徴は、ポールの先にほぼ円筒形で、360度どこから見ても同じフォルムのアンテナ本体が設置されている非常にスタイリッシュなデザインにあり、ポール型アンテナとも呼ばれます。

ユニコーンアンテナは屋根の上などの高所に設置できることから、受信感度が高く住宅密集地でも使用できる。その形状から風雨などの影響を受けにくく、経年劣化やトラブルのリスクを抑えられるという点が挙げられます。総じて、八木式アンテナとデザインアンテナ、両方のメリットを備えているといえます。

一方でデメリットとしては、最新機種であるため、地デジアンテナでは本体価格や設置費用がもっとも高額になる。また八木式アンテナに比べるとやや受信感度が低く、弱電界地域などでは設置できないこともあるなどの点がございます。

ユニコーンアンテナに関して、詳しくは以下のコラムをご参照ください。

台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

 

(戸建住宅でユニコーンアンテナを設置できる場所)

ユニコーンアンテナは、八木式アンテナと同じように屋根の上をはじめ、専用の設置具を用いることで、住宅の屋根の縁である「破風板」や、壁面でもほぼ屋根に近い場所などに設置することが可能です。そのため、屋根の形がどのようなタイプの住宅であっても、十分な高度を確保したアンテナ設置が可能になるという特徴がございます。

 

《衛星放送用アンテナ》

BS/CSアンテナ

衛星放送であるBS放送、CS放送を受信するためのBS/CSアンテナは、主に白色で、皿のような円盤を上に向けたような形状のパラボラアンテナになります。この本体色は、太陽光の影響を避けるためのものですが、近年では太陽光に影響されにくい塗料を用いた、黒をはじめさまざまな色のモデルもございます。

BS/CSアンテナは、基本的な構造はどのメーカーのものも同じになりますが、家庭用の機種ではディッシュ部(円盤部分)の直径をセンチで表した、45型、50型、60型、75型などのタイプがございます。BS/CSアンテナはこの直径が大きいほど受信感度が高まる一方、風の影響を受けやすくなるという問題も生じます。

通常、一般のご家庭では45型でも十分に衛星放送は受信可能ですが、悪天候の中などでも安定した受信をお求めの場合や、東北や北海道、また九州や沖縄、離島部など、日本の端に近いエリアではやや電波が弱くなるため。50型以上を使用することもございます。またこれ以上の大きさの機種は、マンションなど集合住宅で用いられる共同受信用のBS/CSアンテナとなります。

他にもディッシュに無数のパンチングホールを設置するなどの工夫で、台風などへの高い抵抗力を実現した高耐風モデルも存在します。

なお2018年(平成30年)12月にスタートした「新4K8K衛星放送」をご視聴になるためには、4K8Kテレビの他に、4K8K対応型のBS/CSアンテナや、4K8Kに対応するその他アンテナ機器が必要となります。ただ近年のBS/CSアンテナは、ほぼすべてが4K8K対応モデルになっております。

BS/CSアンテナの高耐風モデル、および4K8K対応型BS/CSアンテナについての詳細は、以下のコラムをご参照ください

台風対策に最適! 究極の高耐風BS110度CSアンテナ「BC453SG」(DXアンテナ)

「新4K8K放送」を視聴するためのアンテナ工事、配線について徹底解説!

 

(戸建住宅でBS/CSアンテナを設置できる場所)

BS/CSアンテナは、通常は地デジアンテナとセットで設置される。または地デジアンテナを設置済みのお住まいに追加で設置されることが多くなります。また基本的にアンテナの配線などをのシンプルにするため、BS/CSアンテナは地デジアンテナの近くに設置されます。

そのため八木式アンテナ、ユニコーンアンテナなどを屋根の上に設置する場合は、同じポールにBS/CSアンテナが設置されることが多くなります。ただBS/CSアンテナは、人工衛星の方向である東経110度(南西方向)へ向けられる位置であれば、他にも専用の設置具を用いて、壁面やベランダの内外などにも設置できるため、基本的にはどのような屋根の住宅であっても、設置に関しては幅広い対応が可能です。

また条件が揃っていれば、専用のスタンドを用いて室内やベランダなどに据え置きで設置することも可能です。ただBS/CSアンテナは、ミリ単位の角度のズレで受信感度が大きく低下するため、どのような設置方法でも、その点に対する注意は必要となります。

BS/CSアンテナの設置方法、および室内設置に関しては、詳しくは以下のコラムをご確認ください。

BS/CSアンテナの設置方法と工事費用の目安

BS/CSアンテナ(衛星放送用)を室内に設置する方法

 

【まとめ】

当コラムの前編、

屋根の形状、素材に適したテレビアンテナの種類(前編・屋根編)

とあわせて、現在の主な戸建住宅の屋根の形状や屋根材と、それに適したテレビアンテナの種類、設置場所について、ご理解いただけたでしょうか。

 

基本的に現在のテレビアンテナであれば、地デジ、BS/CSアンテナとも、アンテナ機種や設置位置の工夫により、どのような屋根を持つ住宅でも設置はおおむね可能になっております。ただ現場の電波状態や周辺環境などによって、高所への八木式アンテナの設置が必須となるなど、選択できるアンテナ機種や設置できる場所が限られるケースもございます、そのため屋根の形状と合わせ、プロのアンテナ工事業者による的確な判断が必要となることも考えられます。

 

お住まいの屋根の形状を含め、周辺の電波環境や気候など、ご自宅の環境に適した各種テレビアンテナの機種、設置位置などに悩んでおられるお客様は、安定した受信性能をはじめ、外観性や風雨などにも強い耐久性など、お客様のご要望とメリットを第一としたアンテナ工事をご提案する、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)。またはメールフォームLINEアカウントまで、お気軽にご相談いただければ幸いです。

 

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。