【すぐ解決】BS放送でテレビが映らない!エラーコードE202が表示される受信の原因と自分での対処をプロが解説!

2026年08月06日

BS放送でE202が出る受信不良の原因、テレビが映らないエラー表示別に自分でできる対処法と、アンテナ工事業者への依頼のポイントをすべて解説!

 

現在ではお住まいに地デジアンテナの他、衛星放送用のパラボラアンテナ(BS/CSアンテナ)も用意し、BS放送で見られる独自のチャンネルや番組、さらにCS放送を含めた多彩な専門チャンネルを楽しんでいる方も多いでしょう。

しかし、ある日突然、ご自宅でBS放送が映らなくなり、BSの画面に「E202」というエラーが出てお困りになった経験はありませんか。
このままではBS放送で見たい番組が見られないし、専門業者にアンテナ修理を依頼すると費用がかかりそうで、なるべくご自分でトラブルを解決したいとお考えの方は多いはずです。
そこでこの記事では、アンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」の監修に基づき、BS放送でエラーコード「E202」が出た場合の主な原因とご自分でも可能な対処をご紹介します。
さらにはご自宅での対処が難しい場合の適切な対処法も、戸建ての持ち家とマンション・アパートなどの集合住宅別に解説します。

記事内では、プロのアンテナ工事業者の豊富な施工経験に基づく、正確な情報をお届けします。そのため、業者を呼ぶ前にご自分でできる対処法についても、的確な手順通りにわかります。
この記事を最後までお読みいただければ、急にBS放送が映らなくなったときにも、お金や手間をかけずに、今日中に見たい番組を楽しめるようになる可能性が高くなります。

突然BS放送が映らない!E202エラーとアンテナレベル0の意味

BS放送のテレビ画面に突然「E202」と表示されても、テレビ本体が壊れたわけではありませんので心配はご無用です。
「E202」などの記号は、電波の受信やその他の要因でテレビ画面が映し出せないときに、テレビがその原因を診断し、対応するコードで持ち主に原因を示す「エラーコード」と呼ばれるものです。
そして「E202」エラーは単純に「アンテナからの電波がテレビにまったく届いていない(もしくは電波レベルが極端に弱い)状態」を意味しています。
そのため、決して極端にあわてる必要はありません。まずは落ち着いて状況を確認することが大切です。

テレビには、実際にアンテナから届いている電波レベルを数値やインジケーターなどで表示する「アンテナレベル画面(地デジ・BS別)」という機能があります。
テレビのメーカーやモデルによって細かな手順は異なりますが、リモコンの操作でテレビの設定画面から、BS放送(CS放送兼用)のアンテナレベル(テレビの受信レベル)を表示できますので、まずはこの画面を確認してください。
「E202」が表している状態、すなわちアンテナレベルが0や著しく低い数値になるのには、明確な理由が存在します。
以下に、届いている電波の状態とテレビ画面の表示について一覧にまとめました。

アンテナレベルの状態 テレビ画面の表示 テレビ側の状況
安定して高い(65以上など) 正常に映る 電波が十分に届いている
少し低い 映像が乱れる・止まる 電波が弱く不安定になっている
著しく低い・0になる E202エラーが表示される 電波がまったく届いていない

※上記はテレビ電波の状態別によるテレビ画面の表示例です。

なお、衛星放送のBS放送、CS放送は、放送に使われる人工衛星の区分が、放送衛星(BS)か通信衛星(CS)かの違いです。
これらは日本の放送法上の区分になり、使用される電波の周波数帯や、人工衛星の位置は、BS放送と主要なCS放送(110度CS)でほぼ一致しています。

そのため、BS放送と110度CS放送は受信の仕組みもほぼ同じで、一基のパラボラアンテナ(BS/110度CSアンテナ)で双方を受信することができます。
本記事は主な衛星放送であるBS放送で「E202」が出るケースと対処法について解説しますが、110度CS放送での同様の不具合にも共通する内容になっています。

E202は「テレビに電波が届いていない」サイン

地デジ、衛星放送ともデジタル放送には、一定の電波レベルを下回ると突然、映像が途絶える「崖特性(クリフエフェクト)」という特性があります。
かつてのアナログ放送のように、電波レベルが弱まりノイズが増えるにつれて、画面のちらつきやゴーストなどで徐々に映像が悪くなり、ついには砂嵐になるといったことはありません。

デジタル放送では、テレビ電波にノイズが混ざり、デジタル信号にエラーが出ても、ある程度であれば受信機側で修復できるのです。
そのため、デジタル放送では一定の受信レベルを確保していれば、常にノイズのないクリアな映像を視聴できます。

一方で映像信号のエラーが修復できるレベルを上回ってしまうと、画面にブロックノイズなどが現れ、ついにはテレビ映像がまったく映らなくなります。
このように、デジタル放送では多少の電波レベルの悪化でもクリアな映像を確保できる半面、電波のレベルや品質が一定のラインを下回った途端、まったく映らなくなる性質があるのです。この性質は、ある一点で崖から落ちるようにして急に映らなくなるイメージに例えられて「崖特性」と呼ばれています。

そのため、BS放送や地デジ放送などでは、昨日まで正常に視聴できていても、実際はテレビ画面を映し出せるギリギリの電波状態であり、そのラインを下回った時に、突然「E202」や「E201」のエラーが発生するのです。
一般的なテレビ放送では、アンテナレベルの推奨閾値は65以上とされています。
この数値を下回ると、テレビはデジタル信号を十分に処理できなくなり、エラーコードを表示します。
以下の一覧で、デジタル放送にて受信不良が起こるメカニズムをまとめました。

デジタル放送の特性 アナログ放送との違い E202発生のメカニズム
崖特性がある 徐々に画質が劣化する 閾値を下回ると突然見えなくなる
閾値(65以上など)が必要 多少ノイズがあっても映る 信号処理が完全に停止する
エラーコードで状態を知らせる 砂嵐などの画面になる 電波の遮断を検知して表示する

※上記はデジタル放送とアナログ放送の性質の違い、およびE202が発生する仕組みをまとめたものです。

なぜ地デジは映るのにBS放送だけが映らなくなるのか?

この記事をお読みの方の中には「地デジ放送は問題なく映るのに、なぜBS放送だけ『E202』で映らない事態になるのか」といった疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。
それは、地デジ放送とBS放送(衛星放送)では、使用される電波の経路や、受信用のアンテナがまったく異なるためです。

地デジ放送の電波は、日本各地にある電波塔の先端から周辺エリアに送信されていますが、BS放送やCS放送は、宇宙空間で地球の周りを周回している人工衛星(上空の一点に止まって見える静止衛星)から日本全域に送信されています。
電波の種類も、地デジ放送では数十センチの波長で広がりやすく、ビルなどの障害物もある程度は乗り越えやすいUHF(極超短波)が使われています。
しかしBS放送(衛星放送)では、静止衛星から地上までの長距離を送信するために、波長は25ミリ程度でより周波数帯が高く、直進性の強いSHF(センチメートル波)の12GHz帯が使われているのです。

そしてこれらの電波をキャッチするアンテナも、UHF、12GHz帯それぞれの電波に対応できる別個のアンテナになっています。
地デジアンテナは、主に八木式アンテナやデザインアンテナなどのUHFアンテナです。
そして衛星放送(BS/CS)用のアンテナは、静止衛星から届く直進的な12GHz帯の電波を皿状のディッシュ・放物面反射器の内側に反射させ、一点に集めて受信する仕組みのパラボラアンテナ(BS/CSアンテナ)になります。

このように、地デジと衛星放送(BS)では、電波の送信元や周波数帯、そして受信するアンテナの種類や仕組みまですべて異なるため、地デジは問題なく受信できるのにBSは映らない、もしくはその逆の事態が起こり得るのです。
特にBSなどの衛星放送は、地デジ放送に比べて、電波が障害物や激しい雨・雪に遮られやすい、またBS/CSアンテナも上下・左右へのミリ単位の角度のズレで受信不良が生じやすいため、地デジは映るのに衛星放送のBSは「E202」が出て映らない、といったケースは、より起こりやすくなります。

以下は、地デジ放送と衛星放送の仕組みを比較した一覧です。

項目 地デジ BS放送
送信元 地上の電波塔 宇宙空間の人工衛星(南西方向)
アンテナの種類 八木式UHFアンテナなど パラボラアンテナ
電波の性質 障害物を回り込みやすい 直進性が強く障害物に弱い
必要な電源 ブースター使用時のみ コンバーターを作動させる電源が必要

※上記は地デジ放送と衛星放送の主な違いをまとめたものです。

他にも、地デジアンテナはキャッチした地デジ電波(UHF)をそのままケーブルで送ることができます。そのため電波を増幅するブースターを設置する場合を除けば、アンテナ設備に電源はいりません。

しかしBSなどの衛星放送では、12GHz帯は周波数帯が高すぎるため、アンテナでキャッチしてもそのままではケーブルで送信できません。そのためBS/CSアンテナに内蔵される「コンバーター」という機器で、MHz帯に変換してから送信されます。
このコンバーターを動作させるためには、テレビなどの受信機器側から「BS電源設定」を行うか、ブースター電源部からアンテナケーブルを通じて、BS/CSアンテナ(コンバーター)に電源を供給する必要があります。
この電源設定が適切に行われていないと、12GHz帯が変換されないため、BS放送で「E202」が出る原因になります。

【今すぐ試せる】BSのE202エラーを自分で直す5つの手順

もしBS放送で「E202」が出て映らなくなった場合、アンテナ工事業者を呼ぶ前に、お金をかけずに自力で不具合を直したいと考えるのは、一般の方にとっては当然のことです。
このセクションでは、BS放送など衛星放送が映らない不具合時に、誰でも簡単にできる安全なトラブル原因の確認と対処法をご紹介します。
難易度の低い順に、論理的なステップで以下の5つの手順をまとめました。
この一覧を上から順番に試すことで、スムーズに原因を特定できます。
なお、作業を行う際は、テレビ機器に余計な負担をかけないよう、必ずテレビの電源を切ってから行ってください。

手順 内容 難易度 所要時間の目安
手順1 テレビの電源リセット(再起動) 約3分
手順2 B-CASカードの抜き差しと清掃 約2分
手順3 アンテナケーブルの確認 約5分
手順4 BSアンテナ電源供給の確認 約3分
手順5 テレビの再スキャン(再設定) 約5分

※上記はBS放送をはじめ、テレビ画面が正常に映らない時の基本的な対処法になります。

手順1:テレビの電源リセット(再起動)を試す

不具合の原因として、テレビ本体や周辺機器の内部基板などがシステムエラーを起こしている場合、電源リセットが有効です。
単にリモコンでテレビの電源を切るだけでは、待機電力が流れているため、内部のシステムは完全に作動終了(休止状態)にはなっていません。

テレビ本体の場合、メーカーやモデルを問わず正しい電源リセットを行うことで、基板やOSなどの一時的な不具合が解消されることが多くなります。
まずはテレビ本体の主電源を切り、コンセントから電源プラグも抜いてください。
そのまま1分から数分ほど待ち、テレビ内部から完全に放電させてから、再度、電源プラグを差し込み、主電源を入れます。

以下は、テレビの電源リセット手順をわかりやすくまとめた一覧です。

リセット手順 詳細な操作 注意点
1. 電源オフ リモコンまたは本体の電源ボタンで切る。 録画中の番組がないか確認する。
2. プラグを抜く 壁のコンセントからプラグを直接抜く。 濡れた手で触らない。
3. 放電を待つ 1分〜3分ほどそのまま待機する。 内部の微弱な電流を逃がす。
4. 再起動 プラグを挿し直し、電源を入れる。 起動まで少し時間がかかる場合がある。

※上記は基本的なテレビの電源リセット手順と注意点になります。

テレビ機器やレコーダーなどのモデルによっては、専用のスイッチや長押し、設定画面などの操作からリセットできるモデルもあります。
ただ場合によっては、リセットで行われるのが、録画データやユーザー設定などもすべてリセットしてしまう「初期化」であるケースもあるため、実行の前に取扱説明書などを確認して、問題のない場合のみ実行してください。

手順2:B-CASカードの抜き差しと清掃

テレビなど受信機器に挿入されている「B-CASカード」の接触不良によっても、エラーが表示されることがあります。
B-CASカードは、デジタル放送の映像信号に施されている、著作権保護のための暗号化を解除するための重要なICカードです。このカードがテレビなどの受信機器に挿入されていない、または接触不良やカードの不具合で認識できない場合には、BS放送をはじめとするデジタル放送が映らなくなります。
なお、B-CASカードの問題でテレビが映らない場合の一般的なエラーコードは「E100」「E101」「E102」になります。

このような場合は、まずテレビの主電源を切った上で、B-CASカードを一度テレビ本体のスロットから抜き出してください。
カードのICチップ(金色の部分)が汚れていると、カード内の情報が正しく読み取れません。そこで、乾いた柔らかい布(メガネ拭きなど)で、カードのチップ部分を優しく拭き取ります。
その後、カードの裏表や挿入方向に注意して、奥までしっかりと差し込み直します。

以下、B-CASカードのトラブルに関する主なチェックポイントの一覧です。

確認ポイント 対処方法 NGな行動
ICチップの汚れ 柔らかい布で優しく拭き取る。 水拭きや研磨剤の使用。
挿入の向き 取扱説明書や本体の図示に従う。 無理やり押し込む。
挿入の深さ カチッと音がするか、止まるまで挿す。 浮いた状態のままにする。

※上記はB-CASカードのチェックを行う際の主な注意点です。

近年の4K8Kテレビを中心としたテレビ機器には、B-CASカードの代わりにより高性能化した「ACASチップ」を内蔵するモデルもあります。
このようなモデルの場合は、B-CASカードのチェックは必要ありません。不具合時は前述の電源リセットで対処できます。

手順3:アンテナケーブルの緩み・抜けを確認する

テレビ裏の配線トラブルは、意外と多い原因のひとつです。
掃除や部屋の模様替えなどの際にアンテナケーブルが引っ張られ、接続部が少し抜けている場合があります。また、テレビ側で地デジとBSの入力端子を間違えて接続しているケースも少なくありません。
まずは壁のアンテナ端子とテレビ側の端子の両方を抜いてみて、ホコリで汚れている場合は乾いた布で拭って、奥までねじ込んで接続し直してください。
ケーブルの芯線が折れていたり、被覆が破れていたりする場合は交換が必要です。

以下は、テレビのケーブル接続に関する主なチェックポイントです。

チェック項目 具体的な確認内容 解決策
接続先の端子 「BS/CS入力」に正しく挿さっているか。 地デジ端子から繋ぎ直す。
端子の緩み ネジ式端子が最後まで締まっているか。 手でしっかりと締め直す。
ケーブルの状態 断線や極端な折り曲げがないか。 新品ケーブルに交換する。

※上記は室内のアンテナその他のケーブルに関する注意点です。

手順4:テレビの「BSアンテナ電源供給」設定を確認する

前述の通り、BS/CSアンテナのコンバーターを作動させるためには、テレビなど受信機器(またはブースター電源部)から電気を送る必要があります。
テレビなどの設定メニューから「BSアンテナ電源設定」がオフになっていないかどうかを確認してください。
戸建て住宅などでご自宅にBS/CSアンテナを設置している場合は、BS放送を視聴するテレビの台数などに合わせて、電源設定を「オン」または「オート」にします。
一方で、マンションなどの共同アンテナの場合、アンテナ設備は建物の共同設備で、コンバーター電源も用意されているため、設定を「オフ」にするのが基本です。
引っ越しやテレビ設定のリセットにより、このBS電源設定が気づかないうちに変わってしまう可能性もあります。

以下は、お住まいの状況別における、BS電源設定の適切な設定です。

住居形態 アンテナの種類 推奨される電源設定
戸建て ベランダ等の個別アンテナ オン(またはオート)
戸建て ブースターから電源供給済み オフ
集合住宅 屋上などの共同アンテナ オフ
集合住宅 ベランダに設置した個別アンテナ オン(またはオート)

※「オン」「オート」等の細かいBS電源設定は、お住まいでBS放送を見るテレビの台数や、給電方式(常時/随時給電)によっても異なります。自宅の状況に最適の設定を行ってください。

手順5:テレビのメーカー別(東芝・シャープなど)再スキャン方法

テレビ機器は最初に設置する際、受信できるBSや地デジの電波からチャンネルをチェックし、テレビ側のチャンネル番号に当てはめる「チャンネル設定(チャンネルスキャン・チャンネルサーチ)」が必要になります。
このテレビ側のチャンネル設定と、実際に受信できているテレビ電波(チャンネル)に食い違いが生じると、BSや地デジで一部またはすべてのチャンネルが映らなくなります。
主な原因としては、引っ越しで受信できる地デジ電波塔が変わった、放送局側のチャンネル追加や周波数帯再編、テレビの不具合によるチャンネル設定のリセットなどが考えられます。

これらチャンネル設定の不具合を解消するためには、チャンネル設定の再スキャンが有効です。テレビ側で最新の放送波(チャンネル)情報を認識し直して、テレビが正常に映るようになることがあります。

テレビのチャンネル再スキャンはテレビの設定画面から適切な項目を選んで実行しますが、メーカーやモデルによってメニューの名称や階層が異なるため、以下では主要メーカーのテレビブランドにおける代表的な手順をご紹介します。
操作方法は個別のモデルや年式によって若干異なるため、詳細はテレビの取扱説明書もご参照ください。
再スキャンには数分程度かかるため、スキャン中はテレビの電源を切らず、完了するまでそのままお待ちください。

メーカー シリーズ名 一般的な再スキャンの手順
東芝 REGZA 設定 > 初期設定 > アンテナ設定 > チャンネル設定 > 再スキャン
シャープ AQUOS 設定 > 視聴準備 > チャンネル設定 > BS/CS > スキャン
パナソニック VIERA メニュー > 機器設定 > 設置設定 > チャンネル設定 > 再スキャン
ソニー BRAVIA 設定 > 放送受信設定 > チャンネル設定 > BS・CS初期スキャン

※上記は各テレビメーカーのモデルにおける一般的なチャンネルスキャンの手順です。

BS放送のE202は自宅のテレビ以外が原因かも?3つの外部要因を解説

ここまでの記事内容に基づいて、屋内のテレビなど機器をすべて確認してもBS放送の「E202」が解決しない場合は、テレビアンテナや電波状況などの外部に原因があると考えられます。
これらの問題は、必ずしもご自身の責任ではないケースも多いため、まずは落ち着いて状況を整理しましょう。
「自分の家の問題だけではないかもしれない」とわかれば、少し安心できるはずです。
また外部要因を正しく切り分けることで、無駄な作業を省くことができます。

このセクションでは、以下のような代表的な3つの外部要因とその確認方法を解説します。

外部要因の種類 主な原因 確認のポイント
悪天候 大雨、台風、大雪 現在の天候状況、雲の厚さ
物理的要因 アンテナのズレ、障害物 アンテナの向き、南西方向の視界
設備的要因 共同アンテナの故障 他の部屋のテレビの映り具合

※上記は屋外の問題でBS放送が映らない場合に考えられる主な要因です。

大雨や台風など「悪天候」による一時的な電波不良

前述の通り、放送衛星から日本の全域まで届くBS放送の電波(12GHz帯)は直進性が非常に強く、光に似た性質を持っています。
そのため、大きさが波長の幅に近い激しい雨や雪では、12GHz帯の電波が吸収されて、乱反射で散乱してしまうことがあります。これによりBS/CSアンテナの側でBS放送など衛星放送が受信できなくなります。

この現象を「降雨減衰」「降雪減衰」と言い、衛星放送の一時的な受信不良を招きます。
悪天候による受信不良が原因であれば、衛星放送の仕様のようなもので、ご自宅でできる対処はありません。無理に機器をいじらず、天候の回復を待つのが最善の対処です。
雨が上がれば、自然に元の状態でテレビが映るようになります。

以下は、悪天候がBS放送(衛星放送)に与える主な影響の一例です。

天候の状態 影響度 発生しやすい症状
小雨・曇り ほぼ影響なし 正常に視聴可能
大雨・雷雨 影響大 ブロックノイズ、一時的なE202
台風・豪雪 影響特大 完全に受信不能(継続的なE202)

※上記は悪天候の状況でBS放送に見られる主な症状の例です。

BS/CSアンテナの向きのズレ・障害物の発生

パラボラアンテナ(BS/CSアンテナ)は、静止衛星からの直進的な電波を反射させ、一点で受信する仕組みです。そのため静止衛星に向けた放物面反射器であるディッシュの、上下・左右の向きが数ミリでもズレると、BS衛星放送を受信できなくなります。
特に設置から年月を重ねて耐久力が弱まったBS/CSアンテナでは、強風や台風の後、または鳥がアンテナに留まった衝撃などでアンテナ角度のズレが生じることが考えられます。

また、BS/CSアンテナが向いている南西方向(静止衛星のある東経110度上空)に障害物が発生したケースも考えられます。
衛星放送の12GHz帯は、直進性が強い分、わずかな障害物にも遮られやすい性質があります。そのため静止衛星の方向に新しい建物(高層マンションなど)が建ったり、樹木が伸びたりすると、衛星放送の電波が遮られることがあります。
地上などの安全な位置で、アンテナから静止衛星の方向までを目視で確認して、建物などに電波が遮られている可能性はないかをご確認ください。

障害物の悪影響が見られる場合も、屋根の上など高所作業が必要な場合は、絶対に自力でアンテナ調整などの作業を行わず、専門業者にご依頼ください。
以下は、BS/CSアンテナの問題による受信不良の要因と、その対策の一覧です。

ズレ・遮断の要因 具体例 対策
自然現象 強風、地震、積雪の重み 業者による再調整と補強
生物による影響 カラスなどの大型鳥類の飛来 業者による再調整、鳥よけ設置
環境の変化 建築物、クレーン車、樹木の成長 アンテナの設置場所変更

※上記はBS/CSアンテナのトラブルで「E202」が出る場合の主な対処法です。

マンション・アパート特有の「共用BSアンテナ」の不具合の場合

マンション・アパートなど集合住宅にお住まいでBS放送に「E202」が出る場合、屋上にある共同のBS/CSアンテナに問題があるかもしれません。
またアンテナ本体だけでなく、映像信号を増幅するブースターが故障している可能性もあります。
この場合には、ご自身の部屋だけでなく、同じ建物の他の住人の部屋にも影響が出ているはずです。可能であれば、お隣や近隣の住人に「BS放送は問題なく映っていますか?」と確認してみてください。
建物の共用設備が原因であれば、個人でトラブルを直すことはできません。
物件の管理会社や大家さんに連絡して、対処を要請してください。

以下は、集合住宅でBS放送に「E202」等のトラブルが出ている場合の対処法を一覧でまとめたものです。

チェック項目 確認内容 判断基準
他の住戸の状況 近隣住民のテレビの映り具合。 他の部屋も映らなければ共用設備の問題。
掲示板の確認 管理会社からの工事や不具合のお知らせ。 記載があれば復旧を待つ。
地デジの状況 地デジ放送が正常に映っているか。 BSのみ映らない場合はBS専用機器の故障。

※上記は集合住宅でBS放送などテレビ画面に問題が出ている場合の対処法になります。

BSの「E202」と似ているエラーコード(E201・E203)との違いは?

本記事のメインテーマである「E202」以外にも、テレビにはよく似たエラーコードの種類がいくつも存在します。
テレビトラブルの状況を正確に把握するためには、これらテレビのエラーコードについて、その意味の違いを知っておくことが大切です。ご自身のテレビに表示されているエラーコードの番号を、今一度よく確認してみてください。
エラーコードの意味を取り違えると、間違った対処を取ってしまう恐れがあります。
以下の一覧も参考に、正しいエラーコードとその意味を認識することが、迅速なトラブル解決への第一歩です。

エラーコード 主な意味 映像の状態
E201 電波レベルが低下している ブロックノイズが出る、時々止まる
E202 電波が全く受信できていない 完全に真っ暗になる
E203 放送局が放送を休止している エラーメッセージのみ表示される
E100番台 B-CASカードの読み取りエラー 映像は映らない(カードエラー表示)

※上記は受信の問題などで表示されることの多い主なエラーコードです。他にもトラブルの原因別にさまざまなエラーコードがあります。

E201・E203・E100番台が表示された場合の対処法

それぞれのエラーコードには、異なる原因と適切な対処法があります。
特に「E201」「E202」「E203」は、どれも電波の受信に問題が出ていることを示すエラーコードですが、その意味はそれぞれ異なります。
「E201」は、ある程度のテレビ電波は届いていますが、電波レベルが弱まっている状態なので、ケーブルの接続確認などが有効です。
「E203」はテレビの故障ではなく、単にそのチャンネル(放送局)が放送休止中であることを示します。ただテレビ側の診断ミスで、電波の受信不良でもこのエラーコードが表示される場合もあるので注意が必要です。
「E100」番台は前述の通り、B-CASカード関連のエラーであるため、カードの挿し直しで直ることが多くなります。
以下の一覧表を参考に、エラーコードの根本的な原因を特定して適切に対処しましょう。

エラーコード 主な原因 簡単な対処法
E201(電波が弱い) 悪天候、ケーブルの緩み 天候の回復を待つ、端子を締め直す。
E203(放送休止) 深夜やメンテナンス時の放送休止 番組表を確認し、別のチャンネルを見る。
E100(カード未挿入) B-CASカードが入っていない B-CASカードを正しい向きで奥まで挿入する。
E101(読み取り不可) ICチップの汚れ、接触不良 B-CASカードを抜き出し、チップを清掃して挿し直す。
E102(使用不可) 別のカードが挿入されている 正規のB-CASカードを使用する。

※上記は各エラーコードが示す原因と基本的な対処法の一覧です。

対処法をすべて試してもBS放送がE202で映らないときに最適な連絡先

ここまでの対策をすべて試してもBS放送の「E202」を解消できず、自力での解決を諦めた場合、アンテナ工事の専門家へと頼るのがもっとも確実な方法です。
しかし、具体的にどこへと連絡すればよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
間違った窓口に連絡してしまうと、無駄な出費や担当部署へのたらい回しに遭うリスクもあります。
BS放送をはじめテレビ画面やアンテナのトラブルに関しては、お住まいの住居形態によって、最適な相談先が異なります。
スムーズにテレビ画面の問題を解決するためには、以下の一覧の通り、正しい連絡先を選ぶことが重要です。

住居形態 推奨される最初の連絡先 理由
賃貸マンション・アパート 管理会社・大家さん 共用設備の問題である可能性が高いため。
分譲マンション 管理組合・管理会社 共用部分の修理は管理組合の管轄になるため。
戸建て・持ち家 アンテナ工事専門業者 直接依頼することで迅速かつ安価に対応できるため。

※上記はお住まいの形態に応じた適切なアンテナトラブルの相談先です。

マンション・アパートにお住まいの場合は「管理会社」へ

アパート・マンションなど集合住宅でテレビ画面に問題が出た場合、住人が勝手に業者を呼ぶと、修理費用が全額、自己負担になる可能性があります。
まずは、物件を管理している管理会社や大家さんに連絡を入れましょう。
建物の共同アンテナの修理であれば、基本的に管理費や修繕積立金から支払われます。
そのため、ご自身の自己負担なしで直してもらえるケースがほとんどです。
管理会社にご連絡の際は、以下の一覧も参考に「E202エラーが出ていること」「自力で確認できる部分は試したこと」などを伝えてください。

管理会社へ伝えるべき事項 具体的な内容例
症状とエラーコード 「昨日からBSだけ映らず、E202と表示されます」
確認済みの事項 「ケーブルの緩みや再起動は試しましたが直りません」
他の住戸の状況 「お隣さんも同じ症状だと言っていました」
訪問希望日時 「平日の午前中なら立ち会いが可能です」

※上記はテレビやアンテナのトラブル時、物件の管理会社に伝えるべき主なポイントと内容の一例です。

戸建て・持ち家にお住まいの場合は「アンテナ工事専門業者」へ

戸建て住宅、特にマイホームの場合は、ご自身でアンテナ工事の専門業者を手配して、アンテナ修理を依頼する必要があります。
このアンテナ工事を、近隣の家電量販店・ホームセンターなどに頼むと、下請け業者への仲介手数料がかかり、工事費用が割高になりがちです。
そのため対応が早く、施工費用も抑えられる「アンテナ工事専門業者」への直接依頼が最適となります。

アンテナ工事業者をお選びになる際は、現地調査や見積もりが無料であることや、施工実績が豊富か、施工後の長期保証はあるかをチェックしましょう。
悪徳業者に頼んでしまうことを避けるためにも、事前に料金体系が明確な業者を選ぶことが大切です。

以下、アンテナ工事業者を選ぶ際の主なポイントの一覧です。

業者選びのチェックポイント 良い業者の特徴 避けるべき業者の特徴
見積もりと調査 完全に無料で行ってくれる。 訪問するだけで出張費を取る。
料金の透明性 詳細な見積もりを提示し、追加費用がない。 「一式」とだけ書かれ、後から追加請求される。
対応スピード 即日対応や希望の日時に合わせてくれる。 連絡が遅く、訪問まで数日待たされる。
保証制度 施工後の長期保証(5年〜10年)がある。 保証がまったくない、または期間が極端に短い。

※上記はアンテナ工事の優良業者と質の低い業者の主な見分け方になります。

記事まとめ:BS放送の「E202」は適切な手順で順を追って解決しよう。

本記事の解説で、お住まいのテレビ画面トラブルは解決していただけたでしょうか。
突然のBS放送での「E202」エラーに驚かれたかもしれませんが、その原因の多くは配線の初歩的なトラブルや一時的な不具合になります。
この記事でご紹介した5つの手順を試すことで、ご自身ですぐに解決できるケースも少なくありません。
しかし悪天候やマンションの共同設備が原因の場合は、あせらずに状況を見守るか、物件の管理会社へと相談しましょう。
それらすべてを試してもトラブルが改善しない場合は、専門業者による点検が必要です。

以下、本記事の主なポイントを一覧にまとめました。適切なセルフチェックを進めるためにご利用ください。

記事の重要なポイント 詳細
E202の意味 電波がテレビに届いていない状態を示す。
まず試すべきこと 電源リセット、B-CASカード清掃、ケーブル確認。
外部要因への対処 悪天候は待機、共同アンテナは管理会社へ連絡。
似たエラーへの注意 E201やE203とは原因が異なるため区別する。
戸建ての解決策 専門業者への依頼がもっとも早く確実。

※上記は本記事でご紹介した中でも重要なポイントの一覧です。

もしご自宅での対処でトラブルが解決できない場合は、本記事の監修も務めていただいた優良なアンテナ工事業者「あさひアンテナ」へのご相談を推奨します。
同社では、アンテナ工事に伴う事前の電波調査や見積もりを完全無料で実施しており、安心して依頼できます。
他業者との相見積もりや即日工事にも対応しており、お急ぎの方にも最適です。
見積もり内容は非常に詳細なものをご提示し、その内容にご納得いただいた後の追加工費は一切発生しません。
さらに経験豊富で優秀な自社スタッフによる完全自社施工と、工事後も安心の10年保証で、長期的な安心をお約束します。

以下、「あさひアンテナ」の主なサービス内容を、一覧でまとめました。

あさひアンテナのサービス特徴 読者にとってのメリット
調査・見積もり完全無料 費用を気にせず、気軽にプロの診断を受けられる。
見積もり後の追加工費なし 不当な費用請求の心配がなく、予算内で確実に直せる。
完全自社施工による対応 中間マージンが発生せず、高品質で適正な価格。
安心の10年長期保証 万が一の再発時にも、長期間手厚いサポートが受けられる。
即日対応可能 見たいテレビ番組を逃さず、その日のうちに修理してテレビが楽しめる。

※上記はあさひアンテナの基本的な工事サービス内容になります。

もしお住まいにてBS放送で「E202」が出る、その他、アンテナトラブルやアンテナ工事でお困りの際は、まずは「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、もしくはメールフォーム、LINEアカウントまでご相談になることを、筆者からもおすすめいたします。

無料見積もり

無料見積もり


LINE見積もりバナー

LINE見積もりバナー


フリーダイヤルバナー

フリーダイヤルバナー

アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。