台風でテレビが映らない!「E202」の原因とは?強風によるアンテナの問題と今すぐできる簡単な対処法
毎年、8月から9月にかけては、日本で台風がもっとも多くなり、その勢いも強まる時期です。そしてお住まいの地域に台風が接近中、あるいは通過した直後の夜は、何かとご不安なことも多いでしょう。
外は激しい風雨が吹き荒れる中、最新の台風情報や避難情報を確認しようとしてテレビをつけたとき、突然テレビが映らなくなってしまって困惑した、という経験はありませんか。
特にテレビの画面が真っ暗になったり、画面に「E202」「E201」というエラーメッセージが表示されたりすると動揺してしまいがちです。
また大きな災害時において、命綱である情報から遮断されることは非常に危険でもあります。台風時にご自宅のテレビが映らない、インターネットも電波状態や回線の混雑でつながりにくい間に、テレビ局では台風に関する重要な情報を流してないかと気になることでしょう。
しかしこのような状況でも、決してパニックになる必要はありません。
この記事では、台風の最中や直後、急にテレビが映らない事態になったときに、今すぐ自分で試せる簡単な復旧方法を、わかりやすく解説します。
本記事はアンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」監修による正確な情報のもと、今お困りの事態にすぐ対応できるよう、シンプルに要点をまとめました。また戸建て住宅とは別の、マンション・アパート特有の問題の切り分け方もご紹介します。
台風でご不安の中だからこそ、急なテレビ画面のトラブルには、まずは落ち着いて、自力で解決できる簡単な方法から試してみましょう。
台風でテレビが映らない時はテレビ画面のエラー表示を確認!「E202」などは何を意味する?
台風の中でテレビ画面が映らないトラブルでは、冷静な対処が重要です。
外に出られない状態でテレビまで映らなくなると、孤島に取り残されたような気分にもなるでしょうが、そんなときこそパニックにならず、まずはテレビ画面を確認しましょう。
画面に表示されているエラーコードから状況を把握することが、早期解決の第一歩です。
テレビのエラーコードとは、十分な電波が受信できなくなったなどテレビが映らないトラブルが生じたとき、テレビ機器がその原因を自動的に解析し、コードの数字によってユーザーに知らせるものです。したがってほとんどの場合、テレビ本体の故障ではありません。
このエラーコードの数字別の意味を知ることで、台風の日にテレビが映らない原因がどこにあるのかを推測できます。
「E202」「E201」など主なエラーコードと台風・強風の関係
台風でテレビが映らないときをふくめ、テレビ画面のトラブルでもっとも出ることが多いエラーコードは「E202」と「E201」です。
これらのエラーコードは、テレビに届いている電波の状態に問題があることを示します。
そのため、これらのコードの原因は、電波の状況やアンテナの状態に影響しやすい台風などの悪天候とも密接な関係があります。
状況に合わせた対処を行うために、まずはこれらエラーコードの意味を正しく理解しましょう。以下の一覧で、主なエラーコードについて御紹介します。
※上記はテレビの電波受信に関する主なエラーコードです。他にも不具合の原因に応じたさまざまなエラーコードが存在します。
その他にも、テレビ画面がモザイクのように乱れる「ブロックノイズ」やその状態で映像が固まる「フリーズ」などの画面の不具合もあります。
これは電波レベルが弱い、ノイズが多いなどでテレビが映像信号エラーを修復する機能の範囲を超えてしまい、映像信号を正しく読み取れない場合に発生する画面の乱れです。「E201」が表示される寸前の状態とも言えます。
【集合住宅向け】自分だけの問題?建物全体の問題か切り分ける方法
もしこの記事をお読みのあなたが、戸建て住宅ではなくマンションやアパートにお住まいで、台風の日にテレビが映らないことになった場合、まずは原因の切り分けが重要です。
マンションなどの集合住宅では多くの場合、建物の屋上にある一基の大型アンテナ(共用アンテナ)で、各部屋にテレビ電波を送っています。
そのため、まずは屋上の共用アンテナなど共用設備の問題なのか、それとも自室だけの問題(室内のテレビや配線設備の問題)なのかを確認する必要があります。
以下の一覧表を参考に、状況を整理してみてください。
※上記は集合住宅でのテレビ画面トラブルの際に、最初にチェックすべきポイントです。
修理業者を呼ぶ前に!台風でテレビが映らない時に今すぐ室内でできる簡単な確認と応急処置
台風の日に上記の「E202」「E201」エラーコードが出てテレビが映らないと、台風の影響で電波やアンテナに何か問題が生じたのではないかと思われがちです。
もちろんそのケースも多くなりますが、実はテレビ本体や室内配線の不具合など、意外と簡単な原因でこれらのエラーコードが出ることもあります。
そのようなケースの場合、室内で安全に試せる対処法があります。
これらの方法はテレビや電波の専門知識がない方でも、簡単にトラブルシューティングが可能です。
まずは以下の手順に沿って、順番にチェックしてみてください。
テレビの再起動(リセット)とB-CASカードの抜き差し
現在の薄型テレビはインターネット接続や録画など多機能化しており、ほとんどパソコンやスマートフォンに近いコンピューター機器になっています。
そのためパソコンなどと同じく、長時間の動作などで、内部基盤やOSに不具合が現れ、画面が乱れる、正常に動作しなくなるなどの不具合が出ることがあります。
また、ACASチップを内蔵する近年のテレビ機器を除く、大半のデジタル放送受信機器には「B-CASカード」というカードが挿入されています。
これは現在の地デジ放送、BS放送、CS放送のデジタル放送で、放送の著作権保護のために施されているデジタル信号の暗号化を解除するためのICカードです。
そのため、受信機器にB-CASカードが挿入されていない、または接触不良やカード本体の不具合などで、テレビがカードを認識できないと暗号化が解除できず、テレビ画面が映らなくなります。
この場合には主に「E100」「E101」「E102」のエラーコードが表示されます。
これらのトラブルを解消するためには、まずはテレビ本体の再起動と、B-CASカードの確認を行う必要があります。
テレビのメーカーやモデルを問わず共通する再起動(リセット)の手順は以下の通りです。
- テレビ本体の主電源スイッチをオフにする。
- テレビの電源プラグをコンセントから抜く。
- そのまま数分間(1分〜5分程度)放置する。
- ふたたび電源プラグをコンセントに差し込み、主電源を入れる。
この手順により、テレビへの通電を断ち、内部から完全に放電した状態でしばらく置かれることにより、内部機器やOSがリセットされます。それにより一時的な不具合であれば解消されることが多くなるのです。
また、B-CASカードのチェックと不具合の解消方法は以下の一覧の通りです。
※上記はB-CASカード不具合の一般的な対処方法です。
またB-CASカードを使用しない「ACASチップ」内蔵型テレビの場合は、前述したテレビの再起動で対応できます。
ケーブルの抜け・緩み確認とアンテナ受信レベルのチェック
台風をはじめとする強風などで家が振動することにより、室内で各部に接続されているアンテナケーブルが緩んでしまうケースがあります。
壁面のアンテナコンセント端子やテレビ裏の配線を再確認してください。
アンテナケーブルの接続に緩みがある場合は、接続部がカチッというまでしっかりと差し込みましょう。またネジ式端子の場合は、しっかりと奥までねじ込んでください。
他にもアンテナケーブル(同軸ケーブル)は、断面の円形が歪んでいると電波の送信不良が起こります。
そのためケーブルの一部を急角度に折り曲げている、家具などの下敷きになっているなどの状態も避けてください。これらの状態はケーブル内部で芯線の断線(破損)にもつながります。
次に、テレビの設定画面から「アンテナレベル」を画面で確認します。
アンテナレベル画面とは、実際にアンテナからテレビのチューナーに届いている電波のレベルを、テレビ画面上で視認できる機能のことです。
アンテナレベル画面の見方や表示させる手順はテレビのメーカーやモデルによっても異なりますが、一般的にテレビの設定画面からリモコンで各項目を選んで行くことで、地デジ・BS(CS)別に表示できます。
この地デジなどのアンテナレベル画面により、実際の受信レベル(信号強度)を数値で確認することにより、電波状況が客観的にわかります。
以下は、一般的なアンテナレベル画面における電波状態の目安です。
※アンテナレベル画面の表示内容や電波レベルの目安は、使用するテレビのメーカーやモデルによっても異なります。詳しくはお手持ちのテレビの取扱説明書をご確認ください。
警告:強風下の屋根やベランダでのアンテナ確認・修理は絶対NG
もし台風の際やその直後にテレビが映らないというときは、テレビの情報を得たい、またはアンテナの不具合が気になるあまり、安易に屋外へと出ることは非常に危険です。
特に、すでに雨は上がっていたとしても、屋根の上やベランダに出るような行為は、絶対にやめてください。雨の直後の屋根やベランダは滑りやすく、突風での転落をはじめ、飛来物による重大な事故につながる恐れがあります。
また高い位置にあるアンテナを直接、触ろうとする行為は、命の危険を伴います。
目視での確認も、必ず安全な室内からの窓越しで行うようにしてください。
台風や強風でテレビが映らなくなる根本的な原因とは?
もし台風でテレビが映らない状態になり、上記でご説明した室内での応急処置で直らない場合は、その根本的な原因を確認する必要があります。
この項目では、物理的な損傷や気象条件などで、台風時やその直後にテレビが映らなくなる仕組みを解説します。
正確な原因を理解することで、専門的な修理が必要な理由にも納得いただけるはずです。
アンテナの向きのズレ・倒壊による受信障害
テレビアンテナには、指向性(指向性:アンテナの正面側で受信性能を発揮する性質)があるため、電波を受信するためには、電波塔や静止衛星の方向へ、正確なアンテナの向き調整が求められます。
特にBS/CSアンテナは、静止衛星から直進的に送られる電波を、皿状のディッシュ内面で反射させ、一点に集める形で受信しています。そのため、上下、左右の角度が数度ズレただけでまったく受信できなくなるシビアな機器になります。
地デジアンテナ、BS/CSアンテナとも、強風で向きが変わると受信レベルが低下するか、電波をまったく受信できなくなり、テレビ画面に「E201」「E202」エラーが表示されます。
台風で考えられるアンテナの被害例と、その仕組み、復旧方法などを、以下の一覧にまとめました。
※上記は台風によるアンテナトラブルの主な例です。
大雨による電波の減衰(特にBS/CS放送の影響)
台風などで大雨が降ると、テレビ電波の「降雨減衰」という現象が起こります。
テレビに使われる電波は水分に吸収されやすいため、地デジ電波でも悪天候の際は電波レベルが下がり、元よりアンテナの受信レベルが低い場合、テレビ画面がブロックノイズで乱れたり「E201」が表示されたりの不具合が生じます。
また、特に波長の短い(25ミリ程度)の衛星放送(BS・CS)の電波は、台風などの際の大きな雨粒に吸収されやすく、乱反射も起こります。
そのため、一定以上の豪雨では地デジ放送よりも急激に受信レベルが低下し、映像が乱れたり「E202」「E201」が表示されたりします。
このような雨によるテレビ画面の乱れは、一時的な大雨が原因であれば、天候の回復を待てば自然に直るケースが多いです。
地デジアンテナの場合は、元の受信レベルに余裕を持たせることで降雨減衰の影響を受けにくくなりますが、あせらずに雨が弱まるのを待つことも、有効な対処法のひとつです。
ブースターの故障や地域停電による中継局のダウン
テレビアンテナ自体に問題がなくても、テレビ局側や配線部の機器などインフラ側の原因でテレビ画面が映らなくなることがあります。
台風の影響で、屋外に設置されているブースター(増幅器)が雨水でショートし、故障するケースです。ブースターはアンテナが受信した電波を増幅する、戸建て住宅にほぼ必須の機器です。この機器が故障すると住宅で必要な電波レベルを確保できなくなります。
また、台風による広域停電で、テレビ局の送信所がダウンすることもあります。
以下は、台風時、これらインフラ設備の不具合でテレビが映らなくなる主な事例の一覧です。
※上記は台風時にアンテナ本体以外で考えられる主な受信トラブルの原因です。
台風の後にテレビが映らない:自力で解決できない場合の相談先と修理費用の目安
台風が過ぎた後もテレビが映らない状態が解消されず、自力での復旧が困難な場合は、適切な窓口へと相談する必要があります。
そんなとき、一体どこに連絡すればよいのかを事前に把握しておきましょう。
この項目では、修理にかかる高額な出費への不安を取り除くための情報もご提供します。
マンション・アパートの場合はまず「管理会社・大家」へ連絡
借家やマンションなど、賃貸物件や集合住宅の場合、テレビアンテナ(集合住宅では共用アンテナ)の修理は管理者・大家さんの責任範囲となります。
入居者が勝手に業者を手配して修理を進めると、後で業者の費用負担に関してトラブルになる可能性があります。
テレビアンテナトラブルの際は、まずは速やかに管理会社や大家さんに連絡し、状況を相談して、対処を求めてください。
以下は、賃貸物件でのアンテナトラブル時に、管理者に伝えるとトラブル対応がスムーズに進みやすい主なポイントの一覧です。
※上記は賃貸物件でのテレビ画面トラブルに対する基本的なチェックポイントです。
アンテナ修理費用の相場と「火災保険」による負担軽減
テレビアンテナ修理を業者に依頼する場合、その費用相場を知っておくと安心です。
以下の一覧で、一般的な作業内容別・アンテナ修理費用の目安をご紹介します。
また、台風や強風など、地震を除く視線災害による家屋(アンテナ含む)の被害には、火災保険の「風災補償」が適用されて、修理費用が保証される可能性があります。
実質的な自己負担が大幅に減るケースもあるため、保険会社への確認をおすすめします。
※上記は一般的なアンテナ修理の項目と火災保険が適用される可能性をまとめたものです。
アンテナ修理業者の中でも、本記事に監修でご協力いただいた「あさひアンテナ」では、上記のようなアンテナ修理に伴う、火災保険が適用できるかどうかのご相談にも対応しています。
ご相談いただければ、現場の状況を確認して、火災保険が適用可能かをチェックします。そして可能な場合は、修理を進めつつ、修理前後の現場写真や修理報告書など、保険会社に提出すべき書類もすべてご用意します。
また保険の知識を持つスタッフが、お客様の書類作成や保険会社との交渉など、必要な手続きについても万全のサポートでお手伝いします。
同社では火災保険の申請については、法的に問題のない範疇でお手伝いするに留めています。申請・交渉代行や手数料の徴収など、悪質な業者が行う、違法のリスクがある行為はいっさい行いませんので、どうか安心してご相談ください。
今後の台風に備えて!災害時に「情報難民」にならないための対策
台風でテレビが映らない事態になり、アンテナ修理などの経験をされた後は、今回のトラブルを教訓に、今後の自然災害への備えを見直すことをおすすめします。
災害時にまたテレビが映らなくなったときもパニックにならず、安全に情報を確保するための恒久的な対策が必要です。
この項目でご紹介するような、複数の情報収集手段を日頃から確保しておくことが重要となります。
悪天候に強い「光回線テレビ」やラジオ・スマホでの情報確保
台風に影響されにくいテレビの視聴方法には、物理的なアンテナが不要で、悪天候の影響を受けにくい「光回線テレビ」「ケーブルテレビ(CATV)」という選択肢があります。
光回線のフレッツ・テレビなどを導入するか、ケーブルテレビに加入すれば、台風によるアンテナ倒壊のリスクをゼロにできます。
一方でこれらのテレビ視聴方法には、アンテナの場合はNHK受信料や有料チャンネルを除いて不要になる月額視聴料金が必要となるため、戸建ての持ち家にお住まいの場合は長期的なコストがかかるというデメリットがあります。
テレビアンテナを使い続ける場合でも、地デジアンテナでは風に強い平面型のデザインアンテナやポール状のユニコーンアンテナ、BS/CSアンテナではディッシュが風を通し全体的な強度も向上した高耐風モデルへの交換が、台風にも有効です。
他にも、風を避けてメンテナンスしやすい壁面やベランダ内外へのアンテナ設置という選択肢もあります。
また基本的に地デジアンテナ(デザインアンテナ)のみ可能で、現場の電波レベルや電波を通す建材など設置条件は厳しくなりますが、屋根裏などの屋内空間にアンテナを設置することで、台風をはじめとする風雨や自然の影響を完全に防ぐことができます。
テレビの視聴方法を見直すと同時に、テレビだけに依存しない多層的な情報収集手段も準備しましょう。
台風などの災害時に役立つ情報ツールを、以下の表にまとめました。
※上記は災害時の対処となる主な情報収集の方法です。
まとめ:台風でテレビが映らないなどのトラブルは「あさひアンテナ」へご相談を
この記事では、主に台風が原因でテレビが映らない状態になった場合に、お客様が早急に対処できるよう、ごく基本的な対処法にポイントを絞って解説しました。
まずは台風でテレビが映らない時、画面に表示されるエラーコードの意味を理解し、室内でもできる簡単な確認から始めてください。
そして風雨の影響で屋外のアンテナに不具合が発生しているなど、自力での解決が難しい場合は、風雨が過ぎた後、プロの専門業者に頼るのが一番安全で確実です。
また災害時のご不安を解消するため、テレビやアンテナ以外の視聴方法、情報収集方法を準備しておくことも重要です。
そしてもし台風でアンテナが故障してしまい、修理をご依頼になるなら、本記事に取材協力していただいた「あさひアンテナ」がおすすめです。
あさひアンテナのサービスには、以下のような他業者に負けない安心のメリットがあります。
- 電波調査・お見積もりが完全無料で、他社との相見積もりも歓迎しています。
- 見積もり内容が詳細でわかりやすく、見積もり後の追加工費は一切発生しません。
- 完全自社施工による高品質な工事で、即日工事にも対応可能です。
- アンテナ設置後は10年間の長期保証がつき、万が一のトラブル時も安心です。
台風通過後でアンテナの状態にご不安がある方は、まずは「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントで、無料相談をご利用になってみてください。
安全で確実な情報インフラを整えて、今後の災害にしっかりと備えましょう。




