アンテナブースター寿命の目安は?テレビの映りが悪くなった時のブースター交換工事に必要な費用と業者選びのポイント

2026年06月28日

最近、お住まいのテレビで地デジや衛星放送のテレビ画面にブロックノイズが入って見づらいとお悩みではありませんか。
または雨など天気の悪い日だけテレビ画面が乱れる、新しくテレビを追加したら家全体で映りが悪くなった、特定のチャンネルだけが突然映らなくなったなどの症状で、ストレスを感じる方もいらっしゃるでしょう。
そのようなトラブルの際には「まさかテレビが故障したのか」「アンテナの寿命かもしれない」といったご不安もよぎるかと思われます。
しかし実は、その原因はアンテナやテレビ本体ではなく、その間に設置される機器「ブースター」の寿命である可能性が高いのです。
本記事では、アンテナ工事の専門業者であり、ブースターなど周辺機器の設置にも豊富な知識と経験を持つ「あさひアンテナ」施工担当者の解説に基づいて、専門知識がなくてもわかるブースターの基礎知識や不具合時の対処法を解説します。

ブースターはアンテナから届く電波を適度に強くして、お住まいのすべてのテレビで画面が問題なく映るようにする、いわばテレビの裏方として働く重要な機器です。
しかし一方で、ブースターは電源を要する電子機器のため、長年テレビを見続けることで徐々に劣化することは避けられない消耗品でもあります。
この記事では2026年(令和8年)の最新情報に基づき、主にブースターの基礎知識から、特に寿命のサインや交換費用の相場など、必要な情報を詳しくまとめました。
お住まいでテレビの不具合が起こった場合に、その原因がブースターにあるのかその他の問題なのかを切り分けて、間違った対処で無駄な出費をすることを避け、確実にテレビの不具合を直す方法もご紹介します。
もしお住まいにてテレビ画面の不具合でお困りの方は、まずは本記事の内容をご確認ください。快適なテレビ視聴環境を最短で取り戻すためのヒントが満載です。

そもそもブースターって何?基礎知識と寿命の理由を解説

ブースターとは、テレビアンテナが受信した電波を増幅させるための機器(増幅器)です。地デジや衛星放送の電波は、テレビに届いた時点で一定以上の電波レベルがないとテレビが正常に映りません。
特に地デジ電波で電波塔から遠くテレビ電波レベルが弱い現場の場合や、ご自宅にあるテレビの台数が多く、電波を複数に分配する場合は、個々のテレビに届く電波レベルが弱くなります。

テレビに届く電波レベルが不足し、そのままではテレビの映りが悪い場合に、アンテナとテレビの間の配線部にブースターを設置することで、電波レベルを必要量まで増幅でき、すべてのテレビで安定してテレビ放送を視聴できるようになるのです。

ただ、ブースターは電気的なエネルギーである電波を増幅する電子機器であるため、作動させるためには必ず電源が必要になります。
そのため、ブースターを長期間使用(通電)し続けることで、内部の電子部品が少しずつ劣化していくのです。

以下は、一般住宅で使用されるブースターの、用途(設置位置)別の主な種類の一覧です。

ブースターの種類 主な設置場所 特徴とメリット
屋外用ブースター アンテナの支柱や屋根裏 電波の減衰が少なく、増幅効果が最も高い。
屋内用ブースター 部屋の壁面端子付近やテレビ裏 設置や交換が簡単で、天候の影響を受けにくい。
ラインブースター テレビのすぐ横 小型で配線が容易だが、増幅能力はやや控えめ。

※上記一覧は家庭用アンテナブースターの一般的な分類です。

屋外用ブースターは、主にアンテナの近くにブースター本体(増幅部)が設置され、住宅全体の電波レベルを底上げするために使われます。また電源部は屋内の屋根裏などに置かれて、ケーブルで本体へと電源を送ります。
風雨などへの耐久性や増幅性能が高く、チャンネル別の細かなレベル調整もできるため、一般住宅で設置されることが多い基本的なブースターになります。

屋内用ブースターは、室内などの屋内に置かれ、室内の配線とコンセントに接続されて使用されます。主に一部の部屋で電波を増幅する用途に用いられ、一般の方でも設置が簡単なモデルになります。
ラインブースターはテレビのすぐ前に設置されることから前置きブースターとも言い、5㏈、10㏈など機器によって増幅性能が異なり、上記の屋外用・屋内用ブースターの補助的なブースターとして使用されます。

テレビの映りが急に悪くなった、アンテナレベルが低下したとき、多くの方はまずアンテナ本体の状態を疑います。
しかし実際にはアンテナ本体よりも、複雑な電子回路を持ち、通電し続けるブースターの方が、長期の利用で故障しやすい傾向にあります。
さらにブースターの種類や設置場所によっても、劣化のスピードは異なります。
次の項目からは、具体的なブースター寿命の目安や、その劣化が進む理由について詳しく見ていきましょう。
ご自宅のアンテナ設備環境を思い浮かべながら読み進めてみてください。

テレビアンテナ用ブースターの一般的な寿命と耐用年数

上記の通り、テレビの大切な裏方であるブースターも、永遠に使い続けられるわけではありません。機器内部には細かい電子部品が密集しており、日々通電による負担がかかる機器だからです。
そのためブースターは一定の年数で、いつか必ず寿命を迎える「消耗品」だと認識しておいてください。
テレビ画面の不具合は、ご自宅のブースターが設置から何年経過しているかを振り返る、良い機会といえます。
以下は、ブースターに負担を与え、寿命に近づけてしまう主な要因です。

劣化に影響する主な要因 具体的な内容
経年劣化(通電時間) 内部部品に常に電流が流れることによる熱や負荷。
設置環境の温度・湿度 夏の高温や冬の結露による部品へのダメージ。
自然災害や天候 雷のサージ電流、強風による振動、雨水の浸入。

※上記はブースターの劣化を進める各種の要因です。

ブースターの寿命の目安は「10年〜15年」

テレビアンテナ用ブースターの一般的な寿命は、およそ10年から15年です。
この期間を過ぎると、長年の通電によって内部の部品が劣化し、正常に電波を増幅できなくなります。
特にブースターの寿命を左右するのが、電源回路などに使われている「電解コンデンサ」という部品です。電解コンデンサは熱に弱く、長年の使用で内部の液が乾燥して性能が落ちてしまいます。
以下は、ブースター内でも劣化が進みやすい主な部分の一覧です。

寿命を決定づける内部部品 劣化のメカニズムと影響
電解コンデンサ 内部の液が蒸発して容量が減り、ノイズが増加する。
半導体部品(ICなど) 長期の熱ストレスにより、電波の増幅率が低下する。
はんだ接合部 温度変化の繰り返しでひび割れが生じ、接触不良になる。

※上記はブースター内部で老朽化しやすい主なポイントです。

また、半導体の部品も通電の熱ストレスによって少しずつ特性が変化していきます。
これらの部品が限界を迎えると、ブースターが正常に機能しなくなり、テレビの映像や音声に異常が現れ始めます。
ブースターの設置から 10 年以上経過している場合は、いつ上記のような不具合が起きてもおかしくありません。
ご家庭でブースターを利用するについては、定期的な点検や、不調を感じた際の早めの交換検討をおすすめします。

ブースターの屋外設置と屋内設置で寿命に違いはある?

ブースターの寿命は、設置されている環境によっても大きく前後します。
特に、屋根の上や外壁などの屋外に設置されている場合は注意が必要です。
屋外用ブースターは長年の風雨に耐えうる頑丈な構造になっていますが、それでも直射日光による紫外線や、激しい温度変化にさらされ続けます。
そのため長期使用では金属部がサビる、プラスチック部分がひび割れる、温度変化による内部の劣化が早まるなどします。
以下は、屋外用ブースターで環境による劣化が進みやすい主なポイントです。

設置環境ごとの劣化リスク 屋外設置 屋内設置(屋根裏など) 屋内設置(居室)
紫外線によるダメージ 非常に高い ない ない
温度と湿度の激しい変化 受けやすい 夏場は高温になりやすい 比較的安定している
雨水や塩害のリスク 高い(特に沿岸部) 基本的にない ない

※上記はブースターに影響を与える主な環境の要因です。

特に屋外でも、アンテナマストの下部にブースターが設置されている場合、雨風による物理的なダメージや、沿岸部では塩害による金属の腐食も発生します。
またブースターの筐体が劣化して内部に雨水が浸入すると、一瞬で回路がショートして故障してしまいます。
一方、屋内やデザインアンテナの裏側、カバー内部などに設置されたブースターは、天候の影響を受けにくいため、寿命が長持ちしやすくなります。
ただし、屋根裏空間などの高温になりやすい場所では、熱による内部回路の劣化が進むことがあります。

ブースターが寿命で故障した時に現れる代表的な症状

ブースターが寿命を迎えると、テレビの画面や音声にさまざまな異常が現れます。
これまでブースターによる底上げで各テレビに届いていた必要な電波レベルが、大きく低下するためです。
ブースターの不具合では、テレビがいきなりまったく映らなくなることもあれば、徐々にテレビの映像が乱れるなど、少しずつ症状が悪化していくこともあります。
現在、お住まいでテレビ画面の不具合が生じている場合は、直面している問題がブースターによるものか、その他の要因によるものかをまず確認することが重要です。
以下のような不具合の種類別の代表的なサインを知っておくことで、原因の特定がスムーズになります。

現れやすい不具合の症状 具体的な現象
エラーコードの表示 画面に「E201」や「E202」という文字が出る。
映像の乱れ 画面が四角いモザイク状になる。(ブロックノイズ)
音声の異常 音がプツプツと途切れたり、ノイズが混じる。
特定チャンネルの不調 一部の局だけが映らなくなる。

※上記は一般的なテレビ画面不具合の事例です。

エラーコード(E201/E202)やブロックノイズ・音途切れ

テレビの画面に「E201」や「E202」というエラーコードが出たら要注意です。
エラーコードはテレビが自己診断機能により不具合の原因を伝えるものですが、特に上記のコードは、テレビに届いている電波のレベルが著しく低下していることを示しています。
ブースターの寿命などで電波の増幅機能が落ちると、テレビ画面にこのエラーが頻繁に表示されるようになります。
またエラーコードの他に、映像が四角いブロック状に乱れる「ブロックノイズ」も、電波レベルや品質が低下している典型的な症状です。
以下は、電波状態に問題がある場合に表示される主なエラーコードの一覧です。

主なエラーコード 意味と原因の可能性
E201 アンテナレベルの低下。ブースター劣化や配線不良の疑い。
E202 信号が受信できない。天候悪化やブースターの完全な故障。
E203 放送局が休止中。または電波が全く届いていない状態。

※上記は受信している電波レベルに関する主なエラーコードです。エラーコードの種類は原因に応じて他にも多く存在します。

簡単にまとめると「E201」は一定の電波は届いているものの、クリアな映像を映し出すのに不足している状態を示します。(この場合がブロックノイズなどが出ます)
そして「E202」は映像信号がまったく受信できない、または非常に微弱で映像が映し出せないケースを示すコードになります。

特にブースターの増幅性能が低下すると、電波レベル不足により映像がカクカクと一時停止するフリーズ現象や、音声の途切れも頻発します。
他にも、特定の周波数帯だけが増幅できなくなり、一部のチャンネルだけ映らなくなることもあります。
判断のポイントとして、家の中にある複数のテレビが同時に不調になったケースを考えましょう。
この場合は、アンテナの近くにあり、住宅全体に送られる電波を根本的に底上げする屋外用ブースターの故障である可能性が非常に高くなります。

不具合の根本原因は?ブースター以外の故障との切り分け方

テレビ画面の映りが悪いからといって、必ずしもブースターが原因とは限りません。
テレビ機器本体の不具合や、電波塔などから送られる電波レベルの問題、またアンテナからテレビまでを結ぶブースター以外の経路の問題など、テレビが正常に映らない原因にはさまざまな要因が想定されます。
そこで、テレビ画面の乱れですぐに業者を呼ぶ前に、他の原因が考えられないかを、DIYによる作業で簡単にチェックしてみましょう。
まずは、テレビの裏側、また壁面のアンテナコンセント端子にあるアンテナケーブル端子が抜けていないか確認してください。
ケーブルの緩みや接触不良が原因で、電波が弱まっているケースは非常に多く見られます。またケーブルの一部を急角度に折り曲げる、家具などの下敷きになる、必要より長すぎるなどの点も、電波の送信エラーや断線の原因になります。
以下、テレビ画面の不具合時に室内で主にチェックすべきポイントの一覧です。

確認すべきポイント DIYでの具体的なチェック方法
ケーブルの接続状態 テレビ裏の端子が緩んでいないか、しっかり差し直す。
B-CASカードの接触 カードを一度抜き、ホコリを払ってから再度挿入する。
テレビ本体の一時的なバグ テレビの主電源を切り、電源コンセントを抜いて数分程度待つ。
家全体のテレビの状況 他の部屋のテレビも同じように映らないかを確認する。

※上記はテレビ不具合時にご自身でできる主なチェックポイントです。

また、テレビに挿入されているB-CASカード(映像信号を解読するICカード)の読み取り不良や、テレビ本体の一時的なフリーズ(内部の不具合)も考えられます。
これらの不具合には、B-CASカードであればカードの清掃と差し直し、またテレビの主電源を切り、電源プラグをコンセントから抜き、少し待ってから電源を入れ直すことで、テレビ内部をリセットする「再起動」を試してみてください。
また一部の部屋のテレビだけが映らない場合は、それらの部屋に電波を届ける壁の中の配線や分配器の故障が疑われます。
これらのチェックを行ってもトラブルの症状が改善しない場合は、いよいよブースターの寿命である可能性が濃厚です。

ブースター寿命時の交換費用はいくら?相場と内訳を解説

テレビ画面不具合の原因がブースターの寿命・故障と思われ、交換が必要になったとき、もっとも気になるのが費用の問題でしょう。
業者などに工事を依頼した場合「いきなり高額な請求をされるのではないか」とご不安に思われる方も少なくありません。
しかし、事前にブースター工事にかかる一般的な相場と費用の内訳を知っておけば、冷静に業者と交渉を進めることができます。
ここでは、ブースター交換にかかる現実的な費用の目安をわかりやすく解説します。
まずは以下の一覧をご確認ください。

費用の項目 概算の相場
ブースター本体代 10,000円〜25,000円
基本工事費(作業代) 10,000円〜20,000円
高所作業費などの追加費用 0円〜10,000円
合計費用の目安 25,000円〜42,000円

※上記は業者によるブースター交換工事の一般的な費用相場です。

業者に依頼する場合の費用相場(本体代・工事費)

専門のアンテナ工事業者に交換を依頼した場合、工事費用はトータルで15,000円から 42,000円程度が相場です。
この費用には、新しいブースター本体を含む部品代と、業者の基本工事費が含まれています。
ブースター本体代は、地デジ専用のブースターか、BS/CS対応の混合ブースターか、また増幅や調整の性能によって変動します。
機能が豊富なブースターほど、部品代(本体代金)が高くなる傾向にあります。
逆に室内用ブースター、ラインブースターなどは低価格で、ご自宅によるDIY設置も難しくはありません。
以下は、主に屋外用ブースターの性能別・本体価格の目安です。

ブースターの種類による本体価格の目安 相場価格
地デジ専用ブースター 5,000円〜10,000円
地デジ・BS/CS 混合ブースター 10,000円〜20,000円
4K・8K 対応 高性能ブースター 15,000円〜25,000円

※上記はアンテナ工事の際における主なブースター機種別の費用相場です。

地デジ・BSCS混合ブースターとは、地デジと衛星放送の双方に対応できるほか、双方の電波を一本にまとめる「混合器」の役割ももつ機材です。
通常、ひとつの現場に2基以上のアンテナを設置する場合には、各アンテナからの電波を一本のケーブルにまとめる混合器という機器が必要です。
しかし混合ブースターはブースターと混合器の機能を兼ね備えているため、別途に設置するより機材費用が割安になります。

また、ブースター増幅部は基本的にノイズの少ないアンテナのすぐ近くに設置されます。そのため設置場所が屋根の上や二階以上にあたる外壁など、作業の危険を伴う高所である場合も注意が必要です。
現場の条件や業者によっては、作業のため足場を組んだり専用の梯子を使用したりするため、高所作業費が追加で発生するケースがあります。
また出張費や古い機器の廃棄費用が別途かかる業者もあるため、具体的にどのような費用が掛かるか、事前の確認が大切です。
業者から見積もりをもらった際は、必ず作業や機材別に、費用の内訳が明確かつ詳細に記載されているかチェックしましょう。

ブースター寿命時の交換は自分でできる?DIYと業者依頼の判断基準

ブースター交換はアンテナ工事ほど大掛かりなイメージもないことから「少しでも費用を安く抑えるために、自分で交換を行いたい」と考える方もいるでしょう。
ホームセンターやネット通販などで、ブースター本体を購入することは可能です。
しかし、アンテナ設備に関する機材交換などの作業は、お住まいの条件や機材の設置環境によって難易度が大きく変わります。
この項目ではブースターの交換について、DIYで安全にできるケースと、プロに任せるべきケースの境界線を明確にします。まずは以下の一覧をご確認ください。

判断の基準となる要素 DIYが可能なケース 業者に依頼すべきケース
設置場所の安全性 室内のテレビ裏や足場の安定した場所。 屋根の上、高所の外壁、狭い屋根裏。
配線の複雑さ テレビと直接接続するだけの単純な配線。 複数の部屋へ分配する複雑な配線。
電波調整の必要性 接続するだけで映るシンプルな卓上型(室内モデル)。 レベルチェッカーでの細かい調整が必要。

※上記はブースターDIY設置の可否を決める主なポイントです。

自分で交換できるケースと具体的な手順・注意点

室内に設置する卓上型の室内ブースターであれば、専門知識がなくてもご自分で交換可能です。また、屋根裏やベランダにあるデザインアンテナの裏側など安全な足場を確保できる場所にあり、配線が単純な場合もDIYの余地があります。
ブースター交換作業の際は、感電やショートを防ぐため、必ず古いブースターの電源プラグを抜いてください。
そして同軸ケーブルの芯線を折らないように注意しながら、ゆっくりと端子を差し替えます。以下は、DIYブースター交換の一般的な手順です。

DIY交換の基本的な手順 注意すべきポイント
1. 電源を確実に抜く 通電したままの作業は機器のショートや感電の危険あり。
2. 古いケーブルを外す どこの端子に刺さっていたか、あらかじめスマートフォンなどで写真を撮って記録する。
3. 新しい機器に接続する 入力(IN)と出力(OUT)を絶対に間違えないように接続する。
4. 電源を入れ、確認する テレビのアンテナレベル設定画面で数値が上がったか確認する。

※上記はブースター設置の際の主な手順と確認ポイントです。

ブースター接続で、入力(アンテナ側)と出力(テレビ側)の端子を逆に接続してしまうと、ブースターがまったく機能しません。
また、一般的な屋外用、室内用のブースターには、電波の増幅量を調整するツマミ(ゲイン調整)がついています。
しかしブースター調整で電波を強くしすぎると、テレビ側の的確な入力範囲を上回る、またノイズも増幅されるなどして、かえってテレビ画面が乱れる場合もあります。
まずはブースターの取扱説明書をよく読み、少しずつゲインを調整して適切な数値に合わせる慎重さが求められます。

危険!プロの業者に任せるべきケース

屋根の上や外壁の高所などにブースターが設置されている場合は、絶対にDIYを避けてください。慣れない高所作業は転落のリスクが非常に高く、命に関わる大事故につながります。
また、屋外用のブースターはチャンネル別のレベル均一化など調整機能が高い分、その手順は複雑になります。適切な電波レベルに調整するには「レベルチェッカー」という専用の測定器や、電波のレベルだけでなく品質などの専門知識が必要です。
一般の方が知識や測定器なしで勘に頼って調整すると、かえって住宅内の電波状況を悪化させてしまいます。
以下は、ブースターの設置や交換をプロの業者に任せるべき主なケースです。

プロに依頼すべき危険・困難なケース その理由とリスク
高所作業が必要な場所 はしごからの転落事故や、屋根材を踏み割るリスクがある。
複数の分配器が絡む配線 家全体のバランスを崩し、他の部屋のテレビも映らなくなる。
電波の細かい数値測定 専用の機材がないと、ノイズや過増幅の原因を特定できない。

※上記は各ケースでプロに依頼すべき主な理由の一覧です。

さらに、お住まいで生じているテレビの不具合が、本当にブースターの寿命によるものなのかどうか、一般の方には判断が難しい場合もあります。
現実にはテレビの不具合の要因として、ケーブルの内部断線やアンテナの向きのズレなど、複合的な原因が絡んでいることもあります。
しかしプロの業者であれば、どのような不具合でも、専用の機材と専門知識を用いてその原因を正確に特定し、最短で的確な修理を行うことが可能です。
テレビのトラブル復旧について、安全と確実性を優先するならば、ご無理をなさらず専門家へご依頼になることを強くおすすめします。

交換するならどれ?ブースター選びの基準とポイント

アンテナ工事の業者へとご依頼になる場合でも、どのようなブースターが選ばれるのかを知っておくことは大切です。
ここまででも少しご説明した通り、ブースター機器にはさまざまな種類があり、ご家庭の視聴環境に合わせた製品を選ぶ必要があります。
間違ったブースター製品へと交換してしまうと、適切に電波を増幅できず、テレビが正常に映りません。
ここでは、製品選びで失敗しないための基本的な基準とポイントを解説します。まずは以下の一覧でチェックポイントをご確認ください。

プロに依頼すべき危険・困難なケース その理由とリスク
高所作業が必要な場所 はしごからの転落事故や、屋根材を踏み割るリスクがある。
複数の分配器が絡む配線 家全体のバランスを崩し、他の部屋のテレビも映らなくなる。
電波の細かい数値測定 専用の機材がないと、ノイズや過増幅の原因を特定できない。

※上記はお住まいの条件に適したブースター機器を選ぶための主なポイントです。

地デジ・BS/CS対応と4K・8K対応製品への切り替え

まずは、ご家庭で視聴しているテレビ放送の種類をご確認ください。
地上デジタル放送(地デジ)しか見ていない場合は、低価格な「UHF専用ブースター」が適しています。
しかし、BS放送やCS放送も楽しんでいる、またはBS/CSアンテナを増設する予定がある場合は、「UHF・BS/CS混合ブースター」が必要です。
これを間違えると、特定の衛星放送がまったく受信できなくなってしまいます。
以下は、お住まいで視聴している(視聴予定のある)放送別に対応できるブースター機器の一覧です。

放送波別の推奨ブースター 適したご家庭の環境
UHF専用ブースター 地上波のテレビ番組だけを見られれば満足というご家庭。
UHF・BS・CS混合ブースター 地デジとBS/CSで2基のアンテナがあり、衛星放送の映画やスポーツなどの専門チャンネルもご視聴になるご家庭。
4K・8K対応ブースター 最新の高画質テレビを購入し、新4K8K衛星放送をご視聴になるご家庭。

※上記は対応できるテレビ電波別のブースターの区分です。

一般的な地デジ放送の電波は、UHF(極超短波)でも470MHzから710MHzまでの周波数帯を使用しています。
また通常の2K衛星放送の電波は、静止衛星から送られるSHF(センチメートル波)でも右旋円偏波と呼ばれる電波で、BS/CSアンテナのコンバーターにより1032MHzから2072MHzまでの周波数帯に変換されてテレビまで送られます。
そして2018年(平成30年)に開始された新4K8K衛星放送では、一部BSチャンネルを除き、多くのチャンネルで新しく導入されたSHFの左旋円偏波を使用し、この電波はコンバーターで従来より周波数帯の高い2224MHzから3224MHzまでに変換されます。
(※注:その後、右旋・左旋の周波数帯の再編などを経て、2026年現在では左旋で送られる4K8KチャンネルはBS放送「NHK-BS8K」だけになっています)

そのため、ブースターも、基本のUHF(地デジ)だけでなく、衛星放送や4K8K放送を視聴する場合には、それぞれの周波数帯に対応できるモデルが必要となるのです。

特に新4K8K衛星放送はスタートが比較的、近年になるため、2018年以前の古いブースターでは、現在の4K8K放送の電波帯域に対応できません。
これから新しい4K8Kテレビに買い替えて、新4K8Kの衛星放送をご視聴になる予定があるのなら、ブースターも4K8K対応製品を選ぶのが賢明です。
ブースター交換の際に、将来的なテレビ・アンテナ設備のアップグレードを見据えておくことで、二度手間や余計な費用を防ぐことができます。
業者にブースター設置の見積もりをご依頼になる際は、どのタイプのブースター製品が使用されるのかも必ずご質問ください。

高額請求を回避!信頼できるアンテナ工事業者の選び方

アンテナ工事業者にブースターの交換を業者に依頼する際には、質の低い業者を選んでしまわないように注意が必要です。
アンテナ工事業者の中にも、施工技術や使用する機材が粗悪で、本来は不必要なアンテナ本体の交換なども勧めてきて、不当に高額な請求をする悪徳業者も存在します。
例えば、「古いアンテナ機器は火災の原因になる」などと過度に危険性を煽る営業トークには注意が必要です。
この項目では、信頼できる優良業者を見極めるための、具体的なチェックポイントを紹介します。まずは以下の一覧表をご覧ください

優良業者を見極めるチェックポイント 悪徳業者のよくある手口
見積もりの内訳が詳細に書かれている。 「工事費一式」などと書かれ、詳細が不明確。
現地調査と電波測定を丁寧に行う。 電波の測定もせずに「機材を全部交換が必要」と断言する。
メリットだけでなくデメリットも説明する。 契約を急がせ、自己のリスクなど不安を煽るような言葉を多用する。
自社施工であり、長期のアフター保証がある。 下請けに丸投げし、施工後のトラブルに対応しない。

※上記はアンテナ工事の優良業者・悪徳業者の主な比較一覧です。

まずは、複数のアンテナ工事業者から「相見積もり」を取り、各社の料金と対応を比較することが鉄則です。
電話やメールでの問い合わせ、また現地調査や見積もりの時に、工事内容や料金について、一般の方にもわかりやすく説明してくれるかどうかを確認しましょう。
接客の品質は、その業者の顧客対応を示す鏡ともいえるものです。
また見積もりに「高所作業費」や「部材費」など、細かな工事や機材の項目が、きちんと料金まで明記されている業者は、透明性が高く安心です。
さらに工事後の保証期間が 5 年以上あるなど、アフターフォローが充実している業者を選んでください。

まとめ:ブースターの寿命を見極め、快適なテレビ視聴環境を取り戻そう

お住まいでテレビを視聴する限り作動し続ける電子機器、アンテナ用のブースターは、設置後10年から15年程度で経年劣化によって寿命を迎える消耗品です。
テレビでエラーコードの頻発やブロックノイズが現れるなどの症状が出たら、それはブースター交換を知らせる重要なサインです。
放置しておくと完全に増幅性能を失って、テレビがまったく映らなくなり、ご覧になりたい番組を見逃してしまいます。
ブースターの不具合については、以下の一覧を参考に、DIYで解決できる範囲と、プロに任せるべき危険な作業の境界線をしっかり見極めてください。

トラブル解決のための最短ステップ 具体的なアクション
1. 症状と原因の切り分け ケーブル抜けの確認やテレビの再起動など、DIYチェックを行う。
2. ブースターの寿命を疑う ブースター設置から10年以上経過している場合、家中のテレビ画面がすべて不調かを確認する。
3. 信頼できる業者を探す 複数のアンテナ工事業者から現地調査と見積もりを取り、費用の内訳を比較検討する。
4. プロによる点検と交換 正確な電波測定を行い、お住まいの条件に最適なブースター製品を安全に設置してもらう。

※上記は本記事の解説を簡単にまとめたものです。

高所作業が伴う場合や、複雑な電波調整が必要な場合は、迷わず専門業者にご相談ください。
信頼できる業者を選べば、適正な価格で確実かつ安全に不具合を修理してくれます。

本記事にもご協力いただいた「あさひアンテナ」では、アンテナやブースターなど周辺機器の設置・交換などを、国産大手メーカー製の機材や部材などをセットにした、低価格の基本設置工事でご提供しています。
工事に伴う現地での電波調査やお見積もりは完全無料(出張料やキャンセル料など付随費用含む)で実施しており、相見積もり即日工事にも対応できます。
見積もり内容は細かい項目まで明確に金額を記し、お客様のご質問にはご理解いただけるまで丁寧にわかりやすくご説明いたします。またお見積もりのご提示後は、見積もりにない工事(費用)は加算しない姿勢も徹底しています。
実際の工事は自社スタッフによる完全自社施工で、ベテランのアンテナ職人による高品質な施工を、中間マージンをカットした適正価格でご提供します。
また工事後には業界最長クラスである10年の長期保証をご用意しておりますので、ブースターの寿命に近い年数までご安心いただけます。

お住まいでブースターなどアンテナ機材の不具合と思われる際は、まずは「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントまでご相談ください。
そしてご自宅の視聴環境に適した新しいモデルのブースターへ交換して、安定した綺麗な映像と音声で、ストレスのないテレビ視聴環境を取り戻してください。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。