テレビ画面や動作が止まる(フリーズ)原因とは?今すぐ試せる対処法:修理・買い替えの判断基準もプロが徹底解説

2026年04月20日

楽しみにしていたドラマやスポーツ中継の途中で、突然テレビの画面が止まってしまった、もしくはお住まいのテレビが急に動かなくなり、リモコンなどの操作も利かなくなった、そのような経験はありませんか。
テレビがいろいろな形で動作を停止する、いわゆる「フリーズ」を起こしたときは「もしかしてテレビの故障?」「修理や買い替えで高い費用がかかるのでは」と、ご不安を覚えてしまうものです。

パソコンやスマートフォン、ゲーム機などが処理能力の限界を超える、内部で不具合が生じるなどすると、キーボードや画面タッチ、マウスなどの操作をまったく受け付けなくなること(フリーズ)があります。
テレビ機器も現在では多機能化により、内部基盤によって制御されるコンピューター機器となっており、受信トラブルをはじめ、内部機器の不具合や処理能力の限界などで画面や動作が停止する場合もあります。
そして、パソコンやスマートフォンが固まった際に、適切な手順で復旧できるように、テレビの動作が止まる問題も、原因は意外と基本的な場合が多く、簡単な対応ですぐに解決できる場合があります。

この記事は、アンテナ工事の専門家であり、日々さまざまなアンテナ受信やテレビ画面のトラブルにも対応している「あさひアンテナ」の監修により、テレビが固まる問題の原因と、要因別の対処法を解説していきます。
専門家の確かな知識に基づいて、一般の方でも、ご自宅でテレビが固まった状況に合わせてその原因を切り分け、いますぐ試すことができる対処法を実践できるように、画像や表を使いながら分かりやすく解説します。
この記事を最後までお読みいただければ、以下のことができるようになります。

  • テレビが止まる原因を正しく見分けられる。
  • 業者に頼らず自分でできる対処法がわかる。
  • テレビを修理に出すべきか、買い替えるべきかの判断基準がわかる。

お住まいでテレビが止まってしまったときは、まずは落ち着いて、この記事で紹介する対処法をひとつずつ試してみましょう。

待って!テレビが止まる状態は自分で直せるかも?症状から見る主な原因

一言でテレビが「止まる」といっても、地デジや衛星放送の画面が固まってしまう症状から、リモコンなどの操作をまったく受け付けなくなる状態まで、その実態はさまざまです。
まずは、ご自宅のテレビがどのような状態にあるかを確認してみましょう。
以下の一覧でご紹介する具体的な症状によって、考えられる原因をある程度、絞り込むことができます。

症状のタイプ 主な症状の例 考えられる主な原因
映像のトラブル 画面がフリーズする、カクカクする、ブロックノイズが出る。 電波の受信不良、ケーブルの接触不良、B-CASカードの不具合。
音声のトラブル 映像は映るのに音だけが出ない、途切れる。 HDMIケーブルの不具合、テレビの音声設定ミス、スピーカーの故障。
電源のトラブル 突然、電源が落ちる、勝手についたり消えたりする。 テレビの省エネ設定、本体の熱暴走、電源系統の不具合。

※上記はテレビが止まる際に考えられる主な症状とその原因になります。

これから、それぞれのケースについて詳しく見ていきましょう。

ケース1:テレビ映像が止まる・カクカクする・ブロックノイズが出る

テレビが止まる問題でもっとも多くの人が経験するのが、映像に関するトラブルです。
テレビ画面が急に静止した状態になったり、動きが不自然になったりする、または画面がモザイク状に乱れるのは、テレビに正しい映像信号が届いていないサインかもしれません。
その主な原因は、以下の3つになります。

原因 なぜ映像トラブルにつながるのか?
電波の受信不良 アンテナが受信する地デジや衛星放送の電波が弱い、または不安定だと、テレビは映像を正常に表示できません。受信レベルは悪天候や周辺の建物の影響も受けます。
ケーブル類の接触不良 アンテナ線やHDMIケーブルがしっかり接続されていないと、映像信号が途中で途切れてしまいます。ケーブル自体の劣化や断線も原因となります。
B-CASカードの不具合 デジタル放送の視聴に必要なB-CASカードが正しく認識されていないと、映像が映らなくなります。ICチップの汚れや接触不良が考えられます。

※上記はテレビの映像トラブルを起こす主な要因です。

これらの原因は、後ほど紹介する対処法で解決できる可能性が高いポイントです。

ケース2:音声だけが途切れる・出なくなる

テレビの映像は問題なく映っているのに、なぜか音声だけが乱れるケースもあります。
この場合、映像信号は正常に届いているものの、音声信号、もしくはテレビのスピーカーに何らかの問題が発生していると考えられます。
やはり以下の一覧で、主な原因を確認してみてください。

原因 なぜ音声トラブルにつながるのか?
HDMIケーブルの不具合 HDMIケーブルは映像と音声を1本で伝送するため、接触不良や劣化があると音声だけが途切れやすくなることがあります。
テレビの音声設定ミス 気づかないうちにリモコン操作で「消音(ミュート)」設定になっていたり、音声出力の先が外部スピーカーなどに切り替わっていたりする場合があります。
スピーカー本体の故障 テレビに内蔵されているスピーカー自体が故障している可能性も考えられます。この場合は修理や買い替えが必要になります。

※上記はテレビの音声トラブルで考えられる主な要因です。

まずは、お使いになっているテレビの設定やケーブルの接続を見直してみることが大切です。

ケース3:突然電源が落ちる・つかない

画面や音声だけのトラブルではなく、視聴中に突然、テレビの電源が落ちたり、電源が入らなくなったりすると、多くの方が「テレビ本体が故障したのか」とあわててしまいます。
しかし、これもテレビの設定や設置環境が原因であるケースが考えられます。
まずは落ち着いて、以下の一覧で原因を探ってみましょう。

原因 なぜ電源トラブルにつながるのか?
省エネ設定など 一定時間操作がないと自動で電源が切れる「無操作電源オフ」などの省エネ機能が、意図せず有効になっていることがあります。
本体の熱暴走 テレビの通気口がホコリで塞がれていたり、壁に近すぎたりすると、内部に熱がこもって安全のために電源が落ちることがあります。
電源系統の不具合 電源ケーブルの接触不良や、コンセント側の問題(タコ足配線など)で、テレビへの電力供給が不安定になっている可能性があります。

※上記はテレビの電源トラブルで想定できる主な原因になります。

これらの原因は、テレビ本体の故障ではないため、ご自身で対処できるケースがほとんどです。

【簡単5ステップ】テレビが止まる時にまず試したい初期対処法

テレビが止まる問題で原因の切り分けが難しい場合でも、まずはこれから紹介する5つのステップを試してみてください。
多くの軽微なトラブルは、この初期対処法で改善することが期待できます。
テレビやアンテナの専門業者を呼ぶ前に、お金をかけずにできる以下のポイントを確認してみましょう。

  1. テレビ本体の再起動(電源リセット)
  2. すべてのケーブル類の抜き差し確認
  3. B-CASカードの抜き差しと清掃

ステップ1:テレビ本体の再起動(電源リセット)

前述のように現在はテレビもコンピューター機器であるため、パソコンやスマートフォンの調子が悪いときには再起動で回復できるように、テレビも再起動することで多くの問題が解決できます。
テレビの再起動(リセット)方法は、メーカーやモデルを問わず、共通の方法で行うことができます。
以下の方法は「電源リセット(ハードリセット)」とも呼ばれ、一時的な内部基盤やソフトウェアの不具合を解消するのにもっとも効果的な方法です。

正しい再起動の手順

  1. テレビ本体の電源を、リモコンではなく本体の電源ボタンでオフにします。
  2. テレビに接続されている電源プラグを、壁のコンセントから直接抜きます。
  3. そのままの状態で、2〜3分ほど待ちます。
  4. 電源プラグを再びコンセントにしっかりと差し込みます。
  5. テレビ本体の電源を入れ、症状が改善したか確認します。
再起動で改善が期待できる症状
– 一時的なフリーズや動作の遅延。
– リモコン操作を一部受け付けない。
– ソフトウェアの軽微なエラー。
– 突然電源が落ちる(熱暴走でない場合)。

この手順は、単にリモコンで電源をオンオフするよりも高いリセット効果があります。
テレビの機器(ハード)にまったく給電されなくなることで基盤などの機器部が休止状態になり、あらためて電源を入れることで初期化が行われ、軽微な内部の不具合であれば解消されるのです。
初期化と言ってもこの方法では、録画や設定などのデータが失われることもありません。

ステップ2:すべてのケーブル類の抜き差し確認

テレビの裏側には、アンテナケーブルやレコーダー、ゲーム機のケーブルなど、多くのケーブルが接続されています。
これらのケーブルの多くは、テレビに映像や音声の信号を送っているため、その接触不良は、映像や音声が止まる原因として非常に多くなります。
まずはすべてのケーブルをテレビや反対側の端子から一度抜いて、再度しっかりと差し直してみましょう。

【確認すべき主なケーブルとチェックポイント】

  • 電源ケーブル:テレビ本体とコンセントの両方に、ぐらつきなく奥までしっかりと刺さっているか。
  • アンテナケーブル:壁のアンテナコンセント端子とテレビの入力端子に、ネジ式(F型端子)の場合は緩みなく締まっているか。地デジとBS/CSの接続部を間違えていないか。
  • HDMIケーブル:レコーダーやゲーム機とテレビの間に接続され、しっかりと刺さっているか。
  • B-CASカード:テレビ本体に正しく、奥まで挿入されているか。

特に掃除や部屋の模様替えなどでテレビを動かした後などは、振動や引っ張りなどでケーブル接続が緩んでいることもあるので注意が必要です。

ステップ3:B-CASカードの抜き差しと清掃

地デジやBS/CS放送が映らない、または画面が止まる場合は、B-CASカードの接触不良が原因かもしれません。
B-CASカードはデジタル放送の著作権保護のために施された映像信号の暗号化を解除するためのICカードです。このカードがテレビなど本体に正しく挿入され、機器側で認識されていないと、テレビ放送を映し出すことができません。
長期使用されたカードの汚れなどによる接触不良も考えられますので、カードをテレビから一度抜き、以下の手順でICチップ部分を清掃してみましょう。

B-CASカードの抜き差し手順

  1. テレビの電源をオフにし、電源プラグをコンセントから抜きます。
  2. テレビの側面や背面にあるB-CASカードスロットから、カードをゆっくりと引き抜きます。
  3. カード裏面の金色のICチップ部分を、メガネ拭きのような乾いた柔らかい布で優しく拭きます。
  4. カードを正しい向きで、カチッと音がするまでスロットの奥に差し込みます。
  5. 電源プラグを差し込み、テレビの電源を入れて確認します。
B-CASカードのトラブルサインと対処法
– 「E100」「E101」「E102」などのエラーコードと「B-CASカードを正しく挿入してください」などのエラーメッセージが表示される
– 特定のチャンネル(地デジなど)だけが映らない。
– 久しぶりにテレビをつけたら映らなくなっていた。
対処法:上記の抜き差しと清掃を試す。それでも改善しない場合はカード本体の破損も考えられます。

※上記はB-CASカードのトラブルで考えられる主な症状とその原因です。

ICチップは非常にデリケートなため、強くこすったり、指で直接触れたりしないように注意してください。
また最新の4K8Kテレビの一部モデルでは、B-CASカードの代わりに、同様の機能を持つ「ACASチップ」が内蔵されていることもあります。
そのような機器の場合は、前述したテレビの電源リセットを試してください。

それでも直らない?テレビが止まる原因を特定する詳細チェックリスト

ここまででご紹介した初期対処法を試してもテレビが止まる症状が改善しない場合は、もう少し詳しく原因を探る必要があります。
ここからは、トラブルの原因が「ご家庭の電波受信環境」にあるのか、それとも「テレビ本体や周辺機器」にあるのかを切り分けるためのチェックリストです。
まずは以下の一覧をご確認ください。

チェック項目 確認方法 「はい」の場合 「いいえ」の場合
アンテナレベルは十分か? テレビの設定メニューから受信レベルを確認する。 電波は正常。テレビ本体や周辺機器が原因の可能性が高い。 アンテナや配線、周辺環境が原因の可能性が高い。
エラーコードは表示されているか? テレビ画面に「E202」などのエラーコードが出ていないか確認する。 エラーコードは電波不足を示している。アンテナが原因の可能性が高い。 他の原因を探る必要がある。
周辺機器を外すと改善するか? レコーダーやゲーム機をすべて外し、テレビ単体で映るか確認する。 外した周辺機器やその接続ケーブルが原因。 テレビ本体かアンテナが原因の可能性が高い。

※上記はテレビが止まる原因を切り分ける主なポイントです。

アンテナレベル(受信強度)を確認する

テレビには、受信している電波の強さ(アンテナレベル)を確認する機能があります。
この数値が低い場合、テレビの映像が止まったり乱れたりなど、テレビが正常に映らない原因となります。

アンテナレベルの確認方法、および画面の表示はメーカーやモデルによって異なりますが、一般的にはリモコンの「設定」や「サブメニュー」から「放送受信設定」などの項目を選んで確認できます。
なお、アンテナレベルが低下している場合に、テレビ画面に表示されるエラーコードとメッセージの種類は、以下の通りになります。

【主なエラーコードとその意味】

  • E201信号レベルの低下。:テレビアンテナの向きがずれている、または電波を遮る障害物や悪天候の影響が考えられます。
  • E202信号を受信できません。:アンテナ配線部のケーブルが抜けているか破損している、またアンテナ本体が故障している可能性があります。
  • E203放送が休止しています。:視聴しているチャンネルが放送時間外の場合に表示されます。

特にアンテナレベルが基準値より低い場合や、「E201」「E202」が表示される場合は、アンテナの向き調整や、専門業者による点検が必要になることがあります。

周辺機器(レコーダー等)をすべて外して切り分ける

レコーダーやゲーム機、サウンドバーなどの周辺機器が、テレビの不具合の原因となっているケースもあります。
以下の手順で、原因を切り分けてみましょう。

  1. テレビの電源を切り、接続されているすべての周辺機器(レコーダー、ゲーム機など)のHDMIケーブルやその他のケーブルをテレビから外します。
  2. アンテナケーブルだけをテレビに直接接続します。
  3. テレビの電源を入れ、地デジ放送などが正常に映るかを確認します。

この状態で問題なく映る場合は、取り外した周辺機器のいずれか、またはそれらを接続していたケーブルに原因があると考えられます。

これって寿命?テレビが止まる際の修理と買い替えを判断する3つのサイン

ここまでのさまざまな対処法を試しても改善しない場合は、テレビ本体の故障や寿命が考えられます。
しかし、テレビ本体の問題に対して「修理」と「買い替え」のどちらを選ぶべきか、迷ってしまうものです。
ここでは、その判断基準となる3つのサインについて、以下で解説します。

判断基準 修理がおすすめのケース 買い替えがおすすめのケース
故障のサイン 軽微な部品交換で直る可能性が高い場合(例:リモコン受信部の不具合)。 画面や電源基板など、主要部品の故障が疑われる場合。
使用年数 購入から5年未満で、メーカーや購入店の保証期間内の場合。 購入から7〜10年以上経過している場合。
修理費用 修理見積もりが1〜2万円程度の場合。 修理見積もりが3万円を超える、または新品購入価格の半分近くの場合。

※上記はテレビの修理、買い替えを決める主なポイントになります。

買い替えを検討すべき故障のサイン

以下のような症状が見られる場合、テレビの寿命が近いサインと考えられます。
このようなケースでは修理費用が高額になる、あるいは修理自体が不可能なケースも多いため、買い替えを視野に入れることをおすすめします。

  • 画面に線が入る、一部が暗い・映らない:液晶パネルやバックライトの故障が考えられ、修理費用は非常に高額なものになります。
  • 焦げたような異臭がする:内部の部品がショートしている危険な状態です。すぐに使用を中止し、コンセントを抜いてください。
  • 電源ランプが赤く点滅を繰り返す:テレビが内部の異常を検知しているサインです。点滅回数によって故障箇所が特定できる場合もあります。

これらの症状は、基本的にご自身で対処できる範囲を超えていると考えていいでしょう。

修理費用と使用年数から判断する

テレビの平均的な寿命は、約10年と言われています。
特に、アナログ放送から地デジ化が完了した2011年(平成23年)前後にテレビを購入した場合、2026年(令和8年)現在は、テレビがそろそろ寿命を迎える時期かもしれません。
以下、テレビの修理か買い替え化を決めるテレビ使用年数の目安です。

使用年数 修理・買い替え判断の目安
〜5年 メーカーや購入店の保証期間内であれば、無償修理の可能性が高くなります。まずはメーカー・購入店に相談しましょう。
5〜7年 修理費用と新品の価格を比較検討する時期。3万円を超える修理なら買い替えも視野に。
7年〜 修理部品の供給が終了している可能性も。高額な修理より、省エネ性能や画質の向上した最新モデルへの買い替えがおすすめです。

※上記はテレビの使用年数別で、トラブルが生じた場合の目安になります。

テレビの修理を依頼する際は、必ず先に見積もりを取り、買い替えた場合の費用と比較して慎重にご判断ください。

地デジ放送のテレビ画面が止まる要因とは?

地デジ放送でテレビの画面が止まる原因を理解するためには、その放送の仕組み・電波の性質などを知ることが役立ちます。
地デジ放送(地上デジタル放送)は、日本各地にある地デジの電波塔から発信される電波を、家庭などにある地デジアンテナ(UHFアンテナ)で受信することで視聴できます。
より詳しくご説明すると、まずテレビの映像信号(音声含む)を「0」「1」のデジタル信号に変換、さらにこのデジタル信号を電波の波長に変換して、電波塔から周辺のエリアに送信しています。
このデジタル映像信号をテレビ側のチューナーでふたたび映像・音声に変換することで、デジタル放送が視聴できるのです。

現在の地デジ放送に使われる電波は、UHF(極超短波)のうち、470MHzから710MHzまでの周波数帯を使用しています。したがって地デジアンテナもこの周波数帯に特化したUHFアンテナになっています。
地デジ電波のUHFは波長の長さが40センチから60センチ程度となり、ある程度は広がりやすい一方で、遠くに離れるほど弱まっていく性質があります。
基本的に地デジ電波は、高い位置に当たる電波塔の先端から周辺の一帯(または特定の方向)へと、スピーカーで音声を送るようなイメージで電波を送っていると考えればわかりやすいでしょう。

そしてお住まいの周辺環境などの影響、またはアンテナのトラブルなどが生じると、十分な強さや品質の電波(映像信号)がテレビ(チューナー)に届かなくなり、地デジの映像がフリーズする、映らなくなるといった原因になります。
以下、地デジ放送の仕組みや性質から考えられる、地デジ放送がフリーズする主な要因です。

【地デジ電波の性質と受信のポイント】

  • 電波の性質:電波塔から送られた地デジ電波は、ビルなどの障害物があってもある程度は回り込んで向こう側で広がる性質があります。ただその性質も完全ではなく、ビルの真後ろや山間部、家と家の間の狭い空間などには、十分な電波が届かないこともあります。
  • 気候や天候の影響:地デジ電波は四季など気候の影響で若干の電波レベルの変動が生じます。また雨や雪などの悪天候では電波が吸収され、受信レベルが大きく低下します。そのため地デジアンテナ設置ではこれらの影響を考慮して、余裕のある受信レベルを確保することが重要になります。
  • 地デジアンテナの性質:地デジアンテナの受信性能は素子数・素子数相当で判断でき、現場の受信環境(電界地域)に応じたモデルを使う必要があります。またアンテナには機種や受信性能に応じた「指向性(アンテナ正面の一定範囲で呑み受信性能が高まる性質)」があり、アンテナ正面側を電波塔の方向に向ける必要があります。
  • アンテナ設置位置:地デジアンテナの設置に当たっては、屋根の上などできるだけ高い位置に設置するほど、周辺の障害物などに影響されず、アンテナを電波塔の方向に向けて安定した受信を実現しやすくなります。壁面などにアンテナを設置する場合には、一定の受信レベルを確保できるエリアで、電波塔の方向に障害物がない位置を選ぶことが重要です。

上記のようなポイントが守られておらず、テレビまで届く映像信号レベルが十分でなくなると、チューナーが映像信号を映像に変換できなくなり、ブロックノイズやフリーズが発生した上、やがて画面がまったく映らなくなります。
地デジ放送の場合は、アンテナの老朽化による性能の低下や角度の狂い、また近隣に高い建物が建ったことによる電波障害なども、映像がフリーズする原因となります。

衛星放送(BS/CS)のテレビ画面が止まる要因とは?

ここでは同じように、衛星放送でテレビ画面が止まる要因について、衛星放送の仕組みや電波の性質から解説していきます。
BS放送、CS放送の衛星放送は、宇宙空間の人工衛星から専用の電波を受信しています。
衛星放送の人工衛星は、BSの放送衛星、CSの通信衛星とも、赤道軌道上を地球の自転に合わせて周回しているため、地上からは空の一点に止まって見える静止衛星です。
この静止衛星から送られる電波は、周波数帯の高いマイクロ波のうち、SHF(センチメートル波)と呼ばれるものです。衛星放送で使われるのは12GHz前後の周波数帯で、波長の幅は25ミリ前後になります。
衛星放送のSHFは非常に直進性が強く、長距離の送信に適している半面、障害物に遮られやすいなど独自の性質もあります。
衛星放送のイメージとしては、空の一点に静止して見える静止衛星から日本全域に向けて、SHFを光を当てるようにして送信している形になります。

衛星放送を受信するBS/110度CSアンテナは、皿のような部分(ディッシュ・放物面反射器)をもつパラボラアンテナです。
このディッシュの内側で静止衛星からまっすく届くSHFを受け止めて反射させ、正面の一点に固定された一次放射器で受信する仕組みです。またBS放送の放送衛星、CS放送の主な通信衛星は東経110度(南西上空)に位置するため、一基のBS/CSアンテナで双方を受信できます。
また現在のBS放送、CS放送ともデジタル化されているため、映像信号を送信、受信する仕組みは地デジ放送と同じになります。
ただ衛星放送は地デジとは送信の仕組み、電波の性質とも大きく異なるため、フリーズする原因も特有のものがあります。
以下は、衛星放送や電波の性質に基づく受信のポイントです。このポイントから外れると、衛星放送のフリーズや映らない要因になります。

【衛星放送(BS/CS)の性質と受信のポイント】

  • 障害物の影響:衛星放送のSHFは直進性が強く、静止衛星から地上のBS/CSアンテナまで光のようにまっすぐ届いていますが、その分。障害物に遮られやすくなります。そのため静止衛星とBS/CSアンテナと間に、山や建物はもちろん、樹木や電線、電柱、洗濯物などわずかな障害物があっても電波が遮られ、受信不良が生じる場合もあります。
  • 天候の影響:雨や雪の粒の大きさがSHFの波長に近くなる大雨、大雪では、降り注ぐ雨や雪が障害物となり、電波を吸収し、散乱させることで、衛星放送の受信レベルが低下します。これを降雨減衰、降雪減衰といい、一時的な電波障害のため、天候の回復を待つことが対策になります。
  • BS/CSアンテナの角度:上記の通り衛星放送用のBS/CSアンテナは、ディッシュ内側に電波を反射させ、一点に集めて受信する仕組みです。そのためディッシュの仰角と方位角(上下、左右)を静止衛星の位置(東経110度)へと正確に調整する必要があります。この角度がミリ単位でも狂うと電波の焦点がずれ、受信レベルが大きく低下します。
  • BS電源設定:BS/CSアンテナでキャッチされたSHFは、周波数帯の高さからそのままではケーブルでの送信が難しくなります。そのためアンテナに付随する「コンバーター(変換器)」でMHz帯へと変換した後、ケーブルへと送られます。このコンバーターを作動させるために、テレビなど受信機器側の「BS電源設定」(またはブースター電源部)から、アンテナケーブルを通してアンテナに電源を送る設定が必要となります。この設定が適切でないと衛星放送は映りません。
  • 4K8K放送:2019年(平成30年)に追加された衛星放送の4K/8K放送では、一部チャンネルで従来の衛星放送の電波(右旋円偏波)とは異なる新しい電波(左旋円偏波)が使われています。この左旋の4K8Kチャンネルを視聴するためには、BS/CSアンテナからケーブル、ブースターや分配器など、アンテナからテレビまでを結ぶすべての受信システム機器が4K8K(左旋・3224MHz)に対応している必要があります。

衛星放送も、やはり上記のポイントを外れると、画面のフリーズや乱れ、ついには映らないといったトラブルの原因になります。
特に静止衛星の方向を遮る障害物の発生、およびBS/CSアンテナのわずかな角度のズレは、衛星放送ではよく見られる受信不良の原因です。

まとめ:テレビが止まるトラブルを冷静に対処して快適な視聴環境を取り戻そう

この記事では、テレビが止まる症状のパターンとその原因、そして対処法について解説しました。
突然、テレビ画面や動作が止まるトラブルに見舞われた際には、まずは落ち着いてその原因を探ることが大切です。

テレビが止まった時の行動まとめ

  • ステップ1:まずは簡単な初期対処法を試す
    • テレビの再起動(電源リセット)
    • ケーブル類の抜き差し
    • B-CASカードの抜き差しと清掃
  • ステップ2:詳細チェックで原因を切り分ける
    • アンテナレベルの確認
    • 周辺機器を取り外しての動作確認
  • ステップ3:修理か買い替えかを冷静に判断する
    • 画面の異常や異臭など、明らかな故障サインがないか確認
    • テレビの使用年数と修理見積もり費用を比較検討

テレビが止まる不具合は、多くの場合はご自身での対処で回復できます。ただアンテナの調整や本体の修理が必要な場合は、無理をせず専門の業者に相談しましょう。

特にテレビアンテナの角度のずれや本体の故障、ケーブル配線部の問題などが原因と思われる場合は、まずは本記事にもご協力いただいた「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントまでテレビのアンテナに対する調査と修理をご相談ください。
「あさひアンテナ」では、ご連絡からの即日工事を含む早急な対応はもちろん、優秀な自社スタッフの完全自社施工による高品質な施工と適正価格、お客様へのわかりやすく丁寧なご説明、工事後の10年長期保証など、全般的に他業者に劣らないサービスをご提供している、筆者からもおすすめできる優良なアンテナ業者です。
この記事が、お客様の快適なテレビ視聴環境を取り戻す一助となれば幸いです。

無料見積もり

無料見積もり


LINE見積もりバナー

LINE見積もりバナー


フリーダイヤルバナー

フリーダイヤルバナー

アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。