テレビのブラックアウト:音声は出ても画面は真っ暗?アンテナやテレビの不具合などの原因と自分でできる対処法をプロが解説!

2026年04月20日

お住まいでいつも見ていたテレビの画面が突然、真っ暗で何も映らないという状態になってしまった経験はないでしょうか?
テレビ放送などの画面が急に真っ暗になって何も映らなくなることを「ブラックアウト(blackout)」といいます。このブラックアウトという言葉は、他にも停電や記憶喪失、また航空機パイロットや宇宙飛行士が、急激な重力の影響で脳に血流が及ばなくなり、視野を失う症状のことなども指します。

この中でもっとも一般的で、見かけることが多いものといえば、やはりテレビ画面のブラックアウトです。
テレビ画面のブラックアウトと言えば、真っ黒になった画面の中央に「E201」「E202」などのエラーコードとメッセージが表示されるケースもあれば、本当に画面が真っ暗になり何も映らなくなることもあります。
いずれにしても、ご自宅のテレビ画面がブラックアウトすれば、一体何があったのか、テレビやアンテナの故障ではないかと、ご不安になるのも無理はありません。

しかしそのようなときこそ、まずは落ち着いてください。
テレビのブラックアウトには、もちろんテレビ内部の故障や、アンテナ機器のトラブルが原因であるケースも考えられます。
ただ実際には、テレビの設定ミスや機器、配線などのごくささいな不具合が原因であるケースの方がはるかに多く、ごく初歩的な対処で意外と簡単に解決できることも少なくはないのです。

この記事では、アンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」の専門スタッフによる解説を基に、テレビ画面がブラックアウトする原因と、お住まいでのブラックアウトに対してご自身で今すぐ試せる対処法を分かりやすく解説します。
ブラックアウトの原因の特定から、お住まいですぐにできる対処法、さらには原因がテレビやアンテナの大きなトラブルであった場合の、修理と買い替えの判断基準まで、この記事を読めばすべてわかります。
お住まいでテレビのブラックアウトが発生した場合は、まずは本記事の情報をご参考に、落ち着いてひとつずつ原因と対処法を確認してください。

まずは落ち着いて!テレビの症状をチェックしよう

テレビ画面がブラックアウトしたとき、まず第一に確認しておくべき点は「音声は出ているか」どうかということです。
また、テレビ本体の正面などにある電源ランプの状態も重要な手がかりになります。
ご自身のテレビがどの状態に近いか、下の表で確認してみましょう。

症状 考えられる状況
音は出るが、画面だけが真っ暗 映像信号の伝達や画面表示部分(バックライトなど)に問題がある可能性が高い症状です。
音も出ず、画面も真っ暗 電源供給やテレビのシステム全体に問題がある可能性が考えられます。
電源ランプが点滅している テレビ本体が何らかの異常を検知しているサインです。点滅の色や回数で原因を特定できる場合があります。
電源ランプが消灯している 電源が供給されていないか、電源基板の故障の可能性があります。
画面に「E201」などのエラーコードが表示されている 電波の受信やB-CASカードの問題などでテレビが映らない場合に、テレビ本体が原因を診断してユーザーに知らせている状態です。

※上記はテレビ画面がブラックアウトした場合に見られる主な症状の一覧です。

パターン1:音は出るが画面だけ真っ暗な場合

「テレビの音声は問題なく聞こえるのに、映像だけが映らない」という症状は、ブラックアウトのトラブルではもっとも多いケースです。
この場合、テレビのスピーカーは正常に機能しているものの、映像を映し出す画面や機器の部分に何らかの問題が起きていると考えられます。

この症状の時は、まずは部屋を暗くして、懐中電灯などのライトでテレビ画面を斜めから照らしてみてください。
うっすらと映像が見える場合、液晶パネル画面の裏側から光を当てて映像を映し出す「バックライト」が故障している可能性が非常に高くなります。

パターン2:音も出ず電源も入らない場合

音声も映像も出ず、電源ランプも点灯しない場合は、テレビ本体に電力が供給されていない可能性があります。
電源ケーブルの抜けや、コンセント側の問題が考えられます。

もし電源ランプが赤や緑で「点滅」している場合は、テレビが自己診断機能で内部機器の異常を知らせています。
この点滅パターンはメーカーや機種によって意味が異なるため、取扱説明書で確認するか、メーカーのサポートサイトで調べてみましょう。
以下、一般的なメーカーにおける、電源ランプの状況から推察できる原因の一覧です。

電源ランプの状態 主な原因の推測
点灯(緑など) テレビ本体は起動しているが、映像関連の部品(バックライト、基板)に問題がある可能性。
点灯(赤) スタンバイ状態。リモコンや本体の電源ボタンで起動しないか確認します。
点滅 テレビ内部で何らかの異常を検知。取扱説明書で点滅回数や色の意味を確認する必要があります。
消灯 電源が供給されていない可能性。電源ケーブルやコンセントを確認します。

※上記はテレビ電源ランプの状態が示す一般的なトラブルの例です。

パターン3:エラーコードが表示されている場合

ブラックアウトしたテレビ画面に「E201」「E100」などのエラーコードとメッセージが表示される場合は、テレビが自己診断により、テレビ画面を映し出せない原因を知らせている状態です。
この場合は、主にアンテナや配線部の問題による電波の受信トラブルや、B-CASカードなどテレビ周辺の問題が考えられ、テレビ本体の大きな故障である可能性は低くなります。
本記事の後の項目で、主なエラーコードと考えられる原因、対処法をご紹介します。
テレビ画面にエラーコードが表示されている場合は、画面のコードと後述する一覧表を比較した上で、適切な対処をとってください。

費用ゼロ!今すぐ自分で試せる3つの応急処置

テレビ画面がブラックアウトしたときは、すぐにアンテナやテレビなどの専門業者を呼ぶ前に、ご自身でもすぐに試せる簡単な対処法があります。
ブラックアウトを含め、テレビ画面が映らないトラブルの原因は、実際にはごく初歩的な問題であるケースが多いため、これから紹介する3つのステップで改善できる可能性が高くなります。
以下の方法では、特別な道具や費用は一切必要ありませんので、まずは順番に試してみましょう。

  1. テレビの再起動(電源プラグの抜き差し)
  2. ケーブル・B-CASカードの接続確認
  3. リモコンの入力切替と本体設定の確認

【STEP1】テレビの再起動(電源プラグの抜き差し)

テレビ画面の問題だけでなく各種の動作不良が見られるとき、もっとも簡単で効果的な対策が、テレビの再起動です。
現在のテレビはコンピューターや内部基盤でさまざまな機能を制御される、パソコンやスマートフォン同様の機器です。
そのためパソコンやスマホと同様、テレビも長時間の使用などで、内部の基盤やプログラムが一時的に不具合を起こすことがあります。
このような場合には、やはりパソコンなどと同様、正しい手順で再起動することによってシステムがリフレッシュされ、問題が解消される場合があります。

テレビ機器のリセットとしては、設定画面などからの操作や電源スイッチの長押しなど、機器のプログラム(ソフト)に設定された「ソフトリセット」の方法もあります。
ただこの方法では、ユーザーが録画した番組などのデータや設定もすべて削除してしまう「完全初期化(工場出荷時リセット)」になるケースもあるため注意が必要です。

動作の不具合などの際にテレビをリセットする方法では、録画などのデータはすべてそのまま、機器(ハード)だけをリセットできる「ハードリセット(電源リセット)」が適しています。以下、その手順を解説します。

  1. テレビ本体の電源ボタンで主電源を切ります。
  2. テレビに接続されているすべての機器(レコーダー、ゲーム機など)の電源も切ります。
  3. テレビの電源プラグをコンセントから抜きます。
  4. そのまま5 分程度放置します。
  5. ふたび電源プラグをコンセントに差し込み、テレビの電源を入れます。

この方法はテレビのメーカーやモデルを問わず、ほとんどすべてのテレビに対応できます。ポイントはリモコンを使うのではなく必ずテレビ本体の電源を切ること、さらにただコンセントを抜き差しするだけでなく、しばらく時間を置くことになります。
これにより、テレビ内部の部品に溜まった電気が完全に放電され、テレビの内部機器が完全な休止状態になることで、システムが正しくリセットされるのです。

【STEP2】ケーブル・B-CASカードの接続確認

テレビ画面などのトラブルで見落としがちなのが、ケーブル類の接続不良です。
テレビを動かす、また掃除などの際にケーブルを引っ張ってしまう、またお子様やペットが触ってしまうなどで、各種ケーブルの接続部がゆるんでいることがあります。
以下のケーブルその他の部分が、テレビやコンセントにしっかりと差し込まれているか、指で押し込んで確認しましょう。

確認する項目 チェックポイント
電源ケーブル テレビ本体側とコンセント側の両方が、奥までしっかり差し込まれているか確認します。
アンテナケーブル 壁のアンテナコンセント端子とテレビの「地デジ入力」「BS/CS入力」端子に、しっかりと接続されているか確認します。
HDMIケーブル レコーダーやゲーム機とテレビを接続している場合、両方の端子でゆるみがないか確認します。
B-CASカード テレビの側面や背面に挿入されています。一度ゆっくりと抜き、金色のICチップ部分を乾いた布で優しく拭いてから、正しい向きで奥までしっかり差し込みます。

※上記はテレビ本体周辺のケーブルなどの主なチェックポイントです。

特にB-CASカードは、接触不良を起こすと「受信できません」というエラーの原因になります。正しい向きで「カチッ」と音がするまで差し込むことが重要です。
近年の4K8Kテレビなどでは、B-CASカードを使用せず、同様の機能を持つ「ACASチップ」を内蔵しているモデルもあります。このようなモデルの場合は、前述したテレビ本体の「ハードリセット」を試してください。

【STEP3】リモコンの入力切替と本体設定の確認

テレビのごく初歩的な操作ミスが原因で、地デジや衛星放送などのテレビ画面が映らなくなっている可能性も考えられます。
まずはリモコンの「入力切替」ボタンを押して、テレビ画面の表示を確認しましょう。
例えば、地デジ放送を見たいのに、外部入力の「HDMI1」などが選択されていると、画面は真っ暗のままです。

また、テレビの省エネ設定が意図せず有効になっている可能性もあります。
リモコンの「メニュー」や「設定」ボタンから設定画面を開き、以下の項目を確認・変更してみてください。

  • 省エネモード(エコモード):「オフ」または「標準」に設定します。
  • 明るさセンサー:オフに設定します。
  • 映像モード:「標準」や「リビング」などに設定します。

他にもテレビのモデル独自の機能が作動している結果、テレビ画面が映らない、見えにくい状態になっていることも考えられます。
詳しくはお手持ちのテレビの取扱説明書、メーカー公式サイトなどをご確認ください。

なぜ真っ暗に?テレビのブラックアウトを引き起こす主な原因

上記の応急処置を試してもブラックアウトから回復しない場合は、テレビ本体の部品故障や、アンテナ機器の不具合など外部の要因が考えられます。
ここでは、テレビ画面のブラックアウトを引き起こす主な原因について、もう少し詳しく解説します。まずは以下の分類一覧をご確認ください。

原因の分類 具体的な原因
テレビ内部の故障 – バックライトの故障・寿命
– インバーターや内部基板の故障
テレビ外部の問題 – 接続ケーブルの内部断線・劣化
– アンテナの不具合や電波受信の問題

※上記はブラックアウトが生じる主な原因の分類です。

【原因1】バックライトの故障・寿命(もっとも多い原因)

「音は出るのに画面が真っ暗」という症状の場合、もっとも疑われる可能性が、テレビ内部のバックライトの故障です。
液晶テレビは、画面の裏側にあるバックライトが光ることで画面に映像を映し出しています。
このライトが切れてしまうと、映像は作られていても画面は真っ暗に見えてしまいます。

バックライトの寿命は、一般的に30,000時間〜60,000 時間と言われています。
たとえば1 日8時間、毎日テレビを見ると仮定すると、およそ 10年前後で寿命を迎える計算になります。
お使いのテレビの使用年数が 10年に近い場合は、バックライトの故障による寿命の可能性が高いでしょう。以下、バックライト故障で考えられる主なサインです。

バックライト故障のサイン
– 画面全体が以前より暗く感じる。
– 画面に白い斑点や色ムラがある。
– 電源を入れて数秒で画面が消えるが、音声は出続ける。
– 懐中電灯を当てると、うっすら映像が見える。

※上記はバックライト故障で考えられる主な症状です。

【原因2】インバーターや内部基板の故障

バックライト以外にも、テレビ内部には多くの電子部品が使われています。
バックライトに電力を供給する「インバーター」や、映像信号をはじめさまざまな多機能を処理する「メイン基板」、電源を制御する「電源基板」などが故障しても、テレビ画面のブラックアウトの原因となります。

これらの各部品の故障は、外から見ただけではその判断が難しく、専門家による診断が必要です。
前述した通り電源ランプの点滅パターンが、故障箇所を特定する手がかりになることもあります。

【原因3】接続機器や電波受信のトラブル

テレビ本体に問題がなくても、お住まいのアンテナやテレビの周辺機器が原因でブラックアウトが起こることがあります。
例えば、受信環境の変化などによる電波障害や、または強風でお住まいのアンテナの向きがずれてしまったり、アンテナケーブルが劣化して内部で断線したりすると、テレビ電波を正しく受信できなくなります。
また前述したB-CASカードは、著作権保護のため暗号化されているデジタル放送の映像信号を復号して表示するために必要なICカードです。このカードがテレビなどの機器に挿入されていない、または接触不良で機器に認識されないと、テレビ画面は映りません。

このような場合、ブラックアウトしたテレビ画面に「E201」「E202」などのエラーコードが表示されることが多くなります。以下、表示されることが多い主なエラーコードの種類の一覧です。

主なエラーコード 意味と原因
E201 電波の受信レベルが低下しています。ケーブルの接触不良やアンテナの向きのズレが考えられます。
E202 電波を全く受信できていません。アンテナの故障やケーブルの断線、悪天候などが原因です。
E100 / E101 / E102 B-CASカードが正しく読み取れていません。カードの向きやICチップの汚れを確認します。

※主なエラーコードとその意味はテレビのメーカー・モデルなどを問わず共通しています。またエラーコードは上記の他にもトラブルの原因に応じたものが数多く存在します。

テレビに十分な電波が届いているかどうかは、テレビ本体が正常に動作するようであれば、リモコンを使ってテレビの設定画面から必要な項目を操作して地デジ・BSの「アンテナレベル画面」を確認することで判断できます、
アンテナレベル画面の表示方法はテレビのメーカー・モデルによって異なりますが、表示されるアンテナレベルが基準値以下になっている場合は、お住まいのアンテナ機器や配線部、電波の受信環境などに問題が生じている可能性が高くなります。

修理?それとも買い替え?後悔しないための判断基準と費用相場

ブラックアウトの症状などから、テレビ内部機器の故障が疑われる場合、テレビの修理をするか、新しい機器に買い替えるか、迷うところです。
この項目では、テレビの修理か買い替えかの判断で後悔しないための判断基準を3つのポイントに分けて解説します。まずは以下の一覧をご確認ください。

判断基準 修理がおすすめのケース 買い替えがおすすめのケース
1. 使用年数 購入から 5 年未満 購入から 8〜10 年以上経過している。
2. 修理費用 修理費用が 3 万円未満 修理見積もりが 5 万円以上になる。
3. 保証期間 メーカー保証や長期保証の期間内 保証期間が切れている。

※上記はテレビの修理と買い替えを判断する際の主なポイントです。

一般的に、テレビなどの家電メーカーが修理用の部品を保有している期間は、製品の生産終了後 約8年です。
特に使用年数が10年を超えているテレビは、修理してもすぐに別の部品が故障してしまう「ドミノ故障」のリスクが高まるため、買い替えの方が結果的にコストパフォーマンスが良くなる可能性が高くなります。

修理を決めたら|依頼先と流れを解説

上記の条件から、買い替えではなく修理を選んだ場合、具体的にはどこに依頼すればよいのでしょうか。
この項目では主なテレビ修理の依頼先と、それぞれの特徴をまとめました。
まずは以下の一覧をご確認ください。

依頼先 メリット デメリット
メーカー 純正部品で修理するため安心感が高い。 修理費用が比較的高額になる傾向がある。
家電量販店 購入店であれば、手続きがスムーズ。長期保証が使える場合がある。 店舗によっては修理受付のみで、実際の作業はメーカーや外部業者になる。
町の修理専門業者 メーカーよりも安価に修理できる場合がある。メーカーで対応不可の古い機種も相談可能。 業者によって技術力に差がある。

※上記はテレビ修理の主な依頼先とその特徴です。

テレビ修理をご依頼になる際の一般的な流れは以下の通りです。

  1. 電話やウェブサイトで依頼先に連絡し、テレビの型番や症状を伝える。
  2. 修理担当者が訪問し、故障箇所を診断して見積もりを提示する。
  3. 見積もり内容に納得すれば、正式に修理を依頼する。
  4. その場で修理するか、テレビを預けて後日修理完了となる。
  5. 修理代金を支払い、テレビを受け取る。

詳しくは各業者のサイトや、お問い合わせ時などにご確認ください。

ブラックアウトの要因:地デジ受信の仕組みとは?

地デジ放送でブラックアウトが起こる要因を理解するには、その放送や受信の仕組みを知ることが役立ちます。
地デジ放送の電波は、日本各地に設置された地デジ電波塔の先端から、その周辺エリアに送信されています。
この電波はUHF(極超短波)のうち470MHzから710MHzの周波数帯で、数十センチほどの波長の幅を持ち、ある程度は広がりやすい性質があります。
UHFの電波は、住宅などにある地デジアンテナ(UHFアンテナ)で受信され、ケーブル配線を通じて室内のテレビなど受信機器のチューナーに届けられます。

この地デジ電波には以下のような性質があり、地デジアンテナによる安定した受信に影響を与えます。

地デジ電波の主な特徴
電波の性質:波長の幅からビルや山などの障害物をある程度、乗り越えて広がる性質がある。ただ山間部やビルなどの真後ろ、家と家の間の空間などには十分な電波が届きにくく、受信レベルが下がる場合もある。
電波の強さ:地デジ電波は発信元である電波塔からの先端から離れるほど、徐々に電波レベルは減衰していきます。電波塔からの距離や山地などの影響を基に、周辺エリアで受信できる電波レベルの目安により地域を分類したものを「電界地域」といいます。
天候の影響:地デジ電波は空間を伝わる際、一年を通した気候の影響で若干レベルが変動するほか、雨や雪などの際には電波が吸収されて受信レベルが大きく低下します。

※上記は地デジ受信に関係する主な電波の性質です。

安定した地デジ受信のためには、まずお住まい一帯の受信レベル(電界地域)に応じた性能(素子数・素子数相当)の地デジアンテナ機種を使うこと、またお住まいの中でも受信環境のいい位置を選ぶことが必要です。
基本的に地デジアンテナは、屋根の上など四方が開けた高所に設置するほど、障害物の影響を避けて受信レベルが安定しやすくなります。
また地デジアンテナ本体でも、受信感度がもっとも高まる正面側を最寄りの電波塔の方向へ正確に向けて、すべてのチャンネルをバランスよく受信できるよう角度調整を行うことも重要です。
さらに天候、気候による受信レベルの変動に影響を受けないよう、余裕のある受信レベルを確保しておくことも推奨されます。

地デジ放送などデジタル放送は、一定の受信レベル(電波強度や品質)があれば、映像信号の修復機能によりノイズのない綺麗な映像が映ります。しかし電波の強さや品質が一定のレベルを下回ると急にブロックノイズが発生します。さらにレベルが悪化すると完全に映らなくなり、ブラックアウトした画面にエラーコードが表示されます、
これが、デジタル放送特有の「クリフエッジ特性」と呼ばれる現象です。
地デジ放送の場合、障害物のや天候の影響、アンテナ角度のズレなど、個々にご紹介した要因で受信レベルが下がることにより、画面がブラックアウトする可能性が出てきます。

ブラックアウトの要因:衛星放送(BS/CS)受信の仕組みとは?

衛星放送であるBS放送/CS放送の発信元は、宇宙空間で赤道軌道上を周回する静止衛星です。この静止衛星は、地上からは東経110度(南西)上空に静止して見えます。
静止衛星から送られる電波は、周波数帯が高く直進性が高いため、長距離送信が可能なSHF(センチメートル波)の12GHz帯です。
衛星放送は地デジ放送とは電波の性質や受信方法が大きく異なるため、ブラックアウトの要因も、以下のように特有のものがあります。

衛星放送(BS/CS)受信のポイント
電波の性質:衛星放送のSHFは波長の幅が約25ミリで直進性が高く、日本全域で安定して受信できる半面、静止衛星に向けたアンテナ前方のわずかな障害物にも遮られやすい、大雨や大雪が障害物となる降雨減衰・降雪減衰が起きるなどの性質もあります。
アンテナの向き:衛星放送用のBS/CSアンテナ(パラボラアンテナ)は皿状のディッシュにSHFを反射させ、一点に集めて受信するため、ディッシュの仰角・方位角を東経110度に向けてミリ単位の正確さで調整することが重要です。
電源供給:SHFは周波数帯の高さからケーブルでは送信が難しいため、BS/CSアンテナのコンバーターで周波数帯を変換してからケーブルに送られます。コンバーターを作動させるために、テレビやレコーダー、ブースター電源部によるBS電源設定が必要です。
4K8K放送(左旋):一部の4K8Kチャンネルは従来の衛星放送の電波(右旋円偏波)とは異なる「左旋円偏波」で送信されています。そのため該当のチャンネルを視聴するためには、BS/CSアンテナから配線部のケーブルやブースターその他の機材など、すべて2K4K8K(右旋左旋)対応の機材であることが必要です。

※上記は衛星放送受信の主なポイントです、

衛星放送の場合、適切なアンテナ設置により受信は安定しやすくなります。
一方で大雨や大雪を含むわずかな障害物、ミリ単位のアンテナ角度のずれ、電源供給設定のミスや4K8K機器への非対応などの要因で、衛星放送のテレビ画面がブラックアウトすることが考えられます。

まとめ|テレビのブラックアウトは焦らず一つずつ確認しよう

お住まいのテレビ画面が急にブラックアウトしてしまうと、どうしても驚いてしまうものです。特にテレビ画面にエラーコードすら表示されない、ただ真っ黒い画面になると、テレビの故障かと心配になることもあるでしょう。
しかし、そのようなときこそまずは落ち着いて、この記事で紹介した内容をひとつずつ確認してみてください。

  • STEP1:症状の確認
    音は出るか、電源ランプの状態はどうか、冷静に状況を把握しましょう。
  • STEP2:自分でできる応急処置
    テレビの再起動、ケーブル類の抜き差し、設定の確認を試してみましょう。
    多くの場合、これらの簡単な対処で問題は解決します。
  • STEP3:原因の推測と判断
    改善しない場合は、テレビの使用年数などを考慮し、故障の可能性を考えます。
    年数や修理費用を基に、修理するか買い替えるかを冷静に判断することが大切です。

もしブラックアウトの原因として、お住まいのアンテナの不具合が疑われる場合や、アンテナレベルが低下している状態ながらその原因が特定できない場合は、ご無理はなさらず専門業者へと相談することをおすすめします。

アンテナ工事のプロであれば、専門知識と専用の測定器により、お住まいのテレビ画面トラブの原因を正確に突き止め、最適な解決策を提案してくれます。
もしお住まいでテレビのアンテナ修理、その他アンテナ工事をお求めの際には、本記事にもご協力いただいた「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントまで、まずはどのようなことでもお問い合わせください。
「あさひアンテナ」では、お問い合わせからすぐの現地調査や即日工事などの早急なご対応をはじめ、業界最安に挑む詳細なお見積もりと丁寧でわかりやすいご説明、優秀な自社スタッフによる高品質な完全自社施工、業界最長クラスである工事後の10年保証など、充実したサービスをご用意しており、筆者からもおすすめできる優良業者です。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。