テレビの映像が乱れる原因は?自分でできる画面乱れの対処法、直し方からプロへのアンテナ工事依頼までチェックリストで徹底解説

2026年04月13日

お住まいでいつもご覧になっているテレビの画面が突然、乱れてきれいに映らなくなると、誰しもが驚いてしまうものです。
「テレビが故障したのだろうか?」「修理にはいくらかかるのだろう?」などと、ご不安を覚える方も多いでしょう。
しかしそんなときも、けっしてあわてる必要はありません。
テレビの映像が乱れる原因はさまざまですが、その多くのケースでは、特に専門知識がなくてもご自分で対処・解決できる可能性が高いのです。

この記事では、アンテナやテレビ家電について詳しい知識を持つライターが、テレビの映像が急に乱れる原因と、誰でも簡単に試せるチェックリスト形式の対処法を分かりやすく解説します。
記事内容については、アンテナ工事の専門業者として高い評価を受ける「あさひアンテナ」の専門家による監修を受け、プロの経験に基づく正確で詳細な内容をわかりやすくご紹介いたします。

この記事をお読みいただければ、テレビ画面が乱れた際、ご自宅のテレビで一体何が起きているのかを冷静に判断し、適切な対処をとれるようになります。
テレビ画面の乱れについては、まずは落ち着いて、この記事の情報をもとにひとつずつ確認してください。

まずは症状を確認!あなたのテレビの映像の乱れはどのタイプ?

テレビの映像の乱れと一言でいっても、その現れ方はさまざまです。
そしてその症状によって考えられる原因が異なるため、まずはご自宅のテレビがどのような状態かを確認してみましょう。
代表的なテレビ映像の乱れの種類(パターン)と、その特徴を以下にまとめました。

ノイズの種類 見た目の特徴 主な原因の傾向
ブロックノイズ 画面の一部または全体が、四角いモザイク状に表示される。 電波の受信レベル不足、信号品質の低下。
バーストノイズ(フリーズ) 映像が突然静止画のように固まる。音声は聞こえ続けることもある。 電波の受信レベル不足、一時的な信号途絶。
横線・縞模様 画面に水平または垂直の線や縞模様が入る。 他の家電製品からの電波干渉(EMI/RFI)。
色異常 全体的に色がにじんだり、特定の色がおかしくなったりする。 ケーブルの接続不良、テレビ本体の不具合。
砂嵐(スノーノイズ) 画面全体に白黒の点々が映り、「ザー」という音がする。 アナログ放送時代の現象。入力切替ミスの可能性。

※テレビ画面の乱れは種類ごとに原因の傾向が異なります。まずは症状を見分けることで、対処しやすくなります。

※上記はデジタル放送・アナログ放送における主要なテレビ画面の乱れのパターンと、その主な原因になります。

これらの症状は、デジタル放送特有のものや、接続の問題で起こるものなど、原因を推測する手がかりになります。
以下、現在のデジタル放送(地デジ放送・衛星放送)で考えられる画面の乱れのパターンと、その原因について詳しく解説していきます。
ご自身のテレビ画面と見比べて、どのタイプにもっとも近いかを確認してください。

四角いモザイクが出る「ブロックノイズ」

ブロックノイズは、デジタル放送でもっともよく見られる画面トラブルの症状のひとつです。
画面の一部、あるいは全体がタイルを敷き詰めたような四角いモザイク状に乱れます。
これは、テレビが受信する電波の品質が低下し、デジタル信号化された映像データの一部が欠けてしまうことで発生します。
十分なデータを受信できなかった部分を、テレビが十分に補完しきれずに表示してしまう状態と考えると分かりやすいでしょう。

映像がカクカク・フリーズする「バーストノイズ」

映像が突然、紙芝居のようにカクカクしたり、完全に静止してしまったりする症状は、バーストノイズやフリーズと呼ばれます。
この症状もブロックノイズと同様に、電波が不安定な時に発生しやすいものです。
テレビは送られてくる映像データを一時的に本体内のメモリに蓄積してから再生していますが、テレビ電波(映像信号)が途切れるとデータが不足し、映像の更新が止まってしまいます。
音声は映像よりもデジタル化におけるデータ量が少ないため、映像だけが止まって音声は聞こえ続ける、というケースも少なくありません。

横線が入る・色がにじむなどの「その他ノイズ」

ブロックノイズやフリーズ以外にも、映像の乱れにはさまざまなパターンがあります。
画面に一定間隔で横線が入ったり、映像の輪郭がにじんで色が不自然になったりするケースです。
これらの症状は、電波の受信レベルの問題だけでなく、アンテナケーブルの接続不良や、他の家電製品が発する電波の干渉などが原因となっている可能性があります。
特に、特定の家電を使い始めたタイミングでノイズが出るようになった場合は、電波干渉の可能性を疑ってみましょう。

業者を呼ぶ前に!自分でできるテレビ映像の乱れ【5ステップ解消法】

テレビ画面の映りが悪い、画面が乱れるといった問題では、アンテナ工事やテレビメーカーなどの専門業者に連絡する前に、ご自身で試せる簡単な対処法がいくつかあります。
特に費用もかからず、ご自身での作業も数分で完了するものばかりなので、ぜひ以下のステップに沿って試してみてください。
簡単なものから順番に確認していくのが、効率的に問題を解決するコツです。

ステップ 対処法 主な目的
1 テレビ・周辺機器を再起動する テレビ内部基盤やソフトウェアの一時的なエラーをリセットする。
2 B-CASカードを抜き差しする B-CASカードの接触不良や認識エラーを解消する。
3 アンテナケーブルの配線を確認する アンテナケーブルの抜け・緩みによる映像信号の劣化を防ぐ。
4 チャンネルを再設定(スキャン)する 最新の放送情報にテレビの設定を更新する。
5 アンテナレベルを確認する 電波の受信強度を客観的な数値で把握する。

※テレビの不具合は、簡単なチェックだけで改善するケースも多いため、順番に確認することが重要です。

※上記はテレビ画面が乱れる際の初歩的・基本的な対処方法です。

ステップ1:テレビ・周辺機器を再起動する

テレビ映像の乱れが起きた時に、まず試してほしいのがテレビの再起動(リセット)です。
現在のテレビは多機能化が進んでいるため、内部にコンピューターを搭載しており、一時的な内部基盤やプログラムのエラーで動作が不安定になることがあります。
ちょうどパソコンやスマートフォンの不具合に再起動が有効なように、テレビも再起動することで、こうした内部のエラーがリセットされ、症状が改善する場合があります。

テレビのリセット方法には、メーカーやモデルによって独自の方法が用意されているケースもありますが、ほとんどすべてのテレビ機器に対応できる方法として、機械的(ハード)な方法である「電源リセット(ハードリセット)」がおすすめです。
その手順は、以下の通りになります。

  1. テレビ本体の主電源ボタンで電源を切ります。
  2. 電源プラグをコンセントから抜きます。
  3. そのまま2〜3分ほど待ち、完全に放電させます。
  4. 再度、電源プラグをコンセントに差し込み、電源を入れます。

この手順により、機器内部の電気が完全に放電され、内部基盤が休止することで、一時的な動作の不具合であれば解消されるのです。
ブルーレイレコーダーなどを接続している場合は、それらの周辺機器も同様に再起動を行ってください。

ステップ2:B-CASカードを抜き差しする

地上デジタル放送や衛星放送(BS/CS放送)を視聴するためには、本体にB-CASカード(または内蔵のACASチップ)が正しく認識されている必要があります。
B-CASカードは、現在のデジタルテレビ放送で著作権保護のために施されている、デジタル信号の暗号化を復号するために必要なICカードです。このカードを受信機器が認識していないと、暗号化を解除できないため、デジタル放送は視聴できません。

B-CASカードの問題である場合は、テレビ画面に「E100」「E101」「E102」のエラーコードが表示されることが多くなります。
そしてテレビなど本体にB-CASカードが挿入されていても、このカードの接触不良やICチップの汚れが原因で機器側がカードを認識できず、テレビ映像が正常に表示されないこともあります。
B-CASカードのトラブルの場合は、主に以下のような対処方法が有効です。

  • B-CASカードの抜き差し手順
    1. 必ずテレビの電源を切ってから作業を行ってください。
    2. テレビの側面や背面にあるB-CASカードスロットから、カードをゆっくりと引き抜きます。
    3. カード裏面の金色ICチップ部分を、メガネ拭きのような乾いた柔らかい布で優しく拭きます。
    4. カードを差し込む向きを間違えないように、スロットの奥までしっかりと差し込みます。

この作業によりB-CASカードの接触不良が解消されることで、これまで表示されていたエラーメッセージが消え、映像が正常に映るケースも多くなります。
なお、B-CASカードを使わず、代わりに同じ役割を持つACASチップが内蔵されている近年の4K・8Kテレビの場合は、ステップ1の再起動を試すと、トラブルが解消される可能性が高くなります。

ステップ3:アンテナケーブルの配線を確認する

意外と見落としがちであるのが、室内のアンテナコンセントとテレビなど機器を結ぶ、アンテナケーブル(同軸ケーブル)の接続不良です。
ケーブルのプラグが緩んでいるだけでも、電波の漏洩やノイズの混入により、映像信号は大きく劣化してしまいます。
テレビの裏側や壁のアンテナ端子など、すべてのケーブル接続箇所を確認しましょう。

  • 確認するポイント
    • テレビ本体の「地上デジタル入力」や「BS/CS入力」端子
    • 壁にあるアンテナ端子
    • 分配器やブースター(設置している場合)
    • レコーダーの入出力端子

一度すべてのアンテナケーブルのプラグを抜き、再度、奥までしっかりと差し込んでみてください。接続部にホコリなどが溜まっていれば、B-CASカードと同様に柔らかい布で汚れを落とすことも有効です。
また、ケーブル本体が家具の下敷きになっていたり、部屋のコーナーなどで極端に折れ曲がったりしていないかも合わせて確認しましょう。
アンテナケーブルは、本体への衝撃や圧力も、インピーダンス(抵抗)の変化による電波の送信不良や内部断線の原因になります。
特にケーブルを90度に曲げる場合は、ケーブルごとに設定された「曲げ半径(曲げた部分のカーブが描く曲線にあてはまる円の半径)」に収める必要があります。
またケーブルを送信される電波は、その長さに応じて徐々に減衰していきます。そのため必要以上に長いケーブルを使っていると、悪天候などでテレビ電波が弱った際に画面が乱れる要因になります。
室内用のアンテナケーブルは、取り扱いや模様替えに対応できる程度の余裕を持つ、適切な長さの製品がおすすめです。

ステップ4:チャンネルを再設定(スキャン)する

お引っ越し後や、放送局の追加などで電波の送信情報が更新された後などに、特定のチャンネルが映らなくなることがあります。
これは、テレビの設置当初、テレビ本体のチャンネルスキャンに登録されているチャンネル情報が古いままであることが原因かもしれません。
お引っ越しで受信できる地デジの電波塔が変わるなどして、電波のチャンネル情報が変わってしまうと、従来のチャンネル情報では対応できなくなるのです。
このような場合、チャンネルの再設定(再スキャン)を行うことで、テレビがお住まいの地域における電波のチャンネル情報(受信可能なチャンネル)を自動で探し、最新の情報に更新してくれます。

チャンネルスキャン(チャンネル設定・チャンネルサーチ)の操作方法はテレビなどのメーカー・モデルによっても異なりますが、一般的にはリモコンの「メニュー」や「設定」ボタンから「チャンネル設定」→「地上デジタル自動設定」といった項目を選択して実行できます。
スキャンには数分ほどかかることもありますが、チャンネル設定が現状の電波に合わせて正常化されることで、チャンネルに関するトラブルが解消される可能性も高くなります。

ステップ5:テレビのメニューから「アンテナレベル」を確認する

ここまでのステップを試してもテレビ画面の乱れが改善しない場合、問題の原因を切り分けるために「アンテナレベル」を確認してみましょう。
アンテナレベルとは、テレビが受信している(チューナーまで実際に届いている)電波の強さや品質を数値化したものです。
この数値を確認することで、ご自宅に届いている電波が十分な強さ(レベル)なのか、それとも不足しているのかを客観的に判断できます。

アンテナレベルの確認方法や画面の構成、必要な電波レベルの基準値は、テレビのメーカーによって異なるほか、同メーカーでもモデルや年式で異なる場合もあります。
ただ、主要メーカーにおける一般的なアンテナレベルの確認方法は、リモコンを使って設定画面から操作する形で、以下の一覧の通りになります。

メーカー アンテナレベルの確認方法(一例)
シャープ(AQUOS) リモコンの「ホーム」→「設定」→「視聴準備」→「アンテナ設定」
ソニー(BRAVIA) リモコンの「設定」→「放送受信設定」→「アンテナ設定」→「電波・受信状態」
パナソニック(VIERA) リモコンの「メニュー」→「設定」→「視聴準備」→「受信状態」
東芝(REGZA) リモコンの「設定」→「視聴準備設定」→「アンテナ・受信設定」
ハイセンス リモコンの「メニュー」→「アンテナ」→「アンテナレベル」

※上記は各メーカー主要モデルの確認方法です。詳しくはお手持ちのテレビの取扱説明書や、メーカー公式サイトなどをご確認ください、

アンテナレベル画面で、実際のアンテナレベルが各メーカーが定める基準値に達していない場合、電波強度(映像信号)の不足が、テレビ映像の乱れの原因である可能性が高いと判断できます。

【原因を特定】テレビの映像が乱れる6つの主な原因

上記でご紹介したご自分でもできる対処法を試しても改善しない場合、テレビ画面の乱れにはより根本的な原因が隠れている可能性があります。
この項目では、テレビの映像が乱れる主な原因を6つに分類して解説します。
ご自宅のテレビの状況と照らし合わせながら、原因を探ってみましょう。

原因①:電波の受信レベルが低い(アンテナ・天候・周辺環境)

テレビのアンテナレベルが低い場合、その原因はさまざまです。
まず考えられるのが、アンテナ自体の問題です。
強風などの自然環境でアンテナの向きが適切な方角からわずかにズレてしまったり、経年劣化でアンテナ本体の性能が落ちていたりする可能性があります。

また、周辺環境の変化も影響します。
近所で、アンテナから見て電波塔や静止衛星の方向に高い建物が建つ、樹木が伸びるなどすると、テレビ電波が遮られて受信レベルが低下することがあります。
さらに、大雨や大雪といった悪天候はテレビの電波を吸収し、散乱させるため、一時的にテレビ電波の状態が悪いことから、映りが悪くなることもあります。
特にBS/CS放送の電波は、静止衛星の方向(東経110度)を遮る障害物や、一定以上の大雨、大雪の影響を受けやすい性質があります。

原因②:ケーブル類やB-CASカードの接触不良・劣化

ステップ解消法で確認したケーブルやB-CASカードですが、単なる接触不良ではなく、部品そのものが劣化・故障しているケースもあります。
アンテナケーブルは長年使用するうちに内部で断線することがあります。また屋外に配線されたケーブルは紫外線や雨風などで劣化が進むこともあります。
B-CASカードもICチップが内蔵された電子部品であるため、寿命や物理的な破損によって故障することがあります。
新しいケーブルに交換したり、他のテレビなど受信機器があれば B-CASカードを入れ替えてみたりすることで、トラブルの原因が特定できる場合があります。

原因③:テレビ本体や周辺機器の一時的な不具合・故障

何回も再起動しても症状が改善しない場合、テレビ本体やレコーダーなどの内部回路に問題が発生している可能性があります。
映像信号を処理するチューナー部分や、基盤の故障などが考えられます。
テレビの平均的な寿命は8年〜10年と言われており、長年使用しているテレビの場合は経年劣化による故障も視野に入れる必要があります。
レコーダーも長年の使用で内部の基盤が劣化するほか、頻繁な使用では記録するHDD(ハードディスク)の劣化が進みやすくなります。ブルーレイレコーダー本体(機器部)の寿命はテレビと同程度ですが、主要な記録部であるHDDの寿命は5年程度になるケースもあります。
他の入力(HDMI接続のゲーム機など)の映像は問題なく映るのに、テレビ放送の画面だけが乱れる場合は、テレビのチューナー部分の故障が疑われます。

原因④:他の家電からの電波干渉(Wi-Fi、電子レンジなど)

テレビの映像は、他の家電製品が発する電磁波の影響で乱れることがあります。
家電製品は、Wi-Fiなど電波を発する機器の他にも、基本的に作動するだけで一定の電磁波(電波)を発する性質があり、特に出力の強い製品は強い電磁波の元となります。
これを「電波干渉」と呼びます。
特に、以下の家電製品はテレビのアンテナやケーブルの近くにあると、電波干渉を起こしやすいので注意が必要です。

干渉源となりうる家電製品 解説
電子レンジ 動作中に強力な電磁波を発生させます。特に電磁波対策の少ない古い機種は注意が必要です。
Wi-Fiルーター テレビやアンテナケーブルのすぐ近くに設置すると、電波が干渉する場合があります。
コードレス電話(親機) Wi-Fiと同様に、常に電波を発しているため、干渉の原因となることがあります。
IH調理器 強力な磁界を発生させるため、その高調波が影響を与える可能性があります。
モーターを使用する機器 ドライヤーや掃除機など、モーターを使用する際にノイズが発生することがあります。

※上記は電波干渉の原因となる主な機器の種類です。

もし、特定の家電を使っている時だけ映像が乱れるようであれば、その家電が原因である可能性が高いです。
テレビやアンテナケーブルから、それらの家電をできるだけ離して設置、使用するようにしてください。

原因⑤:700MHz帯の電波障害【無償対策の可能性あり】

近年、携帯電話(スマートフォン)の電波として「700MHz(メガヘルツ)帯」が利用されるようになりました。
この周波数帯は、地上デジタル放送で使われている周波数帯(470MHzから710MHz)と近いため、お住まいの地域や受信環境、地デジアンテナ設備によっては、この700MHz帯の電波がテレビの受信に影響を与えてしまうことがあります。
これにより、特定のチャンネルでブロックノイズが発生する他、機器によってはブースターの異常発振による広範な電波障害などの症状が現れます。

この問題に対応するため、主要携帯電話事業者の合同による一般社団法人「700MHz利用推進協会」が設立されており、この協会に問い合わせることにより無償(原因者負担の原則)で調査や対策工事を行ってくれます。
自宅に「700MHz帯受信障害対策」に関するチラシが投函されていた場合は、お住まいのエリアが対象となっている可能性が高くなります。
心当たりがある方は、一度相談してみることをおすすめします。
ただ同協会の調査員を名乗る者がお住まいをご訪問し、電波障害対策として、効果のない有料の工事や機材を進める詐欺のケースも報告されています。
700MHz帯電波障害のご相談については、必ず上記協会の公式サイトをご確認の上、協会のフリーダイヤルなどにご相談ください。

原因⑥:特定のチャンネルだけの問題

すべてのチャンネルではなく、特定のチャンネルだけ映りが悪いというケースもあります。
この場合、いくつかの原因が考えられます。

  • 受信レベルの不足:そのチャンネルの電波が、他のチャンネルに比べてご自宅に届きにくい状況にある。
  • 放送局側の問題:放送局側で機材トラブルやメンテナンスが行われている。
  • 電波干渉:近隣からの電波干渉が、たまたまそのチャンネルの周波数帯に影響を与えている。

実際に各テレビ局(各チャンネル)に割り当てられている電波の周波数帯(チャンネル)は、テレビ局によって異なります。
そして電波は周波数帯が高くなるほど減衰しやすいため、特に地デジ放送の場合、地デジアンテナに届く時点で、周波数帯の高いチャンネルだけやや弱まるケースもあります。
他にも別々の電波塔からの電波をキャッチしているなどで、チャンネル間の電波レベルの差が激しい場合も、一部チャンネルの画面が乱れる要因になります。
そのような場合は、各チャンネルの受信レベルを平均化させるために、地デジアンテナ角度の微調整や、ブースター、アッテネーター(テレビのアッテネーター機能)によって、各チャンネルの電波レベルを調整する必要があります。

また放送局側の問題や電波障害に関しては、まずは、その放送局の公式サイトやSNSで障害情報が出ていないかを確認してみましょう。
他の家でも同じチャンネルが映らないようであれば、放送局側の問題や広範な電波障害である可能性が高くなります。

自分で直せない場合は?専門家への依頼と費用の目安

ここまででご紹介したさまざまな対処法を試しても症状が改善しない場合は、アンテナやテレビ本体に専門的な修理が必要な可能性が高くなります。
その場合、無理にご自分で解決しようとすると、機材を破損させるなどして、かえって状況を悪化させてしまうこともあります。
ここでは、ご自分では対処できないトラブルの場合、一体どこに相談すればよいのか、また費用はどのくらいかかるのか、その目安について解説します。

アンテナの調整・修理が必要な場合(アンテナ専門業者)

アンテナレベルの低下や画面の乱れの原因がアンテナ本体の向きのズレや故障、経年劣化にあると考えられる場合は、アンテナ専門業者への相談が適切です。
これらの作業にはプロの知識と技術が必要なことはもちろん、特に屋根の上など高所にアンテナが設置されている場合、ご自身で作業するのは非常な危険を伴います。
アンテナの専門業者は、専用の測定器を使って電波の状況を正確に調査し、最適な状態に調整してくれます。

以下、作業内容別の費用相場の目安を、一覧でご紹介します。

作業内容 費用相場(目安)
アンテナの方向調整 8,000円〜20,000円
アンテナ本体の交換 35,000円〜70,000円(アンテナの種類による)
ブースター(増幅器)の設置・交換 15,000円〜35,000円
分配器・ケーブルの交換 10,000円〜30,000円

※上記は一般的な業者における費用相場の目安です。また実際の費用は、現場の条件など作業の難易度や、使用する機材の性能、価格によっても変動します。

アンテナ工事業者をお選びになる際は、複数の業者から見積もりを取り、作業内容と料金を比較検討すること(相見積もり)をおすすめします。
また価格の安さだけで業者を決めるのではなく、見積もりの比較から適正な費用相場を判断して、料金や使用機材、長期保証などのコストパフォーマンスで選ぶことをオススメします。
また各業者に対して、提示された見積もり外の工事・費用が加算される可能性はないかも、きちんとご確認されるとよいでしょう。

テレビ本体の故障が疑われる場合(メーカー・家電量販店)

テレビのアンテナレベルには問題がなく、他の原因も考えられない場合は、テレビ本体の故障が疑われます。
その際は、テレビを購入した家電量販店か、メーカーのカスタマーサポートに連絡しましょう。保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性があります。保証書を確認してみてください。
保証期間が過ぎている場合、修理費用は故障箇所や部品によって大きく異なりますが、出張費と技術料、部品代を合わせて数万円かかることが一般的です。
修理費用が高額になる場合は、新しいテレビへの買い替えを検討するのもひとつの選択肢です。

地デジ画面が乱れる原因:地デジ放送や電波の性質から考える

ここでは、地上デジタル放送(地デジ)のテレビ画面が乱れる原因を、その放送の仕組みや電波の性質から考えていきます。
地デジ放送は、日本各地にある電波塔からUHF(極超短波)という電波のうち、前述した周波数帯を使って各家庭の地デジアンテナに届けられています。
このUHF電波には、以下のような性質があります。

  • 電波塔からの距離:電波塔から離れるほど、電波レベルは弱くなります。電波塔の周辺エリアは、距離や地形を基準にした受信レベルの目安として「電界地域」に分類されます。
  • 障害物の影響:地デジ電波が山や高層ビルなどの障害物に遮られると、電波が乗り越えて広がる性質もありますが、その直近エリアでは電波が十分に届かず、レベルが弱まります。
  • 天候の影響:大雨や大雪などの悪天候や一年を通した気候の影響でも、地デジ電波は減衰します。

デジタル放送では、多少のノイズによるエラーはテレビなどの受信機側で修復できるため、ある一定の受信レベルさえ確保できれば、常にノイズのない綺麗な映像が映るという特徴があります。
しかし、電波が必要なレベルを下回ると、急激に映像が乱れ始め(ブロックノイズやフリーズ)、さらに一定のレベル以下に下がるとテレビ画面がまったく映らなくなってしまいます。この場合は「E202」などのエラーコードが表示されます。
これを「デジタルクリフ現象」と呼びます。
安定した受信のためには、お住まいの地域(電界地域)に合った性能(素子数・素子数相当)の地デジアンテナを選び、受信性能を発揮する真正面側を電波塔の方向に向けて正しく設置することが非常に重要です。

BS/CSの画面が乱れる原因:衛星放送と電波の性質から考える

衛生放送であるBS/CS放送は、宇宙空間にある人工衛星(地上からは空の同じ位置に見える静止衛星)から送られてくる電波を、お皿の形をしたパラボラアンテナで受信します。
地デジとは異なり、非常に高い周波数帯の電波(SHF・センチメートル波の12GHz帯)が使われています。
この電波は周波数帯が非常に高く、その直進性から長距離送信が可能な半面、障害物には非常に弱い性質もあります。

地デジ放送のUHFと衛星放送の12GHz帯を比較したその特性の一覧は、以下の通りです。

項目 地デジ放送 BS/CS放送
電波の送信元 地上の電波塔 宇宙空間の静止衛星
アンテナの向き 最寄りの電波塔の方向 南西方向(東経110度)
電波の直進性 比較的障害物を回り込みやすい 非常に高い(直進性が強い)
天候の影響 若干の影響がある 一定以上の豪雨・大雪では受けやすい(降雨・降雪減衰)

※上記は各テレビ放送の主な特性の比較になります。

BS/CSアンテナは直進性の高い12GHz帯を皿のような部分(放物線反射器、ディッシュ)で受け止めて反射し、一点に集めて受信する仕組みのため、ディッシュの上下左右の向きを東経110度へと正確に合わせる必要があります。この角度調整がミリ単位でズレるだけでも受信できなくなります。
また、BS/CSアンテナと静止衛星の間に、建物や樹木の枝、洗濯物などのわずかな障害物があっても電波が遮られてしまい、映らなくなることがあります。
さらに電波の波長が短い(25ミリ程度)ことから、波長の幅に近い雨粒や雪に電波が吸収され、乱反射しやすい性質があります。そのため、大雨や大雪の際に一時的に映像が乱れたり、映らなくなったりする「降雨減衰」「降雪減衰」という現象が起こりやすいのも特徴です。

さらにBS/CSアンテナでは、付属するコンバーター(変換器)で、12GHz帯の電波をテレビ電波に適したMHz帯に変換してからテレビまで送信しているため、コンバーターの電源設定が必要です。
この電源は、テレビやレコーダーの設定画面にある「BS電源設定」、またはブースター電源部からアンテナケーブルを使って給電されます。この電源設定が適切でないと、やはり衛星放送が映らない原因になります。

まとめ:テレビの映像の乱れは慌てず原因を切り分けて対処しよう

お住まいで突然テレビの映像が乱れた際は、テレビやアンテナの故障かと動揺する前に、まずは落ち着いて原因を切り分けることが大切です。
この記事で紹介した内容を、最後にもう一度おさらいしましょう。

  • ステップ1:まずは自分でできる対処法を試す
    • テレビや周辺機器の再起動
    • B-CASカードの抜き差しと清掃
    • アンテナケーブルの接続確認
  • ステップ2:原因を推測する
    • 映像の乱れ方(ノイズの種類)を確認する
    • アンテナレベルをチェックして電波強度を把握する
    • 天候や周辺の家電製品など、外部要因がないか確認する
  • ステップ3:専門家への相談を検討する
    • アンテナに問題がありそうな場合は、アンテナ専門業者へ
    • テレビ本体の故障が疑われる場合は、メーカーや購入店へ

テレビ画面の乱れが起こる原因の大半は、テレビ本体の軽度な不具合や、ケーブル接続の問題です。したがって、本記事でご紹介した簡単な対処法で症状は改善します。
それでも直らない場合は、アンテナやテレビ本体の大きなトラブルが問題である可能性が高いため、無理せず専門家へとご相談ください。

アンテナ工事業者へとご相談になる場合は、本記事にもご協力くださった優良なアンテナ工事業者「あさひアンテナ」のフリーダイヤルやメールフォーム、LINEアカウントまでお問い合わせになることを、筆者からもおすすめします。
アンテナ工事のプロによる迅速かつ丁寧なご対応と、完全自社施工による高い施工技術、業界最安に挑むお見積もり料金(見積もり外の追加工事・料金は一切なし)と業界最長クラスである10年の長期保証など、多彩かつ高品質なサービスで、必ずやご満足いただけるトラブル解決・アンテナ工事を実現してくれることでしょう。
この記事が、皆様のテレビ視聴環境の改善に役立てれば幸いです。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。