奈良県天理市でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

天理市 てどんなところ？？

奈良県天理市は、県の北部中央に位置する市です。市域は中部から東部が大和高原（笠置山地）の西端と、春日断層崖下の丘陵地にあたり、西部は中央を西へと流れる布留川の扇状地と、奈良盆地でも東端の平坦地に位置し、市街地が形成されています。
市域面積は86.42平方キロメートルで、東西に14.9キロ、南北に10.6キロとやや東西に長く、市域の主な河川には布留川や高瀬川、樽川などがあります。山地では市域の東部に龍王山や大国見山が連なっており、市内の各地から自然豊かな景観を望むことができます。
天理市の気候は、奈良盆地のその他の地域と同じく、年間の平均気温が15℃と比較的、低い一方、夏は蒸し暑く、冬の寒さは厳しくなる盆地特有のものになります。一年を通して降雨量は少ない一方、特に市内には山地や丘陵地が多いこともあって、気候の変化が激しくなることもあります。
現在、天理市に人が住んでいた痕跡として最古の歴史は、旧石器時代に遡ります。市内からは旧石器時代の遺跡は発見されていませんが、市域北部の豊田山周辺からナイフ形石器が発見されています。
約1万2千年前の縄文時代の資料としては、市内の福佳町の遺跡や、布留町の遺跡である布留遺跡から、当時の生活跡や土器などの遺構、遺物が発見されています。特に布留遺跡では、縄文時代中期以降の土器も発見されており、それらの土器は、中期の「天理C式」や、後期の「天理K式」と名付けられ、縄文時代の研究を進める上で貴重な資料となっています。
また縄文時代の後期から、人々は市域内の低地で生活を営むようになったと見られています。弥生時代には低地で稲作がはじまり、人々の定住が進んでいたと考えられます。市域における弥生時代の遺跡では、西側の低地に平等坊、岩室遺跡、海知遺跡などが発見されており、当地の人々が外敵に備え、集落を堀で囲んだ環濠集落を作った痕跡も残っています。環濠集落やその跡地は日本各地に見られますが、市内には国内でも最大級規模の環濠集落、唐古・鍵遺跡が存在します。
古墳時代にはヤマト王権が成立しますが、布留遺跡には、その時期は不明ながら、ヤマト王権の軍事を担ったとされる物部氏が居住していたことが判明しています。これは発掘調査によって当時の道具や竪穴式住居跡が発見され、物部氏の活動の痕跡がみられたものです。
飛鳥時代から奈良時代には、日本最古の道と呼ばれる山の辺の道や、上ツ道、中ツ道、下ツ道など街道の交通整備が進み、奈良県内に置かれた平城京をはじめ、天皇の宮が何度も遷都されています。
また奈良時代、今日の奈良市、大和郡山市に置かれた平城京が遷都した後も、大和国（奈良県）の一帯には多くの寺社が残り、強い影響力を持ち続けます。特に興福寺や東大寺などは一帯の荘園を支配しましたが、徐々に荘園を治める僧兵の頭領、衆徒が豪族や地侍となり、武家勢力として大和国内の各地を支配してゆきます。
当時の天理市域に勃興した武家勢力には、十市氏、豊田氏、福住氏、山田氏、苣原氏、仁興氏、藤井氏などがあり、他にも多くの小規模な武家勢力がそれぞれの集落を守っていました。大和国では国内の各勢力が覇権をめぐって争いを繰り広げた他、三好氏やその家臣であった松永久秀など他国勢力の侵攻も受けています。
織田信長が室町幕府将軍、足利義昭を奉じて畿内に進出した後は、大和国は筒井氏の筒井順慶が支配することとなります。大和国の拠点は現在の大和郡山市に位置した郡山城に置かれます。筒井氏は豊臣秀吉の時代、順慶の死後に伊賀上野へと転封となり、その後は秀吉の弟である羽柴（豊臣）秀長や五奉行の一人、増田長盛が郡山城に入り、大和一国を治めます。
江戸時代の大和国は天領（幕府領）や大名領、社寺の朱印地などが複雑に入り乱れ、明治に至るまでひとつにまとまることはありませんでした。天理市域にもひとつの村が二分され、それぞれ領主が異なる入組地などが存在しました。
明治維新後は、大和国は徐々にひとつの地域としてまとまってゆきます。天理市内は柳生県、柳本県、柴村県、津県やその一部としてまとめられます。その後、いったん奈良県が設けられますが、堺県、大阪府に編入された後、1887年（明治20年）に奈良県が再設置され、今日の県域が成立します。
今日の天理市は、1954年（昭和29年）4月1日に山辺郡丹波市町と朝和村、福住村、二階堂村、添上郡櫟本町、磯城郡柳本町の6町村が合併して発足した市です。奈良県内では4番目の市になります。その後、1958年（昭和33年）10月15日には磯城郡田原本町の一部である大字桧垣、遠田、海知、武蔵を編入し、現在の市域にいたっています。
今日の天理市は、市域の東西を西名阪自動車道や名阪国道が貫いており、南北の軸と交わる交通の要衝地となっています。大阪市とも比較的、近距離にあたるため、ベッドタウンとしても発展しています。
また今日の「天理市」の市名の由来は、現在の市中心部にあたる旧丹波市町に天理教の本部が存在し、市制が施行された頃には、同教が市域一帯に普及し、当時より宗教の町として知られていたことによります。
天理教とは、江戸時代末期の庄屋の娘であり、浄土宗の熱心な信者でもあった中山みきさんが、祈祷の依り坐、加持代を務めたことをきっかけに発祥した宗教です。神がかりとなったみきさんは、私財を貧民に惜しみなく分け与えた他、安産祈願などを行って教えを広め、徐々にみきさんを慕う人々の輪が広まり、宗教団体として成立します。みきさんは1887年に亡くなりますが、その後もその教えを継いだ人々により、天理教は現在も存続しています。
今日の天理教は転輪王命を崇拝する一神教で、「陽気ぐらし」と呼ばれる、人々がみんなで助け合う世界の実現を目的とする宗教団体です。
天理市は2022年現在の日本で、市名に宗教団体の名称が使われている唯一の例であり、市の中心部には天理教関連の施設が集中しています。また発足時から市を「宗教文化都市」と位置付け、市民憲章や世界連邦都市宣言などでもその点を強調しています。
昭和後期の人口統計では、当時の市の人口、約65,000人のうち、およそ4分の1程度が天理教の宗教関係者とみられています。また市街地のほぼ半分を天理教関係の非課税施設が占めることから、固定資産税などの減収を補う形で、天理教教団から市への寄付が続けられています。このように天理市は天理教との関係が深くなっており、市では天理教と一体化した市の発展を強調しています。
ただ天理教の本部では市長選挙、市議会議員選挙などに候補者を立てない方針をとっており、教団が市政に介入し、行政そのものとなって市を統治するような可能性を排除しています。
また市の中心部には天理教の施設が並ぶ一方で、市の全体としては主に農業地帯を形成しています。
天理市の特産品として、市域は関西でも有数のイチゴ（苺）の生産地であり、現在では奈良県で生まれた品種「あすかルビー」が主流となっています。この品種は紅色が鮮明で「畑の宝石」の別名でも知られています。またカキ（柿）では、日本のカキの三大品種に挙げられている「刀根早生」の産地でもあります。この品種は食物繊維やビタミンCなどが豊富で、美味しさと健康増進を兼ね備えています。
他にも市内には「増田酒造」「稲田酒造」「宮崎酒造」の3軒の造り酒屋があり、それぞれ「都姫」「神韻」「黒松稲天」「白堤」など、個性的で味わい深い日本酒を生産しています。
また天理市のご当地ラーメンとしては「天理ラーメン」が知られています。このラーメンは、全国から天理市に集まる天理教の関係者や、地元にある天理大学などの学生向けに作られた、中華料理をベースとしたラーメンです。
ラーメンとしてはトンコツと鶏ガラのダシをベースにした醤油味のスープで、具には主に炒めた白菜や豚肉、ニラ（韮）などが使われ、辛く濃厚で、コッテリした味わいが特徴となっています。
天理ラーメンのチェーン店として、提供するラーメンが「天スタ」と呼ばれる「天理スタミナラーメン」と、「サイカラーメン」の「彩華」がある他、市内やその周辺に、店ごとのアレンジを加えた天理ラーメンを出す店が多く存在し、店ごとにさまざまな味わいが楽しめます。
天理市における特徴的な取り組みとしては「天理市睡眠サポートプログラム」があります。これは高齢者の睡眠状況を可視化して、専門家が睡眠データに基づくアドバイスを送るというものです。すでに実証実験が行われ、効果を感じたという市内の高齢者も多くなっております。このサービスは、市内で定められた期間に申請をすることにより、無料で受けることができます。
天理市には、数々の名所、旧跡がありますが、その中でも古墳時代に築造された古墳が、現在でも数多く現存しています。
主なものでは、中山町に存在する前方後円墳ながら、形状は左右非対称で、太古古墳群でも最大規模を誇る手白香皇女衾田陵（西殿塚古墳）。柳本町に存在する、古墳時代前期のものとみられる特殊な形状の双方中円墳で、墳丘長152メートル、中円部の直系は約90メートルの規模をもつ櫛山古墳。33面の三角縁神獣鏡がほぼ埋葬時の配置のまま出土したことで知られ、国の史跡にも指定される黒塚古墳。萱生町に存在する前方後円墳で、被葬者は第26代継体天皇皇后の手白香皇女と推定される西山塚古墳。櫟本町に存在する2基の前方後円墳で、出土品が国宝に指定されている東大寺山古墳と、地すべりで部分的な崩壊が見られるものの、国の史跡に指定されている赤土山古墳。御経野町、勾田町、杣之内町に位置する古墳で、別名「ナガリヤマ」とも呼ばれる西山古墳などがあります。
古墳以外の名所、旧跡では、日本史の記録上および、現存する最古の道とされており、古墳時代の初期、4世紀の崇神天皇の時代にはすでに整備されていたとみられる山の辺の道（やまのべのみち）。龍王山の高所に築城されていた大和国を代表する山城のひとつで、城郭としての規模が明確でない高取城を除けば、大和国では最大の城域を誇る龍王山城（りゅうおうざんじょう）跡。福住町に存在した平山城、丘城の福住中定城（ふくすみなかさだじょう）跡などがあります。
寺社では「日本書記」に記されるふたつの神宮のうちのひとつで、日本最古の設立と伝えられ、幕末の頃には地元の人から「いわがみさん」と呼ばれて親しまれていたといわれる石上神宮（いそのかみじんぐう）。日本大国魂大神、八千戈大神、御年大神の3柱を祭神とする大和神社（おおやまとじんじゃ）。武甕槌命、姫大神、経津主命、天児屋根命を祭神とし、奈良市にある春日大社とのかかわりが強く、江戸時代末期までは春日大社の古くなった社殿と鳥居を60年毎に下賜する伝統があった夜都岐神社（やつぎじんじゃ）。高野山真言宗の寺院で山号は釜の口山。本尊は阿弥陀如来であり、山の辺の道のほぼ中間点に位置し、「釜口大師」の名前で親しまれる長岳寺（ちょうがくじ）などがあります。
天理市の祭礼、イベントには、毎年4月1日に開催される伝統行事で、五穀豊穣や天下泰平を祈る「ちゃんちゃん祭り」があります。この祭りが行われる期間には、市内の各住宅の玄関に門飾りが飾られます。また御渡りに参列する人々は装束に着替えて参列するため、普段とは異なる市内の景観が見られます。他にも毎年6月に、日本最古の神社のひとつとされる石上神宮で行われる天理市の夏の風物詩で、五穀豊穣を祈る「石上神宮御田植え祭」。毎年7月26日から8月4日にかけて、子供たちのために行われるお祭り「こどもおぢばがえり」。毎年8月7日に開催される、世界平和を祈るための行事「戦艦大和みたま祭」。天理市ではもっとも有名かつ最大規模の祭礼で、毎年12月上旬から翌年の1月中旬まで開催され、約30万球のLEDなどで彩られた風景と、会場を満たす音楽が魅力的な「光の祭典」などがあります。
天理市を舞台にした映画には「二階堂家物語」があります。この映画は後継ぎ問題に悩む親子3世代の物語を描いた作品で、イラン出身の女性監督で、国際的に活躍するアイダ・パナハンデ監督さんがメガホンを取り、主人公の二階堂辰也を、奈良県出身の俳優、加藤雅也さん。その娘である由子を、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の萩尾（日野）より子役や、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の静御前役などで知られる石橋静河さんが演じています。

天理市 の場所

奈良県天理市は、県の北部中央に位置する市です。市域の北側と東側を奈良市に、南側を桜井市に、北西側を大和郡山市に、南西側は北から磯崎郡川西町、三宅町、磯城郡田原本町に接しています。
天理市は、主に農業地帯である一方、大阪市、京都市をはじめ周辺地域へのアクセスの良さから、ベッドタウンとしても発展している市です。天理教の施設などが多く、市名も同教団に由来する宗教都市としても知られていますが、教団では市長や市議の候補を立てず、市政に介入しない姿勢をとっているため、信仰に関係なく暮らせる落ち着いた都市になっています。利便性の高さに加え、古墳などの史跡や自然などの環境にも恵まれた、県内でも暮らしやすい市のひとつといえます。
天理市の市章は、市制施行から約半年後の1954年9月24日に制定されました。天理の「天」を元に、上部の縦線で円形を象って花の中央、下の2本線が文字全体を囲むように上部に大きく伸びて5つの丸い花びらを象り、計6つの円でウメ（梅）の花を描いています。この6つの円のうち、中央の円は旧山辺郡丹波市町を、周囲の円で同郡朝和村、福住村、二階堂村と、添上郡櫟本町、磯城郡柳本町と、合併前の旧町村を表現しており、和の精神を尊んだ緊密な連携発展を象徴しています。
天理市歌は、市制10周年を記念して歌詞を公募し、1964年（昭和39年）4月1日に制定されたもので、作詞は松本昭さん、作曲は平井康三郎さんによるものです。市の公式サイトで歌詞および楽譜を確認できます。
天理市は、海外の3市と姉妹都市提携を結んでいます。それぞれ1966年（昭和41年）10月1日に提携したチリ共和国コキンボ州のラ・セレナ市。1970年（昭和45年）4月18日に提携したブラジル連邦共和国サンパウロ州のパウル市。1991年（平成3年）11月7日に大韓民国忠清南道の瑞山市です。
天理市の木は、イチョウ（銀杏、公孫樹）、市の花はウメです。
イチョウは裸子植物門イチョウ綱イチョウ目イチョウ科イチョウ属に属する裸子植物です。イチョウは古来の樹木のひとつであり、イチョウ科の植物は中生代から新生代にかけて世界的に繁栄し、世界各地で化石が発見されています。ただ氷期にイチョウ科の植物はほぼ絶滅し、イチョウのみが現存する唯一の種になります。樹高は20メートルから30メートルの落葉高木で、黄葉する扇子形の葉と、食用となる種子のギンナン（銀杏）で知られています。古くから木材の他、火に強い性質から防火林や街路樹にも用いられています。
ウメはバラ科サクラ属の落葉高木です。ウメといえばサクラ（桜）に並ぶ春の花として、古来より日本で愛されている木です。俳句でも「梅」は春の季語ですが「早梅」「寒梅」や「探梅（たんばい、うめさぐる）」は冬の季語になります。またウメといえば、梅干をはじめさまざまな食品に用いられる「梅の実」の代名詞にもなっています。
天理市の公式キャラクターには「てくちゃん」と「りんちゃん」がいます。てくちゃんは、日本古代の神話における英雄、大和武尊（ヤマトタケル）を、りんちゃんはその妻である弟橘比売命（オトタチバナヒメ）をモチーフにしています。それぞれが元になった古代の神々の衣装を着た、愛らしいキャラクターになっています。

天理市 の鉄道路線

奈良県天理市の鉄道路線
西日本旅客鉄道（JR西日本）
桜井線（万葉まほろば線）
・櫟本駅
・天理駅
・長柄駅
・柳本駅
近畿日本鉄道（近鉄）
天理線
・二階堂駅
・前栽駅
・天理駅

奈良県天理市のバス路線
・奈良交通
・天理市コミュニティバス「いちょう号」
・天理市デマンドタクシー「ぎんなん号」

天理市 の主要道路

奈良県天理市の主要道路
高速道路・有料道路
・西名阪自動車道（天理IC）
一般国道
・名阪国道（天理IC、天理東IC、福住IC）
京奈和自動車道
・郡山南IC
・国道24号
・国道25号
・国道169号
主要地方道
・奈良県道36号天理王寺線
・奈良県道38号桜井都祁線
・奈良県道47号天理加茂木津線
・奈良県道50号大和高田桜井線
・奈良県道51号天理環状線
一般県道
・奈良県道145号櫟本停車場線
・奈良県道109号天理斑鳩線
・奈良県道150号柳本停車場線
・奈良県道186号福住矢田原線
・奈良県道187号福住上三橋線
・奈良県道192号福住横田線
・奈良県道193号筒井二階堂線
・奈良県道196号柳本田原本線
・奈良県道247号笠天理線
・奈良県道267号横川三昧田線
・奈良県道781号都祁名張線

天理市 出身の芸能人

奈良県天理市出身の著名人には、小津安二郎監督の映画「宗方姉妹」「東京物語」など多くの名作に出演した俳優、山村聰さんがいます。
山村さんはその生涯で195本の映画に出演し、戦後日本映画史を代表する名優の一人といわれています。またテレビドラマでは、温厚な父親役などの他、人気時代劇「必殺シリーズ」第1作の仕掛人元締、音羽屋半右衛門。第3作「助け人走る」の元盗賊の助け人元締、清兵衛。テレビ時代劇版「柳生一族の陰謀」では千葉真一さん演じる主人公、柳生十兵衛の父である柳生宗矩。「服部半蔵 影の軍団」の保科正之など、善良な大物、権力者などの役で知られました。また「影の軍団Ⅱ」では、やはり千葉真一さんの柘植新八率いる影の軍団に、さまざまな発明品を提供して協力する飄々とした町の発明家、平賀源内を演じています。
他にも、若い頃はアイドル漫才師のはしりといわれた漫才コンビ「海原はるか・かなた」の一員で、近年では相方である海原はるか師匠の薄毛を吹いてイジるネタで知られるベテラン漫才師の海原かなた師匠。テレビ宮崎（UMK）アナウンサーで、名前は雪の異称である「六花」と、父親の出身校、北海道札幌南高等学校の「六華の門」に由来し、アマチュアバンドや吹奏楽団で活動するトロンボーン奏者、指揮者でもある佐々木六華さんなども、天理市の出身です。
その他分野では、分子生物学者、農学博士、筑波大学名誉教授で、1983年（昭和58年）に、高血圧を引き起こす原因となる酵素「ヒト・レニン」の遺伝子解読に成功した村上和雄博士。精神病理学、病跡学を専門とする医学者、医学博士で、神戸大学名誉教授。精神科医としては統合失調症の治療法研究を専門とし、心理評価ツールである風景構成法の考案者でもある他、ラテン語や現代ギリシャ語、オランダ語などに通じる語学力を生かし、翻訳やエッセイなどを手掛ける文筆家としても活動する中井久夫博士。天理市生まれ、大阪府藤井寺市育ちの詩人で、詩集に「死者の鞭」などがあり、プロ級の写真の腕や愛猫家としても知られる佐々木幹郎さん。天理市生まれ、千葉県浦安市、兵庫県神戸市育ちの政治家で、現在は千葉県知事。千葉市長、千葉市議会議員などを歴任しており、市長としては全国最年少の記録を持つ他、さまざまな実績を残して2014年（平成26年）にはワールド・メイヤー（世界市長賞）にノミネートされた熊谷俊人知事。幕末生まれ、明治から昭和初期の農業経営者、政治家で、衆議院議員、奈良県会議長などを務め、奈良県再設置運動の功労者でもある中山平八郎さん。江戸時代後期から明治期の女性で、天理教の教祖となった中山みきさん。歴史上の人物では、平安時代前期の貴族、歌人で平城天皇の孫であり、六歌仙、三十六歌仙の一人。今日でも美男の代名詞とされる在原業平などが、現代の天理市にあたる地の出身者です。
スポーツ界での天理市出身者には、自己最高ランキングは日本9位のプロテニス選手で、得意なプレーはサーブの速度が200キロを越えるというサーブ・アンド・ボレー。ITFシニアツアーのダブルスを中心に世界各地を転戦する他、愛知県名古屋市千種区の覚王山テニスクラブでテニススクールも開校している有本尚紀選手。JAPAN RUGBY LEAGUE ONEのクボタスピアーズ船橋・東京ベイに所属するラグビーユニオン選手で、主なポジションはスタンドオフセンター、ニックネームは「ハル」の立川理道選手。現在は天理大学の職員を務める車いすアーチェリー選手で、2004年アテネパラリンピック、2008年北京パラリンピックに日本代表として出場した中西彩選手。大正から昭和初期の元大相撲力士で、当時の大阪相撲にて次代の横綱と期待され、前頭筆頭まで出世。東京相撲との東西合併後も活躍した一方、酒癖の悪さでも知られた真鶴秀五郎関。数々のレースで好成績を残しているレーシングドライバーで、2002年（平成14年）にはレース中の事故で腰椎骨折などの重傷を負うも、懸命のリハビリにより驚異的な速さで回復を見せ、現在でも活躍する一方、自身の経験からドライバーの安全装置であるHANSの普及にも務めている道上龍選手。主にセンターのポジションを務めるラグビー選手で、愛称は「とおる」の森田澄選手などがいます。