京都府宮津市でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

宮津市 てどんなところ？？

京都府宮津市は、府の北部に位置し丹後地方に属する市です。東側を日本海の若狭湾に面したL字に近い地形をしており、市域の中央部に内湾、内海が食い込む形で、与謝郡与謝野町によって東西を分断されている日本国内でも珍しい地形になっています。東西の市域は、日本三景のひとつとして知られる天橋立によって接続されており、天橋立から日本海側が宮津湾、内海側は阿蘇海になっています。
市内では宮津湾、阿蘇海の沿岸を中心に、河川の周辺や海岸沿いの平地に、駅前周辺の市街地や住宅地などが形成されています。それ以外の市域の8割以上は山地にあたります。市の総面積は172．74キロ平方メートルで、京都府内の26市町村では9番目に広い自治体であり、府域全体の3.75パーセントを占めています。市域の広がりは東西に13.0キロ、南北に24.0キロ。海抜は最高が大江山の市内における最高点である763メートル、最低は海沿いの0メートルです。2022年（令和4年）1月末日時点での市の総人口は16,993人。うち男性が8,064人、女性が8,929人であり、市内には8,345世帯が暮らしています。
市域は北部が日ヶ谷地区、養老地区、世屋地区、日置地区、府中地区。南部が吉津地区、宮津地区、上宮津地区、栗田地区、由良地区に分かれており、中心市街地は天橋立の東寄り、宮津地区になります。
市内の山地には、大江山、高山、鼓ヶ岳などがあり、河川には市域南部の東端に接する由良川、宮津地区の中心を流れる大手川、西端に接する野田川をはじめ、北部の世屋川、波見川、犀川などがそれぞれ海に注いでいます。
市内の気候は典型的な日本海型気候であり、比較的、年間降水量が多く、夏場は高温多湿で晴天の日が続く一方、秋から冬場にかけては「うらにし」と呼ばれる時雨が続いて、降雨や積雪が多く見られます。また山地の多さから市内は豪雪地帯にもなっています。
今日の宮津市の市域一帯は、古くは飛鳥時代末、713年（和銅6年）に丹波国（現在の京都府中部、兵庫県北東部、大阪府北部）から分離された丹後国（現在の京都府北部）に属します。
南北朝時代の1392年（明徳2年）には、武将、一色満範が明徳の乱の功により足利義満から丹後の守護に任命され、それ以来、一色氏が丹後守護を世襲することになります。
安土桃山時代には当主の一色満信が、織田信長の命で丹後攻略を行った細川藤孝を苦戦させ、明智光秀の助言により両者は和議を結びます。満信は信長の配下となり、1581年（天正9年）の京都馬揃えにも参加しています。
しかし1582年（天正10年）の本能寺の変の後、山崎の戦いにおいて、満信は直接の上役であった明智光秀に味方します。そして光秀の敗死により満信の立場は悪化。光秀の誘いを断った細川氏（長岡氏）は羽柴秀吉につき、同年、満信は細川氏により謀殺されます。
その後、藤孝の嫡子で細川家を継いだ細川忠興が、秀吉から丹後一国の領有を認められます。
1600年（慶長5年）の関ヶ原の戦いでは、細川氏は徳川方について戦功をあげ、戦後、徳川家康より豊前国（福岡県東部から大分県北部）に小倉藩39万9000石を与えられます。細川氏の転封後、丹後はやはり豊臣秀吉の家臣から徳川方についた京極高知に与えられ、丹後藩が成立します。
丹後藩はのちに高知の三人の息子により、宮津市の宮津藩と、田辺藩（現在の舞鶴市）、峰山藩（現在の京丹後市）の丹後三藩に分割されます。しかし宮津藩京極家は悪政などにより改易され、その後は何度か大名が入れ替わった後、本庄松平家が幕末まで藩を治めます。
今日の宮津市は、1954年（昭和29年）6月1日に、与謝郡宮津町、栗田村、吉津村、府中村、日置村、世屋村、養老村、日ケ谷村が合併して発足した市です。その後、1956年（昭和31年）9月20日には加佐郡由良村を編入しています。
現在の宮津市は、日本三景に含まれる天橋立をはじめ、海水浴場なども存在する京都府でも有数の観光地であり、府内では京都市、宇治市に次いで3番目に観光客の多い自治体になっています。
宮津市の名産には、古くからの伝統工芸である、藤蔓の皮を糸として織り上げた藤布（ふじふ）の藤織り「丹後の藤織り」。またご当地グルメとして、戦後、市内の中華料理店「平和軒」で提供されたことが発祥となり広まった、その名の通り焼きそばにカレールーをかけた宮津カレー焼きそば。また海産物を活かし、マツバガニ（松葉蟹）のメスの内子、外子、そして身を使った、せこ丼。オイルサーディンなどがあります。
宮津市の名所として第一に挙げられるのが、宮城県宮城郡松島町の多島海である松島。広島県廿日市市の厳島神社を中心とした宮島（厳島）と並ぶ日本三景のひとつ、天橋立があります。
天橋立は、前述のように宮津湾と阿蘇海を南北にへだてる全長3.6キロの湾口砂州で、宮津湾の西側沿岸流により運ばれた砂礫が、天橋立西側の野田川の流れによる阿蘇海の海流にぶつかり、海中にほぼ真っ直ぐに砂礫が堆積して形成されたものです。
天橋立には松並木が連なり、国の特別名勝、重要文化的景観、日本の白砂青松100選。日本の渚100選などに選ばれており、。天橋立大江山国定公園に指定されています。また天橋立やその周辺には、橋の中央が90度回転して船などを通す廻旋橋。塩味のない井戸で名水百選にも選ばれている磯清水。岩見重太郎仇討の場。岩見重太郎試し斬りの石。天橋立海水浴場。天橋立府中海水浴場などがあります。
また市内には、木造地蔵菩薩坐像などが国の重要文化財である成相寺。「智恵の文珠さん」として知られ、多宝塔や木造文殊菩薩、脇侍などが国の重要文化財である智恩寺。天橋立神社（橋立明神）など、歴史が深く多くの文化財なども保有する寺社も多数あります。
他にも市内には日本の滝百選である金引の滝。国の重要文化財で、庭園は京都府指定名勝の三上氏庭園である旧三上家住宅。桜の名所である滝上公園。天橋立を「股のぞき」で眺める展望台などがある遊園地、天橋立ビューランド。丹後由良海水浴場。宮津市海洋つり場などの名所もあります。
宮津市の祭礼、イベントには、山王宮日吉神社の例祭である宮津祭。てんころ船レース。精霊船と呼ばれる大きな灯籠を宮津港で燃やし、付近に小さな追っかけ灯籠を流す宮津燈籠流し花火大会などがあります。

宮津市 の場所

京都府宮津市は、府の北部、東端部で丹後地域に属している市です。東側を日本海（若狭湾）に面しており、内海によって南北に分断され、天橋立によってつながる市域の北側を与謝郡伊根町に、西側の北寄りを京丹後市に、南寄りを与謝郡与謝野町に、南側の西寄りを福知山市に、東寄りを舞鶴市に接しています。
宮津市は、日本三景のひとつ、天橋立の存在によって全国的に知られる市です。市の北部と南部が内海によって分断され、天橋立でつながっているという独特の形をしており、海水浴場なども豊富で、京都府内では有数の観光地になっています。中心市街地である宮津地域から各方面への鉄道が通っている他、京都縦貫道により京都市と、山陰近畿自動車道で兵庫県の豊岡市と結ばれているなど交通の便もよく、豊かな観光資源と環境に恵まれた暮らしやすい市です。
宮津市の市章は、1954年8月10日に制定されたもので、一筆書きのような形で、上下から中央に「M」の字を配置した円を描いたものです。これは市の頭文字である「ミ」の「M」を中心に、円の先端で「ヤ」を、全体で「ツ」を表しており、さらに「M」を天橋立に見立て、波状で観光と海港をイメージしたものです。
宮津市は、天橋立に似た「砂し」があり、風土や産業なども似ているニュージーランド王国ネルソン地方のネルソン市と1976年（昭和51年）5月7日に姉妹都市提携を結んでいます。
また1906年（明治39年）、19歳で単身渡米した宮津市出身の森上助次さんは農業で成功し、1975年（昭和50年）に土地160エーカーをパームビーチ郡に、40エーカーをフロリダ州に寄贈しました。同郡はこの土地に森上大和館、森上パークなどを建設し、氏の功績を讃えています。この縁から同館が位置するアメリカ合衆国フロリダ州デルレイビーチ市と宮津市は、1977年（昭和52年）9月19日に姉妹都市提携を結んでいます。
中華人民共和国とは戦後、日中の国交正常化により友好都市提携の気運が高まり、宮津市とも関係があり環境も似た河北省の秦皇島市と1987年（昭和62年）7月6日に姉妹友好都市提携を結んでいます。
また天橋立と並ぶ日本三景で、宮島（厳島）がある広島県廿日市市、松島がある宮城県宮城郡松島町との3市町において、2014年（平成26年）7月20日に、日本三景災害時相互応援協定を結んでいます。
宮津市の木は1974年（昭和49年）6月1日に制定されたクロマツ（黒松）、市の花は1984年（昭和59年）6月1日に制定されたミツバツツジ（三葉躑躅）です。
クロマツはマツ科マツ属の一種です。岩や砂ばかりの荒地でもよく育つことから、砂浜や海岸、日本庭園に植樹されて絶景を作り出し、防風林、防潮林として利用される他、街路樹や庭木にもよく用いられます。また盆栽としても人気があります。樹高は40メートルに達することもありますが、自然のものでそこまで成長することは珍しくなります。名前は同じマツ属のアカマツ（赤松）と比べて黒っぽい樹皮であることに由来し、針葉もアカマツより硬く、枝振りも太いことから、別名「雄松（オマツ）」とも呼ばれます。一方のアカマツは「雌松（メマツ）」と呼ばれています。クロマツは宮津市では天橋立の松並木などで、古くから親しまれています。
ミツバツツジはツツジ科ツツジ属の落葉低木で、近縁のミツバツツジ類の総称にされる場合もあります。4月から5月頃に紅紫色の美しい花を咲かせ、花が終わった後に葉が出てきますが、枝先に三枚の葉がつくことからこの名前がつきました。ムラサキツツジとも呼ばれ、花だけでなく秋の紅葉も美しい花木です。ちなみに一般的なツツジ（躑躅）は、ツツジ科ツツジ属の植物の総称ですが、同じツツジ科ツツジ属で山中に自生するサツキ（皐月）や、ツツジ科ドウダンツツジ属のドウダンツツジ（灯台躑躅）などもツツジと呼ばれることがあります。
ミツバツツジは滝上山や獅子崎に群生し、春に咲く花は市民や観光客に親しまれています。
宮津市の公式マスコットキャラクターは「なみちゃん」です。なみちゃんは水色の全身タイツをまとった子供のような姿で、頭に生えた日本の触覚で宮津の「み」の字を現し、模様や下半身太りのような体型は宮津湾の波や廻旋橋をイメージしたものです。
なみちゃんは元々、宮津市制40周年を記念して1994年（平成6年）に誕生したキャラクターで、着ぐるみも作られて市のイベントなどを盛り上げていましたが、2000年代以降、10年ほど存在を忘れられていました。しかし市制施行60周年を翌年に控えた2013年（平成25年）を機に復活し、倉庫で眠っていた着ぐるみの補修と共に活動を再開。「早すぎたご当地ゆるキャラ」は見事に復活を果たし、LINEスタンプなども制作されて、令和の現在も宮津市のPRのため活躍しています。
他にも宮津市のキャラクターには、松ぼっくりに顔と手足がついた天橋立キャラクターで、名前は公募により決められた「あまぼっくり」くん。笠松公園のキャラクターで、髪の毛が松ぼっくりになっている男の子。実は天橋立の創造とともに生まれた妖精であり、天橋立（傘松公園）の観光大使、観光ナビゲーターを務めるも、股のぞきがうまくできずに日々、練習しているという「かさぼう」くん。公募作品から選ばれた宮津市社会福祉協議会のマスコットキャラクターで、宮津市の「M」を元に「幸せ、支え合い、優しさ、温もり、福祉」をイメージした2本のハートのアンテナをあしらった姿をしており、名前は宮津市と「ハッピー」を合わせた「みやっぴー」くんなどがいます。

宮津市 の鉄道路線

宮津市の鉄道路線
京都丹後鉄道（丹鉄）
宮福線
・宮津駅
・宮村駅
・喜多駅
・辛皮駅
宮舞線
・丹後由良駅
・栗田駅
・宮津駅
宮豊線
・宮津駅
・天橋立駅
・岩滝口駅
天橋立鋼索鉄道
傘松ケーブル
・府中駅
・傘松駅

宮津市のバス路線
路線バス
・丹後海陸交通（丹海バス）

宮津市 の主要道路

宮津市の主要道路
高速道路
・京都縦貫自動車道（綾部宮津道路：宮津天橋立IC）
・山陰近畿自動車道（宮津与謝道路：与謝天橋立IC）
国道
・国道176号
・国道178号
府道
主要地方道
・京都府道2号宮津養父線
・京都府道9号綾部大江宮津線
・京都府道16号宮津野田川線
・京都府道45号舞鶴宮津線
・京都府道75号浜丹後線
一般府道
・京都府道601号由良金ヶ岬上福井線
・京都府道602号丹後由良停車場線
・京都府道603号新宮中村線
・京都府道604号栗田停車場線
・京都府道605号栗田半島線
・京都府道606号宮津停車場線
・京都府道607号天の橋立線
・京都府道614号岩滝口停車場線
・京都府道616号笠松公園線
・京都府道617号上延利線
・京都府道618号上世屋内山線
・京都府道619号中波見里波見線
・京都府道620号奥波見岩ヶ鼻線
・京都府道621号下世屋本庄線
・京都府道625号岩ヶ鼻須川線
・京都府道652号久僧伊根線
道の駅
・海の京都 宮津

宮津市の港湾
指定港
・宮津港（地方港湾、特定港）
漁港
・栗田漁港
・島陰漁港
・田井漁港
・溝尻漁港
・由良漁港
・養老漁港
丹後海陸交通
・天橋立観光船（宮津桟橋‐天橋立桟橋‐一の宮桟橋）
伊根航路
・宮津桟橋（天橋立桟橋‐伊根‐日出）

宮津市 出身の芸能人

京都府宮津市出身の著名人には、「花園の迷宮」「ヨコハマ幽霊ホテル」などの著作がある小説家の山崎洋子さん。「DESIRE」「ウルフにKISS」などの作品がある漫画家の小谷憲一さん。「嘆きの雪」などの曲があるシンガーソングライターの小谷美紗子さん。書道家で書道パフォーマンス・アーティストの高岡亜衣さん。陶芸家の澤田痴陶人さん。ラジオなどでキャスターを務める百鳥秀世さん。横浜ベイスターズで投手を務めた元プロ野球選手の飯田龍一郎さん。明治期に日本からアメリカ合衆国に渡った移民であり、農業で成功し、土地をパームビーチ郡およびフロリダ州に寄贈したことから、宮津市とデルレイビーチ市の姉妹都市提携のきっかけとなった森上助次さんなどがいます。
学術分野などでは、教育学者で京都大学名誉教授の上杉孝實教授。原子力科学者でアメリカ・パデュー大学名誉教授である日引俊詞博士。東洋学者、考古学者で東京大学名誉教授であった三上次男教授。産婦人科医で衆議院議員も務め「太田リング」考案者でもある太田典礼さん。外科医で貴族院勅選議員、日本医科大学学長などを務めた塩田広重さん。独学で自身を研究し、自身と虹の関係を主張した地震研究家の椋平広吉さん。国語教師、国文学者で、国語授業「『銀の匙』授業」で知られた橋本武さんなどが宮津市の出身です。
政財界などの宮津市出身、ゆかりの人物では、政治家、官僚で第58代衆議院議長を務めた前尾繁三郎さん。千葉県、宮崎県、神奈川県、兵庫県知事や横浜市長。貴族院議員などを務めた明治から昭和初期の政治家、内務官僚の有吉忠一さん。政治家で元宮津市長の井上正嗣さん。明治から昭和初期の官僚、政治家で衆議院議員などを務めた神谷卓男さん。鳥取県鳥取市生まれの政治家、実業家で、衆議院議員、加悦鉄道社長、宮津銀行監査役、丹後縮緬工業組合理事長などを務め「丹後織物中興の祖」と呼ばれる津原武さん。衆議院議員、淀町長、京都競馬倶楽部理事などを務めた政治家の長田桃蔵さん。初代駐中華民国特命全権大使、駐ブラジル特命全権大使などを務めた外交官の有吉明さん。元検察官で現在は弁護士、福祉事業家で公益財団法人さわやか福祉財団会長を務め、小説の著作もある堀田力さんなどがいます。
歴史上の人物では、東大寺の大仏および大仏殿の再建に尽力した江戸時代前期の僧侶、公慶。幕末生まれの丹後宮津藩士で、明治維新後は官僚、自由民権運動家となり、板垣退助が暴漢に襲われた際の「板垣死すとも自由は死せず」の記事を書いた人物である小室信介。幕末に丹後宮津藩士として抜擢され、明治維維新後は衆議院議員、文官高等試験委員長、臨時政務調査委員、法制局長官などを務めた政治家、官僚の神鞭知常などが、現在の宮津市の出身者です。