テレビ地デジアンテナのサイドベースが揺れて曲がった!放置の危険性と自分で修理工事は可能か判断基準について解説
現在では、テレビアンテナを屋根の上に立てたマストに固定するのではなく、壁面やベランダの手すり部などに設置するご家庭も多くなっています。
基本的にテレビアンテナは四方が開けた高い位置に設置するほど、受信感度は安定しやすくなりますが、一方でアンテナが家の見た目に悪影響を与える、風雨の影響を受けて老朽化しやすくなるなどのデメリットも生じます。
そのため現在では、アンテナを屋根の端、張り出し部に当たる破風板や壁面、ベランダなどに設置することで、アンテナを目立たなくして風雨なども避け、メンテナンスしやすくアンテナが長持ちする設置方法をご希望になる方もおられます。
しかしそのようなお住まいで、急にテレビ画面の映りが悪くなり、ふと見上げた際にアンテナの金具が曲がっていることに気づいた方も多いのではないでしょうか。
この壁面に固定されている金具は「サイドベース」と呼ばれるものです。
サイドベースが曲がった状態を放置すると、テレビ画面が乱れることはもちろん、アンテナの落下による二次被害や高額な修理費用が発生する恐れがあります。
本記事では、サイドベースが曲がってしまう根本的な原因をわかりやすく解説します。
記事の内容は、年間6000件以上の施工実績を誇り、サイドベースによる施工経験も豊富なアンテナ工事業者「あさひアンテナ」監修に基づく正確な内容になっております。
プロの知見により、サイドベースのトラブルに関して、DIYで修理できるかの安全な判断基準と、最適な対処法をご紹介します。
この記事をお読みいただくことで、今後のトラブル再発を防ぐための正しい知識を身につけることができるでしょう。
そもそもサイドベースとは?曲がる原因と放置する危険性
テレビアンテナを壁面に設置する際、非常に重要な役割を果たすのがサイドベースです。
サイドベースとは、一般的なテレビアンテナのように、屋根の上にマストを立てて設置するのではなく、住宅の破風板や壁面、ベランダなどの側面に設置する場合に使用する固定金具です。
おおよその構造は、壁面やベランダの手すりに貼り付けるようにして設置する板状の部分から、水平にマストを支えるアームや、L字型のアームなどが固定されている形になります。
このサイドベースを壁などに設置することで、壁などと並行してマストをまっすぐ立てることができ、このマストにアンテナを固定することになります。
サイドベースは一見すると頑丈な金属パーツですが、特定の条件下では容易に曲がってしまいます。
ここでは、サイドベースの基本的な役割を解説します。
なぜサイドベースなどの金属製の金具が曲がってしまうのか、その物理的な仕組みについても見ていきましょう。まずは以下の一覧をご確認ください。
※上記はサイドベースに関する基礎的な知識になります。
アンテナを支える役割と「テコの原理」による負荷集中
テレビアンテナの設置で、サイドベースはアンテナ全体を支える根元として機能しています。
ここで金具が曲がる最大の要因となるのが「テコの原理」です。
支柱であるマストが長くなればなるほど、先端にかかる力(アンテナの重量や風圧など)が、マスト固定部である根元に大きく作用します。
そのため、推奨される長さを超えるマストを使用すると、ちょうどテコで長い棒を使うほど小さな力でものを動かせるように、想定以上の負荷がかかってしまうのです。
※上記はサイドベースが受けやすい主な物理的負担の要因になります。
施工不良と環境要因(強風・塩害)がもたらす落下リスク
サイドベースの曲がりは、不適切な施工と過酷な環境が合わさることで加速します。
特に沿岸部では、潮風に含まれる塩分によって金属の腐食が進む「塩害」が深刻です。
また強風や台風が多い地域では、風圧による影響を受けやすくなります。
腐食した金属に強風の負荷が繰り返し加わると、サイドベースのパーツが金属疲労を起こしてしまうのです。以下、サイドベースが劣化しやすい主な要因になります。
- 推奨以上の長さのマストを使用する施工不良は、金具の寿命を著しく縮めます。
- 複数のアンテナを無理に取り付ける行為も、耐荷重を超える原因となります。
- 曲がった金具を放置すると、最終的にアンテナが倒壊する恐れがあります。
- アンテナが落下すれば、家屋の破損や通行人への被害など重大な事故に繋がります。
- 異常を発見した際は、決して放置せず早急に対処することが極めて重要です。
サイドベースのトラブルを避けるためには、設置現場の環境や設置するアンテナに合わせた適切なサイドベース製品を使うことが重要です。
そのためには、高い施工技術を持つ優良なアンテナ工事業者に商品の選択、設置を依頼することが必要となります。
曲がったサイドベースの対処法!DIYで交換・修理できる?
サイドベースの金具が曲がってしまった場合、修理費用を抑えるためにDIYによる交換をご検討になる方もいるでしょう。
しかし、設置金具を含むテレビアンテナの故障に対する修理や交換は、想像以上に難易度が高い作業となります。
この項目では、DIYでの作業手順の概要に触れつつ、サイドベースを含めたアンテナ交換のDIYが現実的に可能かどうかを検証します。
以下の一覧も参考に、作業に伴う危険性を客観的な事実に基づき、冷静に判断していきましょう。
※上記はサイドベース交換におけるDIYと業者依頼の主な比較ポイントです。
DIY交換の高所作業リスクと「時間差」で起こる雨漏り被害
サイドベースを交換するには、まず、古いサイドベースなど金具の撤去や、壁面へのスクリューボルト固定が必要です。
これらの作業を屋根の上やハシゴの上で行うことは、転落や、場合によっては電気配線に触れての感電など、致命的なリスクを伴います。
また、一般の方のDIY作業では、壁面に空けたビス穴の防水処理が不十分になりがちです。DIYによるサイドベース交換で考えられる主なトラブルは、以下の通りです。
- ビス穴の防水処理が甘いと、後日ビス穴から雨水が壁の内部へ浸入してしまいます。
- 浸入した雨水は、徐々に家の構造材を腐食させる「時間差リスク」を引き起こします。
- 表面上はサイドベースが直ったように見えても、数年後に深刻な雨漏り被害に発展するケースがあります。
- 経験のない方がDIYで行うには、あまりにも代償が大きすぎる作業と言えます。
例えば、本記事にご協力いただいた「あさひアンテナ」では、壁面や破風板でのサイドベース設置や交換に当たり、極細のビスを使用し、すべてのビス穴に変性シリコンを丁寧に注入することで、ビス穴からの水の浸み込みを予防しています。
このような緻密な作業が必要となるサイドベースの設置、交換は、やはり専門の知識と経験が豊富な専門業者へとお任せになるのが賢明です。
専門業者に依頼するメリットと費用を抑える火災保険の活用
上記の通り、サイドベースなどアンテナ機材の交換で、お住まいのアンテナを安全かつ確実に復旧させるためには、アンテナ工事の専門業者へとご依頼になることが最善の選択です。
プロの業者は関連法規を遵守し、電波状況を正確に測定して、専門技術で最適な施工を行います。
さらに、台風などの自然災害によるトラブルであれば、アンテナ修理に対する火災保険の適用など費用面での負担を軽減できるお得な情報もあります。
業者依頼のメリットとしては、以下の一覧をご確認ください。
※上記はサイドベースの交換などアンテナトラブル対処を業者に依頼する場合の主なメリットです。
再発を防ぐ!プロが教える強固なアンテナ補強と耐食性素材選び
サイドベースが曲がるトラブルが起きた後、今後、また同じトラブルを起こさないためには、事前の安全対策が欠かせません。
プロのアンテナ工事業者は、サイドベースについても、環境に応じた耐食性の高い素材選びと強固な補強を徹底しています。
特に塩害地域ではHDZ規格などの優れた溶融亜鉛めっき素材が必須となります。
さらに、サイドベースではなく、屋根の上にアンテナマストを立てる施工でも、マストの長さを最適化し、四方から支線(ステー)を張って均等に固定します。
以下、プロの業者がサイドベースや屋根馬によるアンテナ設置を行う場合、トラブルを避けて長持ちさせるための、主な施工のポイントです。
- 支線にはサビに強いステンレス製のワイヤーを使用し、耐久性を高めます。
- ワイヤーの途中にターンバックルを設け、均等な張力でマストを安定させます。
- サイドベースのすべての固定穴にスクリューボルトを打ち込み、強度を確保します。
- ボルト穴やボルトの周囲には必ずコーキング処理を施し、雨水の侵入を完全にシャットアウトします。
- これらの専門的な施工によってのみ、アンテナ設置の長期的な安全性と快適な視聴環境が担保されます。
上記のように細かな施工は、豊富な経験と確かな施工技術、専門の機材をそろえたアンテナ専門業者でこそ可能になることです。
記事まとめ:サイドベースが曲がった時は、早急にプロのアンテナ工事業者へとご相談を
本記事では、アンテナ固定用のサイドベースが曲がる原因と、その状況を放置する危険性について詳しく解説しました。
テコの原理や環境要因がサイドベースにもたらす負荷の大きさを、ご理解いただけたかと思います。
サイドベースなどアンテナ設置具の破損は、高所作業のリスクや雨漏りの原因となるため、安易なDIYはおすすめできません。
アンテナトラブルでお困りの際は、プロの業者へご相談になるのがもっとも安全で確実です。
本記事にもご協力いただいた優良なアンテナ工事業者「あさひアンテナ」では、以下のような高品質なサービスでお客様のご相談をお待ちしています。
※上記は「あさひアンテナ」の主なサービス内容です。
台風などでサイドベースが曲がったことをはじめ、急なアンテナトラブル、その他アンテナ設置工事などのご相談は、まずは「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントまで、どのようなことでもお気軽にご相談ください。




