4Kアンテナは必要か不要か? 4K8K放送を視聴するアンテナ工事前の完全ガイド:選び方・費用・代替案まで徹底解説!

2025年07月15日

古くなったテレビを買い替える、新居で新しいテレビを設置するなどの際に、現在では最新の「4Kテレビ」「8Kテレビ」を選ばれる方も多くなっています。

4K、8Kテレビといえば、従来のフルハイビジョンのテレビが「2K」と言われるのに対し、4Kはその4倍の解像度。8Kでは4Kのさらに4倍、2Kの16倍を誇る高解像度に対応できるテレビです。

そのため4K、8Kテレビでは、従来のハイビジョンテレビよりもさらに大画面を実現できる他、色彩や色調、動画の表現、音質なども格段に向上し、よりリアルで鮮明な映像を楽しめるようになっています。

そんな魅力たっぷりの4K、8Kテレビを購入してリビングに設置し、大画面で鮮明な映像の番組を楽しみたいという方も、2025年(令和7年)現在では多くなっていることでしょう。

ただ、2025年現在、テレビ放送で4K、8K映像を視聴できるのは、衛星放送の「4K8Kチャンネル」のみになっています。そのため、4K8Kテレビで対応の放送をご覧になるために、いろいろと戸惑っておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。例えば、

「4Kや8Kのテレビを買ったはいいけれど、うちのテレビアンテナも交換しないとダメなのかな?」
「4Kや8K対応のアンテナ工事ってなんだか面倒だし、費用も高そうで不安」

最新の4K、8Kテレビを手に入れられて、これからはじまる高画質な映像体験を楽しみにされている一方で、アンテナというやや専門的な問題に直面し、戸惑われることもあるでしょう。

しかしご安心くださいませ。
この記事を最後までお読みいただければ、あなたの疑問や不安はきっと解消されます。

この記事では、4K8K放送をご覧になるための4K8Kアンテナに関する、あらゆる関連の情報を網羅的に解説します。
この記事を読むことで、以下の3つのメリットが得られます。

  1. ご自宅のアンテナ交換が本当に必要か、ご自身で正しく判断できるようになります。
  2. 戸建てやマンションなど、お住まいの環境に最も合った4K8K視聴方法が見つかります。
  3. アンテナ工事の費用相場や、無駄な出費を抑えるコツがわかり、安心して準備を進められます。

専門的な内容も、初心者の方にも分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

4K、8Kテレビと従来のハイビジョン(2K)テレビとの違いは?

前書きでも簡単にご説明した通り、4K、8Kのテレビは、従来の2K、フルハイビジョン(FHD)のテレビより格段に高解像度で、色彩、動画なども鮮明になったテレビ機器として知られています。しかし、「4K、8Kとこれまでの2Kのテレビは、具体的にどれほど違うの?」と疑問をお持ちの方も多いでしょう。

そこで本項目では、4K、8Kテレビと2K(FHD)や、フルがつかないハイビジョン(HD)画質の違いを画質、色彩、動画、そして各解像度に適したテレビの画面サイズという観点から、具体的に解説します。

2Kと4K、8Kの画質(解像度)の違いは?

  • 2K(FHD):画面の解像度は1920×1080ピクセルで、画素数は約207万画素です。なお「2K」とは、フルHDの横の解像度が1920(約2000)であることから、この2000の数値を、1000の位を表す「K」で表記したものになります。ちなみにハイビジョンの定義は、1280×720ピクセル以上になり、フルハイビジョン(FHD)は完全な解像度とハイビジョンという意味になります。
  • 4K:解像度は3840×2160ピクセルで、約829万画素となり、2Kの約4倍の細かさで映像を表現できます。特に大型のテレビ画面ほどこの差が際立ちます。4Kという名称も、2Kと同じく横の解像度が約4000であることに由来します。
  • 8K:解像度は7680×4320ピクセルで、約3318万画素。4Kのさらに4倍、2Kと比べると約16倍もの細かさを誇り、超大型テレビでも極めて緻密で鮮明な映像を楽しめます。8K画面に映し出される画像は、人間が実際に目で観る光景の解像度とほとんど差がないと言われます。8Kの由来も、2K、4Kと同様、横の解像度を表したものです。

4K、8Kの映像では、例えば人物の髪の毛の一本一本や、背景にある樹木の細かい枝葉まで、はっきりと確認できます。ちなみにこの解像度を十分に楽しむためには、解像度に応じた画面サイズのテレビが必要となります。2Kテレビの場合、画面サイズは、おおよそ50インチ程度までが推奨されます。この画面サイズを超えると、ピクセル(映像を構成する最小単位)の形が目立つようになり、映像の粗さやぼやけが目につくこともあります。

同じく4Kテレビは50インチ以上、特に55インチから75インチ前後の大型テレビで映像の美しさがもっとも実感できます。8Kでは75インチ以上の超大型テレビでも映像の緻密さが失われず、80インチを超えるような超大型画面にも特に適しています。

逆に、2Kや4K、8Kの画質は、テレビの画面が小さいと活かすことはできません。現在、4Kテレビで画面がもっとも小さいモデルは40インチ程度、8Kテレビでは55インチ程度になります。また2K(FHD)テレビも最小モデルは22インチ程度で、それ以下になると上記したやや画素数の少ないHDテレビであることが多くなります。

色彩(色調、輝度など)の違い

2Kテレビと4K、8Kテレビでは、上記の解像度だけでなく、色彩、色調の表現も大幅に広がっています。

4K、8Kテレビでは、従来の2Kテレビよりも表示できる色彩の幅が大きく広がっているほか、色のグラデーション(階調)も、約10億階調で、2Kの約1600万階調に比べて格段に広がっています。

例えば衣服や布地などでは、光の加減やしわなどによって各部に細かな色の変化や色合いの違いが出ます。2Kの映像ではこの色合いの違いを十分に表現できませんでしたが、4Kや8Kの映像では、光の加減などから色彩が徐々に変わってくる部分の表現も自然で、より現実に近い映像になっています。

また4K、8Kテレビでは、輝度(画面の明暗)の表現も格段に向上しています。4K、8Kテレビでは「HDR技術(High Dynamic Range:ハイダイナミックレンジ)」を採用しており、光が強い部分や影の部分などの、細かな明るさの違いもよりリアルに表現できるよになりました。

現在の2Kテレビの映像では、例えば直接、降り注ぐ日光や強い光が当てられた部分は、ほぼ白一色になってしまう「白飛び」という現象が生じました。逆に闇や暗い画面の表示も黒一色になりがちのほか、光や影の画面で、わずかな明暗の違いの境界部にざらつきが出ることもありました。

しかし4K、8Kの映像では「HDR」 により、光や影の微妙な変化、その他の色彩とのコントラストも自然な表現になっており、例えば明かりのない夜の映像でも、闇の中にうっすら浮かび上がるものを正確に表現できるなど、より現実の光景に近い映像を再現できます。

動画(なめらかさ)の違い

テレビが動画を表示できる仕組みは、アニメーションの原理と同様、1秒の間に少しずつ変化する何枚もの静止画を映し出すことで、映像が動いているように見せていることは、皆様もご存じのことでしょう。

従来の2Kテレビでは、この動画を、1秒間に約30枚の映像を映し出すことで、動画を表示していました。そのため、アクションの少ないテレビドラマなど、通常の映像は特に問題なく視聴できますが、激しい動きのあるスポーツ中継やアクション映画、ゲームなどでは、瞬時の動きを十分に票田しきれず、若干の残像感が感じられることもあります。

しかし4K、8Kテレビでは、倍速駆動技術などの搭載もあって、1秒間に最大で120枚の映像を高速表示することができます。したがって画面上の激しい動きも、一瞬一瞬がクリアな映像となり、残像感などの少ないなめらかな動画表現を実現しています。

4K、8K映像を楽しめるテレビ放送と、4K8Kテレビ本体の注意点とは?

以上、2Kと4K、8K映像(テレビ)の主な違いを解説してきましたが、この4K、8K画質の映像を楽しむためには当然、元のテレビ放送などの映像が、4K、8K画質である必要がります。

そして2025年現在、テレビ放送で4K、8K映像を視聴できるのは、衛星放送(BS放送、CS放送)の各4K、8Kチャンネルのみになります。4K8K映像を鑑賞できるその他の方法は、インターネット上の動画配信サイトの4K、8K対応コンテンツや、4K映像に対応するUHDBDのディスクに収録された映像などになります。

地上デジタル放送でも、現在、4K8K放送が計画されていますが、その具体的な内容や、放送開始時期などはまだまだ未定の状態です。

以下の項目では、この衛星放送の4K、8K放送を視聴するために必要なアンテナや、ケーブル配線部の設備について詳しく解説していきます。

余談ですが、もし4K、8Kテレビで2K映像やそれ以前、アナログ放送時代のSD画質などの映像をご覧になった場合には、どうなるかご存知でしょうか?

本来、4K8K画質のテレビで、解像度の低い2Kやそれ以下の映像を再生すると、不鮮明な画像を大きく引き伸ばしたような状態になり、全体的にぼやけた映像になります。しかし多くの4K、8Kテレビは、映像のアップコンバート機能を備えています。

アップコンバートとは、4Kや8Kの画質に満たない映像を、テレビが4K、8K映像へと補完する機能を言います。アップコンバートの方式はテレビのメーカー、各会社によって異なり、もちろん完全な4K、8K映像と同等とまではいきませんが、この機能により2K以下の画像でも、4K、8Kの解像度で違和感のない画像に補正されて表示されます。また動画表現についてもAIなどによる動画補完機能を持ったテレビが多く、2K以下で撮影された動画も、よりなめらかな動きで再現されることになります。

ただ、例えばアニメ作品やアナログ時代の映画、ドラマなどの映像では、4K、8Kテレビの映像・動画補正機能を通して観ると、映像が鮮明すぎ、動きがなめらかすぎることで、かえって違和感が出るというケースも見られます。その場合はテレビの設定で、映像や動画の補完をオフ、または調整することで、違和感のない映像にすることもできます。

もうひとつ、4K、8Kテレビをお選びになる場合の注意点として、現在、市販される4K、8K画質のテレビには「4K、8Kテレビ」「4K、8K対応テレビ」の2種類があります。

この違いは、まず4K8Kテレビが、それぞれの画質を再現できる上、上記した4K8K衛星放送のチューナーも内蔵しており、4K8K放送を受信できるアンテナ設備と接続するだけで、4K8K放送を対応の画質で視聴できることになります。

一方、4K8K対応テレビとは、4K8Kの画質には対応していますが、4K8K衛星放送を受信するチューナーは内蔵しないモデルになります。したがって、例えばインターネット接続による配信の4K、8K映像、UHDBDの映像を鑑賞することに問題はありませんが、4K8K衛星放送の視聴には、アンテナ設備だけでなく、外付けの4K8Kチューナーが必要となります。ただ価格面では、チューナーを内蔵しない分、4K8Kテレビよりはやや低価格になる傾向もあります。

これから4K、8Kテレビの購入をご検討されている方は、主な用途(4K8Kテレビ放送を見るか、配信や映像ソフトを見るか)や、アップコンバートなど映像の補完機能にも注目すれば、よりニーズに適したテレビ製品を選ぶことができるでしょう。

結論:すべての4K8K放送を楽しむならアンテナ交換が必要?

上記の通り、2025年現在、4K8K映像を送信しているテレビ放送は、衛星放送の中でも、4K8K対応チャンネルになります。

そこでお客様にとって気になる点は「結局のところ、衛星放送の4K8Kチャンネルを見るために、4K8K用のアンテナは必要なのか?」という疑問でしよう。まず結論からお答えします。
その回答は「ご視聴になりたい4K8Kチャンネルにもよりますが、いまお住まいに設置されているBS/CSアンテナの設置時期が古く、そしてすべての4K8K放送(チャンネル)をお楽しみいただくためにはアンテナ交換が必要になります」というものです。

実は、衛星放送の4K8K放送にはいくつかの種類があり、4K8K放送がスタートする以前のBS/CSアンテナ設備でも見られるチャンネルと、見られないチャンネルがあります。

そもそも衛星放送は2000年代初頭より、BS放送、CS放送ともデジタル化されており、多くのチャンネルが2K画質で送信されていました。

衛星放送で、宇宙空間にある人工衛星(静止衛星)から地上のBS/CSアンテナまで送られる電波は、周波数帯が高く波長が短い「マイクロ波」と呼ばれる電波の一部です。より正確には、センチメートル波(SHF)と呼ばれる周波数帯の内、12GHz(ぎがへるつ)前後で、波長の幅は25ミリ前後の電波になります。

そして、4K8K放送がスタートする前、2K時代の衛星放送(BS放送、CS放送)では、この12GHz帯の電波として、右回りの螺旋を描いて送信される「右旋円偏波(うせんえんへんぱ)」という電波が使われていました。

その後、衛星放送で4K8K放送がスタートしたのは、2018年(平成30年)12月1日のことです。当初は「新4K8K衛星放送」と呼ばれたこの放送は、従来のBS放送、CS放送の各チャンネルに、新しく4K、8K対応のチャンネルが追加される形ではじまりました。

しかし、ここでひとつ問題が生じました。衛星放送では、BS放送も地デジ放送に比べると多チャンネルで、さらにCS放送は豊富な専門チャンネルを持つ多チャンネルが特長です。そのため、BS、CSの各チャンネルに配分された周波数帯で、右旋円偏波の周波数帯はほとんど使い果たされており、追加されるすべての4K8Kチャンネルに周波数帯を割り当てることが難しくなったのです。

そこで、4K8K放送では、まず右旋円偏波でも未使用の周波数帯に、BS放送の主要な4Kチャンネルを割り当てました。そしてそれ以外の4K8Kチャンネルについては、同じ12GHzの電波でも、左回りの螺旋を描いて送られる「左旋円偏波(させんえんへんぱ)」という電波を、衛星放送用に新しく導入し、その周波数帯を割り当てたのです。

つまり、4K8K導入後のBS放送、CS放送では、主に4K8Kチャンネルであるかどうかによって、使用される電波の種類が「右旋放送」「左旋放送」に分けられることになります。4K8K放送がスタートした2018年時点での、右旋放送、左旋放送のチャンネルの違いは、以下の通りでした。

  • 右旋放送(右旋円偏波):従来の2K放送であるBS放送、CS放送、およびBS放送の4Kチャンネルのうち、NHKや各広域民放など基幹的な無料チャンネル。
  • 左旋放送(左旋円偏波):上記以外のBS放送の4K、8Kチャンネル。

ただ上記の右旋、左旋別のチャンネルは、4K8K放送がスタートした時点の分類であり、現在は再編などが行われています、現状の右旋、左旋別のチャンネルについての詳細は後述いたします。

そして衛星放送の12GHz帯の電波を受信できるBS/CSアンテナには、右旋、左旋どちらの電波も受信できるモデルと、右旋のみが受信できるモデルに分かれるのです。

4K8K放送がスタートした2018年以降から現在に至るまでのBS/CSアンテナは、右旋、左旋双方を受信できる「2K4K8K(右旋・左旋)対応」モデルになります。このモデルであれば、上記の右旋放送、左旋放送のどちらも問題なく受信できるため、すべての4K、8Kチャンネルを受信、視聴できることになります。

しかし、4K8K放送やそれに伴う左旋放送の導入が想定されていなかった、2018年以前のBS/CSアンテナは、当然ながら右旋の電波しか受信できない「2K(右旋)対応型」になります。この旧式モデルは、アンテナの外見的には2K4K8Kモデルとは何の違いはありませんが、左旋の電波を受信できないため、左旋放送の4K、8Kチャンネルは受信できません。

つまり、お住まいのBS/CSアンテナが、2018年以降に設置された2K4K8K対応BS/CSアンテナであれば、右旋と左旋、つまりすべての4K、8Kチャンネルを視聴できることになります。

一方で、もしお住まいのBS/CSアンテナが2018年以前に設置されたものであれば、左旋放送を受信できない旧式の2K対応型である可能性が高く、衛星放送(BS放送、CS放送)の4K、8Kチャンネルのうち、左旋放送のチャンネルは視聴できません。

総じてお住まいのBS/CSアンテナですべての4K8K放送を視聴できるか、一部のBS4Kチャンネルしか視聴できないかは、お住まいに設置されているBS/CSアンテナの種類、主に設置された時期が目安になります。

また他にも、衛星放送の4K8Kチャンネルで、特に左旋放送を、ご自宅の4K、8Kテレビ側で受信できるかどうかは、BS/CSアンテナと室内のテレビまでを結ぶアンテナケーブルの配線部、設置されるブースター(増幅器)など機材の品質も関係してきます。

以降の章で、右旋放送、左旋放送の仕組みや対応チャンネル、またご自宅の状況に合わせて、右旋、左旋が受信できるかどうかの判断基準を、詳しく見ていきます。

【右旋・左旋とは?】今のアンテナで見られる4K8K放送と交換が必要な4K8K放送

上記の項目では専門用語が出てきたため、少し難しく感じられた方もおられるかもしれません、ただ右旋、左旋のポイントさえ押さえれば、ご理解は簡単になります。
「右旋円偏波」とはは従来から使われている衛星放送の電波で、古くからのBS/CSアンテナでも受信可能。「左旋円偏波」は4K8K放送の開始にあたって新たに追加された電波で、同じ時期に販売されるようになった対応BS/CSアンテナが必要だと考えてください。

以下、右旋円偏波、左旋円偏波(右旋放送、左旋放送)の特長と、受信できるアンテナの種類、それぞれの主なチャンネルについて一覧でご紹介いたします。

電波の種類 特徴 受信に必要なアンテナ 主なチャンネル例
右旋円偏波 従来からBS放送で使われている電波。 既存のBS/110度CSアンテナ(2K対応)でも受信可能。 ・NHK BS4K8K
・BS日テレ 4K8K
・BS朝日 4K8K
・BS-TBS 4K8K
・BSテレ東 4K8K
・BSフジ 4K8K
左旋円偏波 新4K8K衛星放送で新たに使われるようになった電波。 4K8K対応のBS/110度CSアンテナが必要。 ・NHK BS8K
・WOWOW 4K8K
・J SPORTS 1~4 (4K8K)
・スターチャンネル 4K8K
・日本映画+時代劇 4K8K など

※上記は主なポイントになります。またご紹介している主なチャンネル例は、2018年に4K8K放送がスタートした時点のものになります。

なお、衛星放送の4K8K放送と言っても、実際は大半が4Kチャンネルであり、8Kチャンネルは放送スタートから2025年現在まで「NHK BS8K」の1チャンネルのみになります。そのため以下の記事では、基本的に4Kチャンネルを中心にご説明してゆきます。

一覧表からわかるように、BS放送でもNHK、広域民放の無料4Kチャンネルは、基幹的な放送であるため「右旋放送」に割り当てられており、2018年以前の古くからお使いのBS/CSアンテナ(2K対応)でも、受信とご視聴が可能です。
しかし、それ以外のBS放送、CS放送の4Kチャンネルや、BS放送でも「NHK BS8K」をご覧になる場合は、各チャンネルを送信する「左旋放送」の電波を受信できる2K 4K8K対応BS/CSアンテナが必要となり、お住まいのBS/CSアンテナが対応していない場合は、交換が必要になるのです。

2025年現在の左旋チャンネルとは?いますぐBS/CSアンテナ交換が必要?

衛星放送の電波における、右旋、左旋の違いと、それぞれの主なチャンネル、対応できるアンテナについてはご理解いただけたでしょうか。しかし、上記でご紹介した右旋、左旋それぞれの4K8Kチャンネルは、少し情報が古いものになります。

と申しますのも、2018年に左旋放送が導入されたことで、BS放送、CS放送とも、有料の専門チャンネルを含めて、多くの4Kチャンネルが開設されました。

しかしその後、一般の4K、8Kテレビや2K4K8K対応BS/CSアンテナの普及が想定されたほど進まず、視聴率や有料チャンネルの契約数が伸び悩んだこと。また4K放送に対応する4Kコンテンツの用意が進まないなどの問題が生じました。

その結果、BS放送やCS放送の4K(左旋)有料チャンネルの多く、例えばBS放送の「WOWOW4K」「ザ・シネマ4K」やCS放送の「JSPORTS4K」「日本映画+時代劇4K」「スターチャンネル4K」などは、ほぼ2024年から2025年にかけて、放送を終了しました。

さらに、右旋、左旋の再編により、これまで左旋放送であったBS放送の無料4Kチャンネル「ショップチャンネル4K」「4K QVC4K」が2025年4月1日より右旋放送に移行しました。

結果、2025年7月現在、これまでの左旋放送の内、BS放送、CS放送の有料4Kチャンネルはすべて放送を終了。BS放送の左旋・無料4Kチャンネルも右旋に切り替わりました。

2025年7月現在、BS放送の4Kチャンネルはすべて右旋放送の無料チャンネルになっています。またCS放送には右旋、左旋とも4Kチャンネルは存在しません。

この現状(2025年)のBS放送。CS放送それぞれの右旋放送、左旋放送チャンネルについて一覧でご紹介すると、以下の通りになります。

  • BS右旋放送:「NHK BSプレミアム4K」「BS日テレ4K」「BS朝日4K」「BS-TBS4K」「BSテレ東 4K」「BSフジ4K」「ショップチャンネル 4K」「4K QVC」(すべて4K無料放送(NHK受信料を除く))
  • BS左旋放送:「NHK BS8K」(NHK受信料を除き8K無料放送)
  • CS右旋放送:なし。(当初より存在せず)
  • CS左旋放送:なし。(すべて放送終了)

つまり現在、左旋円偏波による左旋放送は、BS放送の8K放送「NHK BS8K」のみとなっています。

したがって、お住まいにあるテレビが4Kテレビのみなどで、現状で最高画質の8K放送(NHK BS8K)をご覧になる目的がなければ、お住まいのBS/CSアンテナが旧式(2K・右旋対応型)であっても、いますぐ交換する必要はなく、ほとんどの4Kチャンネルを楽しめる状況にあるのです。

とはいえ、これからBS/CSアンテナを新設される、また既設のBS/CSアンテナが故障したなどで、修理、交換されるなどの場合は、話が別になります。

現状では他の4Kチャンネルの終了、再編などにより、左旋放送は「NHK BS8K」の1チャンネルのみになっていますが、今後、4K8K放送の受信、視聴環境が広まるにつれて、あらためて左旋の4K、8Kチャンネルが数多く追加されることは十分に考えられます。その場合、お住まいのBS/CSアンテナが2K対応型のままでは、追加された左旋の4K、8Kチャンネルが受信できないことになります。

2025年現在、市販されるBS/CSアンテナ製品はすべて2K4K8K(右旋・左旋)対応型になっています。そのため新規にBS/CSアンテナを設置される場合は、基本的に2K4K8Kに対応する工事が行われますので、ほとんどの場合、4K8Kチャンネルの受信に問題はありません。

ただBS/CSアンテナ交換の場合は、アンテナ本体だけではなく、アンテナからテレビまで4K8Kの電波を送る配線部の同軸ケーブルやアンテナコンセントのユニット、ブースター、分配器などの機器まで、4K8Kに対応の危機に交換する必要があります。

他にも、特にDIYでBS/CSアンテナを設置する場合などに、使用するアンテナが中古やネットのオークション、フリーマーケットなどで入手された品である場合は、旧式の2K対応アンテナである可能性も出てきます。

いずれにせよ、将来的に左旋放送のチャンネルが増える可能性や、設置した設備の寿命などを考慮すると、2025年の現状では、初めから右旋・左旋の電波に対応できる「4K8K対応アンテナ」およびアンテナ配線部の工事を選んでおくことが、もっとも合理的で、長期的に見てもコストを抑えることにもつながります。

ご自宅のアンテナは4K8K対応?今すぐできる3つのチェック方法

ここまでのご説明で、右旋・左旋に対応できる(すべての4K8Kチャンネルが視聴できる)現在の2K4K8K対応BS/CSアンテナと、右旋のみに対応する(一部の4K8Kチャンネルが視聴できない)旧式の2K対応BS/CSアンテナの違いはお分かりいただけたことでしょう。

そして、すでにお住まいにBS/CSアンテナが設置されている方であれば、以下のような疑問を覚えられるのではないでしょうか。

「では、うちにあるBS/CSアンテナは2K4K8K対応型と2K対応型、どっちなんだろう?」

市販されるBS/CSアンテナは、4K8K放送がスタートした2018年を機に、2K対応型から2K4K8K対応型へと転換され、2K対応型は製造終了になっています。そのため2018年以降で、比較的、近年に設置されたBS/CSアンテナであれば、2K4K8K対応型と考えてまず間違いはありません。

逆に2017年以前など古い時期に設置されたBS/CSアンテナは、4K8K(左旋)放送が存在しなかった時期のものであるため、まず2K対応型になります。

ただ、BS/CSアンテナの設置時期が2018年である場合は、施工時期や担当業者により、2K4K8K対応型と2K対応型の双方の可能性があり、チェックが必要になります。

そのような方のために、この項目では、アンテナ工事業者へのご連絡などを行わずとも、ご自身でお住まいのBS/CSアンテナが2K4K8K対応型か、2K対応型かを確認できる簡単なチェック方法をご紹介いたします。

あわせて、アンテナ本体だけでなく、アンテナとテレビを結ぶ配線部についても、4K8K放送(左旋放送)に対応する機材にはどんなものが必要か、解説いたします。

以下のポイントを確認することで、お住まいのアンテナをはじめ、ケーブル配線部も左旋の4K8K放送に対応できるかを確認でき、不必要な工事を防いだり、工事を行う場合にも、業者とのご相談がスムーズに進んだりするというメリットがあります。写真や図なども参考に、ご自宅の設備をご確認ください。

方法①:アンテナ本体の「SHマーク」を確認する

お住まいにあるBS/CSアンテナ本体が、4K8K放送(左旋)に対応しているかを確認する、もっとも簡単認方法が、アンテナ本体に「SHマーク」が付いているかチェックすることです。
SHマーク(スーパーハイビジョン受信マーク)とは、一般社団法人「電子情報技術産業協会(JEITA)」の審査により、スーパーハイビジョン衛星放送、つまり4K8K放送(左旋円偏波)に適したBS/CSアンテナや受信システム機器(分配器、ブースターなど)に付けられるシンボルマークです。

その形状は、フチの丸い四角(やや横長の長方形)の上部に大きく、緑地に白抜きで「HS」、下部は白地に緑で「JEITA」の文字が入っているというものです。

BS/CSアンテナの場合、本体のお皿のような部分(ディッシュ・放物面反射器)の内部やアームの部分にSHマークがあれば、4K8K対応の機器です。他にも対応アンテナ機器には「(2K)4K8K」の文字が大きく入っていることもあります。
もしお住まいのBS/CSアンテナが、地上や窓から見えやすい位置やベランダなどに設置されていて、本体を目視で安全に確認できる場合は、まずはこれらのマークを探してみてください。

方法②:周辺機器(ブースター・分配器など)の対応周波数やマークを確認する

前述の通り、4K8K放送(左旋放送)を受信するためには、BS/CSアンテナ本体だけでなく、そこからテレビに繋がるまでのアンテナケーブルや、設置される受信システムの周辺機器も4K8K放送に対応している必要があります。

これは、BS/CSアンテナで受信された12GHz帯の電波(右旋、左旋とも)は、アンテナに付属するコンバーターで、ケーブルで送信しやすいMHz(メガヘルツ)帯の電波に変換されることによります。そして変換されたMHz帯の周波数帯は、従来の右旋放送ではBS放送、CS放送合わせて1032MHzから2072MHzまでなのに対し、左旋放送では従来より周波数帯の高い2224MHzから3224MHzまでになるのです。

電波は周波数帯が高いほど、ケーブルなどで送信される際に、減衰(弱まり)や漏洩などが生じやすくなります。したがって、従来の2K衛星放送の周波数帯に合わせたアンテナの配線部やシステム機器では、左旋放送が変換された周波数帯に対応できず、電波が弱まる、漏れるなどのトラブルが生じやすくなるのです。

したがって、4K8K放送(左旋放送)を受信する場合には、BS/CSアンテナだけでなく、アンテナの配線部に使われるケーブル、アンテナコンセントのユニット、またブースター、分配器などのシステム機器も、従来より高い周波数帯(3442MHzまで)に対応できる品質のものが必要となるのです。

アンテナの配線部で、4K8K放送(左旋放送)受信のために、対応する品質の機器が必要となるものは、以下の一覧になります。

確認する機器 チェックポイント 対応周波数
ブースター 電波を増幅する装置。本体のラベル表記を確認。 3224MHz対応
分配器 電波を複数の部屋に分ける装置。本体のラベル表記を確認。 3224MHz対応
壁面端子 壁のテレビコンセント。カバーを外して本体ユニット表記の確認が必要な場合も。 3224MHz対応
同軸ケーブル アンテナと機器をつなぐ線。ケーブル側面の印字を確認。 「S-4CFB」や「S-5CFB」などの表記

※上記は主な機材の種類と見分け方になります。

その機器が4K8K(左旋放送)に対応しているかどうかは、上記した「SHマーク」のほか、機器によっては同じくJEITAにより、4K8K(左旋)放送の受信について、一定以上の遮蔽性能を持つと認められた機器に付与される「HSマーク(ハイシールドマーク)」がついているかが目安になります。

なお、「SHマーク」「HSマーク」は、機器の役割によって使い分けられ、「SHマーク」認定の製品は「HSマーク」相当の遮蔽性能も備えるため、各機器に表示されるマークはどちらか一方のみになります。

またその他にも、これらの機器で4K8K(左旋)対応のものは「4K8K対応」「3224MHz対応」などの表記があることも多いため、その点も参考にしてください。

アンテナケーブルの記号から4K8K放送(右旋・左旋)に対応できるケーブルの見分け方は、リンク先をご確認ください。

これらの機器がひとつでも古いまま(2150MHzや2681MHz対応など)であれば、BS/CSアンテナだけを交換しても、左旋の電波が正しくテレビまで届きません。結果的に左旋の4K8Kチャンネルが映らない原因となるため、BS/CSアンテナ交換の際は、これらの周辺機器も確認して、3442MHzに対応できない古いものの場合は、同時に交換することが一般的です。

【住環境別】4K8Kアンテナの種類と失敗しない選び方

新築住宅にテレビアンテナを設置する場合や、ご自宅に既設のBS/CSアンテナや設備が4K8K(左旋)に非対応だとわかった場合は、次はいよいよアンテナ選びや交換の作業になります。

新築物件にテレビアンテナ設置を行う場合、まず基本のアンテナとして地上デジタル放送(地デジ)用の地デジアンテナを設置し、衛星放送もご覧になる場合は、BS/CSアンテナ(現在は2K4K8K対応型)を追加で設置する流れになります。

このテレビアンテナ、特に地デジアンテナにはさまざまな種類があり、お住まいの環境や、受信性能、外観性、対候性など何を重視するかによって最適なモデルは異なります。

ここではまず、代表的な地デジアンテナの種類を比較し、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
ご自身の希望に合った地デジアンテナを見つける参考にしてください。

アンテナの種類 メリット デメリット 主な設置場所 価格相場(アンテナ本体)
デザインアンテナ ・家の見た目を損ねにくい
・風雨などに強い
・八木式アンテナより受信感度が低い傾向
・設置場所に制約がある
壁面、ベランダ 20,000円~40,000円
八木式アンテナ ・受信感度が高い
・価格が比較的安い
・外観が目立つ
・風雨などに弱い
屋根上 5,000円~10,000円
ユニコーンアンテナ ・デザイン性と受信感度の両立
・風や雪の影響を受けにくい
・価格が高め
・八木式アンテナより受信性能がやや低い
屋根上、破風板 30,000円~60,000円
室内アンテナ ・設置が非常に簡単
・工事不要で安価
・受信感度が低い
・電波の強い地域でないと使えない
室内 1,000円~5,000円

※上記は各アンテナの主な特徴になります。

上記の通り、BS/CSアンテナは、衛星放送を視聴する場合に、地デジアンテナとは別途に設置が必要です。衛星放送用のBS/CSアンテナは、電波をキャッチする皿のような円盤状の「ディッシュ(放物面反射器)」があるパラボラアンテナ一種類のみです。

BS/CSアンテナ(パラボラアンテナ)には、ディッシュ有効直径別の各モデルがあり、大型モデルほど受信性能が高くなります。戸建て住宅など一般用のBS/CSアンテナは、基本的に45型(有効直径45センチ)モデルになります。50型から120型などそれ以上の大型モデルは、基本的に集合住宅などの共同受信用アンテナになります。

一般住宅向けの45型BS/CSアンテナは、どれも同じパラボラアンテナであるため、どのメーカーのモデルでも、基本的な構造や受信性能に大きな違いはありません。

ただ、45型のBS/CSアンテナでは、一般家庭のニーズに合わせて、太陽光に強い塗装を施したブラックなどのカラーバリエーション。また設計の工夫で風圧への耐性を高めた高耐風モデルなども存在します。

通常の45型BS/CSアンテナの市販価格は、8,000円から18,000円程度です。この価格の違いは、メーカー、モデルの違いのほか、設置具やケーブルなどのセット製品、高耐風モデルなどの付加機能などによっても変動します。

戸建て住宅におすすめの地デジアンテナ3選(デザイン/八木式/ユニコーン)

戸建て住宅にお住まいの場合、必要なテレビアンテナの設置工事では、まず主に以下の3種類の地デジアンテナ(UHFアンテナ)から選ぶことになります。

そして4K8K放送を含む衛星放送を視聴するには、これらの地デジアンテナに加えて、円盤状のBS/CSアンテナを追加で設置することになります。BS/CSアンテナの設置は、基本的に地デジアンテナの近くに設置することで、施工の手間を抑え、配線などもまとめることができます。

以下、BS/CSアンテナ設置の前提として必要な、各モデルの地デジアンテナ機種について詳しく解説いたします。

  • デザインアンテナ
    近年、地デジアンテナでもっとも人気のモデルが、縦長の薄いパネル状のデザインアンテナです。
    本体のカラーバリエーションが豊富で、住宅の外壁やベランダに設置するため、家の外観をスッキリ保ちたい方に最適です。
    また、風雨などに影響を受けにくく、長持ちする点も大きな魅力です。一方で設置位置の低さなどからやや受信感度が弱くなりやすく、設置に当たっては周辺環境の影響も踏まえた電波調査で、現場の受信レベルを確認することが必須になります。当「あさひアンテナ」でも、このデザインアンテナの施工実績が豊富で、お客様の美観へのこだわりに高い技術力でお応えしています。
  • 八木式アンテナ
    魚の骨のような形をして、主に屋根の上に設置される昔ながらの地デジアンテナです。
    シンプルな設計で受信性能が非常に高いため、地デジ電波レベルの弱い地域や、周囲に建物が多い環境でも安定した受信が期待できます。価格が比較的、安いのも魅力ですが、設置の見た目が気になるという意見もよく聞かれます。また形状から風雨の影響を受けやすく、経年劣化により寿命が短く成りやすい弱点もあります。
  • ユニコーンアンテナ
    これはマスプロ電工製「U2CN」というモデルの商品名で、ポール状のスタイリッシュな見た目が特徴の、現状では最新の地デジアンテナモデルです。
    基本的に八木式アンテナと同じく、屋根の上に立てたマストに固定されます。その特徴は、スタイリッシュなデザインで住宅の見た目が整う。風雨を受け流せる形で経年劣化が進みにくい。さらに設置位置が高いため受信感度が安定することで、デザインアンテナと八木式アンテナの「良いとこ取り」とも言えるモデルです。
    そのため、お住まいのデザイン性を保ちつつ、高い受信性能を確保したいという方、特にデザインアンテナをお求めで、お住まいの受信環境から設置が難しい現場におすすめです。
    ユニコーンアンテナのデメリットは、最新モデルであるため本体価格や設置工事費が他の機種より割高になること、八木式アンテナに比べると受信性能がやや低いことになります。

当あさひアンテナでは、上記の各地デジアンテナ機種について、国産高品質アンテナ本体、基本的な設置具、白黒2色の同軸ケーブルの価格をセットにした取り付け工事を、低価格の基本設置工事費用でご案内しております。

デザインアンテナでは、DXアンテナ製、標準的ながら高品質な20素子相当モデル「UAH201」(本体色4色)の取り付けを22,000円(税込み24,200円)から。

サン電子製の最新20素子相当モデル「WG-20」に、背面の配線やブースターなどを覆って、見た目スッキリで雨風にも強くなる「背面スッキリカバー」(どちらも本体色5色)をセットにした取り付け工事は25,000円(税込み27,500円)から。

電波塔の近隣である強電界地域専用ですが、業界最小クラスのコンパクトモデルで、据え置きスタンドで室内の窓際などへの設置もできるマスプロ電工製、スカイウォーリーミニ「U2SWLC3」(本体色2色)の設置は25,000円(税込み27,500円)からでお引き受けいたします。

八木式アンテナでは、軽量で耐風性、防水性、防錆性も高いDXアンテナ製の20素子モデル「UA20」の設置を22,000円(税込み24,200円)から。

ユニコーンアンテナでは「U2CN」(本体色2色)の設置を、業界最安に挑戦する「キャンペーン価格」にてお引受けいたします。

また、デザインアンテナを主にした地デジアンテナの屋根裏、天井裏への屋内設置も、現場で可能な条件が整っていれば、当あさひアンテナでは追加費用(特殊工事費)はご無用の基本設置工事でお引き受けいたします。その他、各アンテナの壁面、ベランダ内外など、さまざまな位置への設置も、安定した受信が可能である限りご対応いたします。

アンテナ本体についても、八木式アンテナでは各素子数(受信性能)モデルや、より受信性能が高いパラスタックアンテナやローチャンネル用。対候性の高い塩害用、雪害用、ステンレスモデル。デザインアンテナではより受信感度が高い26素子相当モデルなどをご用意しており、さまざまな条件のお住まいで、お客様のご要望に適した高品質なアンテナ工事をご案内いたします。

賃貸や設置が難しい場合に便利な「室内アンテナ」

テレビアンテナ設置を行いたいお客様にも、さまざまな条件があることと存じます。

例えば「賃貸だから工事ができない」「とにかく手軽に済ませたい」という方には、室内アンテナという選択肢もあります。

室内アンテナは非常に小型で、窓際など室内の適切な場所において、テレビと接続するだけで使用できると、工事不要で非常にお手軽なのが特長です。価格も1,000円台から、ブースター内蔵などの高性能モデルでも10,000円前後と低価格で、ご購入からテレビに繋ぐだけですぐに使えるのが最大のメリットです。

ただし、その手軽さと引き換えに、室内アンテナは受信感度は屋外アンテナに比べて大きく劣ります。
そのため、電波塔が近くにある「強電界地域」で、周辺に電波を遮る建物がない、お住まいの建材や断熱材にも電波を遮る素材が使われていないなど、室内に届く電波強度が非常に強い環境でなければ、安定した地デジ放送の視聴は難しくなります。
室内アンテナは、一時的、簡易的な地デジ視聴のためのご利用など、あくまで限定的な状況での選択肢として考えておくのが無難といえます。

4K8Kアンテナ工事の費用はいくら?相場と安く抑えるコツ

テレビアンテナ工事を専門業者に依頼する場合、やはり費用がもっとも気になるところでしょう。
アンテナ工事の費用の内訳と総額の相場を把握しておくことで、安心して依頼できます。

以下、地デジ、BS/CSアンテナ設置と、合わせて必要になることが多い工事の費用について、その目安を一覧でまとめました。

項目 費用相場 備考
地デジアンテナ設置 25,000円~60,000円 アンテナの種類(デザインアンテナ、八木式アンテナなど)による
4K8K対応BS/CSアンテナ追加 20,000円~35,000円 地デジとセットの場合。単体だと割高になることも
ブースター設置 20,000円~35,000円 電波が弱い場合や複数台のテレビで見る場合に必要。衛星放送、4K8K放送を受信する場合は対応モデルが必要
その他(分配器・ケーブル交換など) 5,000円~20,000円 既存設備が4K8K非対応の場合に必要
合計(地デジ+BS/CS+ブースター) 70,000円~150,000円 あくまで一般的な目安です

※現場によってはその他の設備、工事が必要になる場合もあります。

上記の通り、すべての設備を整えると、それなりの工事費用になります。
しかし、以下のコツを実践することで、費用を賢く抑えることが可能です。

  1. 複数の業者から相見積もりを取る
    アンテナ工事の専門業者でも、必ず2、3社から見積もりを取り、見積もり料金とサービス内容を比較検討しましょう。業者によって数万円の差が出ることも珍しくありません。
  2. 不要な機器交換をしない
    既存の設備が使える場合は、無理にすべてを交換する必要はありません。事前に自分でチェックし、業者にも確認してもらい、最小限の工事に留めましょう。
  3. キャンペーンを利用する
    業者によっては、Web割引やセット工事割引など、工事費用が安くなるキャンペーンを実施している場合があります。各業者の公式サイトなどを確認して、積極的に活用してください。

上記の費用例は、新築物件などで、地デジアンテナとBS/CSアンテナをすべて設置する場合の目安です。

例えば地デジアンテナのみのお住まいで、BS/CSアンテナを追加設置する場合は、上記ほど費用はかかりません。ただ、地デジアンテナとBS/CSアンテナの設置では、同時設置で作業の手間やコストを抑えられる分、工事費用が割安になりますが、BS/CSアンテナを単独で設置する場合は、上記の費用よりやや割高になるケースもあります。

またBS/CSアンテナを追加設置する場合、アンテナ配線部のブースターなどを交換する必要が出る可能性も高くなります。その他、アンテナ修理などの工事内容によっても、費用の総額は変わってきます、

他にも、2K対応BS/CSアンテナを2K4K8K対応型に交換するなど、アンテナを交換する工事では、アンテナ設置費用に加え、既設アンテナの撤去工事費(アンテナ処分含む)も加算される(5,000円から10,000円程度)ことが多くなります。

お客様が古いアンテナの処分を行われる場合には、粗大ごみなどの処分費や持ち運ぶ手間などが必要になるため、専門業者へと処分込みの撤去をご依頼になる方がお得とも言えます。

当あさひアンテナでは、アンテナ工事に伴うアンテナ撤去(処分含む)を、全長1.8メートルまでのアンテナであれば、5,000円(5,500円)からでご案内しております。

また当あさひアンテナでは、最新の2K4K8K(右旋・左旋)対応型の各種BS/CSアンテナをご用意しており、地デジアンテナのセットのBS/CSアンテナ設置であれば、高品質アンテナ本体や設置具、ケーブルなどをセットにした、低価格の基本設置工事費でご案内いたします。

一例として、DXアンテナ製の標準的45型モデル「BC45AS」設置では18,000円(税込み19,800円)から。同じくDXアンテナ製で、ディッシュが風を通すパンチングメタル仕様に各部の強化で業界最強クラスの耐風性能を実現した高耐風45型モデル「BC453SG」による工事は「特別価格」でご案内いたします。

他にも、一般住宅向けにブラックのカラーバリエーション。ディッシュが大型の各モデルもご用意しており、集合住宅への共用アンテナ設置を含めた、各種BS/CSアンテナ取り付け工事を承ります。

もちろん、地デジアンテナ設置を伴わないBS/CSアンテナの追加設置や交換、配線部のチェックや交換などの工事も承りますので、まずは弊社までお気軽にお問い合わせくださいませ。

業者選びで失敗しない3つのポイント【DIYのリスクも解説】

特にBS/CSアンテナの追加設置や交換など、大掛かりな工事が必要でない場合など、工事費用を抑えたい一心から「自分でDIYのテレビアンテナ工事をやってみようか」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、アンテナのDIY設置には、いくつかの大きなリスクが伴います。

以下、主なリスクの例を挙げます。

  • 安全面のリスク:屋根上など高所での作業は、転落事故の危険が常にあります。
  • 技術面のリスク:アンテナの最適な角度(仰角・方位角)を1度単位で正確に合わせるのは非常に難しく、少しずれるだけで映りが悪くなります。
  • 建物の損傷リスク:防水処理(コーキングなど)が不十分、また作業中に屋根を損傷するなどのことで、雨漏りなどの原因になります。

以下では、アンテナ工事業者へのご依頼と、DIY設置のメリット、デメリットを各要素別に比較してみました。

比較項目 DIY設置 専門業者への依頼
費用 ○ 安い(部品代のみ) △ 高い(工事費がかかる)
安全性 × 危険(高所作業) ◎ 安全
確実性 △ 難しい(角度調整、防水処理) ◎ 確実(専用機材で測定)
保証 × なし(自己責任) ◎ あり(長期保証)

以上のことから、安全・確実性を考えれば、専門業者に依頼するのが最善の選択です。

BS/CSアンテナのDIY工事については、アンテナ本体がベランダなど、作業の安全を確保できる場所に設置されている(設置する)場合であれば、DIYでの取り付けや交換も不可能ではありませんが、配線部やブースターなどの交換も伴う場合は、DIYでのの作業は難しくなります。

では、数あるテレビアンテナ工事業者の中から、信頼できるおすすめ業者を選ぶにはどうすればよいのでしょうか。その答えとしては、以下の3つのポイントを必ずご確認ください。

  1. 明確な料金体系と見積もり
    業者の公式サイトなどで、各工事の料金体系が解りやすい。また工事前のお見積もりに、追加料金が発生する可能性も含めて、総額がいくらになるのかを明確に提示してくれる業者を選んでください。
  2. 長期保証とアフターサポート
    アンテナは屋外で風雨にさらされるため、設置後のトラブルも考えられます。当「あさひアンテナ」がご提供する業界最長クラス、工事完了日からの「10年保証」のように、長期的な保証がある業者であれば万が一のときも安心です。
  3. 豊富な施工実績と専門知識
    年間の施工件数や、利用者の口コミをご確認ください。多くの実績は、それだけ多くの顧客から信頼されている証といえます。

アンテナ設置は必須じゃない?光回線・ケーブルテレビで4K8Kを見る方法

ここまででは、主にBS/CSアンテナで4K8K放送を視聴する方法を解説してきましたが、実は、4K8K放送を視聴する方法は、テレビアンテナだけではありません。
アンテナ設置に伴うデメリットで工事に抵抗がある方や、建物の構造や受信環境上、アンテナ設置が難しい場合は、以下の代替案もご検討ください。

視聴方法 メリット デメリット
アンテナ ・一度設置すれば月額料金が不要(無料放送の場合)
・災害時にも比較的強い
・初期費用が高い
・天候(大雨・大雪)の影響を受けることがある
光回線 ・天候の影響を受けない
・インターネットとセットでお得になる場合がある
・月額利用料が継続的に発生する
・提供エリアが限られる
ケーブルテレビ ・天候の影響を受けない
・多チャンネルサービスが充実している
・月額利用料が継続的に発生する
・4K8K放送のチャンネル数が少ない場合がある

※上記は各方法の主な特徴ですが、異なる場合もあります。

お客様にとってどの方法が最適になるかは、ご自身のライフスタイルやご視聴になりたいチャンネル、コストに対する考え方によって異なります。
それぞれのメリット・デメリットを比較し、ご自身に合った方法をお選びください。

4K8Kアンテナに関するよくある質問(Q&A)

Q1. 地デジにも4K8K放送はあるの?
A1. 2025年7月現在、地上デジタル放送での4K8K放送は行われていません。今後、地デジ放送で4K8K放送も計画されていますが、詳細はまだ未定です。現状では4K8K放送は主に衛星放送のBS放送のみで楽しむことができます。

Q2. テレビのアンテナレベルの確認方法は?
A2. 衛星放送や地デジ放送での受信レベルに問題がある場合、多くのテレビでは、リモコンの「設定」や「メニュー」ボタンから「放送受信設定」「アンテナ設定」といった項目を選ぶことで、テレビに届いている電波のアンテナレベル(受信強度)を確認できます。この方法はテレビのメーカーによって操作方法が異なるため、詳しくはメーカー公式サイトや取扱説明書をご確認ください。

Q3. 雨の日にBS放送の映りが悪くなるのはなぜ?
A3. 衛星放送の12GHz帯の電波は、波長の幅に近い一定以上の大きさの雨粒(雪粒)によって吸収され、散乱するや性質があります。そのため、大雨や大雪の際には電波が弱まり、映像が乱れたり映らなくなったりすることがあります。これを「降雨減衰」「降雪減衰」と呼びます。対処法は天候の回復を待つだけですが、受信感度が高いやや大型のBS/CSアンテナを利用することも対策となります。

まとめ:最適な4K8K視聴環境を整えて、高画質な映像体験を楽しもう

本コラム記事では、4K8Kアンテナの必要性、2025年現在、各BS/CSアンテナで視聴できる4K、8Kチャンネルの種類から、アンテナ本体の選び方、その他の必要な工事と費用、そして4K8K放送を氏著する代替案まで解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に、お客様が最適な4K8K視聴環境を整えるためのステップをまとめます。

  1. STEP1:見たいチャンネルを決める
    まずは、自分がどの4K8Kチャンネル(右旋、左旋)をご覧になりたいのかを明確にしましょう。それによってアンテナ交換の必要性が変わります。現状ではBS放送「NHK BS8K」をご覧にならない限り、すぐにアンテナ交換の必要はないと言えます。
  2. STEP2:自宅の設備をチェックする
    お住まいにBS/CSアンテナが設置されている場合は「SHマーク」の有無や、その他の周辺機器の対応周波数などを確認し、お住まいのアンテナ環境が左旋放送に対応できるか、現状を把握します。
  3. STEP3:視聴方法を検討する
    BS/CSアンテナを交換するのか、それとも光回線やケーブルテレビを利用するのか、ご自身の状況に合わせて、最適な方法を考慮します。
  4. STEP4:専門業者に見積もりを依頼する
    アンテナ工事を行うと決めたら、複数の信頼できる業者から見積もりを取り、比較検討してください。

最新の4K、8Kテレビによる美しい4K8K映像は、日々の生活に新たな感動と楽しみをもたらしてくれます。
この記事が、あなたが最高の4K8K視聴環境を、低コストで手に入れるための一助となれば幸いです。

もし、4K8Kアンテナ工事をはじめとするテレビアンテナ工事について、少しでもご不安や疑問点をお持ちであれば、年間施工件数、約6,000件を誇る、当「あさひアンテナ」までお気軽にご相談ください。

当あさひアンテナでは、アンテナ工事をお考えのお客様については、最適のアンテナ工事方法を特定するための、現場での丁寧な電波調査、およびお見積もりを、出張料やキャンセル料などを含む「完全無料」でご案内しております。

また他業者との相見積もりはもちろん、工事をお急ぎの方への即日工事にもご対応しております。

アンテナ工事およびオプション工事は、高品質アンテナ本体や機材、基本部材をセットにした、明確な価格体系の低価格でご案内しております。実際の施工は弊社スタッフのアンテナ職人による完全自社施工で、施工コストを抑えつつ、豊かな経験に基づく高品質な工事をご提供いたします。

工事後の保証は、前述の通り業界でも最長クラスの「10年保証」をご用意。また工事後の料金のお支払も、各種クレジットカード、電子マネーに対応しており、お客様に現金をご用意いただくお手間をおかけいたしません。

4K8K放送をご覧になりたい、はじめ各種アンテナ工事のご要望については、当あさひアンテナのフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントまで、どのようなことでもまずはお問い合わせくださいませ。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。