地デジ・BS/CS用テレビアンテナ種類を完全ガイド!新築一戸建てに最適な選び方と工事の種類・費用相場は?プロがすべて紹介

2025年10月25日

新築のマイホームを建てた際にテレビアンテナを設置する、または老朽化や故障などでアンテナを交換する際に、皆様が最初に考えることは、新しく設置するアンテナはどんな機器がいいかという点でしょう。

「新築の家を建てるけど、テレビアンテナってどれを選べばいいんだろう?」
「地デジ放送だけでなく、衛星放送や4K8K放送を見るためのアンテナも間違いなく選びたい」
「アンテナの種類が多すぎて、何が違うのかさっぱり分からない」
「せっかくの新築だから、家の外観を損ねるようなアンテナは付けたくない」
「デザインのよさそうなアンテナもあるけど、ちゃんと受信できるのか気になる」
「台風や雪などにも強い、耐久性の高いアンテナはあるのだろうか」

など、テレビアンテナに関しては、さまざまな疑問やご要望が考えられます。
インターネットで簡単に検索しても、昔ながらの八木式アンテナやパラボラアンテナの他に、現在ではデザインアンテナやユニコーンアンテナなど、見た目からして異なるさまざまなモデルが見つかります。
さらに各モデルにも「ローチャンネル用」「4K8K対応」など、よくわからない注釈がついていることもあり、お住まいで地デジ放送や衛星放送を見たい場合に、一体どのモデルを選べばいいのか、迷ってしまうこともあるでしょう。

特に新築一戸建てのアンテナ選びは、工事などの初期費用も大きく、いったん設置すると10年以上は使い続ける大切な設備投資です。
観たいテレビ放送を視聴できる安定した受信性能はもちろん、お住まいにマッチする見た目、風雨などにも強い耐久性など、さまざまなご要望もあるでしょう。
しかしアンテナに関する専門知識がないと、ご要望に最適となる、後悔のないアンテナを確実に選ぶことも難しいものです。

そこでこの記事では、現状でテレビアンテナに関する専門知識がまったくない方でも、ご自宅の条件やご要望にぴったりのアンテナを見つけられるよう、テレビアンテナの機種、モデル別の違いがすべてわかる2025年(令和7年)度の完全ガイドをお送りします。
本記事は、アンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」の社員スタッフであるアンテナ職人への取材に基づき、技術系の知識をもつライターがまとめたものです。
そのため、プロの現場経験に基づく正確で信頼できる情報を、専門用語を避けてまとめた、一般の方にもアンテナの基礎知識がわかりやすいものになっています。

具体的な記事内容としては、地デジ放送、衛星放送を見るために必要なアンテナ機種の区分や、モデルごとの特徴と取り付け費用の相場、そして信頼できるアンテナ工事業者の選び方まで、アンテナ工事をお求めのお客様にとって、必要な情報をすべて網羅しました。
この記事を最後までお読みいただければ、受信性能・デザイン・耐久性・費用のバランスが取れた、ご自宅で末永く利用できる後悔のないアンテナ機種、工事をお選びになれることでしょう。

まずは基本から!テレビアンテナは大きく分けて2種類

現在、日本で視聴できる主なテレビ放送には「地上デジタル放送(地デジ放送)」「衛星放送(BS放送、CS放送)」があることは、皆様もよくご存知でしょう。
そして戸建て住宅などに設置されるテレビアンテナの中で、最初の区分となる大きな種類の違いが、この地デジ用のアンテナと、衛星放送用のアンテナの分類です。

ごく基本的なことですが、地デジ放送と衛星放送は、放送の仕組みや使われる電波がまったく違います。
そのため、地デジ放送用には、さまざまな形状や特徴の機種がある地デジアンテナ(UHFアンテナ)、衛星放送用には基本的にパラボラアンテナ1種類であるBS/CSアンテナが必要になります。

この二種類のアンテナは、役割はもちろん、受信するテレビ放送(電波)の種類や受信の仕組みもまったく異なるため、まずはそれぞれの違いを理解することが、新築のテレビアンテナ工事において、アンテナ選びの第一歩となります。

以下、地デジアンテナと衛星放送用アンテナの違いを簡単にまとめました。

アンテナの種類 主な役割 受信する放送 アンテナの形状例
地デジアンテナ NHKや民放など、地上の電波塔から送られる地上波放送を受信する。 地上デジタル放送 魚の骨のような形(八木式)や、箱型・ポール型など多様。
衛星放送用アンテナ BS・CSの専門チャンネルや4K8K放送など、静止衛星から送られる放送を受信する。 BS放送・CS放送 お皿(ディッシュ)型のパラボラアンテナ。

お住まいで地デジ放送と衛星放送、どちらをご覧になりたいかに応じて、いずれかのアンテナ、あるいは両方のアンテナを設置する必要があります。

以下、地デジ用のUHFアンテナと衛星放送用のパラボラアンテナ、それぞれの主な機能やモデル、設置の注意点などをご紹介します。
お住まいでテレビアンテナ工事をご検討なさる際の参考にしてください。

地デジアンテナ:普段使いのチャンネルを見るためのアンテナ

地デジアンテナは、日本各地に設置された地デジ放送の電波塔から、映像信号を乗せて周辺の一帯に送られる地デジ電波、UHF(極超短波)を受信し、ケーブル配線を通じてテレビなどのチューナーに送ることで、NHK、広域民放など地デジの各チャンネルを映し出します。
地デジ放送は現在の日本では基幹的なテレビ放送であり、災害などの緊急速報を伝える役割も持っています。
そのため日本国内であれば、地デジアンテナなどの設備や受信機器を用意することで、不特定多数の誰であっても基本的に無料(NHK受信料を除く)で受信、視聴できます。

したがって一般の戸建て住宅などでは、基本のアンテナとしてまず地デジ受信用の地デジアンテナを設置した後、ご要望に応じて、後述する衛星放送用のパラボラアンテナを設置するかどうかを決めることになります。

そして、お住まいの地デジアンテナを選ぶ上で、もっとも重要となるポイントが、ご自宅と電波塔との位置関係、現場で受信できる地デジ電波のレベル(強度)になります。

電波塔の頂上から送信されるUHFの地デジ電波は、一定の波長の幅があるため音のように広がりやすい性質があります。
送信された地デジ電波は、遠くまで送られるほどレベルが弱まっていくほか、山や高層ビルなど電波を反射、吸収する障害物に遮られること、気候や悪天候の影響を受けて電波レベルが低下するなどの性質があります。

ただ広がりやすい地デジのUHFは、ビルなどの障害物にぶつかってもある程度、向こう側で広がる性質もあります。
したがって、一般の戸建て住宅などにおいては、屋根の上など障害物の影響を受けにくい、周囲の開けた高い場所に設置するほど、角度調整も行いやすく、地デジ電波を拾いやすくなります。
一方で、地デジ電波塔にある程度近く、周囲に障害物がないなどの条件が整っていれば、壁面やベランダ、場合によっては屋内空間に地デジアンテナを設置できるケースもあります。
そのため最近では、住宅のデザイン性を重視するニーズに応え、壁面などへの設置を前提とした地デジアンテナモデルも増えています。

ただし、地デジアンテナは、どのような現場でも好きな場所に設置できるわけではなく、設置に当たってはいくつかのポイントと注意点があります。
以下、地デジアンテナ設置の主なポイントや注意点について解説します。

地デジアンテナ設置の基本ポイント

  • 電波塔の方向に向ける:地デジアンテナには、アンテナの真正面で受信感度がもっとも高まる「指向性(しこうせい)」という性質があるため、最寄りの電波塔がある方角にアンテナ正面側の向きを正確に合わせる必要があります。
  • 高い場所ほど有利:上記の通り地デジアンテナは、住宅の屋根の上など高い位置に設置するほど、周囲の建物や山など障害物の影響を受けにくく、方向調整も行いやすくなるため、安定した受信が期待できます。
  • 電波の強さが重要:電波塔からの距離や周辺の地形によって決まる、現場に到達する電波の強さに適した受信性能(素子数・素子数相当)の地デジアンテナ機種を選ぶことが重要です。電波塔周辺の受信エリアは、到達する電波レベルの目安に応じて、強・中・弱などの「電界地域(でんかいちいき)」に分類されます。

知っておきたい注意点

  • 障害物の影響:地デジアンテナを設置する現場の近隣に、高いビルや山など電波を遮る障害物があると、受信できる電波が弱まることがあります。地デジ電波は障害物を乗り越えて広がる性質もありますが、ビルなどのすぐ近くでは影響を受けやすくなり、アンテナを高い位置に設置する必要が出ます。
  • 天候による影響:地デジ電波は一年を通した気候の影響を受けて若干のレベル変動が起こるほか、大雨や大雪など悪天候の際には、レベルが大きく減衰して一時的に映りが悪くなることがあります。このような場合に備えて、あらかじめ余裕のある電波レベルを確保しておくことが重要です。
  • 屋内設置の条件:地デジアンテナを屋根裏や室内に設置するには、まず電波塔から近く電波レベルが強い地域であることや、住宅の建材、断熱材などが電波を通しやすい素材であることなど、一定の条件を満たしている必要があります。

これらの基礎知識を踏まえた上で、後の項でご紹介する具体的な地デジアンテナの機種についてご確認ください。

衛星放送用アンテナ:映画やスポーツなど専門チャンネルを見るためのアンテナ

衛星放送用のアンテナ(BS/CSアンテナ)は、基本的に「パラボラアンテナ」とも呼ばれるアンテナ一種類で、宇宙空間に位置し、地上からは常に空の同じ位置に見える人工衛星(静止衛星)から送られてくる電波を受信します。
衛星放送は地デジ放送とはまったく異なる仕組みになっており、一基の静止衛星から送られる電波を、日本の全域で安定して受信できるのが特徴です。

なお衛星放送の「BS放送」と「CS放送」の違いは、BS放送が放送衛星、CS放送が通信衛星を使うという区分の違いです。
BS放送には地デジ放送と同じく、NHKや広域民放などアンテナを設置するだけで視聴できる多くの無料放送チャンネル(NHK受信料を除く)。また個別契約で視聴できる有料の専門チャンネルがあります。
CS放送は「スカパー!」をはじめとする放送事業者と契約することで受信できる有料放送サービスで、契約によって、BS放送より多チャンネルで豊富な有料チャンネルから、お好みの専門チャンネルを選んで視聴できます。
このBS放送の放送衛星、CS放送の主要な通信衛星は、どちらも東経110度(南西方向の上空)に位置しているため、一基のBS/CSアンテナを設置するだけで、どちらも受信することができるのです。

静止衛星から送られる衛星放送の電波は、長距離を送信されるため、12GHz前後と地デジ放送のUHFよりはるかに周波数帯が高く、光のように直進性の強い「12GHz帯」と呼ばれる電波が使われています。
BS/CSアンテナでは、静止衛星から日本全域を照らすようにして送られる12GHz帯の電波を、皿のようなディッシュ・放物面反射器で受け止め、正面に固定された一次放射器の一点に電波を集める形で電波を受信しています。
また受信した12GHz帯の電波は、そのままでは周波数帯が高すぎるため、BS/CSアンテナに付属するコンバーター(変換器)で、電波の周波数帯をMHz帯に変換した後、ケーブルへと送信されます。

このような仕組みから、BS/CSアンテナの設置には、静止衛星に向けた正確な角度調整や障害物の排除、アンテナの電源設定などが必要となります。
以下、BS/CSアンテナ設置に関する基本のポイントや注意点について解説します。

衛星放送用アンテナ設置の基本ポイント

  • 東経110度の方向に設置:BS/CSアンテナは、静止衛星から直進的に送信される12GHz帯を、ディッシュの内側で受け止め、反射して受信します。そのためアンテナのディッシュを、日本の南西上空にあたる東経110度の方向に、仰角(上下)、方位角(左右)とも正確に合わせて設置する必要があります。
  • 障害物は絶対にNG:衛星放送の12GHz帯は直進性が強く遠距離を送信できる半面、光のように障害物に弱く、遮られやすい性質もあります。したがって東経110度を向けたBS/CSアンテナと静止衛星の間に、建物、木、電柱、さらには洗濯物など、電波を遮るわずかな障害物もあると受信レベルが大きく低下するため、障害物を避けることが重要です。
  • アンテナの電源設定:上記した12GHz帯の電波をMHz帯に変換するアンテナのコンバーターは、電子機器であるため電源が必要です。この電源はテレビやレコーダーなどの「BS電源設定」や、ブースターの電源部などから、ケーブル配線を通してアンテナに送る必要があります。
  • 4K8K放送への対応:高画質な4K8Kの衛星放送について、すべてのチャンネルを楽しみたい場合は、4K8Kに対応したBS/CSアンテナや配線部の機材を選ぶ必要があります。なお現在のBS/CSアンテナは、基本的にすべて4K8K対応型になっています。

知っておきたい注意点

  • 降雨・降雪減衰:12GHz帯は、激しい雨や雪で、雨や雪が大粒になると電波が吸収され、散乱することもあるため、大雨や大雪の際には受信レベルが著しく低下することがあります。この場合は天候の回復を待つことが対処になりますが、キャッチできる電波レベルが大きい大型のBS/CSアンテナであれば影響を抑えることもできます。
  • 屋内設置はほぼ不可能:衛星放送では12GHz帯という非常にデリケートな電波を扱うため、電波が通る窓ガラス越しなど特殊なケースを除き、BS/CSアンテナの屋内設置は基本的にできません。
  • 一部エリアでの電波減衰:日本の北部や南端、離島部などでは静止衛星からの距離が遠くなるため、距離による減衰で12GHz帯のレベルが弱まり、一般住宅でも、標準(45型)より少し大きめのアンテナが必要になる場合があります。

戸建て住宅などでは、地デジアンテナと衛星放送用のBS/CSアンテナについて、セットで設置工事を依頼することも可能です。
セットの設置であれば、作業の手間や機材などが軽減できるため、工事費用が割安になるケースも多くなります。

お住まいでのテレビ放送の視聴スタイルに合わせて、必要なテレビアンテナをご検討ください。

【徹底比較】地デジアンテナ4種の特徴|メリット・デメリットと費用相場

現在、一般の住宅で使用される地デジアンテナには、主に4つの種類があります。
それぞれ受信性能や設置方法、デザイン性、耐久性などの特徴や、本体価格、設置費用などが大きく異なるため、ご自身の希望や住環境にもっとも適合するモデルを選ぶことが大切です。
まずは地デジアンテナ各機種、それぞれの特徴を以下の一覧表で比較してください。

種類 受信性能 デザイン性 費用相場(工事費込) 耐久性・耐候性 主な設置場所
①八木式アンテナ ◎ 非常に高い 22,000円~ 屋根上
②デザインアンテナ 〇 高い ◎ 非常に良い 25,000円~ ◎ 非常に良い 外壁、屋根裏
③ユニコーンアンテナ 〇 高い ◎ 非常に良い 33,000円~ ◎ 非常に良い 屋根上、破風板
④室内アンテナ × 非常に低い 〇 良い 2,000円~(本体のみ) ◎ 非常に良い 室内

※上記は各アンテナの主な特徴になります。

この表を参考に、お客様がアンテナ選びで何をもっとも重視されるか(性能、見た目、コストなど)をご考慮の上、以下の機種別の詳しい解説を読み進めてください。

①八木式アンテナ:受信性能は最強!コストを抑えたい方向け

「魚の骨」のような特徴的な形をした八木式アンテナは、昭和のアナログ放送の時代から使われており、現在でも多くの戸建て住宅で屋根の上に村れる、もっとも古くからあるスタンダードなタイプのテレビアンテナです。
その主な特徴は以下の通りですが、最大の魅力は、他を圧倒する高い受信性能にあります。

メリット デメリット
受信性能がもっとも高く、電波の弱い地域でも安定しやすい。 家の外観を損ねやすい。
アンテナ本体の価格や工事費用が比較的安い。 台風や積雪、鳥害などの影響を受けやすい。
対応できる電界地域が広い。 経年劣化しやすい(耐用年数:約10年)。

※上記は主なメリット・デメリットになります。

八木式アンテナは、基本的な設置位置の高さや指向性の高さから、基本的な受信感度が高いモデルになります。
中央の支柱に並ぶ「素子(エレメント)」と呼ばれる短い棒(電波を受け止めるパーツ)の数が多いほど受信性能が高くなり、この数が受信性能を示す「素子数」になります。
さらに一ヵ所に複数の素子を並べ、数十から百数十素子に当たる高性能型(パラスタックアンテナ)や、対応する地デジ周波数帯を実際に使われることの多い、やや低めの周波数帯に抑えることで受信性能を高めた「ローチャンネル用」などのモデルも存在します。
これらの総合から、他の機種に比べて受信感度が高くなり、電波塔から遠い「弱電界地域」でも安定したテレビ視聴を実現できるのは、このアンテナの大きな強みです。
また古典的なモデルであるため、設置費用も比較的、低価格に抑えられます。
性能を重視しつつ、設置費用をできるだけ抑えたいという方には最適な選択肢と言えるでしょう。

ただ一方で、古典的な形状から、屋根の上に設置すると住宅の見た目や景観に影響することがある。風雨や雪などの影響を受けやすく、他機種に比べて老朽化が進みやすいというデメリットも存在します。
なお外観性の弱点を抑える方法としては、受信感度に影響する可能性もありますが、壁面やベランダ内など目立たない位置に設置するという対処もあります。
風雨などの影響についても、影響を避けやすい設置位置の工夫の他、塩害用や雪害用、ステンレスモデルなど、対候性を高めたモデルを採用するという対策が考えられます。

②デザインアンテナ:新築の外観を損ねない!見た目重視派に人気No.1

現在、新築の住宅でもっとも人気が高いモデルが、このデザインアンテナです。
薄いパネル状の箱型(平面)のスタイリッシュな形状で、壁面やベランダなどに、家の外観を損なうことなく設置できます。
その主な特徴は、以下の一覧の通りになります。

メリット デメリット
外壁などに設置でき、家の外観に馴染む。太陽光パネルにも影響しない。 八木式アンテナに比べて受信性能がやや劣る。
本体のカラーバリエーションが豊富。 電波の弱い地域では設置できない場合がある。
風雨や鳥害に強く、寿命が長い(耐用年数:15~20年程度)。 周辺の建物などの影響を受けやすい。
条件が合えば屋根裏にも設置可能。 費用が八木式アンテナより少し高め。

※上記は主なメリット・デメリットになります。

デザインアンテナは、特に住宅地や景観地域などで住宅の見た目を気にされる方や、お住まいのデザインにこだわりたい方に強く支持されています。
外壁の色に合わせて本体カラーを選べるため、アンテナが目立つのを避けたいというニーズにも完璧に応えてくれます。
更に全体にカバーが施されたアンテナを壁面などに面で固定するため、風雨などの影響にも強く、寿命が長持ちするのも大きなメリットです。

一方で受信性能は八木式アンテナに比べるとやや弱く、さらに設置位置も低くなるため、基本的には強・中電界地域など、ある程度の受信レベルを確保できるエリア向けのモデルになります。
さらに対応するエリアでも、設置位置の低さから周辺のビルなどの影響を受けやすく、周辺環境によっては設置できない場合もあります。そのためデザインアンテナの設置については、専門業者による事前の電波調査で、十分な電波レベルを確保できるかの確認が重要となります。

総合してデザインアンテナは、ある程度の電波強度が見込める地域にお住まいで、アンテナの見た目を最優先したい方におすすめの機種と言えます。

③ユニコーンアンテナ:デザインと性能の両立!次世代の選択肢

ユニコーンアンテナは、2017年(平成29年)に、マスプロ電工製「U2CN」として登場した、ポール型の新しい地デジアンテナです。
八木式アンテナの「高い受信性能」と、デザインアンテナの「優れたデザイン性」の、まさに“いいとこ取り”を目指して開発された第三世代モデルと言えます。
その主な特徴は、以下の一覧の通りです。

メリット デメリット
スタイリッシュな形状で外観を損ねにくい。 八木式アンテナに比べると受信性能は及ばない。
高さを出して設置できるため、障害物の影響を受けにくい。 費用が地デジアンテナの中ではもっとも高価。
円筒形で風の抵抗を受けにくく、台風などにも強い。 取り扱いメーカーや業者が限られる場合がある。
太陽光パネルがある屋根でも設置しやすい。 (特になし)

※上記は主なメリット・デメリットになります。

屋根の上に設置しても景観を乱さず、それでいてデザインアンテナよりも高い位置で電波を受信できるため、より安定した視聴環境を確保しやすいのがユニコーンアンテナの特徴です。
「デザインや耐久性にはこだわりたいけれど、受信性能も妥協したくない」という方に最適な、次世代の選択肢と言えるでしょう。
特に、デザインアンテナを設置をご希望ながら、現場の周辺環境(障害物)などから設置が難しい現場に最適のモデルと言えます。

一方でデメリットとしては、受信性能は八木式アンテナほどではなく、基本的には強・中電界地域向けのモデルになる、設置費用が他のモデルより高価になるなどの点が挙げられます。

④室内アンテナ:工事不要で手軽!ただし設置条件は限定的

室内アンテナは、その名の通り部屋の中に置いて、テレビなどと接続して使うタイプの地デジアンテナです。
最大のメリットは、工事不要で誰でも簡単に設置できる手軽さと、本体価格の安さにあります。具体的な特徴は以下の一覧の通りです。

メリット デメリット
設置工事が不要で、購入後は簡単な作業ですぐに使える。 受信性能が著しく低く、使える場所が限られる。
本体価格が非常に安い(2,000円~)。 家電製品などの電波干渉を受けやすい。
家の外観にまったく影響しない。 映像が不安定になりやすい。
(特になし) テレビ1台ごとにアンテナが必要になる。

※上記は主なメリット・デメリットになります。

しかし、室内アンテナはその手軽さと引き換えに、受信性能は屋外用のアンテナに比べると格段に劣ります。
電波塔がすぐ近くにあるような「強電界地域」で、かつ周囲に高い建物がないといった好条件が揃わない限り、安定した地デジ視聴は困難になります。
新築一戸建てのメインアンテナとしては基本的に力不足であり、あくまで一時的な利用や、電波環境の良い場所での簡易型、サブテレビ用アンテナと考えるのが賢明です。

BS/CSアンテナの種類と選び方|4K8K放送を見たいなら要チェック

地デジ放送に加えて、BS放送の各チャンネルや、BS放送、CS放送を合わせた映画、スポーツ、海外ドラマなど、より多彩な専門チャンネルを楽しみたい場合には、衛星放送用BS/CSアンテナの設置が必要です。
このアンテナは上記の通り、、衛星からの電波を効率よく集めるために、お皿のような形をもつパラボラアンテナになります。
一般住宅向けモデルはディッシュの直径が約45センチの「45型」ですが、他にも主に集合住宅向けでキャッチできる受信レベルが高いモデルとして、50型から120型までの大型モデルが存在します。

基本的にBS/CSアンテナはこのパラボラアンテナ一種類ですが、2025年現在、BS/CSアンテナ選びでもっとも重要となるポイントは「4K8K放送に対応しているか」という点です。
4K8K放送が始まるまではの衛星放送では、12GHz帯として「右旋円偏波」という電波が使われており、当時のBS/CSアンテナは、この右旋対応型(2K対応型)でした。
しかし2018年(平成30年)の4K8K放送の開始ででBS放送、CS放送に4K8Kチャンネルが追加された際、周波数帯の付属から新しく「左旋円偏波」が導入され、これに応じてBS/CSアンテナも右旋左旋対応型(2K4K8K対応型)が必要になったのです。

またBS/CSアンテナのコンバーターで変換された後の電波も、右旋の電波に比べて左旋の電波は周波数帯が高くなるため、アンテナからテレビまでを結ぶケーブルやブースター、分配器などの設備、機材も4K8K(3224MHz)に対応している必要があります。

ただ現在、市販されているBS/CSアンテナは、すべて「2K4K8K対応型」となっています。(旧式の右旋・2K対応型は生産終了)
このタイプのBS/CSアンテナを選び、配線部も4K8K対応にしておけば、従来の衛星放送(2K・右旋)はもちろん、今後さらに普及が進む予定の超高画質な4K8K衛星放送(左旋)まで、すべての衛星放送を受信することが可能です。

また同じパラボラアンテナでも、BS/CSアンテナには以下のバリエーションがあります。
BS/CSアンテナをお選びになる際は、以下のポイントも確認してください。

  • アンテナのサイズ:一般的な戸建て住宅では直径45cmの「45型」が標準です。ただ静止衛星からの距離が遠いエリア、また降雨や降雪による受信不良が心配な地域では、少し大きめの「50型」や「60型」「75型」を選ぶと安心感が増します。
  • カラーバリエーション:障害物のない東経110度に向けるBS/CSアンテナは、基本的に日光に強い白色系になります。ただ現在では外壁の色に合わせて選べるように、太陽光に強い塗装を施した黒やベージュなどのカラーモデルも存在します。
  • 高耐風モデル:台風など強風の多い地域にお住まいの方には、風圧を通すディッシュや各部の強化により、例えば風速70m/sにも耐えられるよう設計された高耐風モデルがおすすめです。

前述のように、BS/CSアンテナは地デジアンテナと同時に設置工事を依頼すると、工事費用を抑えられるケースが多くなります。
将来的な視聴プランも考慮して、BS/CSアンテナの設置をご検討ください。

後悔しない!新築のアンテナ選びで最も重要な3つのポイント

ここまで各種テレビアンテナの特徴を解説してきましたが、お客様の中には「結局、自分の家にはどのモデルが一番合っているの?」と迷われてる方も多いでしょう。
この項目では、数ある選択肢の中から最適なアンテナを絞り込むための、もっとも重要な3つの判断基準を解説します。
この3つのポイントを順番に確認していくことで、あなたにとってアンテナのベストな選択が自ずと見えてきます。

ポイント1:自宅の電波環境(電界地域)を確認する

地デジアンテナ選びの成否を分ける最大の要因が、ご自宅で受信できる地デジ電波の強さ、すなわち「電界地域」です。
電界地域は、電波塔からの距離や地形によって、以下の3つに大別されます。

電界地域 電波の強さ(目安) 適したアンテナの性能(素子数)
強電界地域 80dB以上 14素子以下
中電界地域 60dB~80dB 14~20素子
弱電界地域 60dB以下 20素子以上

※上記は電界地域の一般的な分類ですが、使われる場所によっては分類や電波強度の目安が異なる場合もあります。

【簡易的な調べ方】
一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)のウェブサイト内「地デジ放送エリアのめやす」で、ご自宅の郵便番号や住所を入力すると、地図上で最寄りの電波塔とおおよその電界地域を調べることができます。

ただし、これはあくまで目安です。
周辺の建物などの影響や、建物などに反射した電波を含む別方向からの地デジ電波など、より正確な地デジ電波状況を知るためには、専門業者が使用する専用の測定器(アンテナレベルチェッカー)による「電波調査」がもっとも確実です。
特に周辺環境によっては、同じ住宅でも、屋根の上では十分な受信レベルを確保できても、壁面の受信レベルは極端に低いといったケースも考えられるため、注意が必要です。

多くのアンテナ工事の優良業者は、この電波調査を無料で行ってくれるため、まずはアンテナ工事の専門家に確認してもらうことをおすすめします。
なお、衛星放送の電波は障害物さえなければ、日本全国にてほぼ一定の強さで受信できるため、地デジ電波のような電界地域は存在しません。

ポイント2:外観と設置場所の希望を決める

新築の家だからこそ、アンテナの見た目や設置場所にはこだわりたいという方も多いことでしょう。
テレビアンテナ、特に地デジアンテナの主な設置場所にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、以下の一覧でご自身の希望と照らし合わせてください。

設置場所 メリット デメリット おすすめアンテナ
屋根上 電波を受信しやすい。
周囲の障害物の影響を受けにくい。
外観が損なわれることがある。
風雨や積雪の影響を受けやすい。
八木式アンテナ
ユニコーンアンテナ
外壁 家の外観に馴染む。
風雨の影響を受けにくい。
メンテナンスがしやすい。
周辺環境に影響を受けやすい。
設置できる高さに限界がある。
壁に穴を開ける必要がある。
デザインアンテナ
屋根裏 住宅の外観にまったく影響しない。
気候や天候などの影響も一切受けない。
アンテナの寿命が延びる。
電波が強い地域でないと設置不可。
屋根材や断熱材が電波を遮る場合がある。
設置スペースが必要。
デザインアンテナ
(八木式アンテナ)

※上記は各設置位置の主な特徴になります。

「とにかく家の見た目をスッキリさせたい」「台風シーズンも安心して過ごしたい」という潜在的なニーズをお持ちの方には、デザインアンテナの壁面設置や屋根裏設置が有力な選択肢となります。
ただし、屋根裏設置は電波環境などの条件が厳しいため、必ず専門家による調査で、設置可能かどうかの確認必要です。

ポイント3:視聴したい放送(地デジのみ or BS/CSも)を明確にする

最後に、ご自宅でのテレビ視聴スタイルを明確にすることも重要です。
「ニュースや通常のドラマなどテレビ番組が見られれば十分」という方であれば、地デジアンテナのみで問題ありません。
一方で「より豊富なチャンネルや、映画や海外サッカー、アニメなどの専門チャンネルを存分に楽しみたい」という方は、BS/CSアンテナの設置が必要となります。

もしBS/CSなど衛星放送も視聴する可能性があるなら、地デジアンテナと同時に設置工事を依頼するのがおすすめです。
セットで工事を行うことで、出張費や各種工事費などが一度で済み、別々に依頼するよりも総額が安くなるケースがほとんどです。

また4K8K放送を視聴する場合は、前述の通りアンテナ本体だけでなく、電波を増幅する「ブースター」や、各部屋に電波を分ける「分配器」、壁のテレビ端子、ケーブルなどもすべて4K8K(3224MHz)に対応した製品を設置、または交換する必要があることも覚えておいてください。
ただ2025年10月現在、4K8K放送では、民間放送局の撤退などにより、右旋・左旋放送の再編が進んでおり、4K8K対応のアンテナや機材が必要な左旋放送は、BS放送の「NHK-BS8K」1チャンネルのみになっています。

したがって、すでにお住まいに2K対応のBS/CSアンテナや設備があるお住まいでは、この左旋チャンネルをご覧にならない限りは、すぐにアンテナなど機材を4K8K型に交換する必要はないと言えます。

【工事費込み】テレビアンテナ設置にかかる費用総額の目安

お客様にとって、テレビアンテナ選びと並行して気になるポイントが、設置にかかる費用ではないでしょうか。
ここでは、アンテナ本体の価格と基本的な設置工事費を含んだアンテナ工事費用の総額について、料金相場を一覧でご紹介します。

アンテナの種類 費用相場(工事費込み) 備考
📺 地デジアンテナ
八木式アンテナ 22,000円 ~ 30,000円 もっともリーズナブル。
デザインアンテナ 25,000円 ~ 35,000円 外観を重視する場合の人気選択肢。
ユニコーンアンテナ 33,000円 ~ 40,000円 デザインと受信性能を両立できるがもっとも高価。
🛰️ 衛星放送用アンテナ
BS/CSアンテナ(2K4K8K対応) 25,000円 ~ 35,000円 単体で設置する場合。
🔧 セット工事
地デジ + BS/CSアンテナ 30,000円 ~ 70,000円 地デジアンテナの種類により変動。セットがお得。

※上記は各種アンテナの一般的な設置費用の相場です。

【状況によって発生する追加費用】
上記の基本料金に加えて、ご自宅の状況によっては以下の追加費用が発生する場合があります。

  • ブースター(増幅器)設置費:20,000円~35,000円(機材費込み)
    • 電波が弱い場合や、住宅内にテレビを3台以上設置する場合に必要な機器がアンテナ用のブースターです。
    • 地デジアンテナのみか、BS/CSアンテナも設置するかによって、対応するブースター機器や価格が異なります。
  • 分配工事費: 5,000円~(機材費込み)
    • アンテナからの配線を複数の部屋に分ける機材の設置工事です。
  • 高所作業費: 5,000円~
    • 3階建ての住宅など、特殊な足場が必要な工事の場合に発生します。
  • 古いアンテナの撤去・処分費: 5,000円~10,000円
    • 古いアンテナを取り外す工事費用です。多くの場合、不要なアンテナの処分費も含まれます。
    • 既存のアンテナを交換する工事の場合に必要です。

最終的な費用は、必ず業者から工事前の見積もりによって確認することが大切です。
「見積もり後の追加料金は一切なし」と明言している業者を選ぶと、より安心して依頼できます。

アンテナ設置はDIYできる?プロに頼むべき?

アンテナ設置費用を少しでも抑えたいと考えたとき、人によっては「自分でDIYによってアンテナ工事はできないだろうか?」という考えが頭をよぎるかもしれません。
ここではアンテナ工事について、DIYと専門業者への依頼、それぞれのメリットとデメリットを冷静に比較してみましょう。

DIYのリスク|高所作業の危険と電波調整の難しさ

結論から言うと、特に新築一戸建ての場合、アンテナ設置のDIYは推奨できません。
その理由は、費用削減というメリットを大きく上回るリスクが伴うためです。

DIYの主なリスク

  • 転落事故の危険:屋根の上など高所での作業は、たとえ慣れているつもりでも一般の方にとっては非常に危険です。
  • 最適な電波調整の困難:アンテナは正確な角度調整が必要で、特にBS/CSアンテナは1度単位のズレで受信感度が大きく変わります。専用の測定器なしで最適な方向と角度を見つけるのは至難の業です。
  • 複雑な配線:ブースターの設置や各部屋への分配など、正しい知識がないとテレビが映らない原因になります。
  • 住宅や家財の破損:工事中に手順を誤る、また高所からアンテナを落とすなどすると、大切なご新居や車などを破損してしまう危険性もあります。
  • 結果的に高コストに:うまくいかずに結局、業者を呼ぶ結果になると、時間も費用も二重にかかってしまいます。

基本的にDIYでアンテナ設置が可能になるのは、ベランダにデザインアンテナやBS/CSアンテナを設置するなど、作業の安全が確保できて、ブースターや分配器など配線部の機材もほとんど使用しない、ごくシンプルな工事のみです。
大切なご新居で快適なテレビライフをスタートさせるためにも、安易なDIYアンテナ工事は避けるのが賢明です。

専門業者に依頼するメリット|長期的な安心と確実性

専門業者に依頼する最大のメリットは、何と言っても「安全性」と「確実性」です。
プロの技術者(アンテナ職人)は、高所作業にも万全の安全対策を徹底した上で、専用の測定器を用いてご自宅の電波環境に最適なアンテナと設置場所を的確に判断し、確実な工事を行ってくれます。

さらに、多くの優良業者は工事後に長期保証を付けてくれます。
万が一、テレビの映りが悪くなるなどのトラブルが発生しても、保証期間内であれば無償で対応してもらえるため、長期的な安心感を得られます。
初期費用はかかりますが、10年以上快適にテレビを見られることを考えれば、結果的にコストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。

失敗しないアンテナ工事業者の選び方5つのチェックポイント

「業者に頼むのが一番なのは分かったけど、どこに頼めばいいの?」
そう思われたお客様のために、この項目では、数あるアンテナ工事業者の中から、信頼できる優良業者を見抜くための5つのチェックポイントをご紹介します。
この基準で業者を比較検討すれば、良心的な優良業者しか残らず、悪徳業者に引っかかるリスクを大幅に減らすことができます。

①完全自社施工で実績が豊富か

業者選びでまず確認したいのが、アンテナ工事の施工が「完全自社施工」であるかどうかです。
下請け業者に工事を丸投げしている会社の場合、中間マージンで工事費用が割高になるほか、担当する業者によって技術レベルにばらつきが出たり、トラブル時の責任の所在が曖昧になったりする可能性があります。
その点、経験豊富な自社のスタッフが一貫して対応してくれる業者なら安心です。
例えば、本記事にご協力いただいた、優秀なアンテナ職人が所属する「あさひアンテナ」のように、自社スタッフによる完全自社施工を徹底し、年間6,000件以上の施工実績を誇る業者は、多様な現場で培った高い技術力とノウハウが期待できます。

②見積もり後の追加料金がない明朗会計か

料金トラブルを避けるためにも、会計の透明性は非常に重要です。
事前の見積もりに際して、以下の点を必ず確認してください。

  • 見積もりは無料か。
  • 見積書の内訳が項目別に詳細で分かりやすいか。
  • 「見積もり後の追加料金は一切発生しません」と明言しているか。

事前に総額が確定する明朗会計の業者を選べば、工事当日になって予期せぬ費用を請求される心配がありません。
「あさひアンテナ」では、この項目にもすべて該当する明朗会計を徹底しています。

③長期保証(8年以上)が付いているか

テレビアンテナは設置から10年以上の長期間、使用する設備であるため、業者によるアフターサービスの手厚さも重要な判断基準です。
工事後の保証期間は、自社施工のアンテナでトラブルの可能性は低いという、その業者の技術力に対する自信の表れとも言えます。
業界標準は5年程度ですが、中には「あさひアンテナ」のように業界最長クラスの10年保証を提供している業者もあります。
最低でも8年以上の長期保証を付けてくれる業者を選ぶと、工事後も安心です。

④問い合わせへの対応が迅速で丁寧か

実際に電話やメールで業者へと問い合わせた際の対応も、良い業者を見極めるための重要なヒントになります。

  • スタッフの言葉遣いは丁寧か。
  • 専門用語ばかりでなく、素人にも分かりやすく説明してくれるか。
  • 質問に対して的確に回答してくれるか。
  • フリーダイヤルやメール、LINEなど、気軽に相談できる窓口があるか。

顧客の立場に立った親身な対応をしてくれる業者は、施工も丁寧である可能性が高くなります。「あさひアンテナ」でも社員研修によりスタッフ一同、お客様ファーストの対応を徹底するよう努めています。

⑤口コミや評判が良いか

実際にその業者を利用した人の声は、非常に参考になります。
インターネットの口コミサイトやGoogleマップのレビューなどを確認してください。
「対応が早かった」「説明が丁寧で安心できた」といった良い評価が多いのはもちろんですが、万が一ネガティブな口コミがあった場合に、業者がどのような対応をしているかもチェックすると、その企業の誠実さが分かります。
「あさひアンテナ」のように、第三者機関による顧客満足度調査で高い評価を得ているかどうかも、客観的な判断材料になります。

まとめ:最適なアンテナ選びで快適なテレビライフを

今回の記事では、主に新築一戸建て向けのテレビアンテナについて、種類ごとの特徴から選び方のポイント、費用相場、そして信頼できる業者の見極め方までを、プロのアンテナ職人による説明を元に、詳しく解説しました。

複雑に見えるテレビアンテナ選びも、以下の3つのポイントを順番に整理していけば、ご自宅に最適な選択肢が見えてきます。

  1. 電波環境を把握する:まずは専門業者に無料の電波調査を依頼し、自宅がどの「電界地域」にあたるかを知る。
  2. デザインと設置場所の希望を決める:家の外観やアンテナの耐久性も考慮して、どこにどのようなアンテナを設置するかを考える。
  3. 見たいテレビ放送を明確にする:地デジだけで良いのか、衛星放送(BS/CS)の専門チャンネルも楽しみたいのかを決める。

これらのポイントを踏まえた上で、信頼できるアンテナ工事業者へとご相談になることが、後悔しないアンテナ選びへのもっとも確実な近道です。

もしお客様は関東・関西エリアにお住まいであれば、まずは本記事でもご紹介したアンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」までお問い合わせになることをおすすめします。
あさひアンテナでは、アンテナ工事に伴う事前の電波調査、お見積もりは、出張料やキャンセル料を含めた完全無料で対応しています。
優良業者を見極めるための重要なポイント「相見積もり」にも対応していることはもちろん、急なトラブルなどで工事をお急ぎの方には即日工事にも対応できます。

またアンテナ工事や各種機材の工事なども、明確な価格体系と、国産大手メーカーの機材をセットにした低価格の基本料金でご案内しており、綿密な電波調査により、現場で可能な工事の中からお客様のご要望に最適な工事を、業界最安に挑む価格で御提案します。
実際の工事は完全自社施工により、優れたアンテナ職人が、見栄えよく丈夫なアンテナ設置から、丁寧で防水処理も完璧な配線まで、高品質な施工を行います。

アンテナ設置の完了後は、すべての部屋でテレビの映り、受信状況を確認して施工完了とします。工事料金のお支払いは各種クレジットカード、電子マネーにも対応しています。もちろん施工完了日から業界最長クラスの10年保証で、お客様には末永いご安心もお約束しています。

アンテナ工事に関するご相談は、どのようなことでも、まずはあさひアンテナのフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントまでご相談になれば安心といえるでしょう。
本記事が、あなたの新しいお住まいにおいて、快適なテレビライフをスタートさせる一助となれれば、執筆担当者としても幸いです。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。