地デジアンテナの性能について
素子とは??
地デジアンテナの性能を表す単位として「素子」があります。素子とは、魚の骨のような形状の八木式アンテナのあばら、上の写真の矢印で指した部分のことです。またの名称をエレメントととも言います。この素子(またはエレメント)が14本ならば14素子アンテナ、20本ならば20素子アンテナ、26本ならば26素子アンテナ、27本ならば27素子アンテナ、30本ならば30素子アンテナということになるわけです。素子数が増えれば増えるほどに、利得(性能)は高く、高感度なものになります。個人の一戸建てにもっとも多く見られる簡易普及版は20素子アンテナです。同じ20素子アンテナでも、高性能20素子アンテナ(パラスダック式アンテナ)というものが存在し、エレメントの形状が異なり、見た目が少しゴツいものなります。ご自宅がどれほど電波塔から離れているか、どれほど障害物が多いのか、物件ごとによって条件が異なり、したがって電波状況も異なるため、適切なものを設置する必要があります。電波が良好であれば、アンテナ工事業者は20素子アンテナを設置することが多いのですが、いまひとつな場合は高性能アンテナを設置しなくてはならないこともあります。かつて電波障害エリアだった地域は、東京スカイツリーが完成した今もなお、電波が弱かったりすることがありますので、マンションのような大型の建物だけではなく、一般家庭に使用することも多々あります。
高性能アンテナ(パラスダック式アンテナ)のメリット・デメリット
当然ながらパラスダック式アンテナの最大のメリットは、簡易普及版のアンテナに比べて受信感度が高いということです。弱電界地域であっても、パラスダック式アンテナであれば映像が綺麗に映るということがあります。そしてデメリットは、風を受ける面積と重量が大きくなるということです。つまりその分だけ倒れやすくなるという意味です。テレビは綺麗に映りさえすればよいので、受信感度が高いアンテナをいたずらにつけても意味がないのです。高性能電波レベルチェッカーを用いて、お客様のご自宅に適切な工事を致しますので、ぜひあさひアンテナにお任せ下さいませ。
デザインアンテナの◯◯素子相当とは??
上の写真、新品のデザインアンテナを梱包しているダンボールに記載されている20素子相当の意味は、20素子八木式アンテナと同等性能という意味ではありません。高性能電波測定器で電波を測定すると、実測値として八木式アンテナのおよそ7割〜8割程度の受信感度です。「大丈夫なの??」というお声が聞こえてきそうですが、当店の職人は「悪天候でもテレビが綺麗に映る」という基準値で設置でしておりますのでご安心くださいませ。その名称のとおり、デザインアンテナの最大のメリットは、そのデザイン性にあり、見た目がスマートになります。圧倒的に人気を誇るデザインアンテナ。「電波が弱いから無理だろう」と最初からあきらめず、一度当店にお問い合わせくださいませ。確実なことは、どんなプロでも設置する場所で電波を測定しなくては分からないものなのです。お任せください!