【2022年度最新版】地デジ放送は映るのにBS/CS衛星放送が映らない場合の対処法

2022年08月02日

令和の現代社会では、地上波デジタル放送(地デジ)だけでなく、BS、CSの衛星放送も日常に溶け込んでおります。現在ではテレビが視聴できる世帯において、BS/CSアンテナの普及率は7割を超えているといわれます。

基本的に地デジアンテナを設置すれば無料で視聴でき、ニュースや娯楽番組など、日本のほぼ全国で同じ番組を見ることができる地デジ放送に比べ、衛星放送であるBS、CS放送は、NHKや各広域民放などの無料放送でも、よりクオリティの高い番組を視聴できる他、有料の専門チャンネルは映画、時代劇、アニメ、スポーツなど、多彩なジャンルと細分化した内容で、趣味に合わせた番組も楽しめます。

万人向けの情報やテレビ番組を視聴できる地デジと、よりクオリティの高い番組や、個人の嗜好に合わせた番組を選択できる衛星放送。いまではどちらの放送も日常になくてはならないと思われる人も多いでしょう。

 

ただ基本的な事項として皆様もご存じでしょうが、地デジ放送とBS/CSではアンテナやチューナーの種類をはじめ、受信の方法がまったく異なっております。そのため地デジ放送とBS、CSの衛星放送の双方を楽しんでおられるご自宅で、ときにアンテナや機器のトラブルにより、地デジ、衛星放送のどちらか一方は正常に視聴できるのに、一方だけが突然、映らなくなるといった事態も起こりえます。

 

当コラムでは主に、地デジとBS/CS、双方のアンテナを設置しているご自宅で、地デジ放送はきちんと視聴できるのに、BS/CSの衛星放送だけが正常に映らなくなったという事態について、考えられる原因と、ご自宅で可能な対処方法について、2022年(令和4年)の最新データを元にご説明いたします。

衛星放送と地デジ、どちらか一方のみのトラブルについては、考えられる原因も限られてまいります。このコラムを元に、地デジと衛星放送の基礎知識を踏まえて、問題が生じていると思われる部分に、適切な対処を取っていただければと思います。

 

【テレビ放送「地デジ」「BS/CS(衛星放送)」の違い】

まずは基礎知識としてBS/CSの衛星放送と、地デジ放送の違いをご説明いたします。

 

・地上波デジタル放送

地上波デジタル放送は、2011年(平成23年)7月24日、それまでの地上アナログ放送から切り替わった地上波テレビ放送の形式です。電波で送信されるデータがデジタル化されたことで圧縮できるようになり、より大量の情報を送信することが可能となりました。それによりフルハイビジョン(FHD、2K)の高画質化やデータ放送など、アナログ放送にはなかった多くの性能が追加されています。

地デジ放送も従来のアナログ放送と同じく、東京都を中心に周辺の県の多くのエリアをカバーする東京スカイツリーをはじめ、日本各地の要所に設置された地デジの中継局(電波塔)から電波を送信しています。

地デジ放送は、自宅に地デジアンテナを設置することで、無料で視聴できるという点が最大のメリットになります。正確には地デジ放送用のチューナーも必要となりますが、現在のテレビやレコーダーなどの機器には最初から内蔵されております。なお現在の地デジアンテナ機種には、主に「八木式アンテナ」「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」の3種類が存在します。

地デジの中継局は、日本では電波が届きにくい山間部や過疎地などを除いた、多くの地域に設置されており、日本国内でも人口が多い市街地、住宅地などの主要地域であれば、おおむね地デジ電波を受信できます。

ただ日本国内でも中継局からの距離や地形、環境によって、地デジ電波が強く受信しやすい「強電界地域」。逆に電波が弱いため高性能アンテナなどが必要となる「弱電界地域」。その中間の「中電界地域」が存在します。さらに中継局から距離が遠い山地などで、地デジ電波の受信が困難になる地デジ難視聴地域も存在します。

 

・衛星放送(BS/CS)

衛星放送とは、赤道の上空、約36,000キロの宇宙空間に位置し、地球周回軌道を回り続ける人工衛星から、地上へと放送電波を送るテレビ放送のことです。人工衛星の静止軌道からは、地球のほぼ半球が一定方向で捕捉され続けるため、地上波デジタル放送に比べて、はるかに広範囲での受信が可能となります。

そのため衛星放送は、地デジ放送に比べ、山や建物など地上の障害物が多いエリアでも電波が乱れない。大容量の情報を効率よく広域に送信できる。地球上で起こる災害などにも強いといったメリットがございます。

日本国内での衛星放送には、「BS放送」「CS放送」の2種類があります。

BS放送は「Broadcasting Satellites放送」の意味で「放送衛星」を利用した衛星放送です。一般家庭での視聴を目的とする放送であり、現在は東経110度に打ち上げられた放送衛星が用いられています。

一般視聴用のBS放送には「NHK-BS1」や「BSフジ」「BS日テレ」など、地上波と同じくNHK、各広域民放のチャンネルがあり、これらは地デジ放送と同じくBS/CSアンテナや機器の設置により無料で視聴できます。他にも「WOWOW」「BSスカパー!」など有料の専門チャンネルが数多くあり、これらはチャンネルごとに契約を結んで月額料金を支払うことで視聴できます。

CS放送は「Communication Satellites放送」の略で、BS放送とは別の「通信衛星」を用いる衛星放送です。現在、CS放送で視聴できるサービスは、110度CSデジタル放送「スカパー!」と、124/128度CSデジタル放送「スカパー!プレミアムサービス」の2つです。

CS放送の特徴はその多チャンネル性にあります。映画、アニメ、テレビドラマ、スポーツなど幅広く、細分化された専門チャンネルが存在します。ただ両サービスとも一部を除く大半が有料チャンネルで、それぞれのサービスの基本料金および、各チャンネルやパックでの月額契約料金が必要です。

BSおよびCS(スカパー!)の衛星放送を視聴するための設備では、BS/110度CSアンテナおよびBS、CS対応チューナーのテレビなどの機器も必要となります。ただ現在のテレビ、レコーダーなどの多くには、最初からBS、CS対応のチューナーが内蔵されています。

「スカパー!プレミアムサービス」は通信衛星の位置が異なるため、視聴にはBS/CSアンテナとは別の、専用のアンテナとチューナーが必要です。ただ一台のアンテナで、BSおよび110度CS(スカパー!)、124/128度CS(スカパー!プレミアムサービス)のすべてを受信できる「3波対応アンテナ」も存在します。

なお衛星放送のアンテナは、受信したい放送の人工衛星が位置する東経110度、または124度、128度の方向へ正確に向けなければなりません。その方向に建築物や建物などの障害物がある場合は受信できなくなり、障害物を避ける工夫が必要です。また豪雨や豪雪などの際には乱反射で衛星電波が乱れ、受信不良、受信不能などが生じる。人工衛星が赤道上空に位置するため、日本国内では北に行くほど電波が弱くなるといった性質もございます。

さらに2018年(平成30年)12月より、BS、CS放送において、従来の2K放送より格段に高解像度となった、いわゆる4K8K放送の「新4K8K衛星放送」がスタートしています。この新4K8K衛星放送を視聴するためには、4K8K対応のテレビとチューナーが必要な他、一部を除く多くの4K8Kチャンネルを視聴するためには、4K8K対応のBS/CSアンテナや対応する機器、アンテナケーブルなども必要となります。

 

(テレビアンテナ以外で地デジ、衛星放送のチャンネルを視聴する方法)

衛星放送、地デジの各チャンネルとも、アンテナでの受信の他、光回線を使った光テレビや、ケーブルテレビ(CATV)でも視聴できます。これらの方法にはサービス会社との契約および月額料金が必要ですが、同じ方法でBS/CS、地デジの多くのチャンネルをまとめて視聴できる。BS/CSや地デジの受信が難しいエリアでも安定して視聴できるといったメリットがございます。

 

【地デジは映るがBS/CSが映らない原因とその対策】

前述のように、地デジ放送とBS/CS放送は、視聴するテレビは同じであっても、それぞれの電波を受信するアンテナから、受信した電波を放送に変換するチューナーまでが別個のものになっております。そのため、BS/CSと地デジ、どちらか一方は正常に映るのに、もう一方の視聴にトラブルが生じるという事態も起こりえます。

 

地デジ放送はきちんと映るのに、BS、CS放送だけ映像などに支障が出るトラブルの原因としては、BS/CS電波のレベル(強さ)や風雨などの影響で適切に受信できていない外的要因と、自宅のBS/CS用アンテナやチューナー、テレビなどの機器に問題がある内的要因の2通りが考えられます。ここでは、要因別に考えられるトラブルの原因についてご説明してゆきます。

 

(外的要因で考えられる原因)

・1:BS、CS各電波の状態が悪化した。

それまで安定してBS、CS放送が映っていた現場で、急に映らなくなった場合は、人工衛星から送られるBS、CSの電波状況が悪化している可能性があります。前述のようにBS、CSの電波は人工衛星とBS/CSアンテナの間に障害物が存在すると、急激に電波状態が悪化します。

それまでに存在しなかった障害物が生じる具体例としては、

 

・家の前に新しく高層マンションなどの建築物が建設された。

・近隣の樹木が高く伸び、また葉が生い茂ってきた。

・アンテナを向けた方向の近隣の住宅などで洗濯物が干されている。

 

などが考えられます。これらの障害物によりBS、CSの電波状況が悪化している場合は、アンテナの設置場所を変更する。また可能であれば障害物を移動、撤去するといった対応が必要となります。また地デジ、衛星放送とも、受信できる電波が強すぎても逆に映像が乱れる、映らなくなるなどの不具合が発生します。その場合はアンテナの角度の調整や設置場所の変更、また電波を適切なレベルにまで弱めるアッテネーター(減衰器)の設置などで対応します。

電波障害に関して、詳しくは以下のコラムをご確認ください。
【2022年度最新版】地デジ、衛星放送で起こりえる電波障害の種類とその対処法

・2:悪天候などによる不具合。

衛星放送、地デジなどの放送電波は、一年を通して、気候や天候などの影響により、ある程度の変化が起こります。特に人工衛星から送信されるBS、CSの電波は、大雨や大雪などの際には雨粒や雪で乱反射して、受信状態が悪化いたします。

強い雨や雪、また台風などのさなかに、BS、CSの受信不良が発生した場合は、天候が回復してからあらためてご確認ください。

天候が回復した後もBS、CSが映らない場合は、アンテナの状況を確認する必要があります。パラボラアンテナであるBS、CSアンテナは、その形状から耐風仕様のものでない限り、風圧などの影響を受けやすくなります。特にアンテナが経年劣化している場合は、気候などの影響で角度がずれる、倒れるなどの事態が発生することがございます。

地デジ、BS/CSアンテナとも、設置から年月が経ったもので、大きな台風や地震などが発生した場合は、事態が落ち着いた際に、アンテナの状態を確認する必要がございます。もしアンテナが倒れている、また目視で破損が確認できる場合は、放置すると重大な事故につながる恐れもございます。アンテナ工事の専門業者に依頼して、早急に復旧されることをお勧めいたします。

 

・3:放送局が放送休止中、または放送されていないチャンネルを選んでいる場合の「E203」「E204」。

BS、CS放送が映らずテレビ画面に「E203」のエラーコードが表示されている場合は、その放送局が放送休止中であることを示します。番組表などを確認して、放送局が放送休止の時間帯ではないかをご確認ください。

また「E204」が表示される場合は、放送されていないチャンネルを選んでいると考えられます。これらの場合、放送中である他のBS、CSのチャンネルを選んできちんと映るようであれば、特に問題はございません。

ただ、放送されているチャンネルで、放送休止中でもないのにこれらのエラーコードが表示される場合は、BS、CSの受信状態が良くないことも考えられます。ご自宅のBS、CSのアンテナやケーブルの状態を見直す。また一度テレビの電源を切ってコンセントを抜き、数分待ってからふたたび電源を入れるという方法で、テレビのリセットを行うことにより復旧する可能性もございます。

 

・4:有料チャンネルの契約を行っていない、契約期限が切れている場合の「E205」。

BS、CS放送とも、月額契約で視聴できる有料チャンネルが数多く多くございます。

テレビ画面に「E205」のエラーコードが表示されている場合は、これら有料チャンネルの契約をしていないか、契約期限が切れていることが考えられます。選んだチャンネルが有料チャンネルか、きちんと契約を結んでいるかをご確認ください。

ご契約中のチャンネルの場合では、誤って契約を解除した。また使用しているクレジットカードの期限切れなどにより、契約料金が支払われておらず契約が解除されたなどの可能性が考えられます。月額料金の支払いに使用している銀行口座の残高やカードの有効期限。またBS、CSの公式サイトなどで契約状況をご確認ください。

 

・5:BS/CSの電波、またはアンテナに異常がある場合の「E201」「E202」。

テレビ画面に「E201」のエラーコードが表示されている場合は、アンテナが受信しているBS/CSの電波が弱くなっていることを意味します。

前述のように悪天候の場合は、天候の回復を待ってください。天候に問題がなければ、BS/CSアンテナの角度や位置に狂いが生じた可能性がございます。アンテナの角度などを確認し、調整してください。またアンテナ本体ではなく、アンテナのケーブルに劣化や接続不良などの問題が生じている場合も「E201」が表示されることがございます。

「E202」のエラーコードが表示されている場合は、BS/CSアンテナがまったく電波を受信していない、現場に電波が届いていないことを意味します。アンテナの不具合やケーブルの接触不良などをご確認ください。それらを確認しても原因が分からない場合は、アンテナ工事の専門業者に調査をご依頼ください。

 

(内的要因で考えられる原因)

・1:配線方法やケーブルのトラブル。

BS/CSアンテナとテレビなどの機器をつなぐケーブルや配線の方法に問題があると、BS、CS放送が映らなくなることがございます。テレビに接続されているケーブルや接続端子の状態を確認してください。

ケーブルのトラブルには、主に、

 

・ケーブルが極度に曲がってつぶれている。

・ケーブルが破損、断線、または老朽化している。

・ケーブルと端子の接続がゆるんでいる。

・ケーブルと端子の接続部にホコリがたまっている。

・室内の掃除や模様替えなどでテレビを移動させた際に、接続がゆるむ、また接続し直す際に配線方法を間違えている。

・室内犬などのペットがケーブルをかじり、破損させている。

 

このような場合は、いったんケーブルを外して点検し、接続部の汚れを落とします。そして接続場所が正しいか、テレビなどのマニュアルを確認して、正しい接続位置にしっかりと接続し直してください。ケーブル自体が痛んでいる場合は、新品に交換してください。

適切なアンテナケーブルの種類や接続方法は、以下のコラムをご確認ください。
アンテナとテレビを結ぶアンテナケーブル、その種類と性能を徹底解説!

・2:テレビ本体のチャンネル設定が合っていない。

新品のテレビなどでBS、CS放送を視聴する場合には、BS/CSアンテナとテレビ本体を接続するだけでなく、テレビ本体で受信できるBS、CSの電波をスキャンして、視聴できるチャンネル設定を行う必要がございます。BS/CS放送、地デジ放送ともに、最初にチャンネル設定を行わないと正しく映りません。BS、CSのチャンネルスキャンが必要な場合としては、

 

・新品のテレビなど機器を購入した。

・テレビなどの設定をリセットした。

・BS、CSの電波状態が異なる別の地域へと引っ越した。

 

などが考えられます。設定の方法はテレビのマニュアルやガイダンスなどを確認して、メニュー画面から行ってください。また引っ越しなどで、それ以前の住居で使っていたテレビなどの機器を設置した場合には、さほど離れた場所でなくとも、チャンネルの再設定を行ってください。マンションなど集合住宅から集合住宅へ引っ越した場合は、共聴アンテナの有無も確認してください。共聴アンテナがある物件からない物件へと引っ越した場合、BS/CS放送が視聴できなくなるケースもございます。

 

・3:BS、CSの電波状況が悪い、または良すぎる。

前述のように、そのエリアでBS、CSの電波状態が悪い、また逆に強すぎてもBS/CSが映らなくなるケースございます。前述のように日本でのBS、CS放送の場合は、赤道上の人工衛星に近い南側ほど電波が強く、北に行くほど弱まっていく傾向がございます。

現場でBS、CSの電波状態が弱い場合は、アンテナが受信した電波を増幅させる「ブースター(増幅器)」を設置することで、安定した視聴が可能になります。逆に電波状態が良すぎて視聴に支障が出る場合は、前述したアッテネーターを設置することで、適切な電波レベルまで抑えることが可能です。

 

・4:BS/CSアンテナの向きや角度のずれ。

これも前述したことですが、台風などの激しい風雨や地震などの影響で、BS/CSアンテナの向きや角度が変わってしまうこともございます。BS/CSアンテナは人工衛星の方向へ向ける必要があるため、わずかなズレでもBS、CSの電波が正確に受信できなくなり、受信不良の原因になるケースも考えられます、この場合は、アンテナの向きや角度を正しい位置に再調整すれば、受信状態も回復します。

ただ、ご自宅でのBS/CSアンテナの角度調整は、ミリ単位の調整が必要になるため難しく、アンテナを落下させる危険や、また設置位置によっては、ご自身が転落事故などに遭う危険性もございます。特に屋根の上など高所にアンテナが設置されている場合は、必ず専門のアンテナ工事業者に調整を依頼してください。

 

・5:ブースターやその他周辺機器の故障。

通常、BS/CSアンテナを設置している住宅では地デジアンテナも別に設置されております。双方のアンテナで受信した電波は、配線や機器をシンプルにするため、混合器という機器で一本のアンテナケーブルにまとめられて送信され、必要な場合はブースターで適切な強度に増幅されます。さらに分配器という機器を通し、そこから分かれる複数のケーブルを通じて、テレビ電波が屋内の各部屋にあるアンテナコンセントへと等分に分配されます。

さらにテレビなど各機器の前で、地デジとBS/CSの電波を分ける分波器という機器を通して、地デジとBS/CSのチューナーにそれぞれの電波が送られ、一台のテレビなどの機器で、地デジと衛星放送、双方の番組が視聴できるのです。

 

これらの機器にトラブルが生じると、BS、CS放送に限らず、テレビ放送がうまく映らなくなることがございます。

例えばブースターの故障では、電波が十分に増幅されないため、テレビ側で正しく受信できなくなります。分配器の故障では、一部の部屋に電波が送信されず、その部屋だけテレビが映らないという事態が起こりえます。

そして混合器や分波器の故障であれば、一本のケーブルにまとめられたた二種類の電波のうち、チューナー側ではどちらか一方、電波が強い側しか受信できなくなることがございます。この場合には、地デジとBS、CS放送のどちらか一方は正常に映るのに、もう一方が映らないといった事態になります。

また「新4K8K衛星放送」では、従来の衛星放送用の電波の周波数帯が不足したことにより、一部のチャンネルでは、従来の放送電波である「右旋回偏波」と呼ばれる電波とは異なる「左旋回偏波」という電波や、より高周波域の電波を使用しております。

そのため該当する4K8K放送の一部チャンネルは、4K8K対応ではない旧式のBS/CSアンテナや各種機器、また古くて細い一部のアンテナケーブルでは受信できないケースがございます。この場合には、4K8Kに対応するアンテナやケーブルなどへの交換が必要となります。

各機器に関する詳細は、以下のコラムをご参照ください。
ブースターの役割とは
【2022年最新版】アンテナ工事の「分配器」とは何?「分波器」「分岐器」との違い
【2022年最新版】「分配器」の設置・交換方法と注意点

・6:テレビ本体の故障や操作ミス。

BS、CS放送に限らずテレビ放送が映らない場合、単にテレビの主電源が切れている、また電源コンセントが抜けているといった単純なケースも意外と多くみられます。念のため、まずは電源やコンセントをご確認ください。

また購入から10年以上たったテレビなどの機器では、テレビ本体の基盤や各部の劣化により、BS、CS放送だけが映らないなど、さまざまな不具合が起こることもございます。その場合は、テレビのメーカーや購入店などに修理を依頼するか、使用年数によっては新しいテレビへの買い替えを検討するといった対処がございます。

テレビのの故障によるトラブルについては、以下のコラムをご確認ください。
【2022年度最新版】テレビ本体の不具合とその原因、必要な修理費用

他にも、2011年にアナログテレビ放送が終了する以前のテレビ機器などでは、リモコンに「地上波A」などアナログ放送用のボタンがついております。現在ではアナログボタンを押しても何も映りませんが、誤ってこのボタンを押している可能性もございます。

この場合は「地上D(地デジ)」や「BS」「CS」ボタンを押して、視聴できる放送に合わせれば解決いたします。

 

・7:B-CASカードの異常。

「B-CASカード」とは、テレビや録画機器を購入した際に同梱されているもので、BS、CS放送だけでなく、地デジにも必要となるICカードです。これはテレビ放送の著作権保護や有料放送、双方向サービスなどのために使われます。通常はテレビ本体の側面や裏側にB-CASカードが挿入されております。なお「BS・CS・地上共用カード」は赤色、地デジ専用機器の「地上デジタル専用カード」は青色のカードになります。

テレビ画面に「E100」「E101」「E102」などのエラーコードが表示されている場合は、このB-CASカードに問題があると考えられます。異常の原因には以下のようなものが挙げられます。

 

・B-CASカードが奥まで挿入されていない、または抜けている。

・B-CASカードが破損している、折れている。

・B-CASカードのICチップが汚れている、傷がついている。

・B-CASカードを挿入する方向が間違っている。

・間違ったB-CASカードを装入している。

 

まずはこれらの事態が生じていないかを確認してください。なおB-CASカードを抜く場合、事前にテレビの電源を切る必要がございます。リモコンで電源をオフにするのではなく、テレビ本体の電源ボタンを切ってから確認を行ってください。またB-CASカードも長年、挿入していると、経年劣化によって傷や汚れがつくことがあります。B-CASカードを抜いて、ICチップ部の汚れを落とし、正しい向きでしっかりと挿入し直してください。

これらの処置をとっても回復しない場合、B-CASカードそのものか、機器側のカード読み取り部が故障している可能性がございます。ご自宅に放送が正常に映る他のテレビがあれば、そちらのB-CASカードと入れ替えてみてください。それで正常に映った場合は、B-CASカード自体に不具合があると考えられ、カードの再発行が必要となります。

B-CASカードは「B-CAS公式サイト」で再発行の申し込みができます。1枚2,160円(送料、税込み)が必要となりますが、自宅に配送してもらえます。なお、古いB-CASカードは返信用封筒に入れて返却する必要があるため、保管しておいてください。

 

・8:BS/CS以外のケーブルや機器の問題。

BS/CSアンテナから電波を正しく受信できているのにBS、CSの放送が映らない場合は、ケーブル類のトラブルの可能性が考えられます。テレビなどの機器はアンテナケーブルの他に、テレビとレコーダーなどの機器を接続する「HDMIケーブル」など、さまざまなケーブルと接続されております。そして掃除や部屋の模様替えなどの際に、これらのケーブルの差し込みがゆるむ、または抜けてしまうこともございます。

BS、CS放送が映らなくなった場合は、これらのケーブルの一部に抜けやゆるみ、汚れや破損などがないかを確認してください。

接続部に汚れがある場合は、汚れを落として接続し直すなどの対処を行ってください。同時にブースターや混合器と分波器、分配器などの不具合の有無も確認してください。確認の方法が分からないときは、アンテナ工事の専門業者へご相談ください。

 

【BS、CS放送が映らない場合には「アンテナレベル」をチェック】

ご自宅のテレビでBS、CS放送の受信に問題が生じた場合には、受信状態を確認するため「アンテナレベル」をチェックしてください。アンテナレベルとは、アンテナが受信しているテレビ電波の強度を、0から100の数字などで表したものです。

アンテナが設置されている場所で、BS、CSの電波状態がよく、アンテナの設置も的確であるほど、この数値は大きくなります。

テレビ本体の機種やメーカーにより、表示方法や数値の基準などは異なりますが、BS、CS放送を快適に視聴するためには、おおむね50以上のアンテナレベルが必要とされています。

 

アンテナレベルの確認は、テレビ側からの操作により簡単に可能です。具体的な方法は、テレビのメーカーや機種によって違いはございますが、おおよその方法はほぼ共通しております。正確なアンテナレベルの確認方法は、テレビ内のガイダンスや、マニュアルなどを参考にしてください。

BS、CS放送のアンテナレベルが極端に低い場合は、周辺の電波状態が低下しているか、BS/CSアンテナ、機器などに不具合が生じていると考えられます。「0」であればアンテナや各種機器が機能しないほどの大きな故障や、また接続、ケーブルが途切れていることも考えられます。逆にアンテナレベルが高すぎる場合は、アッテネーターの設置で対応してください。

 

【まとめ】

ご自宅のテレビなどの機器で、地デジ放送は問題なく映るものの、BS、CSの衛星放送が映らなくなった場合の原因やその対処方法は、以上の通りとなります。またここで記したこととはまったく逆に、BS/CS放送は映るのに地デジが映らなくなった場合も、状況は正反対ながら、原因や対処方法には共通する部分が多くございます。

その場合は、以下のコラムを参照して、対処法などをご確認ください。

【2022年度最新版】BS/CS衛星放送は映るのに地デジ放送が映らない場合の対処法

 

どちらの場合も、コラム内に記した対処方法で回復しない場合は、BS/CS、地デジの受信状態をはじめ、各アンテナや、接続される機器、配線などに大きな問題が生じている可能性が高くなります。

アンテナ本体や機器の点検については、専門の知識や技術、機器、さらには高所などでの危険な作業も必要となってまいります。

BS/CS放送、地デジ放送どちらにせよ、受信できないなどのトラブルが生じ、ご自宅での対処が難しい場合は、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)かメールフォームLINEをはじめ、お住いのエリアに対応するアンテナ工事の専門業者にお問い合わせください。

 

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)
    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。