【すぐ解決!】B-CAS(ビーキャス)カードエラーの原因と対処法とは?エラーコードが出てテレビが映らない問題を完全解消!
「これから見たい番組があるのに、突然テレビ画面に『E101』と表示されて、テレビ放送が映らなくなった!」
「ネットで調べて『B-CASカード』が原因らしいとわかったけど、具体的にどう対処していいかわからない」
いまこの記事をお読みの方にも、まさしく上記のような状況に陥っていて、あわててスマホなどで対策を調べていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
さっきまでいつも通りテレビ放送を楽しんでおられたのに、急に画面にエラー―コードが出て映らなくなると、お困りになるのはもちろん、何が起こったのか、テレビやアンテナの故障かと、動揺されることと思います。
この記事では、お住まいで突然テレビが映らなくなった際の原因として、もっとも多いものといえる「B-CASカードのトラブル」について、その症状例と対処法を徹底解説いたします。
この記事は、技術系の専門知識を持つプロのライターが執筆を担当しています。
特にアンテナやテレビなどに関する専門知識に関しては、高い顧客満足度を誇るアンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」に所属する専門スタッフにお話を伺い、その知識と経験に基づく知見をもとに、実際的で正確な情報をまとめています。
本記事では、そもそもB-CASカードとは何かといった基礎知識から、B-CASカードの不具合で考えられる症状や対応するエラーコード、およびそれらへの個別の対処法、解決策を一覧で徹底的に解説しています。
この記事を最後までお読みいただければ、B-CASカードの問題や、その他の主要なトラブルで表示されるエラーコードの原因を正しく特定し、ご自身でもできる簡単な直し方から、テレビの中のカードに問題がある場合の交換方法、大掛かりな修理が必要な場合の専門家への相談まで、あらゆる解決策を知ることができます。
結論から申し上げると、B-CASカードのトラブルでテレビが映らなくなった場合、ほとんどのケースは、室内でできる簡単な対処により、すぐにテレビが映るようになります。
この記事をご参考に、安心して元の快適なテレビ視聴環境を取り戻してください。
そもそもB-CASカードとは何か?ACASチップとの違いも解説
B-CASカードとは、私たちが普段視聴している地上デジタル放送、および衛星放送のBS/CSデジタル放送において、放送コンテンツの著作権を保護するために使われているICカードです。
デジタル放送は映像信号を「0」「1」のデジタル信号に変換しており、映像が劣化しないコピーを簡単に行うことができます。そのため著作権保護のため、映像信号は暗号化されており、そのままでは受信しても視聴することができません。
そしてこのB-CASカードは、電波に乗せられて届く映像信号の暗号化を、テレビ(受信機器の)側で解除するカードキーのような役割を果たしています。
テレビやレコーダーなどの受信機器にある専用のスロットに、このカードを挿入することで初めて暗号化が解除され、番組を視聴できる仕組みになっています。
また、WOWOWなどの有料放送を契約した際の個人情報も、このカードに記録されています。
このB-CASカードには、地デジ放送用の赤カード、地デジ、BSCS対応の青カード。CATV専用のオレンジカードのほか、小型テレビ用のマイクロカード、店舗用カードなどもあります。
またB-CASカードはテレビなどのデジタル放送の受信機器に付属して、パッケージに入った状態で同梱されています。
ただこのカードは基本的に個人の所有物ではなく、管理会社である「株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ」から無償で貸与されているものです。
契約が書かれたパッケージの袋を破った時点で、契約に同意したとみなされます。
使用については料金やその他の手続きなどは不要ですが、譲渡や売却、許可のない処分などは規約で禁止されています。
そして、何らかの原因でテレビなど機器とB-CASカードの接触が悪くなったり、カード自体が破損したりすると、テレビ側がカードを正しく認識できなくなります。
その結果、機器側に「B-CASカードが挿入されていません」と判断され、テレビ放送が映らなくなり、対応するエラーコード(主に「E100」「E101」「E102」)とメッセージが表示されてしまうのです。
なお近年、発売されている4K/8K対応テレビの一部では、このB-CASカードスロットがなくなり、代わりに「ACASチップ」という電子部品が本体に内蔵されています。
ACASチップはB-CASカードと同様の機能を持ちますが、カードの抜き差しが不要なため、接触不良などのトラブルが起こりにくくなっているのが特徴です。
以下、B-CASカードとACASチップの主な違い、対応機器について解説します。
※上記はそれぞれの基本的な特徴になります。
まずはこれを試して!B-CASカードエラーの簡単対処法5ステップ
テレビ画面にB-CASカードのエラーが表示された場合には、専門知識や特別な機材がなくても試せる簡単な対処法があります。
多くの場合、B-CASカードのトラブルであれば、これらの基本的なステップで問題は解決します。
「カードの抜き差しはもう試した」という方も、正しい手順で行うことで改善する可能性がありますので、ぜひもう一度、確認しながら試してみてください。
以下の解説を参考に、落ち着いてひとつずつ進めていきましょう。
ステップ1:B-CASカードを正しく抜き差しする
もっとも基本的でありながら、非常に効果的であるのがB-CASカードの抜き差しです。
ただし、ただカードを抜いて挿すだけではなく、以下のような正しい手順で行うことが重要です。
- テレビまたはレコーダーの主電源を完全に切ります。
- B-CASカードをスロットからゆっくりと引き抜きます。
- カードの裏表や挿入方向が正しいか改めて確認します。
- カードをスロットの奥まで「カチッ」と音がするまで、しっかりと挿入します。
- テレビやレコーダーの電源を入れ、エラーが解消されたか確認します。
意外と見落としがちなのが、電源を入れたまま作業してしまうことです。
必ず電源を切ってから行うことで、機器への負担を防ぎ、エラーがリセットされやすくなります。
また、お住まいに複数のテレビ、レコーダーなどの受信機器があり、特定の受信機器でのみ不具合が発生する場合は、機器同士のB-CASカードを差し替えて映りを確認してみることも、問題の切り分けに役立ちます。
ステップ2:ICチップの汚れを優しく拭き取る
カードを長年使用していると、金色のICチップ部分にホコリや皮脂が付着し、接触不良の原因になることがあります。
カードを抜き取った際に、ICチップの状態も確認しましょう。
汚れている場合は、メガネ拭きやマイクロファイバークロスのような、乾いた柔らかい布で優しく拭き取ってください。
このとき、ティッシュペーパーは繊維が硬く、ICチップを傷つける可能性があるため使用を避けてください。
以下、B-CASカードを拭くのに適したもの、避けるべきものの一例です。
※上記はB-CASカード用の布の一例になります。
ステップ3:テレビ・レコーダーの電源をリセット(再起動)する
B-CASカード自体ではなく、テレビやレコーダー本体の一時的な内部基盤やソフトウェアの不具合で、何らかのエラーが発生している可能性もあります。
その場合は、機器の電源をいったん完全にリセットすることで改善することがあります。
テレビなどのリセット方法は、メーカーやモデルを問わず、以下の方法で行うことができます。
- リモコンの電源ではなく、テレビやレコーダー本体の電源ボタンを使って主電源を切ります。
- 本体の電源コードをコンセントから抜きます。
- そのまま2〜3分ほど放置します。
- 再度、電源コードをコンセントに差し込みます。
- 電源を入れ、エラーが消えているかどうかを確認します。
この方法により、機器の通電を一時的にカットすることで機器そのものが初期化され、軽度の不具合であれば解消されます。
この方法は、ACASチップが内蔵されているテレビで、チップに関するエラーコード(B-CASカードの場合と同一)が出た場合にも有効な対処法です。
またテレビやレコーダーのモデルによっては、独自のリセット・初期化方法を持つものもありますが、その場合、ユーザーによる設定や録画もリセットされ、出荷時の状態に戻ってしまう場合もありますので、どうかご注意ください。
【エラーコード別】表示されたメッセージの意味と原因を特定しよう
テレビなど受信機器でB-CASカード関連のエラーが発生すると、画面に「E100」「E101」「E102」などのエラーコードが表示されます。
エラーコードとは、テレビなど受信機器でテレビ放送を映し出せない不具合が生じた場合に、機器が自己診断し、その原因に対応するコードを表示する機能です。コードの種類や内容は基本的に、メーカーやモデルが異なっても共通しています。
特に上記のコードは、B-CASカードにまつわるエラーの原因を示しており、意味を知ることで、より的確な対処が可能になります。
以下、B-CASカードに関係するエラーコード、およびそれと同じくらい表示されることが多い、テレビアンテナの電波受信に関するエラーコードの種類と意味について解説します。
ご自宅でテレビの画面トラブルが発生した場合、まずは表示されているエラーコードと照らし合わせて、その原因を特定してください。
※上記はB-CASカードと電波の受信に関するエラーコードです。その他にも、トラブルの原因に応じたエラーコードが存在します。
以下、各エラーコードの詳細について解説していきます。
E100, E101, E102:カードの認識・接触不良・破損が原因
エラーコードの先頭が「E1~」から始まる数値の場合、その原因はB-CASカード自体(またはその状態)にある可能性が非常に高くなります。
以下は、各コードの正確な意味になります。
- E100:B-CASカード未挿入
カードが奥までしっかり挿入されていないか、裏表が逆になっているなどの可能性があります。まずは正しく挿入されているか確認してください。 - E101:ICチップ読み取りエラー
ICチップの汚れや、カードスロットとの接触不良が原因と考えられます。カードを抜いてICチップを優しく拭き、再度、挿入し直してみてください。 - E102:カード使用不可
カード自体が破損しているか、内部情報に異常がある状態です。基本的な対処法を試しても改善しない場合は、カードの故障が濃厚です。この場合は、B-CASカードの交換が必要になることがあります。
E201, E202, E203:アンテナからの電波受信に問題あり
エラーコードの先頭が「E2~」から始まる場合は、B-CASカードではなく、アンテナからの電波受信に問題があることを示しています。
以下に、各コードの詳細を解説します。
- E201:信号レベルの低下
大雨や大雪などの悪天候によって、一時的に電波が弱まっている状態です。天候が回復すれば自然に直ることがほとんどです。ただアンテナに軽度の角度のズレや破損、また配線部の軽度なトラブル、近隣に電波を遮る障害物があるなどの状況が発生しており、テレビに届く電波レベル(アンテナレベル)が低下している可能性も考えられます。 - E202:信号が受信できません
アンテナからテレビまで電波がまったく届いていない、あるいは極端に微弱な状態です。台風などでアンテナの向きが変わってしまっている、破損している、またアンテナケーブルが抜けたり断線したりしているなど、大きなトラブルの可能性があります。 - E203:放送休止
選択しているチャンネルが現在放送を行っていない状態です。番組表などで放送時間を確認してみてください。ただ場合によっては、テレビの診断ミスが生じて、アンテナトラブルなどによる受信不良の場合も、このエラーコードが表示されることもあります。
これらのエラーが出た場合は、アンテナが十分に電波を受信できない状態である可能性が高く、テレビなど本体のB-CASカードを抜き差ししても、問題は解決しません。
お住まいのテレビアンテナやケーブル、配線部の機材、また電波障害の確認など、周辺の受信環境のチェックが必要になります。
その他のエラーコードとは?
前述した上記以外にも、さまざまなエラーコードが存在します。
例えば、放送局や存在しないチャンネルや、契約していない有料放送(WOWOWなど)を選んだ場合に表示されるコード「E204」「E205」や、ケーブルがショートしたときのエラーコード「E209」などがあります。
基本的には画面に表示されるメッセージに従って対処すれば問題ありませんが、原因が分からない場合はテレビの取扱説明書を確認するか、メーカーのサポートセンターなどへ問い合わせてみてください。
原因はカード?テレビ?それともアンテナ?故障箇所を切り分ける診断フロー
「記事にある基本的な対処法を全部試したけど、それでもエラーコードが消えない」
そのような場合は、問題の根本原因がどこにあるのかを特定する必要があります。
考えられる原因には、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
- B-CASカード自体の故障
- テレビ・レコーダー本体の故障(カードスロットなど)
- アンテナ設備の問題(アンテナ、ケーブル、ブースターなど)
以下の診断フローに沿って確認すれば、専門知識がなくても原因の切り分けが可能です。
これにより、無駄な修理費用や買い替えを防ぐことにも繋がります。
※上記は基本的な対処ステップになります。
もしご家庭に別のテレビやレコーダーがない場合は、ステップ2からお試しください。
その他の症状:ブロックノイズ、特定のチャンネルだけ映らない
テレビ画面にエラーコードは表示されないものの、画面にモザイク状の「ブロックノイズ」や帯状のノイズが出る、映像がカクカクする、フリーズするなどテレビの映りが悪い場合も、アンテナからの電波が不安定になっている(アンテナレベルが弱まっている)ことが原因です。
また、「地デジ放送は問題なく映るのに、BS/CS放送(衛星放送)だけ映らない」といったケースでは、BS/CSアンテナの向きのズレや、ケーブルの接続不良、分配器の不具合などが考えられます。(もちろん逆のケースもあります)
これらの症状についても、アンテナレベルの確認が原因特定の第一歩となります。
B-CASカード自体の故障が濃厚な場合|交換・再発行の手順と費用
本記事による診断の結果、B-CASカード自体の故障の可能性が高いと判断された場合は、カードそのものを交換する必要があります。
B-CASカードは家電量販店などでは販売されておらず、管理元である「B-CAS社」に直接、再発行を申し込む必要があります。
その手続きは決して難しくありませんので、落ち着いて進めましょう。
手続きの具体的な流れと連絡先
B-CASカードの交換は、B-CAS社のカスタマーセンターに連絡して行います。
- 故障の最終確認
B-CAS社の公式サイトにある「今すぐ診断ナビ」で、最終的な故障診断を行います。 - カスタマーセンターへ連絡
診断結果で交換が必要と判断された場合、電話か公式サイトの「発行に関するお手続き」で申し込みます。連絡の際は、カード裏面に記載されている20桁のB-CASカード番号を準備しておくとスムーズです。- B-CASカスタマーセンター電話番号: 0570-000-261 (IP電話からは 045-680-2868)
- 受付時間: 午前10時~午後8時(年中無休)
- 費用の支払いとカードの受け取り
故障交換の場合、1枚あたり2,310円(送料・消費税込)の費用がかかります。
申し込み後、代金引換郵便で新しいカードが送られてきますので、配達員に料金を支払って受け取ります。通常、申し込みから1週間ほどで届きます。
注意点:フリマアプリやネットオークションでの購入は規約違反!
インターネット上のフリマアプリやオークションサイトで、B-CASカードが安価で出品されていることがあります。
しかし、前述のとおりB-CASカードはB-CAS社からの貸与品であり、第三者への譲渡や売買は利用規約で固く禁じられています。
非正規のルートで入手したカードは正常に動作しないだけでなく、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
カードの交換は、必ず正規のルートである「B-CASカスタマーセンター」を通じて行ってください。
それでも直らない?アンテナの不具合が原因かも【専門業者への相談も】
B-CASカードを交換してもエラーが直らない、またはエラーコードが「E202」などでアンテナの問題が疑われる場合は、お住まいのテレビアンテナ設備に不具合が生じている可能性が高いです。
アンテナ本体の向きのズレや故障、ケーブルの断線、電波を増幅するブースターの故障などは、ご自身で修理するのは非常に困難である上、高所作業には危険も伴います。
このような場合は、ご無理はなさらずアンテナ工事の専門業者に点検・修理をご依頼になることが、もっとも安全で確実な解決策です。
本記事についてご協力いただいた「あさひアンテナ」は、年間6,000件以上の施工実績を誇るアンテナ工事のプロフェッショナル集団です。
完全自社施工による高品質なサービスと、業界最長クラスの10年保証で、お客様のテレビ視聴環境を徹底的にサポートします。
アンテナの修理・交換は火災保険が使えることも
特に台風や強風、大雪、落雷といった自然災害、または予想外の事故によってお住まいのアンテナが故障した場合は、ご加入している火災保険が適用され、修理費用が補償されるケースがあります。
保険適用の可否は契約内容によりますが、修理費用の負担を大幅に軽減できる可能性があります。
ただし保証されるケースは自然災害(地震を除く)や事故などに限られます。経年劣化やご自身でのアンテナ調整工事などによる故障の場合は保証の対象外になるためご注意ください。
なお「あさひアンテナ」では、火災保険を利用したテレビアンテナ修理の実績も豊富です。
修理のご依頼時に、火災保険についてもご相談いただければ、修理に伴う必要書類や写真の作成、また保険申請に必要な書類の作成や、会社との交渉なども専門スタッフがサポートいたしますので、どうかお気軽にご相談ください。
アンテナのトラブルは専門業者へ!「あさひアンテナ」が選ばれる理由
テレビアンテナや配線部の故障、不具合でテレビが映らなくなったとき、修理や交換をどこに頼めばいいか分からない、という方も多いでしょう。
上記の項目でもご紹介した「あさひアンテナ」は、修理含むアンテナ工事の価格、品質、保証のすべてにおいて、お客様にご満足いただけるサービスを提供しています。
以下、あさひアンテナの主な強みについて、項目別にご紹介します。
年間6,000件以上の豊富な実績と高い技術力
「あさひアンテナ」は関東・関西エリアに密着し、年間6,000件を超えるアンテナ工事を行っています。
この圧倒的な実績は、多くのお客様から信頼をいただいている証です。
戸建て住宅、マンション、デザインアンテナ、4K8K対応BS/CSアンテナまで、あらゆる現場で培った高い技術力とノウハウにより、お客様の電波状況やご希望に合わせた最適なアンテナ工事をご提案します。
完全自社施工だから実現できる業界最安値水準&安心の10年保証
あさひアンテナでは下請け業者を一切使わない「完全自社施工」にこだわっています。
これにより中間マージンを徹底的にカットし、業界最安値水準の価格ながら、経験豊富な自社スタッフのアンテナ職人による高品質な工事を実現しました。
また、自社の施工技術に絶対の自信があるからこそ、工事後には業界最長クラスとなる「10年保証」をお付けしています。
工事後の万が一のトラブルにも迅速に対応して、長期的なご安心をお約束いたします。
即日対応も可能!見積もり・相談は無料
お住まいで急にテレビが映らなくなるトラブルが生じて、今すぐ何とかしてもらいたいという緊急のご要望にも、あさひアンテナではお応えしています。
あさひアンテナではフリーダイヤルへのお電話一本で、最短即日の対応も可能です。
電波調査や詳細なお見積もりは完全無料(出張料やキャンセル料など付随するすべての費用を含む)で行っており、お見積もり後に追加料金が発生することも一切ありません。
まずはお気軽に、あさひアンテナのフリーダイヤルやメールフォーム、LINEアカウントを通じて、お客様の状況をお聞かせください。
B-CASカードエラーに関するよくある質問(FAQ)
この項目では、B-CASカードのエラーに関して、お客様からよく寄せられる質問とその回答をQ&A形式でまとめました。
お客様の疑問に該当する項目がないか、どうかご確認ください。
Q1. レコーダーでエラーが出る場合の対処法は?
A1. テレビでエラーが出る場合と基本的に同じです。
まずはレコーダーの電源を切り、B-CASカードの抜き差しやICチップの清掃、レコーダー本体の電源リセット(コンセントの抜き差しなど)を試してください。
もしご家庭にテレビとレコーダーの両方がある場合、それぞれのB-CASカードを入れ替えてみることで、原因がカード側にあるのか、レコーダー本体にあるのかを切り分けることができます。
Q2. 新しいテレビにB-CASカードスロットがないけど大丈夫?
A2. はい、問題ありません。
2018年12月の新4K8K衛星放送開始以降に発売された多くの4K/8K対応テレビやレコーダーには、B-CASカードの代わりに「ACASチップ」という部品が本体に内蔵されています。
これはB-CASカードと同じ役割を果たすもので、物理的なカードを挿入する必要がありません。
そのため、カードの接触不良といったトラブルがなくなり、よりスマートにテレビを視聴できるようになっています。
Q. B-CASカードに寿命ってあるの?
A. B-CASカードはICカードの一種なので、物理的な寿命は存在します。
しかし、普通に使用していて数年で自然に壊れることは非常に稀です。
故障の原因の多くは、抜き差しを繰り返すことによるICチップの摩耗や傷、静電気による破損、カードの折れ曲がりなど、物理的なダメージによるものです。
丁寧に扱っていれば、10年以上問題なく使用できることがほとんどです。
Q. WOWOWなど有料放送の契約はどうなる?
A. WOWOWなどの有料放送の契約情報は、B-CASカードまたはACASチップのID番号に紐づいています。
そのため、新しいテレビやレコーダーに買い替えても、B-CASカードを差し替えることで契約情報を引き継ぐことができます。
一方でB-CASカードを交換した場合や、B-CASカードを使う機器から、ACASチップによる機器に買い替えた場合は、新しいカードのID番号をWOWOWなどの契約会社に連絡し、登録情報を変更してもらう必要があります。
これを忘れると、新しいカードでは有料放送を視聴できなくなってしまうのでご注意ください。
また、テレビとレコーダーで別々のカードを使っている場合、両方で視聴・録画するには、それぞれのカード番号で登録手続きが必要です。
Q. 「2038年問題」でカードが使えなくなるって本当?
A. これはまったくのデマです。
一時期、インターネット上で「2038年4月22日以降、B-CASカードが使えなくなる」という情報が広まりましたが、B-CAS社が公式にこれを否定しています。
B-CASカードの有効期限に関する処理は、カード自体ではなくテレビやレコーダーの受信機側で行われるよう規定されています。
そのため、特定の年月日が来たからといって、一斉にカードが使えなくなるようなことはありませんので、どうかご安心ください。
まとめ:B-CASカードのエラーは落ち着いて対処すれば解決できる
この記事では、お住まいのテレビなど受信機器で「B-CASカード」に関するエラーが表示されたときの原因と対処法について、詳しく解説しました。
お住まいで突然、テレビ放送が映らなくなってしまい、見たこともないエラーコードが表示されると、さぞ驚かれるかと思います。
ただ多くのエラーは、今回ご紹介した「カードの抜き差し」「ICチップの清掃」「電源のリセット」といった簡単な対処法によって解決できます。
まずは落ち着いて、テレビ画面のエラーコードをご確認の上、原因に応じた対処を試してみてください。
それでも改善しない場合は、診断フローに沿って原因を切り分け、カードの交換や専門業者への相談といった次のステップに進みましょう。
アンテナの不具合が疑われる場合は、高所作業の危険などを伴うため、無理せず「あさひアンテナ」をはじめとする、優良な専門業者にご相談ください。
あさひアンテナでは、フリーダイヤル(9:00-21:00)、もしくは年中無休24時間受付のメールフォーム、LINEアカウントにて、お客様からのアンテナ工事・修理のご相談を受け付けております。
テレビが映らないなどのご相談に関しては、まずは専門知識をもつオペレーターが、不具合の症状や受信環境などをお伺いして、考えられる原因と、お客様にも可能な対処法をご案内いたします。
お電話での案内でトラブルが解消された場合には、もちろん料金は1円もいただきませんので、どうかお気軽にお問い合わせくださいませ。
もちろんお電話などでトラブルが解決できず、アンテナは配線システムの大きなトラブルと思われる場合は、お電話口でそのままご依頼ください。
熟練のアンテナ職人がお住まいへと急行し、早急に原因を特定した上で、業界最安に挑むお見積もり価格で、適切な工事のご提案をいたします。
この記事が、ご自宅で発生したB-CASカードに関するトラブルや、その他の不具合を迅速に解消して、皆様の快適なテレビ視聴環境を取り戻す一助となれれば、筆者としても幸いです。




