壁面取付用の壁掛けアンテナ完全ガイド:メリット・デメリットや費用相場、壁以外に付ける方法、DIYの注意点までプロが解説!

2025年11月21日

新築の戸建て住宅で新生活をスタートする際に、必要となる重要な工事のひとつが、テレビアンテナの取り付け工事です。
現在の日本では、テレビアンテナ工事にあたって、まずは基本のアンテナとして、地上デジタル放送(地デジ放送)を受信するための地デジアンテナ(UHFアンテナ)を取り付けることになります。

従来の地デジアンテナと言えば、屋根の上に設置される魚の骨のような形をした、昔ながらの「八木式アンテナ(八木アンテナ)」と呼ばれる機種でした。
ただ八木式アンテナは受信性能に優れる半面、設置するとどうしても目立ってしまい、家の見た目に悪影響を与えるほか、風雨などに影響を受けやすいのが難点でした。

その解決策として現在、人気を集めているアンテナ機種、もしくは設置の方法が「壁掛けアンテナ」です。しかし、壁掛けアンテナにも機種や設置方法にいくつか種類があり、メリットだけでなくデメリットも存在します。

「外観がスッキリする壁掛けアンテナにしたいけど、本当にちゃんとテレビは映るのだろうか?」
「自宅の受信条件で本当に壁掛けアンテナを設置できるのか?」
「壁掛けアンテナを取り付けて、新築の壁に悪影響はないの?」
「壁掛け式のアンテナに決める前に、そのメリットやデメリットを知っておきたい」

新築やアンテナ交換、リフォームを機に、壁掛けアンテナに興味を持たれた方の中にも、このようなお悩みや疑問をお持ちの方もいらっしゃることと思われます。

実際に、正しい知識がないまま壁掛けアンテナを選んでしまうと「依頼した業者に設置を断られた」「設置費用が思ったより高くなった」「電波の受信が不安定でテレビが映らない」といった失敗や後悔につながるケースもあります。

そこでこの記事では、アンテナ工事のプロの視点から、壁掛けアンテナ(機種、設置方法)のすべてを徹底解説します。

本記事の執筆にあたり、壁掛けアンテナの代表格であるデザインアンテナ設置に関して豊富な実績を持ち評価されているアンテナ工事のプロ集団「あさひアンテナ」所属のアンテナ職人に取材を行い、実際の施工事例に基づく壁掛けアンテナのメリットやデメリット、設置の注意点などをすべて伺いました。
執筆は技術系の専門ライターが担当し、プロによる確かな解説を元に、難しい専門用語などは避けて、一般の方にもわかりやすくまとめています。

具体的な記事内容は、以下の通りになります。

  • 壁掛けアンテナの主な種類とそれぞれの特徴。
  • 導入前に知っておくべきメリット・デメリット。
  • 本体価格から工事費まで含めたリアルな費用相場。
  • DIYでの設置は可能なのか、プロに頼むべきかどうかの判断基準。
  • 安心して任せられる優良な専門業者の見極め方。

本記事を最後までお読みいただければ、皆様のお住まいに壁掛けアンテナは適しているか、またお住まいの環境や予算に最適のアンテナ機種や設置方法が見つかり、ご満足いただけるアンテナ設置を実現できるようになるでしょう。

お住まいの美しい外観と快適なテレビ視聴環境を両立させるための、最適解となる結論を、本記事で一緒に探していきましょう。

壁掛けアンテナとは?主な種類と特徴をわかりやすく解説

壁掛けアンテナとは、その名の通り、住宅の外壁やベランダの手すりなどに設置できる薄型でコンパクトな地デジ用テレビアンテナのことです。
一般的には「デザインアンテナ」や「平面アンテナ」という機種名で知られています。

このような機種は、2000年代初頭、かつてのアナログ放送から地デジ放送への転換により、使用される電波の波長が短くなり、地デジアンテナの小型化が可能になったことで実現したものです。
普及したのは2009年(平成21年)頃で、アナログ放送時代の主要なテレビアンテナであった従来の八木式アンテナとは異なり、住宅の外観に溶け込むデザイン性の高さが最大の特徴です。さらにその形状から自然環境の影響にも強くなっています。

近年では、デザイン性などのメリットはそのまま、受信性能を進化させたポール型の進化系モデル「ユニコーンアンテナ」も登場しているほか、その他アンテナ機種を壁掛けで設置する工法も広まり、さらに選択肢が広がっています。

現在ではデザインアンテナをはじめとする壁掛けアンテナは、新築戸建ての物件ではもっとも人気の高いアンテナ工事になっています。

この項目では、代表的な壁掛けアンテナの種類と概要、それぞれの特徴について詳しく見ていきます。

デザインアンテナ:もっともスタンダードな壁掛けタイプ

デザインアンテナ(平面アンテナ、薄型アンテナ、壁面アンテナ)は、現在もっとも普及している壁掛けアンテナ(地デジアンテナ)です。
縦長の長方形をした、パネルのようにフラットな形状かつ、同モデルのカラーバリエーションも豊富なため、住宅の外壁に設置しても目立ちにくいのが特徴です。

デザインアンテナの主な特徴や種類は、以下の一覧の通りです。

デザインアンテナの主な特徴 解説
形状 薄い箱型(長方形)
主な種類 20素子相当、26素子相当、強電界地域用コンパクトモデル
カラーバリエーション オフホワイト、ブラック、ブラウン、ベージュなど豊富
主な設置場所 外壁、ベランダ、屋根裏
メリット ・住宅の外観に自然な見た目で溶け込む。
・風雨の影響を受けにくく、倒壊リスクが低い。
・耐用年数が15年から20年と比較的長い。
デメリット ・八木式アンテナに比べて受信感度がやや劣る。
・電波塔の方向を向いた壁にしか設置できない。
・弱電界地域や障害物の多い場所では設置が難しい場合がある。
・設置には壁にビス穴を開ける必要がある。

※以上はデザインアンテナの主な特徴です。

特に新築住宅では、外壁の色に合わせてアンテナ本体色を選ぶことで、後付け感をなくし、住宅全体のデザイン性を保つことができます。

ただし、デザインアンテナは屋根の上に比べると、設置する高さが低くなりがちなため、やや受信感度が低下しやすく、特に近隣の電波塔がある方向の近隣に高層ビルや山、直近の隣家などがあると、地デジ電波を十分に受信できない場合があります。
これはデザインアンテナ本体の受信性能だけではなく、地デジ電波は近隣の電波塔の先端から周辺エリアへ、主に上空から下るような形で広がってくるため、同じ住宅内でも屋根の上など周囲が開けた高所に比べると、壁面などの低い位置では周辺の建物などに電波が遮られやすいためです。

そのためデザインアンテナの設置前には、設置を想定する位置でアンテナが十分に電波を受信できるかを確認する、専門業者による精密な電波測定が不可欠です。

ユニコーンアンテナ:デザイン性と受信性能を両立した進化形

ユニコーンアンテナとは、日本三大アンテナメーカーの一社である大手メーカー、マスプロ電工が開発した、平面型デザインアンテナの進化系ともいえる、ポール(円柱)型のスタイリッシュな地デジアンテナ機種(U2CN)です。
基本的には八木式アンテナと同様、屋根の上など高所に立てられたマストの先で、アンテナ本体が屋根の上に来るよう設置されるため、一概に壁掛けアンテナとは呼べない面もありますが、屋根の張り出し部(破風板)や壁面の最上部などにサイドベースと呼ばれる固定具を取り付け、固定したマストに設置される場合もあります。

ユニコーンアンテナは、平面型デザインアンテナのメリットはそのまま、弱点であった「設置場所の低さによる受信感度の低下」を克服するために開発されました。
屋根の上など高い位置に設置されても、その装飾品のようにスタイリッシュな形状は住宅の外観を乱しにくく、また風雨を受け流す形状で経年劣化も進みにくいため、耐用年数も平面型デザインアンテナとほぼ同等になります。

そしてユニコーンアンテナは、壁面のデザインアンテナよりも高い位置に取り付けられるため、周辺の障害物の影響を受けにくくなります。
したがって、周辺の障害物からデザインアンテナが対応できない現場であっても、ユニコーンアンテナであれば問題なく設置できるケースが大半になるのです。

ユニコーンアンテナの主な特徴は、以下の一覧の通りになります、

ユニコーンアンテナの主な特徴 解説
形状 ポール型(円柱)
受信性能 20素子相当
カラーバリエーション マットホワイト、マットブラック
主な設置場所 破風板、屋根上、壁面
メリット ・デザイン性が高く、360°どこから見ても美しい。
・デザインアンテナより高い位置に設置でき、受信感度が安定しやすい。
・風雨を受け流す形状で、耐風性や耐久力に優れている。
デメリット ・八木式アンテナほどの受信性能はない。
・デザインアンテナより本体価格、工事費用が高額になる。

※上記はユニコーンアンテナの主な特徴になります。

最新モデルであるため設置費用はやや割高になりますが「デザインアンテナを設置したいけれど、電波環境に少し不安がある、または現場の受信条件から設置できない」という場合には、最適な選択肢と言えるでしょう。
結論として、ユニコーンアンテナは、デザイン性と耐久性、安定した受信性能の両方を高いレベルで実現したい方におすすめです。

八木式アンテナやBS/CSアンテナの壁掛け設置は可能?

一般的に壁掛けアンテナというとデザインアンテナを指しますが、実は従来のアンテナも壁面に取り付けることは可能です。

デザインアンテナ以前の地デジアンテナ機種、八木式アンテナ(八木アンテナ)は、古典的でシンプルな設計から本体の受信性能が高く、さらに設置位置が高いことから、現在でも受信性能では最高の地デジアンテナモデルです。
一方で昔ながらの形状から家の見た目に悪影響を与える、風雨などに影響されやすく、寿命が10年程度になるなどの弱点もあり、その点をカバーするためにデザインアンテナが開発されたことになります。

また地デジ放送の他に衛星放送も視聴する場合は、地デジアンテナとは別に、皿状のディッシュを持つBS/CSアンテナ(パラボラアンテナ)の設置が必要になります。
BS/CSアンテナの設置工事には、「アンテナのディッシュを東経110度(南西上空)へと正確に向ける必要がある」「ディッシュを向ける方向にわずかな障害物もない」といった条件が必要となります。
そのため、基本的には屋根の上など高い位置ほど条件を満たしやすくなりますが、条件が整っていれば低い場所でも問題なく受信できます。

この八木式アンテナ、BS/CSアンテナの設置に、上記した壁面などに取り付け、マストを固定できる専用の固定金具「サイドベース」を使用することで、これらのアンテナも、住宅の外壁や破風板などに設置できます。

八木式アンテナやBS/CSアンテナを壁掛け設置する場合のメリット・デメリットは以下の一覧の通りになります。

八木式・BS/CSアンテナの壁掛け設置 解説
メリット ・屋根上設置に比べ、風雨の影響を軽減できる。
・住宅の見た目にも影響しにくい。
・ベランダ付近であればメンテナンスも行いやすい。
・八木式アンテナの高い受信性能を活かせる。
デメリット ・デザインアンテナに比べると外観が目立つ。
・設置場所が低くなるため、周辺環境によっては受信感度が落ちる。
・BS/CSアンテナは衛星方向(南南西)に障害物がない場所にしか設置できない。

※上記は主なメリット・デメリットになります。

特に、デザインアンテナでは受信が難しい弱電界地域や、BS/CSアンテナを設置する場合で、どうしても屋根上にアンテナを設置したくないときには、サイドベースによる壁掛け設置は有効な選択肢となります。

ただし、アンテナ本体がやや大型で露出しているため、デザインアンテナほどのスッキリした見た目にはなりません。
また受信の条件さえ整っていれば、これらのアンテナをベランダの内部空間に設置できるケースもあります。
この方法であれば、住宅の見た目にほとんど影響を与えず、これらのアンテナを設置できて、メンテナンスも行いやすいなどのメリットが得られます。
一方でベランダの空間を一部占拠する、誤ってアンテナに触れる、前に立つことでトラブルが生じる場合もあるなどのデメリットも考えられます。

【メリット】壁掛けアンテナが選ばれる5つの理由

現在、地デジアンテナ工事として壁掛けアンテナが多くの家庭で選ばれているのには、明確な理由があります。
設置した見た目の良さだけでなく、安全性や耐久性といった実用的なメリットが、現代の住宅事情にマッチしているためです。

この項目では、壁掛けアンテナ(機種、設置方法)が持つ主な5つのメリットを、以下で個別に詳しく解説します。

  1. 家の外観を損なわない
    • もっとも大きなメリットは、その優れたデザイン性です。
    • デザインアンテナでは薄型でコンパクトな形状と豊富なカラーバリエーションにより、住宅の外壁に自然に溶け込みます。
    • こだわりのマイホームの美観を、アンテナ一基で損なうことがありません。
    • また周辺の景観への影響もなくなるため、アンテナ機種や設置位置が制限されるケースもある景観地域などでも、問題なく設置できます。
  2. 災害(台風など)に強く倒壊リスクが低い
    • 専用の設置具を使って壁面にしっかりと面で固定するため、屋根の上に設置する八木式アンテナに比べて風の影響を格段に受けにくくなります。
    • 屋根の上に立てるユニコーンアンテナの場合も、風雨を受け流すポール状の形状で、強い風圧や雨の影響を受けることがありません。
    • 近年、多発する大型台風の際も、アンテナの倒壊や方向ズレの心配が少なく、安心して過ごせます。
    • 災害時の重要な情報収集手段でもあるテレビを、安定して視聴できる環境を維持できます。
  3. アンテナの寿命が長くメンテナンスの手間が少ない
    • 全体をカバーされた設計で、機器部が風雨や紫外線に直接さらされる機会が少ないため、アンテナ本体の経年劣化を抑えることができます。
    • 一般的に八木式アンテナやBS/CSアンテナの寿命が約10年なのに対し、壁掛けアンテナは15年から20年、製品や環境によってはそれ以上の長期にわたって使用できる場合もあります。
    • 長期的に見て、交換や修理のコストと手間を削減できるという経済的なメリットもあります。
  4. 鳥がとまりにくく糞害を防げる
    • 鳥が留まりやすい八木式アンテナに比べ、アンテナの形状がフラットで、鳥が羽を休める場所がほとんどありません。
    • そのため、アンテナ本体やその周辺が、鳥の糞で汚れることを防ぐことが可能です。
    • 住宅の美観を保つだけでなく、糞に含まれる酸によるアンテナの腐食や故障のリスクも軽減します。
  5. 太陽光パネルの発電効率を下げない
    • 壁面や破風板に設置するため、屋根のスペースを占有しません。
    • そのため、アンテナの影が太陽光パネルにかかって発電効率を低下させる心配がありません。
    • ユニコーンアンテナもその形状から、屋根の上でも太陽光パネルに影を落としにくくなります。
    • したがって太陽光パネルを設置している、または将来的に設置を検討している住宅に最適です。

【デメリット】壁掛けアンテナ設置前に知っておきたい4つの注意点

上記のように豊富なメリットがある壁掛けアンテナですが、導入を決定する前に知っておくべきデメリットや注意点も存在します。

以下の一覧でデメリット、注意点を解説します。これらの点を事前に理解しておくことで、壁掛けアンテナの設置後、想定外の不具合による後悔を防ぐことができます。

  1. 八木式アンテナより費用がやや高い
    • アンテナ本体の価格も工事費用も、八木式アンテナと比較するとやや高くなる傾向があります。
    • 一般的に、アンテナ本体と工事費を合わせると、八木式アンテナに比べて2,000円から1万円程度、高額という価格差が出ます。
    • ただし、前述の通り耐久性が高く寿命が長いため、長期的な視点で見ればコストパフォーマンスは決して悪くありません。
    • また近年ではデザインアンテナの施工件数が増えていることもあり、業者によっては同じ20素子(相当)の八木式アンテナと普及型デザインアンテナの設置費用(アンテナ代金込み)にほとんど差がない場合もあります。
  2. 電波が弱い地域(弱電界地域)では設置できない場合がある
    • 壁掛けアンテナ(デザインアンテナ)は、本体の性能に加え、設置位置の影響から、八木式アンテナに比べて受信性能がやや劣ります。
    • そのため、電波塔から遠い、または山間部などで到達する地デジ電波レベルが弱い「弱電界地域(電波レベル60dB以下)」では、十分な電波レベルを受信できず設置できないケースがあります。
    • このような地域では、高性能な八木式アンテナや、高さを確保できるユニコーンアンテナが適しています。
  3. 希望の場所に設置できないことがある
    • 地デジアンテナは、アンテナ正面の向きを近隣の電波塔の方向に向けて設置する必要があります。
    • また、電波塔の方向に当たる近隣に高層ビルや隣家、樹木などの障害物があると、電波が遮られてしまいます。
    • そのため、「外観的にこの壁のこの位置に設置したい」というご希望があっても、電波状況によっては設置できず、別の場所を提案されることがあります。
  4. 壁への穴あけ工事が必要になる
    • デザインアンテナなど壁掛け設置では、アンテナ本体や固定金具を取り付けるために、外壁にビス穴を開ける必要があります。
    • 信頼できる業者であれば、穴を開けた箇所には変性シリコンなどで防水処理を施し、雨漏りを防ぎます。
    • しかし、賃貸物件の場合や、家の壁に穴を開けることに抵抗がある方は注意が必要です。
    • なおベランダの手すりに設置する場合には、前後から挟み込んで固定する形の設置具が使われるため、壁に穴をあける必要はありません。

壁掛けアンテナの費用はいくら?料金相場をケース別に徹底解説

壁掛けアンテナを設置する際、お客様にとってもっとも気になる点が「一体いくらかかるのか?」という費用面ではないでしょうか。

壁掛けアンテナに限らず、アンテナ工事の費用は大きく分けて「アンテナ本体の価格」と「専門業者に依頼する工事費用」の2つで構成されます。

この項目では、壁掛けアンテナ設置工事の料金相場を詳しく見ていきます。

アンテナ本体の価格相場

テレビアンテナ本体の価格は、製品の種類(機種やモデル)や性能(受信感度や耐久性など)によって異なります。

地デジアンテナの場合、基本的な受信感度は、八木式アンテナでは、本体に並んで電波を受信する短い横棒のような部品「素子(エレメント)」の数である「素子数」、デザインアンテナやユニコーンアンテナでは、受信性能をこの素子数に換算した「素子数相当」という単位で表され、この数値が大きいほど、受信性能が高くなります。

以下、デザインアンテナの素子数相当別、およびユニコーンアンテナの受信性能別と、実売価格の目安をご紹介します。

アンテナの種類 素子数(相当) 本体価格の目安 主な製品例
デザインアンテナ 20素子 8,000円~16,000円 マスプロ電工「SKY WALLIE (スカイウォーリー) U2SWLA20」
デザインアンテナ 26素子 10,000円~22,000円 マスプロ電工「SKY WALLIE (スカイウォーリー) U2SWLA26」
ユニコーンアンテナ 20素子 15,000円~30,000円 マスプロ電工「U2CN」

※上記は一般的な販売店、ネットショップなどの実売価格の目安になります。

一般的にデザインアンテナでは、強電界地域や中電界地域では20素子相当、中電界地域でもやや弱電界地域に近いなど、地デジ電波がやや弱い地域では26素子相当のモデルが選ばれます。
実際にどの受信性能のアンテナが必要かは、ご自宅の電波環境によって決まります。その確認には業者による電波調査が必要となります。

業者に依頼する場合の工事費用(ブースター等も含む)

アンテナ工事の専門業者に設置を依頼する場合、アンテナ本体代に加えて工事費用が発生します。
多くのアンテナ工事業者では、各種アンテナ本体と基本的な設置具、ケーブルなど最小限の部材と工事費用をセットにした、割安の「基本設置工事費」「標準設置工事費」でアンテナ工事を提供しています。

しかし実際のアンテナ工事費用は、設置するアンテナの種類や、ブースター(電波を増幅する機器)追加など、現場によって必要な追加工事の有無などによって変動します。

以下は、一般的なアンテナ工事費用の相場です。

工事内容 費用相場の目安(アンテナ本体+工事費込み) 備考
デザインアンテナ新設工事 22,000円 ~ 50,000円 アンテナ本体価格、基本部材、設置作業、チャンネル設定などが含まれる。
ユニコーンアンテナ新設工事 33,000円 ~ 60,000円 デザインアンテナより高価で高所作業になるため、やや高額になる傾向。
地デジ+BS/CSアンテナ設置 40,000円 ~ 80,000円 2種類のアンテナを同時に設置する際のセット料金。別々の設置より割安。
ブースター設置(追加オプション) 22,000円 ~ 35,000円 テレビを複数台設置する場合や、電波レベルが不安定な場合に必要。

※上記は一般的な工事業者における平均的な工事費用の相場になります。

ブースターとは、アンテナからテレビまでの間を結ぶケーブル配線部で、アンテナが受信したテレビの電波を必要なレベルまで増幅する装置です。主に弱電界地域など受信できる電波が弱い現場や、住宅で三台以上のテレビを設置して高い電波レベルが必要な場合に設置されます。
そのため、現在の戸建て住宅ではほとんどの場合、テレビアンテナ工事の際には設置が必須の機器となり、特に受信感度がやや弱くなる壁掛けアンテナやデザインアンテナの場合は必要性が高くなります。
なおブースターは、本体である増幅部をマストの下部やデザインアンテナの裏側などアンテナの近くに、その増幅部に電源を供給する電源部を屋根裏などのブースター用コンセントがある場所に設置します。
またブースターの設置費用は、増幅性能や地デジ専用、地デジ・BS/CS対応の混合ブースターなど本体の性能によっても変動します。

その他にも、一般的な新築住宅ではお引き渡しの時点で設置されていることが多い、アンテナからのケーブル(電波)を各部屋に分配する「分配器」の設置や交換が必要な場合など、追加される機材や工事によって、アンテナ工事費用は変動します。

アンテナ工事の正確な費用総額は、現地での電波調査を経て、必要なアンテナ工事の内容を決定することで確定されます。
ただ悪質な業者は、顧客の知識不足に付け込んで、本来は不要な機材、工事を加算することで、高額な料金を請求することもあります。
そのためアンテナ工事を業者に依頼するにあたっては、現地調査や見積もりが完全無料の複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」を行い、適正な料金相場を確認するだけでなく、工事内容や保証内容をしっかりと比較検討の上、全体的なコストパフォーマンスで最良と言える業者を選ぶことが重要です。

壁掛けアンテナのDIYは可能?プロへの依頼との比較と判断基準

アンテナ工事について「少しでも費用を抑えたい」という考えから、ご自分の手でDIYによるアンテナ設置を検討される方もいるかもしれません。
確かにある程度、電気関係の知識がある、また工具の扱いに慣れている方であれば、ご自分でアンテナを設置することも不可能ではありません。
しかし、適切なアンテナ設置にはやはり専門的な知識と技術が必要なため、安易にDIYで挑むことにはは大きなリスクも伴います。

この項目ではアンテナ工事について、DIYとプロへの依頼を比較し、どちらを選ぶべきかの判断基準を解説します。

DIY設置の危険性と注意点|安易な選択は高リスク

お住まいにてDIYでアンテナを設置する場合、主に以下のようなリスクや注意点が考えられます。

DIYのリスク・注意点 具体的な内容
①高所作業による転落事故のリスク 屋根の上でのアンテナ設置作業。また脚立やはしごからの転落は、命に関わる重大な事故につながる可能性があります。
②不適切な設置による受信不良 ・最適な設置場所や正確な角度調整ができず、テレビが映らない、映りが悪いといったトラブルが発生しやすくなります。
・結局、業者に手直しを依頼することになり、かえって費用が高くつくケースも少なくありません。
③住宅へのダメージ ・壁への穴あけ時に、防水処理が不十分だと浸水などの原因になります。また穴の位置を間違えれば住宅を無意味に傷つけることになります。
・内部の柱や電気配線を傷つけてしまうと、高額な修繕費用が発生します。
④必要な工具や部材の準備 作業に万全を期するためには、電波レベルを測定する「レベルチェッカー」や、各種工具、防水用のシリコンなどの工具、ヘルメットや安全帯などを一から揃える必要があり、初期投資がかかります。

※上記はDIY作業の主なリスク、注意点になります。

以上のリスクを考慮すると、専門知識や経験がない方や、特に安全のための知識や装備がない方のDIYアンテナ設置は、正直なところおすすめできません。
アンテナ工事の専門業者は、工事に関する専門知識・技術はもちろん、高所作業の安全に関しても、専門の知識と万全の装備を整え、万が一の事故にも備えて、必ず二人以上の体制で工事に臨みます。
そのような知識、装備のない一般の方による高所作業は、大変な事故のリスクが高いため、絶対に行わないでください。

ベランダの手すりなどにデザインアンテナを取り付け、一本のケーブルで一台のテレビに接続するだけの安全かつ簡単な工事であれば、DIYでの設置も可能なケースがあります。
ただこのような工事も、受信感度が最大になる最適な角度調整や、複数の部屋に電波を送る複雑な配線は難しく、お住まい全体で使用するメインのテレビアンテナには適さないといえます。

総じてテレビアンテナのDIY設置は、上手くいかない場合の金銭的な損失が多く「安物買いの銭失い」になるだけでなく、ご自身の安全や大切なお住まいについても被害が生じる可能性が高くなります。
お住まいで長年にわたって利用するテレビアンテナの設置に関しては、やはり優秀なプロの業者へとご依頼になることが、もっとも安全、安心かつ確実と言えます。

プロに任せるべきケースと優良業者の見極め方

上記の通り、基本的にテレビアンテナの設置はプロの専門業者に依頼することを強く推奨します。
特に以下のようなケースに当てはまる場合は、迷わずプロにご相談ください。

  • 2階以上の外壁や屋根の上など、高所での作業が必要な場合。
  • ご自宅が弱電界地域にある、または電波環境が複雑な場合。
  • アンテナに関する専門知識や設置経験がまったくない場合。

ただし、アンテナ工事業者の中には、上記のように不必要な工事を加算することで高額な請求を行う、粗悪な手抜き工事を行うなどの悪徳業者も存在します。

そこで、安心して任せられる優良なアンテナ工事業者を見極めるために、業者選びの際には、以下の5つのポイントを必ずチェックしてください。

優良業者を見極めるチェックリスト 確認するポイント
1. 長期保証の有無 施工後に不具合があった場合、無償で対応してくれるか。最低でも8年以上の保証があると安心です。
2. 明確な見積もり 見積書に工事内容の内訳が詳細に記載されており、追加料金の発生条件などが明確に説明されるか。
3. 豊富な施工実績 ホームページなどで、具体的な施工事例(写真付き)を多数公開しているか。実績の多さは信頼の証です。
4. 完全自社施工 下請け業者を使わず、すべての工事を自社の専門スタッフが行っているか。品質の均一化と責任の所在が明確になります。
5. 事前の電波調査 契約前に必ず現地調査を行い、電波レベルを測定した上で、最適なアンテナと設置場所を提案してくれるか。

※上記は各チェックポイントの概要になります。詳細はその他のコラム記事でも詳しくご紹介しています。

これらのポイントを押さえた上で、複数の業者から前述のように「相見積もり」を取ることで、技術力が高く、工事費用も適正、保証も充実しているなど、信頼できるパートナーを見つけることができるでしょう。

【PR】実績と安心で選ぶなら「あさひアンテナ」がおすすめな理由

上記の項目で「優良業者の選び方はわかったけど、具体的にはどこの業者に頼めばいいのか?」と思われる方も多いことでしょう。
そんな方にぜひおすすめしたいのが、本記事にご協力いただいた優秀なアンテナ職人が所属する、アンテナ工事のプロ集団「あさひアンテナ」です。

あさひアンテナは、関東・関西の広域での工事に対応しているアンテナ工事の専門業者です。もちろん前述した優良業者の条件をすべて高いレベルで満たしており、お客様に「高品質・低価格・安心」の三位一体の価値を提供することをお約束しています。

なぜ、あさひアンテナがお客様に選ばれ続けているのか。この項目では、その理由を具体的にご紹介します。

年間6,000件以上の実績と業界最長クラスの10年保証

あさひアンテナは、関東・関西エリアで年間6,000件以上という圧倒的な施工実績を誇ります。この数字は、多様な住宅構造や電波環境に対応してきた経験の豊富さの証です。
さらに、お客様からの信頼の証として、顧客満足度調査では5年連続でNo.1を獲得しています。

あさひアンテナでは、本記事でご紹介した各機種のアンテナ工事について、マスプロ電工、DXアンテナ、日本アンテナ、サン電子など、国内一流メーカー製のテレビアンテナ本体と基本設置具、ケーブルをセットにした、明快な低価格で提供しています。
もちろんブースターなどその他の機材設置工事、オプション工事についても、高品質機材をセットにしたわかりやすい価格体系になっています。

またアンテナ工事の事前に行われる現地の電波調査、お見積もりは、出張料やキャンセル料など各種費用すべて含めた完全無料になっています。さらに他業者との相見積もりにもご対応。工事をお急ぎの場合には即日工事も可能になっています。

あさひアンテナでは特に壁掛け式デザインアンテナの設置技術に定評があり、他業者ではデザインアンテナ設置を断られた現場であっても、緻密な電波調査で受信が安定する位置を探り出し、デザインアンテナ設置を実現した施工例が多数あります。

また同社では工事に使用される壁掛けアンテナ(デザインアンテナ)のモデルも多数、用意されております。
以下、具体例を挙げると、

  • 高品質スタンダードモデル、DXアンテナ製の20素子相当「UAH201」(本体色4色)の基本設置工事は、22,000円(税込み24,200円)から。
  • サン電子製の最新20素子相当モデル「WG-20」と、背面のケーブルやブースターなどを覆って見栄えや耐久性がより向上する専用の別売り「背面スッキリカバー」セット(各本体色5色)の基本設置工事は、25,000円(税込み27,500円)から。
  • マスプロ電工製の強電界地域専用、室内の窓際に据え置きも可能な業界最小級コンパクトモデル、スカイウォーリーミニ「U2SWLC3」(本体色2色)の基本設置工事は、25,000円(税込み27,500円)から。
  • ユニコーンアンテナ、マスプロ電工「U2CN」(本体色2色)の基本設置工事は、業界最安に挑むキャンペーン価格で。

などの他、受信感度がやや低いエリア向けには26素子相当モデルもご用意し、多彩なモデルでさまざまな現場やご要望の工事にご対応しております。
その他のアンテナ機種の設置費用としては、

  • 八木式アンテナでは、DXアンテナ製の高品質20素子モデル「UA20」設置工事は、22,000円(税込み24,200円)から。
  • DXアンテナ製の45型・2K4K8K対応BS/CSアンテナ「BC45AS」を、各種地デジアンテナとセットで設置する基本設置工事は、18,000円(税込み19,800円)から。
  • 同じくDXアンテナ製の2K4K8K対応・45型BS/CSアンテナで、さらに業界最高クラスの耐風性能を持つ高耐風モデル「BC453SG」を、やはり各種地デジアンテナとセットで設置する場合の基本設置工事は、特別価格にて。

その他にも、八木式アンテナでは受信性能別の各素子数モデルや高性能パラスタックアンテナ、ローチャンネル用。また対候性の高い塩害用、雪害用、ステンレスモデルなど。
BS/CSアンテナではブラックのカラーバリエーションや。集合住宅の共同受信用も含めた各ディッシュサイズのモデルもご用意しており、これらの機種でもさまざまな環境やご要望に対応した取り付けを実現します。

実際の施工は、すべて経験豊富な自社のアンテナ職人による「完全自社施工」を徹底しており、一級のプロによる高品質な施工を、中間マージンなどの余計なコストをカットした低価格でご提供しています。

工事後には、施工品質への絶対的な自信から、業界最長クラスとなる10年間の長期保証をご提供しています。また工事料金のお支払いも現金だけではなく、各種のクレジットカードや電子マネーにも対応することで、お客様の利便性にも配慮しております。

総じてあさひアンテナでは、高品質の機材の技術による工事を低価格でご提供しており、工事の完了後も、万が一のトラブルに対して迅速かつ無償で対応することにより、お客様に対して長期にわたる安心をご提供しています。

住宅の美観を損なわないオーダーメイド提案|実際の施工事例

あさひアンテナでは、テレビアンテナ工事で、単にテレビが映るようにするだけではなく、お客様の大切なご自宅の美観を最大限に尊重した施工を心がけています。

上記のようにデザインアンテナの取り付けに熟達するあさひアンテナでは、経験10年以上のベテラン職人が、無料の電波調査の結果をもとに、お客様のご要望を丁寧にヒアリングします。
そして、現場の条件で可能な限りお客様のご要望に最適の、美観と受信性能を両立する、まさにオーダーメイドの最適な設置プランをご提案します。
あさひアンテナがこれまで実現してきたデザインアンテナ設置ブランの一例を、以下でいくつかご紹介します。

  • 【事例1:印西市】欧風住宅の美しい外観を維持するため、屋根裏にデザインアンテナを設置
    • テレビアンテナをアンテナを完全に屋内へと隠蔽し、外観への影響をゼロに。風雨の影響も避け、安定した受信も確保しました。
  • 【事例2:川越市】未来的な片流れ屋根のデザインに合わせ、外壁と同色のデザインアンテナを設置
    • アンテナが建物の一部であるかのように自然に溶け込ませ、住宅全体の調和を保ちました。
  • 【事例3:八王子市】モダンな住宅にユニコーンアンテナを設置し、デザイン性と受信性能を両立
    • スタイリッシュな外観を維持しつつ、高さを確保することで周辺環境に影響されない、安定した電波受信を実現しました。

これらの事例のように、お客様の一邸一邸で、現場の条件に応じた最適なソリューションを提供できるのが、あさひアンテナの強みです。

他のテレビ視聴方法との比較|あなたに最適な選択肢は?

壁掛けアンテナの設置は、戸建住宅のテレビアンテナ設置としては、非常に優れた選択肢ですが、テレビを視聴する方法はその他にもあります。
ご自身のライフスタイルや価値観にもっとも合った方法を選ぶために、この項目では、多彩なテレビの視聴方法、それぞれの特徴を比較検討してみます。

まずは、以下のテレビ視聴方法の一覧をご確認ください、

視聴方法 デザイン性 受信性能 費用 耐久性/メンテナンス
八木式アンテナ 低い(目立つ) 高い(弱電界対応) 比較的安価 低い(風雨影響大、寿命約10年)
デザインアンテナ 高い(スタイリッシュ) 中程度(強・中電界向け) やや高価 高い(風雨影響小、寿命約10-15年)
ユニコーンアンテナ 高い(ポール型) 中~高程度 もっとも高価 高い(風雨影響小、寿命約15-20年)
室内アンテナ 高い(コンパクト) 低い(強電界のみ) もっとも安価 高い(屋内設置)
光回線/ケーブルテレビ アンテナ不要 非常に安定 月額料金発生 プロバイダ依存

※上記は各視聴方法の主な特徴になります。

以下、各視聴方方法をおすすめできる方の例をご紹介します。

こんな方におすすめ

  • 八木式アンテナ:とにかく受信感度を最優先したい、費用を少しでも抑えたい方。
  • 壁掛けアンテナ(デザイン/ユニコーン):家の外観を重視し、災害リスクを減らし、長期的なコストを抑えたい方。
  • 室内アンテナ:設置の手間をかけたくない、強電界地域にお住まいの一人暮らしの方など。
  • 光回線/ケーブルテレビ:アンテナを設置したくない、インターネットとまとめて契約したい、月額料金に抵抗がない方。

このように、それぞれの方法に一長一短があり、最適と言える方法はお住まいの条件や、何を重視されるかによって異なります。
ただ、戸建住宅のマイホームであれば、一度設置すればその後、月額費用がかからず永続的にテレビを視聴できるアンテナ設置は、長期的に見るともっとも経済的な選択肢と言えるでしょう。

壁掛けアンテナ(地デジアンテナ)の屋根裏・天井裏設置とは?

上記のあさひアンテナのデザインアンテナ施工例でも少し触れましたが、地デジアンテナを住宅の屋根裏・天井裏の空間に設置する工法も存在します。これは地デジ電波が住宅の建材をある程度、透過して屋内まで届く性質を利用したものです。
屋根裏や天井裏などの屋内空間に地デジアンテナを設置することで、住宅の外観や外装にはまったく変化がなく、またアンテナ自体も気候などの影響をまったく受けなくなるため、メンテナンスフリーで格段に寿命が延びるという、非常にメリットが多い工法になります。

ただ、この工法を実現するには、設置の現場が以下のような条件が揃っている必要があります。

  • 地デジ電波の強度:地デジ電波は屋根や壁などを通る際にある程度、弱まってしまうため、元々の電波レベルが強く、屋内でも十分に強い電波を確保できる「強電界地域」でのみ対応できる工法になります。
  • 住宅の建材や設備:住宅の屋根材や建材、断熱材などが電波を通しにくい金属やウレタンなどが使われていると、屋内に電波が届きにくいため、屋内設置は難しくなります。屋根の上の太陽光パネルや積雪なども、電波を遮る要因となります。
  • 設置スペースや出入口:住宅の屋根裏や天井裏に、アンテナを設置できるスペースや、作業員が出入りできる点検口があることも必須条件になります。

なおこの工法では、基本的に受信面が広く、省スペースで設置しやすいデザインアンテナが採用されます。設置スペースに余裕があれば、受信感度の高い八木式アンテナを使うこともありますが、特殊な設置具を使うため、工事費用はデザインアンテナと大差なくなります。
またユニコーンアンテナは、受信面の狭さから屋内設置には適しません。

なおこのような天井裏・屋根裏への壁掛けアンテナ設置は、担当する業者によってはアンテナ設置の基本費用に、特殊作業費が加算される場合もあります。
ただ、デザインアンテナによるより高品質な工事を追求するあさひアンテナでは、デザインアンテナの屋根裏・天井裏設置でも、追加工事費なしの、上記したデザインアンテナ基本設置工事費のみで対応しています。

ご興味がおありの方は、まずはあさひアンテナまでお問い合わせの上、お住まいで可能か確認のため、完全無料の電波調査とお見積もりをご依頼ください。

まとめ:最適な壁掛けアンテナで、美しく快適なテレビライフを

デザインアンテナをはじめとする壁掛けアンテナは、住宅の美観を損なうことなく、風雨などの環境や災害に強く、長期的に安心して使用できる、優れたテレビアンテナです。
そしてそのメリットを最大限に活かすためには、以下2つの重要なポイントがあります。

  1. ご自宅の電波環境を正確に把握すること。
  2. 信頼できる専門業者に設置を依頼すること、

この記事でご紹介したアンテナの種類や設置方法、必要な費用や優良な業者の選び方を参考にしていただければ、きっとお住まいの条件に最適な壁掛けアンテナ工事の方法が見つかるはずです。

「うちの地デジ電波状況でも壁掛けアンテナは設置できるのかな?」
「工事に必要となる正確な総額費用を知りたい」
「自宅の状況でも屋根裏や天井裏への設置はできるのか?」

そのような疑問をお持ちでしたら、まずは一度「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、もしくは24時間受付の公式サイトメールフォーム、LINEアカウントまで、どのようなことでもお気軽にお問い合わせください。
そしてあさひアンテナによる無料のお見積もり、電波調査をご利用いただければ、経験豊富なプロのアンテナ職人が最短即日で現場に急行し、お客様の疑問や不安に丁寧にお答えして、最適な壁掛けアンテナの設置プランをご提案いたします。

見栄えのいいアンテナによるスタイリッシュなお住まいで、末永く快適に視聴できるテレビ環境を実現していただければ、筆者としても幸いに思います。

アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。