【2025最新】アンテナ工事は専門業者がおすすめ!費用相場と事業者比較、コスパ最強の工事会社の選び方をプロが徹底解説

2025年10月02日

ご新居を新築されて、地デジ放送や衛星放送を視聴できるアンテナを設置したい。または、今のご自宅で、急にアンテナの故障やテレビが映らなくなるという症状が発生したときには、アンテナ工事に対応できる業者に、アンテナ取付や修理を依頼することになります。

しかし一般の方にとって、テレビアンテナ工事はそう頻繁に行うものではないため、いざ工事が必要になると、多くの疑問や不安が浮かぶのではないでしょうか。
正確な専門知識がないままアンテナ工事の業者を選ぶと、質の低い業者に当たってしまい高額な請求をされることもあります。また工事後すぐにアンテナの不具合が発生して再工事が必要になるなど、業者選びに失敗したという話も少なくはありません。

そこでこの記事では、アンテナ工事の専門業者に所属した経験もあるアンテナ工事のプロが、依頼先の種類(業者)ごとのメリット・デメリットから、後悔しない優良な専門業者の見極め方、正確な費用相場まで、お客様の疑問を記事内ですべて解決します。
本記事を読了していただいた後には、アンテナ工事や業者に関する一通りの知識を把握できて、ご自宅の状況に最適な業者を自信を持ってお選びいただけることでしょう。その結果、長期的に安心してテレビを楽しめる環境も実現していただけます。

地デジ放送/衛星放送を的確に受信できるアンテナ設置のポイントとは?

最適なアンテナ工事業者の選び方を解説する前に、まず地上デジタル放送(地デジ放送)と衛星放送(BS放送、CS放送、4K8K放送)の仕組みや電波の基礎知識と、その知識に基づいた、地デジアンテナ、衛星放送のアンテナを適切に設置する注意点、ポイントについて解説していきます。

あらかじめこれらの点をご理解いただければ、適切なアンテナ設置工事を行うことのできる、優良なアンテナ工事業者を選ぶための基礎知識としても役立ちます。

地デジ放送の基本と受信の注意点とは?

現在の日本で基幹的なテレビ放送である地上デジタル放送(地デジ放送)では、デジタル信号化した映像信号を乗せて送信する電波として、UHF(Ultra High Frequency:極超短波)のうち、470MHzから710MHzまでの帯域を使っています。
地デジ電波は、日本各地で放送内容ごとに区分された放送エリア(広域圏)の要所に設置された中心的な電波塔である送信所(親局、基幹局)と、その電波をリレー形式でエリア全域に送信していく中継局(サテライト局)などの電波塔の先端から、空間を通じて周辺エリアに送信されます。
このUHFの地デジ電波を、住宅などに設置された地デジアンテナ(UHFアンテナ)でキャッチし、ケーブル配線を通じて屋内のテレビなど受信機のチューナーに送ることで、地デジ放送を視聴できるのです。
地デジ電波に使われるUHFの波長の幅は、約40センチから60センチ程度で、音のように空間を広がりやすいほか、次のような性質を持っています。

  • 距離による減衰:UHFは電波塔の先端から長距離を伝わるほど、電波レベルが徐々に減衰(弱まり)していき、ついには十分に受信できないレベルに低下します。放送エリア内に多数の電波塔を設置し、リレー形式でエリア全域に電波を送り届けるのはそのためです。
  • 障害物の影響:地デジ電波は山地や鉄筋コンクリートのビルなど電波を反射、吸収する障害物にぶつかると遮られてしまいます。障害物の周囲を回り込んで広がる「回折(かいせつ)」という性質もありますが、障害物の真後ろの陰に当たる一帯には電波が届きにくくなります。また同じ理由から、住宅密集地などで家と家の間の狭い隙間にも電波が届きにくくなります。
  • 気候や天候の影響:UHFの電波は伝わる空間の状態にも影響を受け、一年を通した気候の変化により、6㏈(デシベル)程度のレベル変動があります。また電波は水に吸収されやすいため、雨や雪などの悪天候では電波レベルが大きく低下します。
  • 水平偏波と垂直偏波:日本各地の地デジ電波塔から送信される電波の9割以上は、地面に対して水平の波長を描く「水平偏波(すいへいへんぱ)」です。ただ1割以下、一部の電波塔からは、他の地デジ電波や携帯電話などの電波との混信を避けるため、地面に垂直の波長を描く「垂直偏波(すいちょくへんぱ)」が使われています。地デジアンテナもこの水平・垂直の偏波に合わせた設置が必要です。

上記の中でも、地デジアンテナで地デジ放送を受信する際にもっとも重要となる点が、電波塔からの距離と山地など障害物となる地形の影響による、電波塔の周辺地域ごとの受信レベルの違いです。

ある特定の電波塔から見て、距離や地形などの影響により到達する地デジ電波レベルの違いによって、周辺の一帯を区分したものを「電界地域(でんかいちいき)」とよび、これが各地域に適した地デジアンテナや設置位置の目安となります。
電界地域の区分は使われる場所によって基準や分類が異なる場合もありますが、一般的には以下の区分に分けられることが多くなります。

  • 強電界地域(80㏈以上):電波塔の周辺で遮蔽物も少ない一帯です。受信できる地デジ電波レベルに余裕があり、地デジアンテナの性能がそこまで高くなくとも十分受信できることが多くなります。室内アンテナ、アンテナ屋内設置も可能なケースもあります。
  • 中電界地域(80㏈から60㏈):強電界地域の周辺などに当たり、強電界地域ほど電波レベルの余裕はありませんが、標準的なアンテナ機種と設置方法で、ほとんどの場合は十分ま受信が可能な地域となります。
  • 弱電界地域(60㏈以下):中電界地域よりも電波塔からの距離が遠い、または山地などの影響が大きい地域です。受信レベルに余裕が少なく、受信性能の高い地デジアンテナを屋根の上など高い位置に設置する必要があります。また電波を増幅するブースターの設置も必須です。

さらに、弱電界地域よりもさらに遠いエリアや、山地などの影響により、受信できる地デジ電波レベルが50㏈から45㏈以下となる地域は「微弱電界地域」とも呼ばれます。このようなエリアでは超高性能モデルを除く通常の地デジアンテナモデルでは安定した受信が難しくなり、地デジ受信の対象外エリアとされます。
ただ、ある電波塔から見て弱電界地域以下のエリアは、他の電波塔のカバーエリアになっていることが多く、日本国内でも人口の多いエリアは、ほとんどの地域で、おおむね中電界地域以上の受信レベルを確保できます。
一方で、強・中の電界地域であっても、上記のように高層ビルの近隣や住宅密集地などでは、地デジの受信レベルが大きく下がることもあります。

このように、到達する地デジ電波の強さは地域差の他、現場の周辺環境の影響も大きく、同じ住宅でも位置によって受信レベルが大きく変わることもあります。
これらの点を前提に、地デジアンテナ設置に当たっては、プロのアンテナ工事業者による電波調査で、地域の受信レベルや、住宅でも受信が安定する位置を確認して進めることが極めて重要です。

地デジアンテナ設置で注意すべきポイント

地デジ放送の基礎知識に続いて、この項目では地デジアンテナ本体の特性についてご説明し、具体的な設置のポイントを解説していきます。
現在では地デジアンテナにも、八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナなど、さまざまな機種が存在します。各機種の特徴は後の項で詳しくご紹介しますが、地デジアンテナの受信性能を示す基本的な目安は「素子数・素子数相当(そしすう・そしすうそうとう)」になります。
これは、基本的なアンテナモデルで電波を受信するパーツである「素子(そし・エレメント)」の数、また素子が確認できないアンテナでは、受信性能を素子数相当に換算して示します。
この素子数(相当)別のアンテナは、上記した各電界地域に対応しています。具体的には、

  • 強電界地域:8素子から14素子(相当)
  • 中電界地域:14素子から20素子(相当)
  • 弱電界地域:20素子(相当)や高性能モデル

が使用されます。

もうひとつ、地デジアンテナには「指向性(しこうせい)」という性質もあります。これはアンテナの正面側、一定角度の範囲でのみ受信性能が向上し、それ以外の方向では受信性能がほとんどなくなる性質をいいます。 この指向性(受信範囲の幅)は地デジアンテナの機種や形状によって違いがあり、受信範囲の幅が狭いアンテナほど指向性が高くなります。
そして同じ受信性能(素子数(相当))の地デジアンテナでも、指向性が高いモデルほど別方向からのノイズを受信しにくく、範囲内の受信感度が向上します。ただ指向性が高いアンテナには、わずかな角度のズレで受信感度が低下しやすいという弱点もあります。
このアンテナモデル別の指向性による受信範囲の幅は「半値幅(はんちはば)」という数値で表されます。半値幅とは、受信性能がもっとも高くなる正面側を基準に、アンテナ角度を左右に傾けて、受信性能が最大値の半分になる角度を示したものです。
これらの基本を元に、地デジアンテナ設置の際に注意すべき点は以下の通りになります。

  • アンテナの受信性能:地デジアンテナの素子数(相当)は電界地域など、実際の設置位置の受信レベルに合わせる必要があります。なお実際の受信レベルより性能が高すぎるアンテナを使用しても、ノイズを受信しやすくなり、地デジ画面が乱れることもあるので注意が必要です。
  • アンテナの方向調整:地デジアンテナでもっとも受信感度が高まる正面側を、近隣の電波塔の方向に合わせて正確に角度調整します。またアンテナの設置位置は、正面側に電波を遮る山や建物、樹木などの障害物がな位置を選ぶことが重要です。さらに風雨などによるアンテナ角度のズレも受信レベル低下の大きな要因となるため、角度調整後のしっかりした固定も必須です。
  • 複数の電波塔からの受信:NHK、広域民放と地方チャンネルの電波塔が異なるなど、2か所以上の電波塔から受信する場合は、双方の電波塔を方向をできるだけアンテナの半値幅に収めるか、建物などに反射して方向の変わった電波を利用します。どうしても一基の地デジアンテナで受信が難しい場合は、主な地デジアンテナとは別に、地方チャンネル用の地デジアンテナを設置します。
  • 住宅内のアンテナ設置位置:地デジアンテナ設置位置は、基本的に屋根の上など高い位置ほど障害物の影響を受けにくく、角度調整も行いやすいため安定しやすくなります。ただ電波塔の方向を向き障害物がなく十分なレベルの電波が届くといった条件が整っていれば、壁面などの低い位置にも問題なく設置できます。設置位置の工夫は、アンテナの見栄えや自然環境の影響を避ける効果もあります。
  • 気候や天候の影響:地デジ電波レベルは気候や天候の影響を受けて変動するため、多少のレベル低下にも対応できる、安定した受信レベルの確保が重要です。また風雨や雪などは、アンテナを老朽化させ、角度のズレなどを引き起こすため、アンテナへの影響をできるだけ避ける工夫も重要です。
  • 水平偏波と垂直偏波:受信できる地デジ電波が前述した水平偏波か垂直偏波かに応じて、地デジアンテナ機種によって、アンテナ設置の角度を変える、また水平偏波/垂直偏波専用の機器を選ぶなど対応の必要があります。

地デジアンテナ設置に当たっては、正確な電波調査に基づき、上記のような判断と調整を的確に行うことのできる業者が、優良な業者と言えます。

衛星放送の基本とアンテナ設置、受信の注意点とは?

日本の衛星放送であるBS放送、CS放送は、宇宙空間、赤道軌道上に位置し、日本の地上からは東経110度(南西)上空の静止衛星(BS放送衛星、CS通信衛星)から、日本全域に衛星放送のテレビ電波を送信する形式のテレビ放送です。
より正確には、地上の放送局から静止衛星へと電波を送信(アップリンク)し、この電波を静止衛星内で増幅、周波数変換を行って、地球上の広範囲へと送信(ダウンリンク)しています。
衛星放送はこの形式により、一基の静止衛星の地上の広範囲に、大容量の情報を、地域による受信レベルの変化が少ない状態で放送できるのです。他にも地上の障害物や気候、災害などに影響を受けにくい、安定した放送が可能になります。
この静止衛星から送られる電波は、地デジ電波のUHFよりも格段に周波数帯が高い12GHz前後の電波で「12GHz帯」とも呼ばれます。
この12GHz帯はマイクロ波の中のセンチメートル波(SHF)にあたり、波長は25ミリ程度で性質は光に近く、直進性が高くなっています。そのためエネルギーを集中させやすく、遠距離を送信される衛星放送に適しているのです。
衛星放送は、静止衛星からこの12GHz帯を、地球上の広範囲(日本の衛星放送であれば日本全域など)に、宇宙空間からライトを当てるようなイメージで送信していると考えればわかりやすいでしょう。
この衛星放送の電波、12GHz帯の性質による受信の注意点は、以下の通りになります。

  • わずかな障害物にも遮られる:12GHz帯は光のように長距離でも届く分、障害物に遮られやすく、建物や山などもちろん、樹木や枝葉、電柱や鉄塔、水を含んだ洗濯物のような、ささいな遮蔽物にも遮られてしまい、その先にはほとんど届かなくなるので注意が必要です。
  • 降雨減衰・降雪減衰:12GHz帯は通常の雨や雪などには大きな影響を受けませんが、豪雨や大雪で雨や雪の粒が波長の幅に近くなると、空中で雨や雪が12GHz帯を吸収し、乱反射させることで、電波レベルを大きく低下させます。基本的には天候の回復を待つことが対策となります。
  • 距離による減衰:12GHz帯は日本全域で大きなレベルの差がなく受信でき、障害物かなければ地形の影響もあまり受けません。ただ、日本の中心部に比べて静止衛星からの距離が遠くなる北部や南端部、離島部などでは、電波の減衰量がやや大きく、受信レベルが低下します。そのため一般住宅では、やや受信感度の高いアンテナが必要となります。

次に、この12GHz帯を受信する衛星放送用のパラボラアンテナについて解説します。

皆様もよくご存じの通り、衛星放送用のBS/CSアンテナは、大きなお皿のような円盤(ディッシュ、放物面反射器)をもつパラボラアンテナです。
このディッシュで12GHz帯を受け止め、ディッシュ前方に固定した一時放射器に集中させるように反射させて受信します。さらに12GHz帯はそのままではテレビ電波として周波数帯が高すぎるため、内蔵されたコンバーターにて、同軸ケーブルで伝送しやすいMHz帯に変換した後、ケーブルからてテレビまで送る仕組みになります。
BS放送と110度CS放送は、同じ東経110度に静止衛星が位置するため、BS/CSアンテナでは一基でどちらの放送も受信できます。ただし東経124度、128度の静止衛星を使うCS放送の別サービス(スカパー!プレミアムサービス)を受信するためには、対応するパラボラアンテナが必要です。
BS/CSアンテナは、どのメーカー、モデルとも基本の構造は同じパラボラアンテナであるため、どの機種でも大きな受信性能の違いは生じません。
またBS/CSアンテナの種類としては、一般住宅用モデルでもっとも小型の45型(ディッシュ有効直径が45センチ)のほか、マンションなど集合住宅向けの共同受信用で、大型で受信性能が高い50型、60型、75型、90型、120型などのモデルがあります。

12GHz帯の性質を含めて、このBS/CSアンテナを設置する際に、安定した受信を確保するため注意すべきポイントは、以下の通りになります。

  • 東経110度への角度調整:BS/CSアンテナでは、ディッシュ内面に反射させた12GHz帯を一次放射器へと的確に反射させるため、ディッシュの仰角・方位角(上下・左右の角度)を、ミリ単位の正確さで、東経110度の方向に合わせる必要があります。この角度が少しでも狂っても衛星放送の受信感度が大きく低下するため、緻密な角度調整と丈夫な固定が重要です。
  • 障害物を避ける:前述の通り12GHz帯はわずかな障害物にも遮られるため、ディッシュを東経110度へと向ける際、その方向の静止衛星とディッシュを結ぶ電波の経路に、わずかな障害物も存在しない位置を選ぶことが必須です。現状で障害物がないだけでなく、将来的な建物の建設、樹木の成長なども想定して設置位置を選ぶ必要があります。
  • コンバーター電源の確保:上記の通りBS/CSアンテナのコンバーターを作動させるためには、テレビやレコーダーなどの電源設定、またはブースター電源部から、配線を通じてアンテナ側に給電する必要があります。この給電が行われていないと、衛星放送は受信できません。
  • 4K8K放送には対応の機材が必要:現在の4K8K衛星放送の一部チャンネルには、従来の2K衛星放送の電波(右旋円偏波)とは異なる「左旋円偏波」が使われています。この左旋の電波を受信するには、BS/CSアンテナが2K4K8K(右旋左旋)対応である他、配線部の機器(ブースター、分配器、同軸ケーブルなど)も、左旋の電波が変換された周波数帯に対応できる4K8K(3442MHz)対応の製品で統一する必要があります。未対応機器がひとつでも混在すると、4K8K放送が映らないか、不安定となります。
  • 一部エリアではやや大型モデルが必要:上記した距離の問題から12GHz帯がやや弱まるエリアでは、一般住宅でも50型から75型程度の、やや大型のBS/CSアンテナが必要となります。この大型アンテナは、降雨・降雪減衰の対策にもなりますが、大きさや重さによる風の影響、角度の狂いなどのリスクが増すため注意が必要です。
  • 設置位置は高所が有利:衛星放送は受信の条件さえ整っていれば、設置位置による受信感度の差は小さくなります。一方で障害物を避け、精密に角度調整を行うためには、屋根の上など高所設置が適しています。基本的にBS/CSアンテナは地デジアンテナとセットで近い位置に設置されるため、地デジアンテナを屋根の上に設置する場合には、同じマストに固定されます。

衛星放送、BS/CSアンテナには、地デジ放送や地デジアンテナとはまた異なる設置、受信のポイントがあるため、やはり技術の高いアンテナ工事業者へとお任せになることをオススメします。

アンテナ工事はどこに頼む?依頼先4つの選択肢をメリット・デメリットで徹底比較

2025年(令和7年)現在、テレビアンテナの取り付け、修理などの工事をどこに頼むか、依頼できる窓口(業者、業種)には、主に4種類の選択肢があります。
どの業種を選ぶにせよ、それぞれにメリットとデメリットがあるため、ご自身の状況に合わせて最適な依頼先を判断することが重要になります。

以降では各依頼先の特徴をひとつずつ詳しく解説していきますが、まずは全体像を把握するために以下の比較表をご覧ください。

比較項目 アンテナ工事専門業者 家電量販店 ハウスメーカー 地域の電気屋さん
費用 ◎ 適正価格 △ 割高 △ 割高 ◯〜△ 価格差あり
技術力 ◎ 高い ◯〜△ 業者による ◯〜△ 業者による ◯〜△ 経験による
専門知識 ◎ 豊富 ◯ 普通 △ 少ない ◯〜△ 経験による
対応速度 ◎ 迅速 △ 時間がかかる △ 時間がかかる ◯ 比較的速い
保証 ◎ 充実 ◯ 普通 ◯ 普通 △〜× 要確認
工事担当 自社スタッフ 下請け業者 下請け業者 自社スタッフ

※以上は各業者の主なポイントになります。

以下の各項目では、各業者の特徴とおすすめの度合いについて、詳しく解説していきます。

【結論】高品質・適正価格ならアンテナ工事専門業者がベストな理由

上記の主な4つの業種について「結局どこに頼むのが一番良いの?」という疑問を持たれた方へ、結論からお伝えします。
品質と価格のバランスを重視するなら「アンテナ工事の専門業者」へと直接、ご依頼になることがもっともおすすめです。

その理由は、主に以下の4点になります。

  1. 専門性の高さ:業者としてアンテナ工事に特化しているため、電波状況の正確な測定や最適なアンテナの提案、美しい設置など、アンテナに特化した技術力と知識が豊富です。
  2. 適正価格:多くの専門業者では、家電量販店やハウスメーカーなどと違って、下請け業者を使わない自社スタッフによる「自社施工」が基本です。そのため、下請け業者に対する仲介手数料などの中間マージンなど余計なコストが発生せず、高品質な工事を適正価格で受けられます。また工事担当のスタッフが現場経験を重ねることで、より高い施工技術も期待できます。
  3. 迅速な対応:業者への問い合わせから、業者がお住まいに出向いての現地調査、工事までを一貫して自社で行うため、スケジュール調整がスムーズでスピーディーに対応してもらえます。業者への連絡から即日工事に対応できる業者も多くなっています。
  4. 充実した保証:専門業者ではその高い技術力から、大きな自然災害でもない限り、自社で施工したアンテナにトラブルが起こる可能性は低いとの自信を持っています。そのため専門業者には施工より5年から8年程度と、長期の工事保証、アフターフォロー体制を用意している業者が多く、工事後の万が一のトラブルにも安心できます。

家電量販店(ヤマダ電機、ジョーシンなど)|手軽だが割高になる傾向

普段ご利用になっている家電量販店、またホームセンターの店舗で、アンテナを購入すると同時に工事を申し込むこともできます。このような点への依頼は、身近な大手企業でもあり、手軽かつ安心感があります。
しかし注意点として、このような業者のアンテナ工事など各種工事を担当するのは、店舗、会社のスタッフではありません。近隣の電気店など、下請け業者が実際に工事を行う場合がほとんどです。

そのため料金面では、仲介手数料などの中間マージンが上乗せされて、工事の費用が割高になる傾向があります。
さらに下請け業者はアンテナ工事の専門家ではなく、その他の電気工事を全般的に請け負う業者であるため、アンテナ工事に関しては担当業者によって施工技術の差が出やすい面もあります。
スケジュール面でも、受付後に下請け業者のスケジュールを調整するため即日工事が難しく、特にエアコン工事の繁忙期などは、アンテナ工事は後回しにされて工事が遅くなることがあります。
店舗のポイント制度なども、工事料金については対象外になることが多く、また下請け業者の利益を確保するため、最終的に工事契約を行わない場合も出張料、キャンセル料などの費用が発生することもあります。

店舗の受付スタッフもアンテナの専門家ではないため、アンテナや受信に関する専門的な相談が難しくなります。

家電量販店のアンテナ工事について、そのメリット・デメリットは以下の一覧の通りになります。

メリット デメリット
店舗で直接相談・依頼できる手軽さ 下請け工事のため中間マージンが発生し割高
ポイントが貯まる・使える場合がある 専門知識を持つスタッフが少なく、相談しにくい
大手ならではの安心感がある 工事日の調整に時間がかかることがある

ハウスメーカー・工務店|新築時のみ、こちらも割高

新築住宅を建てる際に、アンテナ工事もまとめてハウスメーカーに依頼できるケースがあります。
この場合、アンテナ工事業者を探す必要がなく、住宅の建築に合わせてアンテナを設置できるため日程調整も行いやすい。さらに工事費用を住宅ローンに組み込める場合があるのも大きなメリットです。

ただし、こちらも実際の工事は下請け業者が担当するため、中間マージンが発生してしまい、工事費用はやや高くなります。またハウスメーカーによっては、選ぶことができるアンテナの種類や設置方法が限られるなどケースもあります。

ハウスメーカーのアンテナ工事におけるメリット・デメリットは以下の一覧の通りです。

メリット デメリット
新築時にまとめて依頼できる 下請け工事のため中間マージンが発生し割高
費用を住宅ローンに組み込める場合がある アンテナの種類を選べないことがある
住宅の構造を熟知している安心感 専門業者に比べデザイン性の高い設置は期待できない

地域の電気屋さん|融通は利くが専門性に欠ける場合も

商店街などにある、地域に根差した個人経営の電気屋さんは、周辺の住人が気軽に相談しやすく、迅速に対応してくれるのが魅力です。
店主や従業員が電気工事の免許を所持しており、アンテナ工事以外にも、家電の不調などまとめて相談できる、近隣のお住まいにおける「電気関係のかかりつけ医」のような安心感があります。
上記した家電量販店、ハウスメーカーなどの下請け業者も、このような店舗であるケースが多くなります。

一方で、このような店舗はアンテナ工事を専門としていないため、店舗によって施工技術に差が出やすいほか、最新のアンテナに関する知識や技術が十分でない可能性があります。
特に、外観を損なわないデザインアンテナの設置や、複雑な電波環境での対応は不得意な場合があるため注意が必要です。
また料金体系、工事後の保証制度なども店舗によって違いが大きく不明確である。店主の高齢化による引退、閉店などで相談先がなくなるリスクがある点などにも注意が必要です。

地域の電気屋さんによるアンテナ工事のメリット・デメリットは、以下の一覧の通りになります。

メリット デメリット
地域密着で気軽に相談できる 最新のアンテナ知識や技術が不足している場合がある
比較的スピーディーに対応してくれる 料金体系や保証制度が明確でないことがある
アンテナ以外の電気関連の相談も可能 デザインアンテナなど特殊な工事に対応できない場合がある

失敗しない!信頼できるアンテナ工事専門業者の選び方7つの重要ポイント

専門業者に依頼するのがベストだと分かっても、一般のお客様にとって、数多くの業者の中から最適の業者を選ぶのは大変です。
この項目では、質の低い業者を避け、本当に信頼できる優良業者を見極めるための7つのチェックポイントをご紹介します。

以下の基準を把握することで、広告や価格の安さだけに惑わされず、ご自身でしっかりと業者を比較検討できるようになるでしょう。

  1. 施工実績が豊富で「完全自社施工」である
  2. 料金体系が明瞭で見積もりが詳細
  3. 業界最長クラスの「10年保証」などアフターフォローが手厚い
  4. 実際の利用者による良い口コミ・評判がある
  5. 業者(会社)の情報が明確で連絡先も豊富
  6. 問い合わせ対応が丁寧で、専門的な提案力がある
  7. デザインアンテナなど、住宅に合わせた選択肢が豊富

ポイント1:施工実績が豊富で「完全自社施工」である

まず確認したいのが、業者の施工実績です。
公式サイトなどで年間の施工件数を公開しているかチェックしてください。
実績が豊富であることは、それだけ多くの顧客から選ばれ、経験やノウハウを積んでいる証拠です。

さらに重要なのが「完全自社施工」であることです。
下請け業者に工事を丸投げせず、研修を受けた自社のスタッフが一貫して対応することで、担当者の技術レベルが安定し、責任の所在も明確になります。

例えば「あさひアンテナ」は、関東・関西エリアで年間6,000件以上の工事をすべて自社スタッフで行っており、高品質なサービスを提供しています。

ポイント2:料金体系が明瞭で見積もりが詳細

「工事費一式 〇〇円」といった曖昧な見積もりを出す業者は要注意です。
優良な業者は、見積書に以下のような項目を詳細に記載してくれます。

  • アンテナ本体費
  • 基本工事費
  • ブースターなど部材費
  • 高所作業費など追加工事費
  • 出張費

見積もりは無料か、出張費はかかるか、そして追加料金が発生する可能性がある場合はどのようなケースかなど料金に関する詳細を、契約前にきちんと説明してくれる業者を選んでください。

ポイント3:業界最長クラスの「10年保証」などアフターフォローが手厚い

アンテナは屋外に設置されるため、長年の仕様により、台風や大雪などの影響を受けた老朽化が進み、トラブルが生じる可能性もあります。
そのため、工事後の保証内容は非常に重要です。

一般的なアンテナ工事業者の保証期間は5年から8年程度ですが、技術力に自信のある業者ほど、自社施工のアンテナでトラブルが起こる割合が低いという判断から、長期の保証を提供しています。
特に、台風などの自然災害による故障が保証対象に含まれているかは、必ず確認してください。

例えば「あさひアンテナ」では、業界でも最長クラスとなる10年保証を提供しており、自然災害によるトラブルにも対応しています。

ポイント4:実際の利用者による良い口コミ・評判がある(サクラの見分け方も解説)

業者選びの際には、Googleマップの口コミやSNSなど、第三者によるリアルな評価を参考にしてください。ただし、個々の評価は個人の主観も大きいため、すべてを鵜呑みにするのではなく、全体の傾向などを判断されることが重要です。
また、特に良い評価ばかりが並んでいる場合も、業者によるサクラの可能性もあるため注意が必要です。

信頼できる口コミかどうかを見極めるポイントは、以下の通りです。

  • 具体的な工事内容やスタッフの対応について言及されているか。
  • 写真付きの投稿があるか。
  • 良い点だけでなく、改善点なども書かれているか。
  • アカウントが実際に利用している人のものか。(投稿がその口コミだけではないか)

これらの点を意識しつつ、複数の情報源から総合的に判断されることが大切です。

ポイント5:業者(会社)の情報が明確で連絡先も豊富

特にご自宅へ電話や飛び込みで営業をかける業者など、その業者がどのような会社であるか、また連絡先が不明確な業者は、アンテナの設置後、不具合が生じても連絡が取れなくなるなどのケースもあるため、決してご依頼にならないでください。

アンテナ工事業者をお選びになる際は、公式サイトの「会社概要」などに、会社の正式名称や本社所在地、スタッフが所有する資格など、詳細な情報が掲載されているかもご確認ください。
また業者への連絡方法も、電話番号やメールフォーム、その他、複数の方法が用意されていれば、工事後の問い合わせなども行いやすく、信頼できる業者になります。

例えば「あさひアンテナ」では、フリーダイヤル、公式サイトのメールフォームの他、LINEアカウントによるご相談も受け付けており、いつでもお問い合わせを送ることができます。

ポイント6:問い合わせ対応が丁寧で、専門的な提案力がある

実際に電話やメールなどで業者に問い合わせた際の対応も、業者を見極める重要な判断材料です。
メールへの返信などのレスポンスは早いか、こちらの状況や質問に対し、専門用語を多用せず、分かりやすく丁寧に答えてくれるか、といった点がポイントです。

また、ただ依頼された工事をこなすだけでなく、地域の電波状況やご自宅の構造、デザインの希望などを踏まえて、最適なアンテナプランを複数提案してくれる業者は信頼できます。
お問い合わせや現地調査の際の言葉遣い、スタッフの身だしなみなども含めて、その業者に、顧客一人ひとりに寄り添う姿勢があるかを見極めてください。

ポイント7:デザインアンテナなど、住宅に合わせた選択肢が豊富

現在、テレビアンテナにはさまざまな種類があります。
地デジアンテナでは、従来の魚の骨のような「八木式アンテナ」だけでなく、建物の外観を損なわない壁面設置型の「デザインアンテナ」や、さらにデザイン性と受信性能を両立した「ユニコーンアンテナ」などです。
また各アンテナ機種にも、受信性能別はもちろん、対候性の高いモデルや、独自の特徴を持つモデルなど、さまざまなモデルが存在します。

これらアンテナ機種の多様な選択肢を扱っている業者は、顧客の様々なニーズに応える技術力と意欲がある証拠です。特に新築や外観を重視する方にとっては、デザインアンテナの施工実績が豊富な業者を選ぶことが満足度につながります。

「あさひアンテナ」でも日本三大アンテナメーカーをはじめとする国産大手メーカー製の、さまざまな高品質アンテナ機種、モデルをご用意しており、アンテナ本体と基本の設置具、同軸ケーブルをセットにした格安のアンテナ基本設置工事費でご案内しています。

あさひアンテナが提供するアンテナ機種や設置工事費については、次の項目で詳しくご紹介していきます。

【種類別】アンテナ工事の費用相場一覧|料金の内訳と追加費用も解説

テレビアンテナ工事の業者選びにあたって、読者の皆様がもっとも気になさる点と言えば、やはり工事にかかる総額などの「費用」ではないでしょうか。
この項目では、アンテナ工事にかかる費用の相場を、工事の種類別に詳しく解説していきます。

アンテナ工事料金の詳しい内訳や、見積もり後に追加で発生しやすい費用についても触れていきますので、工事にかかる正確な予算を把握されて、安心してご依頼になるための参考にしてください。

地デジアンテナ(八木式/デザイン/ユニコーン)の設置費用

新築戸建て住宅でテレビアンテナ設置工事を行う場合に、まず最初に選ばれるアンテナが、基幹的な放送である地デジ放送を受信するための地デジアンテナ(UHFアンテナ)です。
設置する地デジアンテナの機種、設置方法を選んだ後に、BS/CSアンテナなど必要なその他のアンテナ設置や、対応するブースターなどシステム周辺機器の工事を決めていきます。

現在、戸建て住宅向けの地デジアンテナには、主に以下の3機種があり、それぞれ価格や特徴などが異なります。以下、各機種を一覧で比較します。

アンテナの種類 特徴 費用相場(本体+工事費)
八木式アンテナ ・魚の骨のような形状
・受信感度が高い
・比較的安価
・屋根上に設置
22,000円~35,000円
デザインアンテナ ・箱型でスタイリッシュ
・外壁に設置可能
・外観を損なわない
・カラーが豊富
22,000円~40,000円
ユニコーンアンテナ ・ポール状の最新型
・屋根上に設置
・デザイン性が高い
・周辺の障害物に強い
33,000円~45,000円

※上記は主なポイントの比較です。

アンテナ工事専門業者による各種テレビアンテナ設置では、各機種のテレビアンテナ本体の、それぞれに対応する基本の設置金具、一定の長さの同軸ケーブルをセットにした工事費用で提供していることが多くなります。
以下、各アンテナ機種について詳細を解説していきます。

八木式アンテナ

八木式アンテナとは、現在でも戸建て住宅の屋根の上で、支柱(マスト、ポール)の先に設置されている形で見られる昔ながらの地デジアンテナであり、アナログ放送の時代から使われる古典的なアンテナ機種です。そのメリットは、

  • 8素子、14素子、20素子など素子数(受信性能)別の機種が多く、幅広い電波レベルの現場(電界地域)に対応できる。
  • 本体の指向性、受信感度の高さや高性能型パラスタックアンテナ、ローチャンネル用モデルの存在。さらに高所に設置されることで周囲の障害物の影響を回避しやすいことから、他機種に比べて受信性能ではもっとも優れている。
  • 構造が比較的シンプな古典的アンテナで、設置方法も確立していることから、他の地デジアンテナ機種に比べて本体価格、設置費用などの導入コストが低価格になる。

などの点が挙げられます。

一方で八木式アンテナは、機器部がむき出しで受信性能に特化した古典的モデルであることから、特に現在では以下のようなデメリットも挙げられます。

  • 屋根の上に設置されることで、台風などの風雨や強風、大雪(雪害)、沿岸部の潮風(塩害)、鳥が留まる、フンで腐食する(鳥害)など、自然環境の影響を受けやすく、老朽化や角度のズレなどのトラブルが生じやすい。寿命も10年程度と短くなる。
  • 現在のデザイン性の高い住宅では、その形状が家の外観や意匠性、周辺の景観を損ねる可能性がある。景観地域・美観地区では、アンテナの設置に条例で規制があり、八木式アンテナを設置できない場合もある。
  • その指向性の高さから、精密な角度調整で受信感度が高まる反面、わずかな角度のズレでも受信性能が落ちやすいという性質がある。
  • 屋根の上のソーラーパネルに影を落とし、発電に悪影響を与えることがある。また屋根の上の作業となるため、メンテナンスや補修には業者への依頼が必須となる。

ただ、これらデメリットのうち、特に対候性や外観性に関しては、構造や素材、表面加工などで対候性を高めた塩害用、雪害用、ステンレスモデルなどを採用する、また受信感度に影響する可能性はあるものの、壁面やベランダ内外など設置位置を工夫するといった対策があります。

総じて八木式アンテナをおすすめできるのは、

  • アンテナに対する自然環境の影響が少ないエリア。
  • 受信環境が悪く、安定した地デジ受信を重視したい方。
  • 外観性などよりコストを抑えることを重視したい方。

といった条件に適した地デジアンテナ機種と言えます。

業者による八木式アンテナ設置工事費用の一例として、大手専門業者「あさひアンテナ」では、国内大手メーカー、DXアンテナ製の高品質20素子モデル「UA20」の基本設置工事(アンテナ本体、設置部材、ケーブル、防水加工込み)を、22,000円(税込み24,200円)からで提供しています。

他にも同社では、各素子数モデルの八木式アンテナ、高性能型(パラスタックアンテナ)やローチャンネル用。また高耐候型の塩害用、雪害用、ステンレスモデルなどを用意しています。
設置方法についても、屋根馬(やねうま)とステー(支線)による屋根の上への設置(屋根馬の加工による斜面対応可)のほか、サイドベースによる破風板(屋根の張り出し部)や壁面、ベランダ手すりへの設置、またベランダ内部への設置など、現場の受信環境で可能な限り、さまざまな方法に対応できるため、八木式アンテナでも、できるだけ住宅の外観性や対候性を考慮した設置が可能になります。

デザインアンテナ

デザインアンテナは、地デジ放送がスタートした後、2000年代後半より普及しはじめた第二世代の地デジアンテナ機種です。その特徴は、縦長の長方形で、薄いパネルのような形状になります。
壁などへの設置を前提とした形状からメーカーによっては「平面アンテナ」「壁面アンテナ」「薄型アンテナ」とも呼ばれます。
モデルとしては、一般的な20素子相当モデルの他、やや大型で受信性能が高い26素子相当モデル。また逆に受信感度はやや低くなるものの、小型で室内の窓際据え置き設置なども可能となるコンパクトモデルも存在します。
主な設置方法は、住宅の壁面、またはベランダの手すり部などに設置具を固定し、アンテナ本体をはめ込んで角度調整するという形になります。また電波の強さ、電波を通しやすい住宅の建材、設置スペースなどの条件が整っていれば、住宅の屋根裏・天井裏設置(建物内部)に設置できるケースもあります。
デザインアンテナは、八木式アンテナのデメリットを解消すべく登場した次世代モデルといえて、以下のように豊富なメリットを持ちます。

  • その形状に加えて、同メーカーの同モデルでもカラーバリエーションが豊富で、外壁に合わせたオフホワイト、ライトブラウン、ブラックブラウン、ブラックなどの本体色を選ぶことで、屋外に設置してもアンテナが目立たず、住宅の外観や景観にほとんど影響を与えない。
  • カバーの施された平面的な構造と面で設置する固定方法と、配線部やブースターなどを裏面に設置できる点から、風雨や積雪、潮風、鳥などの自然環境に強くなり、経年劣化が進みにくくトラブルも起こりにくい。寿命も15年から20年以上と長くなる。
  • コンパクトな形状と受信面の広さから、屋根裏や天井裏への設置にも適している。この場合は、メンテナンスフリーでアンテナの耐久性、寿命が大幅に長くなる。また住宅の外観や外装にもほとんど影響がなくなる。
  • 壁面やベランダへの設置になるため、太陽光パネルへ影を落とす悪影響がない。

などの点が挙げられます。

このようにメリットが多いことから、デザインアンテナは現在では人気ナンバーワンの地デジアンテナ機種になっています。
一方で、デザインアンテナには、八木式アンテナとは対照的ともいえる、以下のようなデメリットも存在します。

  • デザインアンテナは本体の構造や指向性の広さなどから、同じ素子数相当のモデルで比較しても、八木式アンテナより受信性能がやや低くなる傾向がある。そのため基本的に地デジ電波塔から比較的、近距離の強・中電界地域向けモデルになる。
  • さらに屋根の上より設置位置が低くなることも、受信感度を確保しにくい問題につながる。特に高層ビルの近隣や、隣家が近い住宅密集地などでは電波が遮られ、強・中電界地域でもデザインアンテナが設置できない場合もある。
  • 正面を近隣の電波塔の方向に向ける必要があるため、電波塔のある方角を向いた壁面に設置する必要があり、住宅のどの壁面、ベランダにでも設置できるわけではない。
  • 古典的で低価格な八木式アンテナに比べると、設置費用がやや割高になることが多い。ただ近年ではデザインアンテナの施工件数が増えていることから、同素子数(相当)の通常モデルであれば、設置費用に差が出ないケースもある。
  • 壁面設置の場合、壁にビス穴をあける必要が出る。

総合すると、デザインアンテナは外観性と耐久性に優れる半面、本体性能や設置位置からやや受信感度が低くなり、対応エリアが電波塔に比較的、近い都市部やその近隣エリアに限られる。
またエリアを問わず、電波を遮る障害物などの多い周辺環境では十分な受信ができず、設置できない場合もあるなどの注意点が挙げられます。
デザインアンテナをおすすめできる条件としては、

  • 住宅のデザインに影響を与えないアンテナが欲しい。
  • 景観地域などで設置できるアンテナの種類が制限される。
  • 台風や雪などが多く八木式アンテナではダメージを受けやすい。
  • 屋根裏や天井裏への設置を考えている

といったご要望に最適の機種となります。
ただ一方で、デザインアンテナの設置に当たっては、まずアンテナ工事業者に綿密な電波調査を依頼し、現場の受信環境で設置可能かどうか、また気候や天候などの影響も考慮して、余裕のある安定した受信を確保できる場所を確認することが何より重要です。

アンテナ工事業者が対応できるデザインアンテナ機種や設置費用の一例として「あさひアンテナ」では豊富なモデルをご用意しています。

まず基本モデルとして、DXアンテナ製の高品質20素子相当モデル「UAH201」基本設置工事は22,000円(税込み24,200円)から。

やはり国内大手メーカー、サン電子製の最新型20素子相当モデル「WG-20」と、背面のケーブルやブースターなどを覆い、見た目がよりスッキリして雨水などの影響も避けられる、別売り「背面スッキリカバー」のセット基本設置工事は、25,000円(税込み27,500円)から。

同じく国内大手メーカー、マスプロ電工製の強電界地域専用・業界最小級コンパクトモデル(付属のスタンドで室内設置も可能)スカイウォーリーミニ「U2SWLC3」基本設置工事も、25,000円(税込み27,500円)からになります。

他にもあさひアンテナでは、26素子相当モデルも用意しているほか、設置位置も壁面、ベランダの他、屋根裏や天井裏への設置も対応しています。同社では完全無料の精密な電波調査も合わせて、現場の受信条件に最適のデザインアンテナ設置方法を提案できます。

ユニコーンアンテナ

ユニコーンアンテナとは、2017年(平成29年)に誕生した、ポール状の地デジ用UHFアンテナです。このモデルはマスプロ電工製の「U2CN」一機種のみで「ユニコーンアンテナ」は同社の登録商標です。
その形状はほぼ円柱に近い細身で、八木式アンテナのように支柱(マスト、ポール)の先端に縦向きで取り付けます。 設置位置は屋根の上のマスト、またはサイドベースを使用し、屋根に近い高所である破風板・外壁の上部などです。
ユニコーンアンテナはこの高さを確保することが受信感度安定の大前提で、これ以下の低位置や屋内への設置は想定外になっています。また受信性能は20素子相当モデルのみになります。
ユニコーンアンテナは、開発したマスプロ電工社では「デザインアンテナ」の一モデルとして位置づけられており、そのメリットは以下の通りになります。

  • スタイリッシュな形状とツヤのない落ち着いたウォームホワイト(WW)、ブロンズブラック(BB)のカラーバリエーションで、住宅の高い位置に設置しても装飾物のように見え、住宅の見た目や景観への悪影響が少ない。そのため景観地域などでも問題なく設置できる可能性が高い。
  • 円筒形のカバーがついた形状は風雨などを受け流し、雪が積もりにくく、鳥も留まりにくい。そのため自然環境による影響を受けにくく、老朽化や角度のズレが生じにくい。ユニコーンアンテナの耐用年数もデザインアンテナと同様、15年から20年以上とされている。
  • その形状からアンテナの影が小さいため、設置位置を工夫することにより、太陽光パネルへの影響もほとんどない設置が可能になる。
  • 八木式アンテナと同じく高い位置にマストで固定されるアンテナであるため、BS/CSアンテナも同じ位置にセットで設置しやすい。
  • デザインアンテナの壁面設置に比べると高さを確保できるため、障害物の影響を避けて受信感度が安定しやすい。特に高層ビルや隣家などが近隣にあり、壁面やベランダにデザインアンテナが設置できない現場でも、ユニコーンアンテナであれば問題なく設置できる可能性が非常に高くなる。この点が従来型デザインアンテナとの一番の違い。

上記のように、ユニコーンアンテナは、これまでの平面型デザインアンテナと同等のメリットを備えながら、高さを確保することで受信感度が安定しやすくなり、従来のデザインアンテナでは設置が難しい現場でも対応できるようになったのが最大の特徴です。
一方でユニコーンアンテナには、以下のようなデメリットもあります。

  • 本体の形状や指向性の低さ(デザインアンテナよりさらに低い)から、同じ20素子の八木式アンテナに比べると受信性能はやや低く、基本的にデザインアンテナと同様、強・中電界地域向けのモデルとなる。
  • 最新モデルであるため、他の地デジアンテナ機種に比べると、本体価格を含めた施工費用がやや割高になる。
  • 壁面や破風板にサイドベースを用いて設置する場合は、やはり壁などにビス穴をあける施工が必要になる。
  • スタイリッシュながらモダンな形状でもあるため、純和風建築など、住宅の様式によってはデザインが似合わず家の見た目を崩す場合もある。この点は見る人の主観にも大きく左右される。

総合するとユニコーンアンテナは、デザインアンテナをお求めながら、お住まいの周辺環境から受信感度を確保できず、設置できない場合の代案として最適の進化系デザインアンテナと言えます。
一方で、平面型デザインアンテナで十分に受信レベルを確保できる現場であれば、特にユニコーンアンテナを選ぶ必要はないとも言えます。
デザインアンテナをお求めのお客様は、現場の電波状態を確認した上で、その結果によっては、ユニコーンアンテナの選択肢も視野に入れておかれることをおすすめします。

「あさひアンテナ」では現在、ユニコーンアンテナの基本設置工事を、業界最安に挑む「キャンペーン価格」にて提供しています。

BS/CSアンテナ(4K8K対応)の設置費用

BS/CSアンテナ(BS/110度CSアンテナ)とは、前述の通り衛星放送(BS放送、110度CS放送)を受信、視聴するためのパラボラアンテナです。
一般家庭向けのモデルは45型であり、現在、市販されているモデルは、すべて高画質な4K8K放送に対応できる、2K4K8K対応アンテナになっています。
また同じ45型BS/CSアンテナでも、各メーカーからカラーバリエーションモデルや、台風などの強風に対する耐性を高めた高耐風モデルなども販売されています。

以下、BS/CSアンテナ設置の費用相場について一覧でご紹介します。

工事内容 費用相場(本体+工事費) 備考
4K8K対応BS/CSアンテナ設置 20,000円~40,000円 ベランダや壁面に設置
地デジ+BS/CSアンテナセット設置 40,000円~70,000円 同時に工事すると割安になる

※上記は一般的なBS/CSアンテナ設置費用相場になります。

前述の通り、BS/CSアンテナは受信条件が整っていれば、屋根の上、壁面、ベランダなど(屋内は不可)住宅内の設置位置を選びません。ただ配線などをまとめるため、できるだけ地デジアンテナの近くに合わせて設置されます。

業者によるBS/CSアンテナ基本設置工事の費用の一例として、例えば「あさひアンテナ」では、地デジアンテナとセット設置の場合のBS/CSアンテナ基本設置工事に、DXアンテナ製の2K4K8K対応45型高品質モデル「BC45AS」を用いて、18,000円(税込み19,800円)からで対応しています。
また受信性能は上記モデルと同等で、なおかつ業界最高クラスの耐風性能を誇り、大きな台風などでもアンテナ故障などを抑えることができる高耐風BS/CSアンテナモデル「BC453SG」による同様の工事は「特別価格」にて対応しています。

他にも同社では、ブラックのカラーバリエーションや各ディッシュサイズのBS/CSアンテナを用意しているため、マンション、アパートな度の集合住宅も含めた、さまざまな現場でのBS/CSアンテナ設置に対応できます。

アンテナの修理・交換・撤去にかかる費用

上記した新規アンテナ設置だけではなく、お住まいにある既存アンテナの故障、角度のズレなどのトラブル対応や、古くなったアンテナの撤去など、テレビアンテナの修理、交換に当たる工事にも、費用がかかります。
以下、主なアンテナ修理や撤去などの工事費用の相場を紹介します。ただこれらの工事費用は、業者や現場の状況によっても変動するため、あくまで目安として参考にしてください。

工事内容 費用相場
アンテナ修理 6,000円~
アンテナの方向調整 8,000円~15,000円
アンテナの立て直し 12,000円~20,000円
アンテナ交換 30,000円~50,000円
アンテナ撤去・処分 6,000円~20,000円

※上記は一般的な業者における費用相場の目安です。

アンテナ交換の費用は、基本的に各種アンテナの基本設置工事費用プラスアンテナの撤去・処分費の総額になります。
アンテナ撤去は、屋根の上などに固定された古いアンテナを取り外し、業者が持ち帰り処分を行う費用になります。既設住宅のアンテナ設置にあたって、古いアンテナを放置したままでは、最適の設置位置を確保できない場合もあるほか、古いアンテナが倒壊、落下するなどして大きな事故につながるリスクもありますので、必ず撤去してください。
さらに業者への撤去依頼であれば、不要なアンテナの持ち帰り処分も行ってくれるため、お客様が粗大ごみとして処分する手間や費用もかかりません。

また実際の工事費用例として、やはり「あさひアンテナ」の例を挙げると、まず、一部の素子やケーブル接続部の破損、老朽化など、アンテナを交換するほどでもない軽微な故障の修理費用は5,000円(税込み5,500円)から。
アンテナ撤去費用(処分含む)では、全長1.8メートルまでのアンテナであれば、やはり5,000円(税込み5,500円)から。
角度がズレて受信感度が落ちたアンテナを適切な角度に調整して、しっかりと固定し直すアンテナ方向調整は8,000円(税込み8,800円)からで対応しています。

【要注意】見積もりより高くなる?主な追加費用のケース

「業者による最初の見積もりは安かったのに、最終的に請求された工事費用は高額だった」というトラブルを防ぐため、アンテナ工事において、追加費用が発生しやすい代表的なケースを知っておくことが重要です。
アンテナ工事のお見積もりの際には、これらの項目があらかじめ見積もりに含まれているか、事前にご確認ください。

電波を増幅する「ブースター」の設置

アンテナブースター(増幅器)とは、テレビアンテナのすぐ近くに設置され、受信したテレビ電波を増幅するための機器です。
戸建て住宅で以下のような場合には、設置がほぼ必須となります。

  • 複数の部屋でテレビを視聴する。
  • 電波が弱い地域(弱電界地域)に住んでいる。
  • アンテナからテレビまでのケーブルが長い。

ブースターの設置には、本体価格と工事費を合わせて22,000円〜35,000円程度の追加費用がかかります。
この費用は業者のほか、使用するブースターの種類(地デジ用UHFブースター、地デジ・衛星放送対応の混合ブースターなど)によっても変動します。

高所作業や屋根裏設置などの特殊工事

一般的な2階建て住宅の屋根への設置は基本工事費に含まれることが多くなります。
しかし以下のような場合には、追加費用が発生する場合もあります。

  • 高所作業費:3階建ての屋根など、特殊な足場や高所作業車が必要な場合。(5,000円〜)
  • 屋根裏設置:外観を重視し、アンテナを屋根裏に設置する場合。電波測定など専門技術が必要。(5,000円〜)
  • 特殊な場所への設置:壁面の材質が特殊、設置に金具の加工が必要な場合など。

追加工事費用の種類、価格体系については、業者によっても大きく異なります。
例えば「あさひアンテナ」では、デザインアンテナの屋根裏、天井裏設置は、可能な現場であれば、前述したデザインアンテナの基本設置工事費だけで対応しています。

複数台のテレビに繋ぐ「分配・配線」工事

一基のアンテナで受信した電波を、複数の部屋のテレビに分けるためには「分配器」という機器が必要です。新築の場合はすでに設置されていることが多いのですが、ない場合や、受信するテレビ電波に対応していない場合などは、設置・交換費用が必要になります。

また、各部屋までのテレビケーブルの配線(または基本設置工事に含まれるケーブルの長さを越える分)も、追加費用となります。

  • 分配器の設置・交換: 5,000円〜15,000円
  • 追加の配線工事: 1mあたり1,000円〜(隠蔽配線は割高)

おすすめ優良アンテナ工事専門業者3選【2025年最新比較】

この項目では、記事内で解説してきた「信頼できる業者の選び方」の基準を元に、数あるアンテナ工事業者の中から、特におすすめできる3社を厳選してご紹介します。
ご自身のエリアや希望に合わせて、最適な1社を見つけるための参考にしてください。

業者名 対応エリア 保証期間 料金目安(地デジ) 特徴
あさひアンテナ 関東・関西 10年 22,000円~ 地域密着、年間6,000件の実績、高品質機材、長期保証
さくらアンテナ 関東・関西、中部その他 10年 16,500円~ 幅広いエリアに対応、最短即日工事、24時間受付
アンテナテック 関東・関西・中部・九州その他 8年 15,000円~ 幅広いエリアに対応、キャンペーンが豊富

※上記は各業者の主な特徴になります。

【関東・関西エリア】年間6,000件の実績と10年保証が魅力「あさひアンテナ」

関東・関西エリアにお住まいの方に、まずご検討をおすすめしたいのが「あさひアンテナ」です。
地域に特化することで現地の電波状況を熟知しており、年間6,000件を超える豊富な実績は、お客様からの信頼の証といえます。

最大の魅力は、業界でも最長クラスとなる10年間の長期保証です。
工事の品質に絶対の自信があるからこそ実現できる手厚いサポートで、工事後も長く安心してテレビ視聴を楽しめます。

あさひアンテナの強みと実際の口コミ・評判

あさひアンテナの強みは、実績と保証だけではありません。
顧客満足度調査で5年連続No.1を獲得するなど、第三者機関からも高い評価を受けています。

  • 完全自社施工:下請けを使わず、経験豊富な自社の専門スタッフが責任を持って施工します。余計な中間マージンのカットで工事費用も抑えることができます。
  • 工事はすべて国内一流メーカーの高品質機材を使用:ここまでの記事でご紹介したアンテナや機材の設置工事については、最新ユニコーンアンテナや高耐候モデルなど、すべて国内一流メーカー製の高品質機材を使用しています。メーカーから直接大量仕入れのスケールメリットにより、他業者よりも高品質な機材による、コストパフォーマンスの工事を提供しています。
  • 24時間365日対応:相談窓口にはフリーダイヤルの他、24時間対応のメールフォーム、LINEアカウントを用意しており、急なテレビの映りの不具合など、緊急のトラブルにも迅速に対応してくれます。
  • デザインアンテナが得意:住宅の外観を損なわない、美しいアンテナ設置の施工事例が豊富です。最新ユニコーンアンテナの工事にも対応できます。
  • 電波調査と見積もりは完全無料:現地出張しての電波調査とお見積もりは、出張料やキャンセル料などの各種費用を含めた完全無料。精密な電波調査で、お客様のご要望に最適の工事を、業界最安に挑む見積もり価格でご提案します。
  • 即日工事や相見積もりにも対応:工事のご提案や見積もり価格にご満足いただければ、本契約からの即日工事も可能。さらに他業者との相見積もりにも対応しており、他業者でより低価格の見積もりが出た場合には、より価格を下げる再見積もりにも挑戦しています。

実際に「あさひアンテナ」をご利用になった方からは、以下のような声が寄せられています。

「デザインアンテナの設置をお願いしましたが、外観を損なうことなく、きれいに取り付けていただきました。10年保証も付いているので安心です。」(東京都・30代女性)

「台風でアンテナが倒れてしまい、困っていたところ、あさひアンテナさんに迅速に対応していただきました。丁寧な説明と確かな技術で、安心して任せられました。」(神奈川県・40代男性)

【近畿・首都圏・中部】関西密着型ながら幅広い対応エリアとわかりやすい価格体系の「さくらアンテナ」

「さくらアンテナ」は、大阪府堺市に本社を置くアンテナ工事業者です。
対応エリアは大阪府、京都府、兵庫県の多くと奈良県、滋賀県、和歌山県の一部など関西を中心に、関東では東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の多くのエリア。中部では愛知県、三重県の多くのエリア。また岡山や四国の一部エリアなど、幅広いエリアに対応しています。

さくらアンテナの強みは、本拠地である関西エリアを中心とした地元密着型の高品質サービス体制にあります。関西エリアであれば、連絡してからの即日工事にも対応できます。

アンテナ取付工事に関しては、地デジの八木式アンテナ、デザインアンテナやBS/CSアンテナ設置については、アンテナ本体や設置部材、配線、受信確認、長期保証をセットにした、低価格の工事費用で提供している点も大きな魅力です。
もちろんアンテナの修理、交換、撤去、立て直しなど工事にも対応しており、保証についても、業界では最長クラスの10年保証を用意しています。現地調査や見積もりは完全無料で、アンテナ修理については火災保険の対応サポートも行っています。

特に地元エリアである関西にお住まいの方で、即日対応含む迅速な工事を、高品質かつ低価格で依頼したいお客様には、非常に有力な選択肢となる業者です。

【関東・関西・中部その他】幅広いエリアのアンテナ取付、修理に対応「アンテナテック」

「アンテナテック」は、埼玉県に本社を置くアンテナ修理・設置の業者です。
対応エリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県の関東広域の他、関西では大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、三重県。中部では愛知県と岐阜県、静岡県。東北では福島県。北陸では石川県と福井県。中国の岡山県。九州では福岡県、大分県、熊本県、佐賀県など、幅広いエリアに対応しています。

アンテナテックもアンテナ設置、修理、処分など幅広いアンテナ工事に対応しており、お問い合わせから最短即日での工事も可能です。
アンテナ設置では八木式アンテナやデザインアンテナ、またBSアンテナのセット設置や、4K8K対応BSアンテナ設置などに対応しています。

やはり現地調査や見積りは無料で、工事後には8年の長期保証も用意されています。また火災保険に関するお問い合わせにも対応できます。

期間限定でお得なキャンペーンを開催していることもあり、対応エリアも広いため、他の業者が対応していないエリアにお住まいで、アンテナ工事業者として十分なサービスをお求めのお客様には、非常におすすめの選択肢と言えます。

問い合わせから工事完了まで!アンテナ工事の基本的な流れを4ステップで解説

実際にアンテナ工事業者へと工事に依頼する際の、具体的な流れを4つのステップでご紹介します。
全体の流れを把握しておくことで、スムーズに工事を進めることができます。

  1. STEP1:問い合わせ・無料見積もり
    気になる業者が見つかったら、まずは電話やWebサイトのフォームからお問い合わせください。
    このとき、お住まいの住所、建物の種類(戸建て、マンションなど)、希望する工事内容(新規設置、修理など)を伝えると非常にスムーズです。
    多くの業者で、この段階での概算見積もりは無料になります。
  2. STEP2:現地調査・本見積もり
    次に、指定した日時(業者によっては連絡から当日対応も可能)に、専門スタッフが実際に自宅を訪問して、現場の電波状況や建物の構造を調査します。
    この調査結果を元に、業者からお住まいに最適なアンテナの種類や設置場所の提案があり、正確な工事費用の本見積もりが提示されます。
    提案や見積もり内容にご納得いただけなければ、この段階で工事も断ってもキャンセル料はかからない業者がほとんどになります。
  3. STEP3:工事日確定・施工
    見積もり内容にご納得いただければしたら、工事日を確定します。業者によっては、即日工事でそのまますぐ工事に取り掛かることも可能です。
    工事当日は、専門スタッフが訪問し、見積もり内容に沿ってアンテナの設置や配線工事を行います。
    作業時間は、工事内容にもよりますが、1時間半から3時間程度が目安です。
  4. STEP4:電波チェック・支払い
    工事完了後、ご自宅内のテレビ(またはアンテナコンセントにレベルチェッカーを接続)で、実際にテレビ電波を測定し、テレビ放送が問題なく映るかを確認します。
    すべての確認が終わったら、業者へと料金をお支払いになり、工事の保証書を受け取って工事は完了です。料金のお支払い方法は、現金、クレジットカード、キャッシュレス決済など、業者によって異なるため、事前にご確認ください。

アンテナ工事専門業者に関するよくある質問

最後に、アンテナ工事に関して多くの方が抱く主な疑問について、Q&A形式でお答えします。

Q. アンテナ工事に資格は必要?自分でDIYできる?

A. アンテナの設置作業自体に、法律で定められた必須の資格はありません。
しかし、電波を増幅するブースターの電源工事などでは「電気工事士」の資格が必要になる場合があります。

また、高所での作業は転落の危険が伴い非常に危険です。
さらに、現場の条件に適切なアンテナを選び、最適な方向に調整するには、専門知識と専用の測定器が必要なため、DIYはおすすめできません。
ベランダなどへアンテナを設置し、室内の一台のテレビと接続するだけなど、簡単な工事であればDIYが可能なケースもあります。ただご自宅での大掛かりなアンテナ工事では、安全・確実な工事のためにも、専門業者へとご依頼になるのが賢明です。

Q. 台風などの自然災害でアンテナが壊れたら火災保険は使える?

A. はい、使える可能性があります。
多くの火災保険には「風災補償」が付帯しており、台風や竜巻、強風などの自然災害、また予想外の事故によってアンテナが破損した場合、その修理費用が補償の対象となることがあります。

ただし、「損害額が20万円以上の場合のみ」「損害額より一定の額が引かれる」といった免責金額の設定があるなど、火災保険に適用には条件があります。
まずはご自身が加入している保険会社の契約内容を確認し、アンテナ工事の業者へとご相談ください。申請には、被害状況の写真や業者からの見積書が必要になります。

「あさひアンテナ」では前述の通り、アンテナ修理に火災保険を適用するご相談についても、工事と並行して必要な写真、書類を用意する。専門のスタッフが書類作成や保険会社との交渉をサポートするなど、火災保険対応についても万全の体制を用意しています。

Q. 見積もり後のキャンセルは無料?

A. 多くの優良な専門業者では、工事の契約を結ぶ前の「現地調査」や「本見積もり」の段階でのキャンセルは完全無料です。
これにより、複数の業者から「相見積もり」を取って、じっくり比較検討することができます。
相見積もりは工事の適切な費用相場を判断し、価格や施工品質、アフターサービスなど総合的なコストパフォーマンスで最良の業者を選ぶための、最適な方法です。
そのため修理などで工事をお急ぎの場合を除き、アンテナ工事の際にはできるだけ相見積もりを取ることをおすすめします。

ただし前述した家電量販店の下請け業者など、業者によっては、工事をキャンセルしても出張費や調査費を請求される場合もゼロではありません。
余計なトラブルを避けるためにも、必ず業者に問い合わせ、見積もりや現地調査を依頼する際に「見積もり後のキャンセルに料金はかかりますか?」とご確認ください。

まとめ:最適なアンテナ工事専門業者を見つけて快適なテレビライフを

この記事では、アンテナ工事の専門業者選びでお悩みの方のために、テレビアンテナ受信の基礎知識から主要な依頼先の業種、費用相場、信頼できる専門業者の選び方までを網羅的に解説しました。

最後に、あらためて重要なポイントを振り返ります。

  • アンテナ工事は、テレビアンテナに特化しており、専門知識に基づく技術力・価格・保証のバランスが良い「専門業者」へとご依頼になることがもっともおすすめです。
  • 専門業者を選ぶ際は、「豊富な実績」「完全自社施工」「明瞭な料金体系」「長期保証」の4点を必ずチェックしてください。
  • 各種工事の費用相場を把握し、ブースターなどの追加費用もご考慮の上で、複数の業者から見積もりを取ること(相見積もり)が失敗しないコツです。

お住まいのテレビアンテナは、いったん設置すれば10年以上は使い続ける大切な設備です。
本記事の知識を元に、お客様ご自身にぴったりの信頼できる業者を見つけることで、長期的に安心できる快適なテレビライフを手に入れてください。

アンテナ工事、修理などでお悩みの際は、例えば関東・関西エリアの方であれば、あさひアンテナのフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントなど、本記事でご紹介した信頼を置けるおすすめ業者まで、まずはご相談になることもひとつの有効な方法です。
あさひアンテナをはじめ、優良なアンテナ工事業者であれば、決して強引に工事の契約などを求めることはなく、まずはお客様のお悩みや疑問点を解決すべく、緻密な現地調査によって現場に最適の工事を割り出し。お客様のご要望に対しても親身になって相談に乗ってくれます。
その姿勢から信頼できる業者であるとご判断された上で、具体的な工事のお話を進められるのもよろしいでしょう。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。