テレビの映りが悪い問題を解決!アンテナブースターの必要性から選び方・費用、地デジや衛星放送用の製品情報まで完全ガイド

2025年07月22日

ご自宅のテレビで、電波の弱さによるテレビ画面の乱れなどのお悩みはありませんか?

例えば「特定のチャンネルだけ映りが悪い」「映像に四角いブロックノイズが出て、まともに番組を見られない」「画面にE102という記号が出てテレビが映らなくなった」「家の中で特定の部屋にあるテレビだけ画面が乱れる」「天気の悪い日や特定の季節にだけテレビ映像は乱れる」など……
これらのテレビ画面の問題は、多くの場合、テレビに届いている電波レベルが低くなっていることが原因になります。そんなテレビの視聴トラブル、実は「アンテブースター」という機器で解決できるかもしれません。

しかし一般の方には、ただアンテナブースターと言われても、さまざまな疑問を感じられる方もおられるでしょう。

「アンテナブースターとは、そもそも何なのか?」
「自分の家には本当にアンテナブースターが必要なのか?」
「アンテナブースターは自分でも取り付けられる? 費用はどれくらいかかる?」

この記事では、そのようなお客様の疑問に対し、テレビのアンテナブースターに関する基礎知識や詳細な情報を解説することで、疑問解決の一助となるよう努めます。
お住まいにアンテナブースターが必要かどうかを簡単にチェックする方法から、機能や用途別のブースター機器や機能の解説、専門家が教える失敗しないブースター製品の選び方までを解説します。

さらに、マスプロ電工やDXアンテナ、日本アンテナ、サン電子など日本の大手アンテナ企業による高品質な人気ブースター商品、ブースターの設置方法、そして気になる費用相場まで、どこよりも分かりやすく解説します。
この記事をお読みいただければ、テレビ画面の問題によるストレスが軽減されることが期待できるでしょう。
安定した電波の受信で快適なテレビ視聴を取り戻すための第一歩を、ここから始めてください。

その不調、ブースターが原因じゃないかも?購入前に試したい4つの簡単チェック

テレビ映像の映りが悪いと、多くの方は、すぐにブースターなどの専門的な品やアンテナなどの修理が必要だと考えがちです。しかし、あわててブースターをご購入される前に、まずはご自身で簡単に確認できるポイントがいくつかあります。
場合によっては、お住まいのテレビ本体やテレビのある室内周辺の簡単な見直しだけで、テレビに関する悩みが意外とあっさり解決するかもしれません。
機器の購入や業者への依頼で、無駄なお手数やご出費を避けるためにも、以下の4つの項目をチェックしてみてください。

チェック1:テレビ周りの配線の抜け・ゆるみ

意外と見落としがちなのが、テレビ周りのケーブル配線です。
室内のアンテナコンセントからテレビのチューナー端子までを接続し、テレビ電波を送っているアンテナケーブルについて、掃除の際に動かしたり、何かが当たったりして、ケーブル端子が緩んでしまうことは珍しくありません。

以下の箇所のケーブルが、しっかりと奥まで差し込まれているか確認してください。

  • 壁のアンテナ端子とテレビまたはレコーダー。
  • レコーダーとテレビ。
  • 分配器を使用している場合は、そのすべての接続部分。

一度、テレビやアンテナコンセントなどの各接続部からケーブルを抜き、再度しっかりと差し込むだけで改善するケースも多くあります。またケーブル接続部は静電気で徐々に細かなホコリが付着していき、接触不良の原因になる場合もあります。この場合は、乾いた柔らかい布で、ケーブルのプラグや端子をやさしく拭って汚れを落としてください。

他にも、ケーブルは断面部の円形が歪んだ状態になると電波を正常に送信できなくなるほか、荷重や衝撃などで内部の断線などが起こると破損して電波を送信できなくなります。他にもケーブルが長いほど送信される電波の強さが減衰(弱まり)していきます。

そのため、ケーブルが設定された曲げ半径(ケーブルを適切な角度に折り曲げた曲線に当てはまる円の半径)以上に折り曲げている。ケーブルが家具や家電の下敷きになっている、踏みつけるなどの衝撃を与えるなどすると、電波の送信不良やケーブル破損の原因となります。ケーブル配線の状態を確認して適切な状態を保つ、破損したケーブルは交換するなどしてください。

またケーブルが長すぎる場合も、気候や天候の影響でアンテナの受信レベルが低下した場合に、テレビに届く電波が必要な水準を下回ってテレビ画面の乱れの原因となる場合があります。この場合は、最小限の長さに多少の余裕がある程度の、適切な長さのケーブルに交換するだけで問題が解決する場合もあります。

チェック2:アンテナレベルの確認

現在のほとんどのテレビ機器(地デジ、BS/CS衛星放送の受信機器)には、その機器がケーブルから受信している電波の強さ(レベル)を確認できる「アンテナレベル」表示機能が搭載されています。
この画面を表示して、実際に受信しているアンテナレベルの数値を確認することで、テレビを安定して映し出せるレベルの電波が十分に届いているかどうかを確認できます。

このアンテナレベル画面の表示方法は、メーカーによって操作方法は異なりますが、一般的にはリモコンの「設定」や「メニュー」ボタンから「設定画面」などを表示して、順を追って操作していくことで確認できます。
アンテナレベルの表示も、テレビの製造メーカー(会社)やモデルによってさまざまですが、帯グラフや色彩、数値などで受信している電波レベルを表示し、テレビごとの推奨値(安定した視聴を実現できる最低限の電波レベル)より上か下を一目で確認できるようになります。
もし表示されたアンテナレベルがメーカーの推奨値よりも著しく低い場合は、テレビに届いている電波が弱いことがトラブルの原因であり、ブースター設置が有効な対処となる可能性があります。
逆に、アンテナレベルが十分にあるのにテレビ画面の映りが悪い場合であれば、ブースター以外の原因が考えられます。

チェック3:アンテナ本体の向きや状態

一般的に住宅の屋外でも、屋根などの高い位置にマストで設置されていることが多い、地デジ、BS/CSのテレビアンテナは、長年の使用で耐久力が低下すると、台風や強風、雪などの影響を受けて、電波の方向に向けた向きが変わってしまったり、老朽化によって破損したりするケースがあります。
地デジアンテナ、BS/CSアンテナとも、アンテナの正面側でのみ受信感度を発揮する「指向性」があるため、アンテナが正しい電波の方向(地デジ電波塔や衛星放送の静止衛星の方向)を向いていないと、当然ながら電波を十分に受信できなくなり、受信レベル不足に陥ります。

もしご自宅の屋根や壁面にあるアンテナが、地上や窓、ベランダなど、安全な位置から見える場合は、傾きや破損がないか目視で確認してみてください。
アンテナを向けるべき正確な方向がわからない場合は、スマートフォンのアプリなどで近隣の電波塔や静止衛星の位置を確認する方法があります。または、ご自宅の近隣で同タイプのアンテナと見比べて角度を確認する方法も有効です。ただし、ご自身で屋根に登って確認、調整することは、転落事故など大変な危険があるため決して行わないでください。
アンテナの確認作業などに少しでも不安を覚えられる場合は、絶対にご無理はなさらず、専門のアンテナ工事業者に点検をご依頼ください。

チェック4:テレビ本体の不具合

テレビアンテナや電波の状態に問題がなくても、テレビ本体やB-CASカード(またはACASチップ)の不具合でテレビの映像が映らないことがあります。
B-CASカードとは、地デジ放送や衛星放送(BS放送、CS放送)などデジタル放送の著作権保護のために使われる、デジタル信号の暗号化を解除するためのICカードで、テレビの専用スロットに差し込んで利用します。このB-CASカードが正しく認識されないとエラーメッセージが表示されます。なお4K8Kテレビでは、B-CASカードの代わりに同様の機能を持つACASチップが本体に内蔵されています。

テレビ本体の内部基盤やソフトウェアなどに一時的な不具合が生じる。またはB-CASカードやACASチップの問題でテレビ画面が映らなくなった場合には、以下のような対処法が考えられます。

  • 表示されるエラーコードを確認する:エラーコートとは、テレビなどの受信機器がテレビ放送を映し出せなくなった場合に、機器がその原因を診断して伝えるために、テレビ画面に原因別のコードを表示するものです。そして「E201」「E202」「E203」などのエラーコードが表示されている場合は、電波レベルが低下している、まったく届いていないなど、電波受信に問題があるサインです。一方で「E100」「E101」「E103」などは、B-CASカードが挿入されていない、認識できないといった関連エラーです。エラーコードは他にも各種ありますが、これをヒントにトラブルの原因を確認して、適切な対処を取ることができます。
  • テレビの再起動(リセット):テレビの基盤やソフトウェア、内蔵のACASチップなどの一時的な不具合であれば、テレビ本体の主電源を切ったのち、電源ケーブルをコンセントから抜き、数分待ってから再度、プラグをコンセントに差し込み、電源を入れることで改善されるケースがあります。これはテレビ内部の基盤などへの通電をいったんカットすることで、テレビ内部の機器を初期化する再起動、リセットという作業です。またテレビなどの機器によっては、本体の特定のボタンを長押しするなど独自のリセット方法もあります。正確な方法についてが、テレビのマニュアル、メーカーのホームページなどもご確認ください。
  • B-CASカードの抜き差し:B-CASカードを使用する機器の場合、挿入されたカードの挿入ミスや汚れなどによる接触不良が原因という可能性もあります。テレビの主電源を切った状態で、B-CASカードを一度、テレビ本体から抜いてから、金色のICチップ部分を乾いた布で優しく拭き、再度しっかりと差し込んでみてください。またカードそのものが破損している可能性も考えられます。ご自宅に問題なく映る他のテレビ、レコーダーなどがある場合は、そちらのB-CASカードと差し替えてみて、問題なく映るか確かめてください。なおB-CASカードが破損した場合は、発行元であるB-CAS社に問い合わせて、有償でのカード再発行手続き、および破損したカードの返却が必要となります。

アンテナブースターとは?基本的な役割と仕組みをやさしく解説

上記のチェックポイントを試しても問題が改善せず、テレビに届いている受信レベルに問題がある場合は、そもそもご自宅のアンテナで受信できているテレビ電波のレベルが弱いと考えられ、いよいよアンテナブースターの出番となるかもしれません。
では、このアンテナブースターとは一体どのような機器なのでしょうか。
この項目では、難しい専門用語をなるべく使わずに、その役割と仕組みをわかりやすく解説してゆきます。一言でいえば、アンテナブースターとは「アンテナが受信したテレビ電波を、適切な強さまで増幅(パワーアップ)させるための機器」になります。

ブースターの役割は電波の「増幅」。弱くなった映像信号を強くする

そもそもテレビの電波とは、空間を波長を描いて光の速さで進む電気的なエネルギーと言えます。現在のデジタルテレビ放送では、テレビの映像信号(音声含む)を「0」と「1」のデジタル信号に変換して圧縮し、この信号を電波の波長に乗せて送信しています。

この電波を受信する一般家庭などでは、設置したアンテナで電波をキャッチした後、アンテナからのケーブル配線で各部屋のテレビ(アンテナコンセント)まで電波を送ります。テレビなど機器側では、本体に内蔵された地デジやBS/CSの「チューナー」で、電波の映像信号を読み取り、映像、音声に変換して画面に映し出すことで、テレビ放送が視聴できることになります。

しかし、特に地デジ電波の場合は、電波を送信している電波塔から距離が離れるほど電波レベルが弱まっていくほか、地デジや衛星放送のテレビ電波がアンテナで受信された後、テレビに届くまでの間にも、さまざまな要因で弱くなってしまいます。
例えば、複数のお部屋でテレビを見るために「分配器」で電波レベルを分けたり、アンテナからテレビまでのケーブルが長かったりすると、その間に電波レベルはどんどん弱くなっていきます。

この電波の強さが不足すると、チューナーが映像信号を十分に認識できなくなり、映像を正常に再現できなくなるため、テレビ画面の乱れや映らないといったトラブルが生じるのです。

アンテナブースターは、主にテレビアンテナのすぐ近くに設置されて、アンテナから送られるテレビ電波を増幅することで、屋内にあるすべてのテレビが、テレビ映像を映すのに十分な強さの電波レベルを送るという重要な役割を担っています。
例えるなら、水道のホースの途中にポンプを取り付けて、放出される水圧を強くするイメージに近いかもしれません。

注意点:画質を良くするのではなく、信号と一緒にノイズも増幅する

ブースターの機能は、アンテナが受信したテレビ電波を電気的に増幅することです。テレビの電波も電気的なエネルギーの一種であるため、エネルギー保存の法則により、他のエネルギー源が何もないところで電波を強くすることはできません。そのため、ブースターの作動には電源が必要となります。

ブースターはアンテナから届いた電波に電気エネルギーを加えることで、波長(映像信号)など電波の品質はそのまま、電波レベル(電波の強さ)を増強する機能があります。

ただ、ここでひとつ重要な注意点があります。
ブースターは「画質を良くする魔法の箱」ではありません。あくまで、アンテナから送られてくる「電波の波長や品質をそのまま増幅する」機器です。

そして特に地デジアンテナは、地デジ電波(UHF(極超短波)のうち470MHzから710MHzまでの周波数帯)を受信することに特化したアンテナですが、実際には地デジ電波だけでなく、同じ周波数帯で空間を走っているノイズ(雑音となる無関係の電波)も受信してしまうことがあります。

このようなノイズはテレビ電波の質を落とし、映像を乱す原因になりますが、アンテナ配線に設置されたブースターは、テレビ電波とノイズをより分けることができないため、地デジ電波と同時に、混入するノイズも一緒に増幅してしまいます。

例えるなら、テレビアンテナのブースターは、マイクとスピーカーのようなものだと思ってください。マイクで拾われた音声はスピーカーで拡大されますが、実際にスピーカーから出る音は、送信したい音声だけでなく、マイクで拾われた雑音も拡大されて流れるのと同じことだと言えます。

そのためブースターの利用には、アンテナで受信した時点での電波の品質(ノイズ率の低さ)がたいへん重要になります。
この特性が、後ほど解説する「屋外用ブースター」が推奨される理由にもつながっていきます。

【自己診断】あなたの家にアンテナブースターは必要?4つのケースをチェック

ブースターの機能や必要性についてはおわかりいただけたかと思いますが「うちの環境で本当にブースターが必要なのだろうか?」とお迷いの方のために、ブースターの設置が特に有効な、4つの代表的なケースをご紹介いたします。
ご自身の状況と照らし合わせて、ブースターの必要性を判断する参考にしてください。

ケース1:家の中で複数のテレビを見ている

住宅に設置されたテレビアンテナが受信したテレビ電波は、一本の同軸ケーブルと呼ばれるアンテナケーブルで、屋内まで送信されます。BS/CSアンテナなど二基以上のアンテナを設置する場合も、アンテナの近くで、各アンテナからの同軸ケーブルを「混合器」という機器に接続して、ケーブルを一本にまとめることで、以降の配線をシンプルにし、必要なケーブルの長さなどのコストを抑えます。

そして、この一本のケーブルから、屋内にある複数のテレビに電波を送る場合には、「分配器」という機器で、複数のケーブルにテレビ電波を分けて、各部屋のアンテナコンセントに送ります。
この分配器を通した場合、電波レベル自体は変化しないため、分配数に応じて、それぞれの分配先に送られる電波は数分の一になります。したがって設置されるテレビの台数が多いご家庭ほど、1台あたりのテレビに届く電波は弱くなります。

例えば、分配器が2分配なら個々の分配先の電波レベルは半分に、4分配なら4分の1のレベルになってしまいます。
これが主原因で、特定の部屋だけテレビの映りが悪い、などの症状が出ている場合、ブースターを設置して、アンテナ側から送られてくる元の電波レベルを強くしてあげることで、映像状態の改善が見込めます。

基本的に、地デジ電波塔から近く、アンテナで強いレベルの電波を受信できるエリア(強電界地域)であっても、お住まいに三台以上のテレビを設置して、電波を三分配以上に分配する場合には、ブースターを設置して電波を増幅する必要があります。

ケース2:電波の弱い地域(弱電界地域)に住んでいる

お住まいの地域が、テレビ塔から遠かったり、山や高い建物に囲まれていたりすると、そもそもご家庭に届く電波がやや弱い「中電界地域」や、それ以下の弱さになる「弱電界地域」である可能性があります。
このような地域では、アンテナでキャッチできる電波レベルそのものが弱いため、ブースターを設置して、電波を増幅することが必須となります。

当「あさひアンテナ」でも、例えば埼玉県秩父市などの山間部で、高性能な地デジアンテナとブースターを組み合わせて、安定した地デジ受信環境を確保した実績が数多くあります。
地デジの電波レベルが弱い地域でも、適切な機アンテナ機器の選定と設置を行えば、快適な地デジ視聴は可能となります。

ケース3:アンテナからテレビまで距離が長い

広い戸建て住宅などで、アンテナを設置した場所からテレビがある部屋までの距離が遠い場合、その部屋に至るまでの配線に使われるアンテナケーブル(同軸ケーブル、テレビアンテナ線)の中で、電波レベルが少しずつ弱くなっていきます。
これを「ケーブル損失」と呼びます。

ケーブルが10メートル、20メートルと長くなるほど、この損失は大きくなります。ケーブル損失は、太くてシールド性能が高いなど、高品質なケーブルを使うことである程度、軽減できますが、ケーブルが長い場合には、完全に抑えることはできません。
アンテナ直下では十分なレベルの電波が確保できても、テレビに届く頃にはレベルが弱くなってしまっている、という場合にもブースターは有効です。

ケース4:4K8K放送をきれいに見たい

衛星放送のBS放送、CS放送でも、4K8Kチャンネルで楽しむことができる4K8K放送は、従来の衛星放送(右旋放送)よりも、さらに高い周波数帯の電波(左旋放送)を利用しています。
高い周波数の電波は、ケーブルを通る際や分配する際に、より弱くなりやすい(損失が大きい)という特徴があります。

そのため、特に左旋の4K8Kチャンネルを視聴するには、対応するBS/CSアンテナ(現在の基本モデルである2K4K8K(右旋左旋)対応型)のほか、ケーブル配線部にも、左旋の高い周波数帯に対応できる高品質なケーブルや分配器などが必要になります。

そのため、地デジ放送や2Kの衛星放送は問題なく映るのに、4K8K放送だけが映らない、またはノイズが出るといった場合は、ブースターが必要になる可能性が高くなります。
この場合は、ブースター本体も、4K8K放送の周波数帯に対応できる4K8K(3224MHz)対応ブースターを選ぶ必要があります。

失敗しないアンテナブースターの選び方|プロが教える3つの重要ポイント

お住まいの受信環境でブースターが必要だと判断できたなら、次は具体的なブースター製品選びになります。しかし、家電量販店やインターネットショップには、さまざまな種類のブースターが並んでいるため、どれを選べば良いか迷ってしまうこともあるでしょう。
ここではアンテナ工事の専門家の視点から、お住まいのブースター選びで失敗しないための、3つの重要なポイントに絞って解説してゆきます。
このポイントを押さえれば、あなたの家に最適なブースターを見つけることができるでしょう。

ポイント1:どこに付ける?設置場所で選ぶ「屋外用」と「室内用」

ブースターのカテゴリ別、製品選びでもっとも基本的なポイントが「どこに設置するモデルであるか」です。
設置場所によって「屋外用」と「室内用」の2種類に大別され、それぞれに特徴があります。

以下、屋外用、室内用ブースターの主な特徴について解説します。

種類 メリット デメリット こんな人におすすめ
屋外用 ・増幅効果が高い
・ノイズの影響を受けにくい
・設置に専門知識と技術が必要
・高所作業で危険が伴う
・電波が弱い地域に住んでいる人
・確実な効果を求める人
室内用 ・DIYで簡単に設置できる
・価格が比較的安い
・増幅効果が限定的
・ノイズも増幅しやすい
・手軽に試したい人
・賃貸住宅に住んでいる人

屋外用(増幅部・電源部 分離型):効果は最大だが設置はプロ推奨

屋外用ブースターは、主に電波を増幅する本体(増幅部)と、電源を供給する電源部とが着脱式で分かれており、増幅部は、屋根の上にあるテレビアンテナではすぐ下(マストの下部)や、デザインアンテナでは本体の裏側など、アンテナに近い位置へ取り付けます。
それによりアンテナが受信した直後の、ノイズが少ないクリーンな電波を増幅できるため、もっとも高い効果が期待できます。なお電源部は、屋根裏などのアンテナケーブル配線部に設置され、ブースター用の電源コンセントに接続されて、同軸ケーブルを通じて増幅部へと電源を供給します。

屋外用ブースターは電波を増幅できる性能や細やかな調整機能も豊富なため、主に住宅全体に送るテレビ電波を底上げする、戸建て住宅のメインブースターとして使用されます。

しかし、屋外用ブースターの設置は、主に屋根の上などの高所作業となり、調整機能が豊富な分、お住まい全体にバランスよく増幅した電波を送るための、専門的な知識や技術も必要になります。
また本体(増幅部)は雨風にさらされるため、頑丈な構造になっているものの、確実な防水処理も欠かせません。安全と品質を確保するためにも、屋外用ブースターの設置は、当「あさひアンテナ」など、アンテナ工事の専門業者へとご依頼になることを強く推奨いたします。

屋外用ブースターの各機能、特性とは?

高性能な屋外用ブースターには、受信環境に合わせて最適な調整を行うための、さまざまな機能が搭載されています。専門的な内容になりますが、知っておくと業者との話もスムーズに進みます。

以下、屋外用ブースターに備えられていることが多い、主な機能の概要について解説します。

機能・特性 概要
定格出力 ブースターが電波の品質を保ったまま出力できる最大の電波の強さ。分配数が多い場合は、この数値が高いものを選びます。また電波の増幅量は、この定格出力を越えないように調整されます。
利得調整(ゲインコントロール) 電波を増幅する度合い(利得)を調整する機能。この機能により、お住まいで最適となる電波レベルに増幅します。
入力アッテネーター(ATT) アンテナから入力される電波が強すぎる場合に、信号レベルを減衰させるスイッチ。主に定格出力を越えないよう、利得調整と合わせて使用します。
チルト調整 チャンネルや放送ごとの周波数帯によって電波の減衰量が違う場合(特にケーブルが長い場合)に、全体の周波数帯を均一化する機能です。
CN比(搬送波対雑音比) 信号(Carrier)とノイズ(Noise)の比率。この数値が高いほど、信号の品質が良いことを示します。
雑音指数(NF) ブースター自体が発生するノイズの量を示す数値。この数値が低い(1に近い)ほど、高性能なブースターと言えます。

※上記は主な機能や数値になります。

アンテナ工事の専門業者は、屋外用ブースターの設置に当たって、これらの機能を駆使して、そのご家庭の環境に最適な電波環境を構築します。

室内用(卓上型):DIYで手軽に設置できるが効果は限定的

室内用ブースターは、主に住宅屋内のアンテナケーブル配線や、特定のお部屋で、壁のアンテナコンセント端子と、テレビのケーブルの間に接続します。
本体と電源は一体型の比較的、小型モデルで、コンセントに挿すだけで設置できるため、専門知識がなくてもDIYで手軽に設置できるのが最大のメリットです。また増幅性能についても、シンプルな利得調整の切り替えがある程度のため、ご家庭での調整も比較的、簡単になっています。

室内用ブースターの主な用途としては、住宅で増幅する電波レベルがさほど大きくなくていい環境や、特定の部屋でのみ電波レベルが不足する場合などに利用されます。

ただし、屋内用ブースターは、アンテナから設置位置までのケーブル内で混入し、増えてしまったノイズも一緒に増幅してしまうため、屋外用に比べると効果がやや限定的になるケースもあります。
室内用ブースターは「あと少しだけ電波レベルが足りない」といったケースには有効な選択肢です。

ラインブースター:複数部屋がある場合の補助的な役割

ラインブースター(前置ブースター)は、室内用よりもさらにコンパクトサイズかつ廉価なブースターで、テレビを設置する室内にて、アンテナコンセントからのケーブルの途中に接続するようにして使います。電源は室内のコンセントか、テレビの電源設定でチューナー端子からケーブルを通して供給します。

機能も非常にシンプルで利得調整機能もなく、機器によって5㏈、10㏈など増幅できるレベルが決まっており、必要な増幅性能を持つ製品を選んで利用します。
ラインブースターは「補助的」なブースターです。メインの屋外用ブースターを設置しているにも関わらず、特定の部屋だけアンテナケーブルの長さなどから到達する電波レベルが弱くテレビの映りが悪い、といった場合に、その部屋のテレビの直前で電波レベルを補強するために使用します。

ラインブースターには、単体でお住まいのテレビ全体の映りを改善するほどのパワーはないため、最初の1台として選ぶのには適していません。

ポイント2:性能はコレを見ろ!重要な3つのスペック(利得・NF・対応放送)

ブースター製品のパッケージや仕様表には、さまざまな数値が書かれています。
上記でも少しご紹介いたしましたが、この項目では、特に重要となる「利得」「ノイズ指数(NF)」の2つのスペックについて、その意味とチェックポイントを詳しく解説します。

利得(dB):増幅パワーの目安。ただし「高ければ良い」わけではない

利得(ゲイン)は、ブースターが電波をどれだけ増幅できるかというパワーを示す数値で、電波レベルの数値を示す「dB(デシベル)」という単位で表されます。
ブースターに入力される電波の㏈数に、ブースター利得の㏈数を加える形で増幅できるという意味で、もちろん数値が大きいほどパワーが強くなりますが、この点にも注意が必要です。
まずテレビのチューナーに届く電波レベルは、弱すぎてもちろん映りませんが、逆に90㏈以上と強すぎてもテレビのチューナー側で正しく処理できず、かえって映像が乱れる原因になります。

これを電波の「過剰増幅」と言います。

また前述した定格出力の問題があります。例えば定格出力が100㏈のブースターの場合、100㏈を越える電波レベルに増幅すると、電波の波長(映像信号)に乱れが生じ、テレビ画面にトラブルが生じる原因となります。

この場合、利得調整機能で100㏈以上にすることが可能な場合でも、増幅レベルは100㏈以下に抑える必要があり、そのために入力アッテネーター機能などで調整されます。

いずれにせよ、屋外用ブースターは、お住まいの電波環境に合わせて、適切な利得や調整機能の製品を選ぶことが重要です。

ノイズ指数(NF):画質にこだわるなら「低い」ものを選ぶ

ノイズ指数(NF)は、ブースター自体が動作する際に発生させてしまうノイズの量を表す数値です。
ブースターは電波を増幅させる電子機器であるため、作動する際にはどうしても基盤部などから、ノイズとなる電磁波が発生します。もちろんブースターには発生したノイズをカットする機能も用意されていますが、完全にノイズを抑えることは難しくなります。

このブースターが発生させるノイズを表すのがノイズ指数であり、こちらは「数値が低いほどノイズが少なく、優秀」なブースターだと言えます。

特に、元のテレビ電波レベルが弱い地域では、わずかなノイズでも画質に大きく影響することがあります。クリアなテレビ映像にこだわりたい場合は、このノイズ指数ができるだけ低いブースター製品を選んでください。

ポイント3:どの放送を見る?地デジ・BS/CS・4K8K対応をチェック

最後に、あなたがどの放送を見たいかによって、選ぶべきブースターが変わります。

地デジ放送、2K衛星放送(右旋)、4K8K衛星放送(左旋)はそれぞれケーブルを送信される電波の周波数帯が異なり、ブースターもそれぞれの周波数帯に対応できるモデルが用意されているためです。

以下に、テレビ放送用ブースターの場合の一覧をご紹介いたします。

  • 地デジ(UHF)のみ視聴する場合:地デジ放送専用のUHFブースターを選びます。
  • 衛星放送(BS放送、CS放送)も視聴する場合:地デジ(UHF)とBS/CSの両方に対応した「UHF・BS/CS混合ブースター」が必要です。このタイプは、地デジ、BS/CSアンテナからの2本のケーブルを1本にまとめる「混合器」の役割も兼ねているため、配線がスッキリします。
  • 4K8K衛星放送を視聴したい場合:これからの衛星放送の主流となるといわれる4K8K放送は、これまでの2K衛星放送(右旋:1032MHzから2070MHz)より高い周波数帯(左旋:224MHzから3224MHz)がケーブルを送信されます。したがってこの放送を視聴するには、周波数帯に対応できる「4K8K対応」「3224MHz対応」と明記されたブースターを必ず選んでください。対応していないブースターでは、4K8K放送が正常に映らない可能性が出てきます。

アンテナブースターの設置方法|DIYは可能?業者に頼むべき?

ブースター製品を選べば、次はいよいよ設置です。
このブースター設置作業について「アンテナ工事の費用を抑えたいから自分で設置できないか?」と考える方もおられるでしょう。
ここでは、ブースターをご自身で設置する場合と、アンテナ工事の専門業者にご依頼になる場合、それぞれの方法とポイントを解説します。

【DIY編】室内用ブースターの接続は3ステップで簡単

室内用ブースターの設置は非常にシンプルで、工具も不要な場合がほとんどです。
DIYに慣れていない方でも、以下の3ステップで簡単に接続できます。

  1. 壁のアンテナ端子から来ているケーブルを、ブースターの「入力」端子に接続する。
  2. ブースターの「出力」端子と、テレビの「アンテナ入力」端子を、付属のケーブルで接続する。
  3. ブースターの電源アダプターをコンセントに差し込む。

たったこれだけで設置は完了です。
この手軽さが室内用ブースターの魅力ですが、前述の通り効果が限定的なケースもあることは覚えておいてください。

【業者依頼編】屋外用ブースターの設置はプロに任せるのが安全・確実

もっとも効果の高い屋外用ブースターですが、その設置はプロの領域です。
理由は、安全性と品質の両面にあります。

  • 安全面:設置場所は屋根の上や外壁の高所の場合が多くなりです。慣れない高所作業は転落などの重大な事故につながる危険が常に伴います。
  • 品質面:アンテナとの確実な接続や、適切な増幅レベルの調整、また雨水の侵入を防ぐための防水処理には熟練のプロによる専門的な技術が必要です。不適切な施工は、ブースターの故障や建物の雨漏りの原因にもなりかねません。

当「あさひアンテナ」の工事スタッフは、完全自社施工の体制から、ブースター設置に関しても、さまざまな現場における豊富な施工経験を保有しております。
したがって安全かつ確実に、ブースターの性能を最大限に引き出す設置工事をお約束いたします。

気になる費用は?アンテナブースターの価格と工事料金の相場

ブースターの設置をご検討になる上で、もっとも気になる点が、必要な費用でしょう。
ブースター設置の場合、発生する費用は大きく分けて「ブースター本体の価格」と「業者に依頼する場合の工事費」の2つに分かれます。
あらかじめ費用の相場を知っておくことで、安心して計画を立てることができます。

ブースター本体の価格相場(室内用/屋外用)

ブースター本体の価格は、種類や性能によって幅があります。

種類 価格相場
室内用ブースター 3,000円 ~ 8,000円
屋外用ブースター 10,000円 ~ 25,000円

一般的に、屋外用の方が高性能な分、価格も高くなります。
また、4K8K対応モデルは、非対応モデルに比べてやや高価な傾向にあります。

業者に設置・交換を依頼した場合の工事費用相場

専門業者にブースターの設置や交換を依頼した場合の費用相場は、以下の通りです。
これは、ブースター本体の価格を含んだ料金の目安です。

  • ブースターの設置・交換工事費用:25,000円 ~ 35,000円

アンテナの新設や交換と同時にブースターを設置する場合は、セット料金で割安になることがほとんどです。また、まれなケースですが、壁の中に配線を通す「隠蔽配線」など、特殊な作業が必要になった場合は追加料金が発生することもあります。
当「あさひアンテナ」では、そのような場合でも必ず事前のお見積もりで必要な作業と費用をお客様にすべてご説明し、ご承諾をいただいた上で作業を進めますので、どうかご安心ください。

なお、当あさひアンテナでは、各種ブースターの設置工事について、国産大手メーカーの高品質ブースター機器本体や、設置部材、現場に最適な調整などをセットにして、UHF帯ブースターの設置工事は20,000円(税込み22,000円)から。UHF/BSCS混合ブースターの設置工事は25,000円(税込み27,500円)からでご対応いたします。

ブースターの寿命とトラブル対処法

せっかくのブースター、一度、設置したからには、できるだけ長く安心して使いたいことでしょう。
ここでは、ブースターの寿命の目安と、万が一トラブルが起きた際の対処法について解説します。

アンテナブースターの寿命(耐用年数)はいつ?交換時期の目安は約10年

アンテナブースターは屋外用、屋内用ともに常に作動している電子機器のため、永久に使えるわけではありません。一般的に、その寿命(耐用年数)は10年程度と言われています。

設置から10年以上経過し、最近になってテレビの映りが悪くなってきたという場合は、アンテナやテレビの故障ではなく、ブースターの劣化で増幅性能が衰えていることが原因の可能性も考えられます。
この場合は、ブースターの交換をご検討になる良いタイミングです。

設置しても映りが改善しない?よくある原因と対処法

「ブースターを設置したのに、テレビの映りが良くならない!」
そんな時は、慌てずに以下の点を確認してみてください。

原因 対処法
利得(ゲイン)が高すぎる ブースターに利得調整機能があれば、少しずつ下げてみる。電波が強すぎても映りは悪くなります。
ケーブルの接続不良 入力と出力の端子を間違えていないか、接続が緩んでいないか再度確認してください。
ブースターの電源が入っていない 電源部のランプが点灯しているか確認します。屋外用の場合、宅内の電源部コンセントが抜けていないかチェックしましょう。
アンテナ自体に問題がある アンテナの向きがずれていたり、破損している場合は、ブースターを付けても効果はありません。専門業者による点検が必要です。

※上記は主な問題の要因になります。

アンテナブースター工事はどこに頼む?信頼できる業者の見極め方とおすすめ業者

屋外用ブースターの設置や、ご自身でテレビ画面やブースターのトラブル原因が特定できない場合は、アンテナ工事の専門業者に設置や調査、場合によってはアンテナやブースターの修理、交換などをご依頼になるのが、もっとも確実で安心な方法です。
しかし、数ある専門業者の中からどこを選べば良いか迷いますよね。
ここでは、信頼できる業者を見極めるためのポイントと、当「あさひアンテナ」が自信をもっておすすめできる理由をご紹介いたします。

業者選びで確認すべき4つのポイント

アンテナ工事業者を選ぶ際には、少なくとも以下の4つのポイントを確認しましょう。

  1. 明確な料金体系:見積もり以外の追加料金が発生する可能性があるか、事前にしっかりと説明してくれるか。
  2. 豊富な施工実績:地域での工事実績が豊富か。ウェブサイトなどで具体的な施工事例が公開されているか。
  3. 長期保証の有無:工事後に万が一トラブルがあった際の保証期間と内容が明確か。
  4. スタッフの専門性:工事担当者は経験豊富で、専門知識や技術力などは信頼できるか。

実績・保証で選ぶなら「あさひアンテナ」がおすすめ

上記のポイントを踏まえた上で、当「あさひアンテナ」は自信をもってお客様のご依頼をお引き受けいたします。その理由は、弊社の実績、技術とさまざまなサービス体制、工事後の保証にあります。

年間6,000件超の施工実績と迅速な対応力

あさひアンテナは、関東一円で年間6,000件を超えるアンテナ工事を行っています。
この豊富な実績は、多くのお客様から信頼をいただいている証です。

工事については完全自社施工を徹底しており、経験豊富な自社スタッフのアンテナ職人が高品質な施工をご提供することはもちろん、中間マージンなどの余計なコストをカットすることで、業界最安に挑戦する工事価格も実現しております。
また、お問い合わせには平均24時間以内に対応し、緊急時には即日工事も可能な迅速な対応力も私たちの強みです。

業界最長クラス!安心の「10年保証」

当あさひアンテナ最大の強みは、業界でも最長クラスとなる「10年間の長期保証」です。
工事が完了した日から10年間、万が一の不具合やトラブルに対して、弊社で責任を持って対応します。
この長期保証は、私たちの技術力と施工品質に対する自信の表れでもあります。
お客様には、弊社の施工でアンテナ本体やブースターを設置した後も、長く安心してテレビ放送をお楽しみいただけるよう、もしものトラブルの際には弊社までご一報いただければ、迅速かつ完全な復旧でご対応できるよう、常に体制を整えております。

まとめ:アンテナブースターを正しく選んで、快適なテレビ環境を取り戻そう

この記事では、テレビアンテナを利用してテレビ放送を視聴する場合に、テレビ画面の映りを改善する「アンテナブースター」について、その必要性の判断から選び方、費用、設置方法までを詳しく解説いたしました。

現在ではテレビ放送を視聴する方法にも、アンテナの他にケーブルテレビ(CATV)や光TVなどもございますが、やはり戸建てのマイホームではテレビアンテナの設置が、長期的にはもっともコストパフォーマンスに優れた方法と言えます。

そしてテレビアンテナの設置で、安定したテレビ視聴のためにほぼ必須となる機器が、アンテナブースターなのです。
最後に、テレビ画面の乱れなどで、アンテナブースターの設置をご検討なさる際に、取るべきアクションをまとめます。

  • ステップ1:まずは簡単な原因をチェック
    ケーブルの抜けやテレビの設定など、ブースター購入前にご自身で確認できることから試してみましょう。
  • ステップ2:ブースターの必要性を判断
    複数台のテレビ、電波の弱い地域など、この記事でご紹介した4つのケースに当てはまるか確認しましょう。
  • ステップ3:自分の状況に合った製品を選ぶ
    設置場所(屋外/室内)、性能(利得/NF)、見たい放送(4K8K対応か)の3つのポイントで、最適なブースターを選びましょう。
  • ステップ4:無理せず専門業者に相談
    屋外への設置や、原因がよくわからない場合は、安全と確実性のために専門業者に相談するのが最善といえます。

テレビの映りが悪いというストレスから解放され、快適な視聴環境を取り戻すために、アンテナブースターは非常に有効な機器です。
もし、アンテナブースターのことでお困りでしたら、どんな些細なことでも構いません。
まずは「あさひアンテナ」の無料相談窓口、弊社フリーダイヤル、または当サイトのメールフォーム、弊社LINEアカウントまで、まずはお気軽にお問い合わせください。
現場経験と専門知識を誇る弊社スタッフが、お客様の状況に最適な解決策をご提案します。

もちろん弊社では、各種アンテナ本体、また分配器、混合器などその他アンテナシステム機器の取付工事、またアンテナ修理、交換など、アンテナ工事に関する全般的なご相談を受け付けております。アンテナ工事に関するご相談であれば、どのようなことでも弊社までお問い合わせいたければ幸いです。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。