【最新】4K8K放送を対応テレビで観るには4Kブースターが必要?おすすめアンテナ機器比較・選び方と交換手順も解説

2026年08月23日

現在の大画面テレビは、従来のハイビジョンよりさらに高精細の映像や鮮やかな色彩、なめらかな動画を楽しめる4K、8Kテレビが主流になっています。
新築のお住まいへのお引っ越しや、古くなったテレビの買い替えを機に、新しく4Kテレビを選んだ方も多いでしょう。

しかし、いざ4KテレビでBS放送、CS放送などの4Kチャンネルに合わせてみると、テレビ放送が映らなくてお困りではありませんか?
地デジ放送や2KのBSチャンネルは問題なく映るのに、4K放送だけが「受信できません」と表示されると、テレビやアンテナのどこかが故障しているのかと動揺してしまいます。

実はその原因、ご自宅のアンテナ用「ブースター」が4K・8K放送に対応していないからかもしれません。
このような場合、特にテレビやアンテナについての専門知識がなくても、原因を突き止めてご自分で解決することは十分に可能なのです。

この記事は、4K8KBS/CSアンテナの設置や受信設定などの経験も豊富なアンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」の解説に基づいて執筆されました。プロの専門知識による正確な情報で、4K8K放送の受信やテレビに関しての、お客様の疑問を解消します。
専門業者に頼むと数万円かかる工事も、ご自分で作業すれば部品代だけで安く済む可能性があります。

記事内では、4K8K放送を見るための、4Kブースターの必要性から選び方、そして具体的な交換手順までを一挙に解説します。
何が原因で衛星放送の4K8K放送が映らないのかを正確に把握し、無駄なお金をかけずに最適な解決策を見つけましょう。
最後までこの記事をお読みいただければ、ご家族の皆様で高画質な4K映像をストレスなく楽しめるようになるでしょう。

なぜ4K/8KテレビでBS/CS放送が映らない?4Kブースター(4K8K対応)の役割を解説

4Kや8Kのテレビを導入したご家庭で、地デジ放送や2K衛星放送はきれいに映るのに、4K放送のチャンネルだけが映らないといったケースは非常に多く発生しています。
その主な理由は、ご自宅の受信設備が新しい放送(4K8K放送)の規格に対応していないことが考えられます。
特にアンテナ設備で非常に重要な役割を果たす「ブースター」と呼ばれる機器が、4K放送の電波を処理できていない可能性が高くなります。
ブースター(増幅器)とは、テレビアンテナが受信したテレビ電波(映像信号)をテレビのチューナーが認識できるレベルまで増幅する機器です。
主に地デジ電波のレベルがやや弱い地域や、住宅内でも3部屋以上にテレビを設置する場合に、住宅内で十分な電波レベルを確保するために必要となります。
まずは、なぜ衛星放送の4K8K放送には専用のブースターが必要なのか、その基本的な役割を確認しましょう。

以下は、ブースターの主な役割と、地デジやBS/CS、4K8Kで使われるブースターの違いをまとめた一覧です。

放送の種類 ブースターの主な役割 映像が映らないよくある原因
地デジ 電波を増幅して安定させる。 アンテナの向き不良、周辺の障害物。
従来のBS/CS 右旋偏波の電波を増幅する。 悪天候による電波遮断、機器の経年劣化。
新4K/8K放送 高周波数(左旋偏波)を増幅する。 機器が4K8K(左旋の高周波帯域)に非対応であること。

※上記はブースターの役割と対応する電波の一覧です。

つまづきやすい専門用語「右旋・左旋」とは?周波数との関係

衛星放送の4K・8K放送(新4K8K衛星放送)について調べると、必ず「右旋(うせん)」「左旋(させん)」という言葉を目にします。
これは、衛星放送の電波として、宇宙空間の人工衛星(静止衛星)から送られてくる電波の種類、より詳しく言えば「回転する向き」のことです。

衛星放送の人工衛星は、赤道軌道上を自転に合わせて周回しているため、地上からは上空に静止して見える「静止衛星」です。
静止衛星から送られる電波は、周波数帯が高く長距離送信が可能なマイクロ波のSHF(センチメートル波)のうち、12GHz帯の電波が使われています。
この電波は波長の幅が25ミリ前後で、光のように非常に直進性が強い性質があり、静止衛星から日本全体を照射するような形で送信されています。

従来の衛星放送では、BS放送、CS放送とも、12GHz帯のうち、右回りの螺旋で送信される「右旋円偏波(うせんえんへんぱ)」という電波を使っていました。
この右旋円偏波の周波数帯を一定の周波数(34.5MHzずつ)に細かく分け、BSとCSの多くのチャンネルごとに割り当てていたのです。
しかし、2018年(平成30年)に新4K8K衛星放送が始まると、従来のチャンネルに多くの4K8Kチャンネルが追加されたことで、これまでの右旋円偏波の周波数帯だけではチャンネルの空き(未使用の周波数帯)が足りなくなりました。
そこで、衛星放送でも4K8Kチャンネル用の電波として、新しく左回りの螺旋で送信される「左旋円偏波(させんえんへんぱ)」という電波が追加されることになったのです。

追加される4K8Kチャンネルのうち、BS放送の主要な4Kチャンネル(NHK、広域民放)を右旋で使用できる周波数帯に割り当てたほか、多くの4K8Kチャンネルは、この左旋の周波数帯を割り当てられて放送されるようになりました。

つまり右旋と左旋の違いを簡単にまとめると、以下のようになります。

  • 従来のBS/CS放送・一部のBS4K放送(右旋放送):今まで使われていた低い周波数帯域(右旋)を使用する。
  • 新4K8K放送(左旋放送):新しく追加された高い周波数帯域(左旋)を使用する。
  • 必要な対応:左旋偏波を受信するためには、専用の対応機器が必須となる。

右旋放送のみだった2018年以前のBS/CSアンテナは、左旋放送に対応できない「2K(右旋)対応BS/CSアンテナ」になります。
右旋と左旋、つまり従来のBS/CS放送に加え、新しく追加された4K8K放送のチャンネルも視聴したい場合は、まずBS/CSアンテナが「2K4K8K(右旋左旋)対応BS/CSアンテナ」であることが必要です。
現在、市販されるBS/CSアンテナはすべて2K4K8K対応型ですが、必要となる機器はこれだけではありません。

衛星放送の12GHz帯は、BS/CSアンテナで受信された後、アンテナに付随するコンバーターでMHz帯へと変換されます。これは12GHz帯のままでは周波数が高すぎ、ケーブルでの送信が困難なためです。
そして12GHz帯がコンバーターを通ったのち、従来の右旋の電波は1032MHzから2072MHzまでに変換されるのに対し、新しく追加された左旋の電波は2224MHzから3224MHzまでと、より高い周波数帯に変換されます。
アンテナケーブルをはじめテレビ電波を通す機器は、電波の周波数帯が高いほど、シールド性能などが高品質である必要があります。
特にブースターが4K8K(左旋)に対応していないと、4K8Kチャンネルの電波だけが、必要なレベルまで増幅されないことになります。

その結果として、4Kテレビを買っても新しいチャンネルを受信・または電波を増幅できず、映像が映らなくなるということです。
簡単にまとめると「4K8K用の新しいテレビ電波に対応するアンテナや配線部の機器が必要」ということです。ここまで右旋・左旋などいくつか専門用語を使ってきましたが、基本的な部分は専門知識がなくても理解できます。
この仕組みを理解しておけば、4K8Kを受信・視聴するために適切なアンテナ関連製品を選ぶことができるようになります。

従来のブースターと「4K8K対応ブースター」の決定的な違い

これまで使われていたテレビ用のブースター(BS/CS対応)と、4K8K対応ブースターの決定的な違いは、対応する(増幅できる)周波数帯です。
端的に言えば「これまで使われていなかった2224MHzから3224MHzという高周波数帯域に対応できるかどうか」が最大のポイントです。
従来の地デジ・2K衛星放送用ブースター(主にUHF/BSCS混合ブースター)は、地デジのUHF(470MHzから710MHz)と、衛星放送では2K(右旋)の2071MHzまでの電波しか増幅できません。
そのため、大半が左旋偏波で送られてくる4K8K放送の映像信号は、古いブースターを通ると大幅に減衰するのです。(左旋で放送される一部のBS4Kチャンネルを除く)
これが、テレビ画面に4K8Kチャンネルが「受信できません」と表示される直接的な原因となります。

ブースターの種類 対応する最大周波数 4K/8K放送(左旋)の受信 買い替えの必要性
従来の2K用ブースター 約 2071MHz 不可(映らない・乱れる) 4Kを見るなら必須
4K/8K対応ブースター 3224MHz 可能(きれいに映る) 買い替え不要

※上記は4K8K対応ブースターと非対応ブースターの主な違いです。

4Kブースター(4K8K対応ブースター)に交換すれば、左旋放送に当たる高い周波数の映像信号をしっかり増幅してテレビに届けることができます。
4K8K対応ブースターかどうかを確認するポイントは、パッケージや本体に「3224MHz対応」「4K8K対応」と明記されていることが目印になります。
ご自宅のブースターにこれらの表記がなければ、4K8K放送の視聴に当たって交換が必要なサインと言えます。
まずは、いま設置されているブースターのラベルや型番、説明書などを直接、確認してみましょう。

ブースター交換だけじゃない?アンテナやその他設備も4K8K対応が必要か確認を

左旋の4K8K放送を見るためには、ブースターを4K8K対応のものに交換すれば「テレビ画面が映り悪い」状態すべて解決するというわけではありません。
電波をキャッチする大元であるBS/CSアンテナや、壁の端子、ケーブルなど電波を通すすべての機材も4K8K(左旋)対応である必要があります。
どれかひとつでも古い規格のままだと、そこで4K8Kの電波が漏洩し、大きく減衰してしまいます。
まずは、屋根やベランダにあるBS/CSアンテナ本体が4K8Kに対応しているかを、以下の箇条書きも参考に確認しましょう。
トータルでのアンテナ環境構築が、4K放送を安定して視聴するための第一歩となります。

  1. BS/CSアンテナ:右旋・左旋の両方を受信できる4K8K対応モデルか確認する。
  2. 分配器・分波器:複数の部屋に電波を分ける機器も3224MHz対応か確認する。
  3. テレビ端子(壁のアンテナコンセントユニット):古いタイプだと電波が漏れたり減衰したりする恐れがある。
  4. 同軸ケーブル:S-5C-FBなど、高周波数の伝送に適した太い規格のケーブルが望ましい。

BS/CSアンテナ本体に「4K8K」のロゴシールが貼られていれば、基本的には問題ありません。
しかし、もしお住まいの設備として、10年以上前の2K対応BS/CSアンテナを使い続けている場合は、ブースターと一緒に4K用へと交換を検討すべきです。
その他、混合器や分波器、分配器やケーブルなど、自分の家のアンテナ設備がどこまで4K8Kに対応しているか、ひとつずつチェックしていくことが大切です。
すべてを4K8K対応の機器に揃えることで、初めて4K・8Kテレビ本来の性能を最大限に引き出すことができます。

我が家に4Kブースターは必要?不要?3つの判断基準

4K8K放送に限らず「自分の家には本当にブースターが必要なのか?」と迷っている方も多いでしょう。
一部のアンテナと受信環境では、ブースターなしでも4K8K放送が見られるケースは確かに存在します。
しかし、一般的な家庭の環境では、安定した4K8Kの視聴やテレビの電波障害を避けるためにはブースターがほぼ必須となります。
このセクションでは、ご自宅の視聴環境を振り返るための具体的な3つのチェックポイントを提示します。
これらの基準に当てはまるかどうかで、ブースターの要否を自己判断してください。

チェック項目 該当する場合の状況 ブースターの必要性
ケーブルの距離 アンテナからテレビまでの距離が長い。 非常に高い
テレビの台数 複数の部屋でテレビを見ている。 非常に高い
地域の電波状況 もともと受信できる電波が弱い。 必須

※上記は戸建て住宅でブースターが必要となる主なケースです。

基準1:アンテナからテレビまでのケーブル距離が長い

アンテナから各部屋のテレビまでを結ぶ同軸ケーブル(アンテナケーブル)が長い場合、伝送される電波は必然的に減衰します。
屋内配線がアンテナからおおむね10メートル以上の長さになると、映像信号のロスが無視できなくなってきます。
特に4K8K放送(左旋)のような高周波数の電波は、伝送される距離が長くなるほど減衰やノイズの量が大きくなる性質があります。
そのため、地デジやBS/CSのアンテナで電波をしっかり受信できていても、テレビに届く頃には映像信号のエラー、つまりテレビの映像乱れが生じてしまいます。
この長い配線を通過する間に失われる電波レベルを補うために、アンテナ近くに設置したブースターによる増幅が必要不可欠なのです。

  • アンテナケーブルが長いほどテレビ電波の減衰量は大きくなる。
  • 高周波数(4K8K左旋放送)は低周波数(地デジ)よりも減衰しやすい。
  • 戸建て住宅の2階から1階への配線などは、距離が長くなりがちである。

電波の減衰をチェックするポイントとしては、テレビの設定画面で「アンテナレベル」画面を表示し、実際にテレビまで届いている電波レベルの数値を判断します。
住宅配線のアンテナケーブルを短くすることは難しいため、ブースター機器を追加して電波を強くするのが現実的です。
ブースターを導入すれば、長い配線を通っても十分な強度の映像信号を各部屋のテレビに届けられます。
テレビ映像の乱れやブロックノイズに悩まされているなら、真っ先に対策を検討すべきポイントです。

基準2:家の中で複数のテレビ・レコーダーに分配している

アンテナ配線部に分配器を使って複数の部屋でテレビを見ている場合も、ブースターが必要となります。
特にリビングだけでなく、寝室や子ども部屋など、3台以上の機器に接続している家庭は要注意です。
アンテナが受信した電波の映像信号は、分配器を通ると均等に分割され、分配先では低下してしまいます。例えば2分配なら電波の強度は半分に、4分配なら4分の1になってしまうイメージです。
この低下した分の映像信号を補い、すべての部屋で安定して視聴するためにブースターが欠かせません。

テレビの接続台数 電波の減衰度合い ブースターの必要性
1台のみ(直接接続) 少ない 不要な場合もある
2台に分配 中程度 状況により必要
3台以上に分配 大きい ほぼ必須

※上記は住宅内に設置するテレビの台数別のブースターの必要性です。

新築時やリフォーム時に、各部屋にテレビ端子を設けている家は非常に多いものです。
各部屋のテレビ端子に届く配線の奥には分配器が設置されており、知らず知らずのうちに電波が分割されています。
そこに新しい4Kや8Kテレビを接続しても、もともとの電波が弱ければ映像は映りません。特に4K8K左旋の電波は減衰しやすいため、地デジや2K衛星放送は映っても4K8Kだけ映らないケースも考えられます。
4Kブースターで大元の電波を強力に増幅しておけば、電波(映像信号)を複数に分配しても余裕を持たせられます。
ご家族全員がそれぞれの部屋で快適にテレビ視聴を楽しむためには、適切な増幅が不可欠なのです。

基準3:もともと住んでいる地域の受信電波が弱い

これは主に地デジ放送のケースになりますが、送信局(電波塔)からの距離や周辺の障害物により、地域に届く電波レベルが弱い場合もあります。
いわゆる「弱電界地域」にお住まいの場合、アンテナがキャッチできる電波そのものが微弱です。
また4K8K放送などの衛星放送はデータ量が膨大であり、わずかなノイズの影響でも映像が乱れてしまいます。そのため、弱い電波を無理やりテレビまで送っても、テレビ側で安定して大容量データを受信できません。
衛星放送できれいな画質を保つためには、ノイズが混ざる前にブースターで電波を強くする必要があります。

  1. 近隣に高層ビルやマンションがあり、電波塔から電波が遮られている。
  2. 山間部や送信局から離れた地域に住んでいる。
  3. 以前から天候が悪くなるとテレビの映りが悪くなる傾向があった。
  4. 周囲の家が大きくて高いアンテナを立てている。

このような環境では、ケーブルの長さや分配数に関わらずブースターが必須となります。
ただし、受信できる地デジ電波が極端に弱い場合は、ブースター単独での改善が難しいこともあります。その際は、より高性能なアンテナへの交換や、設置場所の見直しも併せて検討が必要です。

衛星放送は静止衛星から日本全域に送られているため、基本的に日本全域で受信レベルが安定しており、大半のエリアにある戸建て住宅では、45型のBS/CSアンテナを使用することで安定して受信できます。
ただ日本の北部や南端、離島部など静止衛星からの距離が離れた一部エリアでは、距離による減衰で衛星放送の電波レベルがやや弱まり、50型などやや大型のBS/CSアンテナが必要になる場合もあります。

まずはご自宅の受信環境を客観的に見つめ直し、最適な対策を立てていきましょう。

失敗しない!4Kブースター(4K8K対応)の選び方と重要チェックポイント

ここまでの記事内容に基づき、いざ家電量販店やネットショップなどで2K4K8K対応アンテナ用の4Kブースター(4K8K)を購入しようとした際、種類が多すぎて迷ってしまうかもしれません。
ブースター製品選びで失敗してお金を無駄にしないために、このセクションにて重要な確認事項を整理しておきましょう。
ブースター製品のカタログスペックの見方を理解すれば、初心者でも自分の環境に合った製品を選べます。
ここでは設置場所や性能の指標など、以下のように、購入前に必ずチェックすべきポイントをわかりやすくガイドします。
これらを押さえておけば、自信を持って最適な4K8K対応ブースター(4Kブースター)を見つけられます。

チェックポイント 確認する内容 選び方の目安
設置場所 屋外用か屋内用か 自宅の配線状況と作業スキルに合わせる。
対応周波数 3224メガヘルツ対応か 「4K8K対応」の表記を必ず確認する。
認証マーク 「SHマーク」があるか 電波漏洩を防ぐために必須。
性能指標 利得と雑音指数(NF) 環境に応じた適切な数値の製品を選ぶ。

※上記は特に4K8K対応のブースター製品を選ぶ際の主なチェックポイントです。

設置場所で選ぶ:屋外用・屋内用・卓上用の違い

ブースターには、地デジやBS/CS、4K8Kなど対応する放送(周波数帯)別の製品の他にも、設置する場所に応じて主に「屋外用」「屋内用(卓上用)」の種別があります。
屋外用ブースターはアンテナ直下のマストやデザインアンテナの裏側などに設置する防水構造で、アンテナが受信した電波をすぐに増幅できる機器です。
電波を増幅できる強度(ゲイン)やその他の調整機能なども豊富で、主に戸建て住宅において、アンテナ工事と同時に設置されることが多いモデルです。

一方、屋内用ブースターは室内のテレビ裏や屋根裏に設置し、手軽に電源を確保できるのがメリットです。増幅性能は屋外用に比べるとやや劣りますが、その分、ご自分での設置やゲインの調整が簡単になります。
屋内用ブースターは、室内でも一部の部屋で電波レベルが不足する場合に利用されることが多くなります。
また屋内用ブースターの中には、テレビの前で端子やケーブルの途中に設置する「ラインブースター(前置きブースター)」と呼ばれるモデルもあります。
このモデルは製品別に増幅性能が決まっており、屋外用や屋内用ブースターの補助として、一部の部屋でやや電波レベルが不足する場合に使用されます。

この記事では、設置場所別モデルそれぞれの特徴を理解し、ご自身の作業スキルや住宅環境に応じた選び方をご提案します。
各モデルのブースター設置には以下のような違いがあるため、お住まいの状況によっては、無理に屋外でブースター設置作業をするより、安全な室内で作業も完結させるのも賢い選択といえます。

  • 屋外用ブースター:電波をもっとも効果的に増幅できるが、高所での設置作業が必要になる。
  • 屋内用ブースター:屋根裏や情報分電盤の中に設置するタイプで、配線の知識が少し必要。
  • 卓上用ブースター:テレビのすぐそばに置くタイプで、ケーブルを接続してコンセントに挿すだけでもっとも簡単。

家全体のテレビ映りを根本から改善したい場合は、屋外用ブースターが圧倒的に有利です。しかし、アンテナが屋根の上にある場合、設置のためには屋根に上る危険を伴うため、DIYに不慣れな方にはおすすめできません。
賃貸住宅や特定の部屋のテレビだけを改善したい場合は、卓上用ブースターが最適です。
自分の目的と安全性を比較して、もっとも確実な設置方法を選んでください。

必須確認事項:「SHマーク」付き製品を選ぶべき理由と電波漏洩対策

4K8K対応のブースターはじめ、アンテナ関連の製品を選ぶ際、絶対に確認してほしいのが「SHマーク(スーパーハイビジョン受信マーク)」です。
4K8K衛星放送(左旋偏波)の電波は、Wi-Fiや電子レンジなどの電波と周波数が近い性質があります。
もし粗悪な機器を使うと、ブースターから電波が漏れ出し、無線通信に悪影響を及ぼす恐れがあります。逆に、Wi-Fiの電波や電子レンジが作動中に発する電磁波がテレビの配線に混入して、映像が乱れてしまうこともあります。
このような電波干渉を防ぐために、特に4K8K放送の受信・視聴には厳密な規格を満たした製品を選ぶことが法律でも推奨されています。
その4K8K対応性能を持つ製品の目安となるのが「SHマーク」です。このマークの詳細は以下の通りです。

  1. SHマークは、一般社団法人「電子情報技術産業協会(JEITA)」が審査し、4K8K放送の受信に十分な性能を持つとして登録した製品の証である。
  2. 電波の漏洩や飛び込みをしっかりと防ぐ、高いシールド性能を持っている他、左旋4K8K放送の受信・伝送に十分な性能を備えた製品の証である。
  3. 3224メガヘルツまでの広帯域に完全対応していることが保証されている。
  4. ブースターだけでなく、アンテナ本体や分配器などの機器もSHマーク付きで揃えるのが理想的である。

パッケージに「4K8K対応」「3224MHz対応」の表記のほか、この「SHマーク」が印刷されていれば、安心して使える高品質な製品だと判断できます。
なお、アンテナケーブル(同軸ケーブル)など、4K8K 放送の受信に当たって十分なシールド性能だけが必要な製品では、SHマークの代わりに、同じくJEITAの審査によって登録された「HSマーク(ハイシールドマーク)」が付与されます。

4K8K放送対応のブースターはじめアンテナ関連製品を選ぶ際には、数千円ほど安いからといって、これらマークのない出所不明な製品を選ぶのは非常に危険です。
後々、4K8K放送の画面が乱れるほか、漏洩した電波によりインターネットが接続しにくくなるなどの予期せぬトラブルを引き起こす原因になります。
4K8K対応のアンテナ設備を長く安心して使い続けるためにも、必ず「SHマーク」(またはHSマーク)付きのブースターや関連製品を選びましょう。

性能の見方:「利得(ゲイン)」と「雑音指数(NF)」の目安

ブースターのパッケージや説明書に記載されている「利得(デシベル)」は、映像信号(電波)をどれくらい増幅できるかを示す値です。
テレビに届いているアンテナレベルが極端に低い場合は、最低でも30デシベル以上の高い利得を持つ製品が必要です。
また、テレビ映像のクリアさに関わる重要な指標が「雑音指数(NF)」です。
ブースターはアンテナから届く電波だけでなくノイズも一緒に増幅してしまうほか、電子機器として本体も一定のノイズを発生させる性質があります。
しかしこの数値が低いほど、ブースターから発生するノイズが低い優秀な機器になります。ノイズの少ないブースター製品を選ぶことが、4K8Kの高精細な映像品質を保つための鍵となります。

以下は、ブースターの性能を見極める主な数値の一覧とその意味です。

指標の名前 意味 理想的な目安
利得(Gain) 電波を強くするパワー。 環境に応じて 20 〜 40 デシベル。
雑音指数(NF)地デジ用 ブースター自体が出すノイズ。 3 デシベル以下。
雑音指数(NF)BS/CS用 ブースター自体が出すノイズ。 6 デシベル以下。

※上記はお住まいに適したブースターを選ぶための数値の目安です。

この目安を基準にブースターのカタログを比較すれば、モデルごとの性能の良し悪しが簡単に見分けられます。
利得は大きければ大きいほど良いというわけではなく、過剰な電波レベル増幅はかえって映像信号が乱れる、テレビ側で正常に受信できなくなるなど、逆効果になります。
そのため、ブースターからの出力を微調整できる「ゲインコントロール機能」が付いている製品がおすすめです。
適切な利得と低いノイズ指数を兼ね備えたブースター製品を選ぶことが、ブースター選びで失敗しないための極意です。

自力設置におすすめ!4Kブースター厳選モデル

ブースター機器の選び方の基準を踏まえた上で、実際に市場でも評価が高い4K8K対応ブースターの商品をご紹介します。
国内の有名アンテナメーカー(DXアンテナ、日本アンテナ、マスプロ電工、サン電子など)の製品であれば、基本的に安心です。
ここでは、初心者でも扱いやすい4Kブースター製品を「卓上型」「ライン型」「屋外型」の種類別に提案します。
以下の一覧も参考に、ご自身の設置したい場所や目的に合わせて、最適なモデルを見つけてください。
どれもネット通販や家電量販店で手に入りやすい、定番の売れ筋アイテムばかりです。

おすすめのタイプ 代表的なメーカー 主な用途 設置の難易度
卓上型・屋内用 日本アンテナ、DXアンテナ 一か所の部屋のテレビ映りを改善。 ★☆☆(とても簡単)
ラインブースター 日本アンテナ、マスプロ 電波の減衰をピンポイントで補完。 ★★☆(少し簡単)
屋外用ブースター DXアンテナ、マスプロ 家全体の電波環境を根本から底上げ。 ★★★(難しい)

※上記はブースター製品の種類別おすすめメーカーです。

賃貸や各部屋での対策に!卓上型・屋内用4Kブースターのおすすめ

工事不要でテレビ裏などに手軽に設置できるのが「卓上型・屋内用」の4Kブースター(4K8K用)です。賃貸マンションにお住まいの方や、特定の部屋だけ4K8Kが映らないという場合に最適です。
縦置き・横置きも可能なコンパクトさでシールド性能も十分、テレビからBS/CSアンテナへの通電も邪魔しない日本アンテナ製の「NAVBC22CSE-BP」や、DXアンテナの卓上モデルなどが非常に人気を集めています。
これら卓上型モデルは、本体の電源プラグをコンセントに挿して、壁のアンテナコンセント端子とテレビの間にて、本体にケーブルを接続するだけの簡単さが最大の魅力です。
工具を一切使わずに数分で設置できるため、一般の方、特に機械が苦手な方でも安心して扱えます。以下はこれらモデルの主なメリット・デメリットです。

  • メリット1:大掛かりな工事や工具が不要で、誰でもすぐに設置できる。
  • メリット2:コンパクトな設計で、テレビの裏に置いても邪魔にならない。
  • メリット3:価格が比較的安価で、数千円台から購入できるものが多い。
  • デメリット:屋外用ほどの強力な増幅パワーはないため、重度の電波不足には不向き。

パッケージを開けたら、説明書通りに本体を適切な場所に設置し、ケーブルを2本と電源を接続するだけで作業は完了します。
利得調整のつまみが付いているモデルであれば、テレビのアンテナレベル画面を見ながら微調整も可能です。
まずはもっとも手軽なこの卓上型を試してみて、効果があるか確認するのも賢いアプローチです。費用対効果が高く、ご自分でもできる最初の対策としてもっともおすすめできる選択肢です。

電波の減衰をピンポイントで補う!ラインブースターのおすすめ

お住まいで個別の部屋にて「あとちょっとだけテレビに届く電波レベルが足りない」という場合に活躍するのが「ラインブースター」です。
これは手のひらサイズの小型機器で、同軸ケーブルの途中に直接、挿入して使用します。
多くのモデルがテレビやレコーダーからの給電(BS電源設定)で動くため、専用の電源コンセントを用意する必要がありません。(一部にはコンセント給電モデルもあり)
電波レベルが弱まる部屋の他、室内で長いケーブルの途中や分配器の直前など、電波が弱くなるポイントを狙って補強できます。
非常にお手軽な選択肢でありながら、屋外・室内ブースターだけでは一部の部屋で不足が出る場合にピンポイントで効果を発揮する、優秀な補助アイテムです。
以下は、ラインブースターの主な特徴です。

  1. 多くのモデルがテレビのメニュー画面から「BS/CSアンテナ電源供給」をオンにするだけで動作する。(製品による)
  2. 電源ケーブルがないため、配線がごちゃごちゃせずスッキリと収まる。
  3. 他の屋内用ブースターと組み合わせて、補助的に使うことも可能である。
  4. 接続端子をしっかり締めるだけで、特別な工具は一切必要ない。

日本アンテナの「CSBE25」などのモデルは、4K8Kにも対応しており非常に評価が高い製品です。固定用のベースや木ネジ、結束バンドがセットになっているのも便利です。
ただし、これらのラインブースターは、増幅できるパワーは卓上型よりもさらに控えめなことが多くなります。
あくまで屋外用、または屋内用ブースターの補助として「あと一歩で映りそう」という状況での使用に適していることを覚えておきましょう。
このモデルは実売価格も手軽に試せる価格帯なので、応急処置として試す場合に非常に重宝します。

一戸建ての全体改善に!屋外用4Kブースターのおすすめと注意点

家全体の電波を根本から底上げしたい場合は、アンテナ工事に伴って設置されることが多い「屋外用ブースター(電源分離型)」の出番です。
DXアンテナの「CU38AS・38㏈型(後継品含む)」やマスプロ電工の「EP2UBCTR」などが4Kブースター(4K8K)定番のモデルです。
屋外用ブースターであれば、アンテナ直下でノイズが混ざる前のきれいな電波を強力に増幅できるため、戸建て住宅ではもっとも効果的です。一戸建てで複数の部屋にテレビがあるご家庭なら、このタイプを選ぶのが正解となります。
これらの製品は設置方法も多彩ですが、基本的に屋根の上やベランダのアンテナマストに取り付けられるため、屋外作業が伴う点に注意が必要です。
以下は、屋外用ブースターの主な特徴の一覧です。

屋外用ブースターの特徴 詳細と注意点
構造 電波を増幅する「増幅部(屋外)」と、電気を送る「電源部(屋内)」に分かれている。
増幅パワー 30〜40デシベルと非常に強力で、家全体の分配ロスを補える。
作業の危険度 高所作業になるため、転落事故などのリスクが伴う。
施工の難易度 同軸ケーブルの先端を加工(F型接栓の取付)する技術が必要な場合がある。

※上記は屋外用ブースターの詳細と設置にあたっての注意点です。

もしお住まいのアンテナ設置位置が、屋外作業を安全に行える環境(手の届くベランダなど)であれば、DIYでの交換も可能です。
既存の古い屋外用ブースターを外して、新しいものを同じように配線し直すのが基本の手順です。
ただし、屋根の上などの高所作業は命の危険があるため、絶対に無理をしてはいけません。また屋外用ブースターは高性能な分、一般の方にはチャンネル別の細かなゲインの調整などが難しいケースも考えられます。
少しでも設置や調整に不安を感じられる場合は、ご自身の安全を最優先し、プロのアンテナ工事業者に設置・交換・調整を依頼してください。

費用を抑えたい!4K8Kブースターを自分で交換・設置する手順

このセクションでは、業者に頼まず自力で4Kブースター(4K8K)設置の作業を行い、費用を安く抑えたい方に向けて、具体的な手順を解説します。
この場では、比較的、作業が安全で調整も行いやすく、初心者でも失敗しにくい「屋内でのブースター設置・交換作業手順」にフォーカスします。
この作業であれば、事前の準備をしっかり行えば、プラモデルを組み立てるような感覚で気軽に作業を進められます。
ステップバイステップで手順を追っていくので、実際に作業を行う場合は、お手元に製品をご用意の上で読み進めてください。
以下の一覧も参考に、あせらず慎重に作業すれば、誰でも確実に4K8K対応の受信環境を整えることができます。

屋外用ブースターの特徴 詳細と注意点
構造 電波を増幅する「増幅部(屋外)」と、電気を送る「電源部(屋内)」に分かれている。
増幅パワー 30〜40デシベルと非常に強力で、家全体の分配ロスを補える。
作業の危険度 高所作業になるため、転落事故などのリスクが伴う。
施工の難易度 同軸ケーブルの先端を加工(F型接栓の取付)する技術が必要な場合がある。

※上記は室内でのブースター交換の手順と一般的な所要時間です。

ブースター交換前に確認!作業に必要な工具と安全な準備

4Kブースターへの交換作業を始める前には、必ずテレビやレコーダー本体の電源を切り、電源プラグをコンセントから抜いてください。
これらの機器を通電したまま作業を行うと、機器がショートして故障する、さらには感電の原因にもなり非常に危険です。
次に、現在の配線状況をスマートフォンのカメラで色々な角度から写真に撮っておきましょう。
これらの画像は、あとで配線が分からなくなったときに、元の状態を確認するための大切な設計図になります。
安全対策と記録の保存が、作業の失敗を防ぐためのもっとも重要な準備作業となります。
以下、最初の手順を箇条書きでまとめます。

  • テレビ、レコーダー、古いブースターの電源プラグをコンセントから抜く。
  • 既存の配線(どのケーブルがどこに刺さっているか)を写真に記録する。
  • ケーブルの端子が固く締まっている場合に備え、小さなモンキーレンチを用意する。
  • 手の保護や静電気防止のため、できれば作業用の軍手を着用する。

これらの準備が整ったら、まずは古いブースターに繋がっている同軸ケーブルをゆっくりと外していきます。端子(F型コネクタ)はネジ式になっていることが多いので、反時計回りに回して緩めます。
電波を送るケーブルの芯線(真ん中の細い銅線)を折らないように、真っ直ぐ引き抜くのがコツです。すべてのケーブルを外したら、古いブースター本体を撤去して、取り付けスペースを確保しましょう。

初心者でも簡単!屋内用・卓上型ブースターの接続・交換ステップ

古いブースターを取り外したら、いよいよ新しい4Kブースター(4K8K)を取り付けます。
ここで一番間違えやすいのが、「アンテナからの入力端子」と「テレビへの出力端子」です。説明書の画像やブースター本体の表記をよく確認し、逆に接続することがないよう慎重にケーブルを接続してください。
壁の端子から来ているケーブルを「入力」へ、テレビへ向かうケーブルを「出力」へ接続します。
この基本さえ間違えなければ、接続作業の8割は成功したと言っても過言ではありません。
以下は、ここまでの手順を箇条書きでまとめたものです。

  1. 壁のアンテナコンセントから伸びているケーブルを、ブースターの「入力(アンテナ側)」に接続する。
  2. テレビやレコーダーにつながっているケーブルを、ブースターの「出力(テレビ側)」に接続する。
  3. ケーブルのネジ式端子を時計回りに回し、指でしっかりと最後まで締め付ける。
  4. ブースター本体の電源プラグをコンセントに挿し、電源ランプが点灯することを確認する。

すべての接続が終わったら、テレビの電源を入れてBS/CSの4K(または8K)チャンネルに合わせてみましょう。
問題なく映像が映れば、ブースターの交換作業は無事に完了となります。
もしこの時点で映像が乱れたり映らなかったりする場合は、次の「調整ステップ」に進みます。接続ミスがないか、先ほど撮った写真と見比べながらあらためて確認することも忘れずに行ってください。

要注意!過剰な増幅(ゲイン調整)が招くテレビのブロックノイズ

テレビ電波はただ強ければ良いというものではなく、テレビのチューナーでキャッチできる許容量(一般的に90㏈以上)を超えると正しく受信できません。
ブースターのパワーが強すぎると、電波が強すぎることで映像信号が乱れ、画面に四角いモザイク状の「ブロックノイズ」が発生します。
さらには「受信できません」と表示され、電波レベルが弱い場合とまったく同じ症状が出てしまうのです。
これを防ぐためには、ブースター本体のダイヤルなど(ゲインコントロール)を使って、電波の増幅レベルを適切に調整します。
定格出力(増幅分を含めてブースターから安定して出力できる電波レベル)を超えないレベルに合わせることが、安定した視聴環境を作るための仕上げ作業です。
以下は、テレビ画面の状況に合わせたブースターの調整方法です。

テレビの症状 電波の状態 ゲインコントロールの調整方法
映像が全く映らない(ノイズなし) 電波が弱すぎる。 つまみを「最大」の方向へ少しずつ回す。
ブロックノイズが出る・時々止まる 電波が強すぎる。(飽和) つまみを「最小」の方向へ少しずつ回す。
きれいに映っている 適切なレベル。 そのまま動かさない。

※上記はブースターの調節を行う際の基本的なポイントです。

ブースターのゲイン調整を行う際は、テレビのメニュー画面からBSや地デジなどの「アンテナレベル」画面を表示させた状態で行います。
室内用ブースターであればご自分で確認できますが、もしブースターが屋外など、テレビを確認しにくい位置にある場合は、ご家族などの確認役にテレビ画面を見てもらって、スマートフォンなどで連絡を取りながら、ブースターのつまみをゆっくり回してアンテナレベルを調整しましょう。
アンテナレベルの数値が推奨値(メーカーによって異なりますが、おおむね50以上)になれば作業は完了です。
この微調整を行うことで、過剰な増幅によるテレビなど受信機器への負担も減らすことができます。
プロの業者も必ず行っているこの工程をマスターすれば、もう4K8Kなどの放送においてテレビ映りの問題でお悩みになることはありません。

屋外の作業や原因不明な場合はプロへ!業者依頼の費用相場

ここまでの記事では、自力でのブースター調整の作業方法を解説しましたが、ブースター作業に関してはすべてを自分で解決できるとは限りません。
高所作業や緻密な調整が必要な屋外ブースターの交換や、さらには4Kブースター(4K8K)へと交換してもテレビ映りが改善しないといったケースも想定されます。
そのようなときは決してご無理はなさらず、プロのアンテナ工事業者に頼るべき明確な判断ラインを持ちましょう。
この最後のセクションでは、ブースターの設置や交換、調整について、気になる業者依頼の費用相場や、悪徳業者に騙されないための見分け方について解説します。
プロに任せることで、一般の方による作業では難しい安全性と確実な視聴環境をお金で買うという選択肢も、非常に有効です。
以下は、業者に依頼すべきかどうかを判断する具体的なケースの例です。

状況の例 自己解決の可能性 プロへの依頼推奨度
室内ブースターの交換で済む場合。 非常に高い 低い(自分でできる)
2階の屋根上での作業が必要な場合。 ほぼ不可能 必須(命の危険あり)
機器を交換しても原因が分からない。 低い 高い(専用の測定器が必要)

※上記はケースに応じた自己解決の可能性とプロ以来の推奨度の一例です。

自分でブースターを交換する場合と業者に依頼する場合の費用・リスク比較

DIYで4Kブースターへの交換を済ませる場合、必要となるのは数千円から1万円台のブースター製品代のみで済みます。
一方、専門業者にブースターの設置や交換を依頼した場合の相場は、ブースター本体代と工事費を合わせて数万円程度かかります。業者への依頼では、主に屋外用ブースターの交換になるのも価格が割高になる要因です。
一見すると専門業者にブースター交換を頼むのは高く感じますが、高所作業の危険性や確実性を考慮する必要があります。
DIYでの屋外用ブースター交換作業で、万が一屋根から転落して大怪我をすれば、金銭には代えられない莫大な代償を払うことになります。また屋根材などを破損した場合も、何十万円単位の修理費用が発生します。
ブースター交換などアンテナ関係の工事(特に高所作業が発生する場合)は、コストパフォーマンスだけでなく、もしもの際のトラブルのリスクについても、冷静に判断して選択することが大切です。

以下は、ブースター交換のDIYと業者依頼について、費用やリスクなどさまざまな側面から比較してまとめたものです。

  • DIYの費用:部品代のみ。(約 5,000円 〜 15,000円)
  • DIYのリスク:高所からの転落、機器の選定ミス、調整が上手くいかないストレス。
  • 業者依頼の費用:本体代+出張費+工事費。(約 20,000円 〜 35,000円 相場)
  • 業者依頼のメリット:専用の電波測定器を使った確実な施工と調整、安全の確保、業者の保証が付く。

もしベランダなど安全な場所にアンテナがあるなら、屋外用でもDIYに挑戦する価値はあります。しかし、はしごを使わないと届かない屋根の上などの高所であれば、迷わずプロに依頼するべきです。
プロは高価な「デジタルレベルチェッカー」という測定器を使い、目に見えない電波の強度や細かな品質を数値化し、最適なブースター調整を行います。
また不具合に対しても、確実な原因究明と完璧な調整を行ってくれるため、結果的には最もストレスのない解決策となります。

ブースターの寿命は約10年!不具合時はメンテナンスを検討

4Kぶーすたーをはじめテレビブースターの一般的な寿命は、長期にわたって通電し、内部回路が作動し続ける電子機器であるため、経年劣化を踏まえておおむね10年程度と言われています。
特に屋外に設置されているブースター機器は、頑丈な造りであるものの、雨風や紫外線、また気温などの影響で劣化が早く進みます。
ブースター設置から10年以上が経過していて、テレビ画面にノイズが出るようになった場合、その原因はブースターの寿命や故障である可能性が考えられます。
もしそうであれば、4K8K放送が見られないだけでなく、いずれは地デジや2K衛星放送まで映らなくなる日も近いかもしれません。
以下の箇条書きも参考に、アンテナ機器の不具合が生じる時期に差し掛かっている場合は、アンテナ工事業者にブースターだけでなく、アンテナ設備の全体的な点検を依頼しましょう。

  1. テレビ画面に頻繁にノイズが入るようになった。
  2. 雨が降ったり風が強かったりする日だけ、極端に映りが悪くなる。
  3. ブースター本体のプラスチック部分がひび割れたり、変色したりしている。
  4. 家を建ててから(または前回アンテナ工事をしてから)10年以上経過している。

これらのサインを見逃さず、完全に見えなくなる前に対処することが重要です。
ブースターだけでなくアンテナ本体の寿命も、モデルや設置方法、環境によっても大きく変動しますが、一般的には10年から十数年が目安です。
しかし専門業者によるメンテナンスを受ければ、ブースターだけでなくアンテナ本体の寿命も確認できます。
アンテナのメンテナンスに合わせて、すべてのアンテナ設備を4K8K対応のものに一新すれば、今後10年は安心してテレビ視聴を楽しめます。
テレビ画面などの不具合を機に、家全体のテレビ環境を最新の状態にアップグレードすることも前向きに検討してください。

悪徳業者に騙されない!優良なアンテナ工事業者の見極め方

非常に残念なことながら、アンテナ工事業者の中にも、手抜き工事などで不当に高額な追加料金を請求する悪徳業者も存在します。
中には本来なら不要な工事・機材まで押し付けられ、正常な工事費用の相場を大きく超える費用を請求されるトラブルも起きています。
そのような悪徳業者の被害を防ぐためには、業者への連絡や調査・見積もりの時点で、信頼できる優良業者を見極めるための知識が必要です。
例えば事前の無料見積もりがあるか、保証期間が明記されているかなど、優良業者を見極めるチェックポイントは明確です。
複数の業者を比較検討する「相見積もり」を行い、適正で細かな見積もりと納得のいく説明をしてくれる会社を選ぶことが、悪質な業者を避けるための防衛策となります。

以下は、アンテナ工事の優良業者を選ぶ主なポイントの一覧です。

見極めのポイント 優良業者の特徴 悪徳業者の特徴
事前見積もり 現地調査を行い、作業前に詳細な確定金額を提示する。 電話だけで安値を言い、現場で高額な追加料金を取る。
電波の測定 専用のチェッカーで各部屋の電波を数値で測る。 測定器を使わず、勘や事前の情報だけで作業を進める。
保証制度 施工後に5年から10年の長期保証が書面で提供される。 保証がない、または口約束だけでごまかす。
対応の丁寧さ 専門用語を使わず、素人にも分かりやすく説明する。 質問に詳しく答えず、不安を煽って契約を急がせる。

※上記はアンテナ工事の優良業者と悪徳業者の主な違いです。

特に、本記事にもご協力いただいた「あさひアンテナ」のような実績のある専門業者であれば、これらの条件を高い水準で満たしています。
「あさひアンテナ」では、アンテナに関する各種工事を行う際の、現地での事前調査(電波調査)とお見積もりは、完全無料(出張費・キャンセル費など関連費用すべて込み)で実施しています。また適正価格を確認したい際の相見積もりや、急なトラブル時の即日工事にも対応できます。
見積もり内容は詳細にご提示し、お見積もり後に追加費用は決して加算しません。また工事や費用に関するご質問にも、専門スタッフが分かりやすく丁寧にお答えします。
工事に使用するアンテナやブースターなどの機材は、前述したDXアンテナやマスプロ電工など、国内一流メーカー製の高品質機材のみを使用し、機材や設置具などをセットにした明快な価格体系でご提供しています。
実際の工事では自社の熟練スタッフが施工を行う「完全自社施工」により、高品質な施工ながら余計な中間マージンをカットしているため費用も適正です。
さらに各種工事後には長期にわたって安心の、業界最長クラス「10年保証」もご用意しています。

もしブースターのトラブル、その他アンテナ関係の不具合や工事についてお困りの際は、まずは「あさひアンテナ」のWEBサイトから無料相談や見積もりをご依頼になり、その対応の早さと良さを肌で感じてみてください。
誠実な業者をアンテナ工事のパートナーにお選びになることで、お客様の抱える4K8K放送やアンテナに関するお悩みはあっという間に解決するでしょう。

記事まとめ:自宅に最適な4Kブースター(4K8K用)を選んで高画質放送を楽しもう

この記事では、ご自宅の4K/8Kテレビで4K8KのBS/CS放送が映らない原因と、4Kブースター(4K8K対応ブースター)の重要性について解説しました。
最新の4K8K放送(左旋円偏波)を受信するには、3224MHzまでの周波数帯に対応した4Kブースターはじめ専用設備が不可欠です。
本記事の内容をご確認いただければ、ご自宅でのアンテナからのケーブルの長さや各部屋への分配数、各テレビのアンテナレベルなどを考慮し、本当に4Kブースターが必要かどうかのご判断がついたはずです。
そして、屋内用や卓上型の4Kブースターであれば、アンテナの専門知識がなくても安全に自力で交換できることもご理解いただけたでしょう。
利用する4Kブースターも、正しい製品(「SHマーク」付き)を選び、適切なゲイン調整を行えば、もう4K8Kチャンネルをはじめとするテレビ映像の乱れに悩むことはありません。

しかし、屋根にあるアンテナ付近のブースター交換など、高所作業が必要な場合や、原因が複雑、緻密なゲイン調整が必要な場合は無理をしないことが大切です。
確実に4K8Kテレビ画面のトラブルを解決し、作業の安全も確保するためには「あさひアンテナ」などの専門業者への依頼を強く推奨します。
信頼できる専門業者へとご依頼になれば、プロの技術と専用の測定器による施工で、家中のテレビ環境が完璧な状態に仕上がります。
まずはご自宅のアンテナやテレビ設備をご確認の上、ご自宅の条件に合った最適なアプローチで4K8K放送を受信する準備を整えましょう。
ご家族みんなで、色鮮やかで大迫力の4K映像をストレスなく楽しめる素晴らしいテレビライフを満喫してください。

そしてブースター交換などアンテナ工事のご相談については、まずは「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、または公式サイト内のメールフォーム、LINEアカウントまで、お気軽にお問い合わせください。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。