【2026年版】分配器おすすめ21選!アンテナ・テレビ・PC・車など用途別に徹底解説:人気ランキングから失敗しない選び方
「寝室にもテレビを置きたいけれど、アンテナ端子がリビングにしかない」
「パソコン作業の効率を上げるために、モニターをもう1台増やしたい」
「テレビにレコーダーやゲーム機などの機器を接続したいけど、テレビ側の入力端子が足りない」
「仕事用のノートパソコンにはUSB端子が1個しかなくて、複数の機器を接続するときに困っている」
「車の中で家族みんなのスマホを充電したいけど、充電ポートが足りない」
「分配器と分波器、分岐器、切替器って似たような機器だけど、何か違いがあるの?」
このように具体的な疑問点やお悩みを解決するため、インターネット検索などを調べていて「分配器(ぶんぱいき)」という製品にたどり着いたものの、種類の多さや専門用語に戸惑っておられませんか。
一言で「分配器」といっても、テレビアンテナ、HDMI、USBなど用途ごとにさまざまな種類があり、機器の選び方を間違えると「画質が悪くなった」「機器が認識されない」などの失敗にもつながりかねません。
この記事では、そんなさまざまな方面での「分配器」選びのご不安を解消します。
テレビのアンテナ用からパソコン用、車用まで、あらゆる用途の分配器について概要を網羅し、購入前に知っておくべき基本知識から、失敗しないための選び方のポイント、さらには具体的なおすすめ分配器製品までを、2026年(令和8年)度の最新情報に基づいて徹底的に解説します。
本ページの記事は、家電や住宅設備などの知識があり、関連する配線やセッティングにも詳しい専門のライターが執筆しています。
特に記事の主なテーマとなるアンテナ配線の分配器については、アンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」の監修を受け、プロによる詳細な専門知識を、一般の方にもわかりやすいガイドにまとめています。
この記事の内容をご理解いただければ、テレビアンテナはじめ各カテゴリの「分配器」について、お客様の目的や環境に最適な製品が必ず見つかり、より快適で便利なデジタルライフを実現できるはずです。
分配器とは?購入前に知りたい基本と「分波器」「分岐器」「切替器」との違い
テレビアンテナ用やパソコン用など分配器の購入を検討する際、まず理解しておきたいのがその基本的な役割です。
また「分波器(ぶんぱき)」「分岐器(ぶんきき)」や「切替器(きりかえき)」といった、見た目や名前がよく似ている機器との違いを知ることも、購入時の間違いを防ぐ上では非常に大切です。
この章では、そもそも分配器とはどういう機器かを分かりやすく解説し、混同しやすいその他の周辺機器との機能的な違いを明確にします。
本項目での知識が、最適な製品選びの第一歩となります。
分配器の役割:1つの信号を複数の機器へ同時に分ける
分配器の役割は非常にシンプルです。
アンテナやパソコンなど、一基の機器から送られるテレビ電波や映像信号などの信号を、複数の機器へ同時に「分配」するものです。
たとえば、ご家庭の壁にある1個のアンテナコンセント端子からのテレビ映像信号(電波)を、アンテナ線を通じてリビングと寝室の2台のテレビで同時に視聴できるようにするのが「アンテナ分配器」です。
一般的な戸建て住宅では、屋外のテレビアンテナから電波を送る一本のアンテナケーブルを、屋内の屋根裏や天井裏、マルチメディアボックスなどの場所にある分配器に接続し、そこから各部屋のアンテナコンセントへと配線し、テレビに電波を送っています。
同様に、1台のパソコンの画面を、2台のモニターへと同時に表示させるのが「HDMI分配器」の役割です。
このように、1つのソース(信号源)から複数のデスティネーション(出力先)へ、同じ情報を届けるためのハブのような存在と考えると分かりやすいでしょう。
以下、本記事でご紹介する主な分配器の種類を一覧でまとめました。
※上記は「分配器」と呼ばれる機器の主な種類になります。
間違いやすい「分波器」「分岐器」「切替器(セレクター)」との機能的な違い
各種の分配器を選ぶ際、もっとも多い失敗が、「分波器」「分岐器」「切替器」など、名称や形状がよく似た機器との混同です。
これらの機器は、一見よく似ていても、その機能や目的はまったく異なるため、間違えて購入してしまうと役には立ちません。
分配器と分波器などそれぞれの違いを、以下の表でしっかり確認しておきましょう。
※上記は各機器の主な役割の違いを解説した一覧です。
特に「分配器」と「分波器」は、アンテナ周りで混同されがちです。
地デジ用のUHFアンテナと衛星放送(BS放送、CS放送)用のBS/CSアンテナの両方を設置する住宅では、配線部のコストを抑えるため、まずアンテナの近くに「混合器」または「混合ブースター」を設置し、地上デジタル放送と衛星放送の電波(周波数帯が異なる)を一本のケーブルにまとめます。
そして地デジと衛星放送が混合されたケーブルは、テレビの前でふたたびそれぞれの電波を2本のケーブルに分けて、テレビ側の地デジとBS/CSのチューナー端子へとそれぞれ接続します。
この際に、地デジ・BS/CSの電波を分ける役割を果たすのが「分波器」なのです。
また「分岐器」は、送られてくる100%の電波レベルのうち、たとえば90%をそのまま通過させ、分岐端子に残り10%を分けて送るといった機能を持っています。
主に高層マンションなどの共同アンテナで受信した膨大な電波を、各フロアや各部屋に少しずつ分けて送るような際に使用されます。そのため一般住宅で分岐器が使われることはまずありません。
一般戸建て住宅の場合、一か所のアンテナコンセントに接続できるテレビやレコーダーを増やしたいなら「分配器」、1つのアンテナ端子で地デジとBS/CSの両方を観たいなら「分波器」が必要と覚えておきましょう。
「切替器」は、テレビ電波とは関係がなく、一台のテレビにゲーム機や録画・再生機器など、複数の機器を設置する場合に、各機器の映像・音声出力端子を切替器の入力端子に接続し、切替器の出力端子とテレビの入力端子を接続します。
そして切替器本体のスイッチなどを選ぶことで、ひとつの入力端子からテレビ画面に映る機器を切り替えるための装置です。
主にお住まいにあるテレビの入力端子が少ない場合や、テレビに接続したい機器が多い場合に使われる製品になります。
【失敗しない】全種類共通!分配器の選び方3つの重要ポイント
テレビ用、パソコン用、車用と、その用途や分配する信号の種類によって、分配器の形状や規格は異なります。
しかし、どのカテゴリの分配器を選ぶ上でも、共通してチェックすべき仕様などの重要なポイントが3つ存在します。
この章で紹介する「判断の軸」を理解しておけば、この後の製品紹介をより深く理解でき、お客様ご自身の状況に合わせて主体的に製品を選べるようになります。
ポイント① 接続したい機器に合わせた「出力ポート数」
分配器を選ぶ上でもっとも基本的なポイントが、出力ポートの数です。
現在の時点で接続したい機器の数に合わせて選ぶのが基本ですが、将来的な拡張性も考慮に入れるのが賢い選択です。
おすすめは「現在接続したい機器の数 + 1ポート」の製品を選ぶことです。
例えば、現在2台のテレビに分配したい場合でも、将来子供部屋にもテレビを置く可能性があれば、3分配器を選んでおくと買い替えの手間が省けます。
ただし、特にTV用分配器の場合、ポート数が増えるほど映像信号の減衰(劣化)も大きくなるというデメリットもあります。
必要以上にポート数が多い製品は避け、自分の利用計画に合った、少しだけ余裕のあるポート数の分配器を選ぶことがおすすめです。
ポイント② 安定動作の鍵「電源供給タイプ」の見極め方
分配器には、HDMI分配器のように、複数の機器に映像信号を送るための電源が必要な機器や、USB分配器のように、複数の端子に信号を分けるだけでなく、端子から電源を供給する役割を持つ機器もあります。
上記のような電源が必要となるタイプの分配器では、動作させるための電力をどこから供給するかによって、主に2つのタイプがあります。
この電源供給タイプは、特にHDMI分配器やUSBハブにおいて、動作の安定性を大きく左右する重要な要素です。
分配器における電源供給タイプの違いは、主に以下の一覧の通りになります。
※上記は分配器の電源供給方式の主な種類になります。
特に高画質な映像を扱うHDMI分配器や、複数の機器を接続するUSBハブでは、電力不足による不具合を防ぐため「セルフパワー」方式の分配器を強くおすすめします。
一方、テレビアンテナ分配器は、アンテナからの電波(映像信号)をTVに送るだけの機器なので、電源には関係ないように思われがちです。
ただ、住宅に設置されるBS/CSアンテナには、テレビなど受信機器のチューナー端子(またはブースター電源部)からアンテナケーブル配線を通じて、アンテナ側にコンバーター(電波の周波数帯を変換する機器)の電源を供給する必要があります。
そしてこの際、一基のテレビから常に電源を供給する場合には、出力端子のうち一個だけが通電する、やや廉価な「一端子通電型」の分配器を使用します。
一方、複数のテレビなどで衛星放送を見る際のみ給電する場合や、節電を重視する場合などは、すべての出力端子から入力端子側に通電する「全端子通電型」を選ぶ必要があります。
アンテナ分配器でも、お住まいにBS/CSアンテナを設置する場合には、この通電方式による製品の違いが重要になりますので注意が必要です。
ポイント③ 将来性も考慮した「対応規格」の確認(4K/8K, HDMI2.1, USB-C)
現在お住まいで使っている機器だけでなく、将来、購入する可能性のある機器の性能も最大限に活かすためには、分配器が対応している「規格」の確認が不可欠です。
少し先の未来を見据えて、より新しい規格に対応した製品を選ぶことで、長く快適に使い続けることができます。
以下、テレビアンテナやパソコン、インターネットなどの各種分配器で、将来性を見据えた機器選びに重要となるポイントをご紹介します。
※上記は2026年2月現在の各機器における最新の規格を一覧にしたものです。
たとえば、いまは従来のフルHD(2K)のテレビを使用していても、将来4Kテレビに買い替える、4K8K衛星放送を視聴する予定があるなら、初めから「4K/8K対応」のアンテナ分配器(その他BS/CSアンテナや配線部の機材も4K8K対応)を選んでおくことがおすすめです。
分配器をはじめとする配線部の機材で規格が古い製品を選ぶと、せっかく高性能な機器を導入しても、情報や信号を送る分配器がボトルネックとなってしまい、その性能を十分に発揮できない可能性があります。
【テレビ用】アンテナ分配器のおすすめ人気ランキング5選|4K8K放送も快適に
アンテナコンセントのあるリビングだけでなく、寝室や書斎でもテレビを楽しみたい。
そんなニーズに応えるのがテレビアンテナ分配器です。接続方法も簡単で、購入してすぐに使える点も魅力と言えます。
ここでは、将来的な4K/8K放送の視聴も視野に入れた、信頼性の高いおすすめのアンテナ分配器を、以下に厳選してご紹介します。
特に、ノイズに強く安定した受信が期待できる、マスプロ電工やDXアンテナ、日本アンテナなど、日本三大アンテナメーカーに数えられる国内大手メーカー製の分配器は、高品質で独自の機能も持ち、安心して長く使えるためおすすめです。
ホーリックもアンテナ用同軸ケーブルや分配器、分波器などのほか、HDMI、USB、LANなど各種ケーブルや用品の大手メーカーで、低価格ながら高品質な商品を販売しています。
※上記は各社製の主なアンテナ分配器の製品になります。
【補足】アンテナ分配器選びの追加ポイント:シールド性能と端子形状
アンテナ分配器を選ぶ際は、ここまでに紹介したポイントに加え、2つの要素を確認すると、より安定したテレビ視聴環境を構築できます。
ひとつ目は「シールド性能」です。
スマートフォンやWi-Fiルーターなど、私たちの周りにはさまざまな種類の電波が飛び交っています。
「ダイカスト製高シールド構造」や、一定の性能基準を満たした製品に与えられる「SHマーク(スーパーハイビジョン受信マーク)」がある製品は、これらの不要な電波の干渉を防ぐケース部分などのシールド性能が高く、映像の乱れやブロックノイズの発生を抑える効果が高まります。
ふたつ目は「端子の形状」です。
現在の主なアンテナケーブルの接続部には、差し込むだけの「プッシュ式」と、ネジのように回して固定する「F型ネジ式」があります。
「F型ネジ式」は、接続がより強固になるため、ケーブルが抜けにくく、接触不良による受信トラブルを防ぐことができます。
【PC・ゲーム用】HDMI分配器のおすすめ人気ランキング5選|複数モニターに高画質出力
パソコンの作業画面を複数のモニターに複製したり、ゲーム機の映像をモニターとキャプチャーボードに同時に出力したりと、HDMI分配器はさまざまな場面で活躍します。
特に高解像度・高リフレッシュレートの映像を扱う場合は、安定した電力供給が可能なセルフパワー方式の分配器を選ぶことがおすすめです。
※上記は各メーカー製の主要なHDMI分配器になります。
【補足】HDMI分配器選びの追加ポイント:HDCPとHDR対応
HDMI分配器を選ぶ際には、2つの重要な技術規格への対応を確認する必要があります。
ひとつ目は「HDCP (High-bandwidth Digital Content Protection)」です。
これは、Blu-rayや動画配信サービスなどのデジタルコンテンツが不正にコピーされるのを防ぐための著作権保護技術です。
分配器がこのHDCP(特に4Kコンテンツで使われるHDCP2.2や2.3)に対応していないと、コンテンツによっては映像が真っ暗で表示されない、というトラブルが発生します。
ふたつ目は「HDR (High Dynamic Range)」です。
HDRに対応していると、映像の明るい部分と暗い部分の表現の幅が広がり、より現実に近い、陰影のメリハリがある美しい映像を楽しめます。
4K・8K対応のモニターやテレビの性能を最大限に引き出すためには、分配器もHDRに対応していることが望ましいといえます。
【PC周辺機器用】USBハブ(分配器)のおすすめ人気ランキング5選
コンパクトなノートパソコンのUSBポート不足は、多くのユーザーが抱える共通の悩みです。
USBハブは、1個のUSBポートからマウス、キーボード、外付けストレージなど複数の周辺機器を接続可能にし、外出先でも作業効率を飛躍的に向上させます。
ここでは、映像出力やSDカードリーダーなどにも対応する、多機能なUSB-Cハブを中心にご紹介します。
※上記は各メーカー製の主なUSBハブ製品です。
【補足】USBハブ選びの追加ポイント:転送速度とUSB PD
USBハブの性能を最大限に活用するためには、2つの規格に注目しましょう。
ひとつ目は「データ転送速度」です。
USBの規格には「USB 2.0 (480Mbps)」「USB 3.2 Gen 1 (5Gbps)」「USB 3.2 Gen 2 (10Gbps)」などがあり、数字が大きいほど高速です。
外付けSSDなど高速なストレージを接続する場合は、最低でも「USB 3.2 Gen 1 (5Gbps)」以上に対応したハブを選ぶと、大容量ファイルの転送もスムーズに行えます。
ふたつ目は「USB PD (Power Delivery)」です。
これは、USB-Cポート経由でノートパソコン本体を充電できる機能です。
USB PD対応のハブを使えば、ハブのケーブルを1本接続するだけで、パソコンの充電と周辺機器の接続が同時に完了し、デスク周りの配線をすっきりとまとめることができます。
その際は、お使いのパソコンが必要とするワット数以上の給電能力を持つハブを選ぶ必要があります。
【インターネット用】LAN分配器(スイッチングハブ)のおすすめ3選
自宅のWi-FiルーターにLANポートが足りなくなったときや、ルーターから離れた部屋で複数の有線LAN機器を使いたい場合に活躍するのが「スイッチングハブ」です。
一般的に「LAN分配器」と呼ばれることが多いこの機器は、設定不要でLANケーブルを挿すだけで使える手軽さが魅力です。
※上記は各メーカー製の主なLAN分配器になります。
【補足】LAN分配器選びの追加ポイント:通信速度とポート数
スイッチングハブ選びは非常にシンプルですが、ご利用に適した製品を選ぶために、以下の2つのポイントを押さえておきましょう。
ひとつ目は「通信速度」です。
現在主流の光回線の速度を最大限に活かすためには、「ギガビット(1Gbps)」に対応した製品を選ぶのが基本です。
これにより、オンラインゲームや高画質動画のストリーミング、大容量データのダウンロードなどを快適に行えます。
ふたつ目は「ポート数」です。
ハブ自体がルーターとの接続に1ポート使用するため、実際に使えるポート数は「製品のポート数 – 1」となります。
例えば5ポートのハブなら、4台の機器を接続できます。
アンテナ分配器と同様に、将来接続する可能性のある機器の数も考慮して、少し余裕のあるポート数の製品を選ぶと安心です。
【車用】シガーソケット分配器のおすすめ3選|充電ポート不足を解消
スマートフォン、タブレット、ノートバソコン、ドライブレコーダー、カーナビなど、現代の自動車内は電子機器で溢れています。
一方、かつては電熱式のシガーライターを差し込み、車内でタバコ(シガー)に火をつけるライターの役割を果たしたシガーソケットは、喫煙者の減少により使われることが少なくなっています。
そのため現在ではシガーソケットではなく、電源用のアクセサリーソケットと呼ばれることもあります。
そしてシガーソケット分配器は、シガーソケットからの電気を機器に分配して、車内の電源不足を一気に解決してくれる便利なアイテムです。
ここでは、複数の機器を安全かつ効率的に充電できる、信頼性の高い製品を紹介します。
※上記は各メーカー製シガーソケット分配器の主な製品です。
【補足】シガーソケット分配器選びの追加ポイント:合計アンペア数と安全性
車用のシガーソケット(アクセサリーソケット)分配器を選ぶ際は、快適性だけでなく、何よりも安全性が重要です。
まず確認したいのが「合計アンペア(A)数」または「ワット(W)数」です。
これは、その分配器が同時に供給できる電力の総量を表します。
スマートフォンとタブレットを同時に急速充電したい場合など、接続する機器の要求する電力を合計し、それを上回る出力を持つ製品を選びましょう。
そしてもっとも重要となるのが「安全機能」の有無です。
過電流やショートなどの異常が発生した際に、機器や車両を保護するための「ヒューズ」が内蔵されている製品を選びましょう。
信頼できるメーカーの製品は、こうした安全対策がしっかりと施されており、万が一の時も安心です。
またシガーソケット分配器からは少し離れますが、車内のシガーソケットは本来その名の通り、シガープラグ(シガーライター)を差し込むことで通電し、電熱によってタバコに火をつけるための装置でした。
そのため、シガーライター用に使われていた時代のシガーソケットは、シガープラグが発する熱にも耐えられる耐熱構造になっていました。
しかし現在では、タバコのライターとしての役割が極めて少なくなり、上記のように各種電子機器に給電するアクセサリーソケットの用途が主になっています。
したがって現在のアクセサリーソケットは、シガーソケット時代の耐熱性能がカットされている場合が多く、このソケットにシガーライターを差し込んで使用すると、過熱により溶けるなどの破損、ひいては出荷などのリスクもあるため注意が必要です。
分配器のよくある質問とトラブル解決法 (Q&A)
ここでは、アンテナ分配器を接続した後にテレビが映らないなど、各種の分配器を購入した後や設置時によくある疑問やトラブルについて、Q&A形式で解説します。
原因と対策を事前に知っておくことで、いざというときに慌てず対処できます。
安心して製品を選び、快適な環境を構築するための参考にしてください。
Q1. 分配器を使うと画質や通信速度は落ちる?信号劣化の対策は?
はい、分配器を使うと、電波などの信号は必ず劣化(減衰)します。
これは、1つの信号を物理的に分けるため避けられない現象で、「分配損失」と呼ばれます。
一本の水道管から複数の水道管に分岐すると、それだけ各水道管に流れる水の量も少なくなるのと同じように、テレビ電波や映像信号なども、分配数が増えるほど、1つの出力端子あたりの信号レベルは弱くなります。
ただし、この劣化は適切な対策を講じることで最小限に抑えることが可能です。
- ブースター(増幅器)を使う:テレビアンテナ分配器の場合、分配器の手前に信号(電波レベル)を増幅するブースターを設置することがもっとも効果的です。
- 高品質なケーブルを選ぶ:ケーブルが細すぎたり長すぎたりすると、テレビ電波(映像信号)はより劣化しやすくなります。適切な太さ(4C以上推奨)と長さの、シールド性能が高いケーブルを選びましょう。
- 不要な端子を塞ぐ:使用しない出力端子は、電波の漏洩やノイズ混入の原因になります。終端抵抗器(ダミーロード)でフタのように塞ぐのが理想です。
Q2. 接続したのに映らない・認識しない!原因と対処法は?
分配器の接続トラブルでテレビ画面が映らないなどの問題が発生した場合、まずは落ち着いて以下の点を確認してみてください。
多くの場合は、ごく単純なミスが原因です。
- ケーブルの接続:ケーブルは各ポートの奥までしっかりと差し込まれていますか?入力(IN)と出力(OUT)のポートを間違えて接続していませんか?
- 電源の確認:セルフパワー方式の分配器の場合、ACアダプターやUSBケーブルはコンセントやUSB端子にしっかり接続され、電源は入っていますか?
- 規格の不一致:HDMI分配器の場合、接続先のモニターやテレビがHDCPに対応していないと、著作権保護されたコンテンツは映りません。
- 機器の再起動:分配器、入力機器(PCなど)、出力機器(テレビなど)をすべて再起動すると、問題が解決することがあります。
Q3. 100円ショップ(ダイソー・セリアなど)の製品は使える?安価な分配器の注意点
一般の方にとって「分配器なんて小さくてシンプルなもの、100円ショップなどの安価な製品でも十分なのでは?」という疑問をもたれるのも当然です。
ただ、結論から申し上げると100円ショップなどの安価な分配器は、簡易的な利用など用途によっては使えますが、高性能が求められる場面ではおすすめできません。
以下、100円ショップなどで売られる低価格な分配器と、大手メーカー製の分配器の主な違いを、一覧でご紹介します。
※上記は安価な分配器と大手メーカー製分配器の一般的な比較になります。
総合的に100円ショップなどの低価格な分配器は、最低限の機能は備えており使えないことはありませんが、精度や耐久性などは大手メーカー製に比べると低く、劣化しやすいため数年単位の長期使用には適さないことが多くなります。
特にテレビのアンテナ分配器やHDMI分配器など、信号品質が重要になる製品では、シールド性能が不十分でノイズの影響を受けやすい安価な製品はおすすめできません。
一時的な利用や性能を問わない用途に限定し、重要なシステムには信頼できるメーカー品を選ぶことが賢明です。
まとめ:最適な分配器で、もっと快適なデジタルライフを実現しよう
この記事では、テレビアンテナからHDMI、USB、LAN、シガーソケットまで、さまざまな用途の「分配器」について、その基本から選び方、おすすめ製品までを解説しました。
本記事の主要ポイントのまとめとして、分配器選びで失敗しないためには、以下の3つのポイントを思い出すことが重要です。
- 出力ポート数:将来性も考えて「現在の必要数+1」を目安に選ぶ。
- 電源供給タイプ:安定性を求めるなら「セルフパワー」方式が基本。
- 対応規格:将来の機器更新も見据え、4K/8KやHDMI2.1など新しい規格に対応したものを選ぶ。
分配器は、テレビ放送の視聴をはじめ、現代のデジタルライフをより豊かで便利なものにしてくれる縁の下の力持ちともいえる機器です。この記事で得た知識を活用し、皆さまの目的と環境にぴったりの機器を見つけてください。
最適な分配器を選ぶことで、お住まいの機器や設備の性能を最大限に引き出し、これまで以上に快適なAV環境やPC作業環境、カーライフが実現できるはずです。
もしアンテナ分配器についてのご不明点や、設置してテレビが映らないなどのトラブルが発生した場合は、本記事にもご協力いただいた「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、または公式サイトのメールフォーム、公式LINEアカウントへとお問い合わせください。
同社では現場経験も豊富な担当者が、アンテナに関するご相談であればどのようなことでもお伺いし、お住まいでも可能なトラブルの対処法から、お住まいに出向いての調査や工事まで、状況に応じたご対応を行います。
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