【プロに聞く】ユニコーンアンテナの価格は総額いくら?工事費用の相場と八木式・平面アンテナとの比較、後悔しない選び方を解説
この記事をお読みの方にも、新築の持ち家住宅を建てられた方や、いま建築中という方もおられるでしょう。まずは夢のマイホームを実現されたこと、心よりお祝い申し上げます。
近年では戸建て住宅にも洗練されたデザイン性の高い住宅が多く、見た目も整った快適なマイホームでの暮らしに、ご期待も大きくなることでしょう。
しかし、快適な新生活には欠かせない、お住まいへのテレビアンテナの設置で、こんなお悩みはないでしょうか。
「昔ながらの屋根の上に立てる魚の骨のようなアンテナは、家のデザインを損なうから避けたい」
「薄型のデザインアンテナも良いけど、安定した受信ができるか少し心配になる」
「スタイリッシュで受信感度もいいという『ユニコーンアンテナ』というモデルを見つけたけど、設置費用が高くないか心配。一体総額でいくらかかるのだろう?」
この記事は、そんなお客様のために用意されたものです。
テレビアンテナについて調べ始めたばかりで、アンテナの専門知識がない方でも安心して最適のアンテナ選びができるよう、ここでは2026年(令和8年)度の最新情報に基づき、見栄え、耐久性、受信性能の三拍子そろった「ユニコーンアンテナ」のすべて、中でも主に価格や設置費用について徹底的に解説します。
本記事の執筆は、アンテナの各機種や受信性能に詳しいプロのライターが担当しています。執筆前にはユニコーンアンテナを含め各種UHFアンテナ取り付け工事の経験豊富なアンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」に取材を行っています。
プロのアンテナ工事業者による専門知識と施工経験に基づき、ユニコーンアンテナの価格や工事費用の相場、他のアンテナ機種と比較した性能の特徴などを、実際的な知識を基に詳しく、かつ一般の方にもわかりやすく解説します。
この記事を最後までお読みいただければ、以下のポイントが明確になります。
- 工事費込みの総額費用と、その詳しい内訳。
- 他のアンテナと比較した際のメリット・デメリット。
- あなたのご自宅にとって、本当にユニコーンアンテナが最適なのか。
お住まいの見た目を崩さないアンテナ設置、そして安定した受信性能はもちろん、アンテナ設置の総額費用まで、新築のお住まいにふさわしい、後悔のない最適なアンテナ機種と工事選びを実現するために、ぜひご一読ください。
ユニコーンアンテナとは?八木式アンテナ・デザインアンテナに続く第三のアンテナ
ユニコーンアンテナとは、アンテナメーカー大手のマスプロ電工が2017年(平成29年)に発売した、ポール(円柱)型の地上デジタル放送用アンテナです。
正式な製品名は「U2CN(ユーツーシーエヌ)」といいます。ユニコーンアンテナは商品名であり、同社の登録商標でもあります。
その名の通り、白馬の額に一本の角が生えた伝説上の一角獣「ユニコーン(UNICORN)」の角を思わせるスリムでスタイリッシュな形状が最大の特徴です。
基本的に屋根の上や破風板(屋根の張り出し部)、壁の一番高い位置などに固定されたマストの先端、アンテナ本体が屋根の上に出るような形で設置されます。
従来の魚の骨のような「八木式アンテナ」の優れた受信性能と、箱型の「デザインアンテナ」の見た目の美しさを両立させた、「第三世代のアンテナ」として注目されています。
マスプロ電工は、日本で最初に、外観性や風雨などへの耐久性に優れた平面UHFアンテナである「デザインアンテナ」を開発したアンテナメーカーでもあります。
そのマスプロ電工が平面型デザインアンテナのメリットはそのまま、弱点である設置位置の低さによる受信感度の低さを克服すべく開発したのが、デザインアンテナの最先端モデルでもある「ユニコーンアンテナ」なのです。
受信性能は20素子相当と、強・中電界地域において安定した受信が可能です。
本体のカラーには落ち着いた「ウォームホワイト(WW)」と「ブラックブロンズ(BB)」の2色があり、住宅の外観に合わせて選べます。
地デジ放送の仕組みとアンテナで受信する注意点とは?
ユニコーンアンテナの特性を正しく理解するために、まずは地デジ放送の基本的な仕組みを知っておきましょう。
地デジ放送では、全国各地に設置された電波塔の先端から発信される「UHF(極超短波)」という電波を使って、デジタル化された映像信号を各家庭に届けています。
このUHF電波は数十センチほどの波長の幅があり、建物や山などの障害物を乗り越えて広がる性質もありますが、障害物の裏側などには電波が完全に届かないこともあります。
そのため、UHFアンテナを設置する際には以下のようないくつかの注意点があります。
- 電波塔からの距離とアンテナ性能を合わせる
- 地デジ電波は遠くまで届くほど徐々に電波レベルが弱まるほか、山地などにも遮られます。
- そのため電波塔に近くある程度の電波レベルを確保できる「強電界地域」「中電界地域」か、遠く電波レベルが弱まる「弱電界地域」かによって、必要なアンテナの受信性能(素子数・素子数相当)が変わります。
- 障害物の影響を避ける
- 電波塔との間に高いビルや山があると、電波が遮られて受信が不安定になることがあります。
- 地デジ電波は波長の幅から障害物を乗り越えて広がるため、障害物の向こう側でも多くの場合は受診に問題はありません。
- ただビルの真後ろに当たる一帯などには、広がった電波も届きにくいため、受信できる電波レベルが大きく低下することもあります。
- アンテナを電波塔の方向に向ける
- 地デジアンテナは指向性(正面側で受信感度が高まる性質)が高いため、テレビアンテナ真正面の向きを正確に電波塔の方向へ向ける必要があります。
これらの性質から、アンテナは基本的に屋根の上など、障害物が少なく高い位置に設置するほど安定した受信が期待できます。
従来の平面型デザインアンテナでは、壁面やベランダなど低い位置に設置される分、周辺の障害物の影響を受けやすくなりました。
そのため本来なら対応エリアである強・中電界地域でも、電波塔の方向に高層マンションなどがある、また壁のすぐ近くに隣家があるような現場では、電波が遮られるためデザインアンテナが設置できないというケースも多く見られたのです。
ユニコーンアンテナは、地デジ受信に最適の環境となる「高所設置」に適応する形状と性能を持っているため、従来の平面デザインアンテナが設置できなかった環境の現場でも、問題なく設置できるケースが非常に多くなります。
その意味でもマスプロ電工が謳う通り、従来のデザインアンテナの弱点を克服した最新鋭モデルと言えます。
【結論】ユニコーンアンテナの設置費用は総額4万円~7万円が相場
さて、まずはこの記事のテーマについて、結論からお伝えします。
ユニコーンアンテナを専門業者に依頼して設置する場合の費用総額は、およそ 35,000円~75,000円が相場です。
この価格には、アンテナ本体の代金、設置作業を行う基本工事費、そして電波状況に応じて必要になる周辺機器の費用なども含まれています。
なぜこれだけの価格幅があるのかと、疑問に思われる方も多いことでしょう。
次の項目では、このUHFアンテナ設置の価格について、詳しい内訳を個別に見ていきましょう。
ユニコーンアンテナ設置費用の内訳を徹底解説!適正価格がわかる
業者から提示された工事費の見積もりが適正かどうかを判断するには、その費用の内訳を理解することが重要です。
ユニコーンアンテナの設置費用は、主に以下の3つの要素で構成されています。
- アンテナ本体の価格
- 設置工事費
- 必要な周辺機器の価格
それぞれの相場を把握し、費用の全体像を掴みましょう。
1. アンテナ本体の価格相場:8,000円~20,000円
ユニコーンアンテナ本体の新品価格は、約 8,000円~20,000円で販売されています。
メーカー希望小売価格は「オープン価格」となっており、販売店によって価格が変動します。
ユニコーンアンテナはインターネット通販サイトや家電量販店などでも購入できますが、平均的には10,000円前後で見かけることが多いでしょう。
特にブラックブロンズのモデルは、人気が高くやや高値で取引される傾向にあります。
中古品も市場に出回っていますが、保証が付かないケースが多いため、長期的な利用を考えると確かなサイトや店舗から、新品を購入することが安心です。
2. 設置工事費の相場:25,000円~45,000円
ユニコーンアンテナの設置は、屋根の上など高所での作業が基本となります。
安全確保と専門的な技術が必要なため、必ずプロの業者に依頼しましょう。
その際の新規設置工事費の相場は、約 25,000円~45,000円です。
工事費には、アンテナの取り付け、配線作業、チャンネル設定などが含まれます。
ただし、3階建ての住宅で高所作業費が追加されたり、配線の取り回しが複雑だったりすると、費用が加算される場合があります。
※上記はアンテナ工事業者に依頼した場合の一般的な費用相場です。
一方で、特にアンテナ工事の専門業者に依頼した場合は、アンテナ工事の完了後、5年から8年程度の長期保証が付くため、工事費用に見合う安心を確保できます。
また工事業者によっては、ユニコーンアンテナを含む各種アンテナについて、アンテナ本体と設置具、一定の長さのケーブル代金も込みになった設置工事費用を提示しているため、価格がわかりやすく、また割安になるケースもあります。
3. 必要な周辺機器の価格(ブースターなど)
快適なテレビ視聴環境を整えるためには、アンテナ本体以外にも周辺機器が必要になることがよくあります。
特に重要なのが「ブースター(増幅器)」です。
ブースターは、アンテナが受信した電波の強さを増幅する装置で、以下のような場合に設置が推奨されます。
- 地デジ電波が弱い地域にお住まいの場合。
- 複数の部屋でテレビを視聴する場合。
ユニコーンアンテナは八木式アンテナに比べて受信感度がやや弱いなため、ブースターの設置が必要となるケースが多く見られます。
その他、電波(アンテナからのケーブル)を各部屋に分ける「分配器」なども必要に応じて設置します。
※上記はアンテナ設置に合わせて必要になる主な機器とその費用目安です。
分配器は新築物件の場合、お引き渡しの時点で各部屋への配線と含めて設置されているケースが多くなります。
また、地デジアンテナとBS/CSアンテナなど、2基以上のアンテナを設置する場合には、各アンテナからのケーブル(電波)を一本のケーブルにまとめる「混合器」という機器が必要になります。
ただ地デジとBS/CSアンテナを合わせて設置する場合は、双方の伝搬対応するブースターと混合器が一体化した「混合ブースター」を使用するケースが多くなります。
【料金シミュレーション】3つの設置パターン別・総額費用モデルケース
それでは、ここまでの情報を基に、具体的なユニコーンアンテナの設置パターンごとの総額費用を、以下でシミュレーションしてみましょう。
ご自身の希望に近いパターンを参考に、予算感を掴んでみてください。
※上記は各パターン別の平均的な総額費用の目安になります。
なお、ユニコーンアンテナに限らず、地デジアンテナとBS/CSアンテナを設置する場合には、同時に双方の設置工事を行うことで、別々の場合よりも工事費用を割安にすることができます。
これは同時に工事を行うことで、作業の手間や使用する部材などを簡略化できるため、その分のコストが軽減されるからです。特に新築物件で地デジだけでなく衛星放送のご視聴も視野に入れている場合は、最初のアンテナ工事の際に、地デジとBS/CSアンテナのセット設置を行われることをおすすめします。
特に現在では、衛星放送の4K8K放送が普及しています。
現在のBS/CSアンテナは、すべて従来の衛星放送の電波(右旋円偏波)および、4K8Kの電波(左旋円偏波)にも対応できる2K4K8K(右旋・左旋)対応モデルになっています。
ただすべての4K8K放送を視聴する場合には、BS/CSアンテナだけでなく、配線部のケーブルやブースター、分配器などの機材も、すべて4K8K(3224MHz)に対応している機器が必要となります。
配線部を含めて地デジアンテナを設置した後のBS/CSアンテナ設置では、4K8K対応機器を揃えるために、配線部の交換などでコストがかさむことも考えられます。
この観点からも、新築物件ではアンテナ工事にあたって、地デジアンテナとBS/CSアンテナの同時設置が推奨されるのです。
価格だけで決めるのは危険!ユニコーンアンテナのメリット・デメリット
ユニコーンアンテナの価格感が掴めたところで、次に重要なのが価格以外の判断基準です。
テレビアンテナ選びで後悔しないためには、そのメリットとデメリットの両方を正しく理解しておく必要があります。
ここでは、ユニコーンアンテナが、お客さまのライフスタイルや住環境、受信環境に本当に合っているのか、客観的に判断していきます。
ユニコーンアンテナの4つのメリット|外観と性能を両立
まずは現在、多くの方にユニコーンアンテナが選ばれる理由となっている、その優れたポイントを見ていきましょう。
- 1. 圧倒的なデザイン性
- ポール型の洗練されたデザインは、新築住宅の外観に自然と溶け込みます。
- 周辺の景観を損なわないため、外観にこだわる方に最適です。
- マスト先端の接続部やケーブル接続部は本体カバーで隠すことができ、ケーブルもマスト内部に通せるため、非常にスッキリした外観になります。
- 平面デザインアンテナと同様、景観条例のある景観地域でも、ほとんどの場合は問題なく設置できます。
- 2. 安定した受信性能
- 屋根の上など高い位置に設置できるため、周囲の建物などの影響を受けにくく、安定した電波受信が期待できます。
- 高層ビルの近隣や住宅密集地でも電波をキャッチしやすいのが強みです。
- 3. 高い耐候性
- 円柱形状が風の抵抗を受け流すため、台風などの強風や雨雪に強い構造です。
- また野鳥もとまりにくいため、鳥害(フンによる汚損など)のリスクを軽減できます。
- 4. 太陽光パネルとの親和性
- スリムな形状は、屋根に設置した太陽光パネルに影を作りにくいという利点があります。
- 発電効率への影響を最小限に抑えることができます。
上記の他にも、八木式アンテナでときに起こり得る、アンテナの一部が隣家にはみ出す「越境問題」が起こりにくい、またマストの下部にBS/CSアンテナをまとめて設置できるといったメリットも挙げられます。
知っておくべき3つのデメリット・注意点
一方で、ユニコーンアンテナの導入前には必ず知っておくべきデメリットや注意点も存在します。
- 1. 八木式アンテナに比べると受信感度が劣る
- 受信性能に特化した八木式アンテナと比較すると、感度はやや劣ります。
- そのため、電波が極端に弱い地域では、屋根の上などの高い位置でも受信感度が不足し、設置できない可能性があります。
- 2. 価格が比較的高め
- これまで見てきたように、本体価格・工事費ともに、八木式アンテナやデザインアンテナと比較すると高額になる傾向があります。
- 3. 垂直偏波には対応していない
- 一部の地域にある電波塔で、混信防止のために使用されている地デジ電波「垂直偏波」という電波には対応していません。
- ただし、ほとんどの地域では「水平偏波」が使われているため、大きな問題になることは少ないですが、念のため業者やインターネットのサイトなどで、お住まいのエリアの電波塔が送信する偏波を確認すると安心です。
上記の他にも、あくまで個人的な感覚になりますが、例えば純和風の邸宅などには、モダンなデザインのユニコーンアンテナが似合わず、住宅の見た目を乱すように感じられる場合もあります。
なお最初に解説した通り、ユニコーンアンテナは、周辺環境から平面型のデザインアンテナが使用できない現場でも、ほぼ同じメリットと安定した受信を確保して使用できることを眼目にした、デザインアンテナの最新鋭モデルです。
したがって、ユニコーンアンテナの注意点として、デザインアンテナ(平面アンテナ)が問題なく使用できる現場であれば、そもそも同等のメリットで割高なユニコーンアンテナを選択する必然性が低いという点が挙げられます。
実際の現場では、デザインアンテナ(平面アンテナ)かユニコーンアンテナの2択になることが多く、まずは綿密な電波調査によって、現場では受信環境から平面デザインアンテナの設置が不可能であると判断された時点で、ユニコーンアンテナの設置を検討することになります。
どちらのアンテナを選ぶにせよ、まずは専門業者に電波調査をご依頼になり、現場の受信環境を確認した上で、ご検討になることをおすすめします。
なお、本記事にご協力いただいた「あさひアンテナ」では、アンテナ工事に伴う事前の電波調査とお見積もりを完全無料(出張料、キャンセル料などの付随する費用込み)で実施しています。
また同社は、お住まいのさまざまな位置での緻密な電波調査と、平面デザインアンテナの確実かつ丁寧な設置に定評があります。
たとえば他業者では受信レベルの確保が難しいとして、平面デザインアンテナの設置を断られた現場でも、「あさひアンテナ」の緻密な電波調査により、安定した受信が可能となるポイントを割り出して、デザインアンテナを設置できた事例は多数あります。
もちろん「あさひアンテナ」では、どうしても平面デザインアンテナの対応が難しい現場向けに、ユニコーンアンテナ本体と設置具やケーブルもセットにした基本設置工事を、業界最安に挑戦する「キャンペーン価格」でご案内しています。
ユニコーンアンテナか平面デザインアンテナかのご選択は、まずは「あさひアンテナ」まで精密な電波調査をご依頼になり、その結果から判断されることを推奨いたします。
どのアンテナを選ぶ?八木式・デザインアンテナと徹底比較
「結局、どのアンテナが自分に一番合っているの?」
その疑問に答えるため、この項目では、代表的な地デジ用UHFテレビアンテナ3種類(八木式アンテナ、平面デザインアンテナ、ユニコーンアンテナ)をさまざまな角度から比較してみます。
それぞれの特徴を一覧で確認することで、ご自身の優先順位に合ったアンテナが見えてきます。
【比較表】性能・価格・見た目の違いが一目でわかる
以下、各アンテナ機種の特徴を一覧で比較してみます。
※上記は各アンテナ機種の主な特徴になります。
八木式アンテナ(八木アンテナ)は、古くから使われ続ける、受信性能に関しては現在でももっとも優れた地デジアンテナ(UHFアンテナ)です。
電波を受信する素子(エレメント)がむき出しの構造で、指向性も非常に高く、各電界地域に対応できる素子数別モデル(8素子、14素子、20素子)などが豊富なため、高い受信性能を発揮して幅広いエリアで利用できます。
さらに、一か所の上下左右に複数の素子を並べた高性能素子を使用し、弱電界地域以下(微弱電界地域)にも対応できる高性能モデル(パラスタックアンテナ)。
地デジ電波でも実際に多くのエリアで使用される低い周波数帯(ローチャンネル帯)に特化することで受信性能を高めたローチャンネル用のモデルがあることも、受信感度が高くなる要因となっています。
また古典的モデルであるため、現在では生産や施工コストも低くなり、本体価格や設置費用も比較的、割安といったメリットもあります。
一方でそのデメリットは、その古典的な形状から住宅の見た目や景観に悪影響を与えること、そして風雨などの影響で経年劣化が進みやすく、寿命が10年程度になること、さらに老朽化により、屋根の上での倒壊や落下などの事故も想定されることが挙げられます。
ただ近年では八木式アンテナも素材の改良などにより耐久性が増しているほか、厳しい気候に対応した設計を持つ塩害用、雪害用、ステンレス製などのモデルがあり、これらのモデルを適切な現場に使用することで、ある程度は耐用年数を延ばすこともできます。
デザインアンテナ(平面アンテナ)は、地上波テレビ放送の地デジ化により、使用される電波が波長の短いUHFになったことで実現した、第二世代の地デジ用UHFアンテナです。
2009年(平成21年)にマスプロ電工が販売を開始し、現在では他メーカーからも平面アンテナ、薄型アンテナなどの名称で同様のモデルが販売されています。
デザインアンテナは、主に都市部の住宅地向けに、従来の八木式アンテナの弱点であった、取り付け時の外観性や、風雨などへの弱さをカバーするために開発されたアンテナです。
薄型のパネル状の形状で、壁やベランダの手すりに固定されることや、本体のカラーバリエーションが豊富なことから、住宅の色合いに合わせて設置することで、家のデザイン性や周辺の景観を損なうことがほとんどありません。
また全体にカバーが施された形状や面で固定されることから、風雨や雨雪、潮風や野鳥などの影響に強く、耐用年数は15年から20年以上となり、倒壊など大きなトラブルが起こることも少なくなります。
他にも、屋根の上の太陽光パネルに影を落として悪影響を与えることがありません。
現場が強電界地域で、住宅の建材が電波を通しやすい、屋根裏や天井裏に設置スペースがあるなどの条件か整っていれば、屋根裏・天井裏への設置も可能となります。
この場合、家の見た目に影響せず、配線を含め外装を加工する必要もない。さらにアンテナ本体もメンテナンスフリーで寿命が大幅に長期化するというメリットがあります。
一方でデメリットとしては、指向性がやや低い本体性能に加え、設置位置が低くなることで、受信性能では八木式アンテナよりやや低くなることが挙げられます。
基本的にデザインアンテナは強・中電界向けモデルになり、さらに前述のように、周辺に高層建築や隣家があるなどの環境や電波状況では、電波が遮られてしまい設置できないケースもあるため、設置に当たっては事前の綿密な電波調査が必要です。
他にも、壁面に設置する場合には壁にビス穴を開ける必要がある、八木式アンテナより本体価格や設置費用が割高などのデメリットも挙げられます。
ただ設置費用に関してが、近年ではデザインアンテナの施工件数が多くなっていることもあり、業者によっては基本設置工事費が八木式アンテナと大差ないケースもあります。
総合して、デザインアンテナは受信感度を少し犠牲にすることで、従来の八木式アンテナの弱点である外観性、耐久性を確保したモデルと言えます。
そしてユニコーンアンテナは、可能な限り受信性能、設置の見た目、風雨などへの強さを兼ね備えた、地デジアンテナの第三世代モデルになるのです。
結論:ユニコーンアンテナはこんな人におすすめ
上記の比較から、ユニコーンアンテナは特に以下のような方におすすめの選択肢といえます。
- 新築の戸建てで、家の外観やデザイン性を絶対に損ないたくない人。
- 住宅が密集しているエリアに住んでいて、安定した受信環境を確保したい人。
- 屋根に太陽光パネルを設置している、または設置予定の人。
- デザインアンテナを検討したが、電波の受信感度に不安が残る人。
ユニコーンアンテナの価格に関するよくある質問
最後に、ユニコーンアンテナをご検討の際に、お客様からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
気になる疑問点は、ここで解消しておいてください。
Q1. 寿命はどのくらい?
A. ユニコーンアンテナの寿命(耐用年数)は比較的、新しいモデルであるため正確なデータは少なく、また設置環境によっても異なりますが、15年から20年以上が想定されています。これは平面型のデザインアンテナとほぼ同等の寿命です。
ちなみに同じく屋根の上に設置される旧式の八木式アンテナの寿命は、平均して10年から十数年程度です。ただ塩害用や雪害用、ステンレス製など対候性の高いモデルの場合は、もう少し長くなることもあります。
ユニコーンアンテナは風雨や鳥害に強い構造のため、比較的長く安定して使用できることが期待できるのです。
信頼できる業者であれば、長期保証を付けている場合も多いので、契約前に工事の保証期間やその内容についても確認しましょう。
ちなみに「あさひアンテナ」では業界最長クラスである、アンテナ設置完了日からの「10年保証」をご用意しています。
Q2. 自分で設置(DIY)はできる?
A. 結論から言うと、DIYでのユニコーンアンテナ設置は絶対におすすめしません。
その理由は以下の通りです。
- 高所作業の危険性:屋根の上での作業は転落のリスクが非常に高く、命に関わる事故につながる可能性があります。
- 専門知識と機材が必要:最適な設置場所を見つけるには、電波測定器などの専門機材と、電波に関する知識が不可欠です。
- 建物の損傷リスク:誤った方法で取り付けると、屋根や外壁を傷つけ、雨漏りの原因になることもあります。
DIYでも比較的、問題のないアンテナ工事は、デザインアンテナやBS/CSアンテナをベランダの手すりに取り付けて、一台のテレビと接続するだけの、簡単な工事になります。
ここまでの記事でもご説明した通り、ユニコーンアンテナは受信感度を確保するため、屋根の上にあたる高所への設置が大前提になっているモデルです。そのためDIYでの作業は絶対に行ってはいけません。
安全かつ確実なユニコーンアンテナ設置のためには、必ずアンテナ工事の専門業者に依頼してください。
Q3. 電波が弱いエリアでも使えますか?
A. ユニコーンアンテナは主に強・中電界地域向けの設計となっています。
またその構造から指向性が低く、正面側で電波を受信する範囲が広い分、範囲内の受信感度はやや低下してしまいます。
そのため、同じ20素子モデルでも八木式アンテナに比べると受信感度が少し弱くなり、電波塔から遠い山間部などの弱電界地域では、設置が難しい場合があります。
ただし、高性能なブースターを組み合わせることで設置可能なケースもありますので、ご自身で判断なさらずに一度プロの業者に電波調査を依頼してみましょう。
多くの業者は無料で見積もりや電波調査を行っています。
この場合も、やはり「あさひアンテナ」のような、緻密な電波調査を行ってくれる業者であれば、信頼性が高くなります。
まとめ:納得の価格で理想のテレビ環境を手に入れよう
今回の記事では、ユニコーンアンテナの詳細と、特に設置にかかる価格について、その内訳から他のアンテナとの比較まで詳しく解説しました。
本記事の概要をあらためてまとめると、以下の通りになります。
- ユニコーンアンテナの設置費用の総額相場は 35,000円~75,000円
- 費用は「本体価格」「工事費」「周辺機器」で構成される。
- メリットは「デザイン性」「安定受信」「耐候性」、デメリットは「価格」「八木式よりやや劣る感度」など。
- 外観を重視しつつ、安定した受信環境を求める新築戸建てに最適。
ユニコーンアンテナは、他機種のアンテナに比べると、決して安い買い物ではありません。だからこそ価格の内訳や性能を正しく理解し、ご自身の希望と照らし合わせることが大切です。
ユニコーンアンテナの導入において、もっとも後悔のない手順は、まずはお住まいで平面型デザインアンテナが設置できるか、綿密な電波調査を行うことです。
平面アンテナが問題なく設置できるようであれば、ユニコーンアンテナを選ぶ必要性は低くなります。
そしてどのアンテナ機種を選ぶにしても、複数の専門業者から相見積もりを取り、料金やサービス内容、保証体制をじっくり比較検討することです。
記事内でもご説明した通り、「あさひアンテナ」であれば、まずは完全無料の綿密な電波調査とお見積もりにより、お住まいで平面型デザインアンテナが設置できるかどうかを、徹底的に調査してくれます。
その上で、お住まいの受信環境とお客様のご要望に最適なアンテナ工事を、業界最安に挑むお見積もり価格で提案してくれます。また同社では、相見積もりや即日工事にも対応できます。
さらに熟練のアンテナ職人による完全自社施工で、高品質な工事を、余計なコストをカットした適正価格で施工してくれます。
また記事でもご説明した通り、工事後には「10年」の長期保証があるため、末永く安心できます。
平面デザインアンテナとの比較も含めて、ユニコーンアンテナの取り付けをご検討の際には、まずは「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、またはメールフォーム、LINEアカウントまでお気軽にご相談になることが、お住まいに最適なアンテナを選択するための最短コースと言えます。
本記事が、適切なアンテナ機種の選択により、お客様のお住まいにおける、最適かつ理想のテレビ環境を実現するための一助となれば、筆者としても幸いです。




