茨城県筑西市でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

筑西市 てどんなところ？？

茨城県筑西市は、県西地域の北部で県の南西部に位置する市です。県全体で見れば南西部の突出した部分の北端にあり、栃木県に面しています。市の面積は205.35平方キロメートルで、東西に約15キロ、南北には約20キロに広がる市域をもちます。
市の地形は北東端の一部に、阿武隈山系に連なる標高200メートルほどの丘陵地帯が存在する以外は、ほぼ全域が標高約20メートルから60メートル程度の平地、またはなだらかな丘陵にあたります。そのため可住地面積は茨城県内の市町村でも第2位であり、市の総面積のおよそ95パーセントにおいて、居住や耕作が可能な市になっています。市域の西側に沿うようにして鬼怒川が流れる他、市のほぼ中央部を南北に小貝川、勤行川（五行川）、大谷川が流れています。また市域の南西部には糸繰川が流れるなど、水利にも恵まれています。市内の気候は太平洋型の気候になっており、一年を通じて穏やかなものです。
現在の筑西市は2005年（平成17年）3月28日に、それまでの下館市（しもだてし）と真壁郡関城町（せきじょうまち）、明野町（あけのまち）、協和町（きょうわまち）が新設合併して誕生した市です。「筑西」の市名は公募により決定されたもので、筑波山の西側に位置することに由来しています。
市内では水利がよいことから古くから水田耕作が盛んで、市内の田耕地の面積は総面積のおよそ4割、畑を含めた耕地面積は市域の半分以上になります。住宅地や集落は市内のほぼ全域に点在しています。農業では旧関城町から旧下館市南部にかけての地域で、県内第1位の生産量を誇るナシ（梨）の生産が盛んな他、旧協和町を中心にスイカ（西瓜）のこだますいか、栃木県に接する市北部ではとちおとめなどのイチゴ（苺）、作付け面積は県内でもトップクラスの、常陸秋そばなどのソバ（蕎麦）、米ではコシヒカリなどの品種が多く生産されています。また首都圏に近く平地が多いことから、市内には複数の工業団地が造成されており、関東内陸工業地域の一角にもなっています。
市内の中心市街地である旧下館市は、室町時代より下館城の城下町で、江戸時代以降からは商業都市として発展。平成の大合併の時期までは県西地域でも最大の人口を有する市でした。そのため国や県の出先機関などが多く置かれ、県西地域における行政の中核地であり、下館都市圏の中核となっていました。ただバブル崩壊から徐々に衰退が進み、近年では商業都市としての地位は失われつつあります。
現在では筑西市内の通勤、通学などの行動圏は茨城県内よりも栃木県側の割合が比較的、多くなっています。生活行動圏が市外に広がった結果、市内は自動車社会の傾向が強まり、都市別「1世帯あたりの自家用乗用車保有台数」では、全国第1位をたびたび記録しています。
かつての下館市は歴史ある城下町であり、また商都としても栄えたことから、現在の筑西市も、名所や名産品が多い市になっています。
筑西市の名物としては、贈答用などに用いられる洋菓子、和菓子があり、下館地区には店ごとに独自の菓子を販売する多くの和洋菓子店が存在します。ご当地ラーメンには、鶏ガラ出汁による濃い目の醤油スープと鶏肉のチャーシューが特徴である下館ラーメンがあります。
市内の名所、旧跡には、南北朝時代に南朝について戦った武将で城主を務めた関宗祐、宗政父子の墓と伝えられる宝篋印塔（ほうきょういんとう）が残っており、その南側には1870年（明治3年）に建立された関城之碑もある他、坑道跡や土塁、堀も残されている、国の史跡でもある関城跡があります。他にも大化の改新以降に設けられた古代郡家（郡衙）の遺跡、新治郡衙跡（にいはりぐんがあと）や新治廃寺跡などが国の史跡に指定されています。
地元では「おしめさま（神明さま）」として親しまれている内外大神宮は、社殿3棟が国の重要文化財に、小栗内外大神宮太々神楽が茨城県の無形民俗文化財に指定されています。
市内にある茨城県の指定史跡には、市出身で芸術としての陶芸を完成させた板谷波山の生家が板谷波山記念館内にある他、伊佐城跡。現在は公園になっている久下田城跡。船玉古墳などがあります。下館城跡は現在、遺構はほとんど確認できませんが、筑西市の指定文化財になっています。また鎌倉時代中期から末期のものとみられる石造五輪塔は、茨城県の指定文化財になっています。下館地区の旧市街には、商都と呼ばれた時代の歴史ある建築物が多く残っており。特に荒川家住宅と一木歯科医院は、国の登録有形文化財に登録されています。
市内の観光スポットでは、真岡鐵道（もおかてつどう）がかつて蒸気機関車（SL）を保有し、土日や連休期間に運行していましたが、現在は東武鉄道に車両を売却し、運行を終了しています。他にも市内には、しもだて美術館や前述の板谷波山記念館、道の駅グランテラス筑西、寝台特急列車北斗星、電気機関車EF81 138、蒸気機関車D51 1116などが保存されているテーマパークのザ・ヒロサワ・シティなどの見どころがあります。
市内の祭事、イベントには、1月頃に開催される下館大町だるま市。7月下旬の下館祇園祭。8月上旬に勤行川の川辺で開催される下館灯ろう流し。8月中旬の下館盆踊り。8月下旬の明野ひまわりフェスティバル。秋に開催される関城の祭典どすこいペア。伝説上の人物を祭る冬の小栗判官まつりなどがあります。

筑西市 の場所

茨城県筑西市は県の南西部および県西地域に位置する市です。県の南西側、突出した部分の北側にあたります。市の東側を桜川市に、南東側をつくば市に、南側を下妻市に、南西の端を結城郡八千代町に、西側を結城市に面しています。また北側を栃木県真岡市に、北西の一部を小山市に接しています。
市域の大半が平坦な地形で占められ、居住や耕地に向いた面積が豊富な筑西市は、筑波山の威容が望め、鬼怒川をはじめとする河川も豊富で、市域の半分以上が耕作地となっている自然の豊かな市です。東京都心からは約70キロ県内であり、栃木県にも隣接している他、つくば市をはじめ県内の主要地域へのアクセスも便利で、環境のよさと利便性を兼ね備えた暮らしやすい市になっています。また旧下館市は古くより城下町であったことから、市内には史跡や歴史的建築物なども多く見られます。
筑西市の市章は、緑の円の下部に三本の青い横線が入り、その上、右よりにふたつの山頂を持つ山形を白抜きで配置したもので、筑波山と河川に囲まれる緑豊かな大地をイメージし、人と自然が共生する筑西市の発展を表しています。
この市章は2005年、合併により筑西市が誕生する際に、地域のイメージに相応しい新たな市章を募集したところ、全国から1,003点の作品が集まり、その中から栃木県宇都宮市在住の鯨井祐昌さんのデザインが採用されたものです。緑は関東平野の自然豊かな大地を、青は市内を流れる多くの河川を、緑と青の組み合わせは穏やかさを、丸い全体像は市民が一体となり、豊かな未来のため協調していく姿勢を表現しています。
筑西市は岡山県高梁市と友好都市提携を結んでいます。これは旧下館市が、江戸時代初期の下館藩主、水谷（みずのや）家が備中松山（現在の高梁市）に転封された歴史にちなんで締結し、筑西市が引き継いだものです。他にも東京都台東区とは連携都市の、秋田県井川町とは災害協定の提携を結んでいます。
筑西市の木はサクラ（桜）、市の花は春の花としてナシの花、秋の花としてコスモス、市の鳥はツバメ（燕、玄鳥、乙鳥）です。これらの市のシンボルは、市制施行1周年を記念して、2006年（平成18年）3月28日に制定されました。
サクラは、バラ科モモ亜科スモモ属、またはサクラ属の落葉樹の総称です。サクラは有史以前の地質時代、日本列島が形成された時期に、自然に芽生えたものだとされています。その点は化石の発見からも立証されています。古くからサクラは日本を象徴する花とされ、日本最古の歌集「万葉集」にもサクラを詠んだ歌が43首も集録されています。また「古事記」「日本書紀」に登場する木花咲耶姫（このはなさくやひめ）はサクラの化身といわれています。そして現在でも、サクラは春の行事である花見などで、日本人に愛されている花です。またサクラの果実はサクランボ、桜桃、チェリーなどと呼ばれ、食用にされています。日本では、塩や梅酢に漬けた花も、桜餅の素材などになっています。筑西市の全域にさまざまな品種が植えられており、名所も多く、市民に親しまれているサクラは、その美しく咲き誇る姿に存在感があり、優しさも感じられることから、新たな市にふさわしい木といえます。
ナシはバラ科ナシ属の植物です。ナシといえば果物のイメージが強いですが、植物としては高さ15メートルほどの落葉高木で、4月頃に、5枚の白い花弁からなる可憐で美しい花をつけます。果実は8月下旬から11月頃にかけての時期に生ります。ナシの実は品種によって味わいの差はありますが、基本的に甘くて果汁が多く、シャリシャリした独特の食感が特徴です。この食感はペントサンやリグニンという物質が果肉に蓄積し、細胞壁が厚くなった「石細胞」によって生み出されています。
ナシは元々、野生種のヤマナシ（山梨）、ニホンヤマナシ（日本山梨）を改良した栽培品種です。ヤマナシの実は小さい上に固くて酸味も強く、食用には向きません。現在ではナシの主な種類に、和ナシ（日本ナシ）、中国ナシ、洋ナシ（西洋ナシ）があり、どれも食用として世界中で栽培されていますが、それぞれ果実の形や味わいに違いがあります。
日本では通常、ナシといえば和ナシを指します。また日本でナシが食べられはじめたのは弥生時代の頃と考えられており、静岡県の登呂遺跡などから食用にされたと思しきナシの種子などが発見されています。筑西市は日本でもっとも古いナシの産地のひとつで、茨城県の銘柄産地にも指定されている国内有数の産地でもあります。ナシの白い花は優しく清楚な気品があることから、市の繁栄のシンボルにもふさわしい花です。
コスモスはキク科コスモス属の総称、または種としてのオオハルシャギク（大春車菊、大波斯菊）を指すこともあり、アキザクラ（秋桜）の別名でも知られる花です。秋に桃色、白、赤などの花が咲き、本来は一重咲きですが、園芸品種として八重咲きなどの種も作り出され、観賞用として好まれています。ちなみに「コスモス」とはもともとギリシャ語で「宇宙」「秩序」などを意味し、ラテン語では星座の世界、すなわち秩序をもつ完結した世界体系としての宇宙のことを表します。車田正美さんの漫画で80年代にテレビアニメ化され大人気作となった「聖闘士星矢（せいんとせいや）」では、それぞれ星座をモチーフにした「聖衣（クロス）」をまとう「聖闘士」たちが駆使する特別な力として「小宇宙」と書いて「コスモ」と呼ばれるものが登場します。
花の名前としてのコスモスは、スペイン出身の聖職者が中南米原産のコスモスを見て、花びらがバランスよく整然と並ぶ姿から、ギリシャ語で「調和」と名づけたことが由来だといわれています。コスモスは可憐ながら、倒れても立ち上がる力強さをもっており、名前の由来「宇宙」は、市の将来性と可能性も象徴しています。また「調和」の意味も、4市町の合併で誕生した筑西市にふさわしいといえます。
ツバメはスズメ目ツバメ科ツバメ属に分類される鳥類です。古くは「ツバクラメ」「ツバクロ」と呼ばれていました。全長は約17センチ、翼開長は約32センチで、背中は光沢のある藍黒色。喉と額が赤。腹は白く、胸に黒い横帯があります。尾は長く切れ込みの深い二股になっており、この尾の形をツバメにちなんで燕尾形といい、礼服である燕尾服などの由来にもなっています。ツバメは翼が大きく、飛行に適した細長い体型である反面、脚は短くて歩行には向かず、巣を作る泥を求めるときなどの他に、地面に降りることは滅多にありません。
鳴管が発達していて、繁殖期のオスは「チュビチュビチュビチュルルルルル」と比較的、大きなさえずり声で鳴きます。飛んでいる昆虫などを空中で捕らえて食し、水面上を飛行しながら水を飲むなどします。日本国内で越冬するツバメもおり「越冬ツバメ」とも呼ばれます。特に中日本から西日本各地に見られ、その多くは集団で民家内や軒下などで就塒（しゅうじ）します。
ツバメはその優美な姿や、水稲栽培では害虫のみを食べる益鳥として古くから大切にされており、俳句では春の季語になっている他、文学や歌曲などの題材、また企業、団体のシンボルやキャラクターなどにも採用されている、人間の暮らしにも親しみの深い鳥です。安土桃山時代の剣客で、宮本武蔵との「巌流島の決闘」で知られる佐々木小次郎の秘剣は「燕返し」として知られていますが、これは吉川英治さんの小説「宮本武蔵」における創作です。益鳥として人の生活に親しまれ、優美で幸せを呼ぶともいわれるツバメは、筑西市の将来像にもふさわしい鳥です。
筑西市のマスコットキャラクターは「ちっくん」です。ちっくんは市章のように緑の山形の下部に青い三本線が入り、筑波山と河川に恵まれた筑西市を表現する帽子に、市の名産であるナシ、イチゴ、市の花のコスモスを飾り、身体は全国有数の生産量を誇る名産品のこだますいか。そして百万本の八重ひまわりで彩られる「ひまわりフェスティバル」のひまわりのポシェットをつけた、全身で筑西市をアピールしている男の子のキャラクターです。ちっくんの性格は明るく元気一杯で親しみやすく、誰とでもすぐ仲良くなれます。
「ちっくん」の市公認テーマソングは、ちくせい市民討議会2013参加者のみなさんによる作詞で、作曲はROMACHAさん、ミクロミカさんの歌による「みんなのちっくん」です。この歌には標準語バージョンと筑西語バージョンがあり、双方を市の公式サイトからダウンロードして聴くことができます。

筑西市 の鉄道路線

東日本旅客鉄道（JR東日本）
水戸線
・新治駅
・下館駅
・玉戸駅
・川島駅

関東鉄道
常総線
・下館駅
・大田郷駅
・黒子駅

真岡鐵道
真岡線
・下館駅
・下館二高前駅
・折本駅
・ひぐち駅

筑西市のバス
・筑西市広域連携バス（関鉄パープルバス運行）
・筑西市地域内運行バス実証実験（関鉄パープルバス運行）
・高速バス「桜川・筑西ライナー」（茨城交通）
・乗合タクシー「のり愛くん」

筑西市 の主要道路

高速道路
・北関東自動車道

一般国道
・国道50号
・国道294号
・国道408号

主要地方道
・茨城県道7号石岡筑西線
・茨城県道14号筑西つくば線
・茨城県道15号結城下妻線
・茨城県道23号筑西三和線
・茨城県道45号つくば真岡線
・茨城県道54号明野間々田線

一般県道
・茨城県道149号横塚真壁線
・茨城県道151号荻島真壁線
・茨城県道204号結城二宮線
・茨城県道207号高田筑西線
・茨城県道216号岩瀬二宮線
・茨城県道303号舟玉川島停車場線
・茨城県道304号小川川島停車場線
・茨城県道305号下館停車場線
・茨城県道306号下館停車場荒線
・茨城県道316号真岡筑西線
・茨城県道357号谷和原筑西線

筑西市 出身の芸能人

茨城県筑西市出身の著名人には、茨城弁による飄々とした話術と、インチキと本格派を織り交ぜたマジックによる独特の芸風で知られるマジシャンのマギー司郎さん。恋愛シミュレーションゲーム「ときめきメモリアル」の朝日奈夕子の声などで知られる声優、舞台女優の鉄炮塚葉子さん。格闘技系の細かすぎる物まねを得意とする物まね芸人のGたかしさん。お笑いコンビ「さむらい侍」のツッコミを務めるお笑い芸人のイトキンさん。NHK水戸局の元契約キャスターで、現在は茨城放送（IBS）のパーソナリティである神原千恵さん。宝塚歌劇団に所属し、宙組の男役を務める聖叶亜（ひじりとあ）さん。「オーダーメイド」などの作品がある漫画家の高橋一仁さん。「初恋芸人」「キモイマン」などの著作がある他、アニメ映画「燃える仏像人間」脚本、芸人としてテレビ、ラジオ出演など、多彩な活動を見せる作家、脚本家、キャラクターデザイナー、UMA研究家の中沢健さん。「検察捜査」にて第40回江戸川乱歩賞を受賞した作家で、犯罪被害を題材にした漫画「ホカベン」の原作なども手がける中嶋博行さん。「江戸前の男‐春風亭柳朝一代記」などの著作がある作家で、放送作家、園芸評論家、コラムニストでもある吉川潮さん。「杉村春子‐女優として女として」などの著作があるノンフィクション作家の中丸美繪さん。「新宿の母」と呼ばれた占い師で「○○の母」と呼ばれる占い師の元祖でもある栗原すみ子さんなどがいます。
芸術関係では、2021年時点でイタリアの「マリア・カラス・コンクール」における唯一の日本人優勝者であり、国際的に活躍するオペラ歌手で、前述の中丸美繪さんの実妹でもある中丸三千繪さん。姉妹デュオである童謡歌手「坂入姉妹」の姉、坂入恵美さんと妹の坂入真紀さん。ヒップホップユニット「クレンチ&ブリスタ」のメンバーである歌手のMr.blistahさん。自身のレーベル「DYNASTY RECORDS」をもつ作曲家、編曲家で、音楽ユニットでも活動しているDJ SHIMAMURAさん。音楽家で尺八奏者の福田蘭堂さん。芸術としての陶芸を確立した陶芸家で、文化勲章受章者、筑西市名誉市民であり、その生涯は「HAZAN」として映画化もされている板谷波山さん。山形県羽黒山地方の郷土芸能、黒川能を描くことをライフワークにした洋画家で、文化勲章受章者、茨城県、東京都豊島区、筑西市の名誉市民でもある森田茂さん。中村彝賞、東光展文部科学大臣賞などを受賞している洋画家の飯泉俊夫さん。麦刈り群像などの作品がある木版画家の飯野農夫也さん。安井賞、水彩連盟文部大臣賞奨励賞などを受賞した洋画家の柳田昭さんなどが、現在の筑西市の出身者です。
その他の諸分野では、技術者、経営者。工学博士で、電子機器メーカー、ファナックの創業者であり、筑西市の名誉市民でもある稲葉清右衛門さん。関彰商事株式会社の創業者で、筑西市名誉市民の関彰さん。内視鏡治療、ESD（内視鏡的粘膜下層剥離術）の第一人者である消化器内科医師の大圃研さん。元衆議院議員で教育家、剣道家でもあった赤城宗徳さん。その孫にあたる元衆議院議員の赤城徳彦さんなどが現在の筑西市にあたる地の出身者です。
武術、スポーツの分野では、昭和を代表する空手家であり、和道流空手道、柔術に空手を加味した和道流柔術拳法の開祖である大塚博紀さん。プロ野球界では、広島東洋カープに所属する投手の鈴木寛人さん。中日ドラゴンズ、東映フライヤーズ、阪神タイガースなどに所属した元外野手、投手で、引退後は解説者、コーチ、監督などを務め、俳優の田宮二郎さんの芸名の由来ともなった田宮謙次郎さん。福岡ダイエーホークスに所属した元投手で、引退後は打撃投手、スコアラーなどを務める渡辺秀一（ヒデカズ）さん。広島東洋カープ、横浜ベイスターズなどに所属した元投手で、現在は球団職員の小山田保裕さん。大相撲力士では、伊勢ヶ濱部屋に所属した元力士で、最高位は東十両11枚目の関の花勉さん。松ヶ根部屋に所属した元力士で、趣味は読書、最高位は西十両3枚目であり、現在は筑西市内でちゃんこ店を営んでいる若東龍秀史さん。伊勢ノ海部屋に所属した明治時代の力士で、最高位は東前頭3枚目の狭布里錦太夫関。日本プロゴルフツアー永久シード保持者であるプロゴルファーの片山晋呉プロ。デンソー・エアリービーズに所属した元女子バレーボール選手の岡野知子さんなどが、旧市町を含む筑西市の出身者です。
また歴史上の人物では、平安時代末の武将、鎌倉幕府御家人で、伊達政宗で知られる伊達氏の初代当主、伊達朝宗と同一人物であると考えられている常陸入道念西。出生は相模国（現在の神奈川県）という説もある、戦国時代から安土桃山時代の武術家、剣豪で、天流剣術の創始者である斎藤伝鬼房（斎藤勝秀）。戦国時代から安土桃山時代の武将で、下総（現在の茨城県、千葉県、埼玉県、東京都の一部）を治めた結城氏に仕え、結城四天王のひとり、負け知らずの猛将と呼ばれた下館城主の水谷正村（水谷蟠竜斎）などが、現在の筑西市にあたる地の出身者です。
また筑西市ゆかりの人物には、詩人、作詞家として知られる西条八十さんが第二次世界大戦中、現在の市内に疎開していた縁から「下館音頭」「下館第一高等学校校歌」の作詞を手がけています。洋画家の青木繁さんは、1905年（明治38年）に現在の筑西市に滞在し「大穴牟知命」を制作しています。平安時代の陰陽師として知られ、現代でもさまざまな作品の題材にもなっている安倍晴明の出身地には諸説あるものの、常陸国猫島（現在の筑西市）出身という伝説もあります。