奈良県香芝市でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

香芝市 てどんなところ？？

奈良県香芝市は、県の北西部、西端部に位置し、奈良盆地の西端にあたる市です。市域は二上山の東側の山麓に広がる扇状地で構成されています。市域の西側は和泉山脈の一帯からなっており、南部には田園地帯が形成されています。市内の標高は最高点が275.5メートルで、最低点は40.0メートルです。
年間を通した平均気温はおよそ23.7度で、最も降水量が多い7月には、月のうち半分程度が雨となります。
市内の主な山である二上山は、標高517メートルの金剛山地でも北部に位置する、雄岳と雌岳の山頂を有した双耳峰です。市内の河川には葛下川。原川。滝川。平野川。竹田川。鳥居川。初田川。尼寺川。すがる川などがあります。湖沼には二上山を見渡せる景観の良い千股池。長池。分川池。下池。旗尾池などが見られます。
今日の香芝市にいたる歴史としては、まず1953年（昭和28年）に公布された町村合併促進法により、組合方式で四ヶ村組合立香芝中学校を設立した北葛城郡五位堂村、下田村、二上村、志都美村の4村が合併の協議を進めます。
1955年（昭和30年）9月には五位堂村と下田村で合併約定書が交換され、同年12月に二上村で「香芝中学校関係村の合併を理由として漸進すること」の決定などを経て、翌1956年（昭和31年）2月に4村の合併促進協議会が設置されます。同年3月13日には下田村役場会議場にて新町名を、香芝中学校に由来する香芝町とする基本方針がまとめられ、正式な調印を経て4月1日に北葛城郡香芝町が誕生します。
なお「香芝」の地名は、現在の下田西に位置する鹿嶋神社に由来すると考えられています。
1957年（昭和32年）1月1日には、町域から字尼寺を除く大字畠田の大部分が北葛城郡王寺町に編入されます。そして1991年（平成3年）10月1日に香芝町が市制を施行し、香芝市が発足します。奈良県では10番目、全国では660番目の市制施行でした。
現在の香芝市は、主に大阪市や奈良市のベッドタウンとして、真美ケ丘ニュータウン、旭ヶ丘ニュータウン、高山台（香芝オークヒルズ）や晴実台など大規模な住宅開発が完成し、住宅地としてゆるやかな発展を続けています。
市の西部エリアは西名坂自動車、近鉄大阪線、国道165号などが通る交通の要衝地帯であり、現在も住宅開発が行われている一方、金剛生駒紀泉国定公園のエリアでもあるため、自然が豊かな地域でもあります。
中部エリアは古くからの市街地であり、市役所や消防署など、市の主要な施設が整っています。また南部には田園地帯が多く見られますが、近年はその一帯も住宅化が進んでいます。
東部エリアは市内の近鉄五位堂駅から、大阪市の鶴橋駅まで所要時間が約25分であり、五位堂駅へのバス交通網も整備されているなど、交通アクセスが非常に便利となっています。またニュータウン内では中核商業施設エコール・マミや新たな住宅地が広がり、五位堂駅の周辺にはマンションも多く建設されるなど、市の玄関口として発展を続けています。
香芝市の名産品には、靴下。地酒。大和牛。金剛砂（ざくろ石）。鋳物。そして古代に石器の材料として使われた光沢のある黒色のサヌカイト（讃岐岩）を材料とした加工品などがあります。サヌカイトは叩くと「カンカン」と澄んだ音がすることから、カンカン石とも呼ばれています。
香芝市の特産品には、市のブランド「KASHIBA＋」に認定された品として、食料品では「大和香芝のたまご香るプリン」や、日本酒の「悠久の光（日本酒）」「かしば香るみそ」「大和マイタケ」「こだわりの新鮮卵 葉山」「大和肉鶏の親子丼」。またお菓子として「ふたかみサブレ」「Tam-Ring」「Tamバーム」「TamバームKakera」「コメコチュイル」「香芝米粉ブッセ」「香芝の勝栗」など。
工芸品などでは、ガラス面への印刷技術を用いたガラス彫刻品の「レイヤーガラス」や「五位堂鋳物」「ダルマもりソックス」「香芝産靴下生地で作るオリジナルキャラクターぬいぐるみ」など。また無形の文化や景勝などとして「屯鶴峯ものがたり」「平野地区の香平（かびら）餅作り」「光と音の祭典『冬彩』」「二上山を望む千股池湖畔」「Picnic」「香芝検定」「結鎮座の渡御行事」などがあります。
香芝市内の名所や旧跡には、二上山の火山活動によって火山岩屑が沈積し、その後の隆起によって凝灰岩が露出。その後、およそ1,500万年の風化や浸食によって形成された奇岩群で、標高は約150メートルの岩山であり、奈良県の天然記念物でもある屯鶴峯（どんつるぼう）があります。屯鶴峯は金剛生駒紀泉国定公園の見所のひとつであり、石器や加工品などに使われるサヌカイトやザクロ石閃緑岩などが産出します。その名前の由来は、奇岩の風景が、多くのツル（鶴）が松林で屯（たむろ）しているように見えることや、断崖の景観が灰白色になっていて、やはりツルの群れに見えることだといわれています。
他にも市内の古墳には、第23代天皇である顕宗天皇の陵（墓）とされる傍丘磐坏丘南陵。第25代天皇、武烈天皇の陵とされる傍丘磐坏丘北陵。平野古墳群の一部で、第35、37代の皇極、斉明天皇と第36代、孝徳天皇の父である茅渟王の墓所に比定され、国の史跡でもある方形の平野塚穴山古墳。墳丘長が約140メートルと市内でも最大の前方後円憤で、顕宗天皇または武烈天皇の墓所といわれる馬見古墳群のひとつ、狐井城山古墳などがあります。
市内の寺社仏閣には、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮を総本社とする神社で、日本神話のタケミカヅチ（武甕槌神）を祭神とする鹿島神社。志都美神社。「ぽっくり寺」の別名を持つ阿日寺。現在の市域で生まれた高僧、恵心僧都源信の真筆とされる秘仏「板佛（木版に記された仏画）」が毎年7月9日の一日のみに開帳される福應寺。奈良県の保護樹木にも指定される、樹齢200年のシダレザクラ（枝垂れ桜）がある専称寺。
また国の史跡でもある古代寺院跡で、出土品は2019年（平成31年）に奈良県の指定有形文化財にもなっている尼寺廃寺跡は、現在は「香芝市尼寺廃寺跡史跡公園」として一般公開されています。
大坂山口神社では近世に秋の大祭で牛頭天王に奉納するための宮相撲（馬場のお宮さんの相撲）が行われており、現在でも境内に馬場組記念碑や石垣を組んだ桟敷席があり、観光地のひとつにもなっています。この相撲を牽引した明治から大正期の地元の力士、大の松為次郎は、1915年（大正4年）6月に同神社で引退興行を行い、その後は歓進相撲の総元締として活躍しています。
他にも市内の観光スポットには、自然の景勝地として、二上山の美しい形や、雄岳と雌岳の間へ落ちる日没を望め、写真の撮影スポットとしても優れる千股池。「日本書紀」において相撲発祥の地とされている腰折田公園。また屯鶴峯から始まる、全長45キロにも渡る長距離の自然歩道、ダイヤモンドレール、通称「ダイトレ」もハイキングなどで人気のスポットであり、二上山、岩橋山、大和葛城山、金剛山、岩湧山、槇尾山などの景観が楽しめます。
市内のイベントには、3月に行われる、かしば産業展と香芝検定があります。香芝検定は地元の絆づくりと地元への愛着を強化するために開催される、いわゆるご当地検定であり、香芝市の市制施行20周年を記念して2011年（平成23年）に第1回が行われました。今日では香芝市の歴史を知り、より一層、地元愛に溢れたまちづくりを実現するための大切な催しとなっています。
また11月には香芝ふれあいフェスタが、12月には市民の有志により開催される市民祭の冬彩があります。冬彩は2001年（平成13年）に市民ボランティアによって香芝市市制10周年の記念行事として開催されたイベントで、古都、奈良の一角である香芝に相応しく、冬の澄んだ静かな夜空を、ロウソクの柔らかい灯りで彩り、口笛などの音を響かせる感動的な催しになっています。
香芝市に関連するフィクションには、2017年（平成29年）2月11日に公開された劇場映画「天使のいる図書館」があります。この映画は、奈良県葛城エリアの魅力を伝えようと、香芝市と大和高田市、御所市、葛城市、北葛城郡広陵町が協力し、地元を舞台にした映画を製作するプロジェクトとして立ち上げられたものです。
タイトルの「天使のいる図書館」は実際に葛城地域に存在する図書館です。その図書館を舞台に、大学卒業後、新人史書として就職したヒロインの吉井さくらが、理系特有の合理的な思考から社会に馴染めずに壁にぶつかる中、図書館で知り合った老婦人、芦高礼子と行動を共にする内に、徐々に心境が変化し、成長していくというストーリーです。葛城地域の美しい四季の景色と、神聖な土地で生まれ育った大地のように大らかな心をもつ人々が織りなす、心に安らぎを与えてくれる優しい映画作品になっています。
ヒロインの吉井さくらを演じるのは、スタジオジブリによるアニメ版で知られる「魔女の宅急便」実写映画版の主人公、キキを、当時16歳の初主演で務め、第57回ブルーリボン賞新人賞、第24回日本映画批評家大賞新人女優賞を受賞した後、近年でもテレビドラマ「妖怪シェアハウス」「彼女はキレイだった」「トクサツガガガ」など、さまざまな作品で活躍する小芝風花さん。
老婦人、芦高礼子を演じるのは、小津安二郎監督の「東京物語」や、溝口健二監督の「近松物語」。黒澤明監督の「天国と地獄」「悪い奴ほどよく眠る」「どん底」「赤ひげ」「まあだだよ」。また特撮怪獣映画「モスラ」など、日本映画の名作に数多く出演している銀幕スター女優、香川京子さん。
またその他の配役として、玲子の孫、芦高幸介役に、スーパー戦隊シリーズ「烈車戦隊トッキュウジャー」のヒカリ／トッキュウ4号役で知られ、近年でも映画「嘘喰い」の主演や、映画「流浪の月」で重要な役を務めるなど活躍を続ける注目の若手俳優、横浜流星さん。穏やかな語り口からナレーターとしても活躍する俳優の森本レオさん。吉本新喜劇の一員で長年、座長を務め、現在でもお笑いタレントの他、コメディからシリアスまでさまざまな演技をこなす俳優として活躍。読書家としても知られる内場勝則さんなどが出演しています。
監督は映画「桜ノ雨」などを手掛けたウエダアツシ監督。脚本は小説家、エッセイストとしても活躍する狗飼恭子さんです。

香芝市 の場所

奈良県香芝市は、奈良県の中西部に位置し、市域の西端に接する市です。市域の北側を北葛城郡王寺町に、東側の北寄りを同郡上牧町に、南寄りを同郡広陵町に、南側の東寄りを大和高田市に、西寄りを葛城市に接しています。また西側は金剛生駒紀泉国定公園をはさんで、北側より大阪府の柏原市、羽曳野市、南河内郡太子町に面しています。
香芝市は奈良県内でも大阪府に接しており、主に大阪市や奈良市のベッドタウンとして住宅地の開発が進み、県内でも人口が増加傾向にあるなど、現在でも成長を続けている市です。鉄道網、道路網も発展しており、大阪市へのアクセスが非常に便利な他、奈良市や京都府、神戸市、和歌山方面などへの接続も便利な地域です。さらに市域の一部は金剛生駒紀泉国定公園にあたっており、山林などの自然も豊かで、利便性と豊かな環境を兼ね備えた、非常に過ごしやすい市といえます。
香芝市の市章は、1959年（昭和34年）の香芝町時代に制定された町章を、市制施行後も継承したものです。当時の町名でもある「カシバ」の文字をデザイン化して、日本の和の精神を表現するため、全体は円形にまとめられています。円形の上部に、上が山形になった短い線を置き、下部の中央には切れ目が入って、手を合わせるような形で両側がやや上部に曲がっています。そして両横には将来へ大きく発展するようにとの願いを込め、三本線が両横に大きく張り出して、翼を象っています。
香芝市の木はカシ(樫)、市の花はスミレ(菫)です。これらのシンボルは1985年（昭和60年）に制定されたものです。
カシは基本的にブナ科の常緑高木の一群を総称する呼び名ですが、他にもクスノキ科の一部に、葉などが似ていることからカシと呼ばれるものがあります。カシは常緑性の木であり、春の終わりからから初夏に花を咲かせ、実はドングリ（団栗）になります。カシは庭木として民家の垣根などによく植えられ、防音や防風、また比較的、燃えにくいことから防火のための木として好まれています。また漢字の「樫」の通り、木質が堅いことから材木としても使われますが、乾燥しにくく、加工もしにくいといった難点もあります。カシは香芝市民の生活に馴染んでおり、庭木や生け垣などに利用され、その堅実な成長ぶりは、未来への発展を確実に続ける香芝市を表現しているといえます。
スミレはスミレ科スミレ属の植物の総称、または「Viola mandshurica」という種の和名です。種としてのスミレは、路上などで春に深い紫色（スミレ色）の花を咲かせる野草です。花はラッパのような形をしていて、山菜として食用にされることもありますが、この種以外のスミレ属の植物には毒性を持つものもあるので注意が必要です。スミレ属全般を指す場合は、スミレのほか、パンジー、ヴィオラなど多くの種が含まれ、スミレの類似種も多く、さまざまな色や形の花が見られます。ちなみに「スミレ」の名の由来は、花の形が墨入れ（墨壺）に似ているためとの説がありますが、定説とはいえません。スミレの誠実に精一杯生きようとする姿は、香芝市民のイメージと重なることから、市の花に選ばれました。
香芝市のマスコットキャラクターには「カッシー」がいます。カッシーは2001年（平成13年）10月1日に、市制10周年を記念して生まれたキャラクターです。カッシーは市が提示した6つのキャラクターデザインから、ハガキやインターネットで愛称と共に投票、公募を行い、もっとも人気を集めたデザインと愛称が選ばれたものです。
カッシーの顔は香芝市の市章をモチーフにした愛らしいもので、青い服を着ています。愛称も市名の「かしば」を可愛らしく親しみやすいものにした案が採用されました。カッシーの主なお仕事は、ふれあいフェスタ、防犯啓発、岳のぼりなど市や地域のイベントに登場して、催しを盛り上げることだそうです。

香芝市 の鉄道路線

奈良県香芝市の鉄道路線
西日本旅客鉄道（JR西日本）
和歌山線
・志都美駅
・香芝駅
・JR五位堂駅
近畿日本鉄道（近鉄）
大阪線
・関屋駅
・二上駅
・近鉄下田駅
・五位堂駅
南大阪線
・二上山駅

奈良県香芝市のバス路線
・香芝市コミュニティバス
・香芝市デマンド交通
路線バス
・奈良交通
高速バス
・やまと号（五位堂駅・本厚木駅・横浜駅・京成上野駅・西船橋駅・海浜幕張駅ゆき）

香芝市 の主要道路

奈良県香芝市の主要道路
有料道路
・西名阪自動車道（高速道路：香芝サービスエリア‐香芝インターチェンジ）
一般国道
・国道165号（大和高田バイパス）
・国道168号
県道
地域高規格道路
・中和幹線（奈良県道105号）
主要地方道
・奈良県道12号堺大和高田線
・奈良県道30号御所香芝線
・奈良県道54号香芝インター線
一般県道
・奈良県道203号上中下田線
・奈良県道204号下田良福寺線
・奈良県道703号香芝太子線

香芝市 出身の芸能人

奈良県香芝市出身の著名人には、映画「あしたはきっと…」「紀子の食卓」などの主演の他、テレビドラマ「ママとパパが生きる理由。」など多くの作品で活躍する女優、タレントの吹石一恵さん。テレビアニメ「ハヤテのごとく！」の綾崎ハヤテ、「僕の妹は『大阪おかん』」の石原京介など多くの声を演じ、少年役や関西弁を得意とする他、洋画吹き替えなどさまざまや役柄をこなす声優、歌手の白石涼子さん。映画「ウルフガイ 燃えろ狼男」「河内のオッサンの唄」などの他、テレビドラマやバラエティ番組でも活躍する女優の奈美悦子さん。ガールズロックバンド「SCANDAL」のメンバーで、ドラムとボーカルを担当しているミュージシャンのRINAさん。神戸山手女子短期大学、神戸山手大学で教授を務めた伝承料理研究家で、テレビの料理番組にも出演する奥村彪生さん。第50回なにわ芸術祭の落語部門新人賞や、第71回文化庁芸術祭大衆芸能部門の新人賞を受賞している落語家（上方噺家）で、舞台やテレビ番組などの仕切り役としても定評がある笑福亭鉄瓶さん。お笑いコンビ「ヘッドライト」のメンバーである和田友徳さん。お笑いコンビ「ヤング」のメンバーである寺田晃弘さん。吉本興業に所属するお笑い芸人の川端知貴さん。朝日放送テレビ（ABC）アナウンサーである鷲尾千尋さん。衆議院議員、奈良県議会議員、香芝市議会議員などを務めた元政治家で行政書士の吉川政重さん。奈良弁護士会会長、奈良県労働委員会会長などを歴任した弁護士の下村敏博さんなどがいます。
スポーツ界の香芝市出身者には、サッカー界に、横浜フリューゲルス、名古屋グランパスエイトなどでゴールキーパーを務めて、サッカー日本代表にも選ばれ、JリーグMVPも獲得している元サッカー選手で、現在はサッカー指導者である増崎正剛さん。徳島ヴォルティス、バンディオンセ神戸でゴールキーパーを務めた元サッカー選手の古田泰士さん。プロ野球界には、東京ヤクルトスワローズで投手を務める大西広樹さん。東北楽天ゴールデンイーグルスの元外野手であり、現役時代のニックネームは「マメ」。現在は宮城県仙台市でスポーツバーを経営する他、野球解説者も務める中村真人さん。長距離走を専門とした元陸上競技選手で、現在はダイハツ女子陸上部監督を務める山中美和子さん。サンロッカーズ渋谷、大阪エヴェッサ、バンビシャス奈良などでフォワードとして活躍するバスケットボール選手の藤高宗一郎選手。WBOアジアパシフィックバンタム級王者であるプロボクサーの西田凌佑選手。高校時代には日本ボクシング史上初の高校全国大会8冠を達成したアマチュアボクサーの荒本一成選手などがいます。