奈良県宇陀市および宇陀郡曽爾村・御杖村でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

宇陀市 てどんなところ？？

奈良県宇陀市は県の北東部、大和高原の南端に位置する市です。市面積247.50平方キロメートルのうち、可住地が64.2平方キロメートル、林野面積が183.25平方キロメートルを占めています。
市域は宇陀川と芳野川沿いの平地を、山地が取り囲む地形です。雨量は比較的多く、年間降水量は約1,500ミリメートル。気候は内陸性気候で、冬は季節風の影響を強く受けるため寒冷となる反面、夏期は冷涼です。
大宇陀宮奥付近に源を発する宇陀川は、北流して多くの支流を集め、三重県名張市黒田と名張市箕曲中村の境界で名張川に合流します。
市内の山には額井岳があります。宇陀市と奈良市の境に位置する山で、標高は812.3メートル。関西百名山のひとつで主峰が円錐形をしていることから「大和富士」と呼ばれています。山頂には小祠があり干ばつの時には降雨を祈る行事である「岳のぼり」が開催されます。
他には鳥見山があります。宇陀市と桜井市の境に位置する山で、標高は734.4メートル。中腹の鳥見山公園では、春にはツツジ（躑躅）やヤマザクラ（山桜）、秋にはモミジ（紅葉）を楽しめます。展望台からは宇陀市を一望でき、奈良盆地も眼下に望めます。他には高城岳、伊那佐山などの山があります。
宇陀郡は宇陀市の東側で、奈良県の北東部、東端で三重県に突き出した一帯で、北側の曽爾村、南側の御杖村の2村が含まれます。
曽爾村は村域の多くが山林で、村のほぼ中央を東北に走る県道が唯一の交通動脈になっています。村内の主な山には曽爾高原、倶留尊山が、主な河川には青蓮寺川があります。村の気候は山地が多いため冷涼で多雨となっています。
御杖村は曽爾高原の南側に位置して名張川の源流がある他、村内に伊勢本街道が通っています。村域は奈良県の最東部で、約9割が山林にあたります。村内の主な山には学能堂山、三峰山、古光山など。主な峠には桜峠があります。気候はやはり冷涼多雨となっています。
宇陀市の歴史は、古く「古事記」「日本書記」にも記載があり、「万葉集」では柿本人麻呂の「かぎろひ」の歌にも詠まれていることから、古代における王朝と関わりがあったと推察されています。
平安時代以降は荘園として興福寺の支配下にあり、南北朝時代から戦国時代は伊勢国司、北畠氏の勢力を受けます。江戸時代には宇陀松山藩として織田信長の次男である織田信雄以降、織田氏4代に治められた後、その移封により天領（幕府領）になります。
曽爾村も「古事記」「日本書紀」や、平安時代の辞書「和名抄」は「宇陀郡漆部（ぬりべ）郷」として記されるなど、歴史のある村です。奈良時代には村内に漆を生産する漆部造（ぬりべのみやつこ）が置かれていました。御杖村も同じく「和名抄」に「宇陀郡漆部郷」として記されています。また村域は中世から江戸時代にかけて、伊勢本街道の宿場町として栄えています。
明治以降、今日の宇陀市、曽爾村、御杖村に至る歴史としては、まず明治22年（1889年）4月1日の町村制施行により、宇陀郡に松山町、神戸村、政始村、宇太村、宇賀志村、伊那佐村、榛原村、三本松村、内牧村、室生村、曽爾村、御杖村が発足します。
その後、各村の合併、町制施行などを経て、2006年（平成18年）1月1日に宇陀郡の菟田野町、大宇陀町、榛原町、室生村が合併して宇陀市が誕生します。曽爾村と御杖村については、曽爾村が1954年（昭和29年）10月1日に室生村の一部（大字山粕）を編入した以外は、発足以来の大きな変化はありません。
現在の宇陀市は四方を山に囲まれた高原都市です。市内の交通では近鉄大阪線、国道165号、国道166号、国道369号、国道370号などが通っています。
市の特産品には大和茶があります。大和茶は806年（大同元年）に僧侶、空海が唐より茶の種を持ち帰り、宇陀市榛原の佛隆寺で栽培し、全国に広まったと伝えられています。今日では宇陀市や奈良東部地域を中心に年間約2,490トンが生産され、全国6位の生産量となっています。他にはダリアの花も名産です。宇陀産のダリアは色彩が豊富で球根の発芽率が高く「榛原の華」「美華」など新たな品種も作られています。他には宇陀金ごぼう（牛蒡）、宇陀産黒大豆、吉野本葛、磨き丸太、はいばら牛、宇陀牛などの特産品があります。
曽爾村の名産品には、古代の伝統を蘇らせた漆と、ほうれん草などの農作物。御杖村では奈良県を代表するブランド牛の大和牛を生産している他、林業も盛んになっています。
宇陀市内の神社には、大和の東西南北に祀られた四水分神社東にあたる宇太水分神社があります。同じ大きさと形の社殿が3棟並列する本殿は右から第一殿、第二殿、第三殿と呼ばれ、それぞれ天水分神、速秋津比古神、国水分神を祀っています。第一殿の棟木には1320年（元応2年）の墨書があり、隅木入春日造で建立年代が明らかなものでは最古になります。この本殿3棟は1954年3月20日に国宝に指定されています。
また神代に神楽岡に創建され、崇神天皇の勅により神戸大神宮の号を賜わったと伝えられる阿紀神社は、安土桃山時代、現在地に遷座され、現在の社名へ改められました。神社には珍しい能舞台があり、毎年6月に「あき蛍能」が披露されます。他にも市内には八咫烏神社、龍穴神社、墨坂神社などの神社があります。
宇陀市内の寺院では、真言宗室生寺派の大本山である山岳寺院、室生寺があります。同じ真言宗の高野山金剛峰寺は女人禁制でしたが、室生寺は女人の参詣を認めたことから「女人高野」とも呼ばれます。境内には屋根が寄棟造、杮葺きの金堂があり、1952年（昭和27年）3月29日に国宝に指定されています。また金堂の来迎壁中央部に描かれた壁画は、平安時代前期に描かれた希少な壁画と推察されており、「板絵著色伝帝釈天曼荼羅図」として1979年（昭和54年）6月6日にやはり国宝に指定されています。
境内の五重塔は800年（延暦19年）頃の建立とされ、高さ16メートル強、初重は1辺の長さが2.5メートルの塔です。屋外にある木造五重塔では国内で2番目に古く、日本最小の塔であり、1951年（昭和26年）6月9日に国宝に指定されています。
また大野寺は真言宗室生寺派の寺院で本尊は弥勒菩薩。本堂には木造地蔵菩薩立像が安置されています。無実の娘が火あぶりの刑に処せられる際に、この地蔵菩薩が身代わりにとなって娘を救ったとの伝説から「身代わり地蔵」とも呼ばれ、1909年（明治40年）9月21日には国の重要文化財に指定されています。他にも市内には仏隆寺、戒長寺、大蔵寺などの寺院があります。
宇陀市の史跡、文化財には、宇陀松山城があります。標高473メートルの山頂に位置する城で、14世紀半ば頃に宇陀三将の秋山氏が築城。東国を牽制できる戦略上の重要地に位置し、豊臣政権下では大和国支配の要となっていました。1615年（元和元年）に、当時の城主、福島高晴が大阪夏の陣において、豊臣方に内通した疑いにより改易された後、廃城となっています。現在は部分的に石垣が残り、発掘調査が進められています。2006年には国の史跡に、2017年（平成29年）には「続日本100名城」になっています。
また片岡家住宅は、江戸時代に庄屋、大庄屋、年預の役をつとめた地主農家の古民家です。片岡家には村方文書が多数残り、住宅に関しては「殿様御殿御普請帳」と「座敷普請帳」があります。文書から1670年（寛文10年）の建築と判明しており、1782年（天保2年）に大規模な改修が行われ、現在の形になったとされています。民家の歴史を知る基準となる貴重な建築物で、1961年（昭和36年）3月23日には国の重要文化財に指定されています。
また御杖村には、戦国時代、北畠氏に属した菅野氏の居城である山城、菅野城跡があります。
宇陀市の名所には、大宇陀本郷にある一本桜、又兵衛桜があります。名前は、大坂の陣で活躍した戦国武将、後藤基次（又兵衛）が、豊臣家の崩壊後、当地にて再興の時期を待ったといわれ、その屋敷跡に位置することに由来します。樹齢は約300年で。2000年（平成12年）のNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」オープニング映像にも使われ、開花時期にはライトアップが行われます。
他にも芳野川堤防上に並ぶ約100本の桜並木、水分桜もあり、こちらも開花時期にはライトアップが行われます。
また曽爾村の名所には、秋には湿地帯「お亀池」を除いて一面がススキ（薄）に覆われる曽爾高原。国の天然記念物である屏風岩。兜岳。鎧岳。済浄坊の滝。曽爾高原温泉お亀の湯など。御杖村の名所には、三峰山と、みつえ青少年旅行村、みつえ高原牧場。サクラ（桜）の名所である丸山公園。みつえ温泉「姫石の湯」などがあります。
宇陀市の祭礼などには、うたの秋祭りがあります。これは宇太水分神社の男神、速秋津彦命に会うため、惣社宇太水分神社の女神、速秋津姫命が神輿に乗り、行列や神輿を従えて約12キロの道のりを移動するもので、毎年10月の第3日曜日に行われる、約1,200年の歴史を誇る祭礼です。他にも豊かな実りを願う墨坂神社秋季大祭。地区の安泰を願う菅原神社秋祭りなどが行われます。
また曽爾村の祭事には、秋に行われる門僕神社の祭礼、曽爾の獅子舞。8月15日に行われる、ぬるべの郷夏祭りなどがあります。
奈良県宇陀市を舞台とした小説には、「マークスの山」など硬派な作風で知られる高村薫さんの「土の記」があります。大企業を退職した男性が、宇陀の山中で暮らす様子を描いた物語になっています。
市内やその周辺でロケを行った映画には、榛原駅南口、駅構内、電車内で撮影され、宇陀市民もエキストラとして参加した三木孝浩監督作品「フォルトゥナの瞳」があります、また大和郡山市を主な舞台にした大谷紀子さんの漫画を、真壁幸紀監督が映画化した「すくってごらん」では、大和郡山市の他、市内の阿紀神社でも撮影が行われています。

宇陀市 の場所

奈良県宇陀市は、県の北東部に位置する市です。市域の北側、西寄りを奈良市、東寄りを山辺郡山添村に、西側を桜井市に、東側は北寄りを三重県名張市、南側を宇陀郡曽爾村に、南側は西寄りを吉野郡吉野町、東寄りを東吉野村に接しています。
また宇陀郡は県の東端、中央より北寄りで、三重県側に突き出した地域です。曽爾村はその北側にあたり、南側を宇陀郡御杖村に、南西の一部を吉野郡東吉野村に、東側を三重県の津市に、北側を名張市に接しています。
宇陀郡の南側である御杖村は、北東から東側を三重県の津市に、南側を松坂市に、西側を同県の吉野郡東吉野村に接しています。
宇陀市は西部、河川沿いの平地に市街地が広がり、その周囲を山地が囲む高原都市です。「古事記」などにも記される古い歴史を持ち、市内には由緒ある寺社仏閣などの史跡も多く見られます。また近鉄大阪線によって京都、大阪、名古屋伊勢方面と連絡しており、京都へは約1時間、大阪へは約1時間半、名古屋へは2時間弱でアクセスできます。国道も多く通り、大阪市へは国道165号により約1時間でアクセス可能です。他にも市内にはコミュニティバスが運行しており、市内の主な施設を巡回しています。自然豊かで冬は寒冷ながら、夏は冷涼となり過ごしやすく、利便性も高い上、史跡などの文化も豊富で環境がいい高原都市になっています。
また曽爾村、御杖村も宇陀市と並ぶ歴史を誇り、村域の多くが山林にあたる自然豊かな村々で、曽爾高原のある曽爾村、伊勢本街道が通り宿場町として栄えた御杖村と、現在でも景勝地やリゾート地などが豊富な村になっています。
宇陀市の市章は、2006年1月1日に制定されました。赤い丸の周囲に、市名の「う」を元にした「C」型の緑と青の花弁を4つ並べたものです。この花弁は合併した旧3町1村を表し、緑は豊かな自然、青は澄んだ水をイメージしています。
宇陀市のシンボルマークは、緑の丸い形の中心に室生寺の五重塔が白抜きで描かれ、下部に青い波が描かれ、豊かな自然と清流をイメージしたものです。このマークは、公募により三重県いなべ市の山北敏比幸さんの作品が最優秀賞として採用されたものです。
曽爾村の村章は、曽爾村「そ」をデザイン化し、円の上に真横の線と2本の突起で、帽子か兜をかぶっているように見えるものです。円は村民の団結と明るい村づくりを表現し、上部はより発展する村の息吹を象徴しています。この村章は1971年（昭和46年）8月21日に制定されました。
御杖村の村章は、緑の円の上部と下部に、左右対称のそれぞれ2か所の切れ目が入り、「山」の字に似た樹木か鳥のような形になったものです。これは緑樹の一種である活宝樹と羽ばたくオオタカ（大鷹）を表したもので、1973年（昭和48年）12月1日に制定されました。
宇陀市の花はスズラン（鈴蘭）です。市内の室生に向渕すずらん群落があり国の天然記念物に指定されています。また市の木はヒノキ（檜、桧）、市の鳥はウグイス（鶯）です。これら市のシンボルは2008年（平成20年）12月9日に制定されました。
曽爾村の木はスギ（杉）、村の花はツツジ、村の鳥はメジロ（目白）です。
御杖村の鳥も、素朴さが控えめな村人を表す美声自慢のウグイス。村の花は村のゆかしさを表す、春を彩るヤマザクラ。村の木は村の中心産業を支え、まっすぐ伸びる姿が村の市政を表す、木材にも最適なスギです。
宇陀市の市歌は「うるわしの里 宇陀のまち」です。市出身の音楽家、東祥高さんが作詞、作曲を行い、市民の郷土愛を醸成すべく2009年（平成21年）10月6日に制定されました。
宇陀市のマスコットキャラクターは2009年12月8日に誕生した「ウッピー」です。頭上に市の鳥、ウグイスを乗せ、市章の描かれた服を着た市の花、スズランの可愛らしい妖精です。髪はスズランの花に似て、2本の小さなスズランも咲いています。また背中には羽根のような2枚の葉が生えています。名前は公募により集まった407件から、市内在住の松浪勝幹さんの案が選ばれました。由来は宇陀市の「う」と「ハッピー」を掛け合わせたものです。
他にも宇陀市の記紀・万葉マスコットキャラクター「八っぴー」がいます。市ゆかりの八咫烏をイメージしたキャラクターです。くりっとした目やピンクの頬の顔、髪型など全体はウッピーに似て、腹部には市章が入っていますが、黒を基調にした八咫烏の姿をしています。
八っぴーは市の「古事記」「日本書紀」「万葉集」に関する展示会やイベント情報などをSNSで発信しています。
曽爾村のマスコットキャラクターには「そーちゃん&にーちゃん」がいます。そーちゃん、にーちゃんは兄妹で、ススキと山、ヘビ（蛇）、ヤマザクラと、漆部の仙女伝説をモチーフにしています。
兄のそーちゃんは、頭に風光明媚な山を載せており、魔女のホウキのように大きなススキに乗り、うしろに妹と乗せて曽爾村の空を散歩するのが日課です。妹のにーちゃんは、ヘビの頭がチャームポイントで、屏風岩で見つけたヤマザクラと、漆部の仙女からわけてもらった羽衣を宝物にしています。
いつも仲良く曽爾村の親善大使を務めるそーちゃんとにーちゃんの名付け親は、幼少期に曽爾村に住んでいた、人気ホラー漫画家、楳図かずおさんです。ちなみに曽爾高原の「お亀池」に伝わる「へび女伝説」は、楳図さんのホラー作品の源流といわれています。曽爾村のケーブルテレビには常に登場するそーちゃんとにーちゃんのデザインは、イラストレーターの金子デメリンさんが手がけました。
御杖村のイメージキャラクターには「つえみちゃん」がいます。つえみちゃんは、チャームポイントである杖の形をした髪の毛と、手には魔法の杖と木の葉を持った心優しい女の子で、緑の陰陽師風の服を着て、御杖村を訪れる人々に癒しの魔法をかけてくれます。つえみちゃんは2010年（平成22年）6月1日生まれで、御杖村の観光PR大使にも任命され、村の内外のイベントなどでも活躍しています。

宇陀市 の鉄道路線

奈良県宇陀市の鉄道路線（宇陀郡曽爾村・御杖村に鉄道路線は存在しません）
（宇陀市）
近畿日本鉄道（近鉄）
大阪線
・榛原駅
・室生口大野駅
・三本松駅

奈良県宇陀市、宇陀郡曽爾村・御杖村のバス路線
（宇陀市）
路線バス
・奈良交通
コミュニティバス
・宇陀市営有償バス
・ほっとバス錦（三重県名張市）
・奥宇陀わくわくバス（奈良交通）
（曽爾村）
・宇陀地域連携コミュニティバス「奥宇陀わくわくバス」(奈良交通）
・コミュニティバス「御杖ふれあいバス」（奈良交通、三重交通）
（御杖村）
・コミュニティバス「御杖ふれあいバス」
・津市コミュニティバス（三重交通）

宇陀市 の主要道路

奈良県宇陀市、宇陀郡曽爾村・御杖村の主要道路
（宇陀市）
国道
・国道165号
・国道166号
・国道369号
・国道370号
県道
主要地方道
・奈良県道28号吉野室生寺針線
・奈良県道31号榛原菟田野御杖線
一般県道
・奈良県道127号北野吐山線
・奈良県道135号宇太三茶屋線
・奈良県道164号室生口大野停車場線
・奈良県道198号粟原榛原線
・奈良県道217号高塚野依線
・奈良県道218号内牧菟田野線
・奈良県道219号佐倉大宇陀線
・奈良県道242号上笠間三本松停車場線
・奈良県道・三重県道781号都祁名張線
・奈良県道・三重県道782号上笠間八幡名張線
（曽爾村）
国道
・国道369号（栂坂バイパス）
県道
主要地方道
・三重県道・奈良県道81号名張曽爾線
一般県道
・三重県道・奈良県道784号赤目掛線
（御杖村）
国道
・国道368号
・国道369号
県道
・奈良県道31号榛原菟田野御杖線
・奈良県道783号土屋原飯高線
道の駅
・道の駅伊勢本街道 御杖

宇陀市 出身の芸能人

奈良県宇陀市出身の著名人には、ゴマフアザラシのキャラクター「ゴマちゃん」が人気を博し、数度にわたりアニメ化もされた人気漫画「少年アシベ」をはじめ「ここだけのふたり‼」「大阪ハムレット」などの作品がある漫画家の森下裕美さん。上方落語協会に所属する落語家で、テレビ時代劇「必殺シリーズ」のファンであり、同作の殺しのテーマを出囃子に、題材にした落語を演じることもある桂三馬枝師匠。ミュージシャンでロックバンド「Mr.FanTastiC」のドラマーを務める藤村和弘さん。作曲家、シンセサイザー奏者の東祥高さん。海外からの評価も高く、国立ベルリン美術学校客員教授も務めた彫刻家の井上武吉教授。東京大学大学院理学系研究科教授である天文学者の田村元秀博士。滋賀県立大学名誉教授、奈良県立橿原考古学研究所所長などを務めた考古学者の菅谷文則教授。天理教から分離して「ほんみち教」を開いた大正から昭和期の宗教家、大西愛治郎さん。OSK日本歌劇団名誉会長の吉津たかしさんなどがいます。
また実業家では、現在の「ロート製薬」創業者で私立奈良盲唖学校の開設者でもある、幕末生まれ、明治から昭和初期の実業家、薬剤師の山田安民さん。山田スイミングクラブ設立者で、元「ロート製薬」会長でもある山田安民さんの長男、山田輝郎さん。「藤沢商店（藤沢薬品工業）」創業者である藤澤友吉さん。1893年（明治26年）に「津村順天堂（現・ツムラおよびバスクリン）」を創業した津村重舎さん。2021年のフォーブス長者番付で世界727位、日本11位を獲得した「オービック」代表取締役会長の野田順弘さん。医療機器開発製造会社「クオリティー・エレクトロダイナミクス(Quality Electrodynamics (QED))」創業者、社長兼最高経営責任者、在オハイオ州クリーブランド日本国名誉領事、キヤノンメディカルシステムズ株式会社CTMR事業統括部CTO（最高技術責任者）を務める実業家の藤田浩之さん。「笹岡薬品」創業者の笹岡省三さんなど現在の宇陀市の出身です。
スポーツ界の宇陀市出身者では、プロ野球界に、横浜ベイスターズに所属した元投手で、引退後は京都府立西城陽高等学校の教諭および硬式野球部監督として活躍する染田賢作さん。近鉄バファローズに所属した元投手の田中宏和さん。サッカー界には、Jリーグやオランダでミッドフィルダーとして活躍した元選手であり、引退後はサッカー指導者を務める水越潤さん。大宮アルディージャに所属するゴールキーパーの上田智輝選手。またVリーグ・クボタスピアーズに所属するバレーボール選手で、アウトサイドヒッターを務める田中伸哉選手などがいます。