奈良県大和高田市でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

大和高田市 てどんなところ？？

奈良県大和高田市は、県の北西部に位置する市です。市域は奈良盆地（大和盆地）の南西部にあたり、大半が平坦地で占められていますが、北西部は馬見丘陵の南端部にあたっています。市の面積は16.48平方キロメートルで、東西は4.8キロ、南北に5.1キロに広がり、周囲は26.4キロとなっています。
市内の河川では、市域の南北を葛城川と高田川が貫流している他、北東部の橿原市との市境辺りは曽我川が、北西部には葛下川が流れています。他にも広瀬川、住吉川、尾張川、土庫川、小金打川などが市内を流れています。高田川は江戸時代中期に木綿を運ぶ運搬路とされた川で、別名を中将川といい、平安時代の伝説的な女性、中将姫とも関わりの深い川です。
大和高田市の気候は、奈良盆地のその他の地域と同じく盆地気候になり、夏場は湿度が高くなって蒸し暑く、冬場はかなり冷え込みます。
今日の大和高田市には古くから人が住んでいたと見られており、市域の西北部には5世紀頃に築造されたと考えられる大型前方後円墳の築山古墳（陵墓参考地、伝武烈天皇陵）や領家山古墳が存在し、馬見古墳群の南端を形成しています。また「日本書紀」に見られる「百済意多郎（おたら）墓」は築山古墳の南に位置する岡崎に比定されており、近年、この付近では池田遺跡が発見されて埴輪などが数多く出土しています。市域の大半は平安時代に制作された辞書「和名抄」における大和国葛下郡（かつらぎのしものこおり）に属し、飛鳥時代に造営された道の横大路が、現在も市内を東西に通っています。
中世には興福寺一乗院平田荘の荘官であった高田（當麻）氏が武士化し、高田城を築いて万歳氏と共に一帯を領有しています。しかしのちに大国（現在の奈良県）を制覇した戦国武将、筒井順慶により高田氏は滅ぼされ、高田城も破却されています。
江戸時代には市域内に幕府領（天領）や諸藩の領地が入り乱れる形で存在し、江戸時代の中期以降は、綿作が盛んになり高田本郷を中心に市場町として発展しています。
明治維新以降、現在の大和高田市にいたる歴史としては、1889年（明治22年）4月1日に町村制が施行され、葛下郡高田村、山内村と、中井戸村の一部の区域から、葛下郡高田町が発足します。また1896年（明治29年）3月29日には所属郡が北葛城郡に変更になります。
1901年（明治34年）4月1日には北葛城郡浮孔村の一部である大字三倉堂を編入。1927年（昭和2年）8月22日には北葛城郡土庫村、松塚村を編入。1941年（昭和16年）1月1日には北葛城郡浮孔村、磐園村を編入し、1948年（昭和23年）1月1日に北葛城郡高田町が市制施行を行い、大和高田市となります。
その後も1956年（昭和31年）9月30日に北葛城郡陵西村を編入。1957年（昭和32年）3月1日には高市郡天満村を、同年7月1日には北葛城郡広陵町から大字池尻および藤森の一部を編入して、今日の市域にいたっています。
なお「大和高田市」の市名は、市制施行の際、すでに新潟県高田市（現在の上越市）が存在したため、大和国の「大和」をつけて区別したものです。他にも「高田」の名がつく市には、岩手県の陸前高田市、広島県の安芸高田市、大分県の豊後高田市などがあります。また旧国名を使って市名の重複を避けた最初の例は、和泉国に由来する大阪府泉大津市ですが、略さずに冠した例は当市が最初になります。
現在の大和高田市は、中和地域および葛城地域の中核都市として人口密度も高く、繊維や靴下などを製造する繊維工業やプラスチック製品製造業、金属製品製造業などが発達する工業都市です。中でもパンティストッキングは日本で一番の生産量を誇っています。
また平安時代末から鎌倉時代初期、平家を滅ぼした武将、源義経の愛人として知られる静御前は、源頼朝と対立して謀反人とされた義経と別れた後、母である礒野禅尼の里にあたる、今日の大和高田市、礒野（いその）に身を寄せたとする伝承があります。確実な文献による証拠は存在しませんが、礒野には静御前の墓と伝えられる塚が現在も残っています。
大和高田市の名産品としては、農作物として、キクナ（菊菜）、コマツナ（小松菜）、シロナ（白菜）、ホウレンソウ（ほうれん草）、ネギ（葱）の5品目の野菜が知られており、ブランド化もされています。またこの特産野菜を用いた郷土料理としては「ホウレンソウの土佐和え」「コマツナとベーコンの油炒め」「コマツナとキノコのゴマ酢和え」「ほうれん草の3色サラダ」「小松菜とシメジの生姜和え」「ねぎの巻き焼き」「卵巻きほうれん草」「巻き鶏」「小松菜とじゃこの煮浸し」「ほうれん草のクリーム煮」「和風の小松菜巻き」「ほうれん草とハムの卵巻き揚げ」「青葉ずし」「小松菜の梅肉和え」「ほうれん草とあさりの炒め物」「小松菜とささ身のお浸し」「小松菜のちゃんぷるー風」「タコと春菊のぴり辛和え」「小松菜と豚肉のスープ炒め煮」「そぼろと春菊の甘辛炒め」「鶏肉と春菊のごま汁」など、健康的で美味しいメニューが数多く存在し、地元の家庭や料理店などで好まれている他、現在もさまざまなメニューが考案されています。
大和高田市のご当地グルメでは、地元の名店として、ボリューム万点のトンカツやエビフライが人気の「とん葛」。具沢山の鶏豚骨ラーメンが食欲をそそる「麺飯食堂 三羽鴉」。プリプリで衣の薄いエビフライが最高に美味しいと評判の「シュリンプチャップリン」。酢豚や春巻きなどから、付け合わせのスープも人気の中華料理店「白鳳酒家」。パスタやラザーニャが評判のイタリアンレストラン「オステリア・ジャルディーノ」。優しい味のあられが大人気の菓子店「丸栄製菓」。大正ロマンあふれる建物や庭園が素敵な雰囲気を醸し出すフレンチレストラン「ヴェルデ辻甚」。全体的にバランスよく仕上げられた昔ながらの塩ラーメンが看板商品のラーメン店「ひだるか屋」。フレンチの味を取り入れたラーメンが大評判のラーメン店「くろす」。看板メニューの特製TORI白湯らーめんが人気で、店の前には毎日のように長い行列ができるラーメン店「麺～leads～なかの 大和高田本店」。巨大なナンと辛みの効いた本格インドカレーが人気のインド料理「サグン」。背脂をたっぷり入れた醤油味のこってり二郎系ラーメン「ジャンク屋 剣」。清見オレンジを豪快に使った清見オレンジのチーズタルトが人気の、ケーキおよび喫茶店「ポムドール」。細目のうどんが入って食べ応えのあるモダン焼きが人気の「つるやモダン焼」。内閣総理大臣賞・東京都知事賞をW受賞した、お酒の風味が漂うまろやかな味の漬物を販売する「大和食品工業 三笠奈良漬」などがあり、各店が市民から他地域の人々まで、広範な人気を誇っています。
大和高田市の名所、史跡には、大中公園を中心とした見事なサクラ（桜）のトンネルが続き、夜にはライトアップされる夜桜も美しく、花見の季節には人の波が絶えることのない人気を誇る高田千本桜。その生涯が記された記念碑が建てられている、前述した静御前の遺跡。「七つの子」「赤い靴」などの童謡で知られる大正から昭和の詩人、野口雨情の歌碑。伊勢街道沿いにあり、江戸時代、伊勢太神宮へ向かう「おかげ参り」の道しるべとなった太神宮の高燈籠。前述した高田氏の本拠地であった城で、現在では石碑が建てられている高田城址。武烈天皇陵と伝えられる、長さは210メートルと市域の古墳群でも最大の前方後円墳である築山古墳。前述した日本最古の国道で奈良県を東西に結んでおり、2017年（平成29年）4月には日本遺産に認定されている大横路。大和高田市に残る環濠の中でも、現在も原型を留め、中世の堀の姿を伝える藤森環濠集落などがあります。
市内の寺社仏閣には、前述した源義経の一行が、謀反人として頼朝に追われ、吉野（奈良県南部）に逃れる際、腰をかけて一休みしたと伝えられる弁慶の七つ石が境内にある、大中春日神社。古代に創建された高田一円の氏神で、真っ直ぐに伸びる参道が特徴的であり、境内社には太神宮常夜灯の石灯篭が立つ西宮神社がある天神社。八幡社などの境内社を持ち、菅原道真公を主神とする天満神社。市内で唯一の延喜式内社であり、周辺からは土器、木棺、埴輪、七鈴鏡などが発掘されている龍王宮。聖徳太子による創建と伝えられ、境内のアジサイ（紫陽花）で知られ、本堂は1925年（大正14年）に国の重要文化財に指定されている不動院（大日堂）。庭園にハナショウブ（花菖蒲）、アジサイ、レンゲ（蓮華）などが咲き、豪華な彫刻の表門をもつ太鼓楼が1996年（平成8年）に市の有形文化財に指定されている専立寺。広葉樹の一材より彫り出された弥勒仏坐像が、2012年（平成24年）9月に国の重要文化財に指定されている弥勒寺。本願寺第三代、覚如宗主が百済寺の跡に和州百済二條道場として1335年（建武2年）に建立した名称寺。奈良県指定文化財になっている本尊の十一面観音菩薩像が、長谷寺本尊と同木で、長谷寺型観音として有名な長谷本寺などがあります。
大和高田市の祭礼、イベントには、それぞれ春、夏、秋、冬に行われる四季大祭が有名です。春は、4月前半に高田川畔、大中公園一帯で行われる、1948年（昭和23年）に植樹された全長2.5キロの桜並木の元で宴が開かれる、並木通りの名称でもある高田千本桜。夏は7月に文化会館「さざんかホール」や馬冷池公園一帯で行なわれる、2008年（平成20年）までの大露店市を一新し、郷土の歴史文化に根差した地元の特産品などの販売の他、さまざまなパフォーマンスが行われる高田いきいきまつり。秋は10月に竜王宮、片塩商店街で1997年（平成9年）より行われている、江戸末期から明治初期にかけて流行した、伊勢神宮をめざす「おかげ参り」を再現し、地元商店街の活性化を図る高田おかげ祭り。冬は専立寺と本町商店街で行われ、江戸時代当時の繁栄を再現しようとする高田御坊まつりになっています。
他にも10月に行われ、天神社から長谷本寺まで、時代装束に身を包んで神輿のお渡りを行う天神社お渡り。7月7日に行われ、役行者の母、刀良売（とらめ）にまつわる「ひとつ目蛙」の伝承とも深く関わり、奈良県の無形民俗文化財に指定されている奥田の蓮取り行事。11月に行われる、地産地消の促進や異業種間の交流によって地域産業を活性化させるイベントで、子供から大人まで楽しめる、やまとたかだ産業フェア＆元気フェスタなどの催しが行われます。

大和高田市 の場所

奈良県大和高田市は、奈良県の中西部に位置する市です。市域の北側を北葛城郡広陵町に、北側の西寄りを香芝市に、西側を葛城市に、東側を橿原市に、南側を御所市に接しています。
大和高田市は、奈良盆地の一角を占め、市域の大半が平坦となっている市です。奈良県内ではもっとも人口密度が高い市でもあります。道路網、交通網が発展しており、大阪市や京都市、また県内の主要地域にも出やすいため、ベッドタウンとしても発展しています。市内や周辺に史跡なども多く見られ、利便性が高く歴史と文化にも恵まれた、暮らしやすい市といえます。
大和高田市の市章は、1932年（昭和７年）4月1日に制定されたもので「タカダ」の文字をデザイン化し、4つの円弧を組み合わせたものです。ラグビーボールを2等分して切ったような円弧の下部、両脇に、同じ形を小さくものを並べて重ね、ふたつが中央で重なってもうひとつ小さな円弧を象っています、全体ではすくすくと成長して、空へ伸びゆくタケノコ（筍）のような形をしています。市旗とする場合は、地色を蘇芳色とし、市章は白色と定められています。
大和高田市の姉妹都市には、オーストラリアニューサウスウェールズ州のリズモー市があります。1963年（昭和38年）8月7日にオーストラリアのパウロ・グリン神父の努力によって姉妹都市提携が結ばれ、日豪間での姉妹都市第１号となっています。両都市における「姉妹都市提携に関する盟約書」には、両市の友好の証として「この交流、この友情は両市間のみにとどまらず、その母国、日本とオーストラリアにまで及ぶであろうことを信ずる。さらにこの両市の協調が全世界の平和に貢献するであろうことを確信する」と謳われ、その精神は今日でも受け継がれています。
大和高田市の市歌は、作詞を橋本竹茂さん、作曲を岡本幸子さんが担当したものです。大和高田市の希望や香り、誇りを存分に伝える市歌となっています。また市の愛唱歌には、作詞が辻井公祐さん、作曲は石田洋介さんによる「私の生きるまち」があります。両曲とも市の公式サイトで歌詞の閲覧、ダウンロードして聴くことができます。
また大和高田市で生まれた「国民の歌」としては、当時の市の職員であった橋本竹茂さんの作詞により、飯田三郎さんが作曲した「若い日本」があります。この曲は1962年（昭和37年）に、電通やNHK、民放各社、新聞社、レコード会社などの共同により「私達の生まれ育った日本を愛するために、だれもが口ずさめる、文字通りの国民の歌をつくろう」という提案がなされました。
そして全国より歌詞の公募が行われ、橋本竹茂さんが作詞した「若い日本」は、2万3,196点の候補から、西條八十さん、サトウハチローさん、佐藤春夫さんの戦功により、最終選考の3点の中に選ばれました。
この3作品にはそれぞれ曲がつけられ、NHKのテレビ、ラジオによって全国に放送され、国民投票が行われました。その結果「若い日本」は16万3,380票を獲得して見事1位となり、「国民の歌」に選ばれたのです。
その後、「若い日本」は、6つのレコード会社からレコードが発売され、また東京の日比野公会堂では、当選者の橋本さんを招いた盛大な音楽会が催され、その様子はNHKの生放送により、全国に公開されました。
大和高田市の木はサザンカ（山茶花）、市の花はコスモス（秋桜）です。サザンカは1977年（昭和52年）4月に、コスモスは2000年（平成12年）4月にそれぞれ市民投票によって選ばれ、制定されたものです。
サザンカはツバキ科ツバキ属の常緑小高木です。楕円形で厚い葉をもち、野生種は晩秋から冬にかけて5枚の花弁をもち、部分的に淡い紅色を交えた白い花を咲かせます。サザンカの名前は山茶花の読み「サンサカ」「サンザカ」が訛り、文字が入れ替わって定着したものといわれています。サザンカは江戸時代の初期より園芸品種が栽培されており、現在では色は紅色や桃色、白など、形も八重咲きや一重咲き、千重咲き、獅子咲きなど、さまざまな花を咲かせる品種が存在し、ツバキより対陰性が強いことから、庭園や生け垣などに用いられます。サザンカは俳諧では「ひめつばき」と呼ばれ、また歌謡曲でも、大川栄作さんの「さざんかの宿」や、藤田まことさんの実娘である藤田絵美子さんが歌い、劇中で殺しのテーマにもアレンジされている「必殺仕事人Ⅴ」「必殺橋掛人」主題歌「さよならさざんか」など、多くの歌謡曲のモチーフにもなっています。
コスモスはキク科コスモス属の総称、または種としてのオオハルシャギク（大春車菊、大波斯菊）を指すこともあり、アキザクラ（秋桜）の別名でも知られる花です。秋に桃色、白、赤などの花が咲き、本来は一重咲きですが、園芸品種として八重咲きなどの種も作り出され、観賞用として好まれています。ちなみに「コスモス」とはもともとギリシャ語で「宇宙」「秩序」などを意味し、ラテン語では星座の世界、すなわち秩序をもつ完結した世界体系としての宇宙のことを表します。車田正美さんの漫画で1980年代にテレビアニメ化され大人気作となった「聖闘士星矢（せいんとせいや）」では、それぞれ星座をモチーフにした「聖衣（クロス）」をまとう「聖闘士」たちが駆使する特別な力として「小宇宙」と書いて「コスモ」と呼ばれるものが登場します。
花の名前としてのコスモスは、スペイン出身の聖職者が中南米原産のコスモスを見て、花びらがバランスよく整然と並ぶ姿から、ギリシャ語で「調和」と名づけたことが由来だといわれています。
大和高田市のマスコットキャラクターには「みくちゃん」がいます。みくちゃんは緑色の身体に、胸に市章がついた服を着て、頭には市の花、コスモスが愛らしく咲いている、妖精を思わせる不思議なキャラクターです。1997年（平成9年）の市制50周年を記念して誕生し、大和高田市が将来へ向かって大きく羽ばたくようにとの願いをこめて、「未来」を「みく」と読んで命名されました。
そのことから「未来はばたき大使」とも名づけられており、「よろしく」を「よろみく」というのが合言葉だそうです。
みくちゃんは3月9日生まれの女の子で、特技はダンス。大和高田市の特産野菜である「キクナ」「コマツナ」「シロナ」「ホウレンソウ」「ネギ」で作ったミックスジュースが大好物だそうです。

大和高田市 の鉄道路線

奈良県大和高田市の鉄道路線
西日本旅客鉄道（JR西日本）
和歌山線
桜井線（万葉まほろば線）
・高田駅
近畿日本鉄道（近鉄）
大阪線
・築山駅
・大和高田駅
・松塚駅
南大阪線
・高田市駅
・浮孔駅

奈良県大和高田市のバス路線
路線バス
・奈良交通

大和高田市 の主要道路

奈良県大和高田市の主要道路
道路
高速道路
・京奈和自動車道（大和御所道路）：橿原高田IC/JCT
自動車専用道路
・南阪奈道路
一般国道
・国道24号（大和高田バイパス：東室ランプ‐出ランプ‐勝目ランプ）
・国道165号
・国道166号
・国道168号
主要地方道
・奈良県道5号大和高田斑鳩線
・奈良県道12号堺大和高田線
・奈良県道35号橿原高取線
・奈良県道50号大和高田桜井線
一般県道
・奈良県道116号大和高田御所線
・奈良県道132号河合大和高田線
・奈良県道274号明日香大和郡山自転車道線
・奈良県道277号大和高田広陵線
・奈良県道278号橿原新庄線
その他
・中和幹線

大和高田市 出身の芸能人

奈良県大和高田出身の著名人には、「そばにいるね」などの曲で知られ、同曲で「日本でもっとも売れた着うたフル楽曲」としてギネス世界記録にも認定されている歌手の青山テルマさん。国民的アイドルグループ「モーニング娘。」元メンバーとして知られ、現在は歌手、女優、タレントなどを務める加護亜衣さん。女性お笑いコンビ「天才ピアニスト」でボケを担当し、司会者、歌手で漫才コンテスト「M-1グランプリ」審査員としても知られる上沼恵美子さんの物まねを得意とする、ますみさん。米朝事務所、上方落語協会所属の落語家で、鉄道旅行を趣味とし、古典落語の他に鉄道を題材にした創作落語も演じる桂しん吉さん。中央競馬の実況中継で有名な元関西テレビアナウンサーで、現在はフリーアナウンサー、競馬ジャーナリストの杉本清さん。南海放送（RNB）のアナウンサーである松岡宏忠さん。伊達康夫八段門下の将棋棋士で、日本の初代内閣総理大臣と同名である伊藤博文棋士（七段）。実業家、会社社長で、作家として「恋する気持ちが止められない」などの作品もある内藤善弘さん。昭和女子大学名誉教授で、「児童文学の創造」などの著作がある児童文学作家、児童文学評論家の西本鶏介さん。第4代奈良県知事を務めた政治家の柿本善也さん。第41代日本スーパーフライ級王者であるプロボクサーの奥本貴之選手。阪神タイガース所属の投手（育成選手）でサウスポーであるプロ野球選手、島本浩也選手などがいます。
また大和高田市ゆかりの人物には、市域出身の江戸時代から明治時代の国学者、儒学者で、著作「振濯録」が「土部源流の書」とも称された岡本通理。1872年（明治5年）に「枠繰り機」を、1876年（明治9年）には「綟り器」を、1883年（明治16年）に「大型早繰機」を、1885年（明治18年）に「綿フランネル撚糸機」「縮糸撚糸蒸気機械」などを発明。1894年（明治27年）に一馬力の蒸気機関車の運転に成功し「自由機」と呼ばれる自動織機をも発明。市域に置かれた奈良県工業試験場ともかかわりの深い明治の発明家、藤田孫太郎。市域生まれの明治から昭和時代の土木技術者、内務技監で、利根川の改修や今日の市域のインフラ整備に情熱を注ぎ、現在では国の重要文化財に指定されている「横利根閘門」を設計した中川吉造博士。当時の市域である天満村や高田町の情景を描いた代表作「枯野の夢」や「思い出の記」で知られる小説家の宇野浩二さんなどがいます。