大阪府大阪市都島区でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

都島区 てどんなところ？？

大阪府大阪市都島区は、大阪市のやや北東寄りに位置する区です。区域は南北に長く。北側の境界部は淀川（よどがわ）になり、西側の境界には淀川の支流、大川（おおかわ）が流れ、南側の境界は大川と合流する寝屋川（ねやがわ）沿いになっています。また区内の全域が大阪平野に位置する平地になります。
現在の都島区の区域は、安土桃山時代、豊臣秀吉の頃には南部にあたる京橋の周辺が、現在の国道1号である京街道の宿場町として栄えていました。江戸時代に入ると大坂三郷の備前島町、網島町、相生西町、相生東町、野田町が形成されます。また現在の都島通より北の地域は、都市近郊の農村地帯として開墾されています。
明治時代以降は大阪の急激な発展により、次第に農村地域から住宅地や工業地、商業地が混在する市街地へと変わってゆき、大阪市の北部でも有数の産業地区となりました。第二次世界大戦後も人口の増加は続き、繊維業や軽工業などを中心に区内は発展しますが、1970年代以降は地価の高騰、ドーナツ化現象などによって工場は郊外へと移転、労働力層の人口流出も起こります。
それ以降、都島区はしばらく停滞の時期を迎えますが、その後、リバーサイドともぶちや、カネボウの工場跡地に大型高層住宅群ベルパークの建設がはじまったことをきっかけに、大阪市の北区や中央区、いわゆるキタやミナミといった市の都心部、繁華街に隣接する、利便性の高い住宅地として見直され、マンションの建設や市街地の再開発が進みます。それにより区の人口も2004年（平成16年）には10万人台へと回復するなど、現在でも着実な発展を続けています。
区としての都島区は、1943年（昭和18年）に、北区と旭区からの分離、再編により発足した区です。区名の由来は、長柄豊崎宮の東岸（向かい側）に位置していたことから来た「宮向島（みやこうじま）」の名が転訛したという説と、単に都があったことからという説のふたつが有力となっています。
現在の大阪市内では、北区、中央区、西区、福島区、天王寺区、浪速区の6区をあわせて、大阪市および大阪都市圏、さらには京阪神大都市圏の経済文化活動の中心部で、都市中枢機能を担う地域として、大阪都心6区、または大阪中心6区とも称されます。そしてこの6区に都島区と淀川区、阿倍野区を加えて、大阪都心9区と呼ばれることもあります。
前述の通り、現在の都島区はおおむね住宅地として発展しております。区域に接する淀川や大川など、水の眺めがよいほか、南部は中央区の大阪城公園とほぼ接しており、大阪城の天守閣を望むこともできます。
また区内の南部、京橋駅の周辺は、市内でも有数の繁華街「京橋」として府内で知られています。駅前には大型の商業施設などが多く並んでいる他、居酒屋などを中心とした飲食店なども数多く見られる歓楽街になっており、さほど浸透した呼び名ではありませんが、北区のキタ、中央区および浪速区のミナミに並ぶ市内の繁華街として、京橋を指してヒガシと呼ぶこともあります。
京橋の名前を関西に広めた要因としては「京橋グランシャトービル」が知られています。このビルは、西洋の古城を模した形で、外壁が黄色に塗られた特異な外観の、昭和の香りが漂う総合レジャービルであり、現在はサウナやカラオケ店、パチンコ店、ゲームセンターなどが存在します。ちなみに「グランシャトー」とはフランス語で「大きな城」の意味であり、公募で名付けられたものだといいます。
このグランシャトービルは、関西ローカル局の主に深夜枠で放送される同ビルCMの「京橋は、ええとこだっせ。グランシャトーがおまっせ」という独特のCMソングと、インパクトの強いCM内容によって、京橋の名を関西一円に知らしめることに大きく貢献しています。
また駅付近の京橋中央商店街、新京橋商店街を中心に味わい深い飲食店が多く見られ、その知名度もあって、関西ローカル番組などでもしばしば街のロケ地などに選ばれます。
京橋駅周辺の名店には、立ち飲みカウンターのみの串カツとおでんの店であり、串カツなどの他に、おでんの卵とじゃがいもをその場ですりつぶして作るポテトサラダが人気の「まつい」があります。同店の二階にはカウンター席があり、一階とは一味違うメニューも存在します。また同じく立ち飲み店の「うおすけ」は、主にマグロを中心とした海産物を出す店であり、刺身やカツ、鉄火巻きなど、さまざまなマグロ料理が味わえます。中でも得に有名なものは、太巻きの鉄火巻きの、シャリとマグロを置き換えて、大量のマグロの赤身でシャリをまいた「どんでん返し鉄火」が、強烈なインパクトと共に高い人気を得ています。
同じく立ち飲み店「とよ」は、ほとんど路上に屋根とテーブルを設置したような店構えながら、魚介類のボリュームと味わいで知られており、店主が強火のバーナーで食材を炙る調理のパフォーマンスも有名で、外国人観光客にも人気の店となっています。
その付近にある立ち飲み店「たちのみねこ」は、安さが売りで、料理も安いながらに工夫されており、狭い店内は常に客で満杯。客が多いときにはキッチンまで押し込まれることもあります。その奇妙なアットホームさが味わい深く、見知らぬお客さん同士が会話で盛り上がることも珍しくありません。他にも付近には古書店「山下書店」などがあります。
他にも洋食系の肴が人気の立ち飲み店「明ごころ」。1890年（明治23年）創業の老舗「徳田酒店」。他にも立ち飲み店では「庶民」「一番地」「七津屋」など。居酒屋では「まるしん」「京屋本店」「大黒」など数多くの名店があり、古き良き昭和の香りが残る一帯といえます。
また京橋ほどの規模ではありませんが、区の中心部、大阪メトロ都島駅の周辺にも、商業施設が集まっています。
他にも都島区の名所には、藤田邸跡公園があります。この公園は、後の藤田財閥となる藤田組の総帥で、明治期の実業家であり、民間人から男爵となった藤田伝三郎氏の邸宅跡地であり、現在は北区とまたがる桜ノ宮公園の一部で、大阪市指定名勝にもなっています。公園内には藤田家のコレクションである美術品を展示する藤田美術館も存在し、紙本著色紫式部日記絵詞、曜変天目茶碗をはじめとする国宝や重要文化財も数多く所蔵しています。現在、藤田美術館はリニューアルのために長期休館中であり、2022年4月の再開を予定しています。
ちなみに藤田家本邸は、かつて存在した大長寺の敷地が1685年の「明治十八年の淀川洪水（明治大洪水）」で浸水した後に、土地を買収して建てられたものです。この大長寺は近松門左衛門の人形浄瑠璃「心中天網島」で小春と治兵衛が心中した場所になります。その後、大長寺は元の場所より300メートルほど離れた都島区中野町2丁目に移転し、小春・治兵衛を供養する比翼塚も同時に移されています。そのため、本来の「心中天網島」の舞台は、藤田美術館および藤田邸跡公園であるといえます。
他にも区内の寺社仏閣には、後白河法皇の開基で、鵺塚のある母恩寺。大阪府指定有形文化財の石造三重宝篋印塔がある都島神社。大阪府指定有形文化財である鎌倉時代初期、若狭國住冬広作の太刀がある櫻宮（桜宮神社）などがあります。
また大川の川沿いには前述の桜之宮公園（都島橋から上流は毛馬桜之宮公園）と、その一部であり、区内出身の江戸時代の俳人、画家の与謝蕪村を記念する蕪村公園。橋にはその色から銀橋とも呼ばれる桜宮橋があります。
淀川には淀川橋梁（旧赤川仮橋）があり、NHK連続テレビ小説「やんちゃくれ」「まんてん」やNHK土曜ドラマ「不惑のスクラム」の舞台の一部にもなっている他、川沿いには大阪府と京都府にまたがる淀川河川公園の一部が存在します。

都島区 の場所

大阪府大阪市都島区は、市内の北東部に位置する区です。区域は南北に長く、東側以外の三方を川に囲まれています。区域の北側を大阪市東淀川区に、東側の北寄りを旭区に、南寄りを城東区に、西側を北区に、南側を中央区に接しています。
都島区は現在では主に住宅地として発展しており、高層マンションなどの建設が進んでいる地区です。東以外の三方を川に囲まれており、川辺や橋などから眺める景色が美しい他、南側では川の向こうに大阪城を望むこともできます。また南部にある京橋駅周辺の繁華街は、市内でも有数の繁華街「京橋」として関西一円に知られています。総じて繁華街を除けばおおむね閑静な住宅街ながら、北区、中央区や大阪城公園、大阪ビジネスパークなどにも隣接していることや、各線の鉄道駅が豊富なことから利便性も高く、川辺に囲まれて自然も豊富で、住宅地として非常に暮らしやすい地域だといえます。
都島区を含む大阪市の市章は、線で描かれた、上を向いた矢印の先端に逆三角形を乗せたような模様のものです。これは水都である大阪らしく、水路の標識である澪標（みおつくし）を表したものです。制定されたのは1894年（明治27年）4月12日ですが、江戸期の天保時代にはすでに使われていた記号になります。
豊島区の花はサクラ（桜）とコスモスです。サクラはバラ科モモ亜科スモモ属、またはサクラ属の落葉樹の総称です。サクラは有史以前の地質時代、日本列島が形成された時期に、自然に芽生えたものだとされています。その点は化石の発見からも立証されています。古くからサクラは日本を象徴する花とされ、日本最古の歌集「万葉集」にもサクラを詠んだ歌が43首も集録されています。
また「古事記」「日本書紀」に登場する木花咲耶姫（このはなさくやひめ）はサクラの化身といわれています。そして現在でも、サクラは春の行事である花見などで、日本人に愛されている花です。またサクラの果実はサクランボ、桜桃、チェリーなどと呼ばれ、食用にされています。日本では塩や梅酢に漬けた花も、桜餅の素材などになっています。
コスモスはキク科コスモス属の総称、または種としてのオオハルシャギク（大春車菊、大波斯菊）を指すこともあり、アキザクラ（秋桜）の別名でも知られる花です。秋に桃色、白、赤などの花が咲き、本来は一重咲きですが、園芸品種として八重咲きなどの種も作り出され、観賞用として好まれています。ちなみに「コスモス」とはもともとギリシャ語で「宇宙」「秩序」などを意味し、ラテン語では星座の世界、すなわち秩序をもつ完結した世界体系としての宇宙のことを表します。車田正美さんの漫画で80年代にテレビアニメ化され大人気作となった「聖闘士星矢（せいんとせいや）」では、それぞれ星座をモチーフにした「聖衣（クロス）」をまとう「聖闘士」たちが駆使する特別な力として「小宇宙」と書いて「コスモ」と呼ばれるものが登場します。
花の名前としてのコスモスは、スペイン出身の聖職者が中南米原産のコスモスを見て、花びらがバランスよく整然と並ぶ姿から、ギリシャ語で「調和」と名づけたことが由来だといわれています。
ちなみに大阪市の木は都島区の花と同じサクラ、市の花はパンジーです。これらの市のシンボルは、1987年（昭和62年）に市民からの公募を元にして制定されたものです。
パンジーはスミレ科スミレ属の小型の園芸植物の一種です。スミレ（菫）またはサンシキスミレ（三色菫）から分化したものと考えられていますが、それに似た野生のスミレ属の花や、花の形が似たまったく無関係の植物をパンジーと呼ぶこともあります。また小型のパンジーをビオラとも呼びますが、学名の「ビオラ（ヴィオラ）」はスミレ属のことになります。
パンジーは、わずかに重なった2枚の上側の花弁と、2枚の脇の花弁、下側3枚の花弁が結合するヒゲ、およびわずかな切れ込みを持つ1枚の下側の花弁から成り立っており、さまざまな園芸種があります。花の色も園芸種ごとに黄金、オレンジ、赤、紫、青紫、白青、スミレ色、黒（濃青）、また複数色の混合など、多彩になっています。
パンジーの名前は、花が人間の顔に似ていて、8月には思索に耽るかのように前に傾くところからフランス語の「思想」を意味する「パンセ（pensée）」にちなんで名づけられました。その由来のために、パンジーは長い間、自由思想のシンボルにもなっています。
都島区には区の公式キャラクターは存在しませんが、区の広報キャラクターには、頭のうしろに大きなサクラの花が咲き、髪にはコスモスを飾り、コスモスのステッキを持った子供のキャラクター「都希（とっきー）」がいます。都希の名前は区民の投票によって決まったもので、都島区役所の広報担当部長として「広報みやこじま」や区の公式サイトで活躍しています。
また大阪市都島区社会福祉協議会のマスコットキャラクターには「みやこりん」がいます。みやこりんは都島区出身の江戸時代の俳人、与謝蕪村をモチーフにした、俳人風の着物を着た俳句好きの小学１年生です。頭には都島区の名勝、銀橋とサクラを乗せており、着物にもサクラがデザインされています。好きな言葉は「ふれあい」「まいど」「善意銀行」だそうです。

都島区 の鉄道路線

西日本旅客鉄道（JR西日本）
大阪環状線
・桜ノ宮駅
・京橋駅
JR東西線・JR片町線（学研都市線）
・大阪城北詰駅
・京橋駅
おおさか東線
・城北公園通駅（駅所在地は旭区。駅の西側が都島区に面している）

大阪市高速電気軌道（Osaka Metro）
谷町線
・都島駅
・野江内代駅
長堀鶴見緑地線
・京橋駅

京阪電気鉄道
京阪本線
・京橋駅

大阪市都島区のバス路線
・大阪シティバス
（10号系統、21号系統、31号系統、34号系統、36号系統、45号系統、46号系統、57号系統、78号系統、83号系統）

都島区 の主要道路

都市高速道路
・阪神高速12号標識阪神高速12号守口線（都島入口）
一般国道、主要地方道
・国道1号標識曽根崎通（国道1号、重複国道163号標識国道163号）
・土佐堀通、城見通（大阪府道168号石切大阪線）
・都島通（大阪市道大阪環状線）
・城北公園通（大阪市道中津太子橋線）
・城北筋（大阪市道上新庄生野線）
・大阪市道赤川天王寺線

都島区 出身の芸能人

大阪府大阪市都島区出身の著名人には、奈良県生まれの都島区育ちで、漫才コンビ「西川のりお・上方よしお」として1980年代の漫才ブームの一角を担ったお笑い芸人であり、はるき悦巳さんの人気漫画「じゃりン子チエ」のアニメ版では一貫して主人公、竹本チエの父、竹本テツの声を演じたことでも知られる西川のりお師匠。東京都生まれの豊島区育ちで、原作者の小池一夫さん自身がご本人をモデルにしたというテレビ時代劇「子連れ狼」の名悪役、阿部頼母をはじめ、さまざまな時代劇で悪役を演じ続けた一方、温厚な父親役なども多く演じた俳優、金田龍之介さん。漫才コンビ「キングコング」のボケ担当で、カジサック名義でYoutuber活動も行うお笑い芸人の梶原雄太さん。テレビアニメ「RAGNAROK THE ANIMATION」のジュディアの声などを演じた声優、ナレーターの荒川美奈子さん。「宗右衛門町ブルース」などの曲がある歌手、作詞家で、俳優としてテレビ時代劇「必殺仕事人」「三匹が斬る！」などにもゲスト出演している大谷龍一郎さん。元宝塚歌劇団宙組初代トップスターで現在は歌手、ヴォーカリストの姿月あさとさん。元フジテレビアナウンサーで、現在はエッセイスト、フリーアナウンサーの豊原ミツ子さん。昭和初期から戦前の映画女優で、映画「月形半平太」など多くの作品に出演した八雲恵美子さんなどがいます。
また歴史上の人物では、江戸時代中期の俳人、文人画（南画）家として知られる与謝蕪村が、当時の摂津国東成郡毛馬村で生まれています。
スポーツ界では、名古屋グランパスに所属するプロサッカー選手で、サッカー日本代表を務めたこともある柿谷曜一朗選手。「サクラ」のニックネームを持つバレーボール選手で、岡山シーガルズに所属していた熊谷桜子選手が都島区の出身です。
また出身者ではありませんが、都島区ゆかりの著名人では、「道化師の蝶」「バナナ剥きには最適の日々」などの著作があり、SF作品などを執筆する小説家で、テレビアニメ「ゴジラS.P ＜シンギュラポイント＞」のシリーズ構成、SF考証、脚本も担当した円城塔さん。「生き屏風」「魂追い」など、主にホラー作品を執筆する小説家の田辺青蛙さんが、都島区の在住です。