大阪府富田林市でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

富田林市 てどんなところ？？

大阪府富田林市は、府の中央部からやや南東側に位置し、南河内地域にあたる市です。市域はやや南北に長く、北東の平坦部は、南北に流れる石川（いしかわ）をはさんで平野が広がっています。南部は雄大な金剛、葛城連峰を背景に、緑の豊かな丘陵と美しい田園風景が広がる自然景観が見られます。また西部の丘陵地域には計画的に開発が進められ、環境の水準も高いニュータウンが形成されています。他にも市内には佐備川、千早川などの河川が存在します。市内の気候は瀬戸内型気候に属しています。
富田林市の市域では先史時代より人々が暮らしていたとみられており、石川を望む丘陵上には古墳なども多く造営されています。
奈良時代から飛鳥時代に大陸から日本に伝来した仏教文化は、富田林の地にも開花して新堂廃寺などの寺院が建立され、また織物などの文化を伝えた渡来人も富田林の地に暮らしていたと推測されています。平安時代には美具久留御魂神社（みぐくるみたまじんじゃ）や佐備神社（さびじんじゃ）が、室町時代には市域に錦織神社（にしきおりじんじゃ）などが創建されています。南北朝時代には市域内に楠正成の山城が築かれ、足利軍を迎え撃っています。
戦国時代のはじめ、応仁の乱においても、市域内にいくつかのの山城が築かれています。戦国時代の末期、戦乱の世が終息に向かいはじめる16世紀の中頃、永禄年間には、京都興正寺門跡第16世の証秀上人が「富田の芝」と呼ばれていた荒地を買い受け、寺と町衆の協力によって市域の北東部に寺内町を造営します。
浄土真宗の御坊（興正寺別院）を中心に形成された寺内町「富田林」は、江戸時代には在郷町として、周辺地域の商品、生産品流通の中核地として発展します。その歴史的建造物からなる街並みが現在も保存され、重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。
明治以降、今日の富田林市にいたる歴史としては、1889年（明治22年）4月1日、町村制の施行により、石川郡富田林村が発足。1896年（明治29年）4月1日には所属郡が南河内郡に変更されます。1896年（明治29年）8月1日には町制を施行して富田林町となり、1942年（昭和17年）4月1日には南河内郡新堂村、喜志村、大伴村、川西村、錦郡村、彼方村と合併し、新たな富田林町として発足します。
そして1950年（昭和25年）4月1日に市制を施行し、富田林市が誕生します。大阪府下では第16番目の市制施行でした。また1957年（昭和32年）1月15日には南河内郡東条村を編入し、現在の市域にいたっています。
今日の富田林市は、明治期より郡役場や税務署、旧制中学校などの施設が整備され、南河内地域の中心地として発展した地域です。市制が施行されて以降、高度経済成長期には大規模な住宅開発が進んで人口が急増、都市基盤の整備も進み、大阪市や堺市など周辺地域のベッドタウンとして発展します。
一方で市の北東部の平野に存在する地内町には、戦国末期からの歴史ある貴重な街並みが残り、また丘陵地の田園風景などの自然にも恵まれており、近年では市の施設、基盤の整備も落ち着き、文化と歴史に恵まれた郊外都市となっています。
市内の産業では、石川の左岸に中小の企業団地があり、食品から機械までさまざまな製品を生産しています。特産物には簾（すだれ）があり、特に富田林市や河内長野市、大阪市で製造された簾は「大阪金剛簾」と呼ばれ、高級品として知られています。農産物ではナス（茄子）、エビイモ（海老芋）、イチゴ（苺）、キュウリ（胡瓜）、ズイキ（芋茎）などが名産品です。
市内の名所では、前述した江戸時代からの街並みが残る富田林の寺内町が、国の「重要伝統的建造物群保存地区」および旧建設省選定の「日本の道100選」に選ばれています。寺内町の中核寺院である富田林興正寺別院は、本堂、対面所、鐘楼、鼓楼、山門、御成門が「富田林興正寺別院6棟」として国の重要文化財に指定されています。
市内の寺社には他に、本殿、摂社2社が国の重要文化財に指定されており、地元では錦織を「にしこり」「にしこおり」「にしごり」とも読む錦織神社。日本三不動のひとつで、木造不動明王二童子像が国の重要文化財である瀧谷不動明王寺（たきだにふどうみょうおうじ）。仁王門が国の重要文化財。金剛力士像、木造聖徳太子立像が大阪府指定文化財。龍泉寺庭園が国の名勝である龍泉寺（りゅうせんじ）。大阪みどりの百選にも選定されている美具久留御魂神社。楠木正行が崩御した後醍醐天皇を悼んで建立した「峰條山観音殿」が起源とされる楠妣庵観音寺（なんぴあんかんのんじ）。大坂府で唯一の木造の五重塔がある他、展望台からは富田林市内や河内長野市北部、大阪狭山市などを眺めることができる願昭寺（がんしょうじ）などがあります。
また新堂廃寺跡、オガンジ池瓦窯跡、お亀石古墳は、飛鳥時代に創建された古代寺院とその関連遺跡であり、国の史跡に指定されています。古墳時代前期の前方後円墳、廿山古墳（つづやまこふん）は大阪府指定史跡になっています。
市内の施設には、富田林嶽山温泉（かんぽの宿富田林）。富田林市農業公園（サバーファーム）。プラネタリウムもある多目的施設、すばるホール。富田林市立総合スポーツ公園などがあります。また市内には宗教団体、パーフェクトリバティー教団（PL）大本庁や、同団体の超宗派万国戦争犠牲者慰霊大平和祈念塔（通称：大平和塔、PLの塔、PLタワー）、PL学園なども存在します。また南北朝時代に築城した城砦群、楠木七城のうち、嶽山城（龍泉寺城）と金胎寺城の跡が市内に位置します。
石川の大阪府富田林市、河内長野市流域にある柱状節理の火山岩露頭、汐ノ宮火山岩（しおのみやかざんがん）は、潮湧岩、溶岩岩とも呼ばれ、大阪府のレッドリスト地形地質版においてランクCに指定されています。
富田林市の祭事などには、巫女や稚児が登場する佐備神社の神楽祭。PL教団の教祖祭PL花火芸術。また10月に行われ、各地域の地車（だんじり）が曳航する伝統行事、だんじりなどがあります。
富田林市を舞台にしたフィクションには、「奥河内ムービー・プロジェクト」として富田林市、河内長野市、千早赤阪村の奥河内地域の地元有志団体が協力し、各地域でロケが行われた映画「鬼ガール!!」。富田林市出身の女優、浪花千栄子さんをモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」などがあります。
また部活動としてオリジナルゲーム作成に挑む女子高校生たちを描き、テレビアニメ化もされた、くろば・Uさんの漫画「ステラのまほう」では、主人公の本田珠輝、通称「たまちゃん」が「富田林、田舎ちゃうもん」というシーンがあります。これは珠輝が中学生の頃、父親の仕事の都合で一時、関西に住んでおり、感情が高まると関西弁が出るという設定によるものです。

富田林市 の場所

富田林市は大阪府の中央からやや南東側で、南河内地域に位置する市です。市域は南北にやや長く、北側を羽曳野市に、東側は北よりから南河内郡の太子町、河南町、千早赤阪村に、西側の北寄りを堺市美原区に、中央部を大阪狭山市に、南西から南側を河内長野市に接しています。
富田林市は、戦国時代末に成立した寺内町の街並みが現在も保存されており、田園地帯も広がる歴史と自然の豊かな市です。寺内町が古くより周辺の中心地域としての役割を果たし、明治以降も南河内地域の中心地としていちはやく発展。昭和期にはニュータウンの開発や人口の増加に伴い、都市基盤の整備も進んでいます。現在では都市として整備され、大阪市都心部へのアクセスも便利になっています。総じて整った都市基盤に、歴史と文化、自然にも恵まれた非常に暮らしやすい街になっています。
富田林市の市章は、先端が尖った長い六角形の棒、または立体的な四角柱型で「ト」型を描き、さらに中心から左右の斜め上下に同じ形の線が出て全体的には「＊」のような形になっているものです。このデザインは富田林の頭文字「富」を「ト」とし、「ト」を3つ重ねて「トミ」を表しています。また6方向の尖端が矢のように尖っている点は、市が広く発展することを象徴しています。この紋章は富田林町章として1942年10月1日に制定されたものが、市制施行後も継承されたものです。
富田林市の木はクスノキ（楠、樟）、市の花はツツジ（躑躅）です。これらは1975年（昭和50年）6月1日に制定されました。
クスノキはクスノキ科ニッケイ属の常緑高木で、クス、ナンジャモンジャなどの別名もあります。こんもりした樹形になり、幹の直径が10メートル以上の巨木になることも珍しくありません。白く淡い黄緑色の小さな花が5月から6月に咲き、10月から11月頃には、青緑から黒紫の小さな丸い果実がつきます。クスノキの木材などを蒸留することで、防虫剤や医薬品に用いられる樟脳が得られます。俗にいう「カンフル剤」も樟脳のことで、かつて強心剤に使われたことに由来します。そのため木全体にも樟脳の芳香があります。このにおいから「臭し（くすし）」や「薬（樟脳）の木」がクスノキの語源という説もあります。
ツツジはツツジ科ツツジ属の植物の総称です。ツツジは低木から高木で、4月から5月にかけてツツジ色（アザレア）という赤紫が主ながら、園芸品種が豊富なことから、品種によってさまざまな色をもつ漏斗型の美しい花を咲かせます。春の季語にもなっており繁殖も簡単なため、花壇や盆栽でも親しまれています。ツツジ科ドウダンツツジ属のドウダンツツジ（灯台躑躅）のようにツツジ属ではないツツジ科の植物にも、ツツジと呼ばれるものがあります。また同じツツジ科ツツジ属で山中に自生し、ツツジに比べて一ヶ月ほど遅い5月から6月、すなわち旧暦の5月（皐月）に開花することから名づけられたサツキ（皐月）もツツジに含まれることがあります。
富田林市のイメージキャラクターは「とっぴー」です。とっぴーは、富田林市が市制施行60周年を記念し、市イメージキャラクターのデザインと愛称を、2009年（平成21年）に募集。大阪府内を中心に集まった485点の作品から、翌2010年（平成22年）1月12日に大阪市のグラフィックデザイナー、塩崎エイイチさんの作品が選ばれたものです。
トッピーは明るい表情の子供のような姿で、市の花、ツツジの髪飾りをつけ、頭髪の部分は美しい石川を盛り込んだデザインになっています。また黄色いマフラーに、市章の入った緑の服を着ており、全国に「富田林市」をアピールしています。歴史と伝統ある緑豊かな田園都市「富田林市」をキャラクター全体で表現しています。またトッピー以外にも5点の佳作が選ばれ、市の公式サイトで紹介されています。
トッピーは2010年4月1日の朝に、「とっぴー」と呼ぶ子供たちの元気が一杯に集まって生まれました。好きなことは友達と遊ぶこと。空を眺めること。街を歩くこと。旅をすることです。苦手なものはカミナリ様です。くやしいことは泳げないことですが、浮くことはできるそうです。悲しかったことは一匹と数えられたことで、好きな食べ物は富田林でとれた野菜。特にナスとキュウリの浅漬けだそうです。

富田林市 の鉄道路線

近畿日本鉄道
近鉄長野線
・喜志駅
・富田林駅
・富田林西口駅
・川西駅
・滝谷不動駅
南海電気鉄道
南海高野線
・金剛駅
・滝谷駅
富田林市のバス路線
・近鉄バス
・金剛自動車
・南海バス
・富田林市レインボーバス

富田林市 の主要道路

・国道170号（大阪外環状線）
・国道309号

富田林市 出身の芸能人

富田林市出身の著名人には、昭和初期から中期にかけて活躍した女優で、NHK連続テレビ小説「おちょやん」の主人公、竹井千代のモデルにもなった浪花千栄子さん。出生は熊本県八代市で、映画「シン・ゴジラ」の自衛隊統合幕僚長・財前正夫や、北野武監督作品「アウトレイジ」の池本組組長、池本など、さまざまな作品で活躍するベテラン俳優の國村隼さん。お笑いコンビ「130R」の一員である芸人で、映画「電人ザボーガー」の主人公、大門五郎の中年期など多くの作品で俳優としても活躍する板尾創路さん。テレビドラマ「西部警察」シリーズの北条卓刑事などを演じた俳優で、現在は実業家を本業とする御木裕さん。NHK朝の連続テレビ小説「あすか」などの出演した女優の榎園実穂さん。「県警対組織暴力をもう一度」など、大阪府の各地を題材にした曲を多く歌うブルース歌手の大西ユカリさん。フリーアナウンサー、キャスター、タレントの岡副麻希さん。和製ポップス開拓者の一人であり、テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」など、さまざまなテレビ番組、映画やアーティストにも楽曲を提供した作曲家、編曲家、ピアニスト、タレントの宮川泰さん。明治から昭和初期の作家、歌人である石上露子さんなどがいます。
学術など諸分野では、昭和から平成にかけての保健婦で、さまざまな社会的な活動も行った乾死乃生さん。免疫学者で大阪大学名誉教授、第14代大阪大学総長である岸本忠三博士。理論物理学者の立川裕二博士。新聞記者として中外商業新報政治部長、編集局長。政治家として目黒区会議員、同議長などを務め、俳優の石田純一さんの祖父でもある石田武太郎さん。T&Dホールディングス代表取締役会長などを務めた実業家の喜田哲弘さん。国務大臣、衆議院副議長などを務めた戦前から戦後の政治家、田中萬逸さん。富田林銀行取締役を務めた銀行家の田守三郎兵衛さんなどが現在の富田林市の出身です。
スポーツ界の富田林市出身者には、プロ野球界に、読売ジャイアンツの投手である中川皓太選手。東北楽天ゴールデンイーグルス、福岡ソフトバンクホークスなどで内野手を務めた勧野甲輝さん。千葉ロッテマリーンズ、東京ヤクルトスワローズで捕手、内野手を務め、現在は野球指導者の田中雅彦さん。阪神タイガースで投手を務めた山田和英さん。サッカー界では、京都サンガF.C.などを経て現在はFC大阪に所属する齊藤隆成選手。ザスパクサツ群馬に所属する平尾壮選手。清水エスパルスに所属する藤本憲明選手。ガンバ大阪、ヴィッセル神戸などの元選手で、現在はガンバ大阪の監督を務める宮本恒靖監督。また三重パールズに所属する女子ラグビー選手の齊藤聖奈選手。2004年アテネオリンピック男子400mメドレーリレー銅メダリストである競泳選手の奥村幸大選手。走高跳を専門とする陸上競技選手の土屋光選手。競輪選手の稲川翔選手。車いす陸上競技の国内トップアスリートである花岡伸和選手。総合格闘家である永江真也選手などがいます。