埼玉県秩父郡東秩父村でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

東秩父村 てどんなところ？？

埼玉県秩父郡東秩父村は、県の西部、県中心部よりやや西寄りに位置する村です。正三角形に近い形をほぼ逆さにしたような村域は秩父地域の北東の端にあたり、外秩父山地などの山々に囲まれています。村域は槻川（つきかわ）の最上流域にあたり、村の南側から北側へとほぼ中央を流れ、北端の近くで大内沢川が北西の方向に別れ、槻川は東の方向に流れて村を抜けます。
今日の東秩父村にいたる歴史は、明治維新後の1889年（明治22年）に、村域内に秩父郡の大河原村（おおかわらむら）、槻川村（つきかわむら）が成立します。そして1956年（昭和31年）8月1日にこの両村が合併して、秩父郡東秩父村が発足します。
ちなみに秩父郡東秩父村はその名の通り、自治体としては「村」になりますが、現在の地方自治法における普通地方公共団体（地方自治体）としての「市」「町」「村」の違いは、それぞれ市は基本的に人口が5万人以上。中心的な市街地に全戸数の6割以上が集中する、その他の条件を満たす自治体になります。町は都道府県ごとに条件が異なりますが、おおむね数千人から一万数千人（埼玉県の場合は5,000人）以上の人口と、一定の建築物の連なりを意味する連坦戸数または連坦率、官公署の存在、産業別就業人口割合など、都道府県の条例で定められる「町」の要件を満たした自治体になります。村には特に法的な要件はなく、市や町の要件を満たさなければ、自動的に村となります。
また長瀞町が属する秩父郡の「郡」ですが、これは明治以降においては複数の町村を編成した行政企画であり、市や町と同じく郡役所や郡長の役職などが置かれたものです。この制度は戦後の地方自治法で改正され、現在では郡に住所表記や広域連合、選挙区の区画割りなどの他に大きな意味はなくなっています。また区や市は郡に属さないため、市制施行によって村や町が市になると、属していた郡から外れます。
現在、埼玉県内で秩父郡に属しているのは、東秩父村と長瀞町、皆野町、横瀬町、小鹿野町の4町1村になります。また埼玉県内で秩父地方と呼ぶ場合は、基本的にこの4町1村に秩父市を加えた区域になります。
また東秩父村は2006年（平成18年）2月1日に比企郡都幾川村と同郡玉川村が合併し、比企郡ときがわ町となって以来、埼玉県内では唯一の村になっています。東秩父村は秩父郡に属していますが、秩父盆地からは山を隔てた東側に位置するため、広域行政では秩父地方ではなく、隣接する比企郡の自治体とともに比企広域市町村圏組合を構成し、比企圏域に属しています。また村名もその位置に由来します。
秩父村では古くから伝統的技法による和紙作りが行われてきた「和紙の里」として知られ、隣接する比企郡小川町と共に「細川紙」の産地となっています。この紙すきはおよそ1300年前にはじまったと伝えられています。
村内の産業では、第一次産業として、農業ではコンニャクイモ（蒟蒻芋）、野菜、米、麦、茶葉、花卉、ミカン（蜜柑）、ブドウ（葡萄）、リンゴ（林檎）、プラム、シイタケ（椎茸）などが生産されています。また山林を活かした林業も行われています。
工業では前述した伝統的な和紙生産（製紙業）の他、金属加工業、自動車整備業、建具業、採石業、石材加工業、製材業、花火生産業、履物生産業、食品製造業などが行われています。また商業では、村内に各種の商店などが存在します。
村の名産品は、やはり手すき和紙の「細川紙」になります。細川紙が伝来する以前より、現在の東秩父村や小川町の一帯は和紙の産地として知られていました。細川紙は、紀州高野山の細川村（現在の和歌山県伊都郡高野町）で漉かれていた「細川奉書」の技術が、江戸時代の中頃に、江戸に近い小川の周辺に入ってきたものだといわれています。楮（コウゾ）だけを用いた細川紙は、1978年（昭和53年）には国の重要無形文化財に指定されています。また2014年（平成12年）にはユネスコの無形文化遺産にも登録されました。
東秩父村の見どころ、観光スポットには、和紙の里（道の駅 和紙の里ひがしちちぶ）があります。江戸時代の村里のような空間には、手漉き和紙体験ができて、オリジナル和紙を創ることもできる和紙製造所。食事処やフード-コート、江戸時代のものを移築した紙漉き家屋。ふるさと文化伝習館やギャラリー、特産品の直売所などがあり、村の文化とグルメを堪能できます。
白石キャンプ村は山中、槻川の源流に位置し、山と川の大自然に囲まれた環境で、流行の「ゆるキャン△」も楽しめます。
世界一小さな釣り堀センター（銀鱗亭）は、その名の通り、小さな釣り堀に多くのイワナ（岩魚）がいて、釣りたての魚を隣接する銀鱗亭で調理して食べられる他、さまざまな料理があります。おいしさの秘訣は、釣り堀を週1、2回は掃除して、きれいな水を保っていることだそうです。釣り堀には他にも水輪フィッシングセンターがあり、釣ったヤマメやニジマス（虹鱒）などをその場で調理して食べられます。
ヤマメの里親水公園は渓流沿いの親水公園で、自然のヤマメ（山女魚）、イワナなどの姿を見ることができます。
他にもヤギ（山羊）やヒツジ（羊）、ウサギ（兎）などと触れ合うことができ、軽食や直売所などもある秩父高原牧場 彩の国ふれあい牧場。ミカン狩りができる大内沢みかん農園。農業体験ができるレクリエーション農園などがあります。
村内の花の名所には、霧にけぶる風景も美しい、二本木峠のヤマツツジ（山躑躅）。山道の軽登山路に約2キロ、およそ1,700本のサクラ（桜）のトンネルが伸びる虎山の千本桜。白石地区の山道にある白石のアジサイ（紫陽花）、アジサイの道。またハナモモ（花桃）の郷などがあります。
村の寺には妙栄山浄蓮寺があり、毎年11月2日の御会式には境内に多数の万灯が飾られ、花火も打ち上げられます。またこの御会式に合わせて、村のふるさと商工祭も開催されます。
村の祭り、イベントには、3月から4月の花の時期に花桃の里で行われる花桃祭り。4月に虎山の千本桜で行われる桜まつり。5月の和紙の里文化フェスティバル。5月から6月に秩父高原牧場で行われるポピーまつり。7月から8月に行われる、安戸宿区の八坂神社夏まつり、御堂の津島神社夏祭り、奥沢のこども神輿、坂本の盆踊り、皆谷の親水公園ふれあい祭など、各地域の夏祭り。11月の和紙フェスなどがあります。
村の伝統行事には、1月、和紙の原料となる楮の皮をむく、新年最初の作業、楮（かず）かしき。また祝い行事である小正月のケズリバナ、繭玉飾り。5月の白石の神送り。東秩父村指定無形民俗文化財である11月の神代里神楽、萩平の獅子舞、朝日根の獅子舞、大内沢の浅間神社獅子舞などがあります。

東秩父村 の場所

埼玉県秩父郡東秩父村は、県の西部、中心部からやや西寄りに位置し、秩父地方では北東の端にあたる、埼玉県内では唯一の村です。逆さにした正三角形に近い村域の北側を大里郡寄居町に、東側を比企郡小川町に、南側の先端を同郡ときがわ町に、西側は南寄りを秩父市に、北寄りを秩父郡皆野町に接しています。
東秩父村は秩父郡でもっとも県の中心に近く、行政的には比企郡とのつながりが強い村です。国の天然記念物でもある手すき和紙「細川紙」の産地として古くから知られる他、山林や渓流などの自然も豊かな村です。村内では農業や工業の他、渓流の釣り堀や公園、キャンプ地、花の名所などの見どころや伝統行事も多く、観光地としても知られています。総じて首都圏での田舎暮らしに向いている閑静で環境のいい村といえます。
東秩父村の村章は、村の頭文字「ひ」を飛ぶ鳥に見立てて、左右対称で上部の2か所の線を翼のように広げ、下部にふたつの土台のような足をつけたものです。この村章は1967年（昭和42年）9月1日に制定されました。
東秩父村の姉妹都市には、1989年（平成元年）10月23日に提携を結んだフランス共和国オーベルニュ地方ピュイ・ド・ドーム県アンベール市。1993年（平成5年）3月17日に提携を結んだアメリカ合衆国コロラド州スターリング市があります。
東秩父村の木はツキノキ（槻の木）、村の花はムラサキツツジ（紫躑躅）、村の鳥はウグイス（鶯）です。
ツキノキとはケヤキのことで、ニレ科ケヤキ属の落葉高木です。高さ20メートルから25メートルの、ホウキを逆さにしたような雄大で美しい巨木となり、中には40メートルを超える個体もあります。4月から5月にかけて淡い黄緑の小さな花が咲き、秋の紅葉もまた美しく、街路樹や庭木などによく見られる他、樹齢の長い巨木が国や地方自治体の天然記念物になっていることもあります。また昔は、一本のケヤキがさまざまな活用法で一家の生計を救うこともあった、貴重な木でもあります。
ムラサキツツジはツツジ科ツツジ属の落葉低木であるミツバツツジの別名です。ミツバツツジは近縁のミツバツツジ類の総称とされる場合もあります。4月から5月頃に紅紫色の美しい花を咲かせ、花が終わった後に葉が出てきますが、枝先に三枚の葉がつくことからミツバツツジの名がつきました。花だけでなく秋の紅葉も美しい花木です。
ちなみに一般的なツツジ（躑躅）は、ツツジ科ツツジ属の植物の総称ですが、同じツツジ科ツツジ属で山中に自生するサツキ（皐月）や、ツツジ科ドウダンツツジ属のドウダンツツジ（灯台躑躅）などもツツジと呼ばれることがあります。
またツツジの中で名前に「ムラサキ」が入る種には、有鱗片シャクナゲ節のエゾムラサキツツジ（蝦夷紫躑躅）、カラムラサキツツジ（唐紫躑躅）、レンゲツツジ亜属のムラサキヤシオツツジ（紫八汐躑躅）などがあります。
ウグイスは、スズメ目ウグイス科ウグイス属の鳥です。オオルリ（大瑠璃）、コマドリ（駒鳥）と並ぶ日本三鳴鳥のひとつでもあるウグイスは、体長はスズメ（雀）と同じ程度で、背中がいわゆる「鶯色」と呼ばれるオリーブがかった褐色、腹面は白色の鳥です。春になると聞かれる「ホーホケキョ」という特徴的な鳴き声から「春告鳥」としても知られ、日本では古来より親しまれている鳥です。
東秩父村のマスコットキャラクターは「わしのちゃん」です。わしのちゃんは、およそ1300年の歴史を持つ村の伝統工芸である和紙「細川紙」をイメージして、2010年（平成22年）に公募を行い、村民のアイデアから誕生したキャラクターです。
わしのちゃんは巻いた和紙に愛らしい顔がつき、赤い着物を着ている娘のようなキャラクターです。着物には槻川をイメージしたブルーの帯に、村章の帯留をしています。家族は、お父さんの「楮造」。お母さんの「とろろ」。おじいさんの「三椏」。おばあさんの「すきふね」。双子の妹「あおい」と、一家そろって和紙に関係する名前で、家族仲良く「和紙の里」に住んでいるそうです。
その伝統的な製法技術が国の重要文化財、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている細川紙の素晴らしさを広く知ってもらうため、わしのちゃんは今日もさまざまなイベントなどでPR活動を続けています。

東秩父村 の鉄道路線

東秩父村内に鉄道路線は存在しません。

秩父郡東秩父村のバス路線
・東秩父村路線バス（イーグルバス委託運行）

東秩父村 の主要道路

県道
主要地方道
・埼玉県道11号熊谷小川秩父線
一般県道
・埼玉県道294号坂本寄居線
・埼玉県道361号三沢坂本線
その他主要道路
・奈田良林道
道の駅
・和紙の里ひがしちちぶ

東秩父村 出身の芸能人

埼玉県秩父郡東秩父村出身の著名人には目立った人物は見当たりませんが、埼玉県出身の著名人には、実写ドラマ版「ゆるキャン△」の志摩リンや、テレビアニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」の有栖川ひまり／キュアカスタードの声などを演じ、女優、声優、歌手と多彩な活躍を見せる福原遥さん。テレビドラマおよび映画「映像研には手を出すな！」の道頓堀透などを演じている女優の小西桜子さん。劇場用アニメ「君の名は。」の宮水四葉や「夜明け告げるルーのうた」のルーの声など声優、女優として活躍する谷花音さん。テレビドラマ「女子高生の無駄づかい」の一奏（マジメ）などを演じている女優、グラビアアイドルの浅川梨奈さん。人気テレビドラマ、映画シリーズ「コンフィデンスマンJP」のボクちゃん役など、一時は多くの作品で活躍が見られた俳優の東出昌大さん。
声優では、テレビアニメ「こみっくがーるず」の萌田薫子、にゃおすなどを演じる赤尾ひかるさん。テレビアニメ「放課後ていぼう日誌」の大野真などを演じる明坂聡美さん。テレビアニメ「わかば*ガール」の時田萌子などを演じる井澤美香子さん。テレビアニメ「甲鉄城のカバネリ」の無名などを演じる千本木彩花さん。テレビアニメ版「女子高生の無駄づかい」の一奏（マジメ）や「ゆるキャン△」シリーズの斉藤恵那などで知られる高橋李依さん。テレビアニメ「ラーメン大好き小泉さん」の小泉さんなどを演じる竹達彩奈さん。テレビアニメ「女子高生の無駄づかい」の山本美波（ヤマイ）などを演じている富田美憂さんなどがいます。
小説家では「また、桜の国で」などの作品がある須賀しのぶさん。「コスプレ女子の時代」などの著作があるノンフィクション作家、エッセイストの杉浦由美子さん。ライトノベル分野では「撲殺天使ドクロちゃん」などの、おかゆまさきさん。「放課後シリーズ」など若者向けのユーモアミステリーで知られる日向章一郎さん。「ハイスクール・オーラバスター」シリーズなどの若木未生さん。
漫画家には、ギャグ少女漫画「伊賀野カバ丸」で知られる亜月裕さん。「あおいちゃんパニック！」などの作品がある竹本泉さん。「惑星（ほし）をつぐ者」などのSF作品がある戸田尚伸さん。4コマ漫画「落花流水」などの作品がある真田一輝さん。「ツマヌダ格闘街」などの作品で知られる上山道郎さん。その実弟で「電人ファウスト」などの作品があり、アニメ作品のキャラクターデザインなども務める上山徹郎さん。「HARELUYAⅡBØY」などの作品がある梅澤春人さんなどがいます。