京都府久世郡久御山町でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

久御山町 てどんなところ？？

京都府久世郡久御山町は、京都府の南部、やや西寄りで山城地域に属している町です。町の総面積は13.86平方キロメートルで、京都府の26市町村の中では24番目の広さにあたり、府の総面積の約0.3パーセントを占めています。
町域は、南側の境界を流れる木津川（きづがわ）と、北西部の境界付近を流れる宇治川（うじがわ）にはさまれ、木津川の堆積作用によってできあがった沖積平野になっており、平均の標高が低いところに位置しています。
また主な町域とは別に、三郷山財産区（みさとやまざいさんく）と呼ばれる飛地が、宇治市と宇治田原町との隣接する地域に存在します。この地域に定住者はおらず、京都府の施設である府民スポーツ広場、通称「みどりが丘」として利用されています。
また京都市の都心からは南へ約15キロの位置にあたり、町内には国道1号や国道24号、京滋バイパスといった幹線道路が通っている他、道路網が整備されており、大阪府、滋賀県、奈良県の交通の要衝となっています。
町内の気候は瀬戸内海式気候に属しており、冬場は雪は少ないものの寒さは厳しく、夏は高温多湿と、四季がはっきりしています。
なお久御山町は、地方自治体、いわゆる市町村の「町」にあたります。
地方自治法における普通地方公共団体（地方自治体）の「市」「町」「村」の違いですが、まず市は基本的に人口が５万人以上。中心的な市街地に全戸数の６割以上が集中する、その他の条件を満たしている自治体になります。
町は都道府県ごとに条件が異なりますが、京都府の場合はおおむね5,000人以上の人口を有して、一定の建築物の連なりを占めす連坦戸数や連坦率、一定の官公署の存在、産業別就業人口割合など、各都道府県の条例で定められている「町」の要件を満たした自治体になります。村には特に法的な要件はなく、市や町の要件を満たさなければ自動的に村となります。
また久御山町が属する久世郡の「郡」ですが、これは明治以降の制度においては複数の町村を編成した行政企画で、市や町と同じく郡役所や郡長の役職などが置かれたものです。この制度は第二次世界大戦後の地方自治法で改正され、現在では郡に住所表記や広域連合、選挙区の区画割りなどの他に大きな意味はなくなっています。
さらに区や市は郡に属さないため、市制施行により村や町が市になると、属していた郡から外れます。久世郡では1951年（昭和26年）に、群に含まれていた宇治町、槇島村、小倉村、大久保村と、宇治郡東宇治町の2町3村が合併して宇治市が発足しています。そして城陽町が1972年（昭和47年）に市制を施行して城陽市となったことで、2022年現在、京都府で久世郡に属するのは、久御山町の1町のみになっています。
古代から近代にかけては、現在の京都市伏見区と宇治市、久御山町にまたがる一帯に、巨椋池（おぐらいけ）と呼ばれる大きな池が存在しました。干拓前の巨椋池は周囲約16キロ、水域面積約8平方キロメートルであったといわれ、大きさでは池というより湖に近く、現在の日本で「池」と呼ばれる最大の湖沼、鳥取県鳥取市の湖山池（こやまいけ）よりも広大でした。
巨椋池は平安京と平城京の間に位置し、古代、中世には水上交通の中継地として大きな役割を果たしていました。
安土桃山時代、伏見城を築いて伏見に本拠を移した晩年の豊臣秀吉は、宇治川や巨椋池に堤防を築き、河川改修を行いました。これにより巨椋池は宇治川上流からの水の供給を断たれ、下流部で辛うじて狭い口により宇治川と結ばれますが、流れ込んだ砂によりその口もふさがれ、出口を持たない沼のような状態になります。
巨椋池はたびたび水害をもたらした一方、多種多様な淡水魚の宝庫でもあり、かつては町域内では漁業も盛んでした。また古くから景勝地としても名高く、「万葉集」の「柿本朝臣人麻呂之歌集所出」の雑歌に「巨椋」の名前が出ているのが文献上の初見であり、上代には巨椋の入り江（おおくらのいりえ）と呼ばれていたとわかります。
しかし明治期の河川改修工事により巨椋池は水質が悪化し、漁獲量の減少や、蚊が大量に発生するなどの問題が生じました。そのため国営の干拓事業が1933年（昭和8年）から1941年（昭和16年）にかけて行われ、巨椋池は干拓によって消滅します。
巨椋池の跡地は稲作を中心とした農地となり、以降、地域の産業が農業が中心となります。
明治維新以降、今日の久御山町にいたる歴史としては、1889年（明治22年）4月1日の町村制の施行により、現在の町域の南部に、久世郡佐山村が成立します。町域の北部では1876年（明治9年）に成立した御牧村が、1889年の町村制の施行により自治体となります。
そして1954年（昭和29年）10月1日に、両村が合併して久御山町が発足します。町名の由来は、久世郡の「久」、御牧村の「御」、佐山村の「山」を組み合わせたものです。また2003年（平成15年）12月25日には宇治市と境界変更を行っています。
現在の久御山町の産業では、町域の北半分にかつての巨椋池跡、巨椋池干拓田（おぐらいけかんたくでん）という稲作地帯が広がり、稲作や近郊農業が盛んです。特にダイコン（大根）は「淀大根」と呼ばれる地域ブランドになっています。国道1号線が町内を貫通していることから消費地に素早く出荷できるという利点もあり、農業が発展する要因にもなっています。町内のショッピングモールにも町で生産された野菜の直販コーナー「旬菜の里」が設けられ、人気を集めています。
工業では巨椋池干拓田の南側に久御山工業団地が位置し、主に金属やプラスチック加工、食品製造などの事業所が多く見られます。
商業でも近年ではショッピングモールなど大規模な商業施設が町内に進出しており、活性化しています。
町内の名所には、神社では、前述の万葉集の歌碑や、幕末七卿の1人である東久世通禧（ひがしくぜみちとみ）が起毛した社標がある荒見神社。本殿が国の重要文化財。拝殿、本殿門、玉垣、石鳥居が国の登録有形文化財。雙栗神社のクスノキが久御山町指定天然記念物である雙栗神社。また珠城神社などがあります。
木津川にかかり、町域と八幡市を結ぶ上津屋橋（こうづやばし）は、橋げたにワイヤーロープでつながれた橋板が乗っているだけの構造で、豪雨などで河川が増水した場合、橋板が流される構造の「流れ橋」になっており、橋の通称としても知られています。
上津屋橋は、低予算で架橋できることから1953年（昭和28年）に、当時から流れ橋の構造で架橋されたもので、橋板が流された場合には、水が引いてからワイヤーをたぐりよせて、橋板を元に戻す仕組みになっています。
この上津屋橋は全体が木造であり、周囲の景観も含めて近代的な要素がなく、江戸時代以前の風景にも見えるため、時代劇のロケ地としても有名な場所です。テレビ時代的「必殺シリーズ」「暴れん坊将軍」などをはじめ、数々の映画、テレビドラマの撮影に使用されており、正確な場所や名前は知らなくとも、日本人の大半が一度は見たことのある橋であるともいわれます。
関西ローカルの人気番組「探偵！ナイトスクープ」では、2007年（平成19年）6月8日放送回において、上津屋橋の橋板の数を数えたいとの依頼があり、調査の結果、1,784枚の橋板が使われていると判明しました。しかしその後、橋板については何度も失火や流出からの復旧が行われたため、現在の正確な枚数は不明ですが、おおよその枚数の目安になっています。
他にも町内の見どころには、全長は京都タワーよりも6メートル高い137メートルで、町のランドマークとして知られ、近年ではライトアップも行われているKBSラジオ電波塔の、くみやま夢タワー137。クリスマス前には本社工場、第二工場にてセイワ工業イルミネーション（クミナリエ）が行われる株式会社セイワ工業。コカ・コーラボトラーズジャパン京都工場。またKTCものづくり技術館。まちの駅クロスピアくみやまなどがあります。
日本遺産「日本茶800年の歴史散歩～京都・山城」には、2016年（平成28年）4月25日に、町内の「流れ橋と両岸上津屋・浜台の『浜茶』」の景観が追加認定されています。

久御山町 の場所

久世郡久御山町は、京都府の南部、やや西寄りに位置し、山城地域に含まれる町です。町域の北側から南西側を京都市伏見区に、東側を宇治市に、南側を城陽市に、南西側は八幡市に隣接しています。また町域の飛び地は宇治市と綴喜郡宇治田原町にはさまれています。
久我山町は木津川と宇治川にはさまれた平坦な町域をもち、町内にはのどかな田園風景が広がる閑静な町です。京都市の中心都心部に近く、鉄道が通り道路網も発展している、交通の要衝ともいえる町です。流通の拠点としても便がいいことから農業、工業などが発展している他、近年では大型商業施設などの進出も見られ、総じて環境の良さと利便性を兼ね備えた暮らしやすい町になっています。
久御山町の町章は、久御山町の頭文字「久」をモダンな図案にしたものです。線の太い円の上に、十字手裏剣の下の部分を伸ばしたような模様を配し、その左斜め下には切込みが入っています。町民の親睦と団結を太い円で表し、町の産業や文化などの飛躍を羽ばたく鳥の姿で表現したデザインで、1969年（昭和44年）10月に制定されました。
久御山町の花はサツキ（皐月）、町の木はサザンカ（山茶花）です。どちらも1972年3月に制定されました。
サツキはツツジ科ツツジ属で山中に自生し、ツツジ（躑躅）の一種とされることもありますが、ツツジより約一ヶ月遅い5月から6月、すなわち旧暦の5月（皐月）に紅色や薄紫の花を咲かせることから名づけられた植物です。花形や樹形は他のツツジ類とほとんど違いはありませんが、開花期が異なるために園芸的に区別されています。サツキツツジ（皐月躑躅）や映山紅（えいさんこう）などの別名も持つサツキは、園芸用として盆栽などで江戸時代から好まれ、現在では1000種類以上もの品種があります。
サザンカはツバキ科ツバキ属の常緑小高木です。楕円形で厚い葉をもち、野生種は晩秋から冬にかけて5枚の花弁をもち、部分的に淡い紅色を交えた白い花を咲かせます。サザンカの名前は山茶花の読み「サンサカ」「サンザカ」が訛り、文字が入れ替わって定着したものといわれています。サザンカは江戸時代の初期より園芸品種が栽培されており、現在では色は紅色や桃色、白など、形も八重咲きや一重咲き、千重咲き、獅子咲きなど、さまざまな花を咲かせる品種が存在し、ツバキより対陰性が強いことから、庭園や生け垣などに用いられます。サザンカは俳諧では「ひめつばき」と呼ばれ、また歌謡曲でも、大川栄作さんの「さざんかの宿」や、藤田まことさんの実娘である藤田絵美子さんが歌い、劇中で殺しのテーマにもアレンジされている「必殺仕事人Ⅴ」「必殺橋掛人」主題歌「さよならさざんか」など、多くの歌謡曲のモチーフにもなっています。
また2019年（令和元年）1月には、町の鳥としてケリ（計里、水札）が制定されています、
久御山町のキャラクターには「ネギーマン」がいます。ネギーマンは久御山町の名産、九条ネギ（葱）をモチーフに、ゆるいデザインのヒーロー風に仕立てたキャラクターで、胸に描かれた「Ｇ」マークは「ゲンキ！」「ガッツ！「グレート！」を表現しています。ネギーマンは愛と勇気と福祉の精神で、ゆるかっこいいを目指して久御山町を盛り上げています。

久御山町 の鉄道路線

久世郡久御山町のバス路線
・京都京阪バス
・デマンド乗合タクシー「のってこタクシー」

久御山町 の主要道路

久世郡久御山町の主要道路
高速道路
・第二京阪道路（久御山JCT‐久御山南IC）
・京滋バイパス（久御山JCT‐久御山IC‐久御山淀IC）
一般国道
・国道1号
・国道24号
・国道478号
主要地方道
・京都府道15号宇治淀線
・京都府道81号八幡宇治線
一般府道
・京都府道281号八幡城陽線

久御山町 出身の芸能人

京都府久世郡久御山町出身の著名人には、「高杉晋作」「少年の戦争」などの作品がある作家の吉村康さん。日本ハムファイターズ、阪神タイガースに所属した元プロ野球選手（内野手）で、現在は野球コーチ、野球評論家、タレントなどを務める片岡篤史さん。お笑いコンビ「ザ・ワールド（旧：無駄無駄ラッシュ）」の一員であるお笑い芸人の中立豊さん。2022年現在は柏レイソルに所属するプロサッカー選手の小屋松知哉選手。元宝塚歌劇団宙組トップ娘役である女優の野々すみ花さんなどがいます。