日本の家を美しく魅せる
地デジを見るならデザインアンテナ
地デジを視聴するためのUHFアンテナにデザインアンテナがラインナップされたのは2009年でした。マスプロ、東芝、DXアンテナのメーカーがまず発売し、続いてパナソニック、日本アンテナがすぐに参入しました。今ではマスプロ、DXアンテナ、日本アンテナの三大メーカーが圧倒的に国内シェアを占めています。そして、発売当時からマイナーチェンジを繰り返し、よりデザイン性の優れたもの、よりコンパクトで軽量なもの、より高利得なもの(受信感度の高いもの)へとデザインアンテナは進化を遂げました。魚の骨のような形状の八木アンテナのなかで、一番よく見かけるスペック(性能)は20素子アンテナです。デザインアンテナが登場した当初は、そこまでの利得はありませんでした。ところが今では、20素子相当、26素子相当のハイスペックモデルが登場し、特に新築のお客様は8割〜9割程度の方が、デザインアンテナを選択なさっている状況です。

各メーカーは足並みを揃えて、需要の多いオフホワイト、ライトブラウン、ブラックブラウン、ブラックの4色を製造しています。お客様から「1番売れているのは何色ですか?」というお問い合わせがしばしばございますが、白い家にはオフホワイト、ベージュの家にはライトブラウン、茶色の家にはブラックブラウン、黒の家にはブラックが基本的には馴染みます。建物の個性に合わせて、あさひアンテナの職人は色のご提案をいたしております。ときには、真っ白な外壁にブラックのデザインアンテナをワンポイントアクセントとして、利用なさりたいというご意見もあり、おしゃれに仕上がるのであれば、それがお客様にとって正解なのだと思います。また、当然ながら最終的にはお客様のご要望に応じております。
なお、高性能デザインアンテナ(UAH261シリーズ)のカラーバリエーションは3色。オフホワイト、ブラックブラウン、ブラックです。20素子相当のUAH201シリーズのほうが圧倒的に使用されることが多いので、メーカー側もカラーバリエーションを多くしているのでしょう。
デザインアンテナのメリットとデメリット
メリット
- ・建物の美観を損ねない。 軽量・コンパクトサイズ(590mm×220mm×113mm)ならではの、すっきりとした見た目を実現します。また、テレビアンテナを設置したことがないお客様のなかには、デザインアンテナの存在すら知らない方もたくさんいらっしゃり、「え!? これがアンテナなの?」と驚かられることがあります。
- ・屋根上に設置しなければ、屋根が傷まない。 平面タイプのデザインアンテナを屋根上に設置してしまうと、目立ちやすくなり、そのデザイン性を活かしにくくなります。そのような事情で、ほとんどの工事は外壁での取り付けがおこなわれています。
- ・低コスト 従来の魚の骨のような形状の八木式アンテナと価格を比較しても、その差額5000円。5000円分、デザインアンテナのほうが高い価格です。「もっと高額だと思った」というお声もたくさん頂いております。地デジ放送が無料なのは、アンテナだけ。月額で数千円の利用料金が発生するフレッツテレビやケーブルテレビに比べて、長い目で見た時に低コストであることは間違いないです。
- ・狭い空間の天井裏(屋根裏)にも設置が可能。 従来の魚の骨のような形状の八木式アンテナでは、小さな点検口(天井裏への入り口)から天井裏(屋根裏)に持ち運ぶことができない場合がたくさんありました。軽量・コンパクトサイズで、しかも20素子、あるいは26素子の性能をメーカーが実現したことにより、出来る工事の幅が広がりました。なお、高性能デザインアンテナ(UAH261シリーズ)のカラーバリエーションは3色。オフホワイト、ブラックブラウン、ブラックです。20素子相当のUAH201シリーズのほうが圧倒的に使用されることが多いので、メーカー側もカラーバリエーションを多くしているのでしょう。
- ・外壁や天井裏で設置すれば雨、風、雪、そして災害に強い。 建物の外壁に設置すれば、外壁そのものがデザインアンテナを自然の脅威から守ってくれる防護壁となります。豪雪でない限り、デザインアンテナの上に雪が積もるということも滅多にございません。それから、天井裏での設置は、建物のなかにデザインアンテナを完全に隠してしまうので、本体の劣化が最も少ない工事になります。ただし、断熱材の素材によっては、建物自体が電波の障害物となり、天井裏では電波が取得できない場合がございます。あさひアンテナでは「いかなる工事も悪天候でもテレビが綺麗に映る」という基準で設置しておりますので、現場の職人にご相談くださいませ。

デメリット
- ・外壁設置の場合は細いビスを打ち込まねばならない。 ビスは用途に応じて、長さ65mm、40mm、25mmのものをつかい分けております。長さ65mmの太さは直径4.2mm、長さ40mmと25mmの太さは3.8mmとなっております。デザインアンテナ本体の重さは1.7Kgで、長さ65mm以下のビスになると、外壁から抜け落ちてしまう恐れがありますので、適切なものを使用しなくてはなりません。本体を取り付けるのに必要な長さ65mmのビスは6箇所、外壁に打ち込みます(もちろんコーキング剤で防水処理は施します)。ズドンッと大きい穴を開けるわけではないのですが、抵抗を覚えるお客様もいらっしゃるということです。その場合は、ベランダの手すりに取り付けるなど、穴を開けない施工方法もございますので、現場の職人にご相談くださいませ。なお、職人は外壁をコンッコンッと叩いて耳を済ませ、外壁に隠れた柱を見極めます。柱のないところに打ち込んでしまうと抜けやすくなってしまうらからです。間違いのない工事をするために、現場の職人はお客様に必要なことを説明し、確認しながら作業を開始しますのでご安心くださいませ。
- ・壁面やベランダでの設置は、屋根上よりも障害物が多い。 吹きさらしの屋根上よりは、壁面やベランダのほうが障害物が多く、従って電波レベルも多少落ちます。20素子相当の受信感度を誇るデザインアンテナであるとはいえ、立地条件によっては設置できないケースもあり、その場合は屋根上に魚の骨のような形状の八木式アンテナを設置することをご提案しております。なかには「どうしてもデザインアンテナを取り付けたい」ということでキャンセルなさる方もいらっしゃいますが、その場合のキャンセル料は頂いておりませんのでご安心くださいませ。
垂直偏波と水平偏波、両方に対応
地デジの電波には垂直偏波と水平偏波がございます。簡単にご説明致しますと、2種類あるのは電波が混信して映像の乱れを防ぐためためです。空中にはさまざまな電波が飛び交うため、電波同士が互いに干渉してしまうことがあるのです。ほとんどのエリアでは水平偏波となっておりますが、一部のエリアでは垂直偏波で送信している電波塔があります。一都六県、関東全域で工事をするあさひアンテナの経験では、垂直偏波の電波塔は、神奈川県の平塚中継局、埼玉県の児玉中継局を頻繁に利用しています。そのエリアに該当するお客様は、使用するのも垂直偏波専用のデザインアンテナ(UAH201V)となります。

電波レベル増幅装置・ブースターについて
電波測定は電波の量と質、両方をチェックする必要がございます。いづれかが基準値に達していなければ地デジが綺麗に映らないことがあります。電波の質は20素子デザインアンテナ(UAH201シリーズ)から26素子高性能デザインアンテナ(UAH261シリーズ)に変更することで、電波の量はブースター(電波レベル増幅装置)を使用して改善をすることが可能です。ブースターは電波の質はよくとも電波の量が足らず、各お部屋のテレビ端子まで電波がいきとどかないケースで有効です。もしブースターが必要であれば、主な取り付け方法は2つ。1つはデザインアンテナの背面に取り付ける方法です。DXアンテナ社製のデザインアンテナの背面は、ブースターが簡単にパカっとはめ込める構造になっており、目立たなくすることが可能です。パカっとはめ込んでからしっかりとビスで固定します。しかし、外壁とデザインアンテナ本体が並行な場合は、本体背面でブースターが出っ張り、物理的に設置できなくなってしまいます。見栄えを重視して、多少利得率は落ちてもデザインアンテナ本体から離れた場所にブースターを設置するケースもたくさんございます。主にお風呂場の天井裏や屋根裏、ウォークインクローゼットの天井裏などにハウスメーカーがブースター用の電源を作ってあることが多く、それをそのまま活用します。ブースターを屋内に設置して外観をスッキリさせることができるというわけです。
設置についてのご相談は下記のフリーダイヤルにお電話くださいませ。アンテナ専門の詳しいスタッフが丁寧にご対応させて頂きます。

