テレビアンテナ工事はいつがベスト?費用相場・依頼先・工事の流れを徹底解説

2025年03月17日

「新築の家にテレビアンテナを設置したい」「引っ越しを機にアンテナ工事を考えている」「最近、テレビの電波状況が悪くて困っている」など、テレビアンテナ工事を考えるタイミングは人それぞれです。

しかし、「テレビアンテナ工事はいつ行うのがベストなのか?」、「どの業者に依頼すればよいのか?」、「工事の費用相場はどの程度なのか?」と、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、テレビアンテナ工事の最適なタイミングや費用相場、依頼先の選び方、工事の流れなどを解説します。専門業者、家電量販店、ハウスメーカー、それぞれの特徴から、あなたに合った選択をするための情報を提供いたします。

年間施工実績6000件のあさひアンテナがあなたのテレビアンテナ工事を成功に導くための情報をお届けします。これからアンテナ工事をお考えの方はぜひ参考にしてください。

テレビアンテナ工事、最適なタイミングは?【状況別】

テレビアンテナ工事を検討するタイミングは、新築への入居、引っ越し、既存アンテナの故障など、状況によって異なります。それぞれの状況における最適なタイミングを把握し、スムーズにテレビ視聴環境を整えましょう。

新築の場合:入居前のアンテナ工事がおすすめ

新築の場合、テレビアンテナ工事は基本的に「鍵の引き渡し後」になります。ハウスメーカーや不動産屋が、引き渡し前にアンテナ工事をする許可がない限りは、「引き渡し後」になります。工事当日電気が開通しているのがベターですが、開通していない場合は電波レベル測定器から給電して動作確認をしてから引き上げます。お客様からご要望が多いのは引き渡し当日の午後か、引越し当日の夕方、あるいは引越しの翌日です。引越し当日までに何度も新居に行く機会がない方は引き渡しの日程が決まり次第、予約しておきましょう。またテレビの接続や設定に自信がない方は、テレビ台の上にテレビ本体を置いておきましょう。アンテナ専門店であればサービスで初期設定(チャンネルスキャンと地域設定)をやってくれます。

「当日テレビ本体はなくても工事できますか?」

よくあるお問い合わせですが、テレビ本体はなくても大丈夫です。屋外で、実際に設置する位置に登り、実際に設置するアンテナに測定器をつないで電波に問題がないことを確認してからアンテナを設置し、工事完了後に、各部屋のテレビ端子に測定器をつないで問題がないことを確認してから引き上げます。ただし、繰り返しになりますが、テレビの設定に自信がない方は、引っ越し後にアンテナ業者に依頼すると良いでしょう。

引っ越しの場合:早めの設置で快適なテレビライフを

中古住宅への引っ越しの場合も、新築と同じく基本的には「鍵の引き渡し後」にテレビアンテナ工事が可能となります。できるだけ早めにアンテナ工事を行うのがおすすめです。テレビアンテナ工事業者には、以前の入居者の視聴方法を伝えておくと良いでしょう。もし古いアンテナが残っている場合は、撤去費用が発生することがあります。わかっている場合は伝えておきましょう。以前の入居者が、フレッツテレビやひかり、TV、あるいはケーブルテレビであれば、撤去費用は発生しません。

新築の住宅と同じく、「引き渡し当日」から「引っ越しの翌日」までに工事する方が多いです。引き渡しの日程が決まったら、アンテナ業者に連絡をして、予約してしまいましょう。例年、3月、4月、7月、8月、11月、12月は繁忙期になることがあります。引っ越しシーズンはアンテナ工事業者が混み合う可能性があります。そのため、早めに業者に連絡し、工事の予約をしておくことをおすすめします。

故障・不具合の場合:電波状況が悪化したらすぐに検討を

既存のアンテナが故障したり、不具合が発生した場合、電波状況が悪化することがあります。例えば、「特定のチャンネルが映らない」「画面が乱れる」「ノイズが入る」などの症状が出たら、アンテナ工事を検討するタイミングです。アンテナを設置してから15年から20年ほど経過している場合は、アンテナの交換を検討しましょう。

テレビは視聴できるが、アンテナを倒そうだ」という場合も、アンテナの土台である屋根馬などが朽ちていることがあり、交換を検討するタイミングです。アンテナが落下して事故につながる可能性もあります。アンテナを設置してから10年以内の場合は、部分修理も検討しましょう。アンテナにつながっている同軸ケーブルの皮膜が破れて、雨水が浸水し、テレビの映りが悪くなっているという事は意外と多いのです。「角度がずれている」よりも「配線の劣化」や「ブースターのショート」が統計的には多くなっています。

早めに専門業者に点検を依頼し、必要に応じてアンテナの交換や修理を行いましょう。

アンテナの寿命は一般的に10年程度と言われていますが、お客様の中には30年使っているという方もいらっしゃいます。アンテナの寿命は自然環境や災害状況によるところが大きいです。見るからに老朽化が進んでいるアンテナは、屋根や外壁に錆びが付着して汚れる可能性があるので、交換を検討することをおすすめします。

テレビアンテナ工事の費用相場を業者別に比較

テレビアンテナ工事の費用は、依頼する業者やアンテナの種類によって大きく異なります。ここでは、業者別、アンテナ種類別の費用相場を比較し、費用を抑えるためのポイントをご紹介します。

業者別の費用相場:専門業者、家電量販店、ハウスメーカー

テレビアンテナ工事を依頼できる主な業者として、専門業者、家電量販店、ハウスメーカーがあります。それぞれの費用相場と特徴を比較してみましょう。

業者 費用相場 特徴 メリット デメリット
専門業者 15,000円~80,000円 アンテナ工事を専門とする業者。高い技術力と豊富な経験を持つ。
  • 技術力が高い
  • 持参するアンテナの種類が豊富
  • アフターフォローが充実
  • 家電量販店に比べるとどの業者を選んで良いかわかりにくい
家電量販店 20,000円~200,000円 家電製品の販売と合わせてアンテナ工事も行える。手軽に依頼できる。
  • 手軽に依頼できる
  • ポイントが貯まる場合がある
  • 下請け業者が工事を行う場合がある
  • 技術力にばらつきがある
  • 工事代は割高
ハウスメーカー 30,000円~200,000円 新築時、建築途中にアンテナ工事を依頼できる。
  • 安心感がある
  • 建築中に打ち合わせが可能
  • 費用が最も高額になる傾向がある
  • アンテナ専門店が下請け業者となっているケースがある

費用相場はあくまで目安であり、アンテナの種類や設置場所、電波状況によって変動します。必ず複数の業者から見積もりを取り、比較検討するようにしましょう。家電量販店とハウスメーカーとお客様の間には仲介会社が入る場合があり、割高にならざるを得ない事情があるようです。そうではないケースもありますが、高額だと感じたらアンテナ専門店に電話して、値段を確認しましょう。高額だからといって、すごいアンテナが取り付けれるわけではないので、ご注意ください。

きれいな白壁に瓦屋根の戸建てにデザインアンテナ屋内工事

屋根裏にデザインアンテナを屋内設置しました

アンテナ種類別の費用相場:デザインアンテナ、ユニコーンアンテナ、八木式アンテナ、BS/CSアンテナ

アンテナの種類によっても工事費用は異なります。代表的なアンテナの種類別に費用相場を見ていきましょう。

アンテナの種類 費用相場 特徴 おすすめのケース
デザインアンテナ(地デジアンテナ) 20,000円~50,000円 薄型でスタイリッシュなデザイン。外観を損ねたくない場合におすすめ。
  • 新築住宅
  • 外観を重視する
  • 電波状況が比較的良好
ユニコーンアンテナ(地デジアンテナ) 25,000円〜65,000円 円柱形でスタイリッシュなデザイン。デザインアンテナよりも高い位置設置できる。
  • 新築住宅
  • 外観を重視する
  • 障害物をかわすために高さが必要な場合
八木式アンテナ(地デジアンテナ) 15,000円~40,000円 魚の骨のような形状をした一般的なアンテナ。受信感度が高い。
  • 電波状況が悪い地域
  • 地方局希望
  • 費用を抑えたい
BS/CSアンテナ 15,000円~50,000円 BS/CS放送を受信するためのアンテナ。4K/8K放送に対応。台風速仕様やブラックのBS/CSアンテナは太陽熱を吸収しにくい塗料が塗られているため割高の傾向。
  • BS/CS放送を視聴したい
  • 4K/8K放送を楽しみたい

アンテナの種類を選ぶ第一の基準は好みです。現地の職人が電波状況や周辺環境、外観などを考慮し、「電波に問題がないものを提案」します。まずは好みで選び、現地の職人に伝えて、取り付け位置や取り付け方法を確認しましょう。

費用を抑えるためのポイント

テレビアンテナ工事の費用を抑えるためには、以下のポイントを意識しましょう。

  • 複数の業者から見積もりを取る: 3社以上の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討しましょう。 複数の業者を比較することで、料金やサービス内容など相場、適正価格を把握できます。
  • アンテナの種類を検討する: 後悔しないように一番設置したいアンテナを希望しましょう。デザインアンテナは比較的高価なため、八木式アンテナを選ぶなど、費用を抑えられるアンテナを選ぶのも一つの方法ですが、
  • キャンペーンや割引を利用する: 業者によっては、超高速ネット回線との同時申し込みによるキャッシュバックキャンペーンや割引を実施している場合があります。事前に確認しておきましょう。
  • 自分でできる範囲はDIYで行う: 「工具さえ全部揃っていれば」という条件付きになりますが、アンテナの設置場所の選定や、配線作業など、自分でできる範囲はDIYで行うことで、工事費用を抑えることができます。ただし、高所作業は危険なため、専門業者に依頼するようにしましょう。

これらのポイントを参考に、費用を抑えながら最適なテレビアンテナ工事を実現しましょう。

オフホワイトと淡い混色グレイの新築戸建てにユニコーンアンテナ工事

裏手のベランダ上の破風にユニコーンアンテナを設置しました

テレビアンテナ工事にかかる時間と工事の流れ

テレビアンテナ工事をスムーズに進めるためには、工事にかかる時間や具体的な流れを把握しておくことが大切です。ここでは、工事時間の目安、工事の流れ、そして工事の際の注意点について解説します。

工事にかかる時間の目安

テレビアンテナ工事にかかる時間は、職人の技術レベル、知識レベル、またはアンテナの種類や設置場所の状況によって異なります。決して工事の早さを競うようなものではありませんが、時間をかければ良いというものでもありません。リフォームで点検口が埋められて、分配器が見つからず、配線を全て引き直しするなど時間のかかる工事もありますが、職人の知識や経験不足で作業時間が長くなることもあります。内容によりますが、一般的には1~3時間程度が目安となります。地デジアンテナだけの取り付けであればは30分~1時間程度で完了することが多いですが、その他に、電波状況の測定、配線作業、チャンネル設定などが必要となるため、全体で1~3時間程度かかると考えておきましょう。

以下は、工事内容別の時間目安です。

工事内容 時間目安
地デジアンテナ設置 30分~1時間
地デジとBS/CSアンテナ設置 1時間半から2時間
アンテナ交換 1時間半~3時間
アンテナ修理・調整 15分~2時間

※上記はあくまであさひアンテナの職人の目安であり、天候や建物の構造、電波状況などによって、工事時間が変動する場合があります。

工事の流れ:事前準備から設置、設定まで

テレビアンテナ工事は、一般的に以下の流れで進められます。

  1. 事前準備
    業者に連絡し、工事の日程を調整します。見積もりを依頼する際には、ご希望のアンテナの種類、築年数、建物の階数、建築構造(木造・軽量鉄骨・重量鉄骨・鉄筋)、設置場所の状況を伝えてください。これらは職人が事前に確認しておきたい情報なので、メールや電話、LINEなどで尋ねられたらわかる範囲で答えておきましょう。
  2. 現地調査と工事
    業者が自宅に訪問し、アンテナの設置場所や電波状況などを調査します。調査結果に基づいて、最適なアンテナの種類や設置方法を提案してもらいます。9割のお客様が調査と工事を同時に行っているのが実情です。設置場所、お値段、電波に問題なければ即日工事で時間を節約しましょう。作業工程を数日に分ける業者は見積もりが割高になる傾向があります。
  3. アンテナ設置工事
    業者がアンテナを設置します。設置場所や配線ルートなどについて、業者と相談しながら進めましょう。
  4. チャンネル設定
    アンテナ設置後、テレビのチャンネル設定を行います。業者に設定方法を教えてもらうか、自分で行う場合は取扱説明書をよく読んで設定しましょう。
  5. 動作確認
    すべてのチャンネルが正常に受信できるかテレビ端子に測定器を繋いで最終確認します。問題があれば、業者は屋外で電波レベルを測定して、問題なしと判断してアンテナを設置していますが、稀にハウスメーカーの分配器の接触不良や、テレビ端子不良が見受けられます。レアケースではありますが、丁寧な業者は確認できる限りのこと確認して引き上げます。
  6. 支払い
    工事完了後、業者に費用を支払います。領収書と保証書を受け取りましょう。

また、工事前に疑問点や要望があれば、遠慮なく業者に伝えましょう。あとで「こんなはずではなかった」と後悔しないようにしましょう。

工事の際の注意点:業者選び、見積もり確認

テレビアンテナ工事を成功させるためには、業者選びと見積もり確認が非常に重要です。以下の点に注意して、信頼できる(できそうな)業者を選び、納得のいく工事を行いましょう。

  • 複数の業者から見積もりを取る
    複数の業者から見積もりを取り、費用やサービス内容を比較検討しましょう。安すぎる業者には注意が必要です。同業者から見ても「利益出るの?」という金額でお客様を釣っていることがあります。高すぎず、安すぎない業者が理想です。
  • 実績や評判を確認する
    業者のホームページやGoogleなどの口コミサイトなどで、実績や評判を確認しましょう。施工事例やお客様の声などを参考に、信頼できる(できそうな)業者を選びましょう。
  • 見積もり内容を詳細に確認する
    見積もりには、工事費、出張費、材料費、高所作業費が含まれているか確認しましょう。
  • 追加料金の有無を確認する
    工事当日に追加料金が発生する可能性があるかどうかを確認しましょう。電波状況や立地によっては、本当に難しい工事も中にはあるので、万が一追加費用が発生した場合、無料キャンセルができるかも確認しましょう。
  • アフターフォローの有無を確認する
    工事後の保証期間や、故障時の対応など、アフターフォローの内容を確認しましょう。

これらの点に注意して業者選びを行うことで、悪徳業者に騙されるリスクを減らし、安心して工事を依頼することができます。

テレビアンテナ工事はどこに頼む?

テレビアンテナ工事を検討する際、どこに依頼するのが最適か迷う方は多いでしょう。依頼先によって費用、技術力、アフターフォローなどが異なります。ここでは、代表的な依頼先であるハウスメーカー、家電量販店、専門業者について、それぞれの特徴を比較検討し、最適な選択肢を見つけるための情報を提供します。

ハウスメーカー:安心感はあるが費用は高め

新築時にハウスメーカーにテレビアンテナ工事を依頼するメリットは、一貫した窓口で対応してもらえる安心感です。建築中から家のデザインに調和したアンテナを提案してもらったり、打ち合わせしたり、他の工事とまとめて依頼できる手軽さがあります。

メリット デメリット
安心感がある 費用が高め(中間マージンがありがち)
デザイン性の高いアンテナを選べる場合がある 下請け業者の技術力に左右される場合がある
他の工事とまとめて依頼できる 専門業者に比べて対応が遅い場合がある

ハウスメーカーは下請け業者に工事を委託することが多いため、中間マージンが発生し、費用が高くなる傾向があります。また、アンテナ工事の専門知識や技術力は、下請け業者によってばらつきがある点に注意が必要です。

家電量販店:手軽だが技術力に不安も

家電量販店は、食洗機、エアコンやその他家電とセットでアンテナ工事を依頼できるのが魅力です。ただし、お客様はアンテナ本体を卸値ではなく小売価格で買い、仲介業者も1から3社あり、下請け業者が利益を出すのが難しく、現地での見積もりがハウスメーカーやデベロッパーを経由するよりも割高となることがあります。同じ家電量販店でも値段が一定ではなく、下請け業社次第なところがあるので要注意です。工事代に対してポイントがつくのは大手家電量販店のメリットですがトータルで考えましょう。

メリット デメリット
手軽に依頼できる 下請け業社の技術力に不安が残る場合がある
アンテナ工事とその他家電をまとめて購入できる 繁忙期は工事まで時間がかかる場合がある
ポイントが付くなどの特典がある ポイントはつくが料金が高い場合がある

家電量販店も多くの場合、アンテナ工事を下請け業者に委託しています。そのため、担当する業者の技術力によっては、工事の品質にばらつきが出る可能性があります。また、専門業者に比べてアンテナに関する知識や経験が少ない場合もあり、最適なアンテナ選びや設置方法について十分なアドバイスを受けられないこともあります。

テレビアンテナ専門業者:技術力が高く、アフターフォローも充実

テレビアンテナ工事の専門業者は、アンテナ工事に関する高い技術力と豊富な経験を持っているのが最大のメリットです。電波状況の調査から最適なアンテナの選定、丁寧な設置工事、そしてアフターフォローまで、一貫して高品質なサービスを提供してくれます。

メリット デメリット
アンテナ設置に特化しているため技術力が高い 費用がやや高めの場合がある
売りたいアンテナではなく、最適なアンテナを選んでくれる 業者選びに手間がかかる
アフターフォローが充実している

専門業者は、電波状況や建物の構造、さらには将来的な周辺環境の変化などを考慮し、最適なアンテナの種類や設置場所を提案してくれます。また、工事後の保証やメンテナンスなどのアフターフォローも充実しているため、安心してテレビを楽しむことができます。ただし、専門業者によって技術力やサービス内容に差があるため、実績や評判などを比較検討することが重要です。

アンテナなしでテレビを見る方法とは?【工事は必要】

テレビを見るためにはアンテナが必要、というのは昔の話。現在では、アンテナを設置しなくてもテレビを視聴できる方法がいくつか存在します。アンテナ工事が不要なため、費用を抑えたい方や、景観を損ねたくない方におすすめです。

光回線やケーブルテレビの利用

アンテナなしでテレビを視聴する主な方法として、光回線を利用したフレッツテレビやひかりテレビ、ケーブルテレビへの加入が挙げられます。これらのサービスを利用することで、地上デジタル放送やBS/CS放送をアンテナなしで楽しむことができます。メリットはアンテナとは異なり、電柱から配線を引き込むので外観への影響が少ないことですが、デメリットは毎月のランニングコストで、10年後、20年後…とお金の計算をすると結構な金額になることです。

フレッツテレビやひかりテレビは、すでに光回線を契約している方にとっては工事は必要ですが、手軽な選択肢となります。フレッツテレビは割安ですが、光回線のランニングコストが高かったりするので、トータルコストで考えましょう。一方、ケーブルテレビは、地方チャンネルが一番充実している点が魅力です。

サービス 概要 メリット デメリット
フレッツテレビ/ひかりTV フレッツテレビとひかりテレビの2種類がある インターネットと同時に利用可能、多チャンネルサービスが豊富 光回線契約が必要、地域によっては利用できない場合がある。ランニングコストがかかる
ケーブルテレビ ケーブルテレビ局が提供するテレビ視聴サービス 地方チャンネルが充実。電波障害対策 ランニングコストがかかる。スカイツリーが誕生して以降、電波障害エリアが解消され、無料で保証していたエリアも有料化が推進されている

アンテナなしのメリット・デメリット

アンテナなしでテレビを視聴する方法には、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット

  • 景観を損ねない:アンテナを設置する必要がないため、家の外観にほとんど影響がない。
  • 工事費用を抑えられる:数年契約で工事費実質無料というのがスタンダードになっていますが、初期費用を抑えることができます。
  • 天候に左右されない:アンテナで受信する場合に比べて、天候に左右されにくいです。

デメリット

  • 月額料金が発生する:光回線やケーブルテレビの利用には、月額料金が発生します。
  • サービスエリアが限定される:地域によっては、利用できるサービスが限られる場合があります。
  • 解約手続きが必要:サービスを解約する際には、手続きが必要となります。解約期間の2から3ヶ月を除けば違約金が発生して解約しにくい。

アンテナなしでテレビを見る方法は、初期費用を抑え、建物の外観を全く変えたくない方にとって魅力的な選択肢となります。しかし、月額料金が発生することや、サービスエリアが限定される点には注意が必要です。何十年と住むかもしれないお家だからこそ、コスパに優れた方法で、ご自身の状況に合わせて、最適な方法を選びましょう。

テレビアンテナ工事の注意点

おしゃれなデザインアンテナやユニコーンアンテナ設置場所は主に外壁になります。メリットはおしゃれ、デメリットは外壁設置なら小さなビス穴は不可欠である点です。「なんとかビス穴を開けないで設置する方法はないか」というお問い合わせも少なくありません。しかし、これまで何万軒もの施工を見てきたあさひアンテナの専門スタッフからすると、外壁設置は一番強度があり、見栄えも良いことが多いのです。狭小住宅地の3階建ての屋根上に八木式アンテナを設置した場合、地上から見上げてもアンテナが見えなかったりするので、デザインアンテナやユニコーンアンテナよりもかえって目立たないことも。センスのある職人に出会えると良いですね。

デザインアンテナやユニコーンアンテナの設置

デザインアンテナを設置する場合、外観を損ねないように壁面に対してアンテナ本体がなるべく平行に、ピタッと張り付いてるように見えるのが一番美しいですが、電波塔の方向や立地によっては妥協しなくてはならないことも現場では多々あります。そこで、アンテナの角度で見栄えが気になる方には、ユニコーンアンテナはおすすめです。360度円柱形なので、デザインアンテナのように背面が見えることがありません。見た目の美しさと電波強度のバランスで提案してくれる専門業者に依頼するをおすすめします。

ちなみにデザインアンテナはDXアンテナ社の平面アンテナ(フラットアンテナ)です。サン電子はウェーブゲート、マスプロ電工はスカイウォーリーという名称で平面アンテナを販売しています。取り扱う業者が多いために、DXアンテナのデザインアンテナがメジャーとなり、平面アンテナの代名詞のようになっているのです。ユニコーンアンテナはマスプロ電工でしか製造していません。「ユニコーンアンテナのメーカーはどちらですか?」とお問い合わせをいただきますが、「マスプロ電工」です。

電波対策:ブースターの必要性

東京スカイツリーなどの電波塔が近い強電界エリアであっても、住宅密集地や高層ビルやマンションが乱立しているところでは、電波が弱いことがよくあります。そのため、テレビの電波を受信する際に、ブースター(電波増幅器)が必要になることがあります。ブースターは、電波が弱い地域や、アンテナからテレビまでの配線が長い場合、あるいは分配数(テレビ端子の数)が多い場合に有効です。専門業者に電波状況を測定してもらい、ブースターの必要性を判断してもらいましょう。

費用を抑えるための工夫

ハウスメーカーを通して依頼すると費用が高くなる傾向があります。費用を抑えるためには、中間マージンが発生しないようにアンテナ専門業者に直接依頼するのがおすすめです。アンテナ専門業者が、実際にはハウスメーカーの下請けを行っていることもあります。アンテナ専門業者は、アンテナ工事の専門知識や技術を持っており、大量仕入れで原価を抑えて比較的安価に提供することができます。直接取引きだからできる価格というものがあります。複数の業者から見積もりを取り、費用やサービス内容を比較検討しましょう。高ければ、立派な工事ができるというものではありませんが、安すぎるのも問題です。利益が出ないことをボランティアでもない業者が行うとは考えにくいと思いませんか?

対策 詳細
設置場所の選定 外観を損ねない最適な場所を専門業者に調査してもらう
ブースターの設置 電波状況を測定し、必要に応じて適切なブースターを選ぶ
業者選び 複数の専門業者から見積もりを取り、費用とサービスを比較検討する
アンテナ種類の選択 予算やデザインに合わせて最適なアンテナを選ぶ

テレビアンテナ工事の前に知っておくべきこと【Q&A】

Q1. 工事費用の内訳は?

テレビアンテナ工事の費用は、主に以下の要素で構成されています。

  • アンテナ本体の費用:アンテナの種類(八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナ、BS/CSアンテナなど)によって価格が異なります。BS/CSアンテナに関しては、耐風速仕様や本体のカラーがブラックものは割高です。原価が高いからです。
  • 基本工事費用:アンテナの設置、配線、設定など基本的な作業にかかる費用です。
  • 部材費用:アンテナを固定するための金具、同軸ケーブル、ブースター(電波増幅器)などの費用です。ブースターは、電波が弱い地域や、複数のテレビに電波を分配する場合に必要となります。
  • 出張費用:業者によっては、出張費用が発生する場合があります。
  • その他費用:高所作業費、特殊工事費などがかかる場合があります。アンテナはそもそも高所に取り付けるのに、高所作業費を別途必要とすることに違和感がありますが、急勾配で危険作業、作業が困難と判断した場合、発生する業者もあるようです。お問い合わせの段階で確認しておくと良いでしょう。

見積もりを取る際には、これらの内訳をしっかりと確認し、不明な点があれば業者に質問することが重要です。

Q2. 悪徳業者に騙されないためには?

悪徳業者に騙されないためには、以下の点に注意しましょう。

  • 複数の業者から見積もりを取る:複数の業者から見積もりを取り、費用やサービス内容を比較検討しましょう。
  • 見積もりの内訳を詳しく確認する:見積もりの内訳が明確で、不明な点がないか確認しましょう。専門店の多くの見積書は部材代と工事代がセットになっています。部材代は卸値で計算されますが
  • 実績や評判を確認する:業者のホームページやGoogleなどの口コミサイトで、実績や評判を確認しましょう。施工ブログで工事の丁寧さも確認しておくと良いでしょう。
  • 保証やアフターフォローについて確認する:工事後の保証やアフターフォローの内容を確認しましょう。
  • 契約を急かさない業者を選ぶ:契約を急かしたり、不当に高額な契約を結ぼうとする業者には注意しましょう。

もし脅迫的な業者だった場合は、消費者センターなどに相談することも検討しましょう。

Q3. DIYでアンテナ設置は可能?

DIYでアンテナを設置することは可能ですが、以下の点に注意が必要です。

  • 専門知識が必要:アンテナの種類、電波の受信方向、配線など、ある程度の専門知識が必要です。
  • 高所作業のリスク:屋根の上など高所での作業は、転落などの危険が伴います。安全対策をしっかりと行いましょう。アンテナ業社に依頼する大きなメリットの一つは危険作業を回避できる点にあります。
  • 工具や部材の準備:アンテナ設置に必要な工具や部材を自分で準備する必要があります。
  • 電波状況の確認:電波状況を正確に測定し、適切なアンテナを選ぶ必要があります。

DIYでの設置に不安がある場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。工具を何も持っていない人は、工具やハシゴまで買わなくてはならず、業者に依頼した方がかえって安いでしょう。

Q4. アンテナの寿命は?

アンテナの寿命は、設置場所や環境、アンテナの種類によって異なりますが、一般的には15年~20年程度と言われています。30年、40年前のアンテナの修理依頼もたまにありますが、なかなかの経年劣化具合です。テレビは問題なく映っていても錆びが垂れて屋根や外壁が汚れる前に交換しましょう。

  • 八木式アンテナ:そうそう故障するものでもありませんが、屋根上設置なら風雨にさらされやすく、経年劣化で支線(ステンレスワイヤー)が緩んでくることがあります。
  • デザインアンテナ:八木式アンテナに比べて耐久性が高く、寿命も長い傾向があります。耐風速50m/sを誇ります。
  • BS/CSアンテナ:円盤型のため地デジアンテナに比べると、風の抵抗を受けやすい傾向にあります。高台や海沿いなど強風エリアでは、耐風速仕様のBS/CSアンテナ(DXアンテナ社)を使用しましょう。

アンテナの寿命を長く保つためには、定期的なメンテナンスをする方はほとんどいないというのが実情です。高所にあるアンテナのメンテナンスを素人は行えないからです。受信レベルが低下してテレビの映りが悪くなったり、見た目に大きな劣化が見られるようになったら、アンテナ工事業者に相談しましょう。

まとめ|テレビアンテナ工事は状況に合わせて最適な時期と依頼先を選ぼう

この記事では、テレビアンテナ工事を行う最適な時期、費用相場、依頼先、工事の流れについて詳しく解説しました。新築への入居、引っ越し、アンテナの故障など、状況によって最適なタイミングは異なります。また、業者によって費用やサービス内容も異なるため、ご自身の状況に合わせて慎重に検討しましょう。

テレビアンテナ工事について、ご不明な点やご不安なことがございましたら、ぜひあさひアンテナにご相談ください。お客様の状況を丁寧にヒアリングし、最適なアンテナ工事プランをご提案いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。