地デジ用テレビアンテナ設置工事の費用相場は? 最適のアンテナ機種・工事の方法と業者選びで後悔しないための完全解説ガイド

2025年09月23日

「新築の家に引っ越したけど、アンテナ工事がまだだからテレビが見られない」
「地デジ放送と衛星放送、地方チャンネルでそれぞれ別にアンテナが必要なの?」
「アンテナとケーブルテレビ、光テレビ、インターネットテレビとはどう違う?」
「アンテナ工事っていくらかかるの? 悪質な業者に高額請求されたらどうしよう」
「調べると業者がたくさんあって、どこに頼めばいいのかまったくわからない」

ご新居を立てられた方が新生活の準備を進める際や、お住まいで突然アンテナのトラブルが起こってアンテナ工事が必要になったとき、以上のようなご不安を感じられる方は決して少なくはないでしょう。
特にアンテナや業者に関する専門知識がないと、その工事の費用は適正なのか、信頼できる業者なのか、一般の方がご判断になるのはたいへん難しいものです。

この記事では、そんな皆様のご不安を解消するために、地デジアンテナ工事について、機種別、またアンテナ設置以外に必要となる主な工事の費用相場から、信頼できる有料業者の選び方まで、2025年(令和7年)現在の最新データに基づき、専門外の方でも必要な情報が分かりやすいように徹底解説します。
この記事を最後までお読みいただければ、皆様は地デジアンテナ工事に関する基礎知識を一通りご理解できて、悪徳業者に騙されることなく、最新のアンテナ機種、施工方法を含めて、ご自宅の状況と予算に最適となるアンテナ工事を安心して依頼できるようになるでしょう。


地デジ放送の仕組みとアンテナ設置のポイントとは?

お住まいの条件に最適なアンテナ工事を行い、快適なテレビの視聴環境を整えるためには、まずアンテナで受信する「地デジ放送」の基本的な仕組み、電波の特性などを知っておくことが大切です。
地デジ放送とは「地上デジタル放送」の略です。地デジ放送以前の地上波テレビ放送であるアナログ放送では、テレビの映像信号を、そのまま電波の強弱に変換して送信していました。
2000年代初頭より、地上波テレビ放送、衛星放送(BS、CS)とも、このアナログ放送から、デジタル放送へと転換されました。
デジタル放送とは、テレビの映像信号を、まず「0」「1」のデジタル信号に変換し、この信号をさらに電波の波長に変換して送信する放送の形式です。
このデジタル化により、地上波テレビ放送では、従来より電波の周波数帯を削減しながら、より多くの情報を送信することが可能になりました。これにより映像の高画質(ハイビジョン)や高音質化、またデータ放送や双方向通信などの新機能が実現したのです。

現在の地デジ放送では、日本各地にあるテレビ電波塔(送信所、中継局)から発信されるテレビ電波をアンテナで受信し、デジタル放送対応のテレビ機器にて、デジタル信号を映像に変換することで視聴できるのです。
地デジ放送で使われる電波は「UHF(極超短波)」と呼ばれる種類の電波でも、470MHzから710MHzまでの周波数帯が使われています。したがって地デジ放送を受信する地デジアンテナは、この周波数帯に特化したUHFアンテナになります。
この地デジの周波数帯は波長の幅が40センチから60センチ程度で、電波塔の先端など高い位置から周囲に広がるようにして、一帯のアンテナに届いています。
そのため山やビルなどの障害物に遮られる半面、ある程度は障害物を乗り越えて広がる性質もあります。また発信元の電波塔から遠くなるほど電波レベル(電波強度)が低くなるほか、空間の気候もレベルに影響し、特に雨や雪などの悪天候では大きくレベルが低下します。

そのため、一般のお住まいに地デジアンテナを設置して、テレビの映りが悪いなどの問題ば生じない、安定した受信を実現するためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

まず、特定の電波塔の周辺で受信できる地デジ電波レベルは、おおむね電波塔からの距離と、山など地形による障害物の存在で、周辺エリアごとに変わってきます。
電波塔の周辺一帯は、到達する電波レベルの目安によって、強・中・弱の「電界地域」に分けられ、これが設置する地デジアンテナ機種や住宅内の設置位置を決める目安にもなっています。

電界地域の基準や分類は、使われる場所によってやや異なる場合もありますが、一般的には主に以下のような分類で使われています。

電界地域 電波の強さ 送信所からの距離(目安) 特徴
強電界地域 強い(80㏈以上) ~20km 地デジアンテナの種類、設置位置を選ばず、室内アンテナや屋内設置でも受信できる可能性がある。
中電界地域 普通(80㏈~60㏈) ~50km 一般的な性能のアンテナ(八木式、デザインなど)で安定した受信が可能。
弱電界地域 弱い(60㏈以下) 50km~ 高性能なアンテナの高所設置や、電波を増幅する「ブースター」が必要になる場合が多い。

※上記の電界地域の解説は一般的な目安です。特に送信所からの距離の目安は、送信される電波の出力によっても大きく変動し、上記は平均的な距離を示しています。

ただこの電界地域は、選ぶべきアンテナ機種や受信性能、設置方法の基準となる、受信レベルのおおよその目安でしかありません。各現場の実際の地デジ受信レベルは、周辺のビルなどの障害物や気候、天候などにも左右されます。また同じ住宅内でも、屋根の上と壁面などでは受信レベルが大きく異なる場合もあります。
基本的に地デジ電波は、一般的な住宅から見れば上空に当たる電波塔の先端から送られています。そのため地デジアンテナは、住宅内でも周辺の建物などに影響を受けにくい、屋根の上など高い位置に設置すると受信が安定しやすくなります。逆に壁面、ベランダなどの低い位置では、周辺環境の影響により受信レベルが低下することがあります。

また電界地域は、ある電波塔から見た受信レベルによる地域の分類になります。したがって特定の電波塔から見て弱電界地域にあたる地域が、近隣の他の電波塔の強・中電界地域である、というケースも起こり得ます。

地デジアンテナ設置には、他にも以下のような基本的なポイントがあります。

  • アンテナを近くの送信所(電波塔)の方向へと正確に向ける
  • できるだけ高い位置に設置して、障害物の影響を避ける
  • 気候や天候による電波レベルの変化を考慮して、余裕のある受信レベルを確保する

近年では、住宅の見た目を重視する、経年劣化を抑えるなどの狙いで、特にデザインアンテナを住宅の壁面、ベランダなどの低い位置に設置する施工も多くなっています。
ただその場合、適切な電界地域と、壁面から見て電波塔の方向に障害物の少ない環境であれば、問題なく受信レベルを確保できますが、電波塔の方向をビルや隣家などが妨げている場合には、受信レベルが確保できず、設置できないケースも多くなります。

このような地デジ受信の基礎知識を覚えておけば、この後のアンテナ選びや業者との打ち合わせをスムーズに進める上で非常に役立ちます。

まずはコレ!地デジアンテナ工事の費用相場【種類・状況別】

地デジアンテナ工事にかかる費用は、設置するアンテナの種類や設置位置、また新規設置か交換、修理かといった状況によって大きく異なります。
まずは、お客様がご検討されるアンテナ工事がどのくらいの費用感になるのか、工事費用の全体像を把握してください。

アンテナの種類別|新規設置・修理・交換の料金一覧

現在の主流となっている3種類の地デジアンテナ(八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナ)について、それぞれの機種、設置方法別に、工事費用の相場を以下の表にまとめました。
ご自宅の外観や電波状況、ご予算に合わせて最適なアンテナをお選びください。

アンテナの種類 設置場所 新規設置費用(円) 修理費用(円) 交換費用(円)
八木式アンテナ 屋根上 22,000~50,000 5,000~20,000 30,000~60,000
デザインアンテナ 壁面 27,000~60,000 5,000~20,000 38,000~70,000
デザインアンテナ 屋根裏 30,000~65,000 5,000~20,000 40,000~75,000
ユニコーンアンテナ 屋外 50,000~95,000 5,000~20,000 40,000~80,000

※上記はアンテナ工事業者に依頼した場合の、アンテナ本体と基本部材の料金をセットにした平均的な費用相場になります。

アンテナの交換費用については、上記の新規設置費用に加え、後述する「既設アンテナの撤去・処分費用」を合わせた価格になることが一般的です。

以下、各アンテナ機種や設置方法について、その特徴を簡単にご紹介します。

  • 八木式アンテナ:魚の骨のような形をして、主に屋根の上にマストで立てられる昔ながらのテレビアンテナです。本体の性能と設置位置から、他機種よりも受信性能が高くなるのが最大のメリットです。一方で昔ながらの形状が屋根の上で目立つため住宅の外観を損ねやすい、また天候などの影響を受けて経年劣化が進みやすいといったデメリットもあります。
  • デザインアンテナ:長方形の薄い箱型で、建物の外壁やベランダなどに貼り付けるようにして設置します。本体のカラーバリエーションも豊富なため、設置しても住宅の外観を損ねず、風雨などの影響にも強いのがメリットです。ただし、本体の性能や設置位置から、八木式アンテナに比べて受信感度が若干劣る場合があります。特に近隣に高層ビルがある現場や隣家が近い住宅密集地などでは電波が遮られるため、強・中電界地域でも設置できないケースもあります。
  • デザインアンテナ屋根裏設置:地デジ電波は金属やウレタンなどの一部素材を除けば、住宅の屋根や壁、窓などをある程度、通り抜けることができます。そのため現場の電波の強さや、住宅の建材、設置スペースなどの条件が整っていれば、地デジアンテナを住宅の屋根裏、または天井裏の空間に設置できることもあります。屋根裏などへの地デジアンテナ設置では、主に省スペースで受信面が広いデザインアンテナが使われます。なおアンテナ工事業者に屋根裏、天井裏へのデザインアンテナ設置を依頼する場合には、通常の屋外デザインアンテナ設置の工事費用に加えて、特殊工事の費用が加算されるケースもあります。
  • ユニコーンアンテナ:2025年現在の地デジアンテナ最新モデルで、八木式アンテナと同じく屋根の上に設置されるポール状のスタイリッシュなアンテナです。デザインアンテナとほぼ同等の外観性と自然環境への強さを備えながら、設置位置が高いため受信感度を確保しやすくなります。特に周辺環境の影響でデザインアンテナを設置できない現場に適しています。ただし八木式アンテナに比べると受信性能はやや及びません。また新しいモデルであるため、本体価格や設置工事費用は、他の地デジアンテナ機種よりも高くなる傾向があります。

BS/CSアンテナもセットで設置する場合の追加費用

衛星放送のBS放送、CS放送にて、映画やスポーツ、アニメ、時代劇、さらに4K8K放送など、より多くの専門チャンネルをご覧になりたい場合は、衛星放送用のBS/CSアンテナ(パラボラアンテナ)の設置もご検討ください。
衛星放送では、宇宙空間に位置する人工衛星から、日本全域に12GHz帯と呼ばれる電波を送信しており、放送の形式や電波の性質、方向とも地デジ放送とは異なるため、地デジアンテナとは別個の、円盤状のディッシュ(放物面反射器)をもつBS/CSアンテナが必要となります。

衛星放送の電波は、地上から見て東経110度(南西方向)上空に当たる人工衛星(静止衛星)から、日本全域に届いており、日本国内であればどこでも安定して受信できます。
一方でアンテナのディッシュを上下、左右とも正確に東経110度へ合わせる必要があるほか、ディッシュを向けた東経110度の方向にわずかな障害物でもあると、受信レベルが低下するといった性質もあるため、設置に当たって、地デジアンテナとはまた異なる注意が必要となります。

なおアンテナ工事業者に依頼する場合には、地デジアンテナ工事と同時にBS/CSアンテナ設置も依頼すると、出張費や高所作業費などが一度で済むほか、必要な作業や機材を抑えることができるため、別々に工事を頼む場合よりも、設置費用を抑えることができます。

以下、地デジアンテナと同時にBS/CSアンテナを設置する場合の、一般的な追加工事費用です。

工事内容 追加費用の目安(円)
BS/CSアンテナ(2K)の追加設置 +18,000~
4K8K対応BS/CSアンテナの追加設置 +18,000~

なお、2025年現在のBS/CSアンテナはすべて2K4K8K対応型になっているため、新規設置であれば、自動的に4K8K衛星放送も問題なくご視聴になれます。
ただ4K8K衛星放送がスタートする2018年(平成30年)以前より既設のBS/CSアンテナは、4K8K放送チャンネルの多くで使用される電波(左旋円偏波)に対応できない「2K対応型」であることが多くなります。
この場合、4K8K放送(左旋放送)を受信、視聴するためには、アンテナだけでなくブースターや分配器などの機器、配線部の同軸ケーブルなども4K8K対応(左旋・3224MHz対応)の機材に交換する必要があるため、注意が必要です。

地方局用アンテナの追加設置が必要なケースとは?

お住まいの地域(都府県)によっては、NHKや広域民放とは別に、その都府県内のみで放送される、独立放送局の「地方チャンネル(地方局、ローカル局)」が存在します。例えば「TOKYO MX(東京都)」や「サンテレビジョン(兵庫県)」などがこの地方チャンネルにあたります。
地方チャンネルそのものは、NHKや広域民放と同じ周波数帯を用いる地デジ放送であるため、NHK、広域民放用と同じ地デジアンテナで受信できます。
ただ一部の現場では、この地方チャンネルを受信するために、NHK、広域民放用とは別に、追加のアンテナが必要になる場合があります。

追加アンテナが必要になる主なケースは、NHKや広域民放を送信するメインの電波塔と、地方局を送る電波塔の方向が、現場から見て90度以上開いているなど、方向が大きく異なっている場合です。
上記した地デジアンテナ各機種は、機種による違いはあれ、特定の方向(アンテナ正面を中心にした一定の角度)からの電波を効率よく受信する設計になっている(指向性がある)ため、アンテナから見て電波塔の方向が違いすぎると、1基のアンテナでは両方の電波をうまくキャッチできなくなるのです。

このような場合には、NHK、広域民放用のメインの地デジアンテナとは別に、地方局の電波塔に向けた地方局用のアンテナがもう一基、必要となります。
地方局用アンテナの追加設置費用は、使用する機種や現場の条件によっても異なりますが、上記した地デジアンテナ各機種を、もう一基、追加設置する分の費用となります。
ただし、双方の電波塔の方向が異なる現場でも、ビルなどに反射して方向が変わった反射波、障害物を乗り越える際に広がった回折波などを利用して、1基の地デジアンテナで地方チャンネルを含むすべてのチャンネルを受信できる場合もあります。
そのため、最終的には専門業者による正確な電波調査で、地方チャンネル用のアンテナか必要かどうかを判断してもらうことが確実です。

また地デジ放送は、各チャンネルの受信レベルが大きく異なる場合も正常に映らない場合があります。
特に地方チャンネルなど、電波塔が違うチャンネルの場合はこの問題が生じやすいため、各チャンネルの電波レベルを平均化する調整機能(チルト)を持つブースターや、電波レベルの強いチャンネルを適度に減衰させるアッテネーターなどの利用で、各チャンネルのレベルを一定にする必要も出てきます。

要注意!基本工事費以外にかかる追加費用の内訳

アンテナ工事費を、必要なアンテナの設置費用だけで想定していたら、業者が提示した見積もり価格が思ったより高額だった」といった問題を避けるために、アンテナ設置の際、アンテナの基本取り付け工事費の外に発生しうる、各種の追加費用についても知っておくことが大切です。
ご自宅の状況によっては、以下の工事費用が別途、必要になる場合があります。

追加費用の項目 費用の目安(円) どのような場合に必要か
ブースター設置 20,000~25,000 電波が弱い地域、テレビを複数台設置する場合など
分配器の設置・交換 5,000~ 複数の部屋でテレビを見る場合
高所作業費 5,000~ 3階建ての建物など、特殊な足場が必要な場合
既存アンテナの撤去・処分費 5,000~ 古いアンテナが残っている場合
出張費 3,000~ 業者の営業エリア外など

信頼できる業者は、これらの追加費用が発生する可能性について、事前にきちんと説明してくれます。
見積もりの際に、どのような場合に追加料金がかかるのかを必ず確認しましょう。
また見積もりに際しての電波調査、現地調査で、あらかじめアンテナ以外にも必要となる機材、工事をすべて想定して見積もり料金に織り込み、原則として見積もり後に、見積もりになかった費用は加算しないという姿勢を取っている業者もあります。このような業者であれば信頼性が高くなります。

アンテナ設置だけじゃない!地デジを視聴する3つの方法を徹底比較

お住まいにて地デジ放送を視聴する方法は、地デジアンテナを設置する以外にもいくつかの選択肢があります。
地デジアンテナ設置と比較してのそれぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身のライフスタイルやご予算にもっとも適した方法を選んでください。

【比較表】アンテナ・ケーブルテレビ・光テレビのメリット・デメリット

以下、地デジアンテナ、ケーブルテレビ、光テレビの3つのテレビ(地デジチャンネル)視聴方法について、主な特徴を比較しました。

比較項目 地デジアンテナ ケーブルテレビ 光テレビ
初期費用 約30,000~70,000円 0円~(キャンペーンによる) 約10,000~30,000円
月額料金 0円 約5,000円~ 約4,000円~
メリット ・一度設置すれば月額料金がかからない
・長期的に見てもっともコストが安い
・アンテナ不要で外観がスッキリ
・専門チャンネルが豊富
・ネットや電話とセットでお得になる
・アンテナ不要で天候の影響を受けない
・映像や音声が安定している
・ネット回線を利用するため高速通信が可能
デメリット ・初期費用がかかる
・悪天候時に映像が乱れることがある
・外観を損ねる可能性がある
・継続的に月額料金がかかる
・ネット回線が遅い場合がある
・提供エリアが限られる
・光回線の契約が必須
・継続的に月額料金がかかる
・提供エリアが限られる
おすすめな人 ・長期的なコストを抑えたい方
・持ち家にお住まいの方
・多くの専門チャンネルを楽しみたい方
・アンテナを設置したくない方
・高画質で安定した映像を求める方
・インターネットも光回線を利用したい方

※上記は主な特徴となります。

マイホームにお住まいの方であれば、長期的な視点で見ると、月額料金のかからないアンテナ設置がもっとも経済的です。
一方で、長年にわたって生活する予定のないお住まいで多彩なチャンネルを楽しみたい方や、建物の外観を重視する方、気候が厳しくアンテナトラブルが想定されるエリアなどでは、ケーブルテレビや光テレビも有力な選択肢となるでしょう。

地デジアンテナ工事はどこに頼む?依頼先4タイプの料金と特徴を比較

現在、テレビアンテナの設置や修理などの工事を依頼できる業者には、いくつかのタイプ(業種)があります。
どの業種に工事を頼むかによって、実際の料金や施工品質、サービス内容、専門性が大きく変わってきますので、それぞれの特徴をしっかり比較検討してください。

以下、主なアンテナ工事依頼先の特徴を、簡単に比較する形でまとめました。

依頼先 費用相場 専門性 スピード 保証
アンテナ専門業者 ◎ 安い ◎ 高い ◎ 早い ◎ 手厚い
家電量販店 △ やや高い 〇(下請け次第) △ 時間がかかる 〇(店舗による)
ハウスメーカー × 高い △(下請け次第) △ 時間がかかる 〇(会社による)
町の電気店 △ やや高い 〇(店舗による) 〇 比較的早い △ 短い/ない場合も

結論から申し上げると、費用、専門性、スピード、保証のすべての面でバランスが取れているアンテナ工事専門業者へとご依頼になることがもっともおすすめです。

【結論としておすすめ】アンテナ工事専門業者

アンテナ工事の専門業者は、その名の通りアンテナ工事を専門に扱っているため、アンテナ工事に関する最新情報を常に更新し続けています。したがって専門知識や経験が豊富で、技術力が高いのが最大の強みです。

その特徴は、主に以下の通りです。

  • 工事料金が安い:多くのアンテナ工事業者は、下請け業者を使わずすべて自社で施工するため、余計な中間マージンが発生せず、工事のコストを抑えることができます。またアンテナなど必要な機材もメーカーから直接、大量に一括仕入れすることで、スケールメリットによる大幅値引きを実現、高品質な機材込みの工事を低価格で提供しています。
  • 専門性が高い:アンテナ工事のプロとして、研修を受けた自社スタッフのアンテナ工事職人が、最新のアンテナ情報や地域の電波状況に精通しており、お住まいの電波状況やお客様のご要望に応じた最適な提案をしてくれます。
  • 対応が早い:自社スタッフが直接、対応するため、お問い合わせから工事までがスムーズです。お問い合わせから即日工事に対応可能な業者も多く存在します。
  • 保証が手厚い:自社の技術力に高い自信をもっているため、工事後、おおむね5年以上の長期保証を提供している業者がほとんどになります。

一方で注意点としては、業者の数が多いため、中には施工やサービスの品質がそれほどではない、さらには低品質な施工で高額の費用を請求する悪質な業者も存在するため、お客様ご自身で有料な業者をお選びになる必要がある、という点が挙げられます。

家電量販店・ホームセンター

お住まいの近隣にある、ヤマダ電機やジョーシン、ケーズデンキ、またカインズホームといった身近な店舗でも、アンテナ本体購入と同時に工事を依頼できます。これらの店舗は、なんといっても手軽さが魅力です。

以下、家電量販店やホームセンターのアンテナ工事について、メリット・デメリットを解説します、

  • メリット:普段利用している店舗なので安心感がある、買い物ついでに相談できる、アンテナ商品に関しては店舗独自のポイントが貯まる・使える、などの点が挙げられます。
  • デメリット:実際の工事は下請け業者が行うため、料金が割高になる傾向があります。また、下請け業者はアンテナ専門ではない、電気工事全般の業者であり、実際にどんな業者が来るかわからないため、技術力にばらつきが出る可能性があります。他にも即日工事が難しく、エアコン工事の繁忙期などにはアンテナ工事が遅れることがある。工事をキャンセルした場合も、出張料やキャンセル料などが発生することもある、などの点も注意が必要です。

ハウスメーカー・工務店

新築戸建てを建てる際、施工を担当するハウスメーカーや工務店などに、住宅の契約と合わせてアンテナ工事も依頼できる場合があります。この場合は手間が省ける点が魅力と言えます。

以下、ハウスメーカー、工務店などのアンテナ工事についてのメリット・デメリットを解説します。

  • メリット:マイホームを新築する場合であれば、業者を探す手間が省ける、住宅ローンに工事費を組み込めるケースがあるなどの点です。
  • デメリット:家電量販店と同様に下請け業者が施工するため、料金は他業種と比べても高くなる傾向があります。また、やはり担当する業者の施工技術が安定しない場合がある。アンテナの種類を選べないこともありなど、提案の自由度が低いケースも考えられます。

町の電気店

地域に根差した昔ながらの電気屋さんです。このような店舗は、対応する顧客を近隣エリアに絞ることで、まるで近所付き合いのように、お住まいの電気関係全般についてきめ細かな対応ができることが大きな魅力です。上記した家電量販店などの下請け業者も、このような店舗であることが多くなります。

以下、町の電気店のアンテナ工事に関する、メリット・デメリットを解説します。

  • メリット:近隣の顔なじみであれば気軽に相談でき、アンテナ工事以外にも、お住まいの電気関係について、きめ細やかな対応が期待できます。
  • デメリット:やはりアンテナ工事が専門ではないため、最新の技術や機材に対応できない場合があります。また、料金体系が店舗によって違う上に不明確である、工事後の保証制度がない、さらには店主の高齢化や後継者不足で廃業してしまい、相談先がなくなるといったリスクも考えられます。

もう騙されない!信頼できる優良アンテナ工事業者を見抜く4つのチェックリスト

前述の通り、アンテナ工事にはやはりプロのアンテナ工事業者がオススメです。一方で専門業者の中にも、残念ながら不必要な工事、機材を加算して高額な請求をしたり、ずさんな工事をしたりする、悪質な業者も存在します。
ここでは、そんな悪徳業者を避けて、安心して任せられる優良業者を見抜くための4つのチェックポイントをご紹介します。

ポイント1:見積もりの内訳が明確で分かりやすいか

優良業者の見積もりは、一般のどなたが見ても分かりやすいように詳細な内訳が記載されています。
逆に、「工事費一式」のように曖昧な記載しかない場合は注意が必要です。

以下、良い見積もり、悪い見積もりの一例を挙げます。

良い見積もりの例 悪い見積もりの例
・アンテナ本体(UHFデザイン):〇〇円
・取り付け金具:〇〇円
・ブースター(UHF/BSCS):〇〇円
・基本工事費:〇〇円
・高所作業費:〇〇円
合計:〇〇円
・アンテナ工事費一式:〇〇円

業者から見積もりを取る際は、以下の点が明記されているか必ず確認してください。

  • 使用するアンテナや部材のメーカー、型番
  • 工事内容ごとの単価
  • どのような場合に追加料金が発生するかの説明

その他にも、工事や見積りの内容でご不明点、疑問点などがあれば、遠慮なく業者スタッフに質問してください。
お客様からのご質問に、ご納得いただけるまで、わかりやすく丁寧に答えてくれるかどうかも、優良な業者かどうかを見抜くための重要なポイントとなります。

ポイント2:現地の電波調査をしっかり行ってくれるか

プロのアンテナ工事業者は、対応エリアの細かな電波状況に詳しいことはもちろん、契約前に必ず専用の測定器(レベルチェッカー)を使って、現地で精密な電波状況を調査します。
この調査結果をもとに、現場の条件で最適なアンテナの種類や設置場所を、具体的に提案してくれる業者は信頼できます。

逆に、ろくに調査もせず「一番高いアンテナじゃないと映りませんよ」などと不安を煽ってくる業者は要注意です。
多くの優良業者は、見積もりと合わせた現地調査を無料で行っていますので、その点をご確認ください。

ポイント3:長期保証とアフターサポートは充実しているか

テレビアンテナは屋外に設置されるため、長年の仕様に連れて、経年劣化や台風や大雪などの影響で故障、不具合が発生する可能性もあります。
万が一のアンテナトラブルに備え、長期的な保証やアフターサポートが充実している業者を選んでください。以下、業者の保証に関して注意すべきポイントです。

確認すべき保証内容 チェックポイント
保証期間 最低でも5年、できれば8年以上の長期保証があるか?
保証の対象 施工不良だけでなく、機器の故障や自然災害(風災など)も対象か?
連絡体制 トラブル時にすぐ連絡が取れるか?(24時間365日対応が理想)

技術力に自信がある業者ほど、アンテナトラブルが生じるリスク(自社負担で復旧対応しなければならないリスク)が低いとの確信から、手厚い長期保証を提供している傾向があります。

ポイント4:施工実績が豊富で口コミ評価は高いか

業者の技術力や信頼性を判断する上で、過去の施工実績や第三者からの評価は重要な手がかりになります。ただ個々の評価はユーザーの主観も混じるため、個別の意見に惑わされるのではなく、全体の傾向あらご判断されることが大切です。

以下、ネット上で確認できる主なポイントになります。

  • 公式サイトの施工実績:その業者が、どのようなアンテナ工事をどのくらいの件数、行っているか確認してください。ブログなどで、詳しい解説や写真も掲載した詳細な事例が数多く掲載されていれば、より信頼できます。
  • 口コミサイトやGoogleマップの評価:実際にサービスを利用した人のリアルな声を確認してください。良い評価だけでなく、悪い評価の内容と、その意見に対する業者側の対応もチェックすることが大切です。

【独自情報】年間実績6,000件超!「あさひアンテナ」が選ばれる理由

上記でご紹介した「優良業者を見極めるための4つのチェックポイント」をすべて高い水準で満たしているのが、アンテナ工事のプロフェッショナル集団である、当「あさひアンテナ」です。
なぜ弊社が多くのお客様に選んでいただけるのか、本項目では、その理由をご紹介します。

地域密着だからできる迅速対応と最適なアンテナ提案

当あさひアンテナは、関東・関西エリアに特化した地域密着型の専門業者です。
年間6,000件以上という豊富な施工実績により、対応エリアのテレビ電波特性を熟知しています。
そのため、お客様のご自宅の状況に合わせた最適なアンテナ設置をご提案することが可能です。

アンテナ工事にあたっての、事前の電波調査、お見積もりに関しては、出張料、キャンセル料などをふくめた「完全無料」で実施しております。
弊社ではお住まいのさまざまな位置で綿密な電波調査を実施し、お住まいで可能なアンテナ工事をすべて想定します。その上で、お客様のご要望に最適なアンテナ機種、設置位置などの工事を、業界最安に挑むお見積もり価格でご提案します。

またアンテナ設置工事に限らず、アンテナトラブルなどで「テレビが映らなくて困っている」というお客様の悩みにも早急にお応えするため、お問い合わせから最短3時間で現場に駆けつける迅速な対応力も強みといえます。

業界最長クラス!安心の「10年保証」で工事後も万全サポート

弊社では、もちろんすべての施工を、自社スタッフのアンテナ職人による「完全自社施工」で実施しており、経験豊富なアンテナ職人による、細かな部分も丁寧かつ高品質な工事をご提供しております。
したがって、自社の施工技術に絶対の自信を持っていることから、業界でもトップクラスとなる安心の、施工完了日からの「10年保証」をご提供しています。
この保証には、施工上の不備はもちろん機器の不具合も含まれており、万が一のトラブルが発生した際も無償で迅速に対応いたします。

弊社では、アンテナを設置して終わりではなく、お客様が長期にわたって安心してテレビをご視聴になれる環境を維持すべく、責任を持ってサポートいたします。

問い合わせから工事完了まで!アンテナ工事の一般的な流れ

ここまでアンテナ工事について詳細をご説明してまいりましたが、やはり多くのお客様にとって、実際の工事の流れについては、よくおわかりにならないことも多いかと思われます。
特に「工事当日はどんなことをするの?」「時間はどのくらいかかる?」といったご不安を解消するために、ここでは、一般的なアンテナ工事について、ご依頼から完了までの流れを解説します。

  1. お問い合わせ・無料相談
    業者が用意するフリーダイヤルへのお電話や、ウェブサイトのメールフォームなどから、業者に対して現在の状況や要望を伝えます。この段階で、概算の費用や訪問の日時を調整します。業者によってはご連絡当日の対応も可能です。
  2. 現地調査・正式な見積もり提示
    調査の当日、専門スタッフがお住まいを訪問し、現場の電波状況や建物の構造を調査します。調査結果に基づいて、最適な工事プランと正式な見積もり金額が提示されます。
  3. 契約・工事
    お客様が業者の見積もり内容に納得できれば契約となり、そのまま即日で工事を開始することがほとんどです。もちろんお客様のご都合によっては、後日、工事費を設定することも可能です。工事の所要時間は、アンテナ1基など比較的、簡単な設置工事であれば1時間から2時間程度が目安です。複数基のアンテナ設置や機材などの設置が多い場合も、長くても3時間弱程度で工事は完了します。
  4. 受信確認・チャンネル設定
    工事の完了後、お住まい内のテレビですべてのチャンネルが問題なく映るかをお客様と一緒に確認します。必要であれば、テレビのチャンネル設定なども行います。
  5. お支払い
    すべての作業が完了し、問題がないことを確認できれば、工事料金を支払います。現金でのお支払いのほか、クレジットカードなどに対応している業者も多くなります。あさひアンテナでも、各種クレジットカード、電子マネーにご対応しています。

「自分でできる?」地デジアンテナのDIY設置をおすすめしない3つの理由

アンテナ工事の費用を節約するために「自分でテレビアンテナを設置できないか?」と考える方もいるかもしれません。
しかし、結論から言うと、アンテナ工事のDIYは決しておすすめできません。
それには、主に以下、3つの大きな理由があります。

  1. 高所作業による転落事故のリスク
    アンテナは主に屋根の上や壁面の高い位置に設置します。慣れない高所での作業は非常に危険で、毎年、転落による重大な事故が発生しています。一般の方では、ヘルメットや安全帯などの装備、および使用に関する知識が不十分なことも多く、よりリスクが向上します。
    アンテナ工事の専門業者でも、高所作業については、安全に関する講習を受け、装備も完全に整えた上で、少なくとも二人体制で作業を進めることで、万が一の事故にも備えています。
  2. 専門知識がないと、結局テレビが映らない
    アンテナ設置には、テレビ電波の知識が不可欠です。適切なアンテナを選び、プロ仕様の測定器などをりようして、アンテナを適切な方向へと調整しなければ、すべてのチャンネルで安定した受信はできません。DIY設置では、時間をかけて設置したのに、一部のチャンネル、もしくはすべてのチャンネルがまったく映らないという結果にもなりかねません。
  3. 必要な工具や部材を揃えると、かえって高くつく
    アンテナ本体だけでなく、固定金具、ケーブル、専用の測定器、さらにはヘルメットその他の安全具など、必要なものを一からすべて揃えると、業者に依頼する費用と変わらなくなってしまうことも少なくありません。

例えばBS/CSアンテナを、安全に作業を行えるベランダや窓の外の手すりに設置し、一部屋のみで衛星放送を視聴するような工事であれば、DIYでの取り付けが不可能ではない場合もあります。
ただ、お住まいのすべての部屋で、安全で確実なテレビ視聴環境を確立するためには、ブースターなど現場に応じた機器の設置も必要となるため、必ずプロの専門業者までアンテナ工事をご依頼になってください。

地デジアンテナ工事に関するよくある質問(Q&A)

Q1. テレビブースターは絶対に必要ですか?

A1. 必ずしもすべての現場で必要ではありません。しかし、地デジ電波が弱い地域(弱電界地域)や、ご自宅で3台以上のテレビを視聴する場合には、電波を増幅するためにほとんどの場合、ブースターの設置が推奨されます。お住まいで必要かどうかは、専門業者の電波調査により判断してもらうことが、もっとも確実です。

Q2. 4K/8K放送を見るには特別なアンテナが必要ですか?

A2. はい、前述の通り、衛星放送で4K/8Kチャンネルを視聴するには、従来の衛星放送用の電波である「右旋円偏波」から、4K8Kチャンネルのために追加された「左旋円偏波」も受信できる「2K4K8K(右旋・左旋)対応」のBS/CSアンテナが必要です。
現在のBS/CSアンテナはすべてこの2K4K8K対応型ですが、衛星放送の電波は、BS/CSアンテナで受信された後、ケーブルで安定して送信するため、MHz帯の周波数帯に変換されます。この際、右旋の電波1032MHzから2072MHzに変換されるのに対し、追加された左旋の電波はやや周波数帯の高い2224MHzから3224MHzに変換されます。
そのため、4K8K放送(左旋放送)をご視聴になるためには、2K4K8K対応のBS/CSアンテナだけでなく、アンテナからテレビまでの間のブースター、分配器、ケーブル、壁のテレビ端子なども、すべて4K8K対応(3224MHz対応)の品に交換する必要があるのです。
お住まいのBS/CSアンテナや配線部の機器が4K8K放送に対応できるかどうかは、やはりアンテナ工事の専門業者までチェックをご依頼になることが確実です。

Q3. 台風でアンテナが壊れた場合、火災保険は使えますか?

A3. ご加入の火災保険の契約内容によりますが、保険に「風災補償」などが付帯していれば、台風などの自然災害(自信を除く)や突発的な事故によるアンテナの損害、端折んが補償の対象となる可能性があります。まずは、ご自身の保険証券をご確認になるか、保険会社に問い合わせてみてください。
またあさひアンテナをはじめ、一部のアンテナ工事業者では、災害によるアンテナトラブルの復旧と同時に、火災保険への対応も行っていることがあります。
あさひアンテナの例を挙げると、アンテナの修理と同時に、修理前後の現場写真や修理報告書など、保険会社に送る必要のある書類をすべて用意します。
またお客様による保険申請書類の作成、保険会社との交渉についても、保険専門のスタッフが万全のサポートを行います。
アンテナ修理に火災保険を申請される際には、まずはこのような業者へと、アンテナ修理と保険についてのご相談をされることがおすすめです。

Q4. 工事には立ち会いが必要ですか?

A4. はい、基本的には必要です。アンテナ工事は屋外での作業がメインですが、工事当日、施工前の最終的なご説明や、工事中に何か問題が生じた場合のご相談、また最終的な受信の確認を宅内のテレビで行うため、工事の開始時から完了時まで、必ず立ち会いをお願いします。
また、見積もり内容の確認や支払いのためにも、ご在宅いただく必要があります。
ただお客様は、工事のすべてをご確認になる必要はなく、必要がある場面以外は、お住まいの中で待機していただいてもかまいません。
工事時間がやや長くなる場合などは、担当の作業スタッフに携帯電話などの連絡先をお伝えになり、作業完了時刻までにご帰宅になるのであれば、外出が可能になるケースもあるので、詳しくは担当の業者までお問い合わせください。

まとめ:正しい知識で最適なアンテナ工事を選び、快適なテレビライフを!

戸建て住宅のおける地デジアンテナ工事は、総額では数万円から、BS/CSアンテナやその他機材を設置する場合には10万円を超えることもあるなど、決して安い買い物ではありません。
またアンテナは設置から10年以上にわたって使い続ける機器でもあるため、設置時点で現場の条件に最適のアンテナ工事を、確かな施工技術で行うことが重要になります。
だからこそ、まずはお客様がアンテナ工事に関する正しい知識を身につけて、信頼できる業者へとご依頼になることが何よりも大切です。

この記事で解説した重要なポイントを、最後にもう一度おさらいします。

  • 費用相場はアンテナの種類や工事内容によって大きく変わるため、まずは全体像を把握する。
  • 依頼先は、費用・技術力・保証のバランスが良い「アンテナ工事専門業者」がもっともおすすめ。
  • 業者選びでは「詳細な見積もり」「丁寧な電波調査」「長期保証」「豊富な実績」の4点を必ずチェックする。
  • DIYでの設置は非常に危険。安全で確実なプロに任せるのが一番の近道。

本記事の情報で、お客様のアンテナ工事に関するご不安は解消されたでしょうか。
快適なテレビライフの第一歩は、信頼できるパートナー(業者)を見つけることからはじまります。
まずは、いくつかの専門業者に無料の見積もりをご依頼になり、対応や提案内容を比較してみること(相見積もり)をおすすめいたします。

もしお客様が関西・関東エリアにお住まいであれば、当あさひアンテナもぜひ相見積もりの一社にお加えください。
弊社では本文でもご説明した通り、国内一流メーカー製のアンテナ本体や基本部材、ケーブルなどをセットにして、施工品質も業界最高クラスの各種アンテナ工事を、ブースターなど必要な追加工事も含めて、業界最安に挑むお見積もり価格でご提案いたします。
もし相見積もりにて、他業者が弊社よりも安いお見積もりを出した場合は、その見積書をメールなどで弊社にお送りください。弊社側で使用機材、施工品質はまったく落とさないまま、よりお安い価格に再見積もりいたします。

もちろん弊社ではアンテナ設置だけでなく、アンテナの修理、交換など、あらゆるアンテナ工事にご対応いたします。アンテナ工事で何かお困りのことがありましたら、まずは当あさひアンテナのフリーダイヤル、本サイトのメールフォーム、弊社LINEアカウントまで、どのうようなことでもお気軽にお問い合わせください。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。