地デジ・衛星放送用アンテナの種類は? その特徴と工事の方法を一覧で比較&解説!最適なテレビアンテナの選び方・完全ガイド
「新築でマイホームを建てたけど、テレビアンテナはどうすればいいんだろう?」
「地デジの他に、衛星放送やBS放送、CS放送、4K8K放送などいろいろあるけど、それぞれどんなアンテナが必要なのか?」
「最近テレビの映りが悪くアンテナを交換したいけど、種類が多すぎてどれがいいか分からない」
「デザインアンテナは見た目がよくて魅力的だけど、自宅できちんと受信できるか不安」
マイホームの購入やテレビ受信の不調、またご自宅のアンテナの老朽化や破損などをきっかけに、アンテナや取り付けについて調べ始めたものの、専門用語が多くて戸惑ってはいませんか。
アンテナについてよく知らない方には、昔から住宅の屋根によく見かける「魚の骨のようなテレビアンテナ」以外にも、薄い箱型のものやポール状のもの、大きな皿のようなパラボラアンテナなど、さまざまな種類があることに驚いた方も多いかもしれません。
お住まいに適したテレビアンテナ選びは、ご自宅の電波状況や予算など、風雨や雪、潮風など自然環境への耐久性、またアンテナを設置した美観など、さまざまな要素を考慮する必要があります。そのため、お客様にアンテナに関する正しい知識がないと、最適な製品、設置方法を選ぶことは困難になります。
この選択を誤ると「せっかくアンテナを設置したのに映りが悪い」「新築物件の外観を損ねてしまった」「風雨や雪の影響でアンテナが故障してしまった」などの後悔に繋がるリスクもあります。
しかし、どうかご安心ください。
この記事を最後までお読みいただければ、ご自宅に設置できるテレビアンテナについて、皆様のご不明点、疑問や不安などは、すべて解消されることでしょう。
本記事では、主に以下の点についてご紹介いたします。
- 今日の地デジ・BS/CSアンテナすべての種類の特徴とその違いを解説。
- ご自宅の状況やご要望に合わせた最適なアンテナ機種、設置方法の選び方。
- アンテナ種類ごとのメリット・デメリットと取り付けの費用相場。
- 信頼できるアンテナ工事の専門業者の見つけ方。
これらの情報を、専門外の方でもわかりやすいように、図や表を交えて徹底的に解説いたします。
この記事は、皆様がお住まいにもっとも適したアンテナ選びを実現して、快適なテレビライフを送るための確実な一助となることでしょう。
まず知っておきたい!テレビアンテナの基本と放送波による違い
本格的なアンテナの種類の解説に入る前に、まずはテレビアンテナの基本的な役割と、放送の種類による違いを理解しておきましょう。
テレビアンテナの役割は、テレビ局から、電波塔や人工衛星を通じて送られてくる「電波」という目に見えないエネルギーの波を受け取る「キャッチャー」のようなものです。
現在のテレビの電波は、地上デジタル放送(地デジ)、衛星放送とも、デジタル化された映像信号を、電波の波長に変換して広範囲に送信しています。
この電波をアンテナで受け止めて、ケーブルで屋内のテレビやレコーダーなどの受信機器に送り、機器に内蔵されたチューナーで映像信号を映像や音声に変換して、テレビ放送として映し出しているのです。
そして、テレビ放送の種類や形式によって、それぞれ最適な周波数帯の電波を使用しているため、視聴したいテレビ放送によって、使うべきテレビアンテナの種類が異なってきます。
以下は、現在の日本のテレビ放送の違いに合わせた、もっとも大きなテレビアンテナの分類です。
放送の種類 | 主なチャンネル | 必要なアンテナの種類 | 特徴 |
---|---|---|---|
地上デジタル放送(地デジ) | NHK、日本テレビ、フジテレビなどの民放各局 | 地デジアンテナ(UHFアンテナ) | 各地域にある電波塔から電波を受信する、最も一般的なテレビ放送です。 |
衛星放送(BS/CS) | WOWOW、スカパー!、スターチャンネルなど | BS/CSアンテナ(パラボラアンテナ) | 宇宙にある放送衛星からの電波を受信する、専門チャンネルが豊富な放送です。 |
基本的に、ご家庭で地デジ放送を見るには「地デジアンテナ」の機種。衛星放送であるBS放送、CS放送を見るには、パラボラアンテナの「BS/CSアンテナ」がそれぞれ必要になります。
まずは、ご自身がどの放送を視聴したいのかを明確にすることが、テレビアンテナ選びの第一歩です。
以下、地デジとBS/CS、それぞれのアンテナについて、概要を解説してゆきます。
① 地上デジタル放送(地デジ)用アンテナ
地上デジタル放送(地デジ放送)は、NHKや民放各局などのチャンネルがあり、自宅にアンテナを設置する、またはフルセグ・ワンセグ受信器を使うだけで、日本では(NHK受信料を除き)不特定多数の誰でも無料で視聴できる、私たちが普段もっとも目にすることが多いテレビ放送です。
この地デジ放送を見るためには「地デジアンテナ(UHFアンテナ)」が必要になります。地デジアンテナは、現在ではさまざまな形状や受信性能の機種が市販されています。
地デジ放送は、東京スカイツリーをはじめ、日本国内の各地域に設置された地デジの電波塔から送信されています。地デジ放送ではUHF(極超短波)でも、周波数帯は470MHzから710MHzまでで、波長の幅は、約40センチから60センチ程度の電波が使われています。
この地デジ電波は、それこそスカイツリーの頂上などから、周辺の幅広いエリアへと送信されています。UHFの地デジ電波は、波長の幅からある程度、広がりやすい音のような性質があります。
また、送信された地デジ電波には、
「電波塔からの距離が離れるほど、減衰で電波レベル(電波の強さ)が弱まっていく」
「山や建物などに電波が遮られても、音のように乗り越えて広がる性質もあるが、高層ビルのすぐ近くや家と家の間の隙間などには地デジ電波が届きにくいこともある」
「年間の気候によって電波レベルに多少の変動が起こる他、雨や雪などの悪天候では電波レベルが大きく下がることもある」
などの特長があります。地デジアンテナは、この電波塔から送られてくるUHFの地デジ電波をキャッチする役割を担います。
そのため、基本的には戸建て住宅のテレビアンテナは、屋根の上など障害物に影響されにくい高い位置に設置するほど、受信感度が安定しやすくなります。また地デジアンテナには、アンテナの正面側でのみ受信性能が高まる性質(指向性)があるため、正面を電波塔の方向へと正確に向けることが重要です。
また地デジアンテナでの受信には、アンテナの性能を示す「素子数(素子数相当)」や、電波塔からの距離などからお住まいの地域で受信できる地デジ電波レベルを示す「電界地域」によって、受信の安定性が変わってきます。
これらの専門用語やポイントについても、後ほど詳しく解説いたしますのでご安心ください。
なお、地上波テレビ放送が地デジ化(デジタル放送化)される以前のアナログ放送時代は、主要な電波としてVHF(超短波)。そして一部の主要な都府県に存在して、その地域でのみ視聴できる、東京MX(東京都)、テレビ埼玉(埼玉県)、サンテレビジョン(兵庫県と大阪府の多く)などの地方チャンネルでは、UHFでも現在の地デジ放送の周波数帯と重なり、やや広い周波数帯が使われていました。
そのためアナログ放送時代の主要電波に使われていた「VHFアンテナ」では、現在の地デジ放送は受信できませんが、アナログ放送の地方チャンネル用であった「UHFアンテナ」は、地デジアンテナとほぼ同じ構造のため、当時のアンテナがそのまま地デジ用UHFアンテナとして使われているケースもあります。
ただ、アナログ放送時代のUHFアンテナは、地デジのUHFアンテナより対応する周波数帯が広い分、余計な電波を拾ってしまうことによる電波障害の危険性や、2025年現在では大変な老朽化による倒壊などのトラブルも考えられるため、現在の地デジアンテナへの早急な交換がオススメになります。
② 衛星放送(BS放送、CS放送)用アンテナ
「地デジ放送では観られない番組や、もっとたくさんの専門チャンネルを楽しみたい」「映画やスポーツ中継を思う存分見たい」という方には、衛星放送(BS放送、CS放送)がおすすめです。
衛星放送は、宇宙に浮かぶ放送衛星から直接、地上まで電波が送られてきます。地デジ放送とは電波の方向、種類とも異なるため、受信、視聴するには地デジアンテナとは別に、お皿のような形をしたディッシュ部を持つ「パラボラアンテナ」を設置する必要があります。
衛星放送に使用される人工衛星は、地球の赤道軌道上を周回するため、地上からは空の同じ位置に止まって見える「静止衛星」です。その静止衛星から、地デジ電波よりはるかに周波数帯が高い、マイクロ波・センチメートル波(SHF)でも、周波数帯が12GHz前後の電波(12GHz帯)を送信しています。
この12GHz帯の電波は波長の幅が25ミリ程度と広く、光のように直進性が高い性質があり、長距離を送信される衛星放送の電波に適しています。衛星放送では、静止衛星からこの12GHzの電波を、日本全域を照射するように送信することで、地上の障害物や災害などに影響されにくく、効率的に広範囲へと大きな情報を乗せた電波を送信できるのです。
なお、BS放送とCS放送の違いは、使用される人工衛星が、BS放送は「放送衛星(Broadcast Satellite)」、CS放送は「通信衛星(Communication Satellite)」という違いになります。
放送内容の違いとしては、BS放送は地デジ放送と同じく日本の不特定多数を対象としたテレビ放送で、BS放送用のアンテナを設置することで、日本国内であれば不特定多数の誰でも視聴できます。チャンネル内容ではNHK、広域民放などの無料チャンネルと、WOWOWなどの個別契約が必要な有料チャンネルがあります。
CS放送は放送事業者が契約した世帯を対象とする有料放送サービスで、「スカパー!」のサービス名で知られています。その特徴は多数の専門チャンネルがある点で、契約者はお好みのチャンネルを1チャンネル単位から選んで視聴できます。
BS放送、CS放送の12GHz帯の電波は、それぞれ一基の静止衛星から送信されるため、日本全域でほぼ同じレベルで受信できます。
ただ12GHzの電波は光に性質が近く障害物に遮られやすいため、電波をキャッチするアンテナの前方にわずかでも障害物があると、アンテナに影が落ちるような形になって受信感度が低下します。また雨や雪の粒が25ミリに近くなる豪雨、大雪では、電波が雨や雪に吸収され、乱反射も発生して受信感度が低下する降雨減衰、降雪減衰が生じることもあります。
このBS放送、CS放送を受信するアンテナは、上記のように皿のようなディッシュを持つパラボラアンテナ「BS/110度CSアンテナ」です。BS放送の放送衛星と、CS放送でも主要なサービスである「スカパー!」の通信衛星は、地上から見て同じ東経110度(南西方向)上空にあるため、一基のパラボラアンテナでどちらの電波も受信が可能になるのです。
ただBS/CSアンテナの設置では、アンテナのディッシュを上下、左右とも東経110度の方向に向けて正確に調整する必要があります。上記の通り、アンテナを向けた方向にわずかな障害物もないことに加え、アンテナの角度調整がミリ単位でズレても、衛星放送の受信感度が大きく低下することもあるため、注意が必要です。
また2018年(平成30年)には、「新4K8K衛星放送」がスタートしています。これはBS放送、CS放送に4K、8K対応チャンネルを追加された形のものですが、一部の4K8Kチャンネルでは、従来の衛星放送である右旋の電波による放送ではなく、新しく追加された左旋の電波が使われているため、それに対応したBS/CSアンテナを選ぶ必要があります。この点については、詳しくは後述いたします。
【種類別】地デジアンテナを徹底比較!あなたに合うのはどれ?
ここからは、本記事のメインテーマともいえる「地デジアンテナ(UHFアンテナ)」の種類について、ひとつずつ詳しく解説していきます。
現在、戸建て住宅で主に使われている地デジアンテナは、大きく分けて4種類あります。
それぞれの特徴をまとめた比較表がこちらです。
アンテナ種類 | 見た目 | 受信性能 | 価格帯の目安 | 耐久性 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|---|
八木式アンテナ | 魚の骨のような形 | ◎ 非常に高い | ◯ 比較的安い | △ 天候の影響を受けやすい | 受信性能を重視したい方、コストを抑えたい方 |
デザインアンテナ | スタイリッシュなパネル型 | △ 普通、設置位置によりやや低い | △ やや高め | ◯ 天候に強く長持ち | 新築などで家の外観を損ねたくない方 |
ユニコーンアンテナ | モダンな細長いポール状 | ◯ 高い | × 高い | ◯ 天候に強く長持ち | デザイン性と受信性能を両立させたい方 |
室内アンテナ | コンパクトな卓上型 | × 低い | ◎ 非常に安い | ◎ 故障しにくい | 手軽に使いたい方、電波が非常に強い地域の方 |
※上記は各モデルの概要です。
この表で大まかな違いを把握した上で、それぞれのメリット・デメリットを詳しく確認し、ご自身の希望にもっとも合うアンテナを見つけてください。
以下、各アンテナについて詳細を解説していきます。
① 八木式アンテナ|高い受信性能を誇る昔ながらの定番
多くの方が「テレビアンテナ」と聞いて真っ先に思い浮かべるのが、現在でも戸建て住宅の屋根の上に見られる、魚の骨のような形をした「八木式アンテナ」ではないでしょうか。
このアンテナはアナログ放送時代より古くから使われるタイプですが、その受信性能の高さから、現在でも地デジアンテナとして非常に多くの家庭で利用されている定番モデルです。
以下、八木式アンテナのメリット・デメリットを解説いたします。
- メリット
- 素子数(受信性能別)モデルが豊富で広範なエリアに対応でき、本体の受信性能も非常に高く、電波の弱い地域でも安定した受信が期待できる。
- 古典的モデルであるため他の機種に比べて、アンテナ本体の価格が比較的安い。
- 高い位置に設置できるため、障害物の影響を避けやすく、受信感度が高まる。
- デメリット
- 昔ながらのモデルでデザイン性が低く、家の外観を損ねてしまう場合がある。
- 構造上、鳥が止まりやすく、フン害(鳥害)を受けることもある。
- 風雨や雪などの影響を受けやすく、経年劣化で寿命が10年程度と短くなり、アンテナの向きが変わって受信不良が生じるなどの場合もある。
八木式アンテナは、屋根の上に設置されることも含めて受信性能が他機種より高くなります。そのためお住まい周辺の電波状態が悪く、とにかく受信感度を最優先したい方や、アンテナ設置の費用を少しでも抑えたい方におすすめです。特に、周辺に高い建物があったり、電波塔から距離があったりする地域では、もっとも頼りになる選択肢と言えるでしょう。
一方で昔ながらの形状と屋根の上の設置位置から、設置した場合に住宅の見た目や景観に影響を与える。また風雨や雪、潮風、野鳥など自然環境の影響を受けやすく、寿命の低下やトラブルが生じやすいというデメリットもあります。そのため住宅の見た目にこだわる方や、景観地域や沿岸部、台風、大雪、野鳥が多い地域にお住まいの方には、不便な面が強くなるかもしれません。
ただこれらのデメリットについては、壁面やベランダ内外など設置位置の工夫、また塩害用、雪害用、ステンレスモデルなど対候性の強い機種を採用することで、ある程度はカバーできることもあります。
なお、当あさひアンテナでは、八木式アンテナをはじめ、テレビアンテナ各機種の取り付け工事を、国産大手メーカーによる高品質アンテナ本体、基本設置具、同軸ケーブル、防水処理もすべてセットにした「基本設置工事」でご案内しております。
八木式アンテナでDXアンテナ製の20素子モデル「UA20」の設置工事を、22,000円(税込み24,200円)からで承ります。他にも8素子、14素子など各素子数モデルやローチャンネル用、高性能パラスタックアンテナ。また気候対策に塩害用、雪害用、ステンレスモデルなど各種モデルをご用意しており、受信環境、自然環境とも、さまざまな現場に最適の工事をご提案いたします。
② デザインアンテナ|家の外観を損ねわないスタイリッシュな選択肢
「アンテナを取り付けても家の外観はスッキリさせたい」「台風や雪などにも強いアンテナがいい」というニーズに応えて登場したのが、地デジアンテナの第二世代「デザインアンテナ」です。
デザインアンテナは平面アンテナ、薄型アンテナ、壁面アンテナなどとも呼ばれ、壁面やベランダの手すりなどに設置する薄い箱(パネル状)のような形状で、住宅の外壁に自然に溶け込みます。
またその形状から風雨、雪、潮風、野鳥などの自然環境にも強く、寿命の長期化、トラブル防止も期待できます。これらの特長から特に新築住宅で人気が高く、近年では主流になりつつある地デジアンテナです。
以下、デザインアンテナのメリット・デメリットをご紹介いたします。
- メリット
- シンプルでスタイリッシュなデザインで、家の外観、周辺の景観を損ねない。
- 壁面や屋根裏に設置するため、風雨や雪、鳥害などの影響を受けにくい。
- 寿命が15年から20年と長期化し、トラブルも生じにくい。
- ホワイト、ブラック、ブラウンなど本体のカラーバリエーションが豊富で、外壁の色に合わせられる。
- デメリット
- 八木式アンテナに比べると、受信性能がやや劣る場合がある。
- 壁面やベランダでも電波を受信しやすい位置にしか設置できず、設置場所に制約がある。
- 一定以上の電波レベルが確保できるエリア(主に強・中電界地域)にしか対応できず、周辺に高層建築など障害物がある現場では設置できないこともある。
- 八木式アンテナよりも、本体価格や工事費用が少し高くなる傾向がある。
新築の一戸建てや、リフォームを機にアンテナを目立たなくしたい方には、デザインアンテナが最適です。ただし上記のように、設置できるかどうかは現場の電波状況や周辺環境次第なため、デザインアンテナ設置を考慮される際は、必ず専門業者に事前の電波調査をご依頼ください。
当あさひアンテナでは、デザインアンテナもさまざまな機種をご用意し、アンテナ本体や設置具、白黒2色の同軸ケーブルをセットにした基本設置工事の費用でご案内しております。
まずスタンダードなモデルとしては、DXアンテナ製の20素子相当「UAH201」(本体色4色)の設置工事は22,000円(税込み24,200円)から。
サン電子製の20素子相当最新モデル「WG-20」と別売り「背面スッキリカバー」(それぞれ本体色5色)のセットで、背面のケーブル、ブースターを隠せて見た目スッキリ、風雪にも強くなる設置工事。またマスプロ電工製、業界最小クラスのコンパクトモデル(強電界地域用)で、付属スタンドにて室内にも設置可能なスカイウォーリーミニ「U2SWLC3」(本体色2色)の設置工事、どちらも25,000円(税込み27,500円)からでご案内しております。
当あさひアンテナでは、周辺環境によっては設置が難しい場合もあるデザインアンテナ設置も、事前の綿密な電波調査(完全無料)により、受信状態の悪い壁面でもピンポイントで受信レベルの高い位置を割り出す。また受信感度の高い26素子相当モデルもご用意しているなどで、可能な限りデザインアンテナ設置のご要望に対応いたします。
またデザインアンテナの屋根裏・天井裏への設置工事も、対応できる現場であれば、追加工事費なし、上記の基本設置工事費(UAH201)のみで承ります。
③ ユニコーンアンテナ|デザインと性能を両立した最新鋭モデル
「デザインアンテナは魅力的だけど、自宅の壁面では電波レベルが弱い」
そんなジレンマを解決するのが、ポール状の新しい形をしたマスプロ電工製「U2CN」こと、地デジアンテナの第三世代「ユニコーンアンテナ」です。
ユニコーンアンテナはそのモダンな外観から、設置の見た目の良さ、風雨などへの強さでは、デザインアンテナとほぼ同じメリットを確保できます。さらに屋根の上に取り付けることで高さ(良好な受信感度)を確保して、デザインアンテナの弱点であった、特に周辺環境が悪い現場での受信性能をカバーします。
まさに、八木式アンテナとデザインアンテナの「良いとこ取り」をした最新モデルです。
以下、ユニコーンアンテナのメリット・デメリットを一覧でご紹介します。
- メリット
- 八木式アンテナほど目立たず、高い位置でも家の外観をスタイリッシュに保てて景観にも影響しにくい。
- 屋根の上などに高さを出して設置できるため、周辺の障害物の影響を受けにくく、受信感度が安定しやすい。
- 太陽光パネルが屋根に設置されていても、アンテナの影などで干渉しにくい。
- 基本的にマストに設置されるため、BS/CSアンテナもセットで設置しやすい。
- デメリット
- 最新モデルであるため、他のアンテナ機種に比べて価格、設置費用がもっとも高い。
- 比較的、新しいアンテナのため、取り扱いや施工実績のある業者が限られる。
- 八木式アンテナでも20素子以上の高性能モデルには、受信感度でやや劣る場合がある。基本的に強・中電界地域向け。
ユニコーンアンテナは、見た目のデザイン性や耐久性、受信性能も妥協したくない、という方にぴったりの選択肢です。特にデザインアンテナが対応できない現場に適しています。
少し費用はかかりますが、長期的な満足度を考えれば、検討する価値は十分にあるアンテナモデルです。
当あさひアンテナでは現在、ユニコーンアンテナ(本体色2色)や設置具、白黒2色のケーブルをセットにした設置工事を「キャンペーン価格」にて承っております。価格面でも業界最安に挑んでおりますので、ご興味がおありの方は、お気軽にお問い合わせください。
④ 室内アンテナ|工事不要で手軽に設置できる
「とにかく手軽にテレビが見たい」「アンテナ工事はしたくない」という方向けの選択肢が「室内アンテナ」です。
室内アンテナとは、その名の通り、テレビの近く、窓際などに置いて、テレビと接続するだけで使える非常にコンパクトな地デジアンテナです。
そのため取り付け工事が不要で、価格も非常に低価格で、家電量販店などで購入してすぐに使うことができるのが最大の魅力です。
以下は、室内アンテナのメリット・デメリットの一覧です。
- メリット
- 面倒な設置工事、および工事費用がまったく不要。
- アンテナ本体の価格が数千円程度からと、非常に安い。
- 別の部屋へ簡単に移動させることができ、アンテナコンセントも不要。
- デメリット
- 受信性能が非常に低く、使えるエリアが限定される(基本的に強電界地域のみ)。
- 安定した受信が難しく、天候や人の動きで映像が乱れやすい。
- 最適な設置場所を探すのが難しい場合がある。
室内アンテナは、完全な室内向けのモデルのほか、室内と屋外の双方で使えて受信性能、耐候性能がやや高い屋内外対応モデルが存在しますが、いずれにせよ、屋外設置が基本の上記モデルに比べると、受信性能は高くとも3~5素子相当と非常に低いものとなります。
したがって室内アンテナは、あくまで「電波が非常に強い地域」での限定的な使用や、工事ができない賃貸住宅での一時的な利用、特定の部屋だけでテレビを見たい場合などの、簡易的な地デジ放送視聴にに適した選択肢といえます。
戸建て住宅で安定した地デジ放送の視聴環境を求める場合には、屋外用アンテナの設置を強くおすすめいたします。
【種類別】BS/CSアンテナ|4K8K放送も楽しむために
地デジ放送に加えて、衛星放送のBS放送、CS放送などで映画やスポーツ、海外ドラマなどの専門チャンネルを楽しみたい場合、さらに4K8K放送もご覧になりたい場合は、BS/CSアンテナの設置が必要です。
BS/CSアンテナは、基本的にお皿のような形をした「パラボラアンテナ」一種類のみですが、対応する放送の画質によって大きく以下の2種類に分けられます。
項目 | BS/CSアンテナ(2K対応) | 2K4K8K対応BS/CSアンテナ |
---|---|---|
受信できる電波 | 右旋円偏波のみ | 右旋円偏波・左旋円偏波の両方 |
視聴できる放送 | 従来の2K BS/CS放送(ハイビジョン) | すべてのBS/CS放送(新4K8K衛星放送を含む) |
現在の主流 | △ (旧モデル) | ◎ (現行モデル) |
こんな人におすすめ | 一部BSチャンネルを除き、4K8K放送を視聴できなくてもかまわない方 | これからBS/CSアンテナを設置するすべての方 |
どちらのアンテナを選ぶべきか、それぞれの特徴を見ていきましょう。
① BS/110度CSアンテナ(2K対応)
こちらは、2018年以前に広く普及してきた標準的なBS/CS用パラボラアンテナです。
一般的なBS/CS放送(2K、ハイビジョン画質)を視聴するためのもので、多くの専門チャンネルはこのアンテナで問題なく視聴できます。
ただしこのアンテナでは、従来の衛星放送に使われてきた、右回りの螺旋を描いて送信される電波「右旋円偏波」にしか対応できないため、2018年から始まった「新4K8K衛星放送」の一部チャンネルを視聴することができません。
このモデルで受信できる4K8K放送は、右旋の電波で送られる、BS放送のNHK、広域民放の4Kチャンネルのみになります。現在では、後述する4K8K対応アンテナが主流となっており、家電量販店などで新たに入手することは難しくなっています。
すでにご自宅に設置されているBS/CSアンテナが、2018年以前のものでこのタイプの場合、すべての4K、8K放送チャンネルを楽しむためには、アンテナの交換が必要になる可能性があります。
② 2K4K8K対応BS/CSアンテナ
従来の2K衛星放送に加え「新4K8K衛星放送」のすべてのチャンネルを余すことなく楽しむために必要なのが、この2K4K8K対応のBS/CSアンテナです。
従来の電波(右旋円偏波)に加えて、4K、8K放送のために追加された新しい電波(左旋円偏波)も受信できる仕組みになっています。
現在、新しく販売されているBS/CSアンテナは、ほぼすべてがこの2K4K8K対応モデルです。
そのため、これからBS/CSアンテナを新規で設置する方は、自動的に2K4K8K対応アンテナを選ぶことになります。
ただひとつ注意点として、4K8K放送の左旋の電波は、アンテナで受信された後も、従来の2K(右旋)放送よりもより高い周波数帯の電波で、アンテナケーブル(同軸ケーブル)へと送られるため、アンテナからテレビまでの間にある配線部や周辺機器(ブースター、分配器など)も4K8K(3224MHz)対応品に交換する必要が出てくるケースもあります。
BS/CSアンテナのバリエーションとは?
上記の通り、現在のBS/CSアンテナはすべて2K4K8K対応のパラボラアンテナになります。また一般的な家庭用のBS/CSアンテナはディッシュの有効直径(受信部の直径)が45センチの「45型」になり、メーカーやモデルの違いで大きな受信性能の違いはありません。
ただ、BS/CSアンテナには他に50型、60型、75型、90型、120型などのサイズがあります。大型モデルほどキャッチできる電波レベルが高くなるため、基本的に集合住宅などの共同受信用です。ただ日本国内でも、静止衛星からの距離から電波レベルがやや弱まる地域(日本北部、南端部、離島部など)や、降雨・降雪減衰への対策として、戸建て住宅でも50型、60型、75型のやや大型モデルが使われる場合もあります。
他にも家庭用のBS/CSアンテナには、太陽光に強い基本色のホワイト系の他、光や紫外線に強い塗装を施したブラックなどのカラーバリエーション。また風を通すディッシュや接合部の強化などで、耐風性能を高めた高耐風モデルなどが存在します。
住宅の外観性を重視される方や、台風などが多い現場では、このようなモデルを採用されるのもひとつの選択肢です。
なお、当あさひアンテナでは、BS/CSアンテナを、上記した地デジアンテナとセットで設置される場合には、やはりアンテナ本体、基本設置具、ケーブルをセットで、DXアンテナ製、2K4K8K対応45型「BC45AS」の設置は18,000円(税込み19,800円)からで承ります。他に同じく45型で、ブラックのカラーバリエーションモデルもご用意しております。
さらに業界最高クラスの高い耐風性能を実現した、DXアンテナ製の2K4K8K対応45型・高耐風モデル「BC「BC453SG」による同等の工事は「特別価格」でお引き受けいたします。
他にも弊社では、上記した各ディッシュサイズの最新2K4K8K対応BS/CSアンテナモデルもご用意しており、受信感度を高めたいお住まいから、集合住宅のオーナー様まで、さまざまなBS/CSアンテナ工事のご依頼に対応いたします。
後悔しない!アンテナ選び3つの重要ポイント
ここまでで、地デジアンテナ、BS/CSアンテナの主要な種類を一通りご理解いただけたかと思います。
しかし、「結局、うちにはどのテレビアンテナが一番合っているの?」と迷ってしまう方もおられるでしょう。
そこで、以降の項目では、数ある選択肢の中から、ご自宅に最適なアンテナを絞り込むための3つの重要な判断ポイントをご紹介します。
- お住まいの「電波環境(電界地域)」
- 譲れない「デザイン性」と「設置場所」
- 納得できる「費用」と「耐久性」のバランス
これらのポイントをひとつずつ確認し、総合的に判断することが、後悔しないアンテナ選びの秘訣です。以下、具体的に解説してまいります。
ポイント1:お住まいの「電波環境(電界地域)」を知る
地デジアンテナの機種選びにおいて、もっとも重要なのがご自宅の電波環境の確認です。
電波の強さは、電波塔からの距離や周辺の地形によって決まり、前述した「電界地域」に分けられます。
主な電界地域の種類は、以下の通りです。
電界地域 | 電波の強さ | 電波塔からの距離と受信レベル(目安) | 選べるアンテナの選択肢 |
---|---|---|---|
強電界地域 | 強い | ~10km(80㏈以上) | ほぼすべての機種が選択可能(室内アンテナも可) |
中電界地域 | 普通 | ~50km(80㏈~60㏈) | 八木式、デザイン、ユニコーンアンテナが基本 |
弱電界地域 | 弱い | 50km~(60㏈以下) | 高性能な八木式アンテナが推奨される |
※上記の電界地域の分類は一般的なもので、使用される場所によって基準や目安、分類方法が異なる場合もあります。また距離の目安はおおよそのもので、電波塔の出力によっても大きく変化します。
【ご自宅の電界地域の調べ方】
- 近所の家のアンテナをチェックする:周囲の家がどのようなアンテナ(特に八木式アンテナの大きさや向き)を設置しているかが大きなヒントになります。
- 専門業者に電波調査を依頼する:もっとも確実な方法です。専門の測定器を使って正確な電波状況を調べ、最適なアンテナを提案してくれます。多くの業者が無料で見積もりとセットで調査を行っています。
ご自宅がどの電界地域に該当するかで、十分なアンテナ受信レベルを確保できる地デジアンテナの種類、設置方法が大きく変わってきます。
まずは、この電波環境を把握することから始めてください。
当あさひアンテナでも、アンテナ工事をお求めのお客様からご依頼をいただけば、事前の電波調査、お見積もりを、出張料やキャンセル費などを含む完全無料で実施いたします。
弊社の電波調査は、お住まいのさまざまな位置で電波状態をチェックすることにより、お住まいで可能なアンテナ工事の方法をすべて割り出します。工事のご提案も、現場で可能なアンテナ機種、工事の選択肢から、お客様のご要望に最適の方法と、業界最安に挑むお見積もり価格を追求いたします。
他にも、お客様のご要望があれば、他業者との相見積もり、またご相談からの即日工事にもご対応しております。
ポイント2:「デザイン性」と「設置場所」で選ぶ
次に考えたいのが、テレビアンテナの見た目と設置場所です。
特に新築住宅では、「家の外観を損ねたくない」という思いが強いでしょう。また風雨などの影響を避けてアンテナトラブルのリスクを抑え、長持ちさせたいという方もいらっしゃるでしょう。
アンテナの見た目や耐用年数を気にされる場合には、以下のような選択肢があります。
- 住宅の外観を最優先するなら:迷わずデザインアンテナやユニコーンアンテナがおすすめです。カラーバリエーションで壁面の色に合わせたり、目立たない場所に設置したりすることで、アンテナの存在感を最小限に抑えられます。
- 住宅の外観は気にしないなら:受信性能とコストパフォーマンスに優れる八木式アンテナが合理的です。ただ風雨などの影響にはご注意ください。
また、テレビアンテナは様々な場所に設置可能です。一般的におすすめとなるテレビアンテナ工事の設置場所は、主に以下の通りです。
- 屋根の上:もっとも受信感度を確保しやすい場所。八木式やユニコーンアンテナが適しています。
- 壁面:外観をスッキリ見せたい場合に適しています。デザインアンテナの主な設置場所です。サイドベースという器具を使用して八木式アンテナやBS/CSアンテナを設置できることもあります。
- ベランダ:手すり部にBS/CSアンテナやデザインアンテナ、八木式アンテナを設置できます。またベランダの位置によっては内部空間への八木式アンテナ、BS/CSアンテナの設置。強電界地域では8素子など小型の八木式アンテナを吊り下げ設置できることもあります。
- 屋根裏・天井裏:屋内空間では天候の影響をまったく受けないためアンテナが長持ちします。設置できるのは地デジアンテナのみで、デザインアンテナが適しています。ただし基本的に強電界地域のみで対応できる方法で、住宅の屋根材や建材、断熱材によっては地デジ電波が遮られてしまうため、設置できない場合もあります。
本体デザインの好みと、電波を受信しやすい設置場所のバランスを考えて、最適なアンテナと設置場所をご検討ください。
ポイント3:「費用」と「耐久性」のバランスを考える
最後に重要となるのが、コストパフォーマンスです。
目先の設置費用の安さだけでなく、長く安心して使えるかという長期的な視点を持つことが大切です。
以下、各アンテナの初期費用と耐久性の一覧です。
アンテナ種類 | 初期費用(工事費込)の目安 | 耐久性(寿命の目安) | 特徴 |
---|---|---|---|
八木式アンテナ | 25,000円 ~ | 約10年~15年 | 初期費用は安いが、風雨にさらされるためメンテナンスが必要になることも。 |
デザインアンテナ | 25,000円 ~ | 約15年~20年 | やや高価だが、構造的に頑丈で天候の影響を受けにくく長持ち。 |
ユニコーンアンテナ | 35,000円 ~ | 約15年~20年 | もっとも高価だが、デザイン性と耐久性を兼ね備える。 |
BS/CSアンテナ | 19,800円 ~ | 約10年~15年 | 地デジアンテナとセットで工事すると割安になることが多い。 |
※上記は主な設置費用と寿命の目安です。業者や環境によって変動する場合もあります。
八木式アンテナは受信性能がもっとも高く、初期費用も抑えられますが、台風や積雪などの影響を受けやすく、向きが変わってしまうなどトラブルのリスクもあります。
一方、デザインアンテナやユニコーンアンテナは初期費用こそやや割高になるものの、故障リスクが低く、長期的に見ればメンテナンス費用を抑えられる可能性があります。
ご自身の予算と、どこまでの安心を求めるか、そのバランスを考えてください。
アンテナ性能の「?」を解決!スペックの読み解き方
テレビアンテナのカタログや情報、業者の見積もりや説明を見聞きしていると、「利得」や「素子数」、「VSWR」といった専門用語が出てきて戸惑われるかもしれません。
これらの言葉の意味を少し知っておくだけで、テレビアンテナの性能が理解でき、業者との話もスムーズに進むことでしょう。
車のスペックで言う「馬力」や「燃費」のようなものだと考えて、ここでは簡単にポイントを押さえる形で解説いたします。
受信感度の高さを示す「利得(動作利得)」と「素子数」
「利得(りとく)」とは、簡単に言うと「電波をどれだけ効率よくキャッチできるか」という受信感度の高さを示す数値です。
主に地デジアンテナの場合に重視され、単位は「dB(デシベル)」で表されます。この数値が大きいほど高性能なアンテナと言えます。
そして、八木式アンテナをはじめ、地デジアンテナの受信性能に大きく関わるのが「素子数(そしすう)」です。
素子数とは、八木式アンテナの「魚の骨」にあたる、中心の支柱に並ぶ、短い横棒の部分の数のことです。この横棒は「素子(エレメント)」といい、アンテナの電波をキャッチし、送信していく役割を持つパーツです。
基本的に、八木式アンテナはこの素子数が多いほど利得が高くなり、より弱い電波もキャッチできるようになります。また素子の見えないデザインアンテナ、ユニコーンアンテナは、その受信性能を素子数に換算した「素子数相当」で表しますが、素子アンテナである八木式アンテナに比べると、同じ数値でも微妙に低くなる傾向があります。
以下、素子数(相当)別アンテナの種類と特徴、地デジ電界地域の対応の一覧です。
- 強電界地域:8素子から14素子程度のアンテナで十分なことが多い。
- 中電界地域:14素子から20素子程度のアンテナで対応できる。
- 弱電界地域:20素子かそれ以上の高性能なアンテナ(パラスタックアンテナなど)が必要になる。設置位置も屋根の上など高い位置が推奨される。
つまり「電波が弱い地域(周辺の障害物の影響を含む)ほど利得が高く、素子数の多いアンテナが必要になる」と覚えておいてください。
性能効率の指標「VSWR(電圧定在波比)」とは?
「VSWR(ブイエスダブルアール)」は、少し専門的な用語ですが、簡単に説明すると「アンテナが受信した電波を、どれだけロスなく効率的にテレビまで届けられるか」を示す指標になります。
この数値は「1」に近ければ近いほど、ロスが少なく性能が良いとされています。
通常、市販されているアンテナは性能基準を満たしているため、お客様の側で細かくお気にされる必要はありません。
ただ、業者から見積もりを取った際などに、この言葉が出てくる可能性はあります。
その際に「VSWRは、アンテナの効率を示す数値ですね」とご理解されているだけでも、安心して話を進めることができるでしょう。
アンテナ設置はどこに頼む?信頼できる業者の見分け方
アンテナの種類や選び方が分かったら、いよいよ実際の設置工事の段階です。
アンテナ工事は、高所での作業や専門的な配線、電波レベルの測定などが必要になるため、信頼できるプロの専門業者に依頼するのがもっとも安全で確実です。
しかし残念ながら業者の中には、施工品質に見合わない高額な料金を請求したり、手抜き工事をしたりする悪質な業者も存在します。
ここでは、そうした失敗を避け、安心して任せられる優良な業者を見分けるためのチェックリストをご紹介いたします。
優良なアンテナ工事業者を選ぶ5つのチェックリスト
アンテナ工事業者を選ぶ際には、以下の5つのポイントを必ず確認しましょう。
ひとつでも不安な点があれば、他の業者と比較検討されることをおすすめします。
- 明確な料金体系と詳細な見積もり
- ホームページに料金が明記されているか?
- 見積書に「アンテナ本体」「工事費」「ブースター代」などの内訳が細かく記載されているか?
- 「工事一式」など、曖昧な表記でごまかしていないか?
- 豊富な施工実績と専門知識
- 年間の施工件数など、具体的な実績を公開しているか?
- ご自宅と似たような条件での施工事例があるか?
- 質問に対して、専門用語を交えつつも分かりやすく説明してくれるか?
- 長期の保証と充実したアフターサポート
- 5年以上の長期的な工事保証が付いているか?
- 保証内容(どのような場合に無償対応となるか)が明確か?
- 万が一のトラブルの際に、迅速に対応してくれる体制があるか?
- 問い合わせ時の対応の丁寧さ・迅速さ
- 電話やメールでの応対が丁寧で、親身に相談に乗ってくれるか?
- 返信が早く、スムーズにコミュニケーションが取れるか?
- 実際の利用者による良い口コミや評判
- Googleマップや比較サイトなどで、第三者からの良い評価が多数あるか?
- 口コミの内容が具体的で、信頼できるものか?
これらの項目を事前にしっかりチェックされることで、業者選びで後悔するリスクを大幅に減らすことができます。
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もし、あなたがアンテナ工事業者選びで迷われているなら、私たちあさひアンテナにご相談ください。
あさひアンテナは、年間6000件以上の豊富な施工実績を誇るアンテナ工事の専門業者です。
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これにより、中間マージンをカットした低価格ながら、安定した高品質な工事を両立させています。
またここまでの記事でご紹介した点も含めて、弊社のサービスをあらためてまとめると、以下の通りになります。
- 各種テレビアンテナ工事、またブースター設置などのオプション工事も、国産大手メーカーのハイクオリティ機材をセットにした、明確な価格体系と低価格でご提供。
- 電波調査、お見積もりは出張料など各種料金を含めた完全無料。相見積もり、即日工事にもご対応。
- 料金のお支払いは各種クレジットカードや電子マネーにもご対応。
さらに工事完了後は、業界最長クラスである「10年間の長期保証」をお付けしており、設置後も安心してテレビライフをお楽しみいただけます。
緊急の即日工事にも対応しておりますので、まずはお気軽に弊社フリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントをご利用の上、工事のご要望や状況をお聞かせください。
テレビアンテナに関するよくある質問(Q&A)
最後に、アンテナ選びや工事に関して、お客様からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q1. ブースター(増幅器)は絶対に必要ですか?
A. 必ずしも必要ではありませんが、戸建て住宅の場合は必要な場合が多くなります。
ブースターは、弱電界地域などで受信した電波が弱い場合に信号を強くしたり、複数の部屋にテレビがある場合に、必要な電波レベルを確保するために使用します。
基本的に、お住まいに三台以上のテレビを設置する場合には、電界地域を問わずブースターが必要となります。一方でお住まいの電波状況が良く、設置するテレビの台数が二台以下などの場合には不要なケースも出てきます。
逆に、電波が強すぎる地域でブースターを使うと、信号が歪んでしまい、かえってテレビ画面の映りが悪くなることもあります。
ブースター設置の要否は、専門業者が電波測定器で、正確な受信レベルの数値を測った上で判断することが、もっとも確実です。
Q2. アンテナの寿命はどれくらいですか?
A. 設置環境によりますが、一般的に10年から15年が交換の目安と言われています。
特に八木式アンテナは屋外の屋根の上に設置されることが多く、風雨や雪、塩害などの影響を受けやすいため、このくらいの期間でのメンテナンスや交換が推奨されます。
一方、壁面設置のデザインアンテナや屋根裏に設置したアンテナは、天候の影響を受けにくいため、より長く(15年から20年以上)使える傾向にあります。
いずれにせよ、この寿命の年数を越えたアンテナは、一度メンテナンスを行い、耐久性や受信性能を伸ばすための補修、またアンテナ性能が完全に寿命を迎えている場合には、アンテナの交換が必要となります。
当あさひアンテナがご提供する「10年保証」は、一般的なアンテナの寿命の大部分をカバーできる保証となっております。
Q3. 自分でアンテナ設置(DIY)はできますか?
A. 室内アンテナの設置はご自身で簡単にできますが、屋外アンテナの設置、特に屋根の上など高所での作業は、転落事故の危険性が非常に高いため、絶対にやめてください。
また、特にBS/CSアンテナは、静止衛星の方向に角度が数度ずれただけでも受信感度が大きく変わるほどデリケートです。
これら正確な方向調整や、防水処理を施したケーブルの接続には専門的な知識と技術が必要です。
デザインアンテナやBS/CSアンテナをベランダの手すりに設置するような工事であれば、比較的、簡単にDIY設置が出来る場合もありますが、基本的に安全面と確実性の両面から、テレビアンテナ設置工事は必ず専門業者へとご依頼になることを強く推奨いたします。
Q4. Wi-Fiルーターのアンテナも同じものですか?
A. まったく別のものです。
テレビアンテナは、放送局から送られてくる「放送波」を受信するためのものです。
一方、Wi-Fiルーターのアンテナは、スマートフォンやパソコンとデータをやり取りするための「通信波」を送受信します。
使っている電波の周波数帯も役割もまったく異なるため、互換性はありません。
この記事で解説しているのは、すべてテレビ視聴用のアンテナに関する内容ですので、その点はどうかご注意ください。
まとめ:最適なアンテナを選んで快適なテレビライフを
今回は、お住まいに設置される地デジ・衛星放送用テレビアンテナの種類から、最適なモデルの選び方、信頼できる業者の見つけ方までを網羅的に解説しました。
- 地デジアンテナは主に「八木式」「デザイン」「ユニコーン」「室内」の4種類。
- BS/CSアンテナは、これから設置するなら「4K8K対応」が基本。
- 最適なアンテナ選びは「①電波環境」「②デザインと設置場所」「③費用と耐久性」の3つの軸で考える。
- アンテナ工事は安全と確実性のため、信頼できる専門業者に依頼するのが一番。
たくさんの種類があって複雑に感じるアンテナ選びですが、これらのポイントを押さえれば、きっとご自宅にぴったりの一台が見つかるはずです。
もし、ご自身での判断に迷ったり、まずは自宅の電波状況を正確に知りたいと思われたりした場合は、専門知識が豊富で、保証も手厚いプロの業者に相談するのが成功への一番の近道です。
当あさひアンテナでは、本文で御説明した通り、無料でのお見積もり・電波調査をはじめ、完全自社施工による工事など、お客様のご要望に最適となる高品質なアンテナ工事を、業界でも最安価格に挑戦するお見積もり価格で御案内いたしております。
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