テレビに「現在 受信できません 0020」の表示が?その原因と自分でできる直し方・対処法を専門家が徹底解説【すぐに解決】

2026年04月09日

ご自宅でいつも問題なく視聴できていたテレビの画面に、突然「現在 受信できません 0020」と表示されることがあります。
このような事態になると、見たいテレビ番組が見られないだけでなく、もしかしたらお住まいのテレビやアンテナが故障したのではないか、修理はどうすればいいのか、費用はどれぐらいかかるかなど、さまざまなご不安を覚えられることもあるでしょう。
また「E100」「E201」など、テレビのエラーコードに関する知識をある程度お持ちで、トラブルに対処された経験もある方であっても「0020」という見慣れない表示には戸惑うこともあるのではないでしょうか?

しかし、どうかご安心ください。
この0020エラーは多くの場合、ごく簡単なトラブルが原因で発生しており、特にアンテナ工事の専門業者を呼ばなくても、ご自身によるごく簡単な手順で直せる可能性が高いものなのです。
この記事では、エラーコード「0020」の本当の意味から、原因を特定する方法、そして誰でも簡単に試せる具体的な対処法まで、専門家が写真付きで分かりやすく解説します。

本記事の執筆は、テレビやレコーダーなどテレビ放送に関する家電製品に詳しい専門のライターが担当しています。
さらに記事内容については、アンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」の監修を受け、正確な情報と、プロの知識による対処方法を、一般の方にもわかりやすくまとめています。
この記事を一通り読み終える頃には、0020エラーの原因が分かり、手間や費用をかけずに快適なテレビ視聴をすぐに取り戻せるようになるでしょう。

まずは知っておこう!エラーコード「0020」が示す本当の意味

テレビ画面が急に映らなくなってエラーメッセージが表示されると、一体何があったのかとつい焦ってしまうものです。しかし、まずはそのコードが何を示しているのかを正しく理解することが、素早い解決への第一歩になります。

そもそもエラーコードとは、何らかの原因でテレビが地デジやBS/CSなどの放送を映し出せなくなった際に、テレビ本体がその原因を自動的に診断し、対応するコードでユーザーに原因を伝える機能です。
したがって「0020」などのエラーコードが表示されるということは、受信について何らかの問題は起っているものの、テレビそのもの正常に機能していて、何か重大な故障が起きているというわけではありません。
このエラーコードの意味を知ることで、落ち着いて次の対処に進むことができます。

「0020」はアンテナの受信レベルが低下している警告サイン

一般的なテレビのエラーコードは「E100」「E201」など、「E」と三ケタの数字の組み合わせであることが多くなります。「E」は「エラー(error)」の略であり、それに続く数字がエラーの内容を示します。
そして「E201」「E202「E203」であればテレビ電波の受信に関するエラー、「E100」「E101」「E103」であればB-CASカードに関するエラーなど、数値が近いエラーは、トラブルの原因もほぼ同種の問題になります。
ただこの知識がある方でも「0200」というエラーには戸惑うこともあるでしょう。

エラーコード「0020」は、テレビが放送電波を正常に受信できていない状態、つまり「アンテナの受信レベルが基準値を下回っていますよ」という警告サインです。

地上デジタル放送やBSデジタル放送、CSデジタル放送といった現在のテレビ放送は、映像信号をデジタル信号(0と1の信号)に変換した後、その信号を電波の波長に変えて送信しています。
この電波のデジタル信号をテレビなどの受信機器でキャッチし、信号を映像・音声に変換することで、テレビ放送が視聴できるのです。

そのため、デジタル信号から映像や音声を安定して再生するためには、一定以上の強さの電波(明確なデジタル信号)が必要です。
この電波の強さ(レベル)が何らかの理由で弱まってしまうと、テレビは映像を正しく表示できなくなり、「0020」のエラーを表示します。
具体的には、テレビ映像の動きがカクカクしたり、ブロック状のノイズ(ブロックノイズ)や画面の硬直(フリーズ)が発生したり、音声が途切れたりする症状が現れます。

「E202(受信できません)」との違いは?0020はまだ回復の見込みあり!

前述の通り、テレビのエラーコードには、その原因別に「E100」など、Eと三ケタの数字で表示されるものが多くなります。
そして「0020」とよく似た原因を表すエラーコードに「E201」「E202」というものもあります。
これらのコードの違いを理解しておくことは、状況の深刻度を判断する上で非常に重要です。
結論から言うと、「0020」は「E201」「E202」よりもやや軽症であり、ご自身で解決できる可能性が高い状態です。

以下、それぞれのエラーコードについて、一覧で解説します。

エラーコード 電波受信状況 主な症状 状況の深刻度
0020 / E201 電波レベルが基準値を下回るが、微弱ながら受信している 映像の乱れ、ブロックノイズ、音声途切れ 軽度(回復の見込み大)
E202 電波を全く受信できていない、または極端に弱い 画面が真っ暗、「信号がありません」と表示される 重度(深刻な原因の可能性)

※上記は各エラーコードの基本的な解説です。

表が示すように、「E202」はテレビまで電波がまったく届いていない状態ですが、「0020」は電波が弱まっているものの、かろうじて届いている状態です。
したがって、「0020」の場合は、電波を少し強くする簡単な対処で改善する見込みが十分にあります。

また「0020」「E201」は、テレビに届く電波が弱っているという、基本的にほぼ同じ意味になります。
このふたつのコードの違いは、使用するテレビなどのメーカー、またはアンテナによる視聴かケーブルテレビかによって、どちらか一方が出やすいという傾向もあります。
ただ、主な違いは、電波の弱さのレベルになります。

「0020」の場合は、電波レベルの低さで、テレビ画面が映し出せるかどうかギリギリの状態である場合に表示されることが多くなります。
例えば天候の影響などで受信できる地デジ電波レベルが変動し、低くなっていて、画面を映し出せるギリギリのラインを上下しているような場合です。
このような一時的、瞬間的な問題の場合には、テレビが簡易的なメッセージとして「0020」を表示するのです。

対して「E201」の場合は、テレビまで電波は届いているものの、慢性的に電波レベルが不足し、テレビ画面を映し出せないという場合に表示されます。
特にデジタル放送は、ノイズが混じってテレビ電波の状態が悪く、デジタル信号にエラーが出ているような状態でも、ある程度であればテレビ側で信号のエラーを修復し、常にクリアなテレビ画面を表示することができます。
一方で電波レベルや品質が一定レベルを下回ると、テレビ画面をまったく映し出せなくなり「E201」エラーが表示されることになります。

つまり、「0020」は「E201」に比べてもやや軽度なエラーであり、テレビ画面を映し出せるギリギリをやや下回った場合に表示されることが多いエラーと言えます。
それだけに、簡単な対処ですぐに回復できる可能性も高いと言えます。

なぜ映らない?エラー「0020」の主な5つの原因をチェック

では、なぜテレビに届くアンテナの受信レベルは低下してしまうのでしょうか。
その原因はひとつとは限らず、ご家庭の環境によってさまざまに考えられます。
この項目では、エラー「0020」を引き起こす代表的な5つの原因をご紹介します。
まずは以下の一覧をご参考に、ご自身の状況と照らし合わせながら、原因を探ってみましょう。

原因候補 主な原因の詳細とチェックポイント
1. アンテナケーブルの抜け・緩み・劣化 – テレビの裏や壁のアンテナコンセント端子からケーブルが抜けかかっている。
– ネジ式のコネクタが緩んでいる。
– 家具の下敷きになるなどでケーブルが損傷している。
2. B-CASカードの接触不良や汚れ – カードが正しい向きで奥まで挿入されていない。
– ICチップ部分にホコリや指紋が付着している。
3. アンテナの向きのズレや故障 – 台風や強風、地震などでアンテナの向きがズレた。
– アンテナ本体や部品が経年劣化で錆びたり破損したりしている。
4. 悪天候や周辺環境の変化 – 大雨、大雪、濃霧などで電波が減衰している。
– 近隣で高層ビルの建設やクレーン車による工事が行われている。
5. テレビ・レコーダーの一時的な不具合 – 長時間使用によるソフトウェアの一時的なエラーやフリーズ。
– テレビ内部に熱がこもっている。

※上記は0020が表示されることのある主な要因の一覧です。

「0020」エラーは、基本的に電波レベルが弱い場合に表示されるエラー画面ですが、その他の要因でテレビを映し出せない場合にも、簡易的に表示されるケースがあります。
以下、各要因についてそれぞれ詳しくご説明していきます。

【原因1】アンテナケーブルの抜け・緩み・劣化

テレビ画面が映らなくなる要因としてもっとも多く、そしてもっとも簡単に見落としがちなのが、アンテナケーブルの接続不良です。
テレビの背面や壁のアンテナ端子に接続されているケーブルが、掃除や家具の移動の際で引っかかるなどして、少し緩んだり、抜けかかったりすることがあります。
また、ケーブル自体が古くなって内部で断線していたり、ペットがかじってしまったりすることも原因となり得ます。
これらの問題によりアンテナコンセントからテレビまで届くテレビ電波が弱い状態になっている、またはまったく届いていないことも考えられます。

【原因2】B-CASカードの接触不良やICチップの汚れ

デジタル放送の視聴に不可欠なB-CASカード(またはmini B-CASカード)も、エラーの原因となることがあります。
カードがスロットの奥までしっかり挿入されていなかったり、抜き差しの際にICチップ部分に皮脂やホコリが付着したりすると、テレビが映像信号を正しく認識できなくなります。
また長年ケーブルを接続したままの場合でも、ホコリなどが原因で接触不良を起こすことがあります。
B-CASカードのトラブルで表示されるエラーは基本的に「E100」「E101」「E102」ですが、一時的に「0020」が表示されることもあります。

【原因3】アンテナの向きのズレや故障

基本的に屋根の上などの屋外に設置されているテレビアンテナは、常に風雨などの自然環境にさらされています。そのため長年の設置により、経年劣化でさまざまな問題が生じることもあります。
特に、台風や強風、地震などの後には、アンテナの向きがわずかにズレてしまうことがあります。
アンテナは安定した受信を確保するため、近隣の電波塔や静止衛星の方向を正確に向いているため、ほんの数度ズレるだけで受信レベルが大きく低下することがあります。
設置から十数年が過ぎたアンテナ本体は、経年劣化により耐久力の低下が進み、角度の狂いや破損による性能の低下も起こりやすくなります。

【原因4】悪天候や周辺環境の変化による電波障害

大雨や大雪、濃霧といった悪天候は、アンテナ本体だけでなく、空間を伝わるテレビ電波そのものを弱めてしまう性質があります。天候が回復すれば画面の乱れが自然に直る場合、天候が原因である可能性が高くなります。
地デジ放送の電波(UHF)は、一部の気候や天候に影響を受けてレベルが変動します。特に悪天候では水分に電波が吸収され、受信レベルが大きく低下します。
衛星放送の電波(SHF・12GHz帯)は、直進性が高い分、障害物に弱く、一定以上の大雨や大雪の際にはそれらが細かな障害物になり、衛星放送をまったく受信できなくなるケースもあります。(降雨減衰・降雪減衰)
また、アンテナを向けている電波塔や静止衛星の方向に高層マンションが建設されたりすると、電波が遮られて受信状況が悪化することがあります。
家の近くでクレーン車を使った工事が始まる、アンテナを向けた方向で樹木が伸び、葉が生い茂るといったことも、電波を遮る要因になります。
これらの電波障害は、それだけでは大きな問題ではなくても、前述したアンテナの老朽化による機能低下と重なることで、受信不良につながることもあります。

【原因5】テレビ・レコーダーの一時的な不具合

現在のテレビやレコーダーもコンピューターの一種であり、長時間、連続して使用していると、内部基盤の動作やソフトウェアが一時的に不安定になることがあります。
他の原因に心当たりがないのに突然、テレビ画面にエラーが表示された場合、機器本体の一時的な不具合が考えられます。
この場合は、パソコンやスマートフォンと同じく、後述する「再起動」を行うことで簡単に解決することがほとんどです。

業者を呼ぶ前に試したい!「0020」エラーを今すぐ解消する5ステップ

「0020」エラーが表示される原因の候補がわかったところで、いよいよ具体的な対処法に移りましょう。
この項目でご紹介する5つのステップは、専門的な知識や工具がなくても誰でも簡単に試せるものばかりです。
以下の手順を上から順番にひとつずつ試してみてください。

ステップ1:テレビと周辺機器を「コンセントから抜いて」再起動する

最初に行うべきもっとも簡単で効果的な対処法が、以下でご紹介するテレビ本体の「再起動(リセット)」です。
テレビ画面の乱れに限らず、一時的なテレビ本体の基盤やソフトウェアのエラーであれば、この操作だけで改善することが多くあります。

再起動の正しい手順
1. テレビ本体の主電源を切る。(リモコンではなく本体側の電源)
2. テレビの電源プラグをコンセントから抜く。
3. レコーダーなど、アンテナ線を接続している他の機器も同様に電源プラグを抜く。
4. そのまま 2〜3分 ほど待つ(放電させる)。
5. 電源プラグを再びコンセントに差し込み、テレビの電源を入れる。

※この方法は、メーカーやモデルに関係なく共通する一般的なテレビのリセット方法です。

「ハードリセット(電源リセット)」とも呼ばれるこの方法のポイントは、リモコンを使うのではなく、本体の主電源スイッチを切った上で、必ずコンセントから電源プラグを抜くことです。
これにより、テレビ機器内部への通電を断ち、内部の不要な電気が完全に消えることで、内部機器が休止状態になってリセットされ、システムが正常な状態に戻りやすくなるのです。

ステップ2:すべてのアンテナケーブルを「挿し直して」しっかり接続する

次に、お住まいのアンテナケーブルの接続を確認します。
見た目はアンテナ端子にしっかり刺さっているように見えるケーブルも、実は接触不良を起こしているケースは少なくありません。
主なチェックポイントや確認方法は、以下の一覧の通りになります。

ケーブル確認の手順
1. テレビの背面、レコーダーの背面、壁のアンテナ端子の3箇所を確認する。
2. すべてのアンテナケーブルを一度引き抜く。
3. コネクタ部分にホコリがあれば、乾いた布で優しく拭き取る。
4. 再び、それぞれの端子の奥までしっかりと差し込む。
5. ネジ式のF型コネクタの場合は、緩みがないように指で軽く締める。

※上記は室内のアンテナケーブルをチェックする基本的なポイントです。

他にも、ケーブルが急角度に折り曲げられている、家具などの下敷きになっているといったケースも、ケーブル本体の歪みによる送信不良や、内部断線による破損の原因になるためご注意ください。
また室内で必要な長さより過度に長いケーブルを使っている場合も、その分だけケーブル送信中の電波の減衰量が大きくなるため注意が必要です。

ステップ3:B-CASカードを「優しく拭いて」挿し直す

B-CASカードの接触不良も、ごう簡単な作業で解消できる可能性があります。
カードは精密な部品(ICカード)ですので、丁寧に取り扱いましょう。
具体的な手順は、以下の通りです。

B-CASカードのメンテナンス手順
1. テレビの主電源を切る。
2. テレビ本体のB-CASカードスロットからカードをゆっくりと引き抜く。
3. 金色のICチップ部分を、メガネ拭きのような乾いた柔らかい布で優しく拭く。
4. カードの向き(矢印の方向)をよく確認し、スロットの奥まで「カチッ」と音がするまでしっかり差し込む。
5. テレビの電源を入れる。

※上記はB-CASカードの基本的な差し直し方法です。

近年の4K/8Kテレビでは、B-CASカードの代わりに、同様の機能を持つ「ACASチップ」が内蔵されているモデルもあります。
このようなモデルでB-CASカードと同様の問題が出た場合には、上記したテレビ本体のリセットが有効になります。

ステップ4:テレビの機能で「アンテナレベル」を確認する

ここまでの手順でテレビ画面の問題が改善しない場合は、テレビに届いている電波の強さを客観的な数値で確認してみることが必要です。
多くのテレビには、テレビの受信レベル(アンテナレベル)を確認する機能が搭載されています。
このアンテナレベルの数値が基準値よりも低い場合、やはり電波強度に問題があることが確定します。

詳細はテレビのメーカー・機種によって異なりますが、一般的な基準値の目安は以下の通りです。

アンテナレベルの目安
地上デジタル放送:44以上が推奨(Panasonic VIERAの場合)
BS/CSデジタル放送:50以上が安定視聴の目安

※テレビのメーカーや機種によって画面の構成や基準値は異なります。多くの場合、レベルメーターが「緑色」の範囲にあれば良好です。

【メーカー別】パナソニック(VIERA)・ソニー(BRAVIA)での確認方法

アンテナレベルの確認方法はメーカーによって異なります。
ただ基本的な手順はほぼ同様で、リモコンを操作して「設定画面」などから該当の項目を選んで行くことで表示できます。
ここでは日本でも代表的な2メーカー製のテレビにおける、アンテナレベル画面の操作手順をご紹介します。

メーカー リモコン操作手順
パナソニック (VIERA) 1. リモコンの「メニュー」を押す
2. 「設定する」を選ぶ
3. 「視聴設定」→「アンテナレベル(地デジ・BS)」を選ぶ
ソニー(BRAVIA) 1. リモコンの「ホーム」を押す
2. 「設定」→「放送受信設定」を選ぶ
3. 「アンテナ設定」→「地上デジタル(またはBS)アンテナレベル」などを選ぶ

※上記は各社の一般的なモデルにおけるアンテナレベル画面操作の手順です。モデルや年式によっては手順が異なる場合もあります。その他メーカー製のテレビも含め、詳しくは本体の取扱説明書やメーカー公式サイトを確認してください。

ステップ5:引越しや設定変更後に有効な「チャンネルの再スキャン」

テレビは最初に設置する際、受信している電波のチャンネル内容を確認して、テレビ内のチャンネルに当てはめていく「チャンネルスキャン(チャンネル設定)」を行う必要があります。
何らかの要因でこのチャンネル設定と受信している電波(チャンネル)の情報に齟齬が生じると、一部のチャンネルが映らなくなることもあります。
そのためお引っ越しをした後や、お住まいの地域で放送局の周波数変更などがあった(受信できるチャンネル情報が変わった)場合に有効なのが「チャンネルの再スキャン(再設定)」です。
これにより、テレビがお住まいの地域で受信可能なチャンネルを自動で探し直し、最適な形に設定を更新してくれます。
この操作は、テレビのリモコンを使い、設定メニューから簡単に行うことができます。詳しくはやはりテレビの取扱説明書、またはメーカー公式サイトをご確認ください。
チャンネルスキャンは開始から数分程度かかる場合もありますが、完了すれば自動的に通常の画面へと戻ります。

【状況別】こんな時はどうする?ケースごとの原因と対処法

上記した基本的な対処法を試してもテレビ画面の問題が改善しない場合は、お住まいの受信環境やアンテナ設備など、より大きな問題が関係しているかもしれません。
この項目では、一般的によくある特定の状況に合わせた原因と対処法を解説します。

マンション・アパートなど集合住宅でエラーが出る場合

集合住宅では多くの場合、各棟の屋上に設置された共用の大型テレビアンテナから、各部屋へとテレビ電波が分配されています。
もし、お住まいのマンション全体でテレビの映りが悪い場合、共用設備(アンテナ本体や信号を増幅するブースターなど)に問題が発生している可能性があります。
したがってマンションなどの集合住宅にお住まいで、テレビ画面に「0020」が表示されるなどの問題がある場合は、以下の手順で対処を進めてください。

集合住宅でのチェックポイント
1. まずは室内の配線や機器に問題がないか、これまでのステップを再確認する。
2. 改善しない場合、ご近所の方にも同じ症状が出ていないか確認してみる。
3. 複数の部屋で問題が起きているようであれば、建物の管理会社や大家さんへ連絡する。

※上記は集合住宅におけるテレビやアンテナの問題の場合の、基本的な対処法です。

アパートやマンションなどの共用設備の問題は個人では解決できませんので、まずは管理者への相談が不可欠です。

BS/CS放送や特定のチャンネルだけが映らない場合

「地デジ放送は問題なく映るのに、BS放送だけ『0020』エラーが出る」といったケースも考えられます。
この場合、原因はBS/CS放送(衛星放送)に特有のものに絞られてきます。
考えられる原因には、主に以下の一覧のような例が挙げられます。

特定チャンネル不具合の主な原因 対処法
BS/CSアンテナの向きのズレ 悪天候の後などに発生しやすい。角度調整が必要なため専門業者への相談を推奨。
アンテナへの電源供給設定 テレビやレコーダーの設定で、BS/CSアンテナへの電源供給が「オフ」になっている可能性があるため設定を確認する。
4K8K放送非対応の機器 4K8Kチャンネルを見ようとしている場合、アンテナや配線機器が対応していない可能性がある。

※上記は衛星放送の視聴に問題が生じる主な原因になります。

まずはテレビの設定メニューから、BS/CSアンテナへの電源供給が正しく設定されているかを確認してみましょう。

ここまで試しても直らない場合は専門業者へ|相談前のチェックリスト

ここまでの記事でご紹介したすべての対処法を試してもテレビ画面のエラーが解消されない場合、お住まいのアンテナ本体の故障や不具合が想定されます。
そのような場合には、屋根の上でのアンテナの方向調整から、専門的な測定器を使った原因調査などが必要な可能性も出てきます。
そして高所にあるアンテナを修理・調整する作業は大変危険ですので、決してご無理はなさらずプロのアンテナ工事業者にご相談ください。
アンテナ工事の専門業者に連絡する際は、以下の情報をまとめておくと、お問い合わせ時のご相談がスムーズに進み、より迅速な対応が期待できます。

業者へ伝えるべき情報チェックリスト
[ ] 表示されているエラーコード(「0020」など)
[ ] 症状の詳細(例:特定のチャンネルだけ映らない、ブロックノイズが出るなど)
[ ] いつから症状が発生しているか(例:昨日の台風の後から)
[ ] これまでに自分で試した対処法(例:再起動、ケーブルの挿し直しなど)
[ ] お住まいの建物の種類(戸建て、マンションなど)
[ ] アンテナの設置場所(屋根の上、ベランダなど、分かる範囲で)
[ ] テレビのメーカーと型番

※上記はテレビ画面の不具合で専門業者にご相談になる場合の、主なチェックポイントになります。

【0020対策】地デジ放送と受信の基礎知識とは?

地デジ放送でエラー「0020」が出た場合の対処には、地デジ放送の基本的な仕組みを知っておくと役立ちます。
地デジ放送は、日本各地にある地デジ電波塔の先端から「UHF(極超短波)」という種類の電波を使って、周辺の一帯に送信されています。
この電波には、以下のような性質があります。

地デジ電波(UHF)の主な性質
ある程度は広がりやすい:電波の波長に数十センチの幅があるため、ビルなどの障害物にぶつかっても乗り越えて広がる性質があります。ただしビルの裏側や、家と家の狭い空間などには電波が届きにくくなる場合もあります。
距離による減衰:電波が広がりやすい半面、距離によって拡散され、電波レベルが徐々に弱まります。そのため電波塔からの距離や地形によって受信レベルが変動し、「電界地域」に分類されます。
天候の影響:気候や天候の状態にも影響を受け、年間で約6dB程度の変動があります。雨や雪などの悪天候では電波が吸収され、レベルが大きく低下します。

※上記は地デジ電波の主な特性です。

一般的な地デジアンテナ(UHFアンテナ)には正面側でもっとも受信感度が高まる「指向性」があるため、このUHFの電波をもっとも効率よくキャッチできるよう、正面側を電波塔の方向へと正確に向けられています。
またお住まいのエリアの電波レベル(電界地域)や、お住まいのさまざまな位置で実際に受信できる電波の強さに応じて、最適な性能(素子数・素子数相当)のアンテナ機種や設置位置を選ぶことも重要です。
したがって、アンテナの向きがズレる、電波の通り道に障害物ができる、天候の影響を受けるなどの要因や、または複数の要因が重なることで受信レベルが低下し「0020」エラーの原因となるのです。
特に地デジ放送の場合、天候などによる受信レベルの変動を想定して、余裕のある受信レベルを確保しておくことが重要となります。

【0020対策】衛星放送(BS/CS)と受信の基礎知識とは?

衛生放送であるBS/CS放送は、空の一点に静止して見える静止衛星(実際は地球の自転に合わせて赤道軌道上を周回している)から送られてくる電波を受信します。
この電波はSHF(センチメートル波)でも12GHz帯と呼ばれる電波で、25ミリ程度と波長が短く直進性が強いため、遠くまで届く性質があり、衛星放送に適しています。
このように衛星放送は、地デジ放送とは電波の種類や受信方法が大きく異なるため、トラブルの原因も特有のものが多くなります。

衛星放送の受信における重要ポイント
非常に高い直進性:12GHz帯の電波は直進性が高く、宇宙の静止衛星から地上まで届きます。半面、わずかな障害物にも遮られやすいため、BS/CSアンテナを静止衛星(東経)110度)に向ける際、その方向にわずかな障害物もない位置を選ぶことが重要。
正確な角度調整:BS/CSアンテナはパラボラアンテナのディッシュ部で12GHz帯を反射させ、正面の一点に集めることで受信しているため、ディッシュの角度を仰角、方位角(上下と左右)とも正確に東経110度へ合わせる必要がある。この調整が不十分では衛星放送を受信できない。
降雨・降雪減衰:前述の通り、激しい雨や雪も細かな障害物として、12GHz帯を吸収、乱反射させるため、一時的に衛星放送を受信できなくなることがある。この場合の基本的な対処は、天候の回復を待つことになる。
アンテナへの電源供給:12GHz帯は周波数帯が高すぎてケーブルでは送信できないため、BS/CSアンテナの「コンバーター」でMHz帯へと変換された後、ケーブルに送信される。このコンバーターを作動させるために、テレビやブースター電源部で「BS電源設定」が必要になる。この電源設定が適切でないと衛星放送は映らない。

※上記は衛星放送を受信する場合の主な注意点になります。

これらのポイントから、BS/CS放送の画面に「0020」エラーが出る場合は、BS/CSアンテナの微細な角度のズレや、アンテナを向けている方向の障害物、テレビの設定などが主な原因として考えられます。

まとめ:テレビエラー「0020」は慌てず原因特定から!快適な視聴環境を取り戻そう

この記事では、テレビ画面に「現在 受信できません 0020」と表示された際の、原因とご自身でできる対処法について詳しく解説しました。
以下、本記事の主なポイントをおさらいとしてまとめておきます。

この記事の重要ポイント

  • エラー「0020」は「電波レベルの低下」を示すサインで、他のエラーコードに比べても比較的、軽度であるケースが多いため、回復の見込みは十分にある。
  • テレビが正常に映らなくなる場合の主な原因は「ケーブル接続」「B-CASカード」「機器の一時的な不具合」など、ごく身近なものが多い。
  • まずは慌てず、以下の5つのステップを順番に試してみることが重要。
    1. テレビと周辺機器の再起動(主電源オフと電源コンセントを抜く)。
    2. アンテナケーブルの確実な再接続。
    3. B-CASカードの清掃と再挿入。
    4. アンテナレベルの確認。
    5. チャンネルの再スキャン。
  • 上記を試しても改善しない場合や、アンテナ本体の調整が必要な場合は、無理せず専門業者に相談する。

突然テレビが映らなくなると、何が原因かと不安になってしまうものですが、ほとんどの場合は、お住まいでの簡単な確認や操作で元通りに視聴できるようになります。
この機会にテレビ周りの配線を点検し、定期的にホコリを掃除するなど、今後のトラブル予防につなげることもおすすめです。
この記事が、あなたの快適なテレビライフを取り戻すお役に立てれば幸いです。

もし、お住まいで何をやってもテレビの問題が解消されず原因を特定できない、または屋根の上のアンテナなどご自宅で対処できない問題の場合は、本記事にもご協力いただいた優良なアンテナ工事専門業者「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、または公式サイトのメールフォーム、公式LINEアカウントまで、どのようなことでもお気軽にお問い合わせになることをおすすめいたします。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。