テレビアンテナの要・アンテナポール(マスト・支柱)製品の選び方・設置完全ガイド|テレビの映りをDIY・業者へ依頼で改善!

2025年09月23日

「最近、お気に入りのテレビ番組を見ていると映像が乱れる」
「特定のチャンネルだけブロックノイズが出て、ストレスが溜まる」

このようなお悩みは、テレビアンテナの受信感度が低下しているサインかもしれません。
その原因にはアンテナ本体やケーブル配線部、ブースターなど周辺機器、テレビ本体の不具合から、現場の受信状況の悪化まで、さまざまな要因が考えられます。

ただ多くの場合、お住まいの屋根の上などでテレビアンテナを支えている支柱「アンテナポール(アンテナマスト)」の高さを調整する、もしくはより性能の高いものに交換したりすることで、受信状況が劇的に改善されることもあります。

さらには、長年使い続けたアンテナが、台風や大雪、地震などの影響を受けると、屋根の上でアンテナポールそのものが傾いてしまうこともあります。
このような場合、いつか屋根の上でアンテナが倒れたり、アンテナごと屋根から落下するなどして、大変なことにならないかとご不安になる方も多いことでしょう。

しかし、いざご自身でポールの修理、交換などの対策をとろうと思っても、実際にどんなポールを選べば良いのか、どうやって安全に設置すれば良いのか、専門的な知識がなければ、やはり多くのご不安が出てくるのではないでしょうか。
といって、業者に頼むと費用が高くつくのではないか、というご心配も出てきます。

そこでこの記事では、アンテナポールに関するお悩みを持つお客様のために、アンテナポールの基本的な役割、基礎知識から、ご自宅の状況に最適な製品の選び方、そしてDIYで安全に設置するための具体的な手順、優良業者を探すポイント、おすすめ商品などの関連情報まで、多くのアンテナ工事に携わってきた専門家が、徹底的に解説します。
この記事を最後までお読みいただければ、ポールを用いたアンテナ設置の概要を把握でき、テレビの映りが悪い、アンテナが傾いていて倒れそう、といったストレスから解放され、快適な視聴環境を確立するための最適な方法が、きっと見つかることでしょう。

そもそもアンテナポールとは?テレビ映りを左右する重要な役割

アンテナポールは、しばしば「アンテナマスト」とも呼ばれ、テレビアンテナを屋根の上や壁面などの高い位置に取付、固定するための、鋼管など金属製の支柱(棒)のことを指します。アンテナ用のポールについては、単にアンテナ用「ポール」「マスト」「支柱」などと呼ばれることもあります。
ちなみに「ポール(pole)」とは、英語で細長い棒や柱を意味し、旗竿やスキーのストック、棒高跳びの棒などもポールと呼ばれます。「マスト(mast)」は、もともとは帆船に帆を張るための帆柱を指し、のちにレーダーや通信用のアンテナなどが設置されるようになったことから、支柱や鉄塔などを総合してマストと呼ぶようになりました。
その由来から、どちらも柱や支柱、立てられた棒などの意味であっても、ポールは比較的、規模の小さなもの、マストは規模の大きなものを指します。ただ基本的にはほぼ同じ意味と考えていいでしょう。

さて、アンテナ用のポール、マストは、単にアンテナを支えるだけの部品と思われがちですが、実は安定したテレビ電波を受信するために非常に重要な役割を担っています。

地デジ放送の電波(UHF/極超短波)は、近隣にある電波塔の先端から発信されて、各ご家庭にある地デジアンテナに届きますが、多くの場合、電波塔からテレビアンテナまで電波が届く途中には建物や山、樹木といった障害物が存在します。
地デジ電波はある程度、障害物を乗り越えて広がる性質を持ちますが、お住まいの近隣に高層ビルなどの障害物がある場合、アンテナの位置が低いとこれらの障害物の影響を受けて受信レベルが低下し、安定した地デジ映像を受信することが難しくなります。

また衛星放送の電波は、東経110度(南西上空)に位置する静止衛星から日本全域に、周波数帯が高く直進的な性質を持つ電波(12GHz帯)で送信されています。そのため衛星放送用のパラボラアンテナ(BS/CSアンテナ)は、円盤状のディッシュ(放物面反射器)の上下、左右の角度を、東経110度の向きへと正確に合わせて設置することが必要になります。
この衛星放送の電波は、日本全域において安定したレベルで受信できる特徴があります。一方でこの電波は光のように直進性が強い性質から、障害物に遮られやすく、BS/CSアンテナを向けた東経110度の方向に、建物などはもちろん、樹木や枝、洗濯物など、わずかな障害物があっても遮られてしまい、受診感度が低下することがあります。

アンテナを取り付ける際にアンテナポールを使う最大の目的は、アンテナをこれらの障害物の影響を受けにくい、できるだけ高い位置に設置することです。
適切な長さと強度を持つポールを選ぶことで、複数のアンテナを一箇所にまとめて設置することができ、アンテナを最適な高さと向きでしっかりと固定します。これにより電波を遮る障害物を避けることができ、テレビの映りが悪いなどの問題を避け、安定した電波受信を実現できるのです。

一般住宅で、アンテナポールを用いた主なテレビアンテナ設置方法には、以下のようなものがあります。

  • 屋根の上で屋根馬に立てる
  • 壁面のサイドベースに設置する
  • 庭などの敷地にポールを立てる

次の項目からは、それぞれの施工例について詳しく解説していきます。

アンテナポールによる施工例1:屋根の上で屋根馬に立てる

これは、もっとも一般的なアンテナの設置方法です。
屋根のもっとも高い部分(棟)に「屋根馬(やねうま)」と呼ばれる四つ脚の固定金具をバランスよく設置し、そこにアンテナポールを垂直に立てて、固定し、必要なアンテナを取り付けます。
そして、ステーアンカーや雨樋の金具などを利用して、屋根の四方からステンレスワイヤーなどの「支線(しせん)」または「ステー」と呼ばれるワイヤーを伸ばして、マストや屋根馬の脚を接続し、バランスよく緊張させることで、アンテナをマストや屋根馬ごとしっかりと固定します。

この方法のメリット・デメリットは主に以下の通りです。

メリット デメリット
高さを確保しやすく、安定した電波受信が期待できる 風雨や雪などの天候の影響を受けやすい
ほとんどの形状の屋根に対応可能 老朽化によりポールが傾いたり、倒壊・落下したりするリスクがある
家の壁などに穴を開ける必要がほとんどない アンテナ機種によっては、住宅の外観や景観を損ねる可能性がある
太陽光パネルに影を落とし、発電効率を下げる可能性がある
差し掛け屋根、片流れ屋根など、屋根馬を置ける頂点部がない屋根には対応できない

特に、台風が多い地域や積雪地帯では、ポールの傾きや倒壊のリスクが高まるため、定期的な点検が欠かせません。
なお「あさひアンテナ」など技術力の高いアンテナ工事業者では、頂点部がなく屋根馬を置けない形の屋根でも、水平器を用いて屋根馬の脚を適切に加工することで、屋根の斜面部に屋根馬を置いて、垂直にアンテナポールを立てる施工も可能になります。

アンテナポールによる施工例2:サイドベースに設置する

「サイドベース」という固定金具を使って、アンテナポールを家の壁面や破風板(屋根の張り出し部にある板)、ベランダの手すりなどに取り付ける方法です。
サイドベースとは、壁などに貼り付ける板状の固定部と、固定部から垂直に突き出すポール固定アームや、L字型のアンテナポールが一体化したアンテナ設置具になります。
屋根の上ではなく、建物の側面にこのサイドベースを取り付け、垂直に立てたポールの部分にアンテナを設置します。

サイドベースを用いたアンテナ設置のメリット・デメリットは、以下の通りです。

メリット デメリット
屋根の上に設置するより風雨や積雪などの影響を受けにくく、倒壊リスクが低い 壁面に設置する場合、外壁にビス穴を開ける必要がある
破風板など高い位置に設置すれば、屋根上と同等の受信感度が期待できる 低い位置に設置すると、周辺の建物の影響で受信感度が低くなることがある
低い位置に設置すればアンテナが目立たず、外観を損ねにくい上、風雨なども避けやすくなる
太陽光パネルへの影響がほとんどない

新築の住宅で外壁に穴を開けることに抵抗がある場合や、デザイン性を重視したい場合に人気の設置方法です。
ただし、十分な受信感度を得るためには、設置する高さや方角を慎重に選ぶ必要があります。

アンテナポールによる施工例3:庭などの敷地にポールを立てる

これは比較的、特殊なケースですが、庭などの敷地に独立した高いポールを立ててアンテナを設置する方法もあります。
「スッキリポール」と呼ばれる、電力線や通信線を引き込むための住宅用引込柱の先端にアンテナを設置することもあります。

この場合のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
周囲に障害物がなければ、非常に良好な受信環境を確保できる ポールを建てるための十分なスペース(敷地)が必要
屋根の上の積雪によるアンテナの故障や倒壊リスクを避けられる 専用のポールや設置工事が必要となり、費用が高額になる傾向がある
住宅の外壁や屋根に一切加工をしなくて済む
太陽光パネルに影響を与えない

この方法は、特に屋根に多くの雪が積もる豪雪地帯で、積雪にアンテナが埋もれる、雪の重みで倒壊するなどのリスクを避け、アンテナを安定して使用し続けるために採用されることがあります。
積雪の少ない地域にある一般的な住宅でこの方法が選ばれることはほとんどありませんが、特定の条件下では非常に有効な選択肢となります。

【DIY派必見】自宅に最適なアンテナポールの選び方4つのポイント

テレビの映りを改善するため、テレビのアンテナ修理に合わせて、いざ新しいアンテナポールを選ぼうとしても、長さや太さ、材質など種類が多くて、迷ってしまうこともあるでしょう。
ここでは、DIYでアンテナポールを選ぶ際に失敗しないための4つの重要なポイントを解説します。
これらのポイントを押さえることで、ご自宅の状況に最適な一本を見つけることができます。

  1. アンテナの種類で選ぶ
  2. 設置場所で選ぶ
  3. 長さで選ぶ
  4. 材質と太さで選ぶ

1. アンテナの種類で選ぶ(地デジ・BS/CS)

まず、設置したいアンテナの種類によっても、適したポールは異なります。
アンテナにはそれぞれ重さや形状、風の受けやすさに違いがあるため、それに耐えられるポールを選ぶ必要があります。以下、アンテナの種類に適したポールを一覧でご紹介します。

アンテナの種類 特徴と推奨されるポール
八木式アンテナ 魚の骨のような形状で受信性能が高い。重量があり風の抵抗も大きいため、強度のあるスチール製ステンレス製の太いポールが推奨されます。
デザインアンテナ 平面の箱型で壁面に設置するタイプ。軽量で風の抵抗も少ないため、比較的細めのアルミニウム製ポールでも対応可能な場合があります。
BS/CSアンテナ お皿のような形状のパラボラアンテナ。正確な方向調整が必要で、少しのズレも許されないため、強風でも揺れにくい剛性の高いポールが必須です。
ユニコーンアンテナ 棒状でスタイリッシュな地デジアンテナ。風を受け流す形状ですが、高さがあるため、ある程度の強度を持つポールが適しています。

ご自身が使用するアンテナの重量やサイズを確認し、それに合った耐荷重を持つポールを選びましょう。
特にマストの太さ(直径)は、使用するアンテナ機種、モデルによって対応できる太さが違います。
例えば同じ一般住宅用の45型BS/CSアンテナでも、通常モデルに比べて台風など風圧への耐性を高めた高耐風モデルでは、対応するマストも通常モデルより太い場合があります。
各アンテナに対応できるマストの太さについては、アンテナ本体の説明書、スペック表などにも明記されていますので、そちらをご確認の上、対応するマストを選んでください。

2. 設置場所で選ぶ(屋根・壁面・ベランダ)

次に、どこにアンテナポールを設置するかによっても、選ぶべき製品や必要な金具が変わってきます。

  • 屋根の上:
    もっとも高さを確保できる場所ですが、常に風雨に晒されるため、錆びにくく耐久性の高いステンレス製のポールが最適です。固定には「屋根馬」と「支線(ステー)」を使用します。
  • 壁面・破風板:
    「サイドベース」という金具で固定します。屋根上ほど過酷な環境ではありませんが、やはり耐候性のあるポールが望ましいです。外観を損ねないよう、色やデザインにも配慮すると良いでしょう。
  • ベランダ:
    手すりに固定金具を取り付けて設置します。比較的作業がしやすく、軽量なアルミニウム製のポールが使われることも多いです。ただし、強風でアンテナの向きが変わらないよう、しっかりと固定することが重要です。

設置場所の環境と、使用する固定金具との相性を考えてポールを選んでください。

3. 長さで選ぶ(2m, 5m, 10mの目安)

ポールの長さは、テレビの映りを左右する非常に重要な要素です。
目的は、近隣の建物や樹木といった電波の障害物を超える高さを確保することです。
ただ、やみくもに長いポールを選べば良いというわけではありません。
長くなるほど風雨などの影響を受けやすくなり、曲がる、折れるなどのリスクも高まるため、より頑丈な固定が必要になります。したがって必要最小限の長さを選ぶのが基本です。

  • 〜2m程度のポール:
    周辺に高い建物がなく、見晴らしの良い環境の平屋や2階建ての住宅に適しています。
  • 3m〜5m程度のポール:
    2階建て住宅で、隣家や少し離れた樹木など、部分的に障害物がある場合に有効です。
  • 5m以上の長いポール:
    住宅密集地や、背の高い建物、山林が近くにあるなど、電波を遮る障害物が多い環境で必要になる場合があります。ただし、この長さになるとDIYでの設置は危険度が格段に上がるため、専門業者への依頼を強く推奨します。

まずはご自宅の周辺環境を確認し、電波が飛んでくる方向にある障害物の高さを把握することが、適切な長さを選ぶ第一歩です。

4. 材質と太さで選ぶ(強度・耐久性・コスト)

アンテナポールの寿命や頑丈さを決めるのが、その材質と太さです。
特にアンテナポールは屋外に設置するため、サビへの強さ(耐食性)と、強風に耐える強度が求められます。主な材質の特徴を下の表にまとめました。

材質 コスト 耐久性・特徴 こんな場所におすすめ
スチール製(溶融亜鉛メッキ) 安い 強度は高いが、メッキが剥がれると錆びやすい。寿命は5〜10年程度。 コストを抑えたい場合。ただし、沿岸部や雨が多い地域には不向き。
ステンレス製 高い 非常に錆びにくく、強度も高い。最も耐久性に優れる。寿命は15〜20年以上。 塩害の気になる沿岸部、積雪地域など、あらゆる環境に最適。
アルミニウム製 普通 軽量で錆びにくいが、強度ではスチールやステンレスに劣る。 軽量なデザインアンテナやBS/CSアンテナ用。ベランダ設置など。
FRP製(繊維強化プラスチック) 非常に高い 錆びず、絶縁性に優れるが非常に高価。主にスッキリポールなどに使用。 特殊な用途。一般的なアンテナポールとしてはあまり使われない。

一般的には、コストと耐久性のバランスからスチール製(溶融亜鉛メッキ)が多く使われますが、長期的な安心を考えるならステンレス製がもっともおすすめです。
また、ポールの太さ(直径)も強度に関わります。一般的な地デジアンテナであれば、直径32mm程度のものが標準的です。

アンテナポール設置・交換の完全手順|安全第一でDIYに挑戦

最適なアンテナポールを選んだら、次はいよいよ設置作業です。
ここでは、DIYでアンテナポールの設置や交換を行うための手順を、ステップごとに解説していきます。
ただし、特に屋根の上など、高所での作業は危険を伴います。これから説明する手順と、特に安全に関する注意点を必ず守り、少しでも不安を感じたら無理せず専門業者に依頼してください。

ステップ0:作業前に準備する工具と部材リスト

作業を始めてから「あれがない!」と慌てないように、事前に必要なものをすべて揃えておきましょう。

カテゴリ 品目 備考
工具 スパナまたはレンチ ポールや金具のボルト・ナットを締めるため
プラスドライバー ビスを締めるため
水平器 ポールを垂直に立てるために必須
ペンチ、ニッパー ケーブルの加工や支線の切断に使用
部材 アンテナポール 事前に選んだ適切なもの
テレビアンテナ本体 地デジ用、BS/CS用など
固定金具 屋根馬、サイドベースなど設置場所に合わせて
支線(ステー)とターンバックル ポールを固定するワイヤーと張りを調整する金具
同軸ケーブル アンテナからテレビまで届く長さ
F型接栓 ケーブルの先端に取り付ける接続端子
自己融着テープ、ビニールテープ 屋外の接続部分を防水処理するため
安全具 ヘルメット 頭部の保護
安全帯(墜落制止用器具) 高所作業での落下防止に必須
滑りにくい靴 屋根の上での作業に
手袋 手の保護、滑り止め

ステップ1:【最重要】高所作業の安全対策と注意点

アンテナ工事におけるDIYでもっとも重要なのは、技術よりも安全管理です。
屋根の上など高所での作業は、一歩間違えれば転落などの重大な事故につながります。
そのため、以下の点を絶対に守ってください。

  • 必ず2人以上で作業する:
    1人が作業し、もう1人が下で梯子を支えたり、工具を手渡したりと補助に回ります。万が一の事故の際も、すぐに助けを呼べます。
  • 安全帯とヘルメットを必ず着用する:
    命を守るための最低限の装備です。正しく着用してください。
  • 梯子は安定した場所に、適切な角度でかける:
    地面が不安定な場所は避け、壁に対して約75度の角度で設置し、しっかりと固定します。
  • 天候の良い日に行う:
    雨や雪の日はもちろん、風が強い日も絶対に作業してはいけません。屋根が濡れていると非常に滑りやすくなります。
  • 動きやすい服装と滑りにくい靴で作業する:
    サンダルなどは厳禁です。

結論として、少しでも「怖い」「不安だ」と感じた場合は、DIYを中断し、専門業者に依頼することを強く推奨します。安全は何物にも代えがたいものです。

端的に言って、一般的な屋根の上など、転落のリスクが伴う場所でのDIYアンテナ工事は絶対におすすめできません。DIYでアンテナ工事を行う場合は、例えば屋上フロアがあるお住まいや、ベランダの手すりにサイドベースで設置する場合など、足場が確かで作業の安全を確保できる位置に限ってください。
屋根の上など危険な場所でのアンテナ工事では、プロのアンテナ工事業者でも、安全に関する講習を受けた万全の装備と2人以上の作業体制を必ずとっています。
一般の方では安全具を揃えても、正しい使い方を習熟していないことから事故につながるリスクもあります。また安全具を自前で揃えた場合、準備の費用がアンテナ工事業者に頼む場合と大差なくなることも十分に考えられます。

ステップ2:固定金具(屋根馬・サイドベース)の取り付け

アンテナポールを支える土台となる、固定金具を設置します。

  • 屋根馬の場合:
    屋根のもっとも高い棟部分に、屋根馬が水平に安定するよう跨がせて置きます。この時点ではまだ完全に固定しません。
  • サイドベースの場合:
    壁面の頑丈な柱や梁がある場所を選びます。金具を当ててビス穴の位置を決め、コーキング材などで防水処理を施しながら、ビスでしっかりと固定します。

この土台が不安定であれば、アンテナ全体が倒壊する原因になります。確実に取り付けてください。

ステップ3:アンテナの取り付けと方向調整

ポールにアンテナ本体を仮止めし、電波をもっとも強く受信できる方向を探します。

  1. ポールにアンテナをUボルトなどで取り付け、軽く締めておきます(まだ動かせる程度)。
  2. ポールを固定金具(屋根馬やサイドベース)に差し込み、垂直になるように調整します。
  3. アンテナから伸ばした同軸ケーブルを室内のテレビに接続し、テレビの設定画面から「アンテナレベル」を表示させます。
  4. 1人が屋根の上でアンテナの向きを少しずつ(1〜2度ずつ)動かし、もう1人が室内のテレビでアンテナレベルが最大になる位置を探します。
  5. レベルが最大になった位置で、アンテナとポールのボルトをしっかりと締めて固定します。

この作業は2人で行うと非常にスムーズです。

またテレビのアンテナレベル画面が、アンテナの角度調整から、その角度の受信レベルが反映されるまでに数秒程度の時間差が生じます。したがって特にディッシュの仰角、方位角(上下と左右の角度)を正確に東経110度へ合わせなければならないBS/CSアンテナは、非常に根気のいる作業となります。
ただ、1,000円台で購入でき、アンテナケーブルに接続する形で使う、簡易型のアンテナレベルチェッカーを用いれば、角度調整を行いながら、手元で即座に受信レベルを確認できるため、アンテナ角度調整の作業がとても楽になります。

ステップ4:ケーブルの配線と防水処理

アンテナの適切な方向が決まったら、アンテナケーブル(同軸ケーブル)を処理します。

  1. アンテナから出ている同軸ケーブルを、ポールにビニールテープ、結束バンドなどで数カ所、固定します。
  2. ケーブルを壁に沿わせて室内まで引き込みます。エアコンの配管穴などを利用するのが一般的です。壁に固定する場合は、ステップルという金具を使います。
  3. アンテナとケーブルの接続部分など、屋外に出ている接続箇所には、自己融着テープを伸ばしながらしっかりと巻きつけ、その上からビニールテープを巻いて防水処理を施します。

この防水処理を怠ると、雨水が浸入して接触不良やショートの原因となり、数年後にテレビが映らなくなるトラブルにつながります。

【応用編】今のポールの高さを出す!マスト延長の方法と製品

「もう少しだけアンテナを高くしたいけれど、ポールを丸ごと交換する作業は大変そう」
そんなときには、既存のポールに別のポールを継ぎ足して延長する方法があります。
この作業には、「マスト継ぎ足し金具」や「ポールジョイント」といった専用の製品を使用します。

使い方は比較的、簡単で、既存のポールと新しいポールを金具で挟み込み、ボルトで締め付けて固定するだけです。
ただし、この方法にはいくつか重要な注意点があります。

  • ポールの直径を確認する:
    既存のポールと新しく購入するポールの直径が同じであることを確認してください。異なる場合は、スペーサーなどが必要になることがあります。
  • 強度を確認する:
    ポールを延長すると、風を受ける面積が大きくなり、接続部分に大きな負荷がかかります。延長した後は、必ず支線(ステー)を追加したり、より頑丈なものに張り替えたりして、強度を確保してください。
  • 接続部分の防水:
    屋外での接続になるため、金具部分も念のため防水処理を施しておくとより安心です。

この方法を使えば比較的、手軽にアンテナの高さを稼ぎ、受信環境を改善できる可能性があります。

DIYは不安?アンテナポール設置をプロに依頼する場合の費用と業者選び

ここまでDIYの手順を解説してきましたが、高所作業の危険性や、正確な方向調整などの難しさから「やぱり自分で行うのは不安だ」と思われた方も多いのではないでしょうか。
その判断は非常に賢明です。作業の安全と確実性を考えれば、やはり専門の業者、会社へとご依頼になるのがもっとも賢明な選択と言えます。
ここでは、プロに依頼する場合の費用相場と、信頼できる業者の選び方を解説します。

アンテナポール設置・交換の費用相場

アンテナポールの設置や交換を含めたアンテナ工事を業者に依頼した場合の費用は、工事の内容によって変動します。
一般的な費用の内訳と相場は以下の通りです。

工事内容 費用相場(目安) 備考
基本工事費 22,000円 〜 40,000円 アンテナ本体の設置、方向調整、配線など
アンテナポール(部材費) 2,000円 〜 10,000円 ポールの長さや材質によって変動
固定金具(部材費) 3,000円 〜 8,000円 屋根馬、サイドベース、支線など
既存アンテナの撤去・処分費 5,000円 〜 10,000円 古いアンテナを取り外す場合
ブースター設置 15,000円 〜 25,000円 電波が弱い地域で受信信号を増幅する場合
高所作業費 5,000円 〜 3階建ての屋根など、特殊な足場が必要な場合

総額としては、地デジアンテナ本体を含むポール設置でおおよそ30,000円〜50,000円程度がひとつの目安となります。既設のアンテナやブースターなどを流用するポール交換のみの工事の場合は、基本費用はポール本体などの部材費と作業費だけになるため、より低価格になります。
ただし、これはあくまで一般的なケースです。
アンテナ工事の正確な費用を知るためには、必ず複数の業者から見積もり(相見積もり)を取り、価格や見積り費用の内訳を比較検討することが重要です。

失敗しない!信頼できるプロ業者の選び方3つのポイント

アンテナ工事業者の中には、残念ながら曖昧な価格体系や不要な工事で高額な請求をする、手抜き工事を行うなどの悪質な業者も存在します。
ポールなどを含めたテレビのアンテナ工事、修理はどこに頼むべきか。大切なお住まいのアンテナ工事に、確かなサービスで安心して任せられる優良業者を見極めるために、業者選びの際には以下の3つのポイントを必ずチェックしてください。

  1. 料金体系が明確で、詳細な見積もりを提示してくれるか
    「アンテナ工事一式 ◯◯円」といった大雑把な見積もりではなく、工事費、部材費、パーツ費などの内訳がきちんと記載されているかを確認してください。また、作業前に見積もり外の追加料金が発生する可能性について丁寧に説明してくれる業者、もしくは見積もり外の追加料金が加算されることはないと明言してくれる業者であれば信頼できます。
  2. 豊富な施工実績があり、ホームページなどで公開しているか
    公式サイトや企業情報で年間の施工件数や、具体的な工事事例(写真付きブログなど)を公開している業者は、それだけ多くの現場を経験しており、技術力に自信をもっています。業者の公式サイト以外でも、SNSや口コミサイトなどで、実際にその業者を利用した顧客の口コミや評判なども参考にしてください。
  3. 長期の工事保証が付いているか
    テレビアンテナはいったん設置すれば長く使うものです。したがって施工後のトラブルに対応してくれる保証制度が用意されているかどうかは非常に重要です。
    保証期間が5年以上、できれば8年〜10年といった長期保証を提供している業者は、工事の品質に強い自信と責任を持つ優良業者である可能性が高いといえます。

あさひアンテナなら安心!年間6,000件の実績と業界最長クラスの10年保証

アンテナ工事の業者選びでお悩みなら、ぜひ当「あさひアンテナ」にご相談ください。
弊社が多くのお客様に選ばれているのは、以下のような確かな理由があります。

  • 年間6,000件以上の豊富な施工実績:
    関東・関西エリアを中心に、日々多くのご家庭でアンテナ工事を行っています。あらゆる現場状況に対応できる経験とノウハウの蓄積が、弊社の強みです。
  • 高品質な自社スタッフによる施工:
    弊社ではあらゆるアンテナ工事について、下請け業者に丸投げすることは一切ありません。厳しい研修を受けた自社の専門スタッフが、責任を持って最初から最後まで丁寧に施工いたします。上記の豊富な施工実績と合わせて、経験豊富で優秀なアンテナ職人による、安定した高品質な工事をご提供できます。
  • 業界最長クラスの「10年保証」:
    弊社では施工技術に絶対の自信をもち、施工したアンテナでトラブルが発生する可能性は非常に低いという確信から、業界でもトップクラスの10年という長期保証をお付けしています。設置後の万が一のトラブルにも、迅速にサポート対応いたしますのでどうかご安心ください。

弊社では、地デジアンテナやBS/CSアンテナ各機種の設置工事はもちろん、ポールを用いた屋根の上、破風板や壁面、ベランダ手すりへの設置のほか、現場の条件で可能であれば、ベランダ内部や屋根倉空間などへの設置にもご対応いたします。
各種アンテナ設置工事については、DXアンテナやマスプロ電工、日本アンテナ、サン電子など、国産大手メーカー製の高品質アンテナ本体、ポールや屋根馬、サイドベースなどの基本設置具、同軸ケーブルをセットにした工事費用でご案内しております。もちろんブースターなどシステム周辺機器の設置工事にも対応できます。

また現場の受信条件で可能な限り、お住まいの外観を損なわない美しい設置も心がけております。
例えば屋根馬を使った設置であれば、ベテランのアンテナ職人が、屋根の四方からポールまでステーを張り、さらに各ステーの途中から屋根馬の脚までステーを張る、計8本のステーによる丈夫な設置を実施しております。
さらにデザインアンテナ設置やサイドベース利用などで、壁にビス穴をあける場合には、極細のビスを使い、ビス穴には変性シリコンを丁寧に注入することで、壁面の加工を最小限に抑え、万が一の雨水などの浸み込みも防止する施工を徹底しております。

当あさひアンテナでは、アンテナ工事に伴う現地の電波調査、お見積もりを完全無料(出張料、キャンセル料などの諸費用込み)でお引き受けしております。
電波調査はお住まいのさまざまな位置で綿密に行い、安定した受信を実現できる位置をすべて特定。お客様のご要望に最適となるアンテナ工事を、業界最安に挑むお見積もり価格でご提案いたします。
また他業者との相見積もりや、工事をお急ぎの方のための即日工事にもご対応いたします、
アンテナポールに関しても、設置するアンテナや施工現場に最適となる高品質の製品を数多くご用意しているため、ぜひ一度あさひアンテナの無料見積もりをご利用ください。

アンテナポールに関するよくある質問

最後に、アンテナポールに関して多くの方が覚えられる疑問について、Q&A形式でお答えします。

Q1. 強風や台風でポールが倒れないか心配です。対策は?

A1. アンテナポールが強風で倒壊しないためには、「適切な製品選び」と「確実な施工」がもっとも重要です。
対策としては、以下の点が挙げられます。

  • お住まいの地域(特に沿岸部や高台)に合わせて、通常より一段階太いポールを選ぶ。
  • ポールを固定する支線(ステー)をステンレス製の錆びにくいものにし、適切な張力でしっかりと張る。
  • 屋根馬やサイドベースを固定するビスが、建物の構造材にしっかりと効いているか確認する。
  • アンテナ本体も耐風性能の高い機種、モデルを選ぶ。

これらの対策を確実に行うことで、アンテナ本体(ポール)の耐風性は大幅に向上します。
ご不安な場合は、アンテナ設置前に専門業者へと耐風性に関してご相談されることをおすすめします。

Q2. アンテナポールを自作しても法律的に問題ない?

A2. 自作の条件によっては、法律に抵触する可能性があるため注意が必要です。
特に注意すべきは以下の3点です。

  • 建築基準法:
    アンテナポールが地面から6mを超える高さになる場合、「工作物」とみなされ、自治体への建築確認申請が必要になることがあります。
  • 電波法:
    アマチュア無線など、免許が必要な無線のアンテナを設置する場合は、アンテナの高さや性能が電波法の技術基準に適合している必要があります。
  • 景観条例:
    お住まいの地域によっては、景観を守るために建築物の高さやデザインに関する独自の条例が定められている場合があります。

DIYでポールを設置する前に、一度お住まいの自治体の担当窓口(都市計画課など)に確認することをおすすめします。
ご判断が難しい場合は、やはりアンテナ工事の専門業者へとご依頼になり、適切なポールを選んでもらうことがおすすめです。

Q3. ポールの寿命やメンテナンス方法は?

A3. ポールの寿命は、その材質によって大きく異なります。

材質 寿命(目安)
スチール製(溶融亜鉛メッキ) 5年~10年
アルミニウム製 10年~15年
ステンレス製 15年~20年以上

長持ちさせるためには、年に1回程度、双眼鏡などを使って目視で点検することをおすすめします。
チェックするポイントは、「ポールの根元や接続部分にサビが出ていないか」「固定金具のボルトや支線に緩みがないか」の2点です。
もしスチール製ポールにサビを見つけたら、早めにサビを落として防錆塗料を塗布することで、寿命を延ばすことができます。

安全に手が届く位置にポール(アンテナ)がある場合は、ご自宅でのメンテナンスも可能ですが、屋根の上などで作業に危険が伴う場合は、アンテナ工事の専門業者へとご依頼ください。

まとめ:最適なアンテナポール選びと設置で快適なテレビライフを

今回は、テレビの映りを改善するための鍵となる「アンテナポール」について、その役割から選び方、DIYでの設置手順、そして専門業者への依頼まで、幅広く解説しました。

この記事の重要なポイントを改めて振り返ってみましょう。

  • アンテナポールの役割:
    アンテナを障害物の影響がない高い位置に設置し、安定した電波受信を実現する。
  • 最適なポールの選び方:
    「アンテナの種類」「設置場所」「長さ」「材質」の4つのポイントを総合的に判断する。長期的な安心を求めるならステンレス製がおすすめ。
  • DIYでの設置:
    手順を守れば可能だが、高所作業は重大なリスクを伴う。安全対策を万全にし、少しでも不安があれば無理をしないことが鉄則。
  • 専門業者への依頼:
    安全性と確実性を考えればもっとも賢明な選択。「明確な料金」「豊富な実績」「長期保証」を基準に信頼できる業者を選ぶ。

テレビの映りが悪い、アンテナが傾いているといった日々の小さなストレスは、適切なアンテナポールを選ぶこと、交換作業を行うことで解決できる可能性が非常に高くなります。
ご自身で挑戦される方も、専門家に相談される方も、この記事で得た知識を活かして、ぜひ安心できる快適なテレビご視聴環境を手に入れてください。

もし、アンテナポールの選定や設置に関して少しでもご不明な点やご不安なことがあれば、いつでも当あさひアンテナまでご相談ください。
経験豊富なスタッフが、お客様のご自宅の状況に合わせた最適なご提案をいたします。
アンテナポールをはじめ、アンテナ工事に関するご相談は、当あさひアンテナのフリーダイヤル、または当サイトのメールフォーム、弊社LINEアカウントまで、どのようなことでもお気軽にお問い合わせください。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。