地デジ・衛星放送のテレビ画面が映らない!音は出るのに真っ暗?その原因と自分でできる対処法・業者依頼による対処をプロが解説

2026年02月28日

これまで問題なく視聴できていたテレビの画面が、ある日突然、真っ暗になって何も映らなくなったら、誰でも驚き、動揺してしまうものです。
「テレビが故障したのか」「テレビかアンテナかどちらに問題があるのか」「修理にはいくらかかるのだろうか」など、さまざまなご不安が頭をよぎるかもしれません。
特に、テレビの音声は正常に聞こえているのに、画面だけが映らないという症状は、原因が分からず戸惑うことも多いかと思われます。

しかし、どうぞご安心ください。
テレビ画面が映らなくなるトラブルは、意外と簡単なことで解決するケースも少なくありません。
この記事では、テレビの専門家が、画面が映らなくなったときに考えられる原因から、ご自身で費用をかけずに試せる具体的な対処法まで、分かりやすく順番に解説します。

記事の執筆は、テレビなど家電製品について知識を持つライターが担当しています。
さらにテレビアンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」の施工スタッフによる解説を基に、テレビが映らないトラブルについて、アンテナやテレビ本体、その周辺で考えられる主な原因から、原因別の対処法まで、プロの知識で詳しくご説明していきます。

さらに、テレビ本体で部品の故障などのトラブルが生じている場合は、修理と買い替えのどちらがお得なのかを判断するための客観的な基準もご紹介します。
この記事を最後までお読みいただければ、急なテレビ画面のトラブルに対しても落ち着いて適切な対応ができるようになり、予期せぬ出費を抑えることにもつながるはずです。
まずは落ち着いて、本記事の内容を読み進めながら、正確なトラブルの原因と適切な対処方法を探っていきましょう。

まずは落ち着いて!症状から原因のヒントを探る

ご自宅でそれまで問題なく視聴できていたテレビの画面が突然、真っ暗になると、すぐにテレビ本体やアンテナの故障ではないかと判断してしまいがちです。
しかし、その前にテレビの状態を冷静に観察することで、トラブルの原因を特定する重要な手がかりが見つかります。

最初の項目では、お住まいで急にテレビが正常に映らなくなるケースを、主なパターン別に、考えられる原因と共にご紹介します。
もしご自宅でテレビトラブルが起きた場合は、まずは以下のどのパターンに当てはまるかをご確認の上、その原因特定と対策に移ってください。

パターン1:「音は出るが画面は真っ暗」な場合

これは、テレビ画面のトラブルでもっとも多く見られる症状です。
音声は問題なく出力されているため、電波の受信および、テレビの音声回路やスピーカーは正常に機能していると考えられます。
この場合は以下のように、液晶画面に映像を映し出すための部品に何らかの問題が発生している可能性が高くなります。

考えられる主な原因 概要
バックライトの故障 液晶テレビの画面を後ろから照らす光源が切れている状態です。
映像基板のトラブル 映像信号を処理する内部の電子回路に不具合が生じています。
ケーブルの接続不良 映像信号を送るケーブルが抜けかかっている可能性があります。
省エネ設定の問題 画面の明るさが意図せず最小になっている場合があります。

※上記はこの症状の場合に考えられる主な要因です。

パターン2:「電源ランプが点滅・消灯」している場合

テレビ本体の電源ランプの状態も、重要な診断ポイントです。
ランプが普段と違う点滅を繰り返していたり、完全に消灯していたりする場合は、テレビ本体の電源系統に問題がある可能性があります。

メーカーやモデルにもよりますが、特に赤色ランプの点滅は、テレビ本体が内部機器の異常を検知して、自己診断機能が作動しているサインです。
テレビ本体のトラブル時に、電源ランプの色合いや点滅の回数によってエラーの内容を示すメーカーも多いため、まずはテレビ本体の取扱説明書やメーカーの公式サイトで、ランプの状態が示す意味を確認してみましょう。

パターン3:「エラーコード」が表示されている場合

ブラックアウトした画面に「E202」や「E100」といった英数字のコードが表示されている場合は、原因特定への最大のヒントです。
これは、テレビがやはりトラブル時の自己診断機能により「なぜ映らないのか」を教えてくれている状態、いわばテレビからのSOS信号です。
このエラーコードは、テレビのメーカーやモデルなどは違っても、表示される基本的なコードの意味はすべて共通しています。また現在のテレビなど機器では、コードと同時にその意味を示すメッセージも表示されます。
したがってエラーコードの意味を調べることで、たとえばアンテナが受信している電波レベルの問題なのか、B-CASカードの問題なのかなど、トラブルの原因をかなり絞り込むことができます。

費用ゼロ!今すぐ自分で試せる7つの応急処置【簡単チェックリスト】

前述した各パターンのテレビ画面トラブルが発生したときには、アンテナ工事などの専門業者に連絡する前に、まずはご自身でも試せる簡単な対処法がいくつかあります。
ご家庭で実際に発生するテレビ画面トラブルは、多くの場合、ごく初歩的な不具合が原因であるため、これらの対処方法ですぐに問題が解決することがあります。

まずは以下のチェックリストを、最初から順番に試していってください。

STEP1:テレビと周辺機器の「電源リセット」

テレビ機器も、現在ではテレビ放送の受信、視聴だけでなく、ゲーム機や録画機器への接続、またインターネット接続でWebサイトや動画配信サイトの閲覧など、多彩な機能を備えています。
そのため内部基盤のコンピューターや独自のOSで各種機能を制御しており、もはや大型のスマートフォンやタブレットパソコンに近い機器とも言えます。

それだけに、現代のテレビもスマホやパソコンと同様、基盤やソフトウェアの一時的な不具合により、さまざまな動作不良を起こすことも考えられます。
そしてスマホやパソコンの再起動と同様に、テレビにおける一時的なソフトウェアのフリーズやシステムエラーは、電源を完全にリセットすることで解消されるケースが多くあります。
以下の手順で行うテレビ本体のリセットは、テレビ画面のトラブル時における、もっとも基本的かつ効果的な対処法です。

  1. テレビ本体にある電源スイッチを主電源からオフにします。
  2. テレビに接続されているレコーダーやゲーム機などの周辺機器の電源もすべてオフにします。
  3. テレビとすべての周辺機器の電源プラグをコンセントから抜きます。
  4. そのまま 5 分ほど待ち、本体に溜まった電気を完全に放電させます。
  5. その後、まずテレビの電源プラグをコンセントに差し込み、電源を入れます。
  6. テレビが正常に起動したことを確認してから、周辺機器の電源プラグを差し込み、電源を入れ直します。

以上の手順は、テレビ内部の通電を一時的にすべて断つことで、スマホなどの再起動と同様の効果があります。

STEP2:アンテナ・HDMIなど全「ケーブルの再接続」

テレビ本体以外の問題で意外と多いのが、各種ケーブルの緩みや接触不良です。
掃除の際に動かしたり、ペットがじゃれたりしたことで、知らないうちにケーブル背ty属武が抜けかかっていることがあります。

テレビに接続されている以下のようなケーブル類の状態を、チェックポイントを参考にすべて確認してください。

確認するケーブルの種類 チェックポイント
電源ケーブル テレビ本体とコンセントの両方で、接続端子の奥までしっかり差し込まれているか。
アンテナケーブル 壁のアンテナコンセント端子とテレビの入力端子に、緩みなく接続されているか。
HDMI ケーブル レコーダーやゲーム機などとテレビを接続するケーブルが、両方の端子にしっかり差し込まれているか。
ケーブルの損傷 ケーブルが強く折れ曲がったり、被覆が破れたりしていないかを目で見て確認する。

※上記はケーブルの不具合を確認する際の主なポイントになります。

すべてのケーブルを一度抜き、ホコリなどを軽く拭き取ってから、もう一度「カチッ」と手応えがあるまでしっかりと差し込んでみてください。
またケーブルが、固有の「曲げ半径」以上の急角度に折り曲げられている、家具などの下敷きになっている、必要以上に長すぎるなどの状態も、ケーブル本体の断線を含む送信不良や、送信される信号の減衰につながります。

STEP3:「B-CASカード」の抜き差しと清掃

現在の地デジ、BS放送、CS放送のデジタル放送を視聴するために不可欠なものが、テレビなど受信機器に挿入されている「B-CASカード」です。
このカードは、デジタル映像信号で著作権保護のために行われている信号の暗号化を解除する、カードキーのような役割を果たすICカードです。
このカードの接触不良やICチップの汚れが原因で、テレビの画面が映らなくなることがあります。
(※近年の一部の4K/8Kテレビの場合は、B-CASカードと同様の役割を果たす「ACASチップ」が本体に内蔵されています。このような機器でチップの不具合が出た場合は、前述した電源リセットが有効です)

B-CASカードの接触不良などで、テレビがカードを認識できずテレビ画面が映らない場合には、以下の対応が有効です。

B-CASカードの正しい取り扱い手順

  1. テレビ本体の電源を必ずオフにします。
  2. B-CASカードスロットの場所を確認し、カードをゆっくりと引き抜きます。
  3. カード裏面の金色のICチップ部分を、メガネ拭きのような乾いた柔らかい布で優しく拭きます。
  4. カードの向きを間違えないように注意し、スロットの奥までしっかりと差し込みます。
  5. テレビの電源を入れ、正常に映るか確認します。

B-CASカードの不具合でテレビが正常に映らない場合には、テレビ画面に「E100」「E101」「E102」のエラーコードが表示されることが多くなります。

STEP4:リモコンの「入力切替」を再確認

「急にテレビ画面が真っ暗で映らなくなって故障かと思ったら、入力切替が違っていただけだった」というケースも非常に多いものです。
何かの拍子にリモコンのボタンを押してしまい、機器が接続されていない(または接続された機器が作動していない)入力系統に切り替わっている可能性があります。

まずはリモコンの「入力切替」ボタンを押してみてください。
画面に「HDMI 1」「HDMI 2」「ビデオ」などの入力一覧が順を追って表示されます。
地上デジタル放送を見たい場合は「地デジ」を、テレビに接続しているチューナーやレコーダー、ゲーム機などの映像を見たい場合は、それぞれの機器を接続している「HDMI」をあらためて選択してください。

STEP5:「チャンネルの再スキャン」を実行

引っ越しで使っていたテレビを他の地域に移動したり、地域の放送局でチャンネル(周波数帯)の変更があったりすると、テレビ機器がテレビ電波(チャンネル)を正しく受信できなくなることがあります。
テレビ機器は最初に設置される際、受信しているテレビ電波の「チャンネルスキャン(チャンネル設定)」を行い、各チャンネルを自動的に確認して番号に当てはめる作業を行います。
このテレビ内のチャンネル設定と、受信しているテレビ電波のチャンネルに食い違いが生じると、テレビ画面が映らなくなることがあります。

このような場合は、あらためて受信している電波に応じて、チャンネルの再スキャン(再設定)を行うと改善されることがあります。

チャンネルスキャン(再スキャン)の操作方法はテレビのメーカー、モデルによっても異なりますが、一般的には以下の手順で行います。

  • リモコンの「設定」や「メニュー」ボタンを押す。
  • 「放送受信設定」「チャンネル設定」などの項目を選択する。
  • 「地上デジタル自動設定」「チャンネルスキャン」などを選択し、実行する。

チャンネルスキャンの完了には数分から十分程度かかることもありますが、完了したらすべてのチャンネルが正しく映るかを確認してください。

STEP6:「省エネ・明るさ設定」の見直し

テレビの省エネモードがオンになっていたり、画面の明るさ設定が極端に低くなっていたりすると、特に日中で日が差し込む部屋などの場合、テレビ画面が暗すぎて「映っていない」と勘違いしてしまうことがあります。
こちらもリモコンの「設定」メニューから「映像設定」や「画質設定」の項目を確認してみましょう。
一度、画面設定を「標準」や「ダイナミック」などに戻してみて、画面の明るさに変化があるかを確認してください。

STEP7:他のテレビで「アンテナ設備の異常」を切り分け

もしご自宅に複数台のテレビがある場合、問題の切り分けに役立ちます。
他のテレビも同じように映らないのであれば、原因はテレビ本体ではなく、アンテナやブースター、分配器といった家全体の受信設備にある可能性が高くなります。
逆に、問題のテレビだけが映らないのであれば、そのテレビ本体に原因があると考えられます。
他にも、B-CASカードの不具合と思われる場合には、正常に映っているテレビのB-CASカードと差し替えて映りを確認することで、カード本体の不具合かどうかを確認できます。

なぜ?テレビ画面が真っ暗になる主な原因をプロが解説

上記したご自身での各種対処法を試しても改善しない場合、テレビの部品故障やアンテナ設備などの本格的な不具合である可能性が考えられます。
この項目では、より専門的なトラブルの原因について解説していきます。

原因1:テレビ本体の内部故障(バックライト・基板の寿命)

テレビの不具合で「音は出るのに画面が真っ暗」という症状の場合に、もっとも多い原因が、液晶テレビのバックライトの故障や寿命です。
テレビの映像を映し出す液晶パネル自体は発光しないため、背後から光を当てるバックライトが必要不可欠です。
このライトが、古い蛍光灯が切れるのと同じように寿命を迎えると、テレビ映像を映し出すことができなくなります。

以下、テレビの画面だけが映らなくなるトラブルの原因として、考えられる主な部品の故障例を一覧で挙げます。

部品名 役割と故障時の症状 平均寿命の目安
バックライト 液晶パネルを後ろから照らす光源。故障すると画面が真っ暗になる。 約6万時間(1日8時間視聴で約10年)
電源基板 テレビ全体に電力を供給する部品。故障すると電源が入らない、点滅する。
映像基板 (T-CONボード) 映像信号を処理し液晶パネルに伝える部品。故障すると画面が乱れる、線が入る。

※上記はテレビ画面が映らない故障の原因となる主な部品の例です。

テレビの平均寿命は約 8〜10 年と言われています。
そして長年、使用し続けているテレビの場合、これらの部品が経年劣化している可能性が考えられます。
テレビの保証期間が過ぎた後にこれらの部品が故障した場合、修理費用が高額になるケースが多いため、テレビ本体の買い替えを考慮することになります。

原因2:アンテナやケーブルの不具合(電波受信の問題)

テレビ本体に問題がなくても、お住まいのアンテナからテレビ電波が正常に送られてこなければ、当然ながらテレビ映像は映りません。
この場合は、アンテナ本体の不具合で十分に電波を受信できない、アンテナからテレビまでを結ぶケーブル配線部の問題で電波が途切れている、周辺の電波障害など電波状況の問題でアンテナに十分な電波が届いていない、などのケースが考えられます。
特にテレビ画面に「E202(信号が受信できません)」というエラーコードが表示される場合には、以上のケースのどれかが疑われます。

この場合に考えられる具体的なトラブルの原因には、以下のような例が考えられます。

  • アンテナの方向のズレ:アンテナ本体の老朽化や、台風や強風、積雪などの影響でアンテナの向きが適切な方向からずれる。
  • ケーブルの劣化・断線:屋外のケーブル配線が紫外線や雨風などで劣化し、内部で断線している。
  • ブースター・分配器の故障:テレビ電波を必要なレベルまで増幅したり、各部屋に分配していたりする機器が故障している。

このようなトラブルの場合は、やはりアンテナ工事の専門業者に調査を依頼して、正確な原因の特定と、アンテナの角度調整や修理など適切な対処が必要です。
「あさひアンテナ」などの専門業者は「レベルチェッカー」という専用の測定器を使い、電波の強さ(レベル)だけでなく、電波の品質(MER/BER)も測定して、トラブルの原因を正確に特定します。

原因3:カードのエラーや設定ミス

前述の応急処置でも触れましたが、B-CASカードの不具合や入力切替のミスも、専門家が現場でよく遭遇する原因のひとつです。
地デジ、BS/CSなどデジタル放送の映像信号は、B-CASカードで著作権保護のための暗号を解除して初めて視聴できるため、カードが認識されないと「信号なし」と同じ状態になります。
また、入力切替の誤りは故障ではないため、修理を依頼する前に、必ず確認しておくべきポイントです。

修理か買い替えか?後悔しないための判断基準【費用対効果で考える】

テレビ本体の故障である可能性が濃厚になったとき、多くの人がお悩みになるのが「修理すべきか、買い替えるべきか」という問題です。
ここではテレビ画面のトラブルに対して、後悔しない選択をするための客観的な判断基準をご紹介します。

【料金表】故障箇所別の修理費用と相場

まずは、テレビ本体の修理にどれくらいの費用がかかるのか、おおよその目安を知っておくことが重要です。
以下、テレビの故障でも症状別に考えられる主な故障の部分と、一般的な修理費用の目安についてご紹介します。
実際の費用はメーカーや機種、保証期間の有無によって大きく変動します。

故障症状 主な故障箇所 修理費用の目安(税込)
音は出るが画面が真っ暗 バックライト、映像基板 20,000 円~100,000 円
電源が入らない、すぐに切れる 電源基板 16,000 円~70,000 円
画面に線が入る、映像が乱れる 液晶パネル、映像基板 50,000 円~200,000 円
音が出ない、ノイズが混じる スピーカー、音声基板 15,000 円~70,000 円
リモコンが効かない リモコン受光部、制御基板 16,000 円~30,000 円

※上記はあくまで一般的な目安です。正確な料金はメーカーへの見積もりが必要です。

買い替えが賢明な4つのサイン(使用年数・修理額・保証・危険な兆候)

テレビの不具合、動作不良の症状が以下のサインに当てはまる場合は、テレビ修理よりも買い替えを選択する方が、長期的には経済的で合理的である可能性が高くなります。

  1. テレビの使用年数が8年を超えている
    メーカー側におけるテレビの修理用部品の保有期間は、メーカーにもよりますが生産終了後、約8年が目安です。
    これを超えると故障したテレビに対応する修理部品がなく、修理自体が不可能な場合があります。
    また老朽化したテレビの場合、故障した部分以外の老朽化も進んでいるため、たとえ一箇所を修理しても、すぐに別の部品が寿命を迎えて別の不具合が生じる「ドミノ故障」のリスクも高まります。
  2. 修理の見積もり額が、新品テレビ購入費用の半分を超える
    もし修理に5万円以上かかるなら、少し予算を足して最新の省エネ性能が高く画質も鮮明な4Kテレビを購入した方が、満足度も電気代の節約効果も高くなる可能性があります。
  3. メーカーの保証期間が過ぎている
    メーカーや購入店などの保証期間外にあたる修理は全額自己負担となります。
    高額な修理費用を支払うよりも、その費用を元にして新しく高性能なテレビに買い替える方が賢明な判断と言えるでしょう。
  4. 焦げ臭いにおいや異常な発熱など、危険な兆候がある
    テレビ本体から焦げ臭いにおいがしたり、電源コードが異常に熱くなったりする場合は、火災につながる危険性があります。
    この場合は直ちに問題があるテレビの使用を中止し、電源プラグをコンセントから抜いてください。
    安全を最優先し、修理ではなく即座に買い替えを検討すべき症状といえます。

【受信障害対策】地デジ放送と受信の基礎知識

地デジ放送が映らない原因をより深く理解するためには、地デジ放送の基本的な仕組みを知っておくことが重要です。
地デジ放送は、日本各地にある電波塔(東京スカイツリーなど)から、UHF(極超短波)という種類の電波で、周辺一帯の各家庭に送られています。
電波塔から送られる地デジ電波には、主に以下のような特徴があります。

地デジ電波の主な特徴

  • ある程度の障害物(ビルなど)は回り込んで向こう側に届く特性があります。ただビルの陰に当たる直近の一帯などには十分な電波が届かないこともあります。
  • 電波塔からの距離が遠くなるほど、電波レベルは徐々に弱くなります。
  • 電波が伝わる空間の気候が変化することで、電波レベルも若干の変動が起こるほか、大雨や大雪などの悪天候によって、電波レベルが大きく弱まることもあります。

このような特性がある電波を、一般住宅で屋根の上や壁面などに設置された地デジアンテナ(UHFアンテナ)で受信します。
地デジアンテナには、アンテナの真正面を中心にした一定の範囲のみで受信感度が高くなる「指向性」という性質があります。またアンテナの受信性能は、同じ機種でも「素子数」「素子数相当」でモデル別の違いがあります。
そして、地デジアンテナが設置時に電波塔の方向を正確に向いていない、またアンテナの性能(素子数・素子数相当)がお住まいの地域の電波の強さ(電界地域)に合っていなないなどの問題があると、地デジ電波の受信が不安定になり、画面が正常に映らなくなります。

以下、地デジアンテナで地デジ電波を安定して受信するための、主なポイントを一覧でご紹介します。

受信のポイント 概要
アンテナの方向 地デジアンテナの正面側を、地域の主要な電波塔の方向へ正確に向ける必要があります。建物など障害物の影響にも注意が必要です。
アンテナの性能 電波の弱い地域では、より高性能な(素子数・素子数相当が多い)地デジアンテナが必要です。
アンテナの設置場所 地デジアンテナは、できるだけ障害物がなく、高い位置に設置する方が安定します。低い位置に設置する場合は、特に電波塔の方向に建物などがないか注意が必要となります。
周辺環境 アンテナを向ける方向に高い建物が建つなど、周辺環境の変化で地デジ電波が遮られることもあります。

※上記は地デジアンテナで地デジ放送を受信する際の主なポイントになります。

これらの要因が複合的に絡み合って、地デジ放送の受信障害を引き起こすことも考えられます。

【受信障害対策】衛星放送(BS/CS)と受信の基礎知識

衛星放送であるBS放送、CS放送が正常に映らない場合は、地デジとは少し異なる知識が必要です。
衛星放送は、BSの放送衛星、CSの通信衛星とも、地上からは空の同じ位置(東経110度の上空)に静止して見える(実際は地球の自転に合わせて赤道軌道上を周回している)静止衛星から、日本の全域に電波を送っています。
この電波は、12GHz帯という非常に周波数帯が高く、直進性の強い電波であり、静止衛星から日本全域を照らし出すような形で送られています。

一般家庭に設置される衛星放送用のBS/CSアンテナ(パラボラアンテナ)は、この12GHz帯を皿状のディッシュ(放物面反射器)の内面で受け止め、正面の一点に集める形で反射させて、そこに固定された一次放射器に集める形で受信しています。

このような電波の特性と受信の形式から、衛星放送(BS/CS)の受信には、主に以下のような特徴や注意点があります。

衛星放送の主な特徴

  • 12GHz帯は静止衛星から地上まで、非常にまっすぐ進む光のような性質があります。そのためBS/CSアンテナと静止衛星との間(電波の経路)にわずかな障害物(山、建物、木、電柱、洗濯物など)でもあると、電波が遮られてしまって受信できなくなります。
  • BS/CSアンテナは、直進的に送信される12GHz帯をディッシュで受け止めて、一点に反射させて受信するという形式から、ディッシュの上下、左右の角度を東経110度の方向へ正確に合わせる必要があります。この角度が数ミリずれただけでも、受信できなくなります。
  • 大粒で激しい雨や雪も12GHz帯の電波に対する障害物となり、電波を吸収し、散乱させることで、受信障害(降雨減衰・降雪減衰)が生じることがあります。
  • 12GHz帯の電波はBS/CSアンテナで受信された後、アンテナのコンバーターでテレビ電波に適したMHz帯に変換されます。このコンバーターを動かすため、テレビやブースター電源部から適切な電源設定が行われていないと、アンテナから衛星放送の電波が届かなくなります。

BS/CSアンテナ設置・受信のポイント

  • 正確な角度調整:上記の通り、日本の衛星放送は東経110 度上空に位置する静止衛星を利用しているため、アンテナのディッシュを仰角、方位角ともその方向へと正確に向ける必要があります。
  • 障害物の有無:BS/CSアンテナのディッシュを向ける先に、山や建物などはもちろん、ベランダの柵や木の枝など、わずかな障害物もないか確認が必要です。
  • 4K/8K放送への対応: 4K/8K放送の一部チャンネル(左旋円偏波)を視聴するには、4K8Kに対応するBS/CSアンテナやケーブル、ブースターなど配線部の機器を揃えることが必要です。

全体的に、衛星放送の電波そのものは、地デジ放送に比べると、日本国内のすべてのエリアにおいて安定したレベルで受信できるという特徴があります。
一方で、BS/CSアンテナで安定して衛星放送を受信するためには、障害物の有無やアンテナの角度調整、電源設定などデリケートな設置と調整が求められるため、BS/CSアンテナでの受信で不具合が起きた際は、専門家による診断が推奨されます。

まとめ:テレビ画面が映らない問題は、落ち着いて順番に対処しよう

テレビの画面が映らないという突然のトラブルは、一般の方にとっては非常に困惑する問題となります。しかし、決して慌てず適切な対処をとることが解決への近道です。
最後に、この記事でご説明した要点をあらためて振り返りましょう。

  1. まずはトラブルの症状を冷静に確認する
    • 音は出るか、電源ランプの状態はどうか、エラーコードは表示されているかなどを確認します。
  2. 費用ゼロの応急処置を順番に試す
    • 電源リセット、ケーブルの再接続、B-CASカードの清掃など、簡単なチェックリストから実行します。
  3. 原因を特定する
    • 応急処置で改善しない場合は、テレビ本体の寿命やアンテナ設備の不具合を疑います。
  4. 費用対効果で修理か買い替えかを判断する
    • テレビの使用年数や修理見積額を基に、長期的な視点でもっとも合理的な選択をします。

多くの場合、簡単な対処法で問題は解決します。
もしそれでも改善せず、アンテナの調整や本体の修理が必要だと判断される場合は、無理をせず専門のアンテナ工事業者に相談してください。
高所での作業や電気部品の取り扱いは、一般の方にとっては大変な危険を伴います。
この記事が、お客様のテレビトラブルを無事に解決するための一助となれば幸いです。

もしアンテナや配線部の調整、修理、交換などが必要な場合は、年間6,000件以上の施工実績を誇り、完全自社施工によって高品質な施工を適正価格でご提供するアンテナ工事のプロ集団「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、公式サイトのメールフォーム、公式LINEアカウントまで、どのようなことでもまずはお気軽にご相談ください。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。