【プロが図解】テレビアンテナ配線工事のすべて:自分でもできる?費用相場から優良なアンテナ工事業者の選び方まで徹底解説!

2025年12月15日

お住まいでテレビのアンテナ工事を考えたとき、一般の方は「アンテナ本体を屋根や壁などに取り付ける作業」を思い浮かべる方が大半でしょう。
しかし、アンテナ工事で本体の設置に劣らず重要となるのは、実はあまり目立たない、テレビアンテナから各部屋のアンテナコンセントまでの「配線工事」なのです。

「自分でアンテナ工事をできるなら費用を抑えたいけど、失敗しないか不安」
「業者に頼みたいけど、料金はいくらくらいかかるのか、悪質な業者に騙されたくない」

この記事では、アンテナ工事や配線工事にまつわる、お客様のそのような疑問やご不安をすべて解消します。

本記事の執筆はアンテナなど技術系の知識をもつライターが担当し、さらにアンテナ工事専門業者「あさひアンテナ」の工事担当スタッフに取材を行うことで、現場経験に基づいた、アンテナ設置、配線工事に関するより正確な情報をまとめています。

現場の知見に基づくアンテナ工事の核心である配線工事の重要性から、DIYの具体的なリスク、信頼できるプロ業者の選び方まで、記事内にて専門家の視点で徹底的に解説します。本記事をお読みいただければ、配線工事を含むテレビアンテナ工事の基礎知識が身に付き、お住まいに最適のアンテナ工事を行うための、適切な業者選びのポイントもすべて知ることができるでしょう。

なぜ配線が重要?テレビアンテナ工事で見落とされがちな核心部

新築などの戸建て住宅におけるテレビアンテナ工事は、ただお住まいの適切な場所にアンテナを設置するだけでは終わりません。
アンテナ設置は、お住まいで受信感度がよく、住宅の見栄えや自然環境の影響を受けにくいなどの条件も整った位置を選び、適切な角度調整を行って、受信感度が最適になるように設置します。

対して、テレビアンテナの配線工事は、アンテナで受信したテレビ電波を送るアンテナケーブル(同軸ケーブル)をテレビに接続するだけの工事で、アンテナ本体の付属的な工事だと思われる方も多いかもしれません。
しかし、実はこのアンテナからテレビまでのケーブル配線部こそが、快適なテレビ視聴環境を長期的に維持するための鍵となります。
ケーブル配線部は、アンテナが受信した電波を劣化させずにテレビまで届けるという役割はもちろん、さまざまな機器を設置することで、電波レベルの増幅、各部屋に等分の電波を送る、各チャンネルの電波レベルを平均化する、地デジと衛星放送の電波をまとめるなど、さまざまな役割をもっています。

このケーブル配線部は、いわばお住まいでのテレビ視聴における「見えないインフラ」ともいえます。
このインフラの品質が、お住まいでのテレビの映りはもちろん、お住まいの安全性や寿命にまで影響を及ぼすことを、以下の記事でご説明していきます。

配線品質がテレビ映りと家の寿命を左右する3つの理由

適切なケーブル配線工事がいかに重要か、以下で具体的な3つの理由を見ていきます。
不適切な工事は、後々大きなトラブルや思わぬ出費につながる可能性があります。

理由 具体的な影響
1. 電波品質の維持 ケーブルの品質や接続方法が悪いと、送信される電波が弱まる、ノイズが混入するなどの問題が起こります。「特定のチャンネルだけ映りが悪い」「映像が乱れる」といったトラブルの多くは、配線が原因です。
2. 建物の安全性 壁に穴を開けてケーブルを引き込む際の防水処理が不十分であると、雨漏りの原因になります。壁の内部が腐食し、カビが発生するなど、建物の寿命を縮める重大な欠陥につながる恐れがあります。
3. 美観と機能性 配線が家の外壁を乱雑に這っていたり、室内に無造作に露出していたりすると、せっかくの住まいの外観や内装を損ないます。計画的な配線ルートは、美しさと機能性を両立させます。

※上記はケーブル配線の重要性でも主な要素になります。

このように、アンテナをはじめとするお住まいの配線工事は、見た目以上に専門的な知識と技術が求められる、非常にデリケートな作業なのです。
安易な考えで軽視すると、後で手痛いしっぺ返しを食らうことになりかねません。

アンテナからテレビまで|配線の全体像と周辺機器(ブースター・分配器等)の役割

テレビアンテナで受信した電波は、基本的に一基のアンテナから1本のケーブルを通って、最終的に各部屋のテレビに届けられます。
その過程では、電波を適切な状態に保つために、いくつかの重要な周辺機器が活躍します。

基本的な配線の流れは以下の通りです。

  1. アンテナ本体:地デジ放送や衛星放送の電波を受信します。基本的に地デジ放送、衛星放送(BS放送、CS放送)で別個のアンテナが必要なほか、現場によっては地方チャンネル用の地デジアンテナを追加設置する必要が出ることもあります。
  2. (混合器):地デジとBS/CSなど、複数のアンテナからケーブルで送られる電波を、1本のケーブルにまとめます。
  3. ブースター:アンテナで受信した電波レベルを増幅し、お住まいのすべての部屋で安定したレベルの電波を確保します。
  4. 分配器:1本のケーブルで送られてきた電波を、テレビ(アンテナコンセント)がある複数の部屋へと均等に分けます。
  5. アンテナコンセント:各部屋の壁に設置され、テレビとケーブルを接続する端子です。アンテナから分配器を経た各ケーブルはこのアンテナコンセントのユニットに接続されます。
  6. (分波器)一本のケーブルに混合された電波を、ふたたび2本のケーブルで、地デジ電波とBS/CSの電波に分けます。
  7. テレビ(受信機器):地デジや衛星放送の電波(ケーブル)を内蔵のチューナーに接続してテレビ電波を受信し、映像信号から映像と音声を再生します。

これらの機器は、それぞれが重要な役割を担っており、ひとつでも欠ける、また性能が不十分である場合には、テレビは正常に映りません。

以下、あらためて各機器の詳細を一覧で解説します。

機器名 役割 なぜ必要か?
ブースター 電波を増幅する装置 アンテナで受信した電波は、地域によって受信レベルが低い場合もあるほか、ケーブルを通るうち、分配器で分けるうちにレベルが弱まります。お住まいにあるすべてのテレビが必要とするレベルまで電波を強くするために設置します。
分配器 電波を複数の線に分ける装置 一基のアンテナで複数の部屋にあるテレビを見るために必要です。電波レベルは等分に分配されるため、分配数が増えるほど、1個の出力端子あたりの電波レベルは弱くなります。
分波器 混合された電波を元に戻す装置 地デジとBS/CSの電波を1本のケーブルで送ってきた場合、テレビに入力する前に、2本のケーブルでそれぞれの電波に分けて、対応するチューナー端子に接続する必要があります。
混合器 複数の電波を1本にまとめる装置 地デジアンテナとBS/CSアンテナなど。複数のアンテナを設置した際に、各アンテナの配線を1本にまとめることで、壁に開ける穴を最小限にする、配線をシンプルにするなどできます。

※上記は配線部に使用される主な機器になります。

これらの機器を、家の構造や電波状況に合わせて適切に選び、最適な場所に設置することが、アンテナ工事のプロにとっては腕の見せ所なのです。

なお現在では、戸建て住宅で三台以上のテレビを設置する場合には、ブースターは必須の機材になるため、ほとんどの戸建て住宅にはブースターが設置されます。
そして地デジアンテナとBS/CSアンテナを設置する場合には、現在では地デジとBS/CSの双方に対応し、混合器の機能も持つ「混合ブースター」が利用されます。
また分波器についても、アンテナコンセント内のユニットが分波器の役割を果たしており、地デジとBS/CSの端子がそれぞれ別々になっていることも多くなります。

他にも、NHK、広域民放用の地デジアンテナとは別に地方チャンネル用の地デジアンテナを設置した場合などに、チャンネルごとの地デジ電波レベル差が大きくなり、正常に視聴できなくなるケースもあります。
このような場合には、各チャンネルの電波レベル差を平均化するため、テレビ電波レベルを適度に弱める「アッテネーター(減衰器)」という機材が使われることもあります。

【種類別】アンテナ設置と配線工事のポイントと注意点

テレビアンテナにはいくつかの種類・機種があり、それぞれデザインや性能、そして適した設置場所が異なります。
お住まいでどのアンテナを選ぶかによって、配線工事の方法や注意すべき点なども変わってきます。
この項目では代表的なテレビアンテナの種類別に、配線工事のポイントを解説します。

地デジアンテナ(八木式・デザイン・ユニコーン)の配線方法

現在、地上デジタル放送を受信して見るための地デジアンテナ(UHFアンテナ)は、主に3つのタイプ(機種)に分けられます。
住んでいる地域の電波の強さ(電界強度)や、住宅の外観との調和、また風雨など自然環境への強さなどを考えて選ぶことが大切です。

以下、地デジアンテナ各機種の特徴について、一覧でご紹介します。

アンテナの種類 特徴 設置場所の例 配線工事のポイント
八木式アンテナ ・魚の骨のような伝統的な形
・受信性能が非常に高い
・価格が比較的安い
屋根の上 高所からの引き込みになるため、ケーブルが風で揺れないよう確実に固定する必要があります。雨水の侵入を防ぐ防水処理も特に重要です。
デザインアンテナ ・箱型で薄く、スタイリッシュ
・外壁に馴染み、目立たない
・風雨の影響を受けにくい
外壁、ベランダ、屋根裏 壁面に設置する場合、壁に穴を開けてアンテナを固定し、配線を引き込みます。この穴への変性シリコンなどによる徹底した防水処理が、雨漏りを防ぐ上でもっとも重要です。
ユニコーンアンテナ ・ポール状の洗練されたデザイン
・デザイン性と受信性能のバランスが良い
・風雨の影響を受けにくい
屋根の上、破風板 八木式アンテナと同様に高所からの引き込みとなり、ケーブルの確実な固定と防水処理が求められます。外観を損なわないよう、配線ルートにも配慮が必要です。

※上記は各アンテナ機種の主な特徴になります。

特にデザインアンテナを屋根裏に設置できれば、アンテナ本体も配線も完全に隠れ、見た目がスッキリするだけでなく、風雨による劣化の心配も軽減できます。
ただし、これはお住まいの電波状況が良く、お住まいの建材や屋根材、断熱材などが電波を通しやすい、さらに屋根裏に十分なスペースがある場合に限られる選択肢です。

BS/CSアンテナの配線|4K8K放送に必要なケーブルとは?

衛星放送のBS放送、CS放送は、宇宙空間で赤道軌道上を周回し、地上から見れば空の一点に静止して見える人工衛星(静止衛星)から送信される電波を受信しています。
静止衛星から送られる12GHz帯は、光のように直進性が強く、この電波を皿のようなディッシュ(放物面反射器)をもつパラボラアンテナでキャッチし、一点に集める形で反射させることにより受信しています。

そのため衛星放送の受信では、パラボラアンテナのBS/CSアンテナを静止衛星のある南西方向(東経110度)へと正確に向ける必要があります。
また12GHz帯はわずかな障害物にも遮られやすいため、静止衛星の方向に、樹木の枝や洗濯物など、ささいな障害物もあってはならないという点も重要です。

そしてBS/CSアンテナの配線には、地デジアンテナとは異なる特有の注意点があります。
それは、BS/CSアンテナの一部であり、12GHz帯の電波をテレビ電波に適したMHz帯に変換する「コンバーター」という部分に、テレビ(受信機器)のチューナーやブースター電源部から、ケーブルを通じて電気を送る必要があるという点です。
この電源供給がうまくいかないと、12GHz帯の電波がテレビ電波に変換されないため、衛星放送はまったく映りません。

さらに重要なのが、将来を見据えたケーブル選びです。
2018年(平成30年)にスタートした新4K8K衛星放送では、従来の12GHz帯であった「右旋円偏波」では4K8Kチャンネルに割り当てることができる周波数帯が足りなかったため、不足分の周波数帯を埋めるべく、新しく「左旋円偏波」を導入しました。
そのため、すべての4K8K放送を受信するためには、右旋と左旋の双方を受信できる2K4K8K対応のBS/CSアンテナが必要です。もっとも現在のBS/CSアンテナは、ほとんどが2K4K8K対応型になっています。

さらに右旋と左旋の電波はコンバーターで変換された後、右旋は1032MHzから2072MHzの周波数帯になるのに対し、左旋は従来よりも周波数帯の高い2224MHzから3224MHzまでになります。
アンテナケーブルは周波数帯の高い電波を送信する場合には、より高い品質が必要となります。
したがって高画質な4K8K放送の多く(左旋放送)を視聴するためには、より高い周波数の電波をしっかり通すことができるケーブルが必要になります。
具体的には「4K8K対応」「3442MHz対応」と記載された同軸ケーブルや、分配器、ブースターなどの周辺機器を選ばなければなりません。
他にも各機器に「SHマーク(スーパーハイビジョンマーク)」や「HSマーク(ハイシールドマーク)」がついていることも、4K8K(左旋)に対応する性能を持っている機材の目安になります。
古いケーブルや機器のままでは、せっかく4K8K対応のテレビやアンテナを設置しても、左旋の電波を正常に送信できず、一部の左旋4K8Kチャンネルが正常に映らないこともあります。

もっとも2025年現在、民間放送局の4K放送撤退やそれに伴う右旋・左旋の周波数帯再編などにより、左旋で送信される4K8Kチャンネルは少なくなっています。
そのため現在、左旋のチャンネルで特にご覧になりたいチャンネルがなければ、すぐに4K8K(左旋)対応のアンテナや機材に交換する必要はないとも言えます。

DIYでテレビアンテナ配線工事は可能?手順と致命的なリスク

お客様の中には「工事費用を少しでも節約したい」という思いから、アンテナ設置をご自身で行うDIYを検討する方もいるかもしれません。
確かにDIY作業で初期費用を抑えられる可能性はありますが、専門的な知識や技術がないままご自身でアンテナ工事を行うと、取り返しのつかない事態を招く危険性もあります。
この項目では、アンテナ工事のDIYの手順と、そこに潜む致命的なリスクについて解説します。

屋内・屋外の配線手順と必要な道具

もしテレビアンテナ工事のDIYに挑戦する場合、最低でも以下の道具と部材が必要になります。
これらを揃えるだけでも、ある程度の初期投資が必要となります。

カテゴリ 必要な道具・部材の例
アンテナ関連 アンテナ本体、取付金具、アンテナマスト、屋根馬、支線(ステンレスワイヤー)など
配線関連 同軸ケーブル、F型接栓、防水キャップ、自己融着テープ、分配器、ブースターなど
工具類 脚立またはハシゴ、スパナ、ペンチ、ニッパー、カッター、電動ドリル、水平器、電波チェッカー(レベルメーター)など
安全装備 ヘルメット、安全帯(ハーネス)、滑りにくい靴、手袋

※上記はDIYアンテナ設置で主に必要な機材、道具となります。

ご自宅でDIYアンテナ設置を行う際に、アンテナ本体や設置具、配線などの機材を購入して、工具類はご自宅にあるものを使用するのであれば、ほとんどの場合、総額費用はアンテナ工事業者に依頼するよりも低価格になります。
しかし、精密かつ安全に作業を進めるために必要となるレベルチェッカーや水平器、ヘルメットやハーネスなどの機材は、一般の住宅にあることは少なくなります。
そしてこれらの機材を買いそろえるとなると、アンテナ工事業者に工事を依頼する費用と大差ないか、場合によってはかえって割高になることも考えられます。

そしてDIYアンテナ取り付けについて、作業手順の具体的な概要は以下の通りです。

  1. アンテナの組み立てと設置場所の決定:お住まいのアンテナ設置場所にて電波の受信レベルを測定し、受信レベルは十分であるかを確認し、最適な場所や高さを決めます。
  2. 取付金具の固定:屋根用の屋根馬や壁面金具などを、家の構造を傷めないよう慎重に固定します。
  3. アンテナの設置と方向調整:アンテナを金具に取り付け、電波塔や静止衛星の方向へと正確に合わせます。
  4. 屋外配線:アンテナからケーブルを引き込み口まで、風雨の影響を受けにくいように固定しながら配線します。
  5. 屋内への引き込み:エアコンダクトの隙間などを利用するか、壁に穴を開けてケーブルを屋内に引き込みます。
  6. 屋内配線と機器の接続:ブースターや分配器を設置し、各部屋のアンテナコンセントまで配線します。

文字にすると簡単に見えるかもしれませんが、各工程には専門的な判断と精密な作業が求められます。

例えば一般的な戸建て住宅では、アンテナの受信レベルや角度調整にレベルチェッカーを使えない場合、テレビのアンテナレベル画面で受信レベルを確認します。
そしてアンテナ角度調整と、テレビのアンテナレベル確認を、最低でも二人で連絡を取り合って行う必要があります。さらに角度調整からアンテナレベルへの反映までは数秒の差が出るため、特にBS/CSアンテナの調整には大変な手間がかかります。
ただ廉価な簡易型のレベルチェッカーをアンテナ側のケーブルに接続することで、アンテナの近くで早急にレベルを確認し、角度調整などの作業を簡単に行うこともできます。

また新築や既存の戸建て住宅の場合、分配器から各部屋までの配線はあらかじめ用意されている場合が多く、配線作業はアンテナからブースターを経由して既存の分配器に接続するまでが主になります。
しかしブースターの適切な機器選びや調整には専門知識が必要となるほか、衛星放送の4K8K放送を視聴する際に、既存の分配器やケーブルが4K8Kに対応していない場合は、これらの機器の交換も必要となります。

【絶対NG】素人施工が招く転落・感電・建物損傷のリスク

テレビアンテナ取り付けのDIY作業でもっとも懸念すべき点は、作業の失敗だけではなく、作業者ご自身の重大な事故や家屋へのダメージです。
安易なDIYが招く可能性のある以下のようなリスクを、絶対に軽視しないでください。

  • 高所からの転落:屋根の上やハシゴでの作業は、常に転落の危険が伴います。一般の方が安易な高所作業により転落することでの死亡・重傷事故は数多く発生しております。高所作業はプロのアンテナ職人でも万全の装備と知識により、細心の注意を払って行う危険な作業です。
  • 感電のリスク:ブースターの電源部など、電源に関わる配線を誤ると、感電や火災の原因になります。これら電気関係の作業には「電気工事士」の資格が必要であり、無資格での作業は法律違反になる上、事故のリスクも高くなります。
  • 建物の損傷:壁への穴開けや金具の固定方法を誤ると、雨漏りや水の浸み込みの原因になります。壁内部の断熱材が濡れる、柱が腐食するなどして、修理に数十万円以上の高額な費用がかかるケースも少なくありません。
  • 近隣トラブル:作業中に工具やアンテナ本体を落下させ、隣の家の車や窓ガラス、さらには通行人に被害を与えてしまうケースもゼロではありません。

結果として、アンテナをうまく設置できないまま、家屋などにダメージを与え、専門業者に設置工事や破損部の修理を依頼することで、かえって高額な費用がかかってしまうというケースも数多くあります。
アンテナ工事の安全と確実性、さらに長期保証などのメリットを考えれば、最初からプロに任せることがもっともコストパフォーマンスが高く、賢明な選択と言えるでしょう。

プロに依頼するアンテナ配線工事の流れと費用相場

アンテナ工事の専門業者に依頼すれば、安全かつ確実に、最適なアンテナ工事により、テレビ視聴環境を整えてくれます。
この項目では、実際に業者に依頼した場合の一般的な流れと、気になる費用相場について解説します。
事前に工事の流れを知っておくことで、スムーズに依頼を進めることができます。

問い合わせから工事完了までの4ステップ

信頼できる業者であれば、おおむね以下の流れで工事を進めます。
各ステップで丁寧な説明があるかどうかも、良い業者を見極めるポイントになります。

  1. 問い合わせ・現地調査の予約
    業者の電話番号(フリーダイヤル)やウェブサイトのフォームから連絡し、お求めの工事内容やお住まいの状況を伝えます。
    正確な見積もりのために、現地調査の日程を調整します。業者によっては、連絡から即日の調査を行ってくれる場合もあります。
    業者に連絡する前に、公式サイトなどで大まかな料金体系や対応エリアを確認しておくと良いでしょう。
  2. 電波測定・見積もりの提示
    指定の日時に専門スタッフがお住まいの訪問し、専用の測定器でお住まいの各場所における電波の強さや品質を調査します。
    その結果と顧客の要望(アンテナの種類、設置場所など)に基づき、最適なアンテナ工事の内容を提案し、詳細な見積書を提示します。
    見積書の内訳が明確で、見積もり外の追加料金が発生する可能性の有無についても、詳しい説明があるかを確認してください。
  3. 契約・工事日の決定
    顧客が見積もり内容に納得できれば、契約を結びます。
    その場で工事日を決定できる場合もあれば、後日改めて調整する場合もあります。
    また業者によっては、見積もり後の即日工事に対応できるケースもあります。
  4. 施工・最終確認
    決定した日時に工事を行います。
    工事に必要な時間は、設置するアンテナの基数、設置場所などの工事内容や現場の条件によっても変動しますが、一時間弱から二時間強が目安です。
    工事の完了後、各部屋のテレビが正常に映るか(またはアンテナコンセントに届く電波レベル)を顧客と一緒に確認し、特に問題がなければ工事完了、料金のお支払いとなります。
    業者によっては、現金での決済だけでなく、クレジットカードや電子マネーでの決済に対応していることもあるため、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
    また、業者による長期保証の証明となる、保証書の発行についても忘れずに受け取って、大切に保管してください。

【料金表】アンテナ配線工事の費用内訳と総額を安く抑えるコツ

業者に依頼する場合、アンテナ工事の費用は、設置するアンテナの種類や建物の状況によって大きく変動します。
以下に費用相場の一覧をご紹介しますが、これはあくまで一般的な相場になります。
正確な工事料金は必ず業者による見積もりで確認してください。

工事内容 費用相場(税込) 備考
地デジアンテナ新規設置 24,200円 ~ 50,000円 機材費込み、使用するアンテナ機種で価格が変動。ブースター設置費は別途の場合が多い。
BS/CSアンテナ新規設置 19,800円 ~ 50,000円 地デジとセットで工事すると割安になることが多い。現在では基本的に4K8K対応。
アンテナ交換・修理 15,000円 ~ 45,000円 アンテナ本体の交換(機材費込み)や、方向調整、配線の一部修理など。
配線工事のみ(増設など) 15,000円 ~ 35,000円 既存の設備から別室へ配線を増設する場合など。
ブースター設置 20,000円 ~ 35,000円 電波が弱い地域や、テレビの台数が多い場合に必要。ブースターの種類によって価格が変動。

※上記は一般的な業者の平均的な費用相場になります。

費用を賢く抑えるコツ

  • 複数の業者から見積もりを取る(相見積もり):最低でも2~3社から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討すること、また価格だけでなく総合的なコストパフォーマンスで判断することが、もっとも重要です。
  • 不要なオプションは断る:勧められたオプション工事が本当に必要な工事内容かを見極め、過剰な提案には納得できる説明を求めましょう。
  • 地デジとBS/CSをセットで依頼する:別々に頼むよりも、一度の工事でまとめて依頼する方が、出張費や作業費などが節約できて割安になります。

もっとも避けるべきポイントは、「安さ」だけを理由に業者を選ぶことです。
安すぎる料金には、施工の技術力が低い、古い部材を使う、契約を結んだ後から追加料金を請求されるなどの裏がある可能性を疑うべきです。

失敗しない!信頼できるアンテナ工事業者の見極め方

アンテナ工事の満足度は、業者選びで9割が決まると言っても過言ではありません。
しかし、数多くの業者の中から、本当に信頼できる一社を見つけ出すのは至難の業です。
そこでこの項目では、悪質な業者を避け、安心して任せられる優良業者を見極めるための具体的なチェックポイントをご紹介します。

優良業者を見抜く5つのチェックポイント(見積もり・保証・実績)

以下の5つのポイントを基準に業者を比較すれば、大きな失敗は避けられるはずです。
すべてを満たす業者は、顧客満足度を第一に考える優良企業である可能性が非常に高いと言えます。

チェックポイント 確認すべき内容 なぜ重要か?
1. 詳細で透明な見積もり 部材費(ケーブルの種類や長さ、機器の型番まで)や作業費の内訳が細かく記載されているか。「アンテナ工事一式」のような曖昧な表記ではないか。 料金トラブルを避けるため。内訳を明確にできない業者は、後から不当な追加料金を請求する可能性があります。
2. 長期保証とアフターサービス 施工後、最低でも5年、できれば8年以上の長期保証が付いているか。保証内容や、トラブル時の対応(迅速さ、連絡先など)が明確か。 アンテナや配線は屋外で風雨にさらされるため、数年後に不具合が出ることも。長期保証は、業者の技術力と責任感の証です。
3. 豊富な施工実績と専門性 年間の施工件数や、自社サイトに具体的な施工事例が多数掲載されているか。特に配線処理の丁寧さが見て取れるか。 経験豊富な業者は、さまざまな現場状況に対応できるノウハウを持っています。例えば年間6,000件以上の施工実績を誇る「あさひアンテナ」のような専門業者は、信頼性が高いと言えます。
4. 完全自社施工 下請け業者に丸投げせず、研修を受けた自社のスタッフが一貫して対応してくれるか。 中間マージンが発生しないため料金が適正で、責任の所在が明確です。スタッフの技術レベルやマナーも均一化されている傾向があります。
5. 資格の有無 ブースター電源などに関わる工事に必要な資格保有者が在籍しているか。 安全で法令を遵守した工事を行う上で必須です。資格について質問した際に、明確に答えられるかどうかも一つの判断基準になります。

※上記は優良業者を選ぶための主なポイントになります。

これらのポイントを参考に複数のアンテナ工事を選び、相見積もりを行えば、技術力が高く、誠実な対応をしてくれる業者を見極めることができます。
特に、本記事のために貴重なご意見をいただいた「あさひアンテナ」のように、電波調査や見積もりは完全無料(出張費やキャンセル費など諸費用含む)で、業界最長クラスの10年保証を掲げ、完全自社施工を徹底している業者は、安心して相談できる有力な候補のひとつです。

口コミ・評判の正しい見方と注意点

インターネットでアンテナ工事の業者を探す際、業者の公式サイトだけでなく、口コミサイトやSNSの評判を参考にする方は多いでしょう。
しかし、インターネット上の第三者による情報は、正しく判断すれば参考になる反面、安易に鵜呑みにするのは危険という面もあります。

ネット上の第三者による情報を参考にする場合には、以下のポイントに注意することをおすすめします。

口コミを参考にする際のポイント

  • 良い評価と悪い評価の両方を見る:良い評価ばかりのサイトは、意図的に操作されている可能性があります。悪い評価にこそ、その業者の弱点やトラブル時の対応姿勢が表れていることがあります。
  • 具体的な内容に注目する:「安かった」「早かった」といった漠然とした感想よりも、「配線の見た目がとても綺麗だった」「見積もりの説明が丁寧で分かりやすかった」など、具体的なエピソードが書かれている口コミは信頼性が高くなります。
  • 複数のサイトを比較する:一つのサイトだけでなく、Googleマップのレビュー、X(旧Twitter)、個人のブログなど、複数の情報源を横断的にチェックすることで、より客観的な判断ができます。
  • 最終的には自分の判断を信じる:口コミはあくまで個人の感想であり、書き手の主観が混じるものです。最終的には、実際に見積もりを依頼した際のスタッフの対応や説明の丁寧さなど、ご自身で感じた印象をもっとも大切にしてください。

テレビが映らない!よくある配線トラブルの原因と対処法

ある日突然、お住まいにて「テレビが映らなくなった」「特定のチャンネルだけ映像が乱れる」といったトラブルに見舞われると、テレビやアンテナの故障かとあわててしまうことでしょう。
ただこのようなトラブルの場合、アンテナ本体の故障を疑う前に、まずはお住まいのテレビ配線まわりに原因がないかチェックしてみてください。
配線の不具合を正すなど、意外と簡単なことですぐに解決できるケースも、決して少なくはありません。

自分でできる簡単チェックリスト

テレビ画面がブロックノイズで乱れる、エラーコードが出るなど、正常に映らなくなった時には、専門業者に連絡する前に、まずは以下の項目を自分で確認してみてください。

テレビ画面の乱れは、実際には以下のような初歩的なトラブルから発生するケースが大半になります。
以下の手順で解決できれば、余計な手間や出費を抑えることができます。

チェック項目 確認内容と対処法
① ケーブルの接続 テレビやレコーダーの裏にあるアンテナ入力端子に、ケーブルがしっかりと差し込まれていますか? 緩んでいる場合は、奥までしっかりと差し込み直してください。
② B-CASカードの確認 テレビに挿入されているB-CASカードが、正しい向きで奥までしっかり挿入されていますか? 一度抜いて、金色のICチップ部分を乾いた布で優しく拭いてから挿し直してみてください。
③ チャンネルの再設定(再スキャン) テレビのリモコンのメニュー画面から、チャンネル設定を選び、再スキャンを実行してみてください。周辺の電波状況の変化に対応できる場合があります。
④ ブースター電源の確認 ブースターを設置している場合、電源部のコンセントが抜けていませんか? また、電源部のランプは点灯していますか? 電源部はテレビの近くや屋根裏、浴室の天井裏などに設置されていることが多くなります。
⑤ 他のテレビの映り 家に複数のテレビがある場合、他のテレビは正常に映っていますか? すべてのテレビが映らない場合はアンテナやブースター、1台だけ映らない場合はそのテレビや配線が原因の可能性が高くなります。

※上記はテレビ画面の乱れでチェックすべき主なポイントになります。

これらのチェックを行っても改善しない場合は、アンテナ本体や屋外の配線、あるいは分配器などの機器に問題がある可能性が高まります。
アンテナ工事業者へとご連絡になるのは、上記の一覧をすべて試しても問題が解決しない場合でも、けっして遅くはありません。

定期メンテナンスの重要性と専門家に相談すべきケース

主に屋外に設置されているテレビアンテナや配線部は、常に紫外線や風雨にさらされており、時間と共に劣化していく消耗品といえます。
プロが設置したテレビアンテナはそう簡単に故障するものではありませんが、それでも設置から十数年を過ぎると、各部の老朽化によりアンテナトラブルが発生する可能性が高くなってきます。
アンテナの大きなトラブルを未然に防ぎ、長く安心して使い続けるためには、定期的なメンテナンスが非常に重要です。

特に、台風や大雪、強風などの後は、アンテナの向きがズレたり、配線が損傷したりしていないか、目視で確認する習慣をつけると良いでしょう。
ただし、自分で屋根に登るのは非常に危険なため、あくまで地上から見える範囲での確認に留めてください。

またお住まいのアンテナで、以下のような兆候が見られるケースでは、無理せず速やかに専門業者に相談することをおすすめします。

  • テレビ画面の乱れが生じて、自分でチェックしても原因がわからない場合。
  • 屋根の上など、高所での点検や作業が必要な場合。
  • アンテナや配線全体が明らかに老朽化している、または損傷している場合。
  • 台風や積雪、落雷など、自然災害が原因でアンテナが故障した場合(この場合は修理費用に火災保険を適用できる可能性があります)。

上記のようなケースに当てはまる場合、プロの業者に依頼すれば、原因を正確に特定し、安全かつ迅速に問題を解決してくれます。

アンテナは時代遅れ?光テレビ・ケーブルテレビとの徹底比較

新築のお住まいを建てる際や、アンテナの寿命が来たタイミングで、「本当にこれからもアンテナが必要なのだろうか?」と考える方もいるでしょう。
現在では、テレビアンテナを設置しなくても、光回線やケーブルテレビを利用してテレビを視聴する方法もあります。
しかし、それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、どの選択が最適かは、あなたのライフスタイルや価値観によって異なります。

以下、テレビアンテナと光回線テレビ、ケーブルテレビ(CATV)のメリット・デメリットを一覧で比較してみました。

視聴方法 メリット デメリット
テレビアンテナ ・一度設置すれば月額料金が不要(NHK受信料は除く)。
・災害時でもアンテナに電波が届けば視聴できる。
・初期費用がかかる。
・天候(強風や大雪)の影響を受けることがある。
・建物の外観や景観に影響する場合がある、
光回線テレビ ・天候の影響を受けにくく、映像が安定している、
・BS、CSなど多チャンネルの専門放送を楽しめる。
・アンテナが不要で家の外観がスッキリする。
・月額利用料が永続的にかかる。
・視聴には光回線の契約が必須。
・ある程度の初期工事費がかかる場合がある。
ケーブルテレビ ・天候の影響を受けにくい。
・地域に特化したチャンネルがある。
・多チャンネルの専門放送も楽しめる
・アンテナが不要。
・月額利用料が永続的にかかる。
・提供エリアが限定される。
・光テレビより料金が割高な傾向がある。

※上記は各視聴方法の主な特徴になります。

10年間の総費用で比較!本当にコスパが良いのはどれ?

初期費用だけを見るとテレビアンテナ設置は他の視聴方法に比べて割高に感じますが、長期的な視点で見るとどうでしょうか。
ここでは、それぞれのテレビ視聴方法を10年間利用した場合の総費用をシミュレーションしてみます。まずは以下の一覧をご確認ください。

視聴方法 初期費用(目安) 月額費用(目安) 10年間の総費用(目安)
テレビアンテナ 35,000円 0円 35,000円
光回線テレビ 5,000円 2,500円 305,000円[8]
ケーブルテレビ 5,000円 4,000円 485,000円[10]

※上記はあくまで一般的なモデルケースです。料金はアンテナ工事の内容や契約プラン、お住まいの地域によって異なります。

この比較から明らかなように、10年間のトータルコストで考えると、テレビアンテナの設置が圧倒的に経済的です。
毎月の固定費がかからないというメリットは、長期的に見て非常に大きいと言えるでしょう。(正確にはテレビアンテナ設置でも、毎月のNHK受信料や有料チャンネルを視聴する場合の料金は発生しますが、それは他の視聴方法でも条件は同じです)

また、災害時にインターネット回線やケーブル網が寸断されても、電波塔が無事であれば独立して地デジ放送から情報を受信できるテレビアンテナは、現在では防災の観点からも見直されています。

まとめ:最適なテレビアンテナ配線で快適な視聴ライフを

テレビアンテナ工事の世界では、主役であるアンテナ本体よりも、その裏方である「配線」こそが、長期的な満足度を左右する重要な要素となります。
適切な配線工事は、長期にわたってテレビまでクリアな映像信号を届けるだけでなく、あなたの大切な住まいを雨漏りや火災のリスクから守る作業でもあります。

安易なDIYによるアンテナ設置は、アンテナ本体の取付よりも適切な配線の方が難しくなるケースも多く、費用を節約するどころか、高所からの転落や建物の損傷といった、より大きな代償を払うはめになる危険性もはらんでいます。
配線を含むアンテナ工事において、確実な技術と安全、そして長期的な安心を手に入れるためには、信頼できる専門業者へとご依頼になることがもっとも賢明な選択です。

そしてアンテナ工事の業者を選ぶ際は、ただ料金の安さだけでなく、

  • 詳細で透明性の高い見積もり。
  • 業界最長クラスの長期保証。
  • 豊富な施工実績と専門知識。
  • 完全自社施工による品質管理。

といったポイントを必ず確認してください。
具体的には、本記事でご紹介した「あさひアンテナ」を含めた、複数の優良な業者へと相見積もりをご依頼になり、見積もり内容を比較検討されることが、最適なアンテナ工事を実現するための近道になります。
あさひアンテナでは、フリーダイヤル(9:00-21:00)の他、24時間受付のメールフォーム、LINEアカウントにて、アンテナ工事に関するどのようなお問い合わせにも対応しています。アンテナ工事をお考えのお客様は、まずはお気軽にご相談ください。

この記事で得た知識を武器に、お客様のお住まいに最適なアンテナ設置と配線工事を実現し、末永く快適なテレビ視聴ライフを実現してください。

アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。