アンテナ修理のプロ集団| 「E201」「E202」「E203」原因と対処法
「テレビが突然映らなくなりました! 」
お客さまから、お電話をいただきました。
「どうしたらいいのでしょう。E202という数字が画面に出ているだけです」
大変お困りのご様子ですが、当然ですよね。ふだん何の気なしに見えているものが、突然見られなくなると、パニックに陥ります。
エラーコードE202の原因ですが、アンテナの損傷、テレビ本体の故障、同軸ケーブルの断裂、リモコンの故障などが考えられます。
通信に何らかのトラブルが起きていることを示すのが「E201」「E202」「E203」などのエラーコードです。
今回は、テレビをつけたときに画面に表示される、エラーコードについてご説明いたします。
なお、台風などでアンテナが倒れたり、破損したことがすでにおわかりになっている場合には、専門の業者に頼むことをお勧めいたします。ご自分で屋根に上って修理なさるのは大変危険ですので、どうぞプロにお任せください。
「E201」
アンテナの電波レベルが低下している状態です。雨などの影響で電波が弱くなり、降雨対応放送(一時的に画像・音声の質を下げて受信出来ない状態を予防するための放送)に切り換わることがあります。この場合は、天候が回復すれば元に戻ります。
「E202」
何らかの原因でテレビに電波が届いていない状態です。
「E203」
このチャンネルは放送を休止していますという意味です。
放送休止になっていないチャンネルで「E203」が表示されるようであれば、電波の受信状態に問題があります。
つまり、電波と受信システムに問題が起きたときに、エラーコードが表示されるのです。
まず、テレビを再起動してみましょう。
本体の電源を切り、プラグをコンセントから抜きます。5秒ほど経過した後に、再度電源を入れ直してください。レコーダーと接続している場合は、同じように電源を切り、接続し直してください。
リセットでエラーコードが解決できない場合は、以下のことをご確認ください。
アンテナ線の接続の確認
テレビが設置されている背後の壁に、テレビ端子(コンセント脇の丸い差込口)があります。そこに同軸ケーブル(アンテナ線)がきちんと繋がっているかどうかをお調べください。
また、反対側のプラグが、テレビ本体の背面にある「地デジアンテナ入力端子」に、きちんと差し込まれているかどうかをご確認ください。
これらが抜けていたり、接続が緩んでいる、またはケーブルが断裂していれば、エラーコードの原因になります。
テレビが複数台ある場合には、分配器を使って部屋ごとのテレビ端子へ電波を振り分けますが、その過程で問題が発生していても映らなくなります。
アンテナレベルの確認
アンテナレベルが受信可能レベルに達しているかどうかをご確認ください。
テレビを受信するには、アンテナレベルが44db以上必要です。数値が低くなっていたら、アンテナの周辺にトラブルが発生した可能性があります。
たとえば前夜、強風に襲われたら、アンテナが破損してしまった可能性が高いです。あるいはアンテナの向きが変わってしまい、受信状態が悪くなったのかもしれません。
電波塔の方向に大きな建物ができた可能性もあります。樹木が生い茂り、障害物になってしまったかもしれません。
さらにアンテナやケーブルの老朽化、断線など、エラーコードの出る原因は無数にあります。落雷でブースターの電源が落ちた、または屋外の機器が破損してしまったなどの可能性も考えられます。
自力で解決なさるのが困難と思われましたら、迷わずプロにお任せください! 原因を精査し、最適なテレビ環境にいたします。
テレビのない生活は不便ですよね。エラーコードが現れたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
一日も早くスッキリ問題を解決して、テレビライフを愉しめますように!