地デジや衛星放送のテレビが映らない時の対処法は?受信障害・電波障害の原因と対策・自分でできる対処や解決法をプロが完全解説

2026年02月21日

お住まいでこれまで特に問題なく見ることができたテレビで、急にテレビ画面が映らなくなったり、映像にブロックノイズが入ったりすると、多くの方が「アンテナやテレビの故障かな?」と動揺してしまうかもしれません。
しかし、そのようなトラブルの原因はテレビ本体の故障だけでなく、アンテナの不具合や周辺環境の変化など、さまざまな要因が考えられます。
実はこのようなトラブルは多くの場合、原因を正しく特定できれば、専門業者を呼ぶ前にご自身で解決できるケースも少なくはないのです。

この記事では、テレビの受信障害による画面トラブルで困っている方のために、原因を特定するための基礎知識をご説明します。さらにお住まいですぐに試せるセルフチェック方法、ご自宅では解決が難しい場合の専門家への相談先まで、概要を網羅的に解説します。

本記事の執筆に当たっては、アンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」に取材を行い、プロの実経験と専門知識に基づく、さまざまなアンテナ受信トラブルの要因と、その対処法をまとめました。
実際の記事執筆は家庭用アンテナなど住宅の家電、設備に詳しいプロのライターが担当しており、専門的な言葉や解説は避け、一般の方でもわかりやすい記事に仕上げています。

この記事を最後までお読みいただければ、お住まいで突然のテレビ画面トラブルが起きても、落ち着いて原因を切り分け、快適なテレビ視聴環境を取り戻すための具体的なステップがわかるようになります。
いまテレビ画面の問題でお困りの方も、まずは冷静に、本記事の内容をひとつずつ確認していってください。

【基礎知識】地デジ放送と受信の仕組みとは?

テレビの受信障害について理解するためには、まず主なテレビ放送である地上デジタル放送(地デジ放送)が、どのように一般のご家庭に届いているのかを知ることが大切です。
地デジ放送は、日本各地に建てられた電波塔の先端から「UHF(極超短波)」と呼ばれる電波で送られています。
このUHF電波は、ある程度の波長の幅があるため、いくつかの特徴がみられます。

まず、地デジ電波のUHFは波長の幅により広がりやすい性質があり、ビルなど電波を遮る遮蔽物にぶつかっても、その向こう側に回りこむ性質があります。
ただこの性質も完全ではなく、ビルの真後ろに当たるすぐ近くの一帯や、家と家の間の狭い空間などには地デジ電波も届きにくく、受信レベルが大きく下がることもあります。

また地デジ電波は電波塔から離れるほど拡散によってレベルが弱くなるため、お住まいの地域は、到達する電波の強さや地形の影響に応じて「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」に分けられます。
そのため、各地域で安定して地デジ電波を受信するには、その地域の電波の強さに合った受信性能を持つ地デジアンテナ(UHFアンテナ)を選ぶことが基本となります。
また地デジアンテナには、アンテナの真正面を中心にした一定範囲に受信性能が集中する「指向性(しこうせい)」という性質もあります。
そのため地デジアンテナは正面側を電波塔の方向に正確に向けて固定する必要があり、一般的には住宅の高い場所に設置するほど、周辺の障害物の影響を受けにくく安定した受信が期待できます。

以下、各電界地域の一般的な種類と目安になります。

電界地域 受信できる電波レベルの目安 適したアンテナの目安(素子数)
強電界地域 80 dB以上 8素子~14素子(相当)の屋外アンテナ、
またはそれ以下の室内・屋内外兼用アンテナ。
中電界地域 60 dB ~ 80 dB 14素子~20素子(相当)の標準的なアンテナ。
弱電界地域 60 dB未満 20素子(相当)以上の高性能アンテナ、
またはブースターの追加設置が必要。

※上記は一般的な電界地域の基準ですが、電界地域には統一的な定義がないため、場合によっては分類や基準が異なる場合もあります。

ただ上記した電界地域は、あくまで大まかな目安でしかありません。
たとえば強電界地域でも高層ビルの陰などでは、局地的に大きく電波レベルが低下します。他にも地デジ電波は気候や天候にも影響を受けてレベルが変動し、特に悪天候では大きくレベルが下がります。

地デジアンテナの受信性能は「素子数(アンテナにある受信パーツである素子の数)」「素子数相当(受信性能を素子数に換算したもの)」という単位で表され、この数値が高いほど受信感度が高くなります。
電波塔から近い強電界地域であれば、小型で素子数の低い地デジアンテナや室内に置くタイプのアンテナでも十分に受信できることがあります。
一方で、電波塔から遠い弱電界地域では、受信性能(素子数・素子数相当)の高いアンテナをできるだけ電波塔の先端に近い高い位置に設置し、さらに電波を増幅する「ブースター」という機器の追加設置も必要となります。

【基礎知識】衛星放送(BS/CS)と受信の仕組みとは?

BS放送やCS放送といった衛星放送は、地デジ放送とはまったく異なる仕組みで受信します。そのため衛星放送の受信障害に関しても、衛星放送の電波や受信の仕組みを理解しておくことが重要です。
衛星放送の電波は、地上から約3万6000km上空で赤道軌道上を周回している人工衛星(空の一点に静止して見える静止衛星)から、地上に向けて直接、送信されています。
この電波は「12GHz帯」という非常に周波数が高いもので、光のように遠くまでまっすぐ進む、衛星放送に適した性質を持っています。

そのため、衛星放送(12GHz帯)の受信には、お皿のような形をしたディッシュ(放物面反射器)をもつ「パラボラアンテナ(BS/CSアンテナ)」が必要です。
このディッシュの内側で電波を受け止めて反射させ、電波を中心部分の一点に集めて、そこに固定された一次放射器で受信する仕組みです。

12GHz帯の電波は直進的に進む性質上、静止衛星がある上空の方角と、BS/CSアンテナとの間には、建物や山、樹木や電線、さらにはベランダの洗濯物など、電波を遮るわずかな障害物もあってはなりません。

以下、地デジ放送と衛星放送の主な違いを、一覧で比較します。

項目 地上デジタル放送 衛星放送(BS/CS)
電波の送信元 地上の電波塔の先端。 東経110度(南西)上空の人工衛星。
使用する電波 UHF(極超短波) 12GHz帯(センチメートル波)
電波の性質 障害物をある程度回り込む。 直進性が非常に高く、わずかな障害物にも遮られやすい。
必要なアンテナ 八木式アンテナ、デザインアンテナなど。 パラボラアンテナ(BS/CSアンテナ)。
設置のポイント 電波塔の方向に方位角を向ける。 静止衛星の方向(東経110度)に仰角・方位角を正確に合わせる。
その方向に障害物がないこと。

※上記は各放送の主な比較ポイントになります。

特に衛星放送のBS/CSアンテナは、静止衛星の方向に向ける角度調整が非常にデリケートです。
ディッシュの向きが上下左右に数ミリずれただけでも、電波をまったく受信できなくなってしまうことがあります。
また大雨や大雪が降ると、雨粒や雪が電波を吸収し、遮ってしまう「降雨減衰」「降雪減衰」と呼ばれる受信障害が一時的に発生しやすいのも特徴です。この問題については、対処は基本的に天候の回復を待つことになります。

他にも、12GHz帯の電波は周波数帯が高すぎてそのままではテレビ電波に利用できないため、BS/CSアンテナに内蔵のコンバーター(変換器)でMHz帯に変換された後、ケーブルでテレビのチューナーまで送信されます。
そしてこのコンバーターを作動させるためには、テレビなど受信機器の「BS電源設定」か、ブースター電源部からケーブルを通してアンテナ側に電源を供給することが必要です。この電源設定が適切に行われていないと、電波が変換されないため、衛星放送が視聴できなくなります。

もしかして受信障害?まず確認したい症状とエラーコード

テレビ画面の映りが悪いとき、電波障害をはじめ具体的にどのような症状が生じているかは、原因を探るための重要なヒントになります。
画面の状態や表示されるエラーコードを確認することで、何が問題で生じたトラブルかをある程度、推測できます。
トラブルの際はまずは落ち着いて、ご自宅のテレビの状況をよく観察してください。

テレビ画面の異常から原因を推測する(ブラックアウト・ブロックノイズ・フリーズ)

テレビ画面に現れる異常やトラブルには、いくつかのパターンがあります。
それぞれの症状から、どのような原因が考えられるかを見ていきましょう。

  • 画面が真っ暗になる(ブラックアウト)
    • テレビ電波がテレビまでまったく届いていない状態です。
    • アンテナの向きが大きくずれたり、ケーブルが抜けたり、機器が故障している可能性があります。
    • エラーコード「E202」が表示されることが多くなります。
    • まったく何も映らない場合は、テレビ機器本体の不具合である可能性も考えられます。
  • 映像が四角いブロック状に乱れる(ブロックノイズ)
    • 受信しているテレビ電波の強さが不足している状態です。
    • アンテナレベルが低いことが原因で、悪天候やケーブルの接触不良などが考えられます。
    • 画面にエラーコード「E201」が表示されることがあります。
  • 映像が途中で止まる(フリーズ)
    • ブロックノイズと同様に、電波の強さや品質が不安定なときに発生します。
    • 映像信号が一時的に途切れてしまうことで、映像が静止してしまいます。

これらの症状は、テレビに届く電波の「量(信号強度)」や「質(信号品質)」が低下しているサインです。
原因を特定するため、次に紹介するエラーコードも合わせて確認しましょう。

テレビ画面のエラーコードで原因を特定する【E201, E202, E203など】

テレビは受信状態に問題が発生すると、自己診断機能によってその原因を特定し、画面に対応するエラーコードを表示します。
このコードはテレビのメーカーやモデルを問わずほぼ共通しているため、原因を特定するための非常に有力な手がかりとなります。
代表的なエラーコードとその意味を、下の表にまとめました。

エラーコード 表示される意味 主な原因と対策
E201 アンテナの受信レベル低下 電波の強さが不足しています。アンテナの向きのズレ、ケーブルの接触不良、悪天候などが原因です。ケーブルの接続を確認し、天候の回復を待ってみましょう。
E202 信号が受信できません 電波がまったく届いていません。アンテナの故障、ケーブルの抜けや断線、放送休止などが考えられます。すべての接続を確認し、チャンネルの再スキャンを試みましょう。
E203 放送休止 選択したチャンネルが現在放送を行っていません。番組表を確認しましょう。電波が極端に弱い場合にも表示されることがあります。
E100、 E101、E102 B-CASカードが挿入されていない・読み取れない B-CASカードが正しく挿入されていないか、ICチップが汚れている可能性があります。テレビの電源を切り、カードを抜き差ししたり、ICチップを優しく拭いたりしてみてください。

※上記はテレビ画面トラブルで表示されることが多い主なエラーコードの種類です。エラーコードはこの他にも多くの種類が存在します。

これらのエラーコードが表示されたら、まずは表に記載されている原因を疑い、簡単な対策から試してみることが大切です。
特にE201やE202は、アンテナや配線部、受信環境に何らかの問題が起きていることを示す代表的なサインです。

【3分で試せる】業者を呼ぶ前に!テレビ受信障害の簡単セルフチェック

受信不良やテレビ画面トラブルの際には、アンテナ専門業者によるテレビアンテナ工事を行う前に、ご自分でも簡単に確認できることがいくつかあります。
以下の4つのステップを順番に試すだけで、意外とあっさり問題が解決することも多くあります。
以下の手順に特別な道具や知識は必要ありませんので、ぜひ試してみてください。

STEP1: テレビ本体とB-CASカードの再起動・挿し直し

現在の多機能なテレビを含めた電子機器の不具合は、本体を再起動することで解消されることがよくあります。
まずはテレビ本体を、以下の手順でリセットしてみましょう。

  1. テレビの本体にある主電源を手動でオフにします。(リモコンで電源を切るだけではいけません)
  2. テレビ本体の電源コードもコンセントから抜きます。
  3. そのまま数分ほど待ちます。
  4. 再度、電源コードをコンセントに差し込み、電源をオンにします。

上記の手順で通電を断つことにより、テレビの内部基盤などがリセットされて、軽度な不具合であれば解消されることがあります。

次に、テレビなど受信機器に挿入されている「B-CASカード」の接触状態を確認します。
B-CASカードとは、デジタル放送の著作権保護のため、その受信の際に必須となるICカードです。このカードが正しく認識されていないと、地デジ放送は映りません。
そしてカード接触部の汚れなどで、テレビ側にカードが認識されなくなることもあります。この場合の対処法は、以下の手順になります。

  1. テレビの電源を切り、本体の側面や背面にあるB-CASカードを抜きます。
  2. カードの裏面にある金色のICチップ部分を、乾いた柔らかい布で優しく拭きます。
  3. カードの向きを間違えないように、奥までしっかりと差し込み直します。
  4. テレビの電源を入れて、テレビ画面が問題なく映るか確認します。

また近年の一部4K8Kテレビなどでは、B-CASカードを使用せず、同様の機能をもつ「ACASチップ」が内蔵されているモデルもあります。
このようなモデルで、B-CASカードに関連するエラーコードが出た場合は、上記したテレビ本体のリセットが有効です。

STEP2: アンテナケーブルの接続確認

テレビ画面トラブルの際、意外と見落としがちになるのが、アンテナケーブルの接続不良です。ケーブルの接続部が緩んでいるだけで、電波は正しくテレビに届きません。
またテレビ電波の漏洩やノイズの混入が生じることもあります。
この場合の対処法は、以下の通りになります。

  • テレビやレコーダーの背面にある「アンテナ入力」端子を確認します。
  • 壁にあるアンテナコンセント端子を確認します。
  • 分配器やブースターを使用している場合は、それらの機器との接続もすべて確認します。

すべての接続部分で、ケーブルが緩んでいないか、しっかりと奥まで差し込まれているかを確認してください。
指で軽く回してみて、締まっているか確かめるだけでも効果があります。
またアンテナケーブルを、ケーブルに応じた「曲げ半径」以上の急角度に折り曲げたり、家具や家電の下敷きにしていたりすると、ケーブルの歪みによる伝送不良や、内部断線など破損の原因になるので注意してください。

STEP3: チャンネルの再スキャン(再設定)

引っ越しや放送局の設備変更などがあって、受信できるテレビ電波のチャンネル情報が変化した場合、テレビ本体が、最初に設置してチャンネルスキャンを行った際の古いチャンネル情報を記憶しているため、受信できる電波との食い違いで、一部のテレビ放送が映らなくなることがあります。
その場合は、以下のようにチャンネルの再スキャン(再設定)を行うことで改善します。

  1. テレビのリモコンの「メニュー」や「設定」ボタンを押します。
  2. 設定項目の中から「チャンネル設定」や「放送受信設定」などを選びます。
  3. 「地上デジタル自動設定」や「チャンネルスキャン」といった項目を選択し、実行します。完了までには数分ほどかかります。

チャンネル再スキャンの操作方法はメーカーによって異なりますので、詳しくはテレビの取扱説明書やメーカー公式サイトなどをご確認ください。

STEP4: 周辺の家電製品の電源をオフにする

電子レンジやWi-Fiルーター、コードレス電話などは、動作中にテレビの電波に干渉するノイズ(電波や電磁波)を発生させることがあります。
もしテレビの近くにこれらの家電製品がある場合は、一時的にそれらの電源を切る、コンセントを抜くなどしてみてください。
それでテレビの映りが改善するようであれば、電波干渉が原因である可能性が高くなります。その場合は、原因である家電製品と、テレビやアンテナケーブルの距離を離すなどの対策が有効です。

【原因別】テレビ受信障害の詳しい解決策|アンテナ・天候・周辺環境

これらのセルフチェックを試しても改善しない場合、より専門的な原因が考えられます。
原因は、ご自宅のアンテナ設備に起因するものと、天候や周辺環境といった外部の要因に分けられます。
この項目ではセルフチェックで解決できない問題について、その原因と解決策を詳しく解説します。

原因① アンテナ・受信設備の不具合や劣化(寿命は約10年)

屋外に設置されているテレビアンテナや関連機器は、雨風や紫外線の影響で時間と共に劣化していきます。
一般的にテレビアンテナやブースター、分配器などの寿命は、アンテナの種類・機種や設置環境にもよりますが約10年~15年と言われています。

以下、 アンテナ関連機器の寿命について、一覧でご紹介します。

機器の種類 主な不具合の症状 寿命の目安
テレビアンテナ本体 向きのズレ、素子の破損、サビによる受信感度の低下。 10年 ~ 15年
アンテナケーブル 被覆のひび割れ、断線、接続端子の腐食。 10年 ~ 15年
ブースター(増幅器) 電源の故障、増幅性能の低下。 10年 ~ 15年
分配器・分波器 内部回路の故障、端子の腐食。 10年 ~ 15年

※上記は各機器の一般的な寿命と不具合の例になります。

これらの設備が寿命を迎えると、テレビ電波の受信レベルが低下したり、映像信号が途切れたりして、テレビの映りが悪くなります。
特に強風や大雪、地震の後はアンテナの向きがずれてしまうことも少なくありません。
これらの設備の点検や修理・交換は、高所での作業や専門知識が必要となるため、ご無理はなさらずアンテナ工事の専門業者に依頼するのがもっとも安全で確実です。

原因② 大雨・強風など悪天候の影響

テレビの電波(地デジ・衛星放送)は、気候や気象の条件にも影響を受けます。
特に大雨や大雪の際には、雨粒や雪が電波を吸収・散乱させてしまい、一時的に受信レベルが低下することがあります。
これは「降雨減衰」「降雪減衰」と呼ばれる現象で、特に電波の波長が短く直進性が高い衛星放送(BS/CS)で顕著に現れます。

また、台風や強風によってアンテナが揺れたり、向きがわずかにずれたりして、受信が不安定になることもあります。
このような天候が原因の受信障害は、天候が回復すれば自然に直ることがほとんどです。
まずは落ち着いて、天気が良くなるのを待ちましょう。
ただ、地デジアンテナで既設による気候や天候でテレビ画面の乱れが生じる場合は、元の受信レベルが、必要ギリギリなレベルで低いことが考えられます。

そのためアンテナ機種の交換、設置位置や角度の調整、ブースター設置などで余裕のある受信レベルに安定させる必要があります。
またアンテナ角度のズレで受信レベルが下がった場合は、やはりアンテナ工事の専門業者に再調整をご依頼になることをおすすめします。

原因③ 高層ビルなど周辺環境の変化

ご自宅の周辺環境の変化が、受信障害の原因になることもあります。
例えば、これまでアンテナを向けていた方向に、高層マンションやビルが建設された場合です。ビルなどの巨大な建造物はテレビ電波を遮る壁となり、ご自宅に届く電波を弱めてしまいます。

また、自宅の庭木が大きく成長して、アンテナの前に枝葉が伸びてきた場合も同様です。
このような物理的な障害物が原因の場合は、個人での解決は困難です。
アンテナの設置場所を障害物の影響がない位置に変えたり、より受信性能の高いアンテナに交換したりといった対策が必要になるため、専門業者へのご相談をおすすめします。
近隣に立てられたマンションが受信障害の原因になっている場合は、民法の規定(原因者負担の原則)により、建設主などが費用を負担して問題を解決する責任が生じます。
この場合は、まずお住まいの自治体役所の担当部署などにご相談ください。

原因④ 他の電波による干渉(700MHz帯電波障害)

近年、携帯電話の新しい電波(700MHz帯)の利用が拡大したことに伴い、一部の地域でテレビの受信障害が発生することが報告されています。
この新しい電波の周波数帯が、地デジ放送で使われている周波数帯と近いため、アナログ放送時代の古いUHFアンテナ(現在の地デジアンテナより受信する周波数帯がやや広い)を地デジアンテナとして使用している場合に、地デジ電波以外の余計な電波(710MHz以上)を受信してしまうことがあります。
さらにこの電波をブースターが増幅してしまい、その電波をアンテナがまた受信することで、ハウリングのように妨害電波が増幅されてしまい、周辺の一帯に受信障害をもたらすことがあります。
この問題を「700MHz帯受信障害」といいます。この件については、上記した原因者負担の原則に基づき、主要な携帯電話事業者が共同で設立した一般社団法人「700MHz利用推進協会」が、無料で調査や対策工事を行っています。
もしご自宅に「700MHz帯利用推進協会からのお知らせ」といったチラシが投函されていたら、お住まいのエリアで700MHz帯電波障害が発生する可能性があります。
詳しくは上記の同協会の公式サイトをご確認ください。また同協会とは無関係の者が、同協会の調査員を装い、有償の工事や製品の販売を行う詐欺の例も報告されています。
同協会が電波障害の対策で、個々の世帯に料金の負担を求めることは決してありませんので、くれぐれもご注意ください、

自力で解決は難しい…プロに相談する場合の依頼先と費用相場

ご自身でのチェックや原因の特定を試みても解決しない場合や、アンテナの点検など危険を伴う作業が必要な場合は、無理をせず専門家にご相談ください。
お住まいの状況や障害の原因によって、適した相談先は異なります。

戸建ての場合:アンテナ工事専門業者

戸建てにお住まいで、テレビアンテナ工事が必要なアンテナ本体や配線の問題が疑われる場合は、アンテナ工事の専門業者に依頼するのが一般的です。
専門業者は、アンテナ工事のプロとして、専門の知識と技術、そして専用の測定器を使って電波の状況を正確に調査し、原因を特定してくれます。

以下、優良なアンテナ工事業者を選ぶためのポイントと、作業別の対策工事の費用相場をご紹介します。

  • 業者選びのポイント
    • 年間の施工実績が豊富か。
    • 料金体系が明確で、作業前にわかりやすい見積もりを提示してくれるか。
    • 工事後の保証制度(最低でも5年以上の長期保証)があるか。
    • 業者に対する口コミやSNSなどの評判が良いか。

各種アンテナ復旧工事:費用相場の目安

作業内容 費用相場の目安
アンテナの方向調整 8,000円 ~ 20,000円
ブースターの交換 15,000円 ~ 35,000円
アンテナ本体の交換 30,000円 ~ 80,000円

※上記は一般的な業者における各種工事の平均的な費用相場です。

アンテナ修理の費用は、お住まいに設置されているアンテナの種類や設置場所、必要な機材や作業の難易度によっても変動します。
複数の業者から見積もりを取って(相見積もり)、料金だけでなく施工技術、長期保証などのコストパフォーマンスで比較検討なさることをおすすめします。

集合住宅の場合:管理会社・大家さん

マンションやアパートなどの集合住宅では、各建物全体で一基の大型共用アンテナを共有していることがほとんどです。
そのため、ご自身の部屋だけでなく、他の部屋でも同じようにテレビが映らない場合は、共用設備の不具合である可能性が非常に高くなります。
このような場合は、個人で業者を手配するのではなく、まず建物の管理会社や大家さんに連絡してください。
共用部分の点検や修理は、管理側が対応するのが一般的になります。

700MHz帯が原因の場合:700MHz利用推進協会【無料対策】

前述した「700MHz帯電波障害」が疑われる場合は、下記の専用コールセンターに連絡してください。
専門のスタッフが訪問し、調査から対策用のフィルター取り付け作業まで、すべて無料で対応してくれます。

  • 一般社団法人700MHz利用推進協会 受信障害対策コールセンター
    • 電話番号: 0120-700-012 (フリーダイヤル)
    • 受付時間: 9:00 ~ 22:00 (年中無休)

この障害は特定の機器(アナログ放送時代のUHFアンテナ)や環境で発生するため、まずは専門の協会に相談することがもっとも確実な解決策となります。

広範囲の障害・原因不明の場合:総務省総合通信局

ご自宅だけでなく、近隣一帯で広範囲にわたってテレビの受信障害が発生している場合や、原因がまったく特定できない複雑なケースでは、国の機関である総務省の総合通信局が相談窓口となります。
各地域に設置されており、電波に関する専門的な調査やアドバイスを行っています。
トラブルの状況などから一体どこに相談して良いかわからない場合の、最終的な相談先として覚えておくと良いでしょう。

【アンテナ不要】受信障害にサヨナラ!安定したテレビ視聴方法

お住まいに設置されたテレビアンテナで電波を受信する仕組みは、どうしても天候や周辺環境の影響を受けてしまいます。
もしご自宅周辺の電波状態が悪い、自然環境が厳しくアンテナがダメージを受けやすい、アンテナで家の外観を乱したくないなどで、より安定した視聴環境を求めている場合や、アンテナのメンテナンスから解放されたい場合は、テレビアンテナを使わない視聴方法への切り替えも有効な選択肢です。

以下、テレビアンテナを使わない主なテレビ視聴方法について解説します。

光回線テレビ(天候に左右されず安定)

ご自宅で光インターネット回線を契約している場合、その回線を利用して映像信号を送り、テレビを視聴するサービスです。
テレビ映像信号が光ファイバーケーブルで直接届けられるため、テレビアンテナが不要になります。
この場合の最大のメリットは、テレビ電波を使わないため、電波障害やアンテナトラブルなど、大雨や強風など悪天候の影響をまったく受けなくなることです。
常に安定した高画質の映像を楽しむことができ、インターネットとセットで契約することでお得になる場合もあります。
またサービスによっては、地デジやBS、CSのチャンネル以外に、独自のVODサービスなどを視聴できる場合もあります。

ケーブルテレビ(地域密着の多チャンネル)

お住まいの地域のケーブルテレビ局(CATV)と契約し、局から自宅まで敷設した有線ケーブルでテレビを視聴する方法です。
こちらもテレビアンテナは不要で、アンテナや電波に関しては光テレビと同様のメリットが得られ、天候の影響を受けにくい安定した視聴が可能です。
ケーブルテレビ局独自のコミュニティチャンネルや、豊富な専門チャンネルを楽しめるのが大きな特徴です。
またケーブルテレビ会社によっては、インターネット回線や固定電話、スマートフォン、電気やガス、保険などの各種サービスを提供しており、まとめて加入することで支払いなどの手間が省けて料金もお得になるケースもあります。
ただし、提供エリアが限定されているため、お住まいの地域でサービスが提供されているかを確認する必要があります。

光テレビ・ケーブルテレビの比較一覧

光テレビとケーブルテレビ、それぞれのメリットとデメリット、また費用の目安について一覧でご紹介します。

視聴方法 メリット デメリット 費用の目安(月額)
光回線テレビ ・アンテナ不要
・天候に左右されない
・映像が安定している
・光回線の契約が必須
・月額利用料がかかる
4,000円 ~ 7,000円(ネット料金含む)
ケーブルテレビ ・アンテナ不要
・多チャンネル
・地域情報が豊富
・提供エリアが限定的
・月額利用料がかかる
3,000円 ~ 8,000円(プランによる)

※上記は光回線テレビ、ケーブルテレビの主な特徴になります。

総じて光回線テレビ、ケーブルテレビともメリットは豊富な半面、アンテナに比べると月額視聴料がかかるのが最大のデメリットです。
特に持ち家の戸建て住宅にお住まいの場合、長期的なコストで計算すると、テレビアンテナの設置がもっとも経済的な方法になります。

テレビの受信障害に関するQ&A

ここでは、テレビの受信障害に関して、お客様からよく寄せられる質問にQ&A方式でお答えします。

Q. 室内アンテナは受信障害の解決策になりますか?

室内アンテナ、また屋内外兼用アンテナは、工事不要で手軽に設置できるのが魅力ですが、受信障害の根本的な解決策としては限定的です。
このアンテナが利用できるのは地デジ放送に限られ、さらに電波塔が近くにある「強電界地域」で、なおかつ窓際など電波を受信しやすい場所に設置しないと、安定した視聴は難しくなります。
電波が弱い地域や、鉄筋コンクリートの建物内、近隣に高層建築がある住宅などでは、ほとんど映らないか、映像が不安定になる可能性が高いです。
室内アンテナは、あくまで簡易的な地デジ放送の視聴方法と考えるのが良いでしょう。

Q. 特定のチャンネルだけ映らないのはなぜですか?

すべてのチャンネルではなく、テレビ放送で特定のチャンネルだけが映らない場合、いくつかの原因が考えられます。

  • そのチャンネルの電波が他のチャンネルより弱い
    • テレビ局ごとに電波の送信状況は異なり、特定のチャンネルの電波だけが受信しにくいことがあります。
  • アンテナの向きがわずかにずれている
    • アンテナの向きが最適でない場合、電波がやや弱いチャンネルから先に映らなくなります。
  • チャンネルの再スキャンが必要
    • 放送局側の周波数変更などで、テレビがチャンネル情報を正しく認識できていない可能性があります。
  • 有料チャンネルの契約解除
    • BS放送やCS放送の有料チャンネルの場合、気づかないうちに契約解除しているケースもあります。契約変更の際に手続きをミスしていないか、またクレジットカードの期限切れなどにより視聴料金が支払われず、契約解除になっていないかなどの点をご確認ください。

この場合、まずは、チャンネルの再スキャンを試してみてください。
それでも改善しない場合は、アンテナの向きの微調整が必要になる可能性があるため、専門業者への相談をご検討ください。

まとめ:落ち着いて原因を特定し、快適なテレビ視聴環境を取り戻そう

テレビの受信障害は、アンテナ設備の劣化から天候、周辺環境の変化まで、実にさまざまな原因によって引き起こされます。
急にテレビ画面が映らなくなると焦ってしまいますが、まずは落ち着いて、この記事で紹介した手順に沿って原因を切り分けていくことが大切です。
以下、本記事でご説明した手順をあらためてまとめます。

  1. 症状とエラーコードを確認する
  2. 自分でできる簡単なセルフチェックを試す
  3. 原因を推測し、専門的な対策を検討する
  4. 解決が難しい場合は、適切な専門家へ相談する

多くの場合、テレビ画面の乱れは、簡単な確認や設定の見直しで解決できます。
それでも改善しない場合は、無理に自分で解決しようとせず、アンテナ工事の専門業者や管理会社など、信頼できるプロに相談することが安全かつ確実な方法です。
もしテレビ画面の乱れがお住まいで解消できない、またはテレビアンテナの修理など工事が必要になる場合は、本記事にもご協力いただいた優良なアンテナ工事専門業者「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、またはメールフォーム、公式LINEアカウントまで、どのようなことでもお気軽にご相談ください。

この記事が、皆さまの快適なテレビ視聴環境を取り戻す一助となれば、筆者としても幸いです。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。