BS/110度CSアンテナの向きはアプリで解決できる?自分でできる方向調整の方法と映らない原因をプロが解説する完全ガイド
「自宅で急にBS放送が映らなくなった」
「新しいBS/CSアンテナを設置したいけど、正しい向きがわからない」
「アンテナ角度調整の作業を業者に頼むと高そうだから、まずは自分で調整してみたい」
いまこの記事をお読みの方の中にも、そのようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。
実はBSアンテナの適切な向きへの調整は、ポイントさえ押さえれば専門家でなくても自分で行うことが可能なのです。
この記事は、アンテナや技術系の知識を持つプロのライターが執筆を担当しています。
記事内容は、無料のスマートフォンアプリによる簡単な方向の確認方法から、具体的なBS/CSアンテナ向き調整の手順、そしてアンテナの向きを合わせても映らないときの原因と対処法まで、専門知識がない方にも分かりやすく徹底解説します。
執筆に当たっては、アンテナ工事の専門業者である「あさひアンテナ」のアンテナ職人にも取材を行い、豊富な現場経験に基づいた正確な関連情報をまとめています。
この記事を最後までお読みいただければ、業者に頼らずともBS/CSアンテナの向きの問題を解決して、快適な衛星放送の視聴環境を取り戻すことができるでしょう。
BSアンテナはなぜ「南西」?向き調整の基本知識
お住まいにあるBSアンテナの調整を始める前に、なぜアンテナを特定の方向に向ける必要があるのか、その根拠を理解しておいてください。
この基本を理解することで、調整作業がよりスムーズかつ適切に進めることができます。
その理由を簡単に説明すると、BS放送の電波は、宇宙空間に位置し、地上からは空の同じ位置に見える静止衛星(放送衛星)からまっすぐに送られているため、アンテナをその衛星に正確に向けて電波をキャッチする必要があるからです。
以下の項目では、衛星放送やBSアンテナ(BS/CSアンテナ)の仕組みを解説します。これにより、アンテナの向きを調整する必要性や具体的な調整の方法もわかるようになります。
衛星放送(BS/CS)に使われる「12GHz帯」の性質とは?
衛星放送であるBS放送やCS放送は、宇宙空間の赤道軌道上を地球の自転に合わせて周回しているため、地上からは常に空の同じ場所に静止して見える、一基の「静止衛星」から、地上の広範囲(日本であれば日本全域)にテレビ電波を送信しています。
ちなみにBS放送とは「放送衛星(Broadcast Satellite)」を使用した衛星放送で、地デジ放送と同じく、NHK、広域民放のチャンネルなど、BSアンテナを設置するだけで視聴できる無料チャンネルが豊富な、基本的な衛星放送になります。
CS放送は 「通信衛星(Communication Satellite)」を使う衛星放送で、「スカパー!」などの放送事業者と有料契約することで、豊富な有料専門チャンネルの中からお好みのチャンネルを選んで視聴できる、有料放送サービスになります。
BS放送、CS放送とも、静止衛星から地上まで送られる電波は「12GHz(ギガヘルツ)帯」と呼ばれる、非常に高い周波数帯(マイクロ波、SHF(センチメートル波)のうち12GHz前後)に分類されます。
この電波は、波長の幅が25ミリ前後と非常に短く、太陽光のようにまっすぐ届く、太陽光のような性質を持っています。
そのため静止衛星から地上まで、約36,000キロの長距離を送信される衛星放送のテレビ電波としては非常に適しているのです。
一方で、その特性から、地上で受信するに当たってはいくつかの注意点も発生します。
以下の一覧では、衛星放送の12GHz帯と、地上デジタル放送の電波(UHF)との違いを解説します。この違いを理解しておくと、アンテナ向き調整のヒントになります。
※上記は衛星放送と地デジ放送の電波の基本的な違いになります。
このように衛星放送を実現させるためには、電波の直進性が重要な鍵になります。
一方で、光のような12GHz帯の電波は、静止衛星から地上のアンテナまで一直線に届いているため、的確な受信には、静止衛星に向けた角度の調整も重要です。
また、12GHz帯はその直進性のため、ちょうど日光がものに当たると影ができるのと同じように、わずかな障害物にも遮られやすく、その向こう側に届かなくなるという性質もあります。
そのため、BSアンテナと静止衛星の方向を結ぶ電波の経路に、建物や山の他、樹木や洗濯物などのわずかな障害物があっても、12GHz帯が遮られてしまって衛星放送が映らなくなります。
また、大粒の雨や雪も細かな障害物となって、電波を吸収し、乱反射させることで電波レベルを弱める原因となります。これが「降雨減衰」「降雪減衰」と呼ばれる電波障害です。
降雨減衰や降雪減衰への対処は、基本的には天候の回復を待つことですが、より強く電波をキャッチできる大型のBSアンテナを使用するという対策もあります。
また日本の中央部に比べて、距離による電波の減衰で、やや受信レベルが弱まる日本の北部や南端部、離島部などでも、やや大型のBSアンテナ製品が必要となります。
衛星放送を受信するBS/CSアンテナの仕組みは?
衛星放送や電波の性質に続いて、この項目では、衛星放送を受信するBSアンテナ(BS/CSアンテナ)について詳しく解説します。
一般の住宅に設置されるBSアンテナの種類は「パラボラアンテナ」と呼ばれる、お皿のような形をしたアンテナとして知られています。より具体的には、皿状の円盤の前に、金属製のアームで小さな箱のような装置が固定され、そこからアンテナケーブルが伸びています。
この円盤部はディッシュ(放物面反射器)と呼ばれる部分で、静止衛星から送られる12GHz帯を効率よく集めるためのものです。
ディッシュで受け止められた12GHz帯は、内部の放物面に反射して、正面に固定された一次放射器の一点に集められ、受信されます。
一次放射器に受信された12GHz帯は、そのままでは周波数帯が高すぎてケーブルで送信することができません。
そのため内蔵される「コンバーター(変換器)」で、12GHz帯からMHz帯の電波へと変換した後、ケーブルを通してテレビなどのチューナーまで送られます。
このような仕組みのため、ディッシュの角度が少しでもずれると、反射した電波の焦点が一次放射器から外れてしまい、受信レベルが大幅に低下してしまうのです。
したがって、BSアンテナはミリ単位での正確な角度調整が不可欠となります。
なお、BS放送の静止衛星、CS放送でも主要な放送である110度CS放送の通信衛星は、どちらも同じ東経110度の上空に位置しています。したがって一基のパラボラアンテナで双方をまとめて受信することができます。
そのため現在の衛星放送用パラボラアンテナ(BSアンテナ)は、基本的にBS放送、CS放送兼用の「BS/CSアンテナ(BS/110度CSアンテナ)」になっています。また2026年(令和8年)現在のBS/CSアンテナ商品は、すべて4K8K放送に対応するアンテナとなっています。
「方位角」「仰角」とは?アンテナの向きを決める2つの角度
この項目では、BS/CSアンテナの角度調整について、より詳しく解説します。
BS/CSアンテナの向きを調整する際には、必ずディッシュ部の「方位角」と「仰角」という2つの角度を合わせる必要があります。
これらの言葉の意味を正しく理解しておくことが、調整作業の第一歩です。
以下、方位角と仰角について一覧で解説します。
※上記は仰角、方位角の基本的な解説になります。
BS/CSアンテナの角度調整は、この仰角と方位角、双方の調整を行います。
方位角をおおよそ電波塔の方向に向ければいい地デジアンテナ(UHFアンテナ)に比べると、より複雑で正確な角度調整が必要です。
BS/CSアンテナには、ディッシュ部に仰角、方位角それぞれの角度調整部があります。
ディッシュを向けるべき方向は、日本全域で同じ「東経110度」ですが、日本国内の各地域、例えば北海道でも旭川や札幌、青森、秋田、宮城の仙台や岩手の盛岡、福島、新潟、東京や静岡、愛知の名古屋、富山や石川の金沢、京都や大阪、和歌山、島根の松江や高知、岡山や鳥取、広島、九州の福岡や熊本、長崎、鹿児島、沖縄の那覇など、国内でも東西南北の位置の違いによって、調整すべき仰角と方位角は微妙に変動します。また現場ごとの微調整も必要になります。
地域ごとの正確な仰角、方位角は、後の項目でご紹介するアプリやWebサイトなどで簡単に調べることができます。
まずはこの2つの角度を調整することが、BS/CSアンテナ設定の基本だと覚えておいてください。
アンテナ調整を始める前に!準備するものリスト
さて、ここからがBS/CSアンテナの工事をご自分で行う場合や、お住まいのアンテナの角度がずれた時に、正しい向きへと調整する具体的な手順の解説になります。
まずは、作業を始めてから、必要な機材や道具について「あれがない、これがない」とあわてないように、事前に必要なものを揃えておいてください。
この項目では、作業に必須の道具と、必須ではないものの用意すると格段に作業効率が上がる便利なツールに分けてご紹介します。
この項目は、安全に、そしてスムーズに作業を進めるための大切なステップとなります。
【必須】工具とテレビのアンテナレベル表示
BS/CSアンテナの角度調整を行うには、最低限、以下のものを準備してください。
特にテレビのアンテナレベル画面は、調整の成果、電波の状況をリアルタイムで確認するための生命線となります。
あらかじめお住まいのテレビにおける表示方法を確認しておきましょう。
※上記は必要となる主な工具や道具になります。
▼ 主要テレビメーカーのアンテナレベル確認画面の出し方(一例)
以下では、主要メーカーのテレビにおける、アンテナレベル画面の表示方法を一覧でご紹介します。
※同じメーカーでもモデルや年式によって操作が異なる場合があります。詳しくはテレビの取扱説明書やメーカー公式サイトをご確認ください。
【推奨】あると作業が格段に楽になる便利ツール
BS/CSアンテナの角度調整について、必須ではありませんが、以下の一覧にあるツールを用意していると、作業の正確性と効率が大きく向上します。
特にお一人で作業する場合は、レベルチェッカーが非常に役立ちます。
※上記はBS/CSアンテナの向き調整を進めるための主なツールになります。
レベルチェッカーはプロ仕様の商品は数万円台で、電波の強さだけでなく品質まで測定できる多機能な製品になりますが、電波強度だけを調べる簡易的な品は1,000円台からで購入できます。
【一番おすすめ】スマホの無料アプリで正しい向きを1分で確認する方法
かつてはBS/CSアンテナの向き調整には、方位磁石や分度器を使って的確な方向を調べる必要がありましたが、現在ではスマートフォンの無料アプリを使えば誰でも簡単に確認できます。
この方法がもっとも手軽で、初心者の方には特におすすめです。
ここでは、代表的なスマートフォンアプリ「BSコンパス」の使い方を解説します。
「BSコンパス」の使い方を画像付きで解説
「BSコンパス」は、スマートフォンのカメラ機能やGPSを使い、正しいアンテナの方向を直感的に示してくれる便利なアプリです。
以下の手順で、アンテナを向けるべき方向を確認してください。
- アプリをインストールして起動する
- お手持ちのスマートフォンのアプリストアから「BSコンパス」を検索し、インストールします。
- 起動すると、位置情報へのアクセス許可を求められるので「許可」してください。
- 地域を設定する
- アプリの画面で、お住まいの地域(都道府県)を設定します。
- これにより、その地点での正確な方位角と仰角が自動で計算されます。
- 画面で方向を確認する
- アンテナのディッシュや角度調整部にあてがう形で、スマートフォンの画面を確認します。
- まずアンテナを固定するマストが垂直になっているかを、垂直器の役割を果たす専用の画面で確認します。
- 次の画面で、地域ごとの仰角が表示されるので、その角度にアンテナの仰角を仮固定(軽く角度を動かせる程度)します。
- さらに次の画面では、画面上に方位角を示すコンパスのアイコンが表示されるので、そのコンパスが示す方向に合わせて、アンテナの方位角を調整します。
- 最後に、テレビのアンテナ画面(またはレベルチェッカー)で受信レベルが最大になるよう、仰角を微調整します。
- すべての角度調整が完了し、受信レベルが最大になったら、角度調整部のボルトをしっかりと締め込んで固定すれば、作業は完了です。
アプリが使えない場合の調べ方:Webサイト・近所のアンテナ
もしスマートフォンをお持ちでない場合や、ダウンロードしたアプリがうまく動作しない場合には、他の方法で適切なBS/CSアンテナの向きを調べることができます。
以下の一覧がその主な方法ですが、それぞれの方法にメリットと注意点があります。
※上記は各方法の主な特徴になります。
これらの方法は、あくまで大まかな方向を知るための目安として活用し、最終的にはテレビのアンテナレベルを確認しながら微調整を行うことが重要です。
【写真付きで解説】BSアンテナの向きを自分で調整する5ステップ
道具などの準備が整い、アンテナを向けるべき方向の目安もわかったら、いよいよ実際の調整作業に入ります。
この項目では、作業手順を5つのステップに分けて、初心者の方でも迷わないように具体的に解説します。
安全第一で、焦らず慎重に作業を進めてください。
- 作業の注意点
- 必ず晴れて風の弱い日に行ってください。
- 高所での作業は大変危険です。必ず二人以上で、安全を確保しながら行ってください。
- 難しいと感じたら、無理せず専門業者に依頼しましょう。
- 基本的にご自宅での角度調整は、BS/CSアンテナがベランダなど、安全に作業を行える場所にある場合のみに行います。屋根の上など事故のリスクが高い位置の場合は、決してご自分では行わず、必ず専門業者に依頼してください。
ステップ1:テレビの「アンテナレベル」画面を表示する
まず調整の成果を確認するために、テレビのアンテナレベル画面を表示させます。
家族や友人に協力してもらえる場合は、一人がテレビの前に待機し、レベルの変化を声や携帯電話などで伝えてもらうと効率的です。
BS/CS放送が安定して映るアンテナレベルの目安は、一般的に50以上とされています。
この数値を最大にすることが目標です。
ステップ2:仰角(上下)を地域の目安に合わせて仮固定する
次に、アンテナの上下の角度である「仰角」を合わせます。
- アンテナ取り付け金具の側面にある、角度の目盛りが書かれた部分を探します。
- ボルトを少し緩め、アンテナ本体を上下に動かせるようにします。
- 事前にアプリやサイトなどで調べておいた、お住まいの地域の仰角の数値に目盛りを合わせます。
- その角度で、アンテナが自重で下がらない程度にボルトを軽く締めて「仮固定」しておきます。
ステップ3:方位角(左右)を1ミリずつ動かし、レベル最大値を探す【最重要】
ここがBSアンテナの調整ではもっとも重要で、根気のいる作業です。
左右の角度である「方位角」を微調整していきます。
- 方位角を調整するボルトを少し緩めます。
- アプリなどで確認した南西方向の目安にアンテナを向けます。
- そこから、アンテナを左右に1ミリ動かしては3秒待つ、というペースで非常にゆっくり動かします。
- テレビ画面のアンテナレベルが反応するまでには、角度調整から数秒ほどの時間がかかるため、あせらずに待ちながら数値を観察します。
- レベルの数値がもっとも高くなったところで動きを止め、その位置で仮固定します。
ステップ4:仰角(上下)を再度微調整し、レベルを最大化する
方位角のベストな位置が見つかったら、もう一度、仰角の微調整を行います。
ステップ2で仮固定した仰角のボルトをふたたび少し緩め、アンテナを上下にゆっくり動かします。
方位角の調整と同じように、徐々に角度を調整して、アンテナレベルの数値が最大になるポイントを探してください。
この一手間で、さらに受信状態が安定することがあります。
ステップ5:ボルトをしっかり締めて最終固定する
方位角と仰角の両方でアンテナレベルが最大になったら、最終固定の作業に入ります。
アンテナが動かないように手でしっかりと支えながら、緩めていたすべてのボルトをレンチで確実に締め付けます。
ここで締め付けが甘いと、強風などで向きがずれてしまう原因になります。ただあまり強く締めすぎても、アンテナやボルトを破損してしまう場合もあるためご注意ください。
最後に、BS/CSのすべてのチャンネルが問題なく映るかを確認すれば、作業は完了です。
【要チェック】向きは合っているのに映らない?7つの原因と解決策
「手順通りにBS/CSアンテナの角度を調整してアンテナレベルも最大にしたはずなのに、なぜか衛星放送の映りが悪い」
そんなときは、BS/CSアンテナの向き以外の場所に原因が隠れている可能性があります。
まずはあわてず、以下のチェックリストを確認してみてください。
意外と簡単なことで、トラブルが解決するケースも決して少なくはありません。
原因1:アンテナケーブルの接続不良・劣化・断線
見落としがちですが、アンテナケーブルの問題は、テレビ画面が乱れる場合に、非常に多い原因のひとつです。
アンテナからテレビまでの間のケーブル接続を、以下のチェックポイントを参考にすべて確認してください。
- チェックポイント
- アンテナ本体とケーブルの接続はしっかり締まっていますか?
- 壁のアンテナ端子とケーブルの接続は緩んでいませんか?
- テレビやレコーダー背面の「BS/CS入力端子」に正しく接続されていますか?
- ケーブルが途中で抜けかかったり、ペットにかじられるなどして損傷していませんか?
原因2:テレビ・レコーダーのアンテナ電源設定が「OFF」になっている
BS/CSアンテナは前述の通り、コンバーターを動作されるためにテレビやレコーダー(またはブースターの電源部)から電気を供給してもらう必要があります。
この電源設定が「OFF」になっていると、いくら向きを合わせても12GHz帯の電波が変換されないため、衛星放送を受信できません。
この場合のチェックポイントは、以下の通りになります。
- チェックポイント
- テレビの設定メニューから「BS/CSアンテナ電源」や「衛星アンテナ設定」といった項目を探します。
- 設定が「切(OFF)」になっていたら、「入(ON)」または「オート」に変更してください。
- 適した設定の方法は、お住まいで衛星放送を視聴するテレビの台数や、特定のテレビから常時給電するか、各テレビで随時給電するかによって異なります。
- またお住まいにある分配器が「一端子給電型」か「全端子給電型」かによって、給電方法を合わせる必要もあります。
原因3:悪天候(雨・雪・強風)による一時的な受信障害
衛星放送の電波(12GHz帯)は、大粒の雨や雪によって吸収され、散乱することで、弱まる性質があります。
これは前述した「降雨減衰」「降雪減衰」と呼ばれる現象で、BS/CSアンテナの故障や角度の問題ではありません。
以下、天候が衛星放送に与える影響と、その対処法の一覧になります。
※上記は天候がBS/CSアンテナに与える主な影響になります。
原因4:周辺環境の変化(建物・樹木)で電波が遮られている
お住まいにBS/CSアンテナを設置した当初は問題なくても、時間とともに周辺環境やアンテナの状態が変化することがあります。
特に角度調整したBS/CSアンテナと、南西方向の静止衛星との間に、当初はなかった電波を遮る障害物ができていないか確認しましょう。
この場合の主なチェックポイントは以下の通りです。
- チェックポイント
- 近所に新しい高層マンションなどが建設されていませんか?
- アンテナを向けた方向のベランダなどに洗濯物が干されていませんか?
- 庭の木が成長して、枝葉がアンテナの前に伸びてきていませんか?
- 季節によって葉が生い茂る落葉樹なども、夏場に電波を遮る原因になります。
原因5:アンテナ本体やブースターの経年劣化・故障
テレビアンテナも住宅設備や電化製品の一種であり、寿命があります。
一般的に、BS/CSアンテナの寿命は約10年から15年と言われています。
特にBS/CSアンテナは電子機器であるコンバーターを内蔵しているため、長年使用していると、コンバーターの劣化・故障が起こる可能性も考えられます。
なお一般住宅用の45型BS/CSアンテナの場合、コンバーターの交換費用とアンテナ本体価格が大差ないため、コンバーターが故障すればアンテナごと交換することになります。
またアンテナ以外に、テレビ電波をお住まいで必要なレベルまで増幅する「ブースター(増幅器)」を設置している場合は、このブースター本体や電源部の故障も、テレビ画面が乱れる原因となり得ます。
どうしても無理な時はプロに依頼!費用相場と業者の選び方
お住まいのアンテナトラブルやテレビ画面の乱れで、上記のチェックリストをすべて試しても改善しない、また屋根の上など高所にアンテナがあり、自宅で作業できないなどの場合は、決してご無理はなさらず、アンテナ工事の専門業者へとご依頼になることが賢明です。
プロの業者に頼めば、専用の測定器を使って原因を正確に特定し、迅速に問題を解決できます。
以下は、BS/CSアンテナに関する各種工事をプロの業者に依頼した場合の、一般的な費用の目安になります。
※上記は一般的な業者に依頼した場合の、平均的な費用の目安になります。
- 信頼できる業者の選び方
-
- 複数の業者から見積もりを取る:料金体系や作業内容を比較検討しましょう。
- 実績と口コミを確認する:業者のウェブサイトで施工事例を見たり、第三者の口コミサイトを参考にしたりします。
- 保証制度の有無を確認する:工事後の不具合に対応してくれる、長期保証がある業者を選ぶと安心です。
例えば本記事にもご協力いただいた専門業者「あさひアンテナ」では、
- 完全無料(出張料やキャンセル料など諸費用含む)の電波調査と見積もり。
- 他業者との相見積もりや即日工事にも対応。
- 国内一流メーカーの多彩なアンテナ本体や機材、部材をセットにした明確な体系と低価格の各種工事費用。
- 豊富な経験と緻密な電波調査で、現場で可能な限りご要望に近い工事を、業界最安に挑む見積もり費用でご提案。
- 完全自社施工により、優秀な自社スタッフのアンテナ職人による高品質な施工を、中間マージンをカットした適正価格でご提供。
- 工事完了後は、業界最長クラスの「10年保証」で長期にわたって安心。
など、すべてにおいて他業者にひけをとらない、高品質なサービスをご用意しております。
BS/CSアンテナのトラブルをはじめ、各種アンテナ工事のご相談は、まずは「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントまでお問い合わせになることを、本記事の筆者からもおすすめいたします。
まとめ:正しい向き調整で、快適なBS視聴ライフを取り戻そう!
今回の記事では、BSアンテナの向きを自分で調整する方法について、基本知識から具体的な手順、トラブルシューティングまで詳しく解説しました。
以下、手早く要点をご確認いただくため、あらためて本記事のポイントをまとめます。
- この記事のポイント
- BS/CSアンテナは、南西方向(東経110度)に位置する静止衛星へと正確に向ける必要がある。
- アンテナ角度調整は「方位角(左右)」と「仰角(上下)」の2つの角度が重要。
- 無料のスマホアプリ「BSコンパス」を使えば、正しい方向が簡単にわかる。
- 調整は「テレビのアンテナレベル」または「レベルチェッカー」を見ながら、1ミリ単位で慎重に行う。
- アンテナの向きが的確でも衛星放送が映らない場合は、ケーブルや電源設定なども要チェック。
- 高所作業や原因不明の場合は、無理せずプロの業者に相談する。
BS/CSアンテナの向き調整は、少しの知識とコツさえあれば、決して難しい作業ではありません。
お住まいのBS/CSアンテナが安全な位置にある場合は、この記事を参考に、ぜひご自身での向き調整にチャレンジしてみてください。
無事に適切な調整が完了し、ストレスなく衛星放送で好きな番組を楽しめるようになることを、筆者からも願っています。
なお、ご自宅での作業に危険を伴う、作業に難しさを覚える、自宅で作業を行っても問題が解決できないなどの場合が、「あさひアンテナ」をはじめとする、優良なアンテナ工事業者へと、早急にご相談ください。
プロの知識と技術、そして誠意ある顧客対応で、的確な調整や修理を、適正価格で行ってもらえます。




