BSテレビアンテナ修理ガイド:自分でも対処できる? 故障の原因から工事の費用相場、業者選びの方法まで完全解説!
2025年(令和7年)現在では、お住まいに衛星放送用のBS/CSアンテナを設置して、BS放送をご視聴されている方も多いことでしょう。
BS放送ではNHK、広域民放でも地デジ放送とは異なるコンテンツが楽しめるほか、4K8Kチャンネルや有料チャンネルを契約してさまざまな番組を楽しむことができます。
さらにBS/CSアンテナであればCS放送(スカパー!)も受信できるため、スカパー!も契約して、より多くの専門チャンネルをご視聴になっている方も多くなっています。
ただ、このような快適なBS視聴ライフの中で、困るのが突然のアンテナトラブルにより、BS放送やCS放送が視聴できなくなることです。
楽しみにしていた番組が見られなくなる不便さはもちろん、有料チャンネルを契約されている方では、見られない日数だけ損をした感もあり、早急にBS/CSアンテナを修理して、BS放送を視聴できるよう復旧したいと思われることでしょう。
しかし、BS放送が映らなくなる症状や、修理に当たっての疑問、ご不安にもさまざまなものがあります。例えば、
「BSのテレビ画面にE202というエラーが出るけど、どうすればいいの?」
「本当にアンテナの故障なのか、テレビ本体の問題なのかわからない」
「そもそもBSアンテナの修理はどこに頼めばいいのか?」
「修理を頼みたいけど、高額な請求をされないか心配だ」
このような疑問点やご不安ばかりが先走って、トラブルに対して具体的にどう対処すれば良いのか、途方に暮れている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなお悩みを抱える皆様のために、BSアンテナ(BS/CSアンテナ)のトラブルを解決するための情報を網羅的に解説します。
本記事は、テレビアンテナをはじめ技術系の専門知識を持つライターが、年間6,000件以上の施工実績を誇るアンテナ工事のプロ集団「あさひアンテナ」の優秀なアンテナ職人から直接お話を伺い、衛星放送やBS/CSアンテナのトラブルを解決するための、的確な方法をまとめたものです。
衛星放送の専門知識がない方でも、BS放送が映らない原因を自分で切り分ける方法から、アンテナの修理や交換にかかる費用相場、そして信頼できる専門業者の選び方まで、この記事を読めば概要がすべて分かります。
BS放送のトラブルでお困りの方は、問題を早く、安く、そして確実に解決するための虎の巻として、この記事をぜひ最後までご覧ください。
BSアンテナ修理の基礎知識
BS放送トラブルの原因を突き止める、またはBS/CSアンテナの修理について考える前に、まずはBS放送を含む衛星放送がどのような仕組みで受信されて、お住まいのテレビに届いているか、その基本的な仕組みを知っておくことが大切です。
衛星放送の仕組みを理解することで、受信トラブルが起きた際に、一体どこに問題があるのかを推測しやすくなります。
衛星放送(BS放送、CS放送)は、地上から約 36,000 km上空にある静止衛星(BS放送の放送衛星、CS放送の通信衛星)から送られてくる、マイクロ波の中のセンチメートル波(SHF)、周波数帯は12GHz前後の電波(12GHz帯)を、ご家庭のパラボラアンテナ(皿のようなディッシュを持つアンテナ)でキャッチすることにより視聴できます。
この12GHz帯の電波は、波長の幅は25ミリ程度で、非常に周波数が高く直進性が強いため、静止衛星から日本の全域まで、光のようにほぼまっすぐ届いています。
この性質は、静止衛星から地上まで長距離を送信される衛星放送に適していますが、その反面、静止衛星からBS/CSアンテナまでを結ぶ空間の間に、障害物があると電波が遮られてしまい、受信できなくなってしまいます。
以下、衛星放送やBS/CSアンテナの基礎知識について、各ポイントを一覧で簡単にまとめました。
パラボラアンテナであるBS/CSアンテナは、皿状のディッシュ(放物面反射器)で12GHz帯を正面からキャッチし、一点に集まるようにして反射させます。
12GHz帯が反射して一点に集まる位置には、アームで固定された「一次放射器」があり、この中心に電波を集める形で受信しています。
したがってBS/CSアンテナは、12GHz帯をディッシュで一次放射器の中心へと正確に反射させるため、ディッシュの仰角と方位角(上下、左右の角度)を、静止衛星の位置する東経110度上空(南西方向)へと正確に合わせる必要があります。
この角度調整がミリ単位でもズレてしまうと、一点に集められた12GHz帯の位置が一次放射器から外れてしまい、BS放送やCS放送を受信できなくなるため、注意が必要です。
また12GHz帯は周波数帯が高すぎるため、そのままアンテナケーブル(同軸ケーブル)で送信すると減衰量が大きくなります。そのためBS/CSアンテナには、一次放射器と一体化したコンバーター(変換器)が付属しており、このコンバーターで12GHz帯からMHz帯の周波数帯に変換した後に、ケーブルへと送信します。
このコンバーターは電子機器であるため、ケーブル配線部にあるブースターの電源部か、テレビなど受信機器のBS電源設定にてチューナー端子から給電する形で、電源が必要になります。
BS放送が映らなくなる主な原因は、この「衛星からアンテナまでの電波の通り道」か「アンテナからテレビまでの信号の通り道」のどこかに問題が発生しているケースがほとんどです。
以下、BS放送など衛星放送が映らないトラブルについて、主な原因の分類と対処法をご紹介します。
以上の基礎知識を踏まえ、次の章からBS放送のトラブルについて、具体的な原因の切り分け方法を見ていきます。
【まず確認】BSが映らない!テレビ画面のエラーコードと原因切り分けチェックリスト
BS放送やその他のテレビ放送が正常に映らなくなったとき、テレビ画面に表示される「エラーコード」は、原因を特定するための重要な手がかりとなります。
エラーコードとは、テレビ放送が正常に映らない問題が発生したときに、テレビやレコーダーなど受信機器がその原因を自己診断して、原因に対応したコードを表示する機能です。
現在のテレビ機器では、エラーコードの他にその原因を示すメッセージも表示されるため、まずはあわてずに、画面にどのようなメッセージが表示されているかを確認してください。
特に「E202」というエラーコードは、「信号を受信できません(電波がテレビ側にまったく届いてない、または非常に微弱)」というサインであり、BSアンテナ関連のトラブルでは、もっともよく見られるものです。
この章では、テレビに表示されるエラーコードを手がかりに、ご自身でできる原因の切り分け方法をチェックリスト形式でご紹介します。
原因1:テレビ・レコーダーの単純な設定ミスや不具合
専門業者を呼ぶ前に、まずはもっとも基本的で簡単に確認できる部分からチェックしてみてください。
意外なほど単純な設定ミスや一時的な不具合が原因であることも少なくありません。
まずは以下の項目を順番に確認してみてください。
B-CASカードとは、現在のデジタルテレビ放送を受信するために必要なICカードで、テレビやレコーダーなどの受信機器にこのカードを挿入しないとデジタルテレビ放送を視聴できません。(同様の機能を持つ「ACASチップ」を内蔵した一部の4K8Kテレビを除く)
そのためこのB-CASカードの接触不良、カードそのものの不具合などで、テレビなど機器側がカードを認識できないと、テレビ放送が映し出せなくなります。
またテレビなど本体の内部基盤、プログラムなどの一時的な不具合で、テレビが映らない、その他の問題が生じることがあります。この場合は、上記の再起動によって、機器をいったんリセットすることで、不具合が解消されることもあります。
テレビなどのメーカー、モデルによっては、上記の方法のほか、専用のスイッチを押すなど独自のリセット方法が用意されている場合もあります。テレビ本体のマニュアルやメーカー公式サイトを確認し、専用のリセット方法があれば、そちらもお試しください。
原因2:アンテナケーブルの接続不良・劣化
テレビやレコーダーの状態に問題がない場合、次に疑うべきは、アンテナや室内のアンテナコンセントからテレビまでを結ぶアンテナケーブルです。
ケーブルの接続が緩んでいたり、劣化していたりする、またはケーブルが途中で強く折り曲げられている、家具や家電の下敷きになっているなどすると、映像信号が正しくテレビに届きません。
特に、ケーブル配線部でも屋外に配線されている部分は、雨風や紫外線の影響で劣化しやすい箇所です。
以下、ケーブル配線部で考えられるトラブルについて、主なチェックポイントを一覧でご紹介します。
これらの確認でケーブルの抜けや緩みが見つかった場合は、しっかりと再接続することで映りが改善される可能性があります。
他にもケーブル部分は、断面が円を保った状態でないと、正常に電波を送信できないほか、内部断線のリスクも生じます。
ケーブルをコーナーなどで折り曲げる際は、「曲げ半径」にあわせて緩やかに曲げてください。また断線など破損したケーブルは新しいものに交換します。
原因3:BSアンテナの向きのズレ
BSアンテナは上記の通り、宇宙空間に浮かぶ静止衛星の方角に向けて、上下、左右ともミリ単位の精度で角度が調整されています。
そのため、台風や強風、積雪の重み、鳥がとまるなどのわずかな衝撃で、向きがわずかにズレてしまい、受信トラブルが起こることがあります。
以下は、BS/CSアンテナの角度ズレを引き起こす主な要因の一覧です。
アンテナの設置から年数が経っている場合や、悪天候の後に映らなくなった場合は、アンテナの向きがズレている可能性が高いと考えられます。
特に設置から年月が経ったBS/CSアンテナは、老朽化により角度のズレなどが生じやすくなっているため、角度の再調整としっかりした固定、場合によっては交換が必要になることもあります。
原因4:BSアンテナ本体・コンバーターの故障(寿命)
BS/CSアンテナも家電製品と同じように寿命があります。
特にBS/CSアンテナはわずかな角度の狂いにも弱く、屋外に設置されて風雨などの影響を受け続ける、またコンバーターという電子機器が付属することもあり、一般的に、その寿命は約 10 年から 15 年程度と言われています。
屋外の過酷な環境に設置されているテレビアンテナにとって、経年劣化は避けられない問題です。
特にBS/CSアンテナの場合、以下の部品の故障が映らなくなる原因となることがあります。
※上記はBS/CSアンテナの主な故障の要因になります。
BS/CSアンテナのコンバーターは、マンションやアパートなどに設置される共同受信用の大型モデルであれば、故障の際にコンバーターのみを交換することも可能です。ただ一般家庭用の45型(ディッシュの有効直径が45センチ)のモデルでは、コンバーターの交換費用とアンテナ本体の交換費用が大差ないため、コンバーターの故障は本体の寿命となり、アンテナごと交換することになります。
いずれにせよBS/CSアンテナの設置から10年以上が経過している場合は、トラブルの原因として、アンテナ本体や部品の寿命による故障も視野に入れる必要があります。
原因5:周辺環境の変化や悪天候
BS/CSアンテナ自体に問題がなくても、外部の要因によって12GHz帯の電波が遮られ、BS放送、CS放送が映らなくなることがあります。
これは、12GHz帯の電波が非常に直進性が高い性質を持つためです。
以下、12GHz帯の電波で受信障害が生じる主な要因です。
大雨や大雪のときだけ衛星放送の映りが悪くなる場合は、天候が回復すれば映り(受信状況)も自然に直ることがほとんどです。
しかし、周辺に新しい建物が建った後から映らなくなった場合は、BS/CSアンテナの設置場所を変更するなどの対処が必要になる可能性もあります。
業者を呼ぶ前に試せる!自分でできるBSアンテナ修理・対処法
BS放送が映らない原因の切り分けができたところで、アンテナの角度調整、交換などが必要な場合は「できれば自分で安く直したい」とお考えになる方もいるでしょう。
確かにBS/CSアンテナの場合、アンテナトラブルの症状によっては専門業者に依頼しなくても、ご自身で対処できる場合があります。
ただし、ご自分でDIYのアンテナ修理を行う場合、もっとも重要なのは「安全の確保」です。
屋根の上など高所での作業は、絶対に専門業者に任せるべきです。
この項目では、ご自分でBS/CSアンテナ修理の工事を行う方法について、ご自分の手が届く安全な範囲で、かつ専門的な工具がなくても試せる対処法に限定してご紹介します。
【安全第一】ベランダ・壁面など手が届く範囲でのアンテナ向き調整
もしお住まいのBS/CSアンテナがベランダの手すりや、脚立を使えば安全に手が届く壁面などに設置されている場合は、以下の手順で向きの調整を試みることができます。
DIY角度調整の手順と注意点 |
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1. 準備するもの – 10mmまたは11mmのスパナ(固定ボルト用) – スマートフォンの「BSコンパス」アプリまたは方位磁石 – テレビのアンテナレベル表示画面 – 簡易型アンテナレベルチェッカー(必須ではないがあれば非常に便利) |
2. 現在の向きの確認 – 作業を始める前に、現在のアンテナの向きをマジックなどでマーキングしておくと、元に戻しやすくなります。 – 東経110度にアンテナを向ける仰角、方位角は地域によって異なるため、あらかじめインターネット上の一覧表などで、お住まいの地域の仰角、方位角の目安を確認しておいてください。 |
3. アンテナの固定ボルトを少し緩める – アンテナの上下・左右の角度を固定しているボルトを、スパナで少しだけ緩めます。完全に緩めるとアンテナが落下する危険があるので注意してください。 – BS/CSアンテナの角度調整は、まず仰角(上下)を調整して仮固定し、次に方位角(左右)を調整する。そしてその後、あらためて仰角を微調整して固定する流れで行います。 |
4. アンテナレベルを確認しながら調整 – テレビの「アンテナレベル」を表示させ、家族に確認してもらいながら、アンテナの向きを上下、左右それぞれ別に1ミリずつ、非常にゆっくりと動かします。 – あらかじめ「BSコンパス」アプリでお住まいの地域を設定しておくと、画面上のコンパスで適切な方向を示してくれるため、角度調整の作業が簡単になります。 – BSアンテナは一般的に「南西」の方向を向いています。ただし、アンテナの上下、左右の角度を1ミリほど動かしてから、その受信状態がテレビのアンテナレベルに反映されるまでに、数秒程度のタイムラグがあるため、少し動かしてから数秒待ち、アンテナレベルを確認する地道な作業が必要です。 – 1,000円台で購入でき、ケーブル接続部につなぐ形式の簡易型アンテナレベルチェッカーがあれば、角度調整するその場で、調整に合わせて即座に電波レベルの変化を確認できるため非常に便利です。 |
5. レベル最大値で固定 – アンテナレベルがもっとも高くなった位置で、緩めた角度調整部のボルトをしっかりと締め直して固定します。 |
【最重要】注意事項 – 必ず二人以上で作業し、一人はテレビ(アンテナレベル)画面を確認する役割を担ってください。 – 少しでも危険を感じる場所での作業は絶対に行わないでください。 |
この作業は非常に繊細なため、根気が必要です。
「BSコンパス」をダウンロードしたスマートフォンと簡易型アンテナレベルチェッカーがあればある程度、作業は楽になります。ただ、どうしても作業がうまくいかない場合はご無理をなさらず、専門業者に依頼してください。
ケーブル・接続端子(F型接栓)の交換
屋外に出ているアンテナケーブルがひび割れていたり、テレビに接続する部分の金属端子(F型接栓)が錆びていたりする場合は、ケーブルを交換することで映りが改善することがあります。
ケーブル交換に必要な道具と手順 |
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1. 準備するもの – 新しいアンテナケーブル(BS対応のS-4C-FBやS-5C-FB規格) – F型接栓(ケーブルの太さに合ったもの) – カッターナイフ、ニッパー、ペンチ |
2. 古いケーブルの取り外し – テレビとアンテナから古いケーブルを丁寧に取り外します。 |
3. 新しいケーブルの加工 – ケーブルの先端をカッターで加工し、中心の銅線が見えるようにします。 – F型接栓を正しく取り付けます。詳しい加工方法は、製品の説明書やインターネットの動画などを参考にしてください。 |
4. 新しいケーブルの接続 – 加工したケーブルをアンテナとテレビ(または壁の端子)にしっかりと接続します。 |
ケーブルの加工には少しコツがいりますが、ホームセンターなどで必要な部材はすべて揃えることができます。また最初から先端にF型接栓などが設置されたケーブル製品もあるため、現場の条件に適した製品があれば、購入されるのもいいでしょう。
ちょっと待って!BSアンテナのDIY修理に潜む3つの重大リスク
BS/CSアンテナのトラブルについて、自分でDIYによって修理できれば、業者に依頼する工事費用を大きく抑えられるという魅力はありますが、その裏には見過ごすことのできない重大なリスクも潜んでいます。
安易なDIYが、かえって大きな損害や事故につながる可能性もゼロではありません。
専門業者への依頼を決める前に、以下に挙げるこれらのリスクをしっかりと理解しておいてください。
リスク1:高所作業による転落・感電の危険性
BSアンテナは多くの場合、障害物の影響を避けるため、屋根の上や壁面の高い位置に設置されています。
一般の方が十分な装備もなく、慣れない高所での作業を行うと、バランスを崩して転落するリスクが非常に高く、命に関わる重大な事故につながりかねません。
また、アンテナの近くに電力線が通っている場合や、BS/CSアンテナに給電している場合、電線や配線に誤って触れてしまうことで、感電する危険性もあります。
プロの工事作業員(アンテナ職人)は、法令に則った専門的な研修や訓練を受け、安全帯やヘルメットなど万全の保護具を着用して、二人以上の体制で作業に取り組んでいます。
これらの訓練や専門知識、装備が十分でない一般の方が、同じように安全を確保するのは極めて困難なことになります。
リスク2:不適切な作業による症状の悪化・家屋の損傷
専門的な知識がないままテレビアンテナやケーブルを触ると、不具合の症状がさらに悪化してしまうことがあります。例えば、強く締めすぎたボルトでアンテナの部品を破損させてしまったり、ケーブルの接続部を壊してしまったりするケースです。
また、屋根の上で作業中に瓦を割ってしまったり、壁に不要な傷をつけてしまったりと、家屋を損傷させるリスクもあります。
そうなると、アンテナ修理費とは別に、家屋の修繕費用まで発生してしまい、結果的にたいへん高額な出費につながるリスクもあります。
リスク3:修理が不完全で結局時間と費用を無駄にする
多くの時間をかけて原因を調べ、ホームセンターで部品を購入し、慣れない作業をしたにもかかわらず、結局テレビが映らないまま、というケースも少なくありません。
原因の特定が間違っていたり、修理作業が不完全だったりすると、費やした時間と労力、部品代がすべて無駄になってしまいます。
最終的に専門業者に依頼することになれば、二度手間になるだけでなく、テレビを見られない不便な期間が長引くだけです。
早急かつ確実な修理を求めるのであれば、最初からプロに診断してもらうことが、効率的な選択肢のひとつと言えるでしょう。
BSアンテナ修理・交換の費用相場はいくら?症状別に料金を解説
BSアンテナトラブルにおけるDIY修理のリスクを考えると、専門業者への依頼がもっとも安全で確実な方法です。
しかし、そこでお客様にとってもっとも気になるポイントが「一体いくらかかるのか?」という費用面ではないでしょうか。
この項目では、BSアンテナの修理・交換にかかる費用相場を、作業内容別にご紹介します。
料金の内訳には、一般的に「作業費」「部品代」「出張費」などが含まれます。先ずは以下の一覧をご確認ください。
※上記の費用はあくまで目安です。アンテナの設置場所(屋根上、壁面など)や建物の構造、使用する部材によって料金は変動します。
向き調整の費用相場:5,000円~15,000円
アンテナ本体や部品に故障がなく、向きのズレだけが原因の場合は、比較的、安価な費用で修理が可能です。ただ作業員が高所での作業を行う必要があるか、特殊な工具が必要かなど、現場の状況によって料金が変動します。
ベランダ設置など作業しやすい場所のBS/CSアンテナであれば、相場でもほぼ下限に近い金額で済むことが多くなります。
アンテナ本体・部品の交換費用相場:15,000円~40,000円
BS/CSアンテナの寿命や物理的な破損により、本体ごと交換する場合は、新しいアンテナの部品代が加わるため費用が高くなります。
現在主流の4K8K放送に対応したアンテナに交換する場合は、ケーブル配線部やブースター、分配器などの交換も必要になるケースがあるため、旧式の2K専用アンテナよりも部品代が高価になる傾向があります。
またアンテナ交換に当たっては、多くの場合、古いアンテナの撤去・処分費用が発生するため、見積もり時に確認してください。
修理費用を賢く抑える!火災保険の活用と相見積もりのコツ
急なアンテナトラブルでアンテナ修理・交換を専門業者に依頼するとなると、想定外の出費になり、少しでも費用を抑えたいと考えるのは、お客様にとっては当然のことです。
ここでは、知っているだけで修理費用を賢く節約できる可能性がある「火災保険」の活用と、適正価格で依頼するための「相見積もり」のコツについて解説します。
【適用条件あり】自然災害による故障は火災保険で修理できる可能性
台風、強風、豪雪、落雷、雹(ひょう)などの自然災害が原因でアンテナが倒壊、破損した場合は、ご加入の火災保険が適用できる可能性があります。
火災保険は火事だけでなく、風災や雪災などの損害も補償の対象にしていることが多いためです。また多くの場合、自然災害だけでなく、近隣の爆発や落下物など、想定外の事故・事件でのアンテナ破損にも火災保険が適用できます。
ただし、アンテナの経年劣化による故障は、火災保険の対象外となるため注意が必要です。
以下、アンテナ修理に火災保険を適用するための一般的なステップをご紹介します。
アンテナ修理に火災保険が適用されるかどうかは、契約内容によって異なります。
まずはご自身の保険証券をご確認の上、保険会社に問い合わせてみてください。
例えばアンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」では、アンテナ修理に火災保険を適用したいお客様に対しては、火災保険の専門知識を持つ専属スタッフによる万全のサポート体制を整えています。
具体的には、アンテナ修理の工事に並行して、修理報告書や修理前後の写真など、保険申請に必要な書類をすべてあさひアンテナ側で準備します。
さらにお客様がご自身で行う必要のある保険申請書類の作成、保険会社との交渉についても、ご不明点については専門スタッフがサポートを行うため、お客様は戸惑われることなく、安心して火災保険の申請を進めることができます。
悪徳業者を回避!複数社から相見積もりを取るのが鉄則
テレビアンテナ修理を依頼する際は必ず、最低でも2〜3 社のアンテナ工事業者から見積もりを取る「相見積もり」を行ってください。1社だけの見積もりでは、その金額が適正価格なのか判断できず、質の低い業者に当たってしまえば高額な請求をされてしまうリスクがあります。
複数社から相見積もりを取ることで、料金やサービス内容を客観的に比較でき、おすすめのテレビアンテナ工事業者ともいえる、納得のいく業者を選ぶことができます。また相見積もりに対応できる時点で、その業者が自社の施工技術や、適正な見積もり価格について、他業者に負けない自信を持っている証と言えます。
以下、相見積もりを行う際のチェックポイントを、チェックシートの形式でご紹介します。
これらのポイントを比較検討し、料金だけでなく、施工品質や保証期間などの総合的なコストパフォーマンスが高く、もっとも信頼できると感じた業者に依頼することが、後悔しないための鍵となります。
【プロが解説】失敗しないBSアンテナ修理業者の選び方5つのポイント
「相見積もりの重要さは分かったけど、そもそもどんな業者に声をかければいいの?」
そのようなお客様の疑問にお答えするため、この項目では、現場経験豊富なプロのアンテナ職人からのお話として、ご自分で信頼できるテレビアンテナ工事業者を見極めるための「5つのポイント」を解説します。
以下の一覧にある基準を満たしている業者であれば、安心して修理を任せられる可能性が高くなります。このポイントは、新築のテレビアンテナ取り付け工事などにも該当します。
信頼できる業者選びの5つのポイント |
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1. 実績が豊富で、口コミ評価が高いか 年間の施工件数が多く、口コミサイトやSNSなどでも、実際の利用者からの評判が良く、口コミへの対応も丁寧な業者は信頼できます。 |
2. 完全自社施工であるか 下請け業者を使わず、自社の教育を受け、現場経験を重ねたスタッフが施工することで、品質が安定し、余計な中間マージンも発生しません。 |
3. 明朗会計で見積もり後の追加料金がないか 事前に料金体系が明確で、見積もり内容について丁寧に説明してくれる業者は安心できます。 |
4. 長期的な保証とアフターサービスがあるか 工事後のトラブルにも責任を持って対応してくれる、長期保証が付いている業者を選んでください。 |
5. 問い合わせへの対応が迅速で丁寧か 専門のスタッフが常駐し、電話やメール、LINEなどで親身に相談に乗ってくれる業者は信頼できます。 |
これらのポイントを踏まえ、関東・関西エリアで圧倒的な実績を誇る「あさひアンテナ」がなぜ選ばれるのか、その理由を次の章で詳しくご紹介します。
【独自情報】年間6,000件超の実績!「あさひアンテナ」が選ばれる理由
「あさひアンテナ」は、本記事のために貴重なお話を伺ったベテランのアンテナ職人が所属するアンテナ工事の専門業者であり、年間 6,000 件以上の豊富な施工実績を誇っています。
お客様からの信頼の証として、顧客満足度調査では5年連続で No.1 を獲得しています。
この実績とお客様からの評価が、あさひアンテナ最大の強みといえます。
以下、あさひアンテナの強みともいえる主要なサービスについてご紹介します。
「あさひアンテナ」のサービス概要 |
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圧倒的な実績と技術力 – 年間施工実績 6,000 件以上。 – 顧客満足度 5年連続No.1。 – 経験豊富なスタッフによる 完全自社施工。 – デザインアンテナや屋根裏設置など高難易度の工事にも対応。 |
お客様に寄り添う安心の料金体系 – 現地調査と見積もりは出張費、キャンセル料など含めて 完全無料。 – 原則、見積もり後の 追加料金なし。 – 他社との 相見積もり歓迎。 – 自然災害に備える 火災保険申請サポート。 – 工事をお急ぎの方には 即日工事 にも対応可能。 |
充実の保証とサポート体制 – 業界最長クラスの 10年保証。 – 専門スタッフが 9 時~ 21 時まで常駐。 – 電話・メール・LINE で気軽に相談可能。 |
高品質へのこだわり – DXアンテナやマスプロ電工など 国産大手メーカーの部材 を使用。 – 関東・関西エリアに特化した 地域密着型サービス。 |
あさひアンテナは、ただテレビアンテナを修理・設置するだけの業者ではありません。
お客様が長期にわたって安心してテレビを楽しめるよう、技術力、料金、保証、サポートのすべてにおいて、最高水準のサービスを提供することをお約束しています。
まとめ:BSアンテナの不調は原因を正しく見極めて、最適な対処法を選ぼう
この記事では、急なBSアンテナのトラブルに見舞われた際の、原因の特定方法から自分でできる対処法、修理費用の相場、そして信頼できる業者の選び方までを詳しく解説してきました。
最後に、BS/CSトラブル解決までの重要なステップを3つにまとめます。
BSアンテナトラブル解決の3ステップ |
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Step 1:まずは自分で原因をチェック テレビのエラーコードを確認し、設定ミスやB-CASカード、ケーブルの抜けのチェック、テレビの再起動など、簡単に直せる部分から確認してみてください。 |
Step 2:危険な作業は無理せずプロに依頼 屋根の上など高所での作業は非常に危険です。安全が確保できない場合や、作業に自信を持てない場合は、迷わず専門業者に相談してください。 |
Step 3:費用が不安なら保険と相見積もりを活用 自然災害や事故が原因なら火災保険の適用が可能か確認してください。また、必ず複数社から見積もりを取り、料金とサービス内容を比較して、納得のいく業者を選んでください。 |
BSアンテナの不調は、原因を正しく見極め、ご自身の状況に合った最適な対処法を選ぶことが、迅速で確実な解決への近道です。
もし関西・関東にお住まいの方で、アンテナトラブルの原因が分からなかったり、ご自身での対処に不安を感じたりした場合は、どうぞお気軽に「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、またはメールフォーム、LINEアカウントまでご相談ください。
経験豊富な専門スタッフが、お客様のBS/CSアンテナの状況を丁寧にお伺いし、最適な解決策をご提案いたします。
現地調査・お見積もりは完全無料ですので、アンテナの修理だけでなく、新規取り付けなどでお困りの際には、まずはご相談だけでもお寄せください。